JP3230740B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JP3230740B2 JP3230740B2 JP32489698A JP32489698A JP3230740B2 JP 3230740 B2 JP3230740 B2 JP 3230740B2 JP 32489698 A JP32489698 A JP 32489698A JP 32489698 A JP32489698 A JP 32489698A JP 3230740 B2 JP3230740 B2 JP 3230740B2
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- Japan
- Prior art keywords
- power
- air conditioner
- current
- unit
- remote controller
- Prior art date
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用電力料金を表
示することが可能な空気調和機に関する。
示することが可能な空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】電気機器、特に消費電力が他より大きい
空気調和機において消費される電力量の低減に係る技術
開発が活発に行われている。例えば、特開昭56−12
2962号公報において提案されている電力料金表示回
路は、負荷としての空気調和機の消費電力量及び単位電
力料金から演算処理して求めた使用電力料金を積算表示
することにより、空気調和機の消費電力の程度を使用者
に把握せしめて消費電力節約の効果を上げることを目的
とする。
空気調和機において消費される電力量の低減に係る技術
開発が活発に行われている。例えば、特開昭56−12
2962号公報において提案されている電力料金表示回
路は、負荷としての空気調和機の消費電力量及び単位電
力料金から演算処理して求めた使用電力料金を積算表示
することにより、空気調和機の消費電力の程度を使用者
に把握せしめて消費電力節約の効果を上げることを目的
とする。
【0003】また、特開平9−26191号公報におい
て提案されている空気調和機は、室外ユニット及び室内
ユニットから構成されるスプリット型空気調和機におい
て、室外ユニットで使用された電流を検出し、その検出
値に基づき室内ユニットでの使用電流相当分を算出し
て、その算出値及び前記検出値の合計値を室内ユニット
の表示部に表示することにより、使用者に空気調和機の
電力消費状況を知らせて電力量の節約を促すことを目的
とする。
て提案されている空気調和機は、室外ユニット及び室内
ユニットから構成されるスプリット型空気調和機におい
て、室外ユニットで使用された電流を検出し、その検出
値に基づき室内ユニットでの使用電流相当分を算出し
て、その算出値及び前記検出値の合計値を室内ユニット
の表示部に表示することにより、使用者に空気調和機の
電力消費状況を知らせて電力量の節約を促すことを目的
とする。
【0004】図5は、前記空気調和機の使用電流を表示
するための電気的構成を示すブロック図である。図にお
いて、電源コード31は室内ユニット32に内蔵される
電源回路33及び室外ユニット34に内蔵されるドライ
ブ回路35とそれぞれ接続してある。ドライブ回路35
はコンプレッサ36と接続してあって、またコンプレッ
サ36を回転数自在に駆動制御するインバータを含んで
いる。
するための電気的構成を示すブロック図である。図にお
いて、電源コード31は室内ユニット32に内蔵される
電源回路33及び室外ユニット34に内蔵されるドライ
ブ回路35とそれぞれ接続してある。ドライブ回路35
はコンプレッサ36と接続してあって、またコンプレッ
サ36を回転数自在に駆動制御するインバータを含んで
いる。
【0005】ドライブ回路35の入力側の電源ラインに
は電流検出回路37を電気的に接続してあって、前記電
流検出回路37を用いてドライブ回路35に流入する電
流、つまりコンプレッサ36で使用される電流を検出
し、その検出値Iを室外制御器38へ与える。室外制御
器38は与えられた検出値Iを、シリアル通信回路39
を介して室内ユニット32側のシリアル通信回路40へ
送信する。室内ユニット32のシリアル通信回路40
は、与えられた検出値Iを室内制御器41へ与える。室
内制御器41は、室内ファン42からその単位時間当た
りの回転数を取得し、取得した回転数に基づき室内ファ
ン42の使用電流に相当する補正値を設定し、この補正
値を前記検出値Iに加えて補正電流Ioを算出して、電
