JP3230692U - 圧迫用カフ - Google Patents

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Abstract

【課題】損傷が生じにくい圧迫用カフを提供する。
【解決手段】圧迫用カフ1は、積層した2枚の樹脂シートの外周を全周で溶着してなり、長手方向に伸びる帯状形状を有する空気袋2と、空気袋2の溶着部を貫通して設けられ、空気袋2の内部空間と外部とを連通するチューブ3と、チューブ3の端部に接続され、空気袋2の内部空間の圧力を調節する加圧ポンプ4と、空気袋2を被圧迫部(大腿部)に巻回した環状の状態で固定する固定部材5と、を有し、被圧迫部に巻回して固定した空気袋2の内部空間を加圧し、膨張した空気袋2で被圧迫部を圧迫する。
【選択図】図4

Description

本考案は、被圧迫部に巻回して固定した空気袋を膨張させ、空気袋で被圧迫部を圧迫する圧迫用カフに関する。
四肢の筋肉に締付力を与えて血流を制限しながら運動を行う筋力トレーニング方法が知られている。このトレーニング方法は、袋状に形成された細長い布製のベルトの中にゴム製の空気袋を挿入してなる圧迫用カフを使用する。従来の圧迫用カフは、四肢の所定の位置に巻回して固定され、空気袋に空気を送り込むことにより所望の圧力を発生させて四肢を圧迫して締め付ける。
従来の圧迫用カフは、ゴム製の空気袋が破れやすいという問題があった。また、空気袋の内部に空気を送り込むためのチューブを備えており、このチューブが空気袋に接続する部分で揺動し、接続部の近傍で損傷が生じやすかった。
本考案は上記実情に鑑みてなされたものであり、損傷が生じにくい圧迫用カフを提供することを課題とする。
上記課題を解決する本考案は、積層した2枚の樹脂シートの外周を全周で溶着してなり、長手方向に伸びる帯状形状を有する空気袋と、前記空気袋の溶着部を貫通して設けられ、前記空気袋の内部と外部とを連通するチューブと、前記チューブの端部に接続され、前記空気袋の内部の圧力を調節する加圧ポンプと、前記空気袋を被圧迫部に巻回した環状の状態で固定する固定部材と、を有し、前記被圧迫部に巻回して固定した前記空気袋の内部を加圧し、膨張した前記空気袋で前記被圧迫部を圧迫することを特徴とする。
本考案の圧迫用カフは、樹脂シートを溶着して形成された空気袋を有している。この空気袋は、ゴム製の空気袋(従来品)よりも強度に優れている。すなわち、空気袋の損傷が抑えられたものとなっている。
さらに、本考案の圧迫用カフは、空気袋の溶着部にチューブが貫通して設けられている。溶着部は樹脂シートよりも硬質であり、溶着部を貫通するチューブが強固に固定される。この結果、空気袋とチューブとが接続する部分の損傷が抑えられる。
以上の結果、本考案の圧迫用カフは、損傷が生じにくいものとなっている。
さらに、本考案の圧迫用カフは、袋状のベルトを用いることなく、使用できる。つまり、従来の圧迫用カフと比較して部品点数を減少できる。これにより、圧迫用カフに要するコストを低減できる。
加えて、本考案の圧迫用カフの空気袋は、樹脂シートを溶着して形成されており、その表面に汚れが付着しても、簡単に洗浄できる。これにより、圧迫用カフを繰り返し使用する際の洗浄に要するコストを低減できる。
実施形態1の圧迫用カフを加圧状態で示した斜視図である。 実施形態1の圧迫用カフを示す断面図である。 実施形態1の圧迫用カフを示す上面図である。 実施形態1の圧迫用カフを大腿部に固定した状態を示す側面図である。 実施形態2の圧迫用カフの空気袋を示す上面図である。 実施形態2の圧迫用カフを大腿部に固定した状態を示す側面図である。
以下、本考案の圧迫用カフについて、実施の形態を用いて本考案を具体的に説明する。
