JP3229542U - 化粧料用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】化粧料用容器への再充填や、化粧料が収納された収納部を入れ替え可能とし、さらには使用による劣化が避けられないアプリケーターを交換可能とした化粧料用容器を提供する。【解決手段】化粧料用容器10は、支持柄101、アプリケーター102、ハカマ部材103、化粧料収納部104、カバー体105とから構成され、支持柄101の一端にアプリケーター102を着脱自在に装着し、支持柄101と化粧料収納部104は螺合すべく螺子部101a、104aを設け、ハカマ部材103は、化粧料収納部104の一部を挿通させるための挿通孔103aを有し、支持柄101と化粧料収納部104とに挟持され、化粧料収納部104を保護するカバー体105は、ハカマ部材103に着脱自在にして構成する。【選択図】図1
Description
本考案は、化粧料用容器に関するものである。
リップグロス、マスカラ、アイブロウなど女性に不可欠な化粧品は様々あるが、これらを化粧の用途毎に一つひとつ揃えてバッグ等に入れて携帯するのは大変である。化粧料が残り少なくなっている場合に、新品の化粧品も携帯するとなると、同種の化粧用途であるにもかかわらず複数個を携帯しなければならなくなる。
そこで、液体化粧料の貯留量を増やし、さらに液体化粧料の供給性に優れる液体化粧料用容器が提案されている(特許文献1)。
特許文献1に記載の技術によれば、液体化粧料容器からシュノーケルを排除して、液体貯留部の内容積を大きく確保できるようにし、かつ中継芯の長さを短くすることで、ペン先への液体化粧料の供給性能を向上させることができるとする。
しかし、いくら内容積を大きく確保したといえども、使用を継続すれば化粧料は無くなってゆくものであり、残り少なくなれば新品も携帯せざるを得ない。
そこで、本考案は、化粧料用容器への再充填や、化粧料が収納された収納部を入れ替え可能とし、さらには使用による劣化が避けられないアプリケーターを交換可能とした化粧料用容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案は次のように構成した。すなわち、請求項1に記載の化粧料用容器は、支持柄、アプリケーター、ハカマ部材、化粧料収納部、カバー体とから構成され、前記支持柄の一端に前記アプリケーターを着脱自在に装着し、前記支持柄と前記化粧料収納部には螺合すべく螺子部を設け、該ハカマ部材は、前記化粧料収納部の一部を挿通させるための挿通孔を有し、前記支持柄と前記化粧料収納部とに挟持され、前記化粧料収納部を保護するカバー体を前記ハカマ部材に着脱自在に構成したことを特徴としている。
また、請求項2に記載の化粧料用容器は、支持柄、第1のアプリケーター、第2のアプリケーター、キャップ、ハカマ部材、化粧料収納部、カバー体とから構成され、前記支持柄の一端に前記第1のアプリケーターを、同支持柄の他端には前記第2のアプリケーターを夫々着脱自在に装着するとともに、該第2のアプリケーターを保護するキャップを設け、前記第1のアプリケーターと前記化粧料収納部には螺合すべく螺子部を設け、該ハカマ部材は、前記化粧料収納部の一部を挿通させるための挿通孔を有し、前記支持柄と前記化粧料収納部とに挟持され、化粧料収納部を保護するカバー体を前記ハカマ部材に着脱自在に構成したことを特徴としている。
また、請求項3に記載の化粧料用容器は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の構成において、前記化粧料用収納部は、低重心寄りの重心点に偏心するようにし、前記カバー体は底部を球面形状としたことを特徴としている。
また、請求項4に記載の化粧料用容器は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の構成において、前記化粧料収納部に液溜まりを設けたことを特徴としている。
本考案によれば、支持柄と化粧料収納部とが螺合する構造であり、カバー体はハカマ部材に着脱可能とした構成により、残り少ない化粧料を充填することができるほか、異なる色が充填された化粧料収納部や、異なる化粧材が充填された化粧料収納部と入れ替えることも可能となる。
また、アプリケーターは支持柄に着脱自在な構成であることから、劣化した当該アプリケーターを新品のアプリケーターへと交換することが可能であり、異なる色が充填された化粧料収納部と入れ替えた場合には、新しいアプリケーターに交換することも可能である。