流表示部43に空気調和機の使用電流として表示せしめ
る。
は電流検出回路37を電気的に接続してあって、前記電
流検出回路37を用いてドライブ回路35に流入する電
流、つまりコンプレッサ36で使用される電流を検出
し、その検出値Iを室外制御器38へ与える。室外制御
器38は与えられた検出値Iを、シリアル通信回路39
を介して室内ユニット32側のシリアル通信回路40へ
送信する。室内ユニット32のシリアル通信回路40
は、与えられた検出値Iを室内制御器41へ与える。室
内制御器41は、室内ファン42からその単位時間当た
りの回転数を取得し、取得した回転数に基づき室内ファ
ン42の使用電流に相当する補正値を設定し、この補正
値を前記検出値Iに加えて補正電流Ioを算出して、電
流表示部43に空気調和機の使用電流として表示せしめ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の如き従来の空気
調和機の実施形態は、一般的な空気調和機の装置構成に
その消費電力又はその算出に使用する物理量、例えば電
流を計測するための手段を増設する形となり、その実施
に当たっての製造コスト全体に対する増設コストの比率
の面から、増設コストの低減が課題となっていた。
調和機の実施形態は、一般的な空気調和機の装置構成に
その消費電力又はその算出に使用する物理量、例えば電
流を計測するための手段を増設する形となり、その実施
に当たっての製造コスト全体に対する増設コストの比率
の面から、増設コストの低減が課題となっていた。
【0007】ところが、一般的な空気調和機は回路を通
流する電流を計測するためのカレントトランスを備えて
おり、このカレントトランスを用いて計測した電流値に
基づいて前記空気調和機に通流する電流の制御を行って
いる。具体的には、計測した電流値が電気法規において
規定される一般家庭用100V電源対応電気機器の最大
電流値15Aを超過しそうなとき、回路を通流する電流
を低減させることにより総合電流が15Aを超過しない
ように制御していた。
流する電流を計測するためのカレントトランスを備えて
おり、このカレントトランスを用いて計測した電流値に
基づいて前記空気調和機に通流する電流の制御を行って
いる。具体的には、計測した電流値が電気法規において
規定される一般家庭用100V電源対応電気機器の最大
電流値15Aを超過しそうなとき、回路を通流する電流
を低減させることにより総合電流が15Aを超過しない
ように制御していた。
【0008】また従来の空気調和機には、通常に行われ
る操作をリモートコントローラにより受け付けるべくな
して、使用者に快適な操作環境を提供するものが存在す
る。前記リモートコントローラにより空気調和機を操作
する状況において、算出した電力料金を室内ユニット側
に設けられた表示部に表示する場合、使用者は電力料金
を確認するために表示された電力料金が識別できる位置
まで移動しなければならないため、このような不都合を
改善することが望まれていた。
る操作をリモートコントローラにより受け付けるべくな
して、使用者に快適な操作環境を提供するものが存在す
る。前記リモートコントローラにより空気調和機を操作
する状況において、算出した電力料金を室内ユニット側
に設けられた表示部に表示する場合、使用者は電力料金
を確認するために表示された電力料金が識別できる位置
まで移動しなければならないため、このような不都合を
改善することが望まれていた。
【0009】リモートコントローラは一般に、赤外線波
長光を使用して電気機器本体へ指令を与える構成になし
てある。また赤外線波長光を使用して複数の電気機器間
相互のデータ通信を行う通信システムは既に公知のもの
である。従って、電気機器本体側に赤外線波長光を使用
してデータを送信する手段を増設し、またリモートコン
トローラ側に赤外線波長光を使用してデータを受信する
手段及び受信したデータを表示する手段を増設して、前
記通信システムと同様の手法に基づき前記リモートコン
トローラへ何らかの表示データを送信し、それを表示さ
せることは一見容易なことと考えられる。
長光を使用して電気機器本体へ指令を与える構成になし
てある。また赤外線波長光を使用して複数の電気機器間
相互のデータ通信を行う通信システムは既に公知のもの
である。従って、電気機器本体側に赤外線波長光を使用
してデータを送信する手段を増設し、またリモートコン
トローラ側に赤外線波長光を使用してデータを受信する
手段及び受信したデータを表示する手段を増設して、前
記通信システムと同様の手法に基づき前記リモートコン
トローラへ何らかの表示データを送信し、それを表示さ
せることは一見容易なことと考えられる。
