JP3230886U - 歯石除去用超音波チップ - Google Patents
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Abstract
【課題】超音波振動を利用して容易かつ安全に歯石などを除去することができる歯石除去用超音波チップを提供する。【解決手段】歯周病治療及び予防のために使用する歯石除去用超音波チップであり、円錐らせん状若しくは円錐円状に連続した刃をもった作業端部3及び作業部4を処置部位に応じて適用しやすい角度を付与した形状とし、歯石除去用超音波チップを超音波振動発生器の先端に装着する。【選択図】図1
Description
考案の属する技術分野
歯科医師及び歯科衛生士が歯周病治療及び予防のために行う歯面・歯根面の歯石・付着物を除去するために使用する超音波振動発生器を利用し、これに、円錐らせん状若しくは円錐円状に連続した刃をもった作業端部及び作業部を設け、歯面・歯根面の歯石・付着物の除去用に装着してなる歯石除去用超音波チップ。
なお作業端部及び作業部の形状は処置部位に応じて、適用しやすい角度を付与した形状をしている。
従来の技術
従来、鎌状のキュレットが歯科関係の学校で、その使用方法を学習するため歯面・歯根面への適用法が広く習得されている。歯科医師及び歯科衛生士が、この使用方法を取得し、この器具を使用して歯石等の除去作業を行っている。
この鎌状のキュレットには作業端部に鎌状の1枚刃をもっており、施術者が、この作業端部についている鎌状刃で歯石などを除去する手作業を行っていた。しかも、従来の鎌状刃では先端が歯肉又は歯根面を傷つける危険性も避けられなかった。
歯面・歯根面の歯石・付着物の除去のために、超音波振動発生器を利用し、この超音波チップの作業端部に、円錐らせん状若しくは円錐円状に連続した刃をもった作業端部を設けたものは存在しなかった。
本考案は超音波振動発生器を利用して、超音波チップに、これまでに無かった円錐らせん状若しくは円錐円状に連続した刃をもった作業端部及び作業部の形状を設けることで、円錐らせん状若しくは円錐円状に連続する刃が目安になり、プローブの目盛りの様に歯肉溝の深さを探りながらの操作ができることと操作が、主に引き上げの上下動作を行うことにより、歯石等の除去作業が一段と容易かつ安全に行えるようになった大きな特徴を有する。
歯科用の超音波チップ関連の特許を検索して出てきたのは、実新案昭58−182720号公報及び実新案昭63−8009号公報が歯冠除去用のものであり、実新案2006−3125488号公報が偽膜性口腔カンジダ症における偽膜除去用のものであり、特表2010−525909号公報が歯科用インプラントを埋入する部位の前処理のために用いるものであり、特開2012−90896号公報がチップ先端部に金属などの粉末を射出し、表面一体に突起を設けるものであり、特開2013−102847号公報がチップ先端部から光感受性物質液を放出し、光を照射して、殺菌するものであり、そして、特表2003−517873号公報が歯石除去用チップではあるが、チップにハンドピース導管、ハンドピース弁を介して水などの流体を運ぶというものである。これらは本考案とは異なったものである。
考案が解決しようとする課題
従来行われていた手作業による鎌状のキュレットを使用して行われていた歯面・歯根面の歯石・付着物の除去では硬い歯石の場合、これを除去するのに、かなりの時間を要していた。このため施術者や長時間この施術に耐えなければならない患者の負担は大きかった。本考案はこれらの負担を軽減するためになされたものである。
さらに鎌状のキュレットは歯周病の治療及び予防のために広く使用されているものであるが、従来の鎌状刃では先端が歯肉又は歯根面を傷つける危険性も避けられなかった。
そこで、この超音波チップの先端に円錐らせん状若しくは円錐円状に連続した刃をもった作業端部及び作業部の形状に処置部位に応じて適用しやすい角度を付与した形状を設け、超音波振動発生器に装着し、上下動作なので歯肉又は歯根面を傷つけることがほとんどなく、安全でより効率的に歯面・歯根面の歯石・付着物を除去することが可能になった。
このように本考案は施術者と患者の双方の負担を従来より大きく軽減することを目的としてなされたものである。
考案を解決するための手段
手作業により歯面・歯根面の歯石・付着物を除去するのに施術者と患者の双方が受けている負担を大幅に軽減すために超音波振動発生器の先端に、円錐らせん状若しくは円錐円状に連続した刃をもった作業端部及び作業部の形状を処置部位に応じて適用しやすい角度を付与した形状のチップを装着することを考案した結果、頑固な歯石でも超音波振動により、力を入れずに容易に、しかも上下動作なので、歯肉又は歯根面をほとんど傷つけることなく歯面・歯根面の歯石・付着物を除去できるようになり、施術者と患者双方の負担を大きく軽減することが可能になった大きな特徴を有する。
