JP3230337U - 防護服殺菌装置 - Google Patents

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鈴木 淳一
淳一 鈴木
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株式会社東通研
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Abstract

【課題】防護服を着用したまま殺菌できる防護服殺菌装置を提供する。【解決手段】防護服殺菌装置10は、開閉扉12を有し、防護服を着用した状態で出入できる小部屋14と、小部屋内の上下面及び側面から中心に向けて波長254nm及び185nmを主波長とする紫外線を照射するUV照射手段30と、小部屋内の側面の複数個所から中心に向けてエアを吹き付けるエア供給手段40と、人を検知して開閉扉を開閉する開閉手段(人感センサ20)と、を備え、UV照射手段は、波長254nmの紫外線を線量40mJ/cm2とし、波長185nmの紫外線により1.5ppm以下のオゾンを生成する。【選択図】図1

Description

本考案は医療従事者が医療行為時にウィルスなどの病原菌の付着や吸引を防ぐ目的で着用する防護服を殺菌する防護服殺菌装置に関する。
医療従事者が医療行為時にウィルスなどの病原菌の付着や吸引を防ぐ目的で着用する防護服がある。使用後の防護服は廃棄処分となる。防護服を脱ぐときは、アルコール消毒を行いながら表面の汚染されている箇所に触れないように慎重に進めなければならない。
従来、被服の殺菌装置として特許文献1,2に開示の技術がある。
特許文献1に開示の装置は、密閉室内に被服類をハンガー掛けして入れて湿気を与えたのち、オゾンを導入してオゾンによる殺菌を行っている。
特許文献2に開示の技術は、タンス程度の本体にハンガー掛けした被服を入れて回転させる。そして被服に風を吹き付けて、オゾンにより脱臭し、紫外線を照射して殺菌する。花粉、埃、菌を含んだ風をろ過するフィルターを備えている。
しかしながら、防護服を脱衣する際に、誤って表面に付着したウィルス等に触れてしまい感染するおそれがあった。また、防護服を脱ぐ際に手袋でドアノブ等に触れて汚染を拡大させるおそれがあった。
また従来の殺菌装置は、いずれも被服そのものを室内に入れて殺菌するものであり、被服を着た状態で殺菌することを想定していない。
特開平5−212187号公報 実用新案登録第3152697号公報
本考案が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題点に鑑み、防護服を着用したまま殺菌できる防護服殺菌装置を提供することにある。
本考案は、上記課題を解決するための第1の手段として、開閉扉を有し、防護服を着用した状態で出入できる小部屋と、
前記小部屋内の上下面及び側面から中心に向けて波長254nm及び185nmを主波長とする紫外線を照射するUV照射手段と、
前記小部屋内の側面の複数個所から中心に向けてエアを吹き付けるエア供給手段と、
人を検知して前記開閉扉を開閉する開閉手段と、
を備え、
前記UV照射手段は、前記波長254nmの紫外線を線量40mJ/cm2とし、前記波長185nmの紫外線により1.5ppm以下のオゾンを生成することを特徴とする防護服殺菌装置を提供することにある。
上記第1の手段によれば、防護服を着たまま殺菌することができる。また防護服の殺菌時に、操作ボタン、ドアノブ等に触れることがなく、汚染を拡大するおそれがない。防護服にウィルス等の殺菌効果の高い紫外線を照射させることができる。またオゾンを発生させて、オゾンを含むエアを防護服表面に吹き付けることによりウィルス等を殺菌することができる。
本考案は、上記課題を解決するための第2の手段として、第1の手段において、
前記開閉手段は、前記小部屋の外部の人を検知する人感センサを備えたことを特徴とする防護服殺菌装置を提供することにある。
上記第2の手段によれば、装置を利用する人を検知してドアノブに触れることがなく開閉扉を開閉することができる。従って感染を拡大するおそれがない。
本考案は、上記課題を解決するための第3の手段として、第1又は第2の手段において、前記小部屋は、室内を吸引する吸引ファンと、吸気中のウィルスを回収するフィルターを有して外部排気又は前記エア供給手段へ循環させる排気手段を備えたことを特徴とする防護服殺菌装置を提供することにある。
上記第3の手段によれば、防護服に付着したウィルス等の病原体が紫外線照射によって死滅し、それを含むエアを排気する際にフィルターで回収できる。従って、室外に排気しても周囲の安全性を確保できる。
本考案によれば、防護服を着たまま殺菌することができる。また、防護服を着たまま操作ボタン、ドアノブ等に触れることなく殺菌することができ、汚染を拡大することがない。
本考案の防護服殺菌装置を斜め上方から見た斜視図である。 本考案の防護服殺菌装置を斜め下方から見た斜視図である。 本考案の防護服殺菌装置の上面図である。 本考案の防護服殺菌装置の側面図(開放扉の解放時)である。 図1のA−A断面図である。 本考案の防護服殺菌装置を用いた殺菌処理フロー図である。
本考案の防護服殺菌装置の実施形態について、図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお本考案で防護服を着たままとは、作業者が防護服、ゴーグル、マスク、手袋のすべてを着用し、肌が露出していない状態をいう。
[防護服殺菌装置10]
図1は本考案の防護服殺菌装置を斜め上方から見た斜視図である。図2は本考案の防護服殺菌装置を斜め下方から見た斜視図である。図3は本考案の防護服殺菌装置の上面図である。図4は本考案の防護服殺菌装置の側面図(開放扉の解放時)である。図5は図1のA−A断面図である。
本考案の防護服殺菌装置10は、開閉扉12を有し、防護服を着用した状態で出入できる小部屋14と、前記小部屋14内の上下面及び側面から中心に向けて紫外線を照射するUV照射手段30と、前記小部屋14内の側面の複数個所から中心に向けてエアを吹き付けるエア供給手段40と、人を検知して前記開閉扉12を開閉する開閉手段を備えている。
小部屋14は防護服を着た人が立ったまま入れる大きさで密閉性が高く、所定強度の金属性(アルミスチール、ステンレスなど)又は木製のケーシングであり、一例として内部寸法が縦2200mm、横1500mm、奥行1500mmに設定している。小部屋14は対向する側面に開閉扉12を設けている。開閉扉12は、上半分がガラスまたはアクリル製であり、内部が見えるようにしている。
小部屋14の上方(開閉扉12の上方)には開閉手段となる人感センサ20を設置している。人感センサ20は赤外線、超音波、可視光などを用いて人を検知する。小部屋14の人感センサ20は扉の前に立つ人を検知するとアクチュエータ(不図示)を介して開閉扉12が開く、そして小部屋14内に人が入ると開閉扉12を閉じるように開閉制御(例えば、開閉扉が開いた後、所定時間経過後に閉じるなど)している。また開閉手段は、消毒殺菌処理した後に、UV照射手段30の停止信号を受信して開閉扉12を開ける制御を行い、開けた後に所定時間経過後に開閉扉12を閉じる制御を行う。
UV照射手段30は、波長254nm及び185nmを主波長とする紫外線を小部屋14内の上下面及び側面から中心に向けて照射可能な紫外線照射手段であり、本実施形態では、一例として小部屋14の上面及び下面にスパイラルランプを設置している。また小部屋14の側面角部(四隅)には長手方向に亘って64インチの直管を取り付けて紫外線の照射面を小部屋14の中心に向けて設置している。
UV照射手段30は、波長254nmの紫外線を線量40mJ/cm2で約1分間照射することにより殺菌でき、例えば、細菌ウィルスを99.999%の不活性化を実現できる。
またUV照射手段30は、波長185nmの紫外線により1.5ppm以下の微量のオゾンを生成している。生成したオゾンは防護服の消毒殺菌及び脱臭効果がある。なお、酸素濃度を高くする(重酸素を用いる)ことにより、生成するオゾンの濃度を高めることができる。この場合、殺菌時間を短く、例えば10秒などとすることができる。本発明のUV照射手段30は、防護服、ゴーグル、マスク、手袋のすべてを着用した状態のため、人体に何らかの影響を及ぼすおそれはない。
エア供給手段40は、小部屋14内の側面の複数個所から中心に向けてエアを吹き付けている。本実施形態のエア供給手段40は、部屋内の対向する側面(開閉扉12でない側面)に2つ取り付け、側面の長手方向に亘って吹付けノズル42を中心に向けて設置している。吹付けノズル42は配管を介して小部屋14の外側に設置した吸引口44に接続している。
このような構成のエア供給手段40は、後述する排気手段50の吸引ファン54の稼働により吸引口44を介して外気が小部屋14内の吹付けノズル42から内部に供給され、部屋内に立つ人の防護服にエアを吹き付けることができる。このとき、UV照射手段30で生成されるオゾンをエアと共に吹き付けることができ、防護服の消毒殺菌効果を高めることができる。
排気手段50は、小部屋14の床面に設けた吸引ファン52と、フィルター54と排気ダクト56を有している。
小部屋14の床面はグレーチング状に形成されている。吸引ファン52は床面に吸引口を設けて、室内を所定の陰圧で吸引する。吸引ファン52は小部屋14の外部に設けた排気ダクト56に接続して排気している。排気ダクト56にはフィルター54を設置している。フィルター54は室内で不活性化されたウィルス等を回収するものであり、本実施形態では一例としてHEPA(High Efficiency Particulate Air Filter)フィルターを用いている。
[作用]
上記構成による本考案の防護服殺菌装置の作用について以下説明する。図6は、本考案の防護服殺菌装置を用いた殺菌処理フロー図である。
ステップ1
防護服(ゴーグル、マスク、手袋も着用)を着た人が開閉扉12の前に立つと開閉手段の人感センサ20が検知する。
ステップ2
人感センサ20の検知信号に基づいてアクチュエータを介して開閉扉12が開く。人が小部屋14内に入ると開閉扉12を閉じる。
ステップ3
小部屋14内では、UV照射手段30により波長254nm及び185nmを主波長とする紫外線が上下面及び側面から中心の防護服を着た人に向けて照射される。UV照射手段30は、波長254nmの紫外線を線量40mJ/cm2で約1分間照射することにより殺菌でき、例えば、細菌ウィルスを99.999%の不活性化を実現できる。また波長185nmの紫外線により1.5ppm以下の微量のオゾンを生成している。生成したオゾンは防護服の消毒殺菌及び脱臭効果がある。
同時にエア供給手段40及び排気手段50が稼働して、吸引ファン52により室内が陰圧下となり、エア供給手段40の吸引口から外気が吸い込まれて、吹付けノズル42からエアが防護服を着た人に向けて吹付けられる。このときUV照射手段30で生成されるオゾンをエアと共に吹き付けることができ、防護服の消毒殺菌効果を高めることができる。
ステップ4
小部屋14内の防護服の消毒殺菌は1分程度で完了する。UV照射手段30が停止し、排気手段50はその後、所定時間稼働して排気し続ける。
UV照射手段30が停止すると開閉手段により開閉扉12が開き、防護服を着た人が外部に出ると開閉扉12が閉じられる。
このような本考案によれば、防護服を着たまま殺菌することができる。また、防護服を着たまま操作ボタン、ドアノブ等に触れることなく殺菌することができ、汚染を拡大することがない。
なお、排気手段は、排気ダクトをエア供給手段の吸引口に接続させてエアを循環させる構成であっても良い。
また小部屋は組立式の簡易な構成であり容易に移動できる。このため、医療施設などで治療室と着替え室の間に設置することができる。
開閉手段の人感センサは2つの開閉扉の上方に配置しておくと良い、これにより2つのうちどちらの扉側からでも出入りして消毒殺菌することができる。
開閉扉は小部屋に1つ設置した構成であっても防護服の消毒殺菌を実現できる。
以上、本考案の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本考案は、上記実施形態に何ら制限されることなく、本考案の主旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。
また、本考案は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。
10 防護服殺菌装置
12 開閉扉
14 小部屋
20 人感センサ
30 UV照射手段
40 エア供給手段
42 吹付けノズル
44 吸引口
50 排気手段
52 吸引ファン
54 フィルター
56 排気ダクト

Claims (3)

  1. 開閉扉を有し、防護服を着用した状態で出入できる小部屋と、
    前記小部屋内の上下面及び側面から中心に向けて波長254nm及び185nmを主波長とする紫外線を照射するUV照射手段と、
    前記小部屋内の側面の複数個所から中心に向けてエアを吹き付けるエア供給手段と、
    人を検知して前記開閉扉を開閉する開閉手段と、
    を備え、
    前記UV照射手段は、前記波長254nmの紫外線を線量40mJ/cm2とし、前記波長185nmの紫外線により1.5ppm以下のオゾンを生成することを特徴とする防護服殺菌装置。
  2. 請求項1に記載された防護服殺菌装置であって、
    前記開閉手段は、前記小部屋の外部の人を検知する人感センサを備えたことを特徴とする防護服殺菌装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の防護服殺菌装置であって、
    前記小部屋は、室内を吸引する吸引ファンと、吸気中のウィルスを回収するフィルターを有して外部排気又は前記エア供給手段へ循環させる排気手段を備えたことを特徴とする防護服殺菌装置。
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