JP3229452B2 - 超音波魚形判別装置 - Google Patents
超音波魚形判別装置Info
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- JP3229452B2 JP3229452B2 JP22066393A JP22066393A JP3229452B2 JP 3229452 B2 JP3229452 B2 JP 3229452B2 JP 22066393 A JP22066393 A JP 22066393A JP 22066393 A JP22066393 A JP 22066393A JP 3229452 B2 JP3229452 B2 JP 3229452B2
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繰り返しパルスの超音
波の反射信号の数によって魚道を遡上する魚の大小を判
別する超音波魚形判別装置に関するものである。
波の反射信号の数によって魚道を遡上する魚の大小を判
別する超音波魚形判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、川を遡上する魚数を計数するに
は、魚を魚道に導いて、魚道を遡上する魚を目視により
計数するか、網等で採捕された魚を計数している。
は、魚を魚道に導いて、魚道を遡上する魚を目視により
計数するか、網等で採捕された魚を計数している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな目視による計数では、魚が大量に遡上する程誤差が
大きくなり、観察者の熟練の度合いによって個人差がで
たり、又、魚道の近くで観察者が目視するために、魚に
忌避反応を起こさせ、正確な計数ができないという欠点
があり、さらに、採捕による計数は魚体に損傷を与え易
いという欠点をもっており、又、夜間や水が濁っている
場合には計測が難しいいう問題がある。
うな目視による計数では、魚が大量に遡上する程誤差が
大きくなり、観察者の熟練の度合いによって個人差がで
たり、又、魚道の近くで観察者が目視するために、魚に
忌避反応を起こさせ、正確な計数ができないという欠点
があり、さらに、採捕による計数は魚体に損傷を与え易
いという欠点をもっており、又、夜間や水が濁っている
場合には計測が難しいいう問題がある。
【0004】又、ビデオカメラによる監視システムで魚
道を通過する魚を撮影し、その画像信号から画像処理シ
ステムを用いて魚を認識して計数する装置も考えられる
が、未だこのような装置は開発されていない。一般に、
川を遡上する魚数を計数するには、魚を魚道に導いて、
魚道を遡上する魚を目視により計数するか、罠を仕掛け
て、この罠で採捕された魚を計数している。
道を通過する魚を撮影し、その画像信号から画像処理シ
ステムを用いて魚を認識して計数する装置も考えられる
が、未だこのような装置は開発されていない。一般に、
川を遡上する魚数を計数するには、魚を魚道に導いて、
魚道を遡上する魚を目視により計数するか、罠を仕掛け
て、この罠で採捕された魚を計数している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、河川に設置さ
れた魚道の内部に、1個又は複数個の多数の超音波振動
子を並設し、該それぞれの超音波振動子に繰り返しパル
ス周波数の高いパルス信号を出力する送信回路と前記超
音波振動子で検出した反射波を増幅する増幅器と及び該
増幅器に前記超音波振動子から発射する超音波信号と前
記魚道の水面で反射した反射波をカットする時間ゲート
回路からなる受信回路を接続し、該時間ゲート回路の出
力パルス信号を制御回路に接続されたバッファメモリに
入力し、該出力信号を表示装置の水平同期信号と垂直同
期信号に同期して表示装置で表示するようにした超音波
魚数判別装置において、前記受信回路の出力において、
連続して反射信号が入力された時、その連続した反射信
号の回数分を前記バッファメモリに記憶して1回出力
し、該出力を輝度変調回路に入力して、前記バッファメ
モリで記憶した前記出力パルス信号の回数分に応じて輝
度変調して表示装置で表示するものである。
れた魚道の内部に、1個又は複数個の多数の超音波振動
子を並設し、該それぞれの超音波振動子に繰り返しパル
ス周波数の高いパルス信号を出力する送信回路と前記超
音波振動子で検出した反射波を増幅する増幅器と及び該
増幅器に前記超音波振動子から発射する超音波信号と前
記魚道の水面で反射した反射波をカットする時間ゲート
回路からなる受信回路を接続し、該時間ゲート回路の出
力パルス信号を制御回路に接続されたバッファメモリに
入力し、該出力信号を表示装置の水平同期信号と垂直同
期信号に同期して表示装置で表示するようにした超音波
魚数判別装置において、前記受信回路の出力において、
連続して反射信号が入力された時、その連続した反射信
号の回数分を前記バッファメモリに記憶して1回出力
し、該出力を輝度変調回路に入力して、前記バッファメ
モリで記憶した前記出力パルス信号の回数分に応じて輝
度変調して表示装置で表示するものである。
【0006】
【作用】本発明では、河川に設置された魚道の底部に多
数の超音波振動子を並設し、魚道の超音波振動子上を通
過する魚に、超音波振動子から繰り返し周波数の高いパ
ルス状の超音波を発射すると、1匹の魚が1つの超音波
振動子の近傍を通過する間に数回の超音波が魚体により
