JP3230027U - 鼻緒飾り - Google Patents

Abstract

【課題】だれもが簡便に従来の草履に着脱ができる鼻緒飾りを提供する。【解決手段】リング状の金具部材１ａ、１ｂとこの上に設置された装飾部材４を備えた鼻緒飾りであり、草履の前坪に鼻緒飾りのリング状の金具１ａ、１ｂを挟み込むようにして簡易に装着することができる。従来の草履本体をそのまま使い、鼻緒の上面に衣装に合わせて簡易に着脱可能な幅広いデザインの鼻緒飾りを容易に取り付けることが可能となる。【選択図】図１

Description

本考案は、草履の前坪に装着する鼻緒飾りに関する。

従来の草履は着る衣装によって鼻緒の色、柄を変えることができず、草履本体を衣装に合わせて履き替えていた。これに対処するため、特許文献１には、草履本体をそのまま使い、衣装に合わせて鼻緒飾りを簡易に着脱できる鼻緒飾りを提供すべく、草履の鼻緒上面に、布等の素材で作成した鼻緒飾りを巻いて装着し、両端部を足のかかと部に回して締め、平面ファスナーでかかと部にしっかりと固定し、鼻緒飾りに付けた左右の紐を結び脱げないようにする技術が開示されている。

特開２００６−１３０２６９

特許文献１の鼻緒飾りは、鼻緒上面への巻き付け、かかと部への締め、ファスナーの固定等の作業が必要で、構造的にも複雑で、使い勝手が良くない問題がある。

本考案は、草履の前坪に挟み込まれたリング状の金具部材と、この金属部材上に設置された装飾部材を備えた鼻緒飾りを提供する。リング状の金具部材を２個とすれば、安定かつ強固に取り付け可能とでき、装飾部材として和装に適した任意の装飾部材を装着することが可能となる。さらに、本考案はリング状の金具部材の先端に玉部を形成することで、草履の前坪への負担を軽減し、固定力を高めている。

本考案の鼻緒飾りは、従来の草履を使い、鼻緒上面の意匠を簡易に着脱してデザインを変化させることができるものである。これにより、従来は和装等の衣装によって調和する草履を選択していたが、衣装と鼻緒飾りの調和するものを選択し、草履自体の鼻緒の色、柄の意匠に関係なく、簡易に取り付けることにより衣装と調和のとれた履物を容易に提供することができる。そして、本考案によれば、持ち運びでき、草履を履いたまま鼻緒飾りを容易に付け替えすることが可能になる。また、リング状の金具部材の先端に玉部を形成することで外れにくく、草履の鼻緒部分を傷めにくものとしている。足元をジュエリーで装飾することで草履自体のデザイン性を高めることが可能となる。

本考案に係る鼻緒飾りの外観図である。 図１の鼻緒飾りを装着した草履の要部外観図である。

以下、本考案の実施例の鼻緒飾りとその使用例を図１と２に示す。１ａ、１ｂはリング状の金具、２は金属製の台座、３は台座２上に設けられた金属製のパール受け、４はパール、５は金属製の玉部でリング状の金具１ａ、１ｂの下端部に４個設けられている。リング状の金具１ａ１ｂ、玉部５、台座２、パール受け３は、真鍮に銀メッキを施したもの又は貴金属を用いて装飾性を高めている。台座２とパール受け３は固定部６でハンダ付けされており、リング状の金具１ａ１ｂと台座２はハンダ付けで接着されている。玉部５は、リング状の金具１ａ１ｂと一体成型されている。

図２に、図１の鼻緒飾りの２個のリング状の金具１ａ１ｂを、指でパール受け３を保持して草履８の前坪７に挟み込むように取り付けた状態を示す。リング状の金具１ａ１ｂは輪状であるため、前坪７に挟み込みやすく、容易に装着でき、玉部５により前坪７に安定良く保持される。また、パール受け３を指で保持して持ち上げると、リング状の金具１ａ１ｂは前坪７から容易に取り外すことができる。このように、本考案の鼻緒飾りは、草履の前坪への着脱をきわめて容易に行うことができる。

本考案の鼻緒飾りは、装飾部材はパールのほかに、例えばスワロフスキーや黒真珠、サンゴ、シルバーアクセサリー、鼈甲、その他宝石類などバラエティに富んだ装飾部材を備えたものを提供する。また、本考案の鼻緒飾りを「草履ピアス」として販売する予定である。

１ａ リング状の金具
１ｂ リング状の金具
２ 台座
３ パール受け
４ パール
５ 玉部
６ 固定部
７ 前坪
８ 草履

Claims (4)

1. 草履の前坪に挟み込まれたリング状の金具部材と、この金属部材上に設置された装飾部材とを備えてなることを特徴とする鼻緒飾り。
2. ２個のリング状の金具部材が前坪の前後に跨るように挟み込まれたことを特徴とする請求項１記載の鼻緒飾り。
3. 装飾部材がパールよりなることを特徴とする請求項１又は２記載の鼻緒飾り。
4. リング状の金具の端部に玉部が形成されたことを特徴とする請求項１又は２又は３記載の鼻緒飾り。

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