[実施形態1]
本形態の圧迫用カフ1は、図1〜図4に示すように、空気袋2と、チューブ3と、加圧ポンプ4と、面ファスナー5と、を有する。図1は、本形態の圧迫用カフ1を、空気袋2の内部空間21を加圧した状態で示した。図2は、図1中のII−II線での断面図である。図3は、本形態の空気袋2の上面図である。図4は、本形態の圧迫用カフ1を大腿部に固定した状態を示す側面図である。
空気袋2は、積層した2枚の樹脂シート20(20A,20B)の外周を全周で溶着してなる。樹脂シート20の外周が全周で溶着されることで、空気袋2の内部に内部空間21が形成される。積層した2枚の樹脂シート20とは、2枚の樹脂シート20(20A,20B)が厚さ方向で積層した状態のものであればよく、2枚の樹脂シート20A,20Bを積層したものだけでなく、1枚の樹脂シート20を折り返して積層状態としたものを含む。
2枚の樹脂シート20(20A,20B)のうち、樹脂シート20Aは空気袋2の一方の表面を形成し、樹脂シート20Bは空気袋2の他方の表面を形成する。一方の表面は、後述のように、大腿部に固定したときに外周面側に位置する面である。他方の表面は、大腿部に固定したときに内周面側に位置する面である。
空気袋2を形成する樹脂シート20は、空気袋2の内部空間21の圧力を圧力バルブで高めたときに、空気袋2が膨らんで被圧迫部を圧迫できる材料(樹脂材料)や厚さであればよく、具体的な材料や厚さが限定されない。なお、樹脂シート20の材料は、ゴム(ゴム弾性を発揮する材料)を含まない。
樹脂シート20の材料は、溶着可能な材料である熱可塑性樹脂であることが好ましい。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリウレタン(PU)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)、ポリ酢酸ビニル(PVA)、ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)、ポリエステル(PEs)、熱可塑性ポリイミド (PI)、ポリアミドイミド (PAI)等の樹脂をあげることができる。
積層した2枚の樹脂シート20(20A,20B)のそれぞれの材料は、溶着可能な組み合わせであれば、同じ樹脂であっても、異なる樹脂であっても、いずれでもよい。積層した2枚の樹脂シート20のそれぞれの材料は、同じ材料であることがより好ましい。
樹脂シート20は、その厚さが限定されない。空気袋2の内部にガス(流体、空気)を入れたときに空気袋2が膨らむように変形できる厚さであればよい。材料により樹脂シート20の変形のしやすさが異なることから、最適な厚さについても限定されない。本形態では、空気袋2の内部空間20の圧力を少なくとも300mmHgに加圧しても、伸びることなく変形できる厚さである。
本形態では、2枚の樹脂シート20のそれぞれに、厚さ0.5mmのポリウレタンシート(日本マタイ社製、商品名:エスマーURS ET(98)#5)を用いた。このポリウレタンシートは、引張強度:平均67MPa、引張伸度:平均473%である。
空気袋2は、図2に示すように、樹脂シート20が溶着した溶着部22を有する。溶着部22は、長方形の樹脂シート20の外周部に、全周にわたって形成される。溶着部22の幅(溶着幅)の長さは限定されない。本形態は、樹脂シート20が幅:100mm、長手方向長さ:400mmの帯状を有し、その外周の周縁部に5mmの幅で溶着部22が形成されている。
チューブ3は、空気袋2の溶着部22を貫通して設けられる。チューブ3は、空気袋2の内部空間21(内部)と外部とを連通する。チューブ3は、一端30が空気袋2の内部空間21で開口し、他端31が外部で開口する。チューブ3の他端31は、加圧ポンプ4に接続する。チューブ3は、加圧ポンプ4により空気袋2の内部空間21を加圧することができるように、通気可能に形成されている。