また、アプリケーターは支持柄に着脱自在な構成であることから、劣化した当該アプリケーターを新品のアプリケーターへと交換することが可能であり、異なる色が充填された化粧料収納部と入れ替えた場合には、新しいアプリケーターに交換することも可能である。
また、前記支持柄の一端に、前記第1のアプリケーターとは異なる種類の第2のアプリケーターを設けたことにより、例えば、ブローペイントと、仕上げ用のグルームブラシを組み合わせて、一つの容器に2つの機能を持たせることができる。
また、化粧料用収納部を、低重心寄りの重心点に偏心するようにし、カバー体の底部を球面形状としたことで、起き上がりこぼしのように自立する効果が得られ、使い勝手が良くなる。
また、化粧料収納部に液溜まりを設けたことで、化粧料を最後まで使い切ることが容易に可能となる。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
〔第1の実施例〕
第1の実施例である化粧料用容器10は、図1及び図2に示すように、第一構成部となる支持柄101、化粧用アプリケーター102、第二構成部となるハカマ部材103、化粧料収納部104、カバー体105とから構成される。
第1の実施例である化粧料用容器10は、図1及び図2に示すように、第一構成部となる支持柄101、化粧用アプリケーター102、第二構成部となるハカマ部材103、化粧料収納部104、カバー体105とから構成される。
化粧用アプリケーター102は、支持柄101に着脱自在とし、支持柄101と化粧料収納部104は互いに螺合すべく夫々螺子部101a、104aが設けられている。該ハカマ部材103は、化粧料収納部101の一部を挿通させるための挿通孔103aを有し、支持柄101と化粧料収納部104とに挟持され、化粧料収納部104を保護するカバー体105は、ハカマ部材103に着脱自在とした。尚、化粧料収納部104と該カバー体105を透明とすれば、収納された化粧料の残量が一目で把握することができる。
本実施例では、全長を122mm、幅(カバー体105の直径)を31mmとし、図示するように第一構成部より第二構成部に重心点を偏心した形状としているが、サイズや形状は、本考案の目的を達成できるものであれば、適宜設計変更することができる。
本実施例の容器の素材としては、内容物の保護、内容物との性状との適正や使用面での機能性を考慮し、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)などの熱可塑性樹脂、アクリロニトリル−ブタジエンラバー(NBR)などのゴム素材やエラストマー素材、アルミニウム、黄銅(真ちゅう)、ステンレスなどの金属素材、透明ガラス、着色ガラスなどのガラス素材、さらにはアルミラミネート素材といった金属とプラスチックの複合素材などから適宜選択すればよい。
本実施例のアプリケーター102は、アイライナー用の塗布具としているが、これをマスカラ用のアプリケーターへと変更したり、リップグロス用のアプリケーターへと変更したりすることができる。その際、用途に応じて化粧料収納部104内の収容化粧料も適宜入れ替えて使用すればよい。
〔第2の実施例〕
第2の実施例である化粧料用容器20は、図3及び図4に示すように、第一構成部となる支持柄201、第1のアプリケーター202a、第2のアプリケーター202b、キャップC、第二構成部となるハカマ部材203、化粧料収納部204、カバー体205とから構成される。
第2の実施例である化粧料用容器20は、図3及び図4に示すように、第一構成部となる支持柄201、第1のアプリケーター202a、第2のアプリケーター202b、キャップC、第二構成部となるハカマ部材203、化粧料収納部204、カバー体205とから構成される。
支持柄201の一端には第1のアプリケーター202aを、同支持柄201の他端には第2のアプリケーター202bを夫々着脱自在に装着するとともに、第2のアプリケーター202bを保護するキャップCが設けられている。
第1のアプリケーター202aと化粧料収納部204は螺合すべく螺子部が設けられている。ハカマ部材203は、化粧料収納部204の一部を挿通させるための挿通孔203aが形成されている。支持柄201と化粧料収納部204とに挟持され、化粧料収納部204を保護するカバー体205は、ハカマ部材203に着脱自在としている。化粧料収納部204とカバー体205を透明とすれば、収納された化粧料の残量を一目で把握することができる。
