JP3230925U - ボトル商品貼付用popシール - Google Patents

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Abstract

【課題】各種飲料のボトル商品に既に接着されている紙基材のラベル表面上にも再剥離可能に貼着保持できるボトル商品貼付用POPシールを提供する。【解決手段】予め定められた外形のシール本体4が剥離ライナー5上に配置されている、ボトル商品貼付用POPシール1であって、シール本体は、表面に商品広告が印刷される及び/又は手書きされる表面紙基材2と、表面紙基材の裏面側に塗布された粘着剤3とが積層されており、粘着剤は、シール本体を、ボトル100に接着されている既存の紙基材に対して再剥離可能に貼着して保持させる弱粘着剤とした。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば、洋酒、日本酒をはじめとした各種飲料のボトル商品に貼付される店頭広告用のPOPシールに関し、詳しくは、ボトルに既に接着されている紙基材のラベル表面上にも再剥離可能に貼着保持することができ、手軽に商品に関する情報やアピールポイントを広告できるボトル商品貼付用POPシールに関するものである。
現在、国内の酒類売り場では、輸入品の洋酒、特にワインは定番以外の多種多様な商品が販売されている。しかしながら、その胴ラベルに標記されている商品名や品種、産地等の情報は外国語で記載されており、商品が判別し難い。また輸入品に限らず、国産品でも、表の胴ラベルの標記だけでは特徴をつかみ難いのは同様であり、さらに裏ラベルを見ても、そこに小さい文字で記載されている詳細な情報は、商品選択の基準となる自身の好みに合致するかどうか比較できるような感覚的な特徴を読み取れるものでもない。これは、ワイン以外のビールや焼酎、日本酒、あるいはミネラルウォーターやジュース等の様々なボトル入りの飲料商品でも同様である。
このように、商品のボトル本体に接着されているラベルの表記のみからは、その商品の特徴が一目で捉え難い場合、店舗側は、その商品の最大の特徴がわかりやすく目につくような表記や、また消費者の購買意欲をかきたてるような宣伝表記を印刷したり手書きした店頭広告、いわゆるPOP(Point of purchase)広告を陳列棚に載置している。
POP広告自体は、POPカードを立て掛け式やクリップ式等のスタンドを利用して商品と並べて立てて配置するのが一般的である。しかし、その配置のための場所をとってしまうため、限られたスペースで陳列できる商品の種類や本数が制限され、結果的に販売の機会損失の原因とも成り得る。さらに、設置位置が狭いと位置がずれたり倒れたりして隣接商品との混同など、広告効果が損なわれる恐れもある。
一方、商品毎に個別に接着されるPOPラベルが開発されており、実際に広く利用されている。これらは、化粧品や洗剤等のボトルやチューブの先端に接着されるものであり、部分的にラベルの裏面に接着剤が塗付されていない部分、あるいは部分的に粘着剤表面に粘着効果を失効させる成分を塗布するいわゆる糊ごろし部分を形成し、この非粘着領域を商品から突出させてアイキャッチPOPとして使用するものである(例えば、特許文献1,2を参照。)。このタイプのPOPラベルは、別の設置スペースを必要とせず、商品の混同も生じない。
特開2017−167246号公報 特開2012−173673号公報
しかしながら、従来の商品毎に部分的に突出させて接着されるアイキャッチPOPラベルは、大量生産品を対象とし、且つ同一表記のラベルが出荷時に全商品に接着されているものであり、多種多様な商品を対象に店舗側で対応して使用できるものではなかった。しかも使用後の廃棄時に引き剥がせば良いという程度のものであって、ほとんどが樹脂製、フィルム製の表面基材から成り、プラスチックやガラス製の商品本体に直接強い粘着力で接着されるものであるため、ワインなどの紙基材からなる胴ラベル上に損傷を生じることなく再剥離可能に貼付できるような飲料ボトル商品への使用に適したものはなかった。