【0010】ところが、リモートコントローラは運搬可
能であること、即ちその置き場所を限定しない使用形態
に起因して、リモートコントローラが表示データとして
電気機器本体から発射される赤外線波長光の到達範囲外
に置かれている状況が生じる虞があり、この場合、前記
リモートコントローラは送信された表示データを受信す
ることができないという不具合がある。しかも電気機器
本体においてリモートコントローラが電気機器本体から
発射される赤外線波長光の到達範囲内にあるか否かを関
知することができないから、送信する表示データをリモ
ートコントローラに確実に受信させるような送信タイミ
ングを決定することができなかった。
能であること、即ちその置き場所を限定しない使用形態
に起因して、リモートコントローラが表示データとして
電気機器本体から発射される赤外線波長光の到達範囲外
に置かれている状況が生じる虞があり、この場合、前記
リモートコントローラは送信された表示データを受信す
ることができないという不具合がある。しかも電気機器
本体においてリモートコントローラが電気機器本体から
発射される赤外線波長光の到達範囲内にあるか否かを関
知することができないから、送信する表示データをリモ
ートコントローラに確実に受信させるような送信タイミ
ングを決定することができなかった。
【0011】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であって、空気調和機に予め設けてあるカレントトラン
スを用いて計測した電流値を消費電力量の算出に使用
し、その所定期間の積算値及び単位電力料金から求めた
使用電力料金を表示することにより、使用電力料金を表
示させるために必要は増設コストを低減することが可能
な電気機器の提供を目的とする。
であって、空気調和機に予め設けてあるカレントトラン
スを用いて計測した電流値を消費電力量の算出に使用
し、その所定期間の積算値及び単位電力料金から求めた
使用電力料金を表示することにより、使用電力料金を表
示させるために必要は増設コストを低減することが可能
な電気機器の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の空気
調和機は、演算手段の演算結果に基づいて使用電力料金
を表示手段に表示させることができる空気調和機であっ
て、室外ユニットに設けたカレントトランスと、前記カ
レントトランスによる計測値を積算して得られる電流
量,電源電圧値及び単位電力料金から使用電力料金を演
算する演算手段と、前記演算手段により演算された使用
電力料金を前記空気調和機の室内ユニットへ光で指令を
与えるリモートコントローラに設けられた表示部へ表示
する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
調和機は、演算手段の演算結果に基づいて使用電力料金
を表示手段に表示させることができる空気調和機であっ
て、室外ユニットに設けたカレントトランスと、前記カ
レントトランスによる計測値を積算して得られる電流
量,電源電圧値及び単位電力料金から使用電力料金を演
算する演算手段と、前記演算手段により演算された使用
電力料金を前記空気調和機の室内ユニットへ光で指令を
与えるリモートコントローラに設けられた表示部へ表示
する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】本発明の空気調和機は、空気調和機に設け
られている電流を検出するカレントトランスを用いて計
測した電流値に基づき使用電力料金を演算することで、
使用電力料金を表示させるための増設コストの低減を図
り、リモートコントローラの表示部へ表示することによ
り、使用者は電力料金を確認するために表示された電力
料金が識別できる位置まで移動しなくても、手元で容易
に確認することができる。
られている電流を検出するカレントトランスを用いて計
測した電流値に基づき使用電力料金を演算することで、
使用電力料金を表示させるための増設コストの低減を図
り、リモートコントローラの表示部へ表示することによ
り、使用者は電力料金を確認するために表示された電力
料金が識別できる位置まで移動しなくても、手元で容易
に確認することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る空気調和機の
構成を示すブロック図である。以下に説明する空気調和
機は、室内ファンモータを備える室内ユニット1,圧縮
機を備える室外ユニット2及び空気調和機の操作を受け
付ける操作ボタンを備えるリモートコントローラ3より
構成される。図において4は室内に配設された単相10