反射されるので、この反射波の複数個の信号をバッファ
メモリでまとめて1つの信号として出力する。
数の超音波振動子を並設し、魚道の超音波振動子上を通
過する魚に、超音波振動子から繰り返し周波数の高いパ
ルス状の超音波を発射すると、1匹の魚が1つの超音波
振動子の近傍を通過する間に数回の超音波が魚体により
反射されるので、この反射波の複数個の信号をバッファ
メモリでまとめて1つの信号として出力する。
【0007】この魚体で反射された反射信号の回数に応
じて、バッファメモリの出力信号を輝度変調回路で輝度
変調して表示装置で表示することにより、表示装置に表
示された画像の輝度が魚体に応じて変化することによ
り、この画像から魚体の大きさを検出することができ
る。
じて、バッファメモリの出力信号を輝度変調回路で輝度
変調して表示装置で表示することにより、表示装置に表
示された画像の輝度が魚体に応じて変化することによ
り、この画像から魚体の大きさを検出することができ
る。
【0008】
【実施例1】図1は本発明の実施例の超音波魚形判別装
置の構成図で、魚1が通過するように設けられた魚道2
の底部に多数の超音波振動子3が並設され、これらの超
音波振動子3のそれぞれに送信回路4から繰り返し周波
数の高いパルス信号が入力されるように接続されてい
る。
置の構成図で、魚1が通過するように設けられた魚道2
の底部に多数の超音波振動子3が並設され、これらの超
音波振動子3のそれぞれに送信回路4から繰り返し周波
数の高いパルス信号が入力されるように接続されてい
る。
【0009】又、超音波振動子3にそれぞれ反射信号を
増幅する増幅器と時間ゲート回路からなる受信回路5が
接続され、超音波振動子3で受信した反射信号は増幅器
で増幅され、超音波振動子3からの発射時及び水面から
の反射信号の入力時の間だけ増幅された反射信号が時間
ゲート回路に入力され、この受信回路5からの信号は制
御回路6で取り込まれてバッファメモリ7に入力され、
又、制御回路6から発信トリガが送信装置4に入力され
ている。
増幅する増幅器と時間ゲート回路からなる受信回路5が
接続され、超音波振動子3で受信した反射信号は増幅器
で増幅され、超音波振動子3からの発射時及び水面から
の反射信号の入力時の間だけ増幅された反射信号が時間
ゲート回路に入力され、この受信回路5からの信号は制
御回路6で取り込まれてバッファメモリ7に入力され、
又、制御回路6から発信トリガが送信装置4に入力され
ている。
【0010】このバッファメモリ7では、魚1が超音波
振動子3の近傍を通過する間に超音波が魚に当たって反
射する回数を一時的に記憶し、又、バッファメモリ7か
ら読み出された信号はバッファメモリ7で記憶する回数
に応じて輝度変調するように輝度変調回路8に入力さ
れ、表示装置9で表示される。
振動子3の近傍を通過する間に超音波が魚に当たって反
射する回数を一時的に記憶し、又、バッファメモリ7か
ら読み出された信号はバッファメモリ7で記憶する回数
に応じて輝度変調するように輝度変調回路8に入力さ
れ、表示装置9で表示される。
【0011】このように、バッファメモリ7で記憶され
る回数に応じて輝度変調することにより、遡上する魚の
大きさに応じて輝度変調された信号が表示されるため、
表示装置9に表示された画像により、魚の大小を検出す
ることができる。
る回数に応じて輝度変調することにより、遡上する魚の
大きさに応じて輝度変調された信号が表示されるため、
表示装置9に表示された画像により、魚の大小を検出す
ることができる。
【0012】なお、上記実施例では、1つの魚道2の底
部に多数の超音波振動子3を設置したが、図2に示すよ
うに魚道2を分割してそれぞれの魚道2の底部に超音波
振動子3を設置又は取り外し可能に装着し、この超音波
振動子3に送信回路4、受信回路5、制御回路6、バッ
ファメモリ7、輝度変調回路8、表示装置9からなる計
数装置10を接続してもよいし、図3に示すように、魚
道2の側部にそれぞれに計数装置10に接続された超音
波振動子3を設置してもよいし、さらに、図4に示すよ
うに、魚道2の上部に支持部材11を設置して、それぞ
れの魚道2に超音波振動子3を設置してもよい。
部に多数の超音波振動子3を設置したが、図2に示すよ
うに魚道2を分割してそれぞれの魚道2の底部に超音波
振動子3を設置又は取り外し可能に装着し、この超音波
振動子3に送信回路4、受信回路5、制御回路6、バッ
ファメモリ7、輝度変調回路8、表示装置9からなる計
数装置10を接続してもよいし、図3に示すように、魚
道2の側部にそれぞれに計数装置10に接続された超音
波振動子3を設置してもよいし、さらに、図4に示すよ
うに、魚道2の上部に支持部材11を設置して、それぞ
れの魚道2に超音波振動子3を設置してもよい。
【0013】このように構成された本実施例の超音波魚
形判別装置においても、魚道2を分割することにより、
上記実施例と同様に、遡上する魚の魚体を表示すること
ができ、又、夜間や濁った水の状態でも連続的に表示す
ることができる。
形判別装置においても、魚道2を分割することにより、
上記実施例と同様に、遡上する魚の魚体を表示すること
ができ、又、夜間や濁った水の状態でも連続的に表示す
ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明の超音波魚形
判別装置では、魚道に並設された多数の超音波振動子か
ら発射される超音波の反射波を受信回路で受信し、この