本考案の目的は、上記問題点に鑑み、洋酒、日本酒をはじめとした各種飲料のボトル商品に対して、既に接着されている紙基材のラベル表面上にも再剥離可能に貼着保持することができ、手軽に商品に関する情報やアピールポイントを広告できるボトル商品貼付用POPシールを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の考案に係るボトル商品貼付用POPシールは、予め定められた外形のシール本体が剥離ライナー上に配置されている、ボトルに貼付される店頭広告用のPOPシールであって、
前記シール本体は、表面に顔料または染料が含まれるインク剤により商品広告が印刷される及び/又は手書きされる表面紙基材と、前記表面紙基材の裏面側に塗布された粘着剤とが積層されており、
前記粘着剤は、前記シール本体を、ボトルに接着されている既存の紙基材に対して再剥離可能に貼着して保持させる弱粘着剤であることを特徴とするものである。
請求項2に記載の考案に係るボトル商品貼付用POPシールは、予め定められた外形のシール本体が剥離ライナー上に配置されている、ボトルに貼付される店頭広告用のPOPシールであって、
前記シール本体は、表面に顔料または染料が含まれるインク剤により商品広告が印刷される及び/又は手書きされる表面紙基材と、前記表面紙基材の裏面側に塗布された粘着剤とが積層されており、
前記粘着剤は、前記シール本体を、ボトル上に接着されている既存の紙基材に対して再剥離可能に貼着して保持させる弱粘着剤であり、
前記シール本体は、各シール本体を前記剥離ライナーから取り外すための手がかり部として、それぞれ前記表面紙基材の裏面の外周縁部の一部に前記粘着剤の非塗付領域あるいは粘着性を失わせた非粘着領域を備えていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の考案に係るボトル商品貼付用POPシールは、予め定められた外形のシール本体が剥離ライナー上に配置されている、ボトルに貼付される店頭広告用のPOPシールであって、
前記シール本体は、表面に顔料または染料が含まれるインク剤により商品広告が印刷される及び/又は手書きされる表面紙基材と、前記表面紙基材の裏面側に塗布された粘着剤とが積層されており、
前記粘着剤は、前記シール本体を、ボトル上に接着されている既存の紙基材に対して再剥離可能に貼着して保持させる弱粘着剤であり、
前記表面紙基材の表面に、温度変化に応じて色調変化する感温変色物質を含むインク剤により印刷された温度指標部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の考案に係るボトル商品貼付用POPシールは、予め定められた外形のシール本体が剥離ライナー上に配置されている、ボトルに貼付される店頭広告用のPOPシールであって、
前記シール本体は、表面に顔料または染料が含まれるインク剤により商品広告が印刷される及び/又は手書きされる表面紙基材と、前記表面紙基材の裏面側に塗布された粘着剤とが積層されており、
前記粘着剤は、前記シール本体を、ボトル上に接着されている既存の紙基材に対して再剥離可能に貼着して保持させるアクリル系エマルジョン型の弱粘着剤であり、シール本体に対SUSの粘着力3.5〜6.0N/25mm、保持力20分以上、の物性を付与するものであることを特徴とするものである。
本考案は、表面に簡便にPOP広告を印刷、手書きできると供に適度な弱粘着性のシール本体を備えたボトル商品貼付用POPシールであるため、購買のための判断が困難な表記の紙製胴ラベルの上でも良好に貼着保持され、わかり易いPOP広告を提示できると供に、その胴ラベルの表面を損傷することなくスムーズに再剥離できるという効果がある。
本考案の一実施例によるボトル商品貼付用POPシールとして1枚単位の製品形態での概略構成図であり、(a)は表面のPOP広告を省いた状態で示す平面図、(b)は(a)の右下端部分を拡大した側面図、(c)は(a)の表面にPOP広告を印刷した後のシール本体を並列陳列された商品のワインボトル100の一本に貼着した貼付状態を示すボトル商品の正面図、(d)は(c)のボトル商品からシール本体を再剥離している状態を示す正面図である。 図1とは別の商品形態のボトル商品貼付用POPシールを示す概略斜視図である、 図1のボトル商品貼付用POPシールの変形例として温度指標部を備えたシール本体をボトル貼付状態で示す模式図であり、(a)は温度指標部が無色状態を示す商品正面図、(b)は温度指標部が有色に変化した状態を示す商品正面図である。 さらに別の変形例として、図1のシール本体とは異なる各種外形状のシール本体をボトル貼付状態で示す模式図である。