考案の実際の形態
超音波振動発生器が作動すると、この先端に装着した、作業端部及び作業部形状を設けた歯石除去用超音波チップが振動する。作業端部の刃を歯石に当てれば振動と上下動作により歯石などが容易に除去できる。従来の鎌状のキュレットと比較すれば、容易にしかも迅速に歯肉又は歯根面をほとんど傷つけることなく安全に目的を達成することが可能となる。
実施例
本考案による作業端部及び作業部の形状を設けた歯石除去用超音波チップを超音波振動発生器の先端に装着し、歯石などの除去作業を行うのを、従来の作業と比較すると作業時間が10分ないし20分程度短縮され、さらに歯石などの除去作業が従来より早く、容易に確実に、しかも歯肉又は歯根面をほとんど傷つけることなく安全に行えるようになった。考案の効果
世界で初めて先端に、円錐らせん状若しくは円錐円状に連続した刃をもった作業端部及び作業部の形状を処置部位に応じて適用しやすい角度を付与した形状の歯石除去用超音波チップを装着し、超音波振動発生器の振動を利用した歯石などの除去で、従来の手作業によるものと比較すれば、施術者や患者双方にとって大きなメリットがある。
歯科医師及び歯科衛生士が歯周病治療及び予防のために行う歯面・歯根面の歯石・付着物を除去するために使用する超音波振動発生器を利用し、これに、円錐らせん状若しくは円錐円状に連続した刃をもった作業端部及び作業部を設け、歯面・歯根面の歯石・付着物の除去用に装着してなる歯石除去用超音波チップ。
なお作業端部及び作業部の形状は処置部位に応じて、適用しやすい角度を付与した形状をしている。
従来の技術
従来、鎌状のキュレットが歯科関係の学校で、その使用方法を学習するため歯面・歯根面への適用法が広く習得されている。歯科医師及び歯科衛生士が、この使用方法を取得し、この器具を使用して歯石等の除去作業を行っている。
この鎌状のキュレットには作業端部に鎌状の1枚刃をもっており、施術者が、この作業端部についている鎌状刃で歯石などを除去する手作業を行っていた。しかも、従来の鎌状刃では先端が歯肉又は歯根面を傷つける危険性も避けられなかった。
歯面・歯根面の歯石・付着物の除去のために、超音波振動発生器を利用し、この超音波チップの作業端部に、円錐らせん状若しくは円錐円状に連続した刃をもった作業端部を設けたものは存在しなかった。
本考案は超音波振動発生器を利用して、超音波チップに、これまでに無かった円錐らせん状若しくは円錐円状に連続した刃をもった作業端部及び作業部の形状を設けることで、円錐らせん状若しくは円錐円状に連続する刃が目安になり、プローブの目盛りの様に歯肉溝の深さを探りながらの操作ができることと操作が、主に引き上げの上下動作を行うことにより、歯石等の除去作業が一段と容易かつ安全に行えるようになった大きな特徴を有する。
歯科用の超音波チップ関連の特許を検索して出てきたのは、実新案昭58−182720号公報及び実新案昭63−8009号公報が歯冠除去用のものであり、実新案2006−3125488号公報が偽膜性口腔カンジダ症における偽膜除去用のものであり、特表2010−525909号公報が歯科用インプラントを埋入する部位の前処理のために用いるものであり、特開2012−90896号公報がチップ先端部に金属などの粉末を射出し、表面一体に突起を設けるものであり、特開2013−102847号公報がチップ先端部から光感受性物質液を放出し、光を照射して、殺菌するものであり、そして、特表2003−517873号公報が歯石除去用チップではあるが、チップにハンドピース導管、ハンドピース弁を介して水などの流体を運ぶというものである。これらは本考案とは異なったものである。
考案が解決しようとする課題
従来行われていた手作業による鎌状のキュレットを使用して行われていた歯面・歯根面の歯石・付着物の除去では硬い歯石の場合、これを除去するのに、かなりの時間を要していた。このため施術者や長時間この施術に耐えなければならない患者の負担は大きかった。本考案はこれらの負担を軽減するためになされたものである。
さらに鎌状のキュレットは歯周病の治療及び予防のために広く使用されているものであるが、従来の鎌状刃では先端が歯肉又は歯根面を傷つける危険性も避けられなかった。
そこで、この超音波チップの先端に円錐らせん状若しくは円錐円状に連続した刃をもった作業端部及び作業部の形状に処置部位に応じて適用しやすい角度を付与した形状を設け、超音波振動発生器に装着し、上下動作なので歯肉又は歯根面を傷つけることがほとんどなく、安全でより効率的に歯面・歯根面の歯石・付着物を除去することが可能になった。