チューブ3は、その材料や径(内径及び外径)は限定されない。チューブ3は、溶着部22を貫通する部分が、溶着時の熱で変形しない材料であることが好ましい。樹脂シート20の材料より硬質の材料よりなることが好ましい。
加圧ポンプ4は、チューブ3の他端31(端部)に接続され、空気袋2の内部空間21の圧力を調節する装置である。加圧ポンプは、この機能を発揮できる装置であれば、具体的な装置の構成が限定されない。本形態では、ゴム球40と、圧力計41と、切り替え弁42と、送気チューブ43と、を有する。
ゴム球40は、手動で空気袋2の内部空間21を加圧する装置である。ゴム球40は、手動で空気袋2の内部空間21に空気(ガス)を送る部材である。ゴム球40は、内部空間21に送った空気が逆流することを防止する逆流防止弁(図示せず)を有する。
圧力計41は、空気袋2の内部空間21と連通した位置に設けられ、内部空間21の圧力を測定する。
切り替え弁42は、ゴム球40と圧力計41との間に設けられ、ゴム球40からの空気を空気袋2に流す状態と、空気袋2内の加圧された空気が逆流することを規制する状態と、空気袋2内の加圧された空気を外部に排出する状態と、を切り替える弁である。
送気チューブ43は、ゴム球40とチューブ3とを接続し、その経路中に、圧力計41及び切り替え弁42を設けたチューブである。
面ファスナー5は、空気袋2を被圧迫部(後述の大腿部)に巻回した環状の状態で固定する部材(固定部材)である。面ファスナー5は、フック面50aを有するフック面部材50と、フック面50aと係合するループ面51aを有するループ面部材51と、を備える。
本形態では、面ファスナー5のフック面部材50は、フック面50aが露出した状態で、空気袋2の一方の表面(樹脂シート20Aの表面)の全面に両面粘着テープ(図示せず)で固定されている。フック面部材50は、樹脂シート20(20A)と同じ形状で形成されており、空気袋2の一方の表面の全面がフック面50aとなっている。本形態のフック面部材50は、幅:100mm、長手方向長さ:400mmの帯状(又はシート状)の部材である。
フック面部材50を樹脂シート20Aに固定する両面粘着テープは、フック面部材50と樹脂シート20Aとを着脱可能に固定することが好ましい。着脱可能に固定することで、空気袋2のみの洗浄等が可能となる。
面ファスナー5のループ面部材51は、フック面部材50と脱着可能な部材であり、空気袋2がフック面50aを外周面とした環状を形成したときに、長手方向の両端を同時に係合する部材である。ループ面部材51は、幅:100mmの帯状(又はシート状)の部材である。
なお、面ファスナー5のフック面部材50は樹脂シート20より変形しにくく、ループ面部材51は樹脂シート20より変形しやすい。換言すると、フック面部材50は樹脂シート20より硬質に形成されている。空気袋2を環状に固定するときに、軟質のループ面部材51を外周面側から環状に変形させることとなり、固定しやすくなる。
(使用方法例)
本形態の圧迫用カフ1の使用方法を、大腿部(被圧迫部)の血流を制限することに使用する方法を用いて説明する。
最初に、本形態の圧迫用カフ1は、フック面部材50の長手方向の一方の端部にループ面部材51を係合する。
次に、本形態の圧迫用カフ1を、帯状の長手方向が大腿部(被圧迫部)の周方向に沿って巻き付ける。このとき、空気袋2の他方の表面(樹脂シート20Bの表面)を内周側で、大腿部に直接当接した状態で巻き付ける。巻き付けられた空気袋2は、その内周面が樹脂シート20Bにより形成され、外周面がフック面部材50で形成される。