受信した信号を魚の大きさに応じて反射される信号の回
数だけまとめてバッファメモリで記憶し、反射された信
号の回数に応じてバッファメモリの出力を輝度変調回路
で輝度変調して表示装置で表示することにより、魚体で
反射された反射信号の回数に応じて表示装置の輝度が変
調され、その輝度により魚体の大小を判別することがで
きるという利点がある。
判別装置では、魚道に並設された多数の超音波振動子か
ら発射される超音波の反射波を受信回路で受信し、この
受信した信号を魚の大きさに応じて反射される信号の回
数だけまとめてバッファメモリで記憶し、反射された信
号の回数に応じてバッファメモリの出力を輝度変調回路
で輝度変調して表示装置で表示することにより、魚体で
反射された反射信号の回数に応じて表示装置の輝度が変
調され、その輝度により魚体の大小を判別することがで
きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の超音波魚形判別装置の構成図
である。
である。
【図2】本発明の他の実施例の超音波魚形判別装置の構
成図である。
成図である。
【図3】本発明の他の実施例の超音波魚形判別装置の構
成図である。
成図である。
【図4】本発明の他の実施例の超音波魚形判別装置の構
成図である。
成図である。
1 魚 2 魚道 3 超音波振動子 4 発信器 5 受信機 6 制御装置 7 バッファメモリ 8 輝度変調回路 9 表示装置 10 計数装置
フロントページの続き (72)発明者 為沢 長雄 東京都港区赤坂5−3−3 水資源開発 公団内 (72)発明者 原 稔明 東京都港区赤坂5−3−3 水資源開発 公団内 (72)発明者 山本 重雄 愛知県豊橋市大岩町字小山塚20番地 本 多電子株式会社内 (72)発明者 後藤 繁文 愛知県豊橋市大岩町字小山塚20番地 本 多電子株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−112936(JP,A) 特開 平4−304830(JP,A) 特開 平5−312947(JP,A) 特開 平6−243311(JP,A) 特開 平7−55935(JP,A) 特開 平7−55937(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/52 - 7/64 G01S 15/00 - 15/96
Claims (1)
- 【請求項1】 河川に設置された魚道の内部に、1個又
は複数個の多数の超音波振動子を並設し、該それぞれの
超音波振動子に繰り返しパルス周波数の高いパルス信号
を出力する送信回路と前記超音波振動子で検出した反射
波を増幅する増幅器と及び該増幅器に前記超音波振動子
から発射する超音波信号と前記魚道の水面で反射した反
射波をカットする時間ゲート回路からなる受信回路を接
続し、該時間ゲート回路の出力パルス信号を制御回路に
接続されたバッファメモリに入力し、該出力信号を表示
装置の水平同期信号と垂直同期信号に同期して表示装置
で表示するようにした超音波魚数判別装置において、前
記受信回路の出力において、連続して反射信号が入力さ
れた時、その連続した反射信号の回数分を前記バッファ
メモリに記憶して1回出力し、該出力を輝度変調回路に
入力して、前記バッファメモリで記憶した前記出力パル
ス信号の回数分に応じて輝度変調して表示装置で表示す
ることを特徴とする超音波魚形判別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22066393A JP3229452B2 (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 超音波魚形判別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22066393A JP3229452B2 (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 超音波魚形判別装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0755936A JPH0755936A (ja) | 1995-03-03 |
JP3229452B2 true JP3229452B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=16754507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22066393A Expired - Fee Related JP3229452B2 (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 超音波魚形判別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3229452B2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-12 JP JP22066393A patent/JP3229452B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0755936A (ja) | 1995-03-03 |
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