本考案は、店頭広告用のPOPシールとして、ボトルに貼付されるものであって、表面に顔料または染料が含まれるインク剤により商品広告が印刷される及び/又は手書きされる表面紙基材と、前記表面紙基材の裏面側に塗布された粘着剤とが積層されているシール本体が、予め定められた外形状で剥離ライナー上に配置されており、剥離ライナーから剥離されたシール本体が、弱粘着剤によって、ボトルに接着された既存の紙基材に対して再剥離可能に貼着して保持させるものである。
上記構成においては、店舗販売者によって所望の広告内容を、シール本体の表面にインクジェットプリンターやレーザープリンターによって印刷、あるいは水性または油性のフェルトペンやマーカーで手書きでき、そのシール本体を対応する商品のボトル胴ラベルの上に貼付し、良好の保持させることができると供に、任意にその胴ラベルを損傷することなく再剥離することができる。
したがって、本考案のボトル商品貼付用POPシールによれば、その既存のラベル表記だけでは消費者にとって購買の判断基準となる情報の認識が困難な輸入品であっても、POP用占有空間を必要とすることなく手軽にわかりやすく商品情報を提示することができる。
本考案によるボトル商品貼付用POPシールの製品形態としては、ボトルに貼付できる予め定められた外形状を有するシール本体が、同一外形状の剥離ライナー上に積層された一枚単位のシール製品とする形態と、例えば、A4等の規定サイズの同一剥離ライナー上にシール本体の複数個が所定の外形状で打ち抜き成形されて配置されている形態とが考えられる。また、シール本体の外形としては、矩形状、楕円形状、吹き出し上、菱形状、ハート形状、星形状、等々、種々のものを選択することができる。
なお、シール本体の裏面の外周縁部の一部に粘着剤の非塗付領域あるいはその領域の粘着剤表面に粘着性を失わせる成分、例えばニスのような成分を塗付する、いわゆる糊ごろしによって非粘着領域を設けることによって、シール本体を剥離ライナーから取り外す際および再剥離の際の手がかり部が形成できるため、使用がより簡便となり、好ましい。
また、同一剥離ライナー上にシール本体の複数個が所定の外形状で打ち抜き成形されて配置されている形態であれば、コンピュータ(PC)にてアプリケーションソフトで商品に対応した広告画面を形成し、その広告画像をPCに接続されたインクジェットプリンターやレーザープリンターによって一枚の剥離ライナー上のそれぞれのあるいは特定のシール本体の表面に、同一のあるいは異なる広告画面を簡便に印刷することができる。
また、本考案におけるボトル商品貼付用POPシールは、購買後にボトルに貼付されたままでの移動中でも適度な粘着力でラベル上に保持されるため、店頭で購入した消費者が、有用な情報がシールに記載されていると考えれば、そのまま持ち帰ることができる。そして商品を実際に飲む際にシールの情報を参考にすることができ、不必要になった時点で取り外すことができる。
このようなボトル商品貼付用POPシールには、商品毎に、その味のタイプなどの特徴だけでなく、お勧めの対象者、あるいは最適な飲み方や相性の良い料理等、様々な情報を印刷あるいは手書きして提示できる。また、飲み頃の最適な温度の提示も可能である。
ここで、最適な温度の提示に加えて、温度変化に応じて色調変化する感温変色物質を含むインク剤によって温度指標部を表面に印刷しておけば、商品の温度環境を消費者が容易に判断することができる。これは、いわゆる感温印刷であり、予め所望温度での色調変化を設定したインク剤を用いればよい。
感温印刷(あるいは示温印刷)に用いられるインク剤は、特定の温度になると色調が有色と無色との間で変化する、あるいは異なる有色同士の間で変化する各種成分をマイクロカプセルに入れて顔料化したものから成る。したがって、本考案のシールにおいては、例えばワイン用に、冷蔵等によって所定の飲み頃温度に冷却された状態では有色であって、それ以上の温度では無色になる、あるいは有色から別の有色へ変化するなど、予め設定されたインク剤を適宜選択して温度指標部を印刷できる。
