JP3230606U - クーラボックス - Google Patents

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邦雄 赤木
伸彦 衛藤
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Abstract

【課題】餌の鮮度、魚の鮮度(活性)を長時間にわたり保持できる餌箱としてまた釣り上げた魚の保管箱としてきわめて有用なクーラボックスを提供する。【解決手段】クーラボックスは、断熱層を含む前後、上下、左右の6壁で構成され、上壁は開閉自在であり、内部に貯水空間を有する。貯水空間に蓄えられた真水または海水に対して一対のエアポンプ17A、17Bから空気を送り込む。エアパイプ20の先端部が2股に分岐し、水底側のスポンジ側開口と、水面側の空気吐出口を有する。エアパイプの水底側開口21は多孔質材のスポンジ24で被包され、スポンジに硝化バクテリアが担持され、水中の魚類が発生するアンモニアを分解する。水底側と水面側の2つの開口により空間内の真水または海水の循環を促進する。貯水空間は仕切り材25により複数の小空間に分離され、小容器26、27に複数種の餌、魚を仕分けして保管可能とする。【選択図】図3

Description

この考案はクーラボックス、詳しくはエアポンプ式ろ過装置を付設したクーラボックスに関する。
従来のエアストーン式クーラボックスまたはばっかん(ビニール製容器)については、例えば実開昭60−38569号公報に記載のものが知られている。
このものは、ボックス内上部に配置したエアポンプからノズルより水中に泡は吐出するよう構成されている。つり上げた魚の保管、移送用としての用途に使われている。
ところで、活き餌を使用する釣りにおいては、これまでは活き餌を長時間において新鮮な状態(活きの良い状態)で保持する手段としてクーラボックスを使用することは行われてこなかった。もし、この活き餌保持のために上記クーラボックスを使用したとすると、ポンプから水中に空気を吐出するのみであり、活き餌が発生させるアンモニアにより長時間の鮮度維持はきわめて困難と考えられる。酸素供給の他にも、水質の維持が必要だからである。
実開昭60−38569号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明によれば、いったん保持した魚、活き餌について長時間の鮮度維持が困難であるという問題点が生じている。すなわち、エアストーンによる酸素供給にみでは水のろ過およびアンモニアの除去ができる構成ではなかった。水中の酸素濃度、アンモニア除去のコントロールができなかったからである。
そこで、本発明は、活き餌または活魚が長時間にわたって元気な状態(活性)を保持することを可能としたきわめて有用なクーラボックスを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、前壁、後壁、上壁、下壁、左壁、右壁で構成される箱形状であって、これら6壁の全てが断熱層を有し、これら6壁の内部に貯水空間を有するクーラボックスであって、貯水した貯水空間に空気を送り込むエアパイプを有するエアポンプを備え、上記エアパイプの先端部は2股に分岐して、水面直下に開口する上端開口部分と水底部に開口する水底開口部分とを有し、この水底開口部分が多孔質材にて被包され、この多孔質材は硝化バクテリアを担持するとともに、水のろ過を行うことを特徴とするクーラボックスである。
請求項2に記載の発明は、上記貯水空間は、仕切り材により複数の小空間に分離可能とされた請求項1に記載のクーラボックスである。
請求項3に記載の発明は、上記多孔質材は円筒体形状のスポンジで形成されて上記水底開口部分に対して着脱自在とされた請求項1または請求項2に記載のクーラボックスである。
なお、上記貯水空間内の水温を制御する(加熱または冷却する)ペルチェ素子をさらにクーラボックスに配設することも、水中の酸素濃度をコントロールする点では有用とされる。水温上昇により水中での酸素の溶存量が小さくなるから、これを抑制するため、一定水温に保つことが重要である。
本発明に係るクーラボックスにあっては、エアポンプで圧力エアを水中に送り込む。その結果として水中に循環する水流を発生させる。すなわち、所定圧力で送り込まれた空気は分岐部において上側に送り出されて上端開口部分の吐出口(エアパイプの開口)から水面付近の水中に吐出される。このとき、水底開口部分の開口からは水がエアパイプ内に吸い込まれて、この水は上記空気とともに水面直下に排出される(貯水空間内にて循環流が形成される)。この吸い込みは多孔質材を介して行われる。多孔質材においては硝化バクテリアが担持されており、このバクテリアが魚、餌などが発生させるアンモニアは分解される。すなわち、クーラボックスの水中に活き餌、魚を保管してあっても、長時間においての鮮度(活性)維持が可能であることを意味する。よって、活き餌を無駄なく使用すること、釣り上げた魚を新鮮な状態で持ち運ぶことができる。
本発明の一実施例に係るクーラボックスを示す斜視図である。 本発明の一実施例に係るクーラボックスを示す正面図である。 本発明の一実施例に係るクーラボックスで蓋を取り除いた状態を示す平面図である。 本発明の一実施例に係るクーラボックスを示す縦断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1〜図4は、本発明の一実施例に係るクーラボックスを示す概略図である。