0Vの電源電圧を供給する電源ソケットに挿嵌して使用
する電源プラグであって、該電源プラグ4と接続する電
源ライン4a,4aは室内ユニット1に設けてある電源
回路5と接続してある。また電源ライン4a,4aは、
室内ユニット1に設けてある室内ファンモータ6と接続
してある。更にまた、室内ユニット1の内部において分
岐された電源ライン4a,4aの一肢が室内ユニット1
の外部へ導出され、室外ユニット2に設けてあるフィル
タ回路7と接続してある。
構成を示すブロック図である。以下に説明する空気調和
機は、室内ファンモータを備える室内ユニット1,圧縮
機を備える室外ユニット2及び空気調和機の操作を受け
付ける操作ボタンを備えるリモートコントローラ3より
構成される。図において4は室内に配設された単相10
0Vの電源電圧を供給する電源ソケットに挿嵌して使用
する電源プラグであって、該電源プラグ4と接続する電
源ライン4a,4aは室内ユニット1に設けてある電源
回路5と接続してある。また電源ライン4a,4aは、
室内ユニット1に設けてある室内ファンモータ6と接続
してある。更にまた、室内ユニット1の内部において分
岐された電源ライン4a,4aの一肢が室内ユニット1
の外部へ導出され、室外ユニット2に設けてあるフィル
タ回路7と接続してある。
【0015】フィルタ回路7は、ノイズを含む電源波形
を整形して室外ファンモータ8及び整流回路9へ与え
る。整流回路9は、与えられた交流を直流に変換してイ
ンバータ制御回路10へ与える。インバータ制御回路1
0は直流電力を所望の交流電力に変換し、圧縮機11へ
与えてこれを駆動制御する。またフィルタ回路7の出力
側の一端子と室外ファンモータ8及び整流回路9とを結
ぶラインには、電流を計測するためのカレントトランス
12がその一次巻線を直列にして接続してある。
を整形して室外ファンモータ8及び整流回路9へ与え
る。整流回路9は、与えられた交流を直流に変換してイ
ンバータ制御回路10へ与える。インバータ制御回路1
0は直流電力を所望の交流電力に変換し、圧縮機11へ
与えてこれを駆動制御する。またフィルタ回路7の出力
側の一端子と室外ファンモータ8及び整流回路9とを結
ぶラインには、電流を計測するためのカレントトランス
12がその一次巻線を直列にして接続してある。
【0016】計測した電流を出力するカレントトランス
12の二次巻線側の出力端子は、CPU13と接続して
ある。CPU13は計測した電流をA/D変換し、変換
後の電流値を積算して不揮発性メモリ13aに格納し、
積算した電流量に基づき後述の如く使用電力料金を演算
し、演算結果を室内ユニット1に設けてある料金表示部
14へ与えて表示させる。またCPU13は、室内ユニ
ット1に設けられた受光ユニット15及び発光ユニット
16と接続してあって、受光ユニット15により指令を
受信したとき、発光ユニット16を発光させてリモート
コントローラ3側へ演算結果を送信する。
12の二次巻線側の出力端子は、CPU13と接続して
ある。CPU13は計測した電流をA/D変換し、変換
後の電流値を積算して不揮発性メモリ13aに格納し、
積算した電流量に基づき後述の如く使用電力料金を演算
し、演算結果を室内ユニット1に設けてある料金表示部
14へ与えて表示させる。またCPU13は、室内ユニ
ット1に設けられた受光ユニット15及び発光ユニット
16と接続してあって、受光ユニット15により指令を
受信したとき、発光ユニット16を発光させてリモート
コントローラ3側へ演算結果を送信する。
【0017】図2は、前記CPU13の処理手順を示す
フローチャートであって、料金表示部14への表示を行
う処理手順を表している。空気調和機の電源ONを受け
て、不揮発性メモリ13aに格納されている積算電流量
及びその積算日付を読み出す(S2)。電源OFFが指
令されたか否かを判別して(S4)、指令されていない
とき、現在の日付を図示しないシステム時計から取得す
る(S6)。取得した日付と積算日付とが一致するか否
かを比較して(S8)、一致しないとき、積算電流量を
リセットする(S10)。
フローチャートであって、料金表示部14への表示を行
う処理手順を表している。空気調和機の電源ONを受け
て、不揮発性メモリ13aに格納されている積算電流量
及びその積算日付を読み出す(S2)。電源OFFが指
令されたか否かを判別して(S4)、指令されていない
とき、現在の日付を図示しないシステム時計から取得す
る(S6)。取得した日付と積算日付とが一致するか否
かを比較して(S8)、一致しないとき、積算電流量を
リセットする(S10)。
【0018】積算電流量をリセットした後、またはS8
において日付が一致すると判別したとき、電流量を積算
