JP3231185U - ウェアラブル扇風装置 - Google Patents

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彭博鋒
簡徳栄
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湯錦宗
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Abstract

【課題】体積、重さ及び電力消費を保ちつつ、扇風機の風量及び風速を増やすウェアラブル扇風装置を提供する。【解決手段】ウェアラブル扇風装置は、ベース1と、ベース1の片側に対して回転して接続され、且つ回転軸線はベース1の表面に垂直である風車2と、ベース1の他側に設けられ、風車2に接続される動力機構と、導風板3であって、風車2の軸方向の周りを回ってベース1の片側に設けられ、且つ一方の側縁がベース1に封止して接続され、表面と風車2の外縁との間にギャップを有し、ギャップの幅は風車2の回転方向に従って漸増して風路が形成され、導風板3に風路に連通する吹出口が設けられる導風板3と、ベース1に対して可動に設けられ、且つ導風板3のベース1から離れる側縁に封止して接続され、表面には風車2と同心になる吸込口が設けられるエンドカバーとを含む。ウェアラブル扇風装置は、風車2のサイズとモーターの仕事率が増えずに、吹出量が増加し風速が増える効果が得られる。【選択図】図3

Description

本考案は、扇風機の技術分野に属し、より詳しく言えば、ウェアラブル扇風装置に関する。
室外の暑い環境にいる人や事務室の蒸し暑さに耐えられない人では、暑さがもたらす不快感を解消するために、ウェアラブル扇風装置などのポータブルな冷却装置を身に付ける者が増えている。ウェアラブル扇風装置は携帯しやすく、重さが軽く、体積が小さく、風量が風車又はブレードのサイズとモーターの仕事率と直接的に関係する。ウェアラブル扇風装置の風量及び風速を高めるために、風車のブレードのサイズを増やし、モーターの仕事率を高めて回転数を上げることが一般的である。しかし、風車のブレードのサイズが増えるとウェアラブル扇風装置の体積と重さが増加し、モーターの仕事率が上がるとウェアラブル扇風装置のノイズ、振動が増大し、電力消費が増える。
本考案は、従来のウェアラブル扇風装置の体積、重さ及び電力消費を保ちつつ、扇風機の風量及び風速を増やすために、ウェアラブル扇風装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本考案の技術的解決手段は以下のとおりである。
ベースと、前記ベースの片側に対して回転して接続され、且つ回転軸線は前記ベースの表面に垂直である風車と、前記ベースの他側に設けられ、前記風車に接続される動力機構と、導風板であって、前記風車の軸方向の周りを回って前記ベースの片側に設けられ、且つ一方の側縁が前記ベースに封止して接続され、表面と前記風車の外縁との間にギャップを有し、前記ギャップの幅は前記風車の回転方向に従って漸増して風路が形成され、前記導風板には前記風路に連通する吹出口が設けられる導風板と、前記ベースに対して可動に設けられ、且つ前記導風板の前記ベースから離れる側縁に封止して接続され、表面には前記風車と同心になる吸込口が設けられるエンドカバーとを含むウェアラブル扇風装置を提供する。
本願の一実施例では、前記エンドカバーのエッジの周方向に垂直に設けられるサイドシールプレートをさらに含み、前記導風板は前記サイドシールプレート内に位置し、前記サイドシールプレートの前記吹出口に対応する場所に吹き口が設けられ、且つ前記吹き口の向きは調節可能である。
本願の一実施例では、前記サイドシールプレートの内面の周方向に複数の導風溝が設けられる。
本願の一実施例では、前記サイドシールプレートは前記ベースに係止される。
本願の一実施例では、前記ベースの周方向に等間隔で複数の引止部が設けられ、前記サイドシールプレートには複数の前記引止部と一対一で対応する複数の係止溝が設けられる。
本願の一実施例では、前記吹き口に第1保護構造が設けられる。
本願の一実施例では、前記吹き口には吹出方向を調節するための風向調節構造が設けられる。
本願の一実施例では、前記風向調節構造は平行に設けられる複数の羽板を含み、複数の前記羽板はいずれも両端が前記サイドシールプレートに対して回転して接続される。
本願の一実施例では、前記吸込口に第2保護構造が設けられる。
本願の一実施例では、前記導風板の吹出口の両側にいずれも前記吹出口での吹出方向をガイドするためのガイド構造が設けられる。
本考案のウェアラブル扇風装置の有益な効果は次のとおりである。