このように本考案は施術者と患者の双方の負担を従来より大きく軽減することを目的としてなされたものである。
考案を解決するための手段
手作業により歯面・歯根面の歯石・付着物を除去するのに施術者と患者の双方が受けている負担を大幅に軽減すために超音波振動発生器の先端に、円錐らせん状若しくは円錐円状に連続した刃をもった作業端部及び作業部の形状を処置部位に応じて適用しやすい角度を付与した形状のチップを装着することを考案した結果、頑固な歯石でも超音波振動により、力を入れずに容易に、しかも上下動作なので、歯肉又は歯根面をほとんど傷つけることなく歯面・歯根面の歯石・付着物を除去できるようになり、施術者と患者双方の負担を大きく軽減することが可能になった大きな特徴を有する。
考案の実際の形態
超音波振動発生器が作動すると、この先端に装着した、作業端部及び作業部形状を設けた歯石除去用超音波チップが振動する。作業端部の刃を歯石に当てれば振動と上下動作により歯石などが容易に除去できる。従来の鎌状のキュレットと比較すれば、容易にしかも迅速に歯肉又は歯根面をほとんど傷つけることなく安全に目的を達成することが可能となる。
実施例
本考案による作業端部及び作業部の形状を設けた歯石除去用超音波チップを超音波振動発生器の先端に装着し、歯石などの除去作業を行うのを、従来の作業と比較すると作業時間が10分ないし20分程度短縮され、さらに歯石などの除去作業が従来より早く、容易に確実に、しかも歯肉又は歯根面をほとんど傷つけることなく安全に行えるようになった。考案の効果
世界で初めて先端に、円錐らせん状若しくは円錐円状に連続した刃をもった作業端部及び作業部の形状を処置部位に応じて適用しやすい角度を付与した形状の歯石除去用超音波チップを装着し、超音波振動発生器の振動を利用した歯石などの除去で、従来の手作業によるものと比較すれば、施術者や患者双方にとって大きなメリットがある。
1. 超音波振動発生器
2. 例として取り上げた、作業部の形状を処置部位に応じて適用しやすい角度を付与した形状の歯石除去用超音波チップのうちの一つのチップ
3. 円錐らせん状若しくは円錐円状に連続した刃をもった作業端部
4. 作業部
5. シャンク
2. 例として取り上げた、作業部の形状を処置部位に応じて適用しやすい角度を付与した形状の歯石除去用超音波チップのうちの一つのチップ
3. 円錐らせん状若しくは円錐円状に連続した刃をもった作業端部
4. 作業部
5. シャンク
Claims (1)
- 円錐らせん状若しくは円錐円状に連続した刃をもった作業端部及び作業部とシャンクが一体となるように構成され、処置部位に応じて適用しやすい角度を付与した形状のものを超音波振動発生器の先端に装着して、歯面・歯根面の歯石・付着物の除去に用いる歯石除去用超音波チップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020005325U JP3230886U (ja) | 2020-11-20 | 2020-11-20 | 歯石除去用超音波チップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020005325U JP3230886U (ja) | 2020-11-20 | 2020-11-20 | 歯石除去用超音波チップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3230886U true JP3230886U (ja) | 2021-02-25 |
Family
ID=74661605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020005325U Active JP3230886U (ja) | 2020-11-20 | 2020-11-20 | 歯石除去用超音波チップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3230886U (ja) |
-
2020
- 2020-11-20 JP JP2020005325U patent/JP3230886U/ja active Active
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3230886 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |