JP3230230U - Uv殺菌器 - Google Patents

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宏行 高島
宏行 高島
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Abstract

【課題】指の挿入状態を安定させて適切な除染を可能とするUV殺菌器を提供する。【解決手段】本体部5に設けられ周回状の内壁25によって区画された指を挿入させる挿入孔19と、挿入孔19内に配置され、挿入された指を突き当てる突当部材21と、挿入孔19内に挿入された指に対向して紫外光を照射可能な発光部29とを備える。【選択図】図3

Description

本考案は、紫外線を照射して人の指を殺菌するUV殺菌器に関する。
コロナウイルスやインフルエンザ等による感染症は、ウイルスが目、鼻、口等の粘膜から侵入すると感染することが知られている。こうした感染症では、飛沫感染等の他、ウイルスに汚染された手で目、鼻、口等の粘膜に無意識に触れてしまうことも大きな感染経路の一つである。
従って、感染症対策においては、マスクの着用等による飛沫対策だけでなく、手が汚染されないようにすることが重要である。手が汚染されないようにするには、ウイルスで汚染された物に触れなければよいが、実際には、完全に汚染された物に触れないようにすることは困難である。例えば、駅の券売機や銀行のATM等を操作する際は、タッチパネル等の操作部に指先で触れる必要がある。
こうした状況においては、除菌スプレー等の除菌液が広く利用されている。この場合、券売機やATM等がウイルスによって汚染されていたとしても、それに触れた手を除菌液によって除菌・除染できる。
しかし、除菌液の使用時は、スプレー等によって手に除菌液を塗布し、塗布後に除菌液を手になじませ、最後に除菌液を乾燥させる必要があるため、手間がかかるという問題があった。
これに対し、特許文献1には、紫外線によって指を殺菌する手指殺菌機が開示されている。
この手指殺菌機では、手指挿入口から指をケース体内に挿入することで、ケース体内の殺菌灯から指に対して紫外線を照射する。この紫外線の照射により指を殺菌できる。従って、特許文献1の手指殺菌機では、指をケース体内に挿入する簡単な動作で殺菌による除染が可能となる。
しかし、かかる手指殺菌機では、ケース体内への指の挿入量や挿入姿勢等の挿入状態がユーザーに委ねられているため、挿入状態のばらつきによって適切に指を除染ができないおそれがあった。
実開平8−1145号
本考案が解決しようとする問題点は、挿入状態のばらつきにより適切な指の除染ができないおそれがあった点である。
本考案は、本体部に設けられ周回状の内壁によって区画された指を挿入させる挿入孔と、前記挿入孔内に配置され前記挿入された指を突き当てるための突当部材と、前記挿入孔内に挿入された前記指に対向して紫外光を照射可能な発光部と、を備えたUV殺菌器を最も主な特徴とする。
本考案によれば、指を挿入孔に挿入して突当部材に突き当てることで、挿入孔の内壁で指の姿勢を制限すると共に突当部材により指の挿入量を規定し、その状態で発光部から指に紫外光を照射することができ、指の挿入状態を安定させて適切な除染が可能となる。
本考案の実施例1に係るUV殺菌器の斜視図である。 図1のUV殺菌器の正面図である。 図2のIII−III線に係る断面図である。 本考案の実施例2に係るUV殺菌器の斜視図である。 図4のUV殺菌器の正面図である。 図4のUV殺菌器の側面図である。 図4のUV殺菌器の底面図である。 図5のVIII−VIII線に係る断面図である。 本考案の実施例3に係るUV殺菌器の断面図である。
指の挿入状態を安定させて適切な除染を可能にするという目的を、周回状の内壁によって区画された挿入孔内に指を突き当てるための突当部材を設けることにより実現した。
すなわち、本考案のUV殺菌器(1)は、挿入孔(19)と、突当部材(21)と、発光部(29)とを備える。挿入孔(19)は、本体部(5)に設けられ、周回状の内壁(25)によって区画された指(F)を挿入するためのものである。突当部材(21)は、挿入孔(19)内に配置され、挿入された指(F)を突き当てるためのものである。発光部(29)は、挿入孔(19)内に挿入された指(F)に対向して紫外光を照射可能となっている。
UV殺菌器(1)は、挿入孔(19)の開口部(19a)を覆うと共にこの開口部(19a)とは向きが異なる指(F)を挿入させるための挿入開口部(37)を区画するカバー(35)を備えてもよい。カバー(35)は、遮光性を有するか或いは紫外光を拡散させて透過させる程度の透光性を有してもよい。
発光部(29)は、突当部材(21)の挿入開口部(37)側に支持された構成としてもよい。或いは、突当部材(21)は、紫外光を透過可能とし、発光部(29)は、突当部材を挟んで指(F)に対向してもよい。
発光部(29)は、突当部材(21)に対する指(F)の突当方向に対して傾斜した方向から指(F)に紫外光を照射してもよい。
この場合、内壁(25)の内面には、紫外光を反射させる反射部(39)を備えてもよい。
UV殺菌器(1)は、挿入孔(19)への指(F)の挿入を検出するセンサー(31)を備えてもよい。この場合、発光部(29)は、センサー(31)での指(F)の挿入の検出に応じて紫外光の照射を行う。
[UV殺菌器の構成]
図1は、本考案の実施例1に係るUV殺菌器の斜視図である。図2は、図1のUV殺菌器の正面図である。図3は、図2のIII−III線に係る断面図である。
図1〜図3のUV殺菌器1は、駅の券売機、銀行のATM、自動販売機等のように不特定多数の人が指で触れる対象物の近傍或いは対象物自体に設けられ、対象物に触れたユーザーの指を紫外光(UV)により殺菌して除染可能とするものである。
本実施例のUV殺菌器1は、後付けのユニットとして構成されているが、対象物等に一体に設けてもよい。このUV殺菌器1は、ベース3と本体部5とで構成されている。
ベース3は、ポリカーボネートやABS樹脂等の樹脂により形成された板状体であり、対象物やその近傍に固定される。ベース3の固定は、粘着剤や締結具等の適宜の方法で行うことが可能である。ベース3には、本体部5の係合用のフック7と本体部5の締結用の突起部9とが設けられている。ベース3は、本体部5が固定されると、本体部5の背面5aを覆う。
本体部5は、ポリカーボネートやABS樹脂等の樹脂により、全体として中空箱状に形成されている。本体部5の色は、遮光性の濃色、特に黒色となっている。なお、ベース3の色は、本体部5に合わせた色とすればよいが、異なる色であってもよい。
本実施例の本体部5は、上部側がほぼ正面視矩形形状であり、下部側がほぼ正面視半円形状となっている。なお、本体部5の形状は、これに限定されるものではない。
本体部5の背面5aには、ベース3のフック7に対応して係合用のスリット11及び締結用の穴部13が設けられている。スリット11は、ベース3のフック7を入れ込んだ状態で相対的にスライドすることでフック7に係合する。
フック7にスリット11が係合することで、本体部5がベース3に取り付けられると共に本体部5の背面5aがベース3によって覆われる。本体部5の背面5aには、電力の供給をオンオフするためのスイッチ(図示せず)が設けられている。このため、スイッチは、不用意に操作されることが防止される。なお、本体部5の側面5bには、充電用のケーブル差込口5c及びリセットボタン5dが設けられている。
締結用の穴部13は、本体部5のベース3への取付状態で、ベース3の突起部9に設けられた雌ネジ部9aと連通する。雌ネジ部9aには、穴部13を介して雄ネジ部材17が螺合される。これにより、本体部5が突起部9を介してベース3に締結され固定される。
かかる本体部5には、挿入孔19と、突当部材21と、発光ユニット23とが設けられている。
挿入孔19は、殺菌対象(除染対象)となるユーザーの指Fを挿入させる孔である。挿入孔19は、本体部5の正面5eに開口部19aを有している。なお、開口部19aは、本体部5の側面等に位置してもよい。
この挿入孔19は、開口部19aから本体部5内へ向けて、軸線が前後方向に沿うように形成されている。なお、前後方向とは、本体部5の正面5eから背面5aへ向かう方向をいう。ただし、挿入孔19の軸線は、前後方向に対して傾斜してもよい。また、挿入孔19の軸線は、湾曲や屈曲させることも可能である。
本実施例の挿入孔19は、本体部25の開口縁部18に取り付けられた周回状の内壁25によって区画されている。内壁25は、例えばポリカーボネートやABS樹脂等の樹脂で形成され、本実施例において円筒形状となっている。なお、内壁25は、金属等の他の材質によって形成してもよく、また角筒形状等の他の筒状としてもよい。さらに、内壁25は、周回状であればよいため、周回状に配置した複数の板状体や螺旋状部材等で構成してもよい。
かかる内壁25は、一端に設けられたフランジ部25aが本体部5の開口縁部18の凹部18aに嵌合して取り付けられている。そして、内壁25は、開口部19aから本体部5内へ前後方向に伸び、先端部25bが発光ユニット23に対して隙間を開けて対向している。なお、内壁25の内径は、前後方向で変化しており、本実施例において先端部25bへ向けてやや減少している。ただし、内壁25の内径は一定としてもよい。
突当部材21は、挿入孔19内に配置され、殺菌対象の指F、特に指先を突き当てるものである。この突当部材21は、指Fの突当により、指Fの挿入孔19内へのそれ以上の進入を阻止する。つまり、突当部材21は、挿入孔19に対する指Fの挿入量を規定する。挿入量は、対象物に応じた指Fの使用範囲を考慮して設定する。この設定に際しては、平均的な大きさの指を基準とすればよい。
本実施例の突当部材21は、内壁25の先端部25bに一体に取り付けられた板状体からなる。この突当部材21は、挿入孔19を本体部5の内部で塞ぐように設けられている。なお、突当部材21の取付位置は、内壁25の先端部25bに限らず、内壁25の前後方向の中間部等としてもよい。
かかる突当部材21は、紫外光を透過可能となっている。具体的には、突当部材21は、ガラス、アクリル、ポリカーボネート等の透明な透光性を有する材質からなる。本実施例では、内壁25と共に突当部材21が全体として透光性を有している。
ただし、突当部材21は、透明でなくてもよく、少なくとも紫外光を透過できればよい。また、突当部材21は、内壁25とは異なる材質により別体に形成し、内壁25に取り付ける形態としてもよい。また、突当部材21は、紫外光を透過可能且つ指Fを突き当て可能な網目状部材や多孔部材若しくは挿入孔19内に部分的に位置する突起等としてもよい。
発光ユニット23は、紫外光の発光を行うユニットであり、前後方向で内壁25に対向して本体部5に取り付けられている。この発光ユニット23は、基板27上に、発光部29と、センサー31とを備えている。
発光部29は、挿入孔19内に挿入された指Fに対向して紫外光を照射可能なものである。ここでの対向とは、発光部29から発光された紫外光を少なくとも指Fの一部に直接照射できるように発光部29が照射方向で挿入された指Fに向かい合うことを意味する。照射方向は、本実施例において挿入孔19の軸線の方向に一致しているが、前後方向に対して傾斜した方向であってもよい。対向の方向は、殺菌対象領域等に応じて適宜変更することが可能であり、指Fの挿入方向や挿入方向に対して傾斜した方向としてもよい。なお、挿入方向は、挿入孔19の軸線に沿った方向である。
本実施例の発光部29は、挿入孔19の軸心に中心を有するように配置されている。ただし、発光部29は、指Fに対向して紫外光を照射可能であれば、配置が限定されるものではない。
この発光部29は、突当部材21を介して、挿入孔19に挿入された指Fに対向する。このため、突当部材21を介して発光部29から発光された紫外光が指Fに照射される。この発光部29は、紫外光を発光可能であれば、LED(Light Emitting Diode)、水銀放電ランプ、その他の発光素子等とすることができる。
発光される紫外光は、波長が100〜280nm程度のUV−Cが好ましく、特に254nmや275nm等のように殺菌効果の高い260nm付近とするのが好ましい。発光時間(照射時間)は、本実施例において数秒としている。ただし、発光時間は、紫外光の線量との関係で人体に影響ない範囲で殺菌対象となるウイルスを殺菌できる発光時間とする。
発光部29の発光(紫外光の指Fへの照射)は、基板27上の回路(図示せず)を介したバッテリー33からの給電により行われる。本実施例において、この紫外光の発光は、センサー31での指Fの挿入孔19への挿入を検出することに応じて行われる。
具体的には、センサー31で指Fの挿入孔19への挿入が検出されると、バッテリー33から所定時間給電されて発光部29が発光する。所定時間経過後には、バッテリー33から発光部29への給電が遮断される。かかる給電制御は、基板27の回路構成や適宜のプロセッサー等の制御デバイスを設けることにより実現すればよい。
なお、発光部29の発光は、常時行うものやユーザー自身のスイッチ操作に応じて行うものであってもよい。
センサー31は、指Fの挿入孔19への挿入を検出できれば種類は問わないが、本実施例において基板27の回路上に設けられたフォトレジスターとなっている。なお、センサー31としては、他の光学センサー等を用いることも可能である。設置場所も、基板27以外の挿入孔19内や開口部19a等としてもよい。
[UV殺菌器の動作]
本実施例のUV殺菌器1は、予め対象物の近傍又は対象物自体に取り付けて用いられる。UV殺菌器1の取付けに際しては、ベース3を対象物の近傍又は対象物自体に粘着剤等によって固定しておく。次いで、本体部5をベース3に対して固定する。
このとき、本体部5のスイッチはオンにしておく。そして、本体部5のスリット11にベース3のフック7を合わせて本体部5の背面5aをベース3の表面3aに接触させる。この状態でベース3に対して本体部5がずれており、このずれを無くすよう本体部5をスライドさせる。この結果、ベース3のフック7が本体部5のスリット11に係合し、ベース3上に本体部5が取り付けられる。
この取付状態で本体部5の穴部13を介してベース3の突起部9の雌ネジ部9aに雄ネジ部材17を螺合する。これにより、本体部5がベース3に固定される。こうして取り付けられたUV殺菌器1は、対象物に触れたユーザーの指Fを殺菌する。
殺菌の際は、ユーザーが指Fを本体部5の挿入孔19内に開口部19aから挿入していく。このとき、挿入孔19の内壁25により、指Fを極度に曲げること等が規制されるので、指Fの姿勢が制限される。この制限下で指先が突当部材21に突き当たるまで指Fを挿入孔19に挿入する。従って、突当部材21により指Fの挿入量が規定される。
このとき、指Fの挿入孔19内への挿入がセンサー31により検出され、バッテリー33から発光部29へ所定時間給電が行われる。この給電により発光部29から紫外光を発光し、発光された紫外光は突当部材21を透過してユーザーの指Fへと所定時間照射される。従って、指Fが殺菌されて除染される。なお、突当部材21は、透過する紫外線によって殺菌されて除染されるので、次の使用時に別のユーザーの指Fを汚染するようなことが防止される。
かかる紫外光の照射は、指Fの姿勢の制限と指Fの挿入量の規定によって指Fの挿入状態が安定した状態で行われるため、指Fの除菌対象範囲(除染対象範囲)に対して適切に行うことができる。結果として、適切に指Fの殺菌、除染を行うことができる。
[実施例1の効果]
以上説明したように、本実施例のUV殺菌器1は、本体部5に設けられ周回状の内壁25によって区画された指Fを挿入させる挿入孔19と、挿入孔19内に配置され、挿入された指Fを突き当てる突当部材21と、挿入孔19内に挿入された指Fに対向して紫外光を照射可能な発光部29とを備える。
従って、指Fを挿入孔19に挿入して突当部材21に突き当てることで、挿入孔19の内壁25で指Fの姿勢を制限すると共に突当部材21により指Fの挿入量を規定し、その状態で発光部29から指Fに紫外光を照射することで、指Fの挿入状態を安定させて適切な殺菌、除染が可能となる。
また、挿入孔19内への指Fの挿入状態を安定させることで、紫外光の照射が不必要な指Fの部位を挿入孔19外に位置させる等して、不必要な紫外光の照射を抑制できる。
突当部材21は、紫外光を透過可能であり、発光部29は、突当部材21を挟んで指Fに対向する。
従って、本実施例のUV殺菌器1では、指Fを突当部材21に突き当てることで、指Fと発光部29との間の距離を一定に保つことができ、その状態で指Fに対して紫外光を適切に照射することができる。このため、本実施例のUV殺菌器1では、より適切な除染が可能となる。
しかも、突当部材21は、発光部29を保護する役割も果たし、発光部29の損傷や汚れによる発光不良を抑制することができる。かかる点からも、より適切な除染が可能となる。
また、UV殺菌器1は、挿入孔19への指Fの挿入を検出するセンサー31を備え、発光部29が、センサー31での指Fの挿入の検出に応じて紫外光の照射を行う。
従って、指Fを挿入孔19内に挿入するだけで容易に除染することができると共に省電力化、小型化を図ることができる。このため、UV殺菌器1は、バッテリー33を用いて長期間を使用が可能となり、配線などが不要な機器として実現され、且つ限られたスペースへの取付けが可能であるため、後付けを容易に行うことができる。
図4は、本考案の実施例2に係るUV殺菌器の斜視図である。図5は、図4のUV殺菌器の正面図である。図6は、図4のUV殺菌器の側面図である。図7は、図4のUV殺菌器の底面図である。図8は、図5のVIII−VIII線に係る断面図である。なお、実施例2では、実施例1と対応する構成部分に同符号を付して重複した説明を省略する。
本実施例のUV殺菌器1は、実施例1に対し、本体部5の開口部19aにカバー35を設けたものである。
カバー35は、本体部5に対して一体に設けられ、本体部5と同一の遮光性の材質で同色の黒色に形成されている。なお、カバー35は、遮光性を有していれば、黒色に限られるものではない。
このカバー35は、挿入孔19の開口部19aを覆うと共に開口部19aとは向きが異なる指F(実施例1参照)を挿入させるための挿入開口部37を区画するものである。これにより、カバー35は、発光部29から発光された紫外光を吸収して遮断し、ユーザーが紫外光を直視しないようにすると共に、外部からの光を遮断してセンサー31の感度を向上する。
従って、カバー35が開口部19aを覆うとは、ユーザーが紫外光を直視しない範囲でカバー35を開口部19aを覆うことを意味する。カバー35が開口部19aを覆う範囲は、例えば、UV殺菌器1の設置予定高さと平均身長の目線等に基づいて決定すればよい。
本実施例のカバー35は、開口部19aから本体部5外へ前後方向で突出するフード状で下方が開放された形状となっており、下方に挿入開口部37を区画している。
発光部29は、突当部材21の挿入開口部37側である下部側に支持されている。発光部29と基板27との接続は、導線等によって行われている。この発光部29は、指Fの突当方向に対して傾斜した方向から指Fに紫外光を照射する。本実施例において、突当方向は、前後方向であり、紫外光の照射方向は、発光部29の位置に応じて前後方向に対して傾斜した斜め上方となっている。
これにより、紫外光が指Fの腹に照射されるようになっている。この照射方向において、カバー35は、発光部29と対向すると共に照射方向に対する交差方向に挿入開口部37を区画する。なお、照射方向は、指Fの向きや除染対象部位等に応じて斜め側方や斜め下方であってもよく、また、挿入開口部37は側方に区画してもよい。また、発光部29は、突当部材21ではなく、基板27に支持してもよい。
発光部29が取り付けられる突当部材21は、本実施例において内壁25とは別体に形成されている。この突当部材21は、円板状に形成されており、前後方向の一方で内壁25に外周縁が突き当てられ、前後方向の他方で本体部5内に設けられた脚部40によって支持されている。脚部40による突当部材21の支持箇所は、外周縁とするのが好ましい。
挿入孔19の内壁25は、環状支持部42に支持されている。環状支持部42は、本体部5の開口部19aの開口縁に一体に設けられ、開口部19aの開口縁から本体部5内へ突出する筒状体である。この環状支持部42の内周に内壁25が嵌合して支持されている。内壁25の前後方向の一端は、開口部19aの開口縁側の段部44に突き当てられている。内壁25の前後方向の他端は、突当部材21を介して本体部5に支持される。
かかる内壁25の内面には、紫外光を反射させる反射部39が備えられている。反射部39は、内壁25の内面を鏡面塗装することによって形成されている。なお、反射部39としては、紫外光を反射させることができれば、金属性の反射板等としてもよい。
また、本実施例のUV殺菌器1は、インジケーター46が設けられている。インジケーター46は、発光部29と共に発光するものであり、LED等によって構成されている。本実施例のインジケーター46は、開口部19aの下方に配置されている。なお、インジケーター46は、導線等によって基板27に接続され、発光部29と共に給電される。
従って、インジケーター46により紫外光が発光していることを確認させることができるので、カバー35を設けても紫外光の発光及びその終了をユーザーに通知し、ユーザーに指Fの適切な殺菌、除染を行わせることができる。
その他構成は、実施例1と同一となっている。
かかる実施例2のUV殺菌器1では、実施例1と同様の作用・効果を奏することができるのに加え、発光部29からの紫外光を遮断してユーザー等の目を紫外光から保護することができる。
また、カバー35が遮光性であるため、発光部29からの紫外光を確実に遮断できると共に外部からの光を遮断して光学系のセンサー31の感度を向上することができる。
また、本実施例のUV殺菌器1は、発光部29が突当部材21に支持され、突当方向に対して傾斜した方向である斜め下方から指Fに紫外光を照射するので、指の腹に向けて発光部29を確実に位置決めることができ、ATMの操作部等の対象物を操作したときに使用した指の腹を確実に殺菌して除染できる。
また、本実施例では、内壁25の内面に紫外光を反射させる反射部39を備えたため、紫外光を効率よく指Fに当てて除菌効果を高めることができる。
また、本実施例では、発光部29が突当部材21の挿入開口部37側に配置され、且つカバー35内に指Fを挿入開口部37から挿入させることで、挿入開口部37から離反する側である上方側に指Fを誘導できるので、突当部材21に発光部29を支持しても、発光部29に指Fが当たることを防止できる。
図9は、本考案の実施例3に係るUV殺菌器を示す断面図である。なお、実施例3では、実施例2と対応する構成部分に同符号を付して重複した説明を省略する。
本実施例のUV殺菌器1は、カバー35が紫外光を拡散させつつ透過する透光性を有する。このカバー35は、本体部5の開口縁部18に取り付けられている。カバー35の開口縁部18への取付けは、カバー35の基端外周に設けられた周回状の溝35aを開口縁部18に嵌合させることで行われている。このカバー35の基端内周には、内壁25が支持されている。
すなわち、カバー35の基端内周には、周回突起35bが設けられ、この周回突起35bに内壁25のフランジ部25aが本体部5の外側から係合する。本体部5の内側では、内壁25の図示しない係合爪がカバー35に係合している。
この構成により、内壁25は、カバー35の変形を規制してカバー35の開口縁部18に対する嵌合を保持する役割や有し、カバー35は、内壁25を保持する役割を有する。従って、内壁25及びカバー35が協働して本体部5に対する取付け強度を向上させている。
本実施例のカバー35の材質は、ポリカーボネートやABS樹脂等の樹脂であり、紫外光を拡散させつつ透過するようになっている。ここでの拡散は、透過光を紫外光の発光時間中に裸眼で直視することが可能なレベルまで紫外光の線量を減少させることをいう。透過光の線量は、カバー35の材質の拡散率の設定等によって行うことが可能である。
その他構成は、実施例2と同一である。
かかる実施例3では、実施例2と同様の作用効果に加え、インジケーター46を設けることなく、紫外光の発光及びその終了をユーザーに通知し、ユーザーに指Fの適切な殺菌、除染を行わせることができる。
1 UV殺菌器
3 ベース
5 本体部
5a 背面
15 スイッチ
19 挿入孔
19a 開口部
21 突当部材
25 内壁
29 発光部
31 センサー
35 カバー
37 挿入開口部
39 反射部
F 指

Claims (8)

  1. 本体部に設けられ周回状の内壁によって区画された指を挿入させる挿入孔と、
    前記挿入孔内に配置され前記挿入された指を突き当てる突当部材と、
    前記挿入孔内に挿入された前記指に対向して紫外光を照射可能な発光部と、
    を備えたUV殺菌器。
  2. 請求項1記載のUV殺菌器であって、
    前記挿入孔の開口部を覆うと共に該開口部とは向きが異なる前記指を挿入させるための挿入開口部を区画するカバーを備えた、
    UV殺菌器。
  3. 請求項2記載のUV殺菌器であって、
    前記カバーは、遮光性を有し、又は前記紫外光を拡散させて透過させる透光性を有する、
    UV殺菌器。
  4. 請求項2又は3記載のUV殺菌器であって、
    前記発光部は、前記突当部材の前記挿入開口部側に支持された、
    UV殺菌器。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のUV殺菌器であって、
    前記突当部材は、前記紫外光を透過可能であり、
    前記発光部は、前記突当部材を挟んで前記指に対向する、
    UV殺菌器。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載のUV殺菌器であって、
    前記発光部は、前記突当部材に対する前記指の突当方向に対して傾斜した方向から前記指に紫外光を照射する、
    UV殺菌器。
  7. 請求項6記載のUV殺菌器であって、
    前記内壁の内面に前記紫外光を反射させる反射部を備えた、
    UV殺菌器。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載のUV殺菌器であって、
    前記挿入孔への前記指の挿入を検出するセンサーを備え、
    前記発光部は、前記センサーでの前記指の挿入の検出に応じて前記紫外光の照射を行う、
    UV殺菌器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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