本考案のボトル商品貼付用POPシールにおける粘着剤は、シール本体を商品ボトルの紙製ラベル上でもそのラベルを損傷すること無く良好に再剥離可能に貼着できると供に、その貼付状態を、商品の持ち運び移動程度の振動で剥がれることなく良好に保持できる弱粘着性のものが適宜選択されれば良い。
なお、現在、ラベルやシール、テープ等の市販品に用いられている粘着剤は、主にゴム系、アクリル系、ウレタン系およびシリコン系に大別される。これらのなかで、合成粘着剤として代表的なものが低コストのアクリル系粘着剤であり、広く使用されている。アクリル系粘着剤は、主原材料としてのアクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸イソノニル等の主モノマーを、アクリル酸、アクリル酸ヒドロキシエチルなどの架橋剤と架橋可能な官能基含有モノマーと供に重合させたアクリルポリマー;アクリル酸エステル共重合体をエラストマーとした、ポリマー自体に粘着性を有する粘着剤である。通常、粘着シール製造時に、アクリルポリマーにイソシアネートやエポキシなどの架橋剤を添加してアクリルポリマーを3次元化している。またエマルジョン重合によるものは、有機溶剤を含まず環境に優しいタイプであり、しかも安価でありながら、幅広い粘着性能を発現させることができるため、特に近年は様々な製品への使用が広がっている。
したがって、本考案のボトル商品貼付用POPシールにおいても、粘着剤としてこのアクリル系エマルジョン型粘着剤を使用するのが望ましい。アクリル系エマルジョン型粘着剤は、各用途に向けて、アクリルモノマーの選択および架橋剤の添加により、粘着性のコントロールや再剥離性の付与が行われて様々な粘着性のものが製造されている。そこで、本考案においては、上記のような微妙な再剥離性と保持力をシール本体に付与する弱粘着性のものが適宜選択される。
一般的に、再剥離可能なラベルやシールにおいては、粘着力(対SUS,N/25mm)として、微〜弱粘着とされるものは0.1以下のものから2に近いものまであり、また弱〜中粘着とされるものは、3.0〜8.0程度の幅がある。一方、強粘着とされるものは10.0程度のものから、特に再剥離を考慮されないものでは15以上、さらには20以上という幅のものが各種利用されている。
本考案での好適な弱粘着性としては、対SUSの粘着力3.5〜6.0N/25mm、対SUSの保持力20分以上が好適である。この特定範囲より低い粘着力では、シール本体が商品ボトルの紙ラベル上に貼着してから何日も保持されずに剥がれ落ち、陳列作業や持ち帰り等の移動時の振動でも脱落してしまう。また上記の特定範囲を超えて粘着力が強くなると、ボトルから剥離する際に、紙ラベルの表面を剥ぎ取って損傷させしまい、シール本体のみを良好に剥離するのが困難となる。
また、本考案のボトル商品貼付用POPシールにおける表面紙基材は、その表面に印刷できるもの、あるいは水性または油性のフェルトペンやマーカーで手書きできるものが適宜選択される。例えば、インクジェットプリンターとレーザープリンターの双方に対応でき、薬剤の塗布等がない表面非加工の上質紙ベースのものでよい。これは、一般にOAマルチ用紙としてオフィスにてインクジェットプリンターおよびレーザープリンターでの印刷に使用されているものと同等のものが低コストで好適である。
このような上質紙ベースの表面紙基材の裏面側に貼着剤が塗付されて積層されるが、直接塗付される場合だけでなく、粘着剤によってはその紙基材との間の密着を向上させるための下塗り剤(プライマー)が介在される場合もある。
また、シール本体が積層される台紙となる本考案における剥離ライナーとしては、従来からラベルシールの台紙として用いられているものが広く利用可能である。剥離ライナーは、通常、基材となる紙と目止め層(薬剤の基材への染み込み防止層)を介して積層されて粘着剤に接する剥離層とから構成される。多くは、上質紙、クラフト紙等の紙基材にシリコーン樹脂あるいは非シリコーン系の有機高分子系剥離材料が塗工され、硬化されて剥離層が形成されている。本考案では、より一般的で低コストで済む、上質紙ベースの基材にシリコーン樹脂の剥離層が形成されているものが使用できる。