そして、大腿部を巻回したフック面部材50の長手方向の他方の端部にループ面部材51を係合する。これにより、本形態の圧迫用カフ1は、図4に示すように、大腿部(被圧迫部)を巻回した環状の状態で空気袋2が固定される。ループ面部材51は、フック面部材50の長手方向の両端部に係合して、固定される。
それから、加圧ポンプを操作して空気袋2の内部空間21の圧力を高める。そうすると、空気袋2の内部空間21が膨張し、大腿部を圧迫できる。
具体的には、ゴム球40を操作し、空気袋2の内部空間21に空気を送り、内部空間21を加圧する。そうすると、空気袋2の内部空間21が膨張する。空気袋2は、ゴム弾性がほとんどない樹脂シート20(20A,20B)から形成されており、図1〜図2に示すように、内部空間21が膨張したときにそれぞれの樹脂シート20(特に樹脂シート20B)の幅方向の中央部近傍が平面形状を維持した状態で膨らむ。内部空間21が膨張したときの断面形状は円形ではなく、略小判形状となる。本形態の圧迫用カフ1は、空気袋2の外周面に面ファスナー5のフック面部材50が固定されており、膨張による変形が内周面側より規制される。この結果、本形態の圧迫用カフ1は、大腿部に面する内周面側が外周面側より膨張し、空気袋2が大腿部を圧迫する。
そして、圧力計で空気袋2の内部空間21の圧力を所定の圧力に保持し、大腿部を圧迫する。この状態(大腿部の血流を制限した状態)で、大腿部の筋肉を増強する運動を行う。運動終了後、切り替え弁42を切り替えて、空気袋2の内部空間21内の加圧された空気を外部に排出し、大腿部の圧迫を終了する。
その後、ループ面部材51の長手方向の一方の端部及び/又は他方の端部をフック面部材50から取り外し、本形態の圧迫用カフ1を大腿部から取り外す。
以上のように、本形態の圧迫用カフ1は、大腿部を圧迫することができる。
(効果)
本形態の圧迫用カフ1は、積層した2枚の樹脂シート20(20A,20B)の外周を全周で溶着してなり、長手方向に伸びる帯状形状を有する空気袋2と、空気袋2の溶着部22を貫通して設けられ、空気袋2の内部空間21と外部とを連通するチューブ3と、チューブ3の端部に接続され、空気袋2の内部空間21の圧力を調節する加圧ポンプと、空気袋2を大腿部(被圧迫部)に巻回した環状の状態で固定する面ファスナー5(固定部材)と、を有する。そして、大腿部(被圧迫部)に巻回して固定した空気袋2の内部空間21の圧力を高めて加圧し、内部空間21を膨張した空気袋2で大腿部(被圧迫部)を圧迫する。
本形態の圧迫用カフ1は、空気袋2が樹脂シート20(20A,20B)から形成されている。樹脂シート20がゴムより強度に優れていることから、空気袋2は高い強度を有する。また、チューブ3との接合部の強度も、従来のゴム製のものより優れている。この結果、本形態の圧迫用カフ1は、空気袋2及びチューブ3との接続部での損傷が生じにくくなっており、長寿命となっている。
本形態の圧迫用カフ1は、空気袋2を大腿部に直接固定しており、従来のゴム製の空気袋を収容するベルトを用いることなく大腿部(被圧迫部)の圧迫に使用できる。本形態の圧迫用カフ1は、部品点数を少なくすることができ、特にベルトに要するコストを低減できる。
空気袋2を形成する樹脂シート20は、ゴムより硬質の材料である。空気袋2の内部空間21を膨張させると、樹脂シート20Bの幅方向の中央部近傍が平面形状を維持した状態で空気袋2が膨らむ。大腿部(被圧迫部)を広い面積で、かつほぼ均一の圧力で圧迫できる。本形態の圧迫用カフ1は、空気袋2が大腿部(被圧迫部)を圧迫する部分が面となり、血流の規制の効果をより確実に発揮できる。
