JP3230717U - 受変電設備 - Google Patents

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進 廣瀬
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宝ワークス株式会社
株式会社レクシード
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Abstract

【課題】床部が結露に起因して腐食、破損して穴開き等の問題が発生しやすい電気設備、例えば集合住宅用の分電盤ボックス等において、特に、その床部の腐食、破損、穴開き等を防止する。【解決手段】分電盤ボックス等の受変電設備の筐体に一対の吸排気手段30、40を設け、一方の吸排気手段により設備内部の雰囲気を外部に放出するとともに、他方の吸排気手段により外気を設備内部に取込むことにより、外気の雰囲気と装置内部の雰囲気との温度差、湿度差等を解消するとともに受変電設備内の温度差を解消して筐体底部に結露が生じるのを防止し、もって、結露に起因する腐食、錆、破損、穴開き等の発生を阻止する。【選択図】図2

Description

本考案は、分電盤ボックス、開閉基盤・分電盤ボックス、キューピクルボックス等の受変電設備に係り、特に、筐体底部に結露が生じやすい受変電設備に関する。
以下、受変電設備のうち、結露が生じやすい屋外に設置された集合住宅用の分電盤ボックスを例にとって、受変電設備を収容している筐体の底部に結露が生じやすい原因、及び筐体底部に生じた結露に起因する問題点を説明する。
■一つの建物内に複数の世帯が入居している集合住宅では、各世帯において電気が安全に使用されるために、世帯毎の漏電遮断器(漏電ブレーカ)を備えた屋外分電盤が、建物の共用設備部の外壁などに設置されている。この屋外分電盤は、一般的に、世帯毎の漏電遮断器の他に、これら漏電遮断器の一次側に設置されている集合住宅全体用の漏電遮断器を備えている。そして、■集合住宅全体における過負荷又は短絡などの要因により二次側の回路に異常な電流が流れた場合に、一次側からの電力供給を遮断するようになっている。
ところで、分電盤を収容した分電盤ボックス内には分電盤を構成する各種電気機器が配置されているために、分電盤ボックスの筐体内に虫などが侵入すると、分電盤ボックスの電気回路が短絡する事故が生じる危険がある。
そのような理由から、従来の分電盤ボックスの筐体は、外部の雰囲気と遮断した閉塞した空間を形成して、分電盤ボックス内部に虫などが侵入することがないようしている。
しかし、従来の分電盤ボックスは、分電盤ボックスの筐体の底面が結露しやすく、結露に起因して筐体床面が腐食、損傷、腐食孔を生じやすい問題があった。そして、腐食孔等が生じると、腐食孔等から虫等が分電盤ボックスの筐体内部に侵入し、虫等が電気回路に接触して電気回路が短絡するなどの事故が発生する虞があった。
特許文献1:特開2001-259353号公報には、大型配電盤、分電盤、工業用制御盤等の結露防止、写真・光学機器、美術骨董品、及び各種精密機器などの保管庫などにおける湿度管理に使用される、少なくとも排気口と吸気口との開閉機構と吸着槽とからなる除湿器において、排気口と吸気口との開閉機構部と、吸着槽を収納するハウジング容器とを着脱自在に構成することにより、故障が想定される加熱装置により容易に変更可能であり、かつ、故障が想定される加熱装置の交換が容易な除湿器が開示されている(段落0005、段落0006参照)。
特許文献2: 特開2013-219072号公報には、発熱体を含む複数複数のユニット構造が積み上げられた構成を有する装置内の冷却おこなう冷却機構が開示され、この冷却機構は、冷気と暖気とを分離するための空気のフローを生成する複数の空気フロー制御構造(仕切り構造)を備え、さらに個々のユニットにおいて、発熱体の上下面の少なくとも一部に空気のフローを遮蔽する包囲構造と、冷気取り込み口を及び暖気排出口とを設け、装置内において冷気のフローと暖気のフローとを分離することによって、発熱体(ユニット)の位置に関わらず各ユニットに対して同等の冷却効果を実現し、発熱体自体が発生する熱によって一連のフローを作り出す装置の冷却機構が開示されている(要約参照)。
特許文献3:特開2016-167335号公報は、分電盤の結露による配線ケーブル、配電用電線の腐食を発明の課題として取り上げ、この課題を解決するために、配線ケーブル、配電用電線の材質を工夫した発明を開示している。
特許文献4:特開2016-167335号公報分電盤の結露による配線ケーブル、配電用電線の腐食を発明の課題として取り上げ、この課題を解決するために、配線ケーブル、配電用電線の材質を工夫した発明を開示している。
特許文献5:特開2005-204433号公報も、特許文献4と同様の課題を解決する発明を開示している。
特許文献1記載の発明は、排気口と吸気口との開閉機構と吸着槽とからなる除湿器を設置して、結露を防止した設備を開示している。この発明は除湿器の設置を前提としており、それらの設備を設置すること自体でコストがかさむものであり、分電盤ボックス等に適用するには設備費用が嵩み過ぎる問題がある。
特許文献2記載の発明は、空気フロー制御構造、フローを遮蔽する包囲構造、冷気取り込み口を及び暖気排出口を設け、装置内において冷気のフローと暖気のフローとを分離する設備を開示している。しかし、それらの設備を設置すること自体でコストがかさむものであり、分電盤ボックス等の装置に適用するには費用が嵩み過ぎる問題がある。
特許文献3〜5記載の発明は、単に配電用電線の腐食を防止することを目的とするものであり、分電盤の筐体床面の腐食防止という本発明の課題を解決する発明とは言えない。
本件考案者は、分電盤ボックス等の受変電設備の筐体の床面に結露が生じる原因を検討した。その結果、受変電設備の筐体床面に結露が生じる原因は、分電盤ボックス等の受変電設備は外気から遮蔽されており、受変電設備内の各種電気設備から発生する熱が外部に放出されずに筐体の上部にこもり、結果として、筐体内の床面側の温度が天井面側の温度よりも低くなるという温度差に起因していることに着目した。