従来技術と比べて、本考案のウェアラブル扇風装置は、導風板は風車の周りを回って設けられ、風車のエッジとのギャップによって風路が形成され、動力機構が風車を連れて回転させると、空気がエンドカバーの表面の吸込口から風車の遠心力によって駆動された後、気流を形成して風車のエッジから吹き出され、吹き出された気流が導風板と風車のエッジとの間の風路に集まって風車の回転方向に従って運動する。導風板の風車のエッジとのギャップが風車の回転方向に従って漸増するため、気流の流動方向において、風路の幅が漸次増加し、風路内の空気量が増加し、且つ風車が風路内の気流を加速し増圧させ、吹出口から空気を排出する。吹出口から排出された気流は流量が大きく流速が速いため、風車のサイズとモーターの仕事率が増えずに、吹出量が増加し風速が増える効果を得る。エンドカバーはベースに対して可動に設けられ、ベースから取り外しやすいため、風車の清掃とメインテナンスに役立つ。
次に、本考案の実施例に係る技術的解決手段を一層明瞭に説明するために、従来技術又は実施例の説明に用いる図面を簡単に説明する。なお、次の説明に係る図面は本考案のいくつかの実施例を示すものに過ぎず、当業者が新規性のある作業をすることなく、これらの図面から他の図面を得ることができる。
図1は本考案の実施例に係るウェアラブル扇風装置の構造模式図である。 図2は本考案の実施例に係るウェアラブル扇風装置の分解構造模式図である。 図3は本考案の実施例に係るウェアラブル扇風装置の内部構造模式図である。 図4はエンドカバーの構造模式図である。
次に、本考案が解決しようとする課題、技術的解決手段及び有益な効果が一層明瞭になるよう、実施例及び図面を参照して、本考案の一層詳細な説明を行う。なお、ここで説明するいくつかの実施例は本考案の限定にならず、その説明のためのものに過ぎない。
図1から図3を参照して、本考案のウェアラブル扇風装置を説明する。ウェアラブル扇風装置はベース1と、風車2と、動力機構と、導風板3と、エンドカバー4とを含む。ベース1に対して、風車2はベース1の片側に設けられ、且つ回転軸線はベース1の表面に垂直であり、動力機構はベース1の他側に設けられ、且つ風車2の回転中心(中心軸)に接続され、動力機構は風車2を連れて軸の周りを回って回転させる。
導風板3はベース1の風車2を備える側に設けられ、且つ風車2の周りを回って略環状の構造に構成され、導風板3の内側の表面と風車2のエッジとの間にギャップが設けられ、当該ギャップは気流が風車2の内部から流出した後の風路であり、導風板3の首端と尾端との間に間隔が設けられ、風路の吹出口とされる。
導風板3の一方の側縁は液状シールによってベース1に封止して接続され、他方の側縁には液状シールによってエンドカバー4が封止して接続され、導風板3の内部の気密性が確保され、風車2はエンドカバー4、ベース1及び導風板3が包囲して形成された実質的な閉鎖空間に閉じ込められるため、風車2が吹き出す気流にはある程度の圧力が確保され、風路の吹出口から一定の風速の気流が吹き出される。エンドカバー4はベース1に対して可動に接続され、即ちエンドカバー4をベース1から取り外すことができ、風車2の清掃又はメインテナンスをしたい時には、エンドカバー4をベース1から取り外せばよい。
風車2は遠心式であり、風車2が回転すると、風車2の内部の空気は速いスピードで振り出されるため、風車2の内部に空気を供給する必要がある。エンドカバー4の風車2に対応する場所に吸込口42が設けられ、吸込口42を風車2と同心に設けることで、空気がスムーズに風車2の内部に入ることができる。
風車2の回転方向において、導風板3の風車2のエッジとのギャップが漸増し、即ち風路の横断面が漸次大きくなるために、風路に入る空気がますます多くなり、風車2の遠心力が駆動することで、気流が風路内に圧力を受け、流速が増加するため、吹出口から排出される空気は流量が大きく、流速が速く、強風になる。
従来技術と比べて、本考案のウェアラブル扇風装置は、導風板3は風車2の周りを回って設けられ、風車2のエッジとのギャップによって風路が形成され、動力機構が風車2を連れて回転させると、空気がエンドカバー4の表面の吸込口42から風車2の遠心力によって駆動された後、気流を形成して風車2のエッジから吹き出され、吹き出された気流が導風板3と風車2のエッジとの間の風路内に集まって風車2の回転方に従って運動する。導風板3の風車2のエッジとのギャップが風車2の回転方向に従って漸増するため、気流の流動方向において、風路の幅が漸次増加し、風路内の空気量が増加し、且つ風車2が風路内の気流を加速し増圧させ、吹出口から空気を排出する。吹出口から排出された気流は流量が大きく流速が速いため、風車2のサイズとモーターの仕事率が増えずに、吹出量が増加し風速が増える効果を得る。
