JP3231459U - 樹脂コーティングした車両の荷台面あるいは覆工板 - Google Patents

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康雄 東国
康雄 東国
高橋 誠一郎
誠一郎 高橋
繁昭 中尾
繁昭 中尾
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株式会社東旺
新光重機株式会社
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Abstract

【課題】車両金属床面あるいは覆工板への剥離のおそれのない、樹脂コーティングした車両の荷台面あるいは覆工板を提供する。【解決手段】車両金属床面あるいは覆工板1の上面に、孔等の多数の孔5、空所あるいは多数の凹凸を有する下地金属材2を重ね、適宜箇所を固定し、その上に、プライマー6を塗布した後に、熱硬化性の樹脂4をコーティングして空所等に浸入させて、樹脂と金属材を一体化させた。【選択図】図1

Description

本考案は、樹脂コーティングした車両の荷台面あるいは覆工板に関するものである。
建築現場で使用される覆工板あるいは運搬車両の荷台等は、耐摩耗、防蝕、強度強化、保護等のために樹脂コーティングされている。
樹脂コーティングは、まず、木材あるいは金属の表面を研磨し、脱脂処理し、プライマーを塗布して接着性を高めた後に、このプライマー層に、エポキシ等の樹脂を塗布している。
特開2010−241400号公報
従来の樹脂コーティングでは、施工対象面の木材や金属板と塗布する樹脂とは一見接着している外観を呈するが、両者の熱膨張係数の相違、および木材や金属板と樹脂との弾性係数の相違から、温冷の繰り替えされる気候条件下で長期的には両者間の剥離が生じやすい。また樹脂硬化後の熱収縮による剥離が生じることも問題となっている。
また、特に金属板の上に樹脂が塗布されている場合は、ピンポイントに衝撃が加わる場合、金属と樹脂の弾性係数の違いから、その衝撃の加わった部分の剥離が起こりやすい。
そこで、本考案は、樹脂の塗布を行う対象金属板の上に、多数の孔を有する下地金属材を重ねて配置して固定し、その上にポリウレア樹脂等からなるコーティング層を塗布することによって、樹脂コーティング層の剥離や、すべりを防止できるようにした。
上に重ねる別の下地金属材としては、適宜必要な空隙率を有するものを採択できる。孔の空いたパンチングメタル、網目模様のエクスパンドメタル、凹凸を有する金属板、異形鉄筋バー等が挙げられる。
下地金属材の施工対象金属板への固定方法としては、溶接、アンカー止め、リベット締め、外周を同時に固定するアンカー止め等が挙げられる。
塗布する樹脂としては、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ウレアウレタン樹脂、ポリウレア樹脂等が挙げられる。
本考案は、樹脂の塗布を行う対象金属板の上に、多数の孔を有する別の下地金属材を重ねて固定し、その上にプライマーを塗布してから、ポリウレア樹脂等からなるコーティング層を塗布することで、樹脂コーティング層と塗布対象の金属床面間との接着性が強力となり、さらに樹脂が下地金属材の空隙内に浸入するので樹脂の剥離がなくなる。
ピンポイントで衝撃を受けても、樹脂が異形下地金属材の孔の中に浸入し一体化しているので、衝撃は点で受けるのではなくはなく一体化されたコーティング層の一定幅の面で受けるようになり、衝撃が弱められ剥離のおそれがなくなる。
従来は、接着力を強めるために、施工面の表面をサンディング、ブラスト等により研磨して表面の凹凸をならす不陸処理、それから接着性を良好にするための脱脂処理、さらには金属専用のプライマーを塗布して接着性を高める必要があったが、本考案によれば、施工金属面にさらに下地金属材を、溶接、アンカー止め、リベット等の物理的処理により固定するので、従来行われていたような下地処理、不陸処理の必要がなくなり作業手間が大幅に減少でき、また樹脂との一体化が強固なものとできる。
本考案の金属板への樹脂の塗布の実施形態を示す斜視図。 本考案で使用する下地金属材の例を示す図。 本考案の樹脂コーティングした金属板
次に、本考案の実施の形態を図面に示す実施例に従って説明する。
本考案の施工手順は、まず施工対象となる車両金属床面1あるいは覆工板上に、下地金属材2を重ねて載置し、溶接、アンカー止め、リベット等の固定具3により適宜箇所を固定する。
この下地金属材2としては、図2に示すような、一定の空隙率を有する孔の空いたパンチングメタルa、網目模様に空隙を有するエクスパンドメタルb、凹凸を有する異形金属板c、表面に凹凸、節あるいはコイル状のねじりを有する異形鉄筋棒d等が挙げられる。
前記下地金属材2の上に、ウレタン系あるいはエポキシ系のプライマー6を塗布してから、熱硬化性のエポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ウレアウレタン樹脂、ポリウレア樹脂4等を塗布、スパッタリング、真空蒸着法等でコーティングする。
これらの樹脂4は、下地金属材2に開けられた孔5、凹部、あるいは異形鉄筋棒が間隔を有して配置された各空隙内に浸入し、下地金属材2と一体化するので堅固な接着が保証され、まったく剥離等のおそれがない樹脂コーティング施工が行える。
塗布された樹脂コーティング層4は、下地材の孔5あるいは間隙に入り込むので、接着は平面だけでなく孔内壁にもおよび接着面積が増大し、さらに樹脂が収縮する場合には、異形金属板の孔に圧着するのでより接着性が増大し剥離のおそれが全くなくなる。
さらにまた、接着性の増大により下地金属材2と樹脂コーティング層4が一体化しているので衝撃に対しても剥離のおそれがなくなる。
1 施工対象(金属床面、覆工板)
2 下地金属材(a〜d)
3 固定具
4 樹脂
5 孔、間隙
6 プライマー

Claims (2)

  1. 孔等の多数の空所あるいは多数の凹凸を有する異形金属板、表面に凹凸、節あるいはコイル状のねじりを有する異形鉄筋棒である下地金属材2の上に、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ウレアウレタン樹脂、ポリウレア樹脂等の樹脂コーティング材を、塗布、スパッタリング、真空蒸着等でコーティングし、
    これらの樹脂4を、下地金属材2の表面に積層させるとともに、下地金属材2の空所、凹所あるいは間隙に浸入させ、下地金属材2と一体化させ、
    前記下地金属材を固定してなる樹脂コーティングした車両の荷台面あるいは覆工板。
  2. 下地金属材が、一定の空隙率を有する孔の空いたパンチングメタル、網目模様に空隙を有するエクスパンドメタル、凹凸を有する異形金属板、表面に凹凸、節あるいはコイル状のねじりを有する異形鉄筋棒であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂コーティングした車両の荷台面あるいは覆工板。
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