本形態の圧迫用カフ1は、従来のベルトを用いることなく、空気袋2が大腿部(被圧迫部)に当接した状態で使用することができる。本形態の圧迫用カフ1は、使用等の取り扱い時に汚れが付着しても、樹脂シート20から形成された空気袋2は簡単に洗浄することができる。更に、この空気袋2は、使用前の清浄(消毒)を簡単に行うことができる。この結果、本形態の圧迫用カフ1は、メンテナンス性に優れている。対して、ベルトを用いる従来品では、ゴム製の空気袋及びベルトのそれぞれに洗浄(消毒)を行う必要があるだけでなく、洗浄(消毒)後の組み付けの手間も多くかかるという問題がある。
本形態の圧迫用カフ1は、固定部材として、フック面50aを有するフック面部材50と、フック面50aと係合するループ面51aを有するループ面部材51と、を備える。そして、フック面部材50(フック面部材50とループ面部材51の一方)が、空気袋2の外周側の表面の全面に一体に固定され、ループ面部材51(フック面部材50とループ面部材51の他方)が、フック面部材50(フック面部材50とループ面部材51の一方)の長手方向の両端部に係合する。
本形態の圧迫用カフ1において、面ファスナー5のフック面部材50及びループ面部材51の両部材は、いずれも柔軟性を有している。このため、本形態の圧迫用カフ1は、大腿部の外周面に沿った形状(環状)に容易に変形でき、この状態で大腿部に固定できる。面ファスナー5は、フック面部材50とループ面部材51との着脱を簡単に行うことができるだけでなく、固定位置を簡単に調節できる。すなわち、本形態の圧迫用カフ1は、大腿部の太さにかかわらず、大腿部に沿って固定できる。
本形態の圧迫用カフ1は、フック面部材50が、空気袋2の外周側の表面の全面に固定されている。この構成によると、空気袋2の外周面側の全面にフック面部材50が位置し、空気袋2が膨張したときに、フック面部材50が外周側に膨らむことを規制する。そうすると、空気袋2が膨張したときに、外周側より内周側に膨らむこととなり、大腿部(被圧迫部)をより確実に圧迫できる。
[実施形態2]
本形態の圧迫用カフ1は、図5に示すように、複数の空気袋2を有すること以外は、実施形態1と同様な構成である。図5は、本形態の圧迫用カフ1の空気袋2を示す上面図である。
本形態の圧迫用カフ1は、図5に示すように、3つの空気袋2(2A,2B,2C)を備える。3つの空気袋2(2A,2B,2C)は、それぞれが帯状の形状を有し、帯状形状の幅方向に並んで配置されている。3つの空気袋2A,2B,2Cは、チューブ3(3B,3C)でそれぞれの内部空間21が連通している。
空気袋2Aは、実施形態1の空気袋2と同様な帯状の形状に形成されている。空気袋2Aには、幅方向の一方の端部側にチューブ3Aが設けられている。チューブ3Aは、実施形態1のチューブ3と同様に設けられている。空気袋2Aの幅方向の他方の端部側には、チューブ3Bが設けられている。チューブ3Aとチューブ3Bとは、空気袋2Aの長手方向での位置が同じ位置で、幅方向の両端側に設けられている。
空気袋2Bは、実施形態1の空気袋2と同様な帯状の形状に形成されている。空気袋2Bには、幅方向の一方の端部側にチューブ3Bが設けられている。チューブ3Bは、実施形態1のチューブ3と同様に設けられている。空気袋2Bの幅方向の他方の端部側には、チューブ3Cが設けられている。チューブ3Bとチューブ3Cとは、空気袋2Bの長手方向での位置が同じ位置で、幅方向の両端側に設けられている。
空気袋2Cは、実施形態1の空気袋2と同様な帯状の形状に形成されている。空気袋2Cには、幅方向の一方の端部側にチューブ3Cが設けられている。チューブ3Cは、実施形態1のチューブ3と同様に設けられている。