本考案のウェアラブル扇風装置は、吸込口42は衣類の外側を向き、吹出口は人体を向くように衣類に設置されてもよく、吹出口は頭部に向き合うように帽子に設けられてもよい。又は、ゴムバンド等の補助装置によって肘、手腕等に固定されてもよく、ロープの両端に付け、首に掛けてもよく、いずれも携帯しやすく利用できる。
ベース1には、風車2と動力機構を接続させ、動力機構の動力を風車2に伝達するために接続軸12が貫設される。
風車2のベース1に近い端面には、風車2の内部を封鎖して、風車2の内部に入る空気の全てが風車2の遠心力によって振り出されるように端板21が設けられる。
本考案の実施例の一実施形態では、図2及び図4が参照されるとおり、エンドカバー4は円形のカバープレートとして設けられ、エンドカバー4のエッジの周方向にサイドシールプレート41が設けられ、サイドシールプレート41はエンドカバー4に垂直に設けられ、サイドシールプレート41とエンドカバー4によって帽子状の構造が形成され、風車2及び導風板3はその内部に収容される。サイドシールプレート41に吹き口411が設けられ、風路内の気流は吹出口から吹き出された後、導風板3とサイドシールプレート41との間にギャップに入り、強風となって吹き口411から吹き出される。エンドカバー4を回転させてエンドカバー4の位置を調整することで、吹き口411の向きを調節することができ、吹き口411の向きを調整した後、エンドカバー4をベース1に取り付ける。
本考案のウェアラブル扇風装置の一実施形態では、図4が参照されるとおり、サイドシールプレート41の内面の周方向に複数の導風溝414が設けられ、エンドカバー4がベース1に接続されると、サイドシールプレート41の内面と導風板3との間にギャップを有し、サイドシールプレート41の吹き口411が風路の吹出口に向き合うと、気流が風路の吹出口から吹き出された後、ほとんどが吹き口から吹き出され、少量の一部がサイドシールプレート41と導風板3との間のギャップに入って、ギャップ内に流動する。導風溝414を設けると、ギャップ内に流動する空気が導風溝414に沿って流動し、最後に吹き口411から吹き出され、吹き口411の吹出風量が増える。
エンドカバー4を回転させることで、吹き口411の向きを調節することができ、吹き口411が風路の吹出口とずれると、吹出口から吹き出された気流が、サイドシールプレート41と導風板3との間のギャップに入って、導風溝414に沿って流動し、最後に吹き口411から吹き出され、吹出方向が調整されるとともに、風量は減らない。
本考案の実施例の一実施形態では、図2及び図4が参照されるとおり、サイドシールプレート41はベース1に係止される。具体的には、ベース1の周方向に間隔を開けて複数の引止部11が設けられ、サイドシールプレート41の内壁の周方向には引止部11と一対一で対応する係止溝413が設けられる。引止部11の一端はベース1に接続され、他端は外側に突出し、引止部11は一定の弾性を有する。エンドカバー4をベース1に接続させる時は、引止部11の他端が外側に突出するため、サイドシールプレート41が引止部11を内側に押し付け、引止部11がサイドシールプレート41の内壁に密着され、引止部11の外側に突出する部分がサイドシールプレート41の係止溝413に向き合うと、引止部11が係止溝413に嵌まり、サイドシールプレート41がベース1に接続される。
本実施例では、係止溝413の左側及び右側は円弧面又は斜面として設けられ、エンドカバー4をベース1から分離する場合は、エンドカバー4の中心軸の周りを回ってエンドカバー4を回転させて、引止部11が係止溝413の両側の円弧面又は斜面に沿って摺動して係止溝413から離脱すると、ベース1とエンドカバー4が分離する。
本考案の実施例の一実施形態では、図2が参照されるとおり、サイドシールプレート41の吹き口411には、指が吹き口411から風路に入って、高速回転中の風車2と接触して傷つけられること、及び、異物が吹き口411から風路に入って風車2を損壊することを防ぐために、第1保護構造が設けられる。
本考案の実施例の一実施形態では、図1及び図2が参照されるとおり、サイドシールプレート41の吹き口411には風向を調節するための風向調節構造が設けられる。具体的には、風向調節構造は平行に設けられる複数の羽板412を含み、ルーバーのような構造に形成される。各羽板412の両端にはいずれも円柱形のインサートが設けられ、吹き口411の両側に羽板412に対応する場所にはスロットが設けられ、羽板412のインサートをスロットに挿入した後、羽板412はインサートの周りを回って回転することができ、羽板412の角度を調整することで、吹き口411での吹出方向を調整する。