そして、結露防止対策として受変電設備内の雰囲気を外気の雰囲気と同等とし、かつ、筐体内の上部と下部の温度差を解消することにより、筐体床面の結露に起因する腐食、穿孔を防止する手法を検討した。
検討の結果、受変電設備が外部の雰囲気と遮断した空間を有すること実質的に維持しつつ、筐体の床面の結露に起因する腐食、穿孔を防止する手法として、外気を受変電設備の筐体内に取り込みつつ、受変電設備の筐体内の雰囲気を外部に排出し、このことにより、受変電設備の筐体内の雰囲気を外気と同等とし、かつ、受変電設備の筐体内の下部の雰囲気も筐体上部の雰囲気と同等にすることを検討した。
本件考案は、上記の知見に基づいてなされたもので、閉塞した内部空間を構成する筐体の該内部空間内に電気設備を配置した受変電設備(例えば、キューピクルボックス、分電盤ボックス、引き込み開閉器盤・分電盤ボックス、変電施設室等)の筐体に、少なくとも一対の吸排気手段を配置して、一方の吸排気手段で受変電設備内の空気を外部に放出するとともに、他方の吸排気手段で外気を受変電設備内に導入し、このことにより、閉塞した内部空間を実質的に維持しつつ、受変電設備内の雰囲気を外部の雰囲気と実質的に同等とし、かつ、受変電設備の筐体内の上部の雰囲気と下部の雰囲気との温度差を解消するようにしたものである。
本件考案の好適な構成は、一対の吸排気手段が、それぞれ吸排気ファンと吸排気用ガラリとを備えて、定期的に作動するように構成されており、筐体の相対向する一方の側面の下部に一方の吸排気手段を設けて、この下部吸排気手段により、筐体内の空気を外部に排出し、筐体の相対向する他方の側面に上部排気手段を設けて、この上部排気手段で筐体内に外気を導入するようにしている。
本考案によれば、少なくとも一対の吸排気手段を設けるという極めて簡単な手法により、閉塞した内部空間を実質的に維持しつつ、受変電装置内に外気を取り込むとともに、受変電設備内の雰囲気(空気)を外部に排出して、外気と受変電装置内の温度差、湿度差を解消するとともに、受変電設備内での上部と下部との温度差も解消し、もって、受変電設備の筐体底部が低温になることに起因する結露を防止することができる。そのため、結露に起因する装置底部の錆の発生、錆の発生に伴う腐食、腐食に伴う腐食孔の発生を防ぐことができ、その結果、腐食孔から、装置内に昆虫、小動物などが侵入して、受変電装置内の電気回路をショートさせたりする問題を解消し、装置の安全性を確保すことができる。
図1は、正面扉を閉じた状態を示す引込開閉盤・分電盤ボックスの正面図である。 図2は、正面扉を開けた状態を示す引込開閉盤・分電盤ボックスの正面図である。
以下、図面を参照して本件考案の一実施例を説明する。
図1及び図2に示す分電盤ボックスは、分電盤Aを収容している分電盤ボックスの筐体(10)と、本体の前面に設けた扉(20)とを備えている。ここで、分電盤Aは、漏電遮断器や配線用遮断器等から構成され、分電盤ボックスはこの分電盤を収容している設備を意味する。なお、扉(20)は通常閉じられており、分電盤ボックスを収容する筐体(10)は、外部と遮蔽された空間を形成している。
分電盤ボックスの筐体(10)の一方の側面の下部には下部吸排気手段(30)が設けられ、下部吸排気手段(30)は、吸排気ファン(31)と吸排気用ガラリ(32)とで構成されている。また、一方の側面に対向する他方の側面の上部には上部吸排気手段(40)が装着され、上部吸排気手段(40)もまた、吸排気ファン(41)と吸排気用ガラリ(42)とで構成されている。
この実施例では、一方の吸排気手段、好ましくは下部吸排気手段(30)で分電盤ボックスの筐体内の雰囲気を外部に排出し、他方の吸排気手段、好ましくは、上部吸排気手段(40)で分電盤ボックスの外部の雰囲気を分電盤ボックスの筐体(10)内に導入する。
このことにより、下部吸排気手段(30)により受変電設備外からのごみなどを吸引することなく、受変電設備内の雰囲気(温度、湿度等)を外気と同等の雰囲気とし、受変電設備の筐体(10)の床部に結露が生じることを防ぎ、もって腐食孔が形成されることを防止することができる。
また、下部吸排気手段(30)、上部吸排気手段(40)は、いずれも吸排気用ガラリ(32)、(42)を備え、これら吸排気手段(30)、(40)を作動する際にのみ分電盤ボックスが外部と連通するようになっているので、受変電設備は吸排気時を除いて実質的に外気から遮断されている。
なお、これら吸排気手段は、一定時間毎に作動させるようにしてもよいし、若しくは、受変電設備内外の温度差、湿度差を検出して、その差が許容範囲を超える場合に作動させることも可能である。
また、本件考案は、上記実施例に限定されるものではない。要は、設備内の雰囲気を設備外の雰囲気と同等の雰囲気とする吸排気手段を設けて、設備内の下部に溜まりやすい冷気に起因する結露を防止できるものであればよい。
例えば、上記実施例では、筐体の相対向する一方の側面下部に吸排気手段を設け、他方の側面上部に吸排気手段を設けているが、本件考案において、吸排気手段の設置個所は、筐体側面に限定されるものではなく、また、一組の吸排気手段に限定されるものではない。受変電設備の種類、設置場所などにより、吸排気手段の設置個所、設置数などを適宜変更、修正できる。
本発明に係る、キューピクルボックス、分電盤ボックス、引込開閉盤・分電盤ボックス、配電盤ボックス、工業用制御盤ボックス、さらには保管庫などの受変電設備は、結露に起因して腐食孔等が形成されやすい環境にあるが、少なくとも一対の吸排気手段を設けることにより、結露に起因する腐食孔等の生成を有効に防止することができ、しかも、吸排気手段は安価なコストで簡単に配置できるという優れた効果を発揮する。
A…引込開閉式・分電盤ボックス内に配置されている各種電気機器
10…分電盤ボックスの筐体
20…分電盤ボックスの扉
30…結露防止装置を構成する下部の吸排気手段
31…下部の吸排気手段を構成する吸排気ファン
32…下部の吸排気手段を構成する吸排気用ガラリ
40…結露防止装置を構成する上部の吸排気手段
41…上部吸排気手段を構成する吸排気ファン
42…上部吸排気手段を構成する吸排気用ガラリ