して、その値を取得した日付とともに不揮発性メモリ1
3aに格納する(S12)。そして積算した電流量及び
電源電圧100Vから消費電力量を算出し(S14)、
更に該消費電力量及び単位電力料金23円/kWhから
使用電力料金を算出する(S16)。算出した使用電力
料金を料金表示部14へ与えて表示させ(S18)、以
後S4への処理を戻して以降の手順を繰り返し、S4に
おいて電源OFFが指令されたと判別したとき、処理を
終了する。
において日付が一致すると判別したとき、電流量を積算
して、その値を取得した日付とともに不揮発性メモリ1
3aに格納する(S12)。そして積算した電流量及び
電源電圧100Vから消費電力量を算出し(S14)、
更に該消費電力量及び単位電力料金23円/kWhから
使用電力料金を算出する(S16)。算出した使用電力
料金を料金表示部14へ与えて表示させ(S18)、以
後S4への処理を戻して以降の手順を繰り返し、S4に
おいて電源OFFが指令されたと判別したとき、処理を
終了する。
【0019】図3は、前記CPU13の他の処理手順を
示すフローチャートであって、料金表示部20への表示
を行う処理手順を表している。空気調和機の電源ONを
受けて、不揮発性メモリ13aに格納されている積算電
流量及びその積算日付を読み出す(S2)。電源OFF
が指令されたか否かを判別して(S4)、指令されてい
ないとき、現在の日付を図示しないシステム時計から取
得する(S6)。取得した日付と積算日付とが一致する
か否かを比較して(S8)、一致しないとき、積算電流
量をリセットする(S10)。
示すフローチャートであって、料金表示部20への表示
を行う処理手順を表している。空気調和機の電源ONを
受けて、不揮発性メモリ13aに格納されている積算電
流量及びその積算日付を読み出す(S2)。電源OFF
が指令されたか否かを判別して(S4)、指令されてい
ないとき、現在の日付を図示しないシステム時計から取
得する(S6)。取得した日付と積算日付とが一致する
か否かを比較して(S8)、一致しないとき、積算電流
量をリセットする(S10)。
【0020】積算電流量をリセットした後、またはS8
において日付が一致すると判別したとき、電流量を積算
して、その値を取得した日付とともに不揮発性メモリ1
3aに格納する(S12)。そして積算した電流量及び
電源電圧100Vから消費電力量を算出し(S14)、
更に該消費電力量及び単位電力料金23円/kWhから
使用電力料金を算出して、不揮発性メモリ13aに格納
する(S22)。リモートコントローラ3から何らかの
指令が与えられたか否かを判別し(S24)、与えられ
たとき、不揮発性メモリ13aに格納してある使用電力
料金を読み出し、発光ユニット16を発光させてリモー
トコントローラ3側へ読み出した使用電力料金を送信し
(S26)、料金表示部20へ表示せしめる。使用電力
料金を送信した後、またはS24において何らかの指令
が与えられていないと判別したとき、S4へ処理を戻し
て以降の手順を繰り返し、S4において電源OFFが指
令されたと判別したとき、処理を終了する。
において日付が一致すると判別したとき、電流量を積算
して、その値を取得した日付とともに不揮発性メモリ1
3aに格納する(S12)。そして積算した電流量及び
電源電圧100Vから消費電力量を算出し(S14)、
更に該消費電力量及び単位電力料金23円/kWhから
使用電力料金を算出して、不揮発性メモリ13aに格納
する(S22)。リモートコントローラ3から何らかの
指令が与えられたか否かを判別し(S24)、与えられ
たとき、不揮発性メモリ13aに格納してある使用電力
料金を読み出し、発光ユニット16を発光させてリモー
トコントローラ3側へ読み出した使用電力料金を送信し
(S26)、料金表示部20へ表示せしめる。使用電力
料金を送信した後、またはS24において何らかの指令
が与えられていないと判別したとき、S4へ処理を戻し
て以降の手順を繰り返し、S4において電源OFFが指
令されたと判別したとき、処理を終了する。
【0021】図4は、前記空気調和機における使用電力
料金の表示形態の一例を説明するための説明図であっ
て、室内ユニット1及びリモートコントローラ3の前面
の外観を表している。図において、室内ユニット1の前
面パネル右下部には運転状況などをLEDの発光により
表す表示部が設けてあり、その左側にセグメント方式に
より4桁の数値を表示する料金表示部14が設けてあ
る。また、リモートコントローラ3の前面パネルの液晶
表示部下部にも同様に4桁の数値を表示する料金表示部
20が設けてある。
料金の表示形態の一例を説明するための説明図であっ