本考案の実施例の一実施形態では、図1及び図2が参照されるとおり、エンドカバー4の吸込口42には、指が吸込口42から風車2の内部に入って傷つけられること、及び、異物が吸込口42から風車2に入って風車2を損傷することを防ぐために、第2保護構造43が設けられる。本考案のウェアラブル扇風装置の一実施形態では、図3が参照されるとおり、導風板3の首端及び尾端にいずれもガイド構造が設けられ、即ち吹出口の両側にガイド構造が設けられ、風路内の空気が風路に沿って流動して強い気流を形成し、気流が吹出口に衝撃すると乱流が生じやすいため、吹出効果が悪くなるが、ガイド構造は円弧状の構造であり、気流をガイドする効果があり、吹出方向をガイドすることで、吹出口から吹き出される気流の安定性が確保される。
本考案の実施例の一実施形態では、導風板3の幅は風車2の厚さより大きく、ベース1とエンドカバー4が風車2の回転に支障をきたさない。
上述した内容が本考案の限定にならず、その好ましい実施例に過ぎない。本考案の趣旨を超えることなくなされた変更や、同等な差し替え、改良等は、いずれも本考案の保護範囲に含まれる。
1...ベース、11...引止部、12...接続軸、2...風車、21...端板、3...導風板、4...エンドカバー、41...サイドシールプレート、411...吹き口、412...羽板、413...係止溝、414...導風溝、42...吸込口、43...第2保護構造。

Claims (10)

  1. ベースと、
    前記ベースの片側に対して回転して接続され、且つ回転軸線は前記ベースの表面に垂直である風車と、
    前記ベースの他側に設けられ、前記風車に接続される動力機構と、
    導風板であって、前記風車の軸方向の周りを回って前記ベースの片側に設けられ、且つ一方の側縁が前記ベースに封止して接続され、表面と前記風車の外縁との間にギャップを有し、前記ギャップの幅は前記風車の回転方向に従って漸増して風路が形成され、前記導風板には前記風路に連通する吹出口が設けられる導風板と、
    前記ベースに対して可動に設けられ、且つ前記導風板の前記ベースから離れる側縁に封止して接続され、表面には前記風車と同心になる吸込口が設けられるエンドカバーとを含むことを特徴とするウェアラブル扇風装置。
  2. 前記エンドカバーのエッジの周方向に垂直に設けられるサイドシールプレートをさらに含み、前記導風板は前記サイドシールプレート内に位置し、前記サイドシールプレートの前記吹出口に対応する場所に吹き口が設けられ、且つ前記吹き口の向きは調節可能であることを特徴とする請求項1に記載のウェアラブル扇風装置。
  3. 前記サイドシールプレートの内面の周方向に複数の導風溝が設けられることを特徴とする請求項2に記載のウェアラブル扇風装置。
  4. 前記サイドシールプレートは前記ベースに係止されることを特徴とする請求項2に記載のウェアラブル扇風装置。
  5. 前記ベースの周方向に等間隔で複数の引止部が設けられ、前記サイドシールプレートには複数の前記引止部と一対一で対応する複数の係止溝が設けられることを特徴とする請求項4に記載のウェアラブル扇風装置。
  6. 前記吹き口に第1保護構造が設けられることを特徴とする請求項2に記載のウェアラブル扇風装置。
  7. 前記吹き口には吹出方向を調節するための風向調節構造が設けられることを特徴とする請求項2に記載のウェアラブル扇風装置。
  8. 前記風向調節構造は平行に設けられる複数の羽板を含み、複数の前記羽板はいずれも両端が前記サイドシールプレートに対して回転して接続されることを特徴とする請求項7に記載のウェアラブル扇風装置。
  9. 前記吸込口に第2保護構造が設けられることを特徴とする請求項1に記載のウェアラブル扇風装置。
  10. 前記導風板の吹出口の両側にいずれも前記吹出口での吹出方向をガイドするためのガイド構造が設けられることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のウェアラブル扇風装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115653922A (zh) * 2022-11-30 2023-01-31 广东大程低碳科技有限公司 一种可调出风口的永磁风机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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