Claims (6)

  1. 閉塞した内部空間を構成する筐体の該内部空間内に電気設備を配置した受変電施設であって、前記筐体に、前記受変電設備の内部と外部とを連通可能に配置された少なくとも一対の吸排気手段を設けて、一方の吸排気手段により、受変電設備内部の雰囲気を外部に排出し、他方の吸排気手段により、受変電設備外部の雰囲気を受変電設備内部に導入するようにしたことを特徴とする受変電設備。
  2. 一対の吸排気手段は、前記筐体の相対向する側面のうち、一方の側面の下部に前記受変電設備の内部と外部とを連通可能に配置された下部吸排気手段と、前記筐体の相対向する側面のうち他方の側面の上部に前記受変電設備の内部と外部とを連通可能に配置された上部吸排気手段とを備え、上部吸排気手段と下部吸排気手段のうち、一方の吸排気手段により受変電設備内の雰囲気を外部に排出し、他方の吸排気手段により受変電設備外部の雰囲気を受変電設備内に導入するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の受変電設備。
  3. 上部吸排気手段は、受変電設備外部の雰囲気を受変電設備内に導入する手段で、下部吸排気手段は、受変電設備内の雰囲気を外部に排出する手段であることを特徴とする請求項2に記載の受変電設備。
  4. 吸排気手段は、吸排気ファンと吸排気用ガラリとを備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の受変電設備。
  5. 吸排気手段を定期的に作動させる作動装置を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の受変電設備。
  6. 受変電設備は、キューピクルボックス、分電盤ボックス、引込開閉器盤・分電盤ボックス、及び、変電施設室の群から選択された設備であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の受変電設備。
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