本考案の一実施例として、1枚単位の製品形態のボトル商品貼付用POPシール1を図1の概略構成図に示す。図1(a)は表面に印刷あるいは手書きされたPOP広告を省いた状態で示す平面図、(b)は(a)の右下端部分を拡大した側面図である。(c)は(a)の表面にPOP広告を印刷した後のシール本体を並列陳列された商品のワインボトル100の一本に貼着した貼付状態を示すボトル商品の正面図であり、(d)は(c)のボトル商品からシール本体を再剥離している状態を示す正面図である。
本実施例におけるボトル商品貼付用POPシール1(以降POPシールとも記す)は、長方形の外形状を有するものであり、インクジェットプリンターおよびレーザープリンター双方による印刷に対応すると供に各種辺による手書きが可能な上質紙ベースの表面紙基材2と、その裏面に塗布されたアクリル系エマルジョン型の弱粘着力を有する粘着剤3との積層体からなるシール本体4が上質紙ベースの剥離ライナー5上に重ねられて構成されている。
このような一枚単位の製品形態のPOPシールは、表面紙基材2の長尺シートあるいはロールに粘着剤3を塗布し、乾燥させた後に剥離ライナー5の長尺シートあるいはロールを重ねた積層体シートあるいはロールに対して、所定形状の型刃で全層を連続的に打ち抜いていくことで多数製造することができる。POP広告は、予め打ち抜き成形前に印刷しておくことも、打ち抜き成形後にそれぞれ手書きすることも可能である。
シール本体4の下端隅には、粘着剤の非塗布領域によるはがし口6が設けられている。このはがし口6が、使用時のシール本体4を剥離ライナーから取り外す際の手がかり部となり、はがし易くなっている。
剥離ライナー5から取り外された本体シール4は、表面に印刷あるいは手書きされたPOP広告の対象商品であるボトル100、例えば店舗に陳列されている輸入ワインボトル、に既に接着されている外国語表記の紙製胴ラベル101の上に貼着されて使用される。
ここで、本実施例における具体的な本体シール4として、厚み85μmの上質紙ベースの表面紙基材にアクリル系エマルジョン型弱粘着剤を塗布したもので、対SUSにおける粘着力が4.7N/25mm、剥離力が277mN/100mm、保持力(mm/60min)が28分落下、という物性のものを例に、異なる粘着物性の同種のラベルシールとのワインボトルへの貼着・剥離状態を比較した結果を示す。
本実施例によるシール本体4は、図1(c)に示すように、ワインボトル100の紙製の胴ラベル101上に貼着した後、持ち上げて緩くボトルを振ってみてもその貼付状態が維持され、且つ、その後数日放置しても落下することはなかった。そして、図1(d)のように、はがし口6をつまんで再剥離を行っても、胴ラベル101上のロゴマーク等ブレンド名等の印刷が損なわれることなく、スムーズに剥離することができた。
これに対して、対SUSの粘着力(N/25mm)が3.5より小さい微粘着とされるラベルシールを同様にワインボトル100の紙製の胴ラベル101上に貼着したところ、ボトルを持ち上げるだけで剥がれ落ちて貼付状態が維持できなかった。さらに、対SUSの粘着力(N/25mm)が6.0を越える強粘着とされるラベルシールを同様にワインボトル100の紙製の胴ラベル101上に貼着したところ、もちろんその貼付状態はどのようにボトルを動かしても剥がれ落ちることはなかった。しかしながら、再剥離を行ったところ、スムーズに剥離できず、無理に剥がすと、胴ラベル101の表面やシール本体が損傷してしまった。
以上の結果から、本実施例による適度な弱粘着力のPOPシールにおいては、対象商品のボトル胴ラベル上に貼着された後の貼付状態が保持され、良好なPOP広告効果が期待できると供に、POPシールが不要になった際に、紙製胴ラベルに何ら損傷を生じることなく良好にボトルから再剥離できることが確認できた。
なお、以上の実施例では、POPシールとして一枚単位の製品形態を示したが、本考案においては、これに限定するものではなく、複数個のシール本体が同一剥離ライナー上に配置された形態でも良い。例えば、図2に示すように、A4等の規格サイズの剥離ライナー15の上に同一外形状のシール本体14が並列するように打ち抜き成形されたPOPシール11であれば、店舗において、PCで作成した商品毎に対応したPOP広告をインクジェットプリンターやレーザープリンターで短時間で手軽に印刷することができ、効率的である。