第1のアプリケーター202aと化粧料収納部204は螺合すべく螺子部が設けられている。ハカマ部材203は、化粧料収納部204の一部を挿通させるための挿通孔203aが形成されている。支持柄201と化粧料収納部204とに挟持され、化粧料収納部204を保護するカバー体205は、ハカマ部材203に着脱自在としている。化粧料収納部204とカバー体205を透明とすれば、収納された化粧料の残量を一目で把握することができる。
本実施例では、第1の実施例と同様、全長は122mm、幅(カバー体105の直径)を31mmとし、図示するように、第一構成部より第二構成部に重心点を偏心した形状としているが、かかるサイズや形状は、本考案の目的を達成できるものであれば、適宜設計変更してよい。
本実施例の容器の素材としても、内容物の保護、内容物との性状との適正や使用面での機能性を考慮し、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)などの熱可塑性樹脂、アクリロニトリル−ブタジエンラバー(NBR)などのゴム素材やエラストマー素材、アルミニウム、黄銅(真ちゅう)、ステンレスなどの金属素材、透明ガラス、着色ガラスなどのガラス素材、さらにはアルミラミネート素材といった金属とプラスチックの複合素材などから適宜選択すればよい。
本実施例においては、第一の実施例のような使い方に加えて、例えば、次のような使い方ができる。第1のアプリケーター202aをアイブロー(眉毛を書くために使う化粧品)用の塗布具とし、化粧料収納部には当該化粧用の化粧料が収納されているものとし、第2のアプリケーター202bをアイブローブラシ(書いた眉毛を整える具)とすることで、二通りの使用ができる。
また、第1のアプリケーター202aを、NBRと呼ばれるゴムスポンジからなるアイシャドウ用の塗布具とし、化粧料収納部には当該アイシャドウ用の化粧料が収納されているものとし、第2のアプリケーター202bをペンシルタイプのアイライナーとしても良い。
本考案は、化粧料用容器を使用したり、製造したりする産業において利用される。
10 第1の実施例である化粧料用容器
20 第2の実施例である化粧料用容器
101、201 支持柄
102 アプリケーター
202a 第1のアプリケーター
202b 第2のアプリケーター
103、203 ハカマ部材
103a、203a 挿通孔
104、204 化粧料収納部
105、205 カバー体
C キャップ
P 液溜まり
20 第2の実施例である化粧料用容器
101、201 支持柄
102 アプリケーター
202a 第1のアプリケーター
202b 第2のアプリケーター
103、203 ハカマ部材
103a、203a 挿通孔
104、204 化粧料収納部
105、205 カバー体
C キャップ
P 液溜まり
Claims (4)
- 支持柄、アプリケーター、ハカマ部材、化粧別収納部、カバー体とから構成され、
前記支持柄は、その一端に前記アプリケーターを着脱自在に装着し、
前記支持柄と前記化粧料収納部には、螺合すべく螺子部を設け、
前記ハカマ部材は、前記化粧料収納部の一部を挿通させるための挿通孔を有し、前記支持柄と前記化粧料収納部とに挟持されるように設け、
前記化粧料収納部を保護するカバー体は、前記ハカマ部材に着脱自在として構成されたことを特徴とする化粧料用容器。 - 支持柄、第1のアプリケーター、第2のアプリケーター、キャップ、ハカマ部材、化粧料収納部、カバー体とから構成され、
前記支持柄は、その一端に前記第1のアプリケーターを、同支持柄の他端には前記第2のアプリケーターを夫々着脱自在に装着するとともに、該第2のアプリケーターを保護するキャップを設け、
前記第1のアプリケーターと前記化粧料収納部には、螺合すべく螺子部を設け、
前記ハカマ部材は、前記化粧料収納部の一部を挿通させるための挿通孔を有し、前記支持柄と前記化粧料収納部とに挟持されるように設け、
前記化粧料収納部を保護するカバー体は、前記ハカマ部材に着脱自在として構成されたことを特徴とする化粧料用容器。 - 前記化粧料収納部は、低重心寄りの重心点に偏心し、前記カバー体は底部を球面形状としたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の化粧料用容器。
- 前記化粧料収納部に液溜まりを設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の化粧料用容器。
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