空気袋2Bの内部空間21は、チューブ3Bを介して空気袋2Aの内部空間21と連通している。空気袋2Cの内部空間21は、チューブ3Cを介して空気袋2Bの内部空間21と連通している。すなわち、3つの空気袋2A,2B,2Cは、チューブ3B,3Cで連通している。
3つの空気袋2(2A,2B,2C)のそれぞれの一方の表面(外周側の表面)には、面ファスナー5のフック面部材50が固定されている。それぞれのフック面部材50は、互いに異なるループ面部材51が係合して固定される。
空気袋2Aに設けられたチューブ3Aは、加圧ポンプに接続する。
(作用効果)
本形態の圧迫用カフ1は、実施形態1のものと同様に大腿部に巻き付けて使用することができる。
本形態の圧迫用カフ1は、図6に示すように、3つの空気袋2A,2B,2Cのそれぞれを大腿部に巻き付けて固定して使用する。そして、本形態の圧迫用カフ1は、加圧ポンプ(ゴム球)を操作すると、チューブ3Aを介して空気袋2Aの内部空間21が加圧される。3つの空気袋2A,2B,2Cは、チューブ3B,3Cで連通しており、それぞれの空気袋2A,2B,2Cが同時に膨張する。この結果、本形態の圧迫用カフ1は、大腿部を広い面積で圧迫できる。また、本形態の圧迫用カフ1は、それぞれの空気袋2A,2B,2Cを独立して大腿部に巻き付けて固定できる。本形態の圧迫用カフ1は、大腿部のように太さが異なる部位に、適切に巻き付けることができる。つまり、太さが異なる大腿部でも、広い面積を適切な圧力で圧迫できる。
[変形形態1]
上記の各形態では空気袋2の樹脂シート20(20A,20B)に同じ厚さのシートを用いているが、この形態に限定されない。厚さの異なるシートで形成しても良い。2枚の樹脂シート20(20A,20B)の厚さが異なる場合、大腿部(被圧迫部)に当接する面を形成する樹脂シート20Bの厚さが、樹脂シート20Aよりも薄いことが好ましい。
この構成によると、大腿部(被圧迫部)に当接する樹脂シート20B側が、樹脂シート20A側よりも膨らみやすくなる。つまり、空気袋2の大腿部(被圧迫部)側が膨張し、大腿部(被圧迫部)をより確実に圧迫できる。
1:圧迫用カフ、2:空気袋、20,20A,20B:樹脂シート、21:内部空間、22:溶着部、3,3A,3B,3C:チューブ、4:加圧ポンプ、40:ゴム球、41:圧力計、42:切り替え弁、43送気チューブ、5:面ファスナー、50:フック面部材、51:ループ面部材。

Claims (4)

  1. 積層した2枚の樹脂シートの外周を全周で溶着してなり、長手方向に伸びる帯状形状を有する空気袋と、
    前記空気袋の溶着部を貫通して設けられ、前記空気袋の内部と外部とを連通するチューブと、
    前記チューブの端部に接続され、前記空気袋の内部の圧力を調節する加圧ポンプと、
    前記空気袋を被圧迫部に巻回した環状の状態で固定する固定部材と、
    を有し、
    前記被圧迫部に巻回して固定した前記空気袋の内部を加圧し、膨張した前記空気袋で前記被圧迫部を圧迫することを特徴とする圧迫用カフ。
  2. 前記固定部材は、フック面を有するフック面部材と、前記フック面と係合するループ面を有するループ面部材と、を備える面ファスナーである請求項1記載の圧迫用カフ。
  3. 前記フック面部材と前記ループ面部材の一方が、前記空気袋の外周面側の表面の全面に一体に固定され、
    前記フック面部材と前記ループ面部材の他方が、前記フック面部材と前記ループ面部材の一方の長手方向の両端部に係合する請求項2記載の圧迫用カフ。
  4. 内部が連通した複数の前記空気袋を、幅方向に並んだ状態で備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧迫用カフ。
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