て、室内ユニット1及びリモートコントローラ3の前面
の外観を表している。図において、室内ユニット1の前
面パネル右下部には運転状況などをLEDの発光により
表す表示部が設けてあり、その左側にセグメント方式に
より4桁の数値を表示する料金表示部14が設けてあ
る。また、リモートコントローラ3の前面パネルの液晶
表示部下部にも同様に4桁の数値を表示する料金表示部
20が設けてある。
【0022】
【発明の効果】以上の如き本発明の空気調和機によって
は、空気調和機に設けられている電流を検出するカレン
トトランスを用いて計測した電流値に基づき使用電力料
金を演算して表示するから、使用電力料金を表示させる
ために増設すべき部品点数及び工程数を簡素化されるた
め、増設コストの低減に優れた効果を奏する。また、カ
レントトランスは運転時の動作状況に応じて変動する電
流を正確に計測しているため、その計測値に基づき算出
される使用電力料金の正確さを一定に保証することがで
きる。
は、空気調和機に設けられている電流を検出するカレン
トトランスを用いて計測した電流値に基づき使用電力料
金を演算して表示するから、使用電力料金を表示させる
ために増設すべき部品点数及び工程数を簡素化されるた
め、増設コストの低減に優れた効果を奏する。また、カ
レントトランスは運転時の動作状況に応じて変動する電
流を正確に計測しているため、その計測値に基づき算出
される使用電力料金の正確さを一定に保証することがで
きる。
【0023】また、空気調和機の室内機に光で指令を与
えるリモートコントローラに設けられた表示部に使用電
力料金などの表示データを表示させるから、使用者は電
力料金を確認するために表示された電力料金が識別でき
る位置まで移動しなくても、手近なリモートコントロー
ラによって表示データを識別することができるようにな
り、操作環境を快適にすることに優れた効果を奏する。
えるリモートコントローラに設けられた表示部に使用電
力料金などの表示データを表示させるから、使用者は電
力料金を確認するために表示された電力料金が識別でき
る位置まで移動しなくても、手近なリモートコントロー
ラによって表示データを識別することができるようにな
り、操作環境を快適にすることに優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係る空気調和機の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図2】本発明に係る空気調和機の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図3】本発明に係る空気調和機の他の処理手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図4】本発明に係る空気調和機における使用電力料金
の表示形態の一例を説明するための説明図である。
の表示形態の一例を説明するための説明図である。
【図5】従来の空気調和機の電気的構成を示すブロック
図である。
図である。
1 室内ユニット 3 リモートコントローラ 12 カレントトランス 13 CPU 13a 不揮発性メモリ 14,20 料金表示部 16 発光ユニット 19 受光ユニット
Claims (1)
- 【請求項1】 演算手段の演算結果に基づいて使用電力
料金を表示手段に表示させることができる空気調和機で
あって、室外ユニットに設けたカレントトランスと、前
記カレントトランスによる計測値を積算して得られる電
流量,電源電圧値及び単位電力料金から使用電力料金を
演算する演算手段と、前記演算手段により演算された使
用電力料金を前記空気調和機の室内ユニットへ光で指令
を与えるリモートコントローラに設けられた表示部へ表
示する表示手段と、を備えたことを特徴とする空気調和
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32489698A JP3230740B2 (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32489698A JP3230740B2 (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000147029A JP2000147029A (ja) | 2000-05-26 |
JP3230740B2 true JP3230740B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
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