これらの図において示すように、クーラボックス10は箱形状であって、前壁11、後壁16、上壁(開閉蓋)13、下壁(底壁)14、左側壁15、右側壁12で構成されている。上壁13はその一辺に配したヒンジにより上下方向において開閉自在に設けられている。これらの6壁11〜16は、いずれも、例えば発泡スチロールなどからなる所定厚さの断熱層を含む。すなわち、所定厚さの発泡樹脂の板材をプラスチック板で表裏から密着して挟んで形成されている。これの壁材11〜16によりクーラボックス内の貯水空間が画成されているのである。その容量は、各壁材のサイズにより決定されている。貯水空間内には水、海水、真水、その他の液体が収容される。水抜き穴を底壁材14にプラグ付きで設けることもできる。
クーラボックスの内部に形成された貯水空間にあっては、仕切り板25により分割可能とされており、仕切り板25を取り外すことで大きな空間を、取り付けることで中空間とで小空間とを形成することができる。前者はつり上げた魚が大きい場合に使用する。分割したときはその空間同士を連通可能とするか否かは選択事項とされる。メッシュ様の仕切り板では同じ水が両方に満たされる。
貯水空間に蓄えられた真水または海水に対しては、一対のエアポンプ17A,17Bから空気を送り込むこととなる。これらのエアポンプ17A,17Bはいずれも前壁11外面に固設することができ、エアパイプ18,19,20(集合管)を介して空気吐出筒23に連通している。集合筒20の端は2股に分岐して空間に内に開口している。すなわち、筒20端は空気吐出筒(上端開口部分)23の途中に連通しており、この空気吐出筒23は貯水空間内で垂直に延び下端部は屈曲して水底に配設され、上端部は屈曲して水面付近にその吐出口を開口させている。水底に配置された吐出筒23の先端部(水底開口部分)21はその開口を介して空間に連通しており、さらにはこの部分21は円筒状のスポンジ24により被包されている。すなわち、多孔質材であるスポンジ24を介して開口から水を吸い込むことができる。水面近傍に水平に延びる垂直筒23の上端部22は、上記エアポンプからの圧縮エアが吐出される際、下端開口から吸い込んだ水をも同時に吐出する。上下に開口を配置したため、空間内の水には循環流が形成される。なお、18,19はエアポンプからの圧縮空気を送出するためのパイプである、前壁11の壁面において固定されたジョイントで上記筒20に集合して連通している。
エアパイプ20の吸水口部21は多孔質材であるスポンジ24で被包され、このスポンジ24には硝化バクテリアが担持されている。すなわち、水中の魚類(または活き餌)が発生するアンモニアを分解する。
エアパイプ20の先端部23が2股に分岐しており、水底側の上記スポンジ側21と、水面側22の空気吐出口とを有する。これら2つの吐出口により空間内での水の循環を促進する。
貯水空間は、上述のように仕切り材25により複数の小空間に分離されたとき、これらのそれぞれに複数種の活き餌(オキアミ、エビなど)、または異なる大きさの魚を仕分けして保管可能とする。なお、水温制御をペルチェ素子で行うこともできる。さらに2機のポンプを付設(並設)することで長時間の運転による鮮度(活性)保持を容易とする。
図3にて、小空間の上側壁には2つの小容器25,26が壁面に固定されて保持されている。これの小容器には例えばゴカイ、青虫などをオガクズ中に保持することもできる。
なお、上記壁のいずれかには釣り餌であるゴカイ、虫類を収納可能な小箱を取り付けることもできる。温度一定とされてその鮮度を保持できる。
なおまた、30は逆流防止弁(一方向弁)であって、圧縮空気がエアポンプ17に逆流することを防止している。
以上の構成に係るクーラボックス10の使用方法を説明すると、真水または海水を注入した内部空間に活き餌を複数種保管する。そして、釣り場まで移送する場合、エアポンプ17からエアを水中に供給し続ける。すなわち、圧縮エアを配管、パイプ20から分岐管23を通してその開口から吐出させる。このとき、水底部の開口からは水が吸い込まれ垂直管23を介して開口22からエアとともに排出されることもある。エアの圧力などによる。活き餌は水槽内で酸素の供給を受けて活動でき、その糞などの排泄物はスポンジ24に吸引されることとなる。スポンジ24においては硝化バクテリアが担持されているため、このバクテリアによりアンモニアが分解されて水の汚染は最小限にとどめられる。なお、スポンジに替えてエアストーンを多孔質材として使用することも可能である。さらに、釣り上げた魚類をクーラボックスにて保管移送することもできる。この場合もエアポンプの作動により酸素を常に供給可能であることから、その鮮度が落ちることがなく、〆ずに活きた状態で魚の移送が可能である。
この発明は、クーラボックスを餌箱としてまた魚保管箱として用いる技術として有用である。
10 クーラボックス、
11〜16 壁材、
17 エアポンプ、
21 エアパイプ端、
24 スポンジ(多孔質材)。

Claims (3)

  1. 前壁、後壁、上壁、下壁、左壁、右壁で構成される箱形状であって、これら6壁の全てが断熱層を有し、これら6壁の内部に貯水空間を有するクーラボックスであって、貯水した貯水空間に空気を送り込むエアパイプを有するエアポンプを備え、
    上記エアパイプの先端部は2股に分岐して、水面直下に開口する上端開口部分と水底部に開口する水底開口部分とを有し、
    この水底開口部分が多孔質材にて被包され、
    この多孔質材は硝化バクテリアを担持するとともに、水のろ過を行うことを特徴とするクーラボックス。
  2. 上記貯水空間は、仕切り材により複数の小空間に分離可能とされた請求項1に記載のクーラボックス。
  3. 上記多孔質材は円筒体形状のスポンジで形成されて上記水底開口部分に対して着脱自在とされた請求項1または請求項2に記載のクーラボックス。
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