また、本考案によるPOPシールでは、表面に通常のインク剤による印刷だけでなく、予め設定された感温変色物質を含むインク剤による温度指標部を感温印刷で設けてもよい。例えば図3に示すように、シール本体24の表面紙基材22の上に、通常のインク剤によるPOP広告と粘着剤の非塗布領域によるはがし口26に加え、所定の温度に達すると無色(図3(a))から有色(図3(b))に色調変化する温度指標部27を設けることができる。この色調変化の温度設定を飲み頃とされる冷却温度に設定すれば、消費者は、購買後もこのシール本体24をボトル100に貼付したままその商品を冷蔵し、温度指標部27を確認するだけでいつでも飲み頃を判断できる。
なお、本体の外形状は、上記実施例のような長方形や短冊状に限らず、図4に示すような様々な形状のシール本体(34a、34b、34c)が採用可能である。このように互いに外形状の異なるシール本体を複数種用意しておけば、異なる商品毎に使い分けることができる。
1,11:ボトル商品貼付用POPシール
2,22:表面紙基材
3:粘着剤
4,14,24,34a,34b,34c:シール本体
5,15:剥離ライナー
6,26,36a,36b,36c:はがし口
27:温度指標部
100:ボトル
101:紙製胴ラベル

Claims (4)

  1. 予め定められた外形のシール本体が剥離ライナー上に配置されている、ボトルに貼付される店頭広告用のPOPシールであって、
    前記シール本体は、表面に顔料または染料が含まれるインク剤により商品広告が印刷される及び/又は手書きされる表面紙基材と、前記表面紙基材の裏面側に塗布された粘着剤とが積層されており、
    前記粘着剤は、前記シール本体を、ボトルに接着されている既存の紙基材に対して再剥離可能に貼着して保持させる弱粘着剤であることを特徴とするボトル商品貼付用POPシール。
  2. 予め定められた外形のシール本体が剥離ライナー上に配置されている、ボトルに貼付される店頭広告用のPOPシールであって、
    前記シール本体は、表面に顔料または染料が含まれるインク剤により商品広告が印刷される及び/又は手書きされる表面紙基材と、前記表面紙基材の裏面側に塗布された粘着剤とが積層されており、
    前記粘着剤は、前記シール本体を、ボトル上に接着されている既存の紙基材に対して再剥離可能に貼着して保持させる弱粘着剤であり、
    前記シール本体は、各シール本体を前記剥離ライナーから取り外すための手がかり部として、それぞれ前記表面紙基材の裏面の外周縁部の一部に前記粘着剤の非塗付領域あるいは粘着性を失わせた非粘着領域を備えていることを特徴とするボトル商品貼付用POPシール。
  3. 予め定められた外形のシール本体が剥離ライナー上に配置されている、ボトルに貼付される店頭広告用のPOPシールであって、
    前記シール本体は、表面に顔料または染料が含まれるインク剤により商品広告が印刷される及び/又は手書きされる表面紙基材と、前記表面紙基材の裏面側に塗布された粘着剤とが積層されており、
    前記粘着剤は、前記シール本体を、ボトル上に接着されている既存の紙基材に対して再剥離可能に貼着して保持させる弱粘着剤であり、
    前記表面紙基材の表面に、温度変化に応じて色調変化する感温変色物質を含むインク剤により印刷された温度指標部が設けられていることを特徴とするボトル商品貼付用POPシール。
  4. 予め定められた外形のシール本体が剥離ライナー上に配置されている、ボトルに貼付される店頭広告用のPOPシールであって、
    前記シール本体は、表面に顔料または染料が含まれるインク剤により商品広告が印刷される及び/又は手書きされる表面紙基材と、前記表面紙基材の裏面側に塗布された粘着剤とが積層されており、
    前記粘着剤は、前記シール本体を、ボトル上に接着されている既存の紙基材に対して再剥離可能に貼着して保持させるアクリル系エマルジョン型の弱粘着剤であり、シール本体に対SUSの粘着力3.5〜6.0N/25mm、保持力20分以上、の物性を付与するものであることを特徴とするボトル商品貼付用POPシール。
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