JP3228972U - 鉢植え植物の包装箱 - Google Patents

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【課題】鉢植えを包装する時の作業時間を短縮できると共に、目的地に配達した後、個々の蘭の鉢植え上の粘着テープを取り除く手間がいらず、粘着テープを節約でき且つテープの残留問題もない、鉢植え植物の包装箱を提供する。【解決手段】複数の鉢植えを収容するために用いられる、鉢植え植物の包装箱であって、載置板10と、複数の側壁板20、20Aと、少なくとも一つの保持板30を備え、複数の側壁板は、載置板上に間隔をおいて立設され、載置板と組み合わせることにより箱体を形成し、少なくとも一つの保持板は、複数の側壁板のうちの一つにおける載置板から遠い側に連結され、複数の鉢植えは、ぎっしりと配列されると共に、各鉢植えの鉢本体が側壁板の裏表面に当接し、さらに、少なくとも一つの保持板が複数の鉢植えに当接するように、複数の鉢植えの配列位置を固定する。【選択図】図1

Description

本考案は、包装容器に関し、特に鉢植え植物の包装箱に関するものである。
花というものは、揺れや衝突によって容易に損傷しまうので、一般的には、輸送中に固定、包装、箱詰めをする必要がある。
例えば、蘭は、人気の高付加価値農産物として、国内外で流通しており、また、蘭の鉢植えを包装する時、従来の包装方法では、花と茎葉への傷つきを防ぐために、蘭の鉢植えを個別に粘着テープで板紙に固定してから箱に詰める。しかしながら、このような包装方法では、人手や時間がかかるだけでなく、目的地に配達した後、個々の蘭の鉢植え上の粘着テープを取り除く手間もかかり、また、粘着テープに費用がかかると共に、テープ残留物を除去しなければならないといった課題もあった。
従って、従来の蘭の鉢植えの包装手段には改良する余地があった。
本考案は、前記従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、鉢植えを包装する時の作業時間を短縮できると共に、目的地に配達した後、個々の蘭の鉢植え上の粘着テープを取り除く手間がいらず、粘着テープを節約でき且つテープの残留問題もない、鉢植え植物の包装箱を提供することを目的としている。
本考案は、複数の鉢植えを収容するために用いられる、鉢植え植物の包装箱であって、載置板と、複数の側壁板と、少なくとも一つの保持板を備え、前記複数の側壁板は、前記載置板上に間隔をおいて立設されて、該載置板と組み合わせることにより箱体を形成し、前記少なくとも一つの保持板は、前記複数の側壁板のうちの一つにおける前記載置板から遠い側に連結され、前記複数の鉢植えは、ぎっしりと配列されると共に、該各鉢植えの鉢本体が前記側壁板の裏表面に当接し、さらに、前記少なくとも一つの保持板が該複数の鉢植えに当接するように、該複数の鉢植えの配列位置を固定することを特徴とする。
前記載置板が矩形であり、前記複数の側壁板の数が四つであり、該四つの側壁板がそれぞれ、該載置板の四辺に連結され、前記鉢植え植物の包装箱が、二つの前記保持板を備え、該二つの保持板がそれぞれ、該四つの側壁板のうちの対向する二つにおける該載置板から遠い側に連結されることを特徴とする。
前記複数の鉢植えが左右に並ぶように配列され、前記各保持板が該各鉢植えの鉢本体に当接することを特徴とする。
前記載置板が矩形であり、前記複数の側壁板の数が四つであり、該四つの側壁板がそれぞれ、該載置板の四辺に連結され、前記鉢植え植物の包装箱が、四つの前記保持板を備え、該四つの保持板がそれぞれ、該四つの側壁板における該載置板から遠い側に連結されることを特徴とする。
前記複数の鉢植えが上下に並ぶように配列され、前記各保持板が、最上層に配列された鉢植えの鉢本体に当接することを特徴とする。
前記鉢植え植物の包装箱に、少なくとも一つの緩衝材充填空間が設けられ、該緩衝材充填空間は、前記各鉢植えの鉢本体の配列位置から遠い位置に設けられると共に、緩衝材を充填するために用いられることを特徴とする。
前記緩衝材が、綿あるいは不織布であることを特徴とする。
前述した技術特徴によれば、本考案に係る鉢植え植物の包装箱は、少なくとも一つの保持板を介して、ぎっしりと配列された複数の鉢植えを押し付けるように保持するものであるので、少量の粘着テープで一度に複数の鉢植えを固定することが可能であり、また、余計な仕切りを設けずに、該鉢植え植物の包装箱内の空間を最大限活用でき、さらに、鉢植えの箱詰め作業と緩衝材の充填作業を終えた後、他の梱包資材を使わずに、該鉢植え植物の包装箱を一単位として、荷造り、段積み、運送を行うことが可能である。また、目的地に配達された後、前記各鉢植え植物の包装箱の外表面上に貼付けられた粘着テープを外せば、保持されている鉢植えを簡単且つ迅速に取り出すことができ、該各鉢植えの鉢本体上に粘着テープの残留物が残ることもない。故に、本考案に係る鉢植え植物の包装箱によれば、包装・開封時に人力や時間を節約でき、且つ梱包資材も省くことができる。
本考案に係る鉢植え植物の包装箱の第1実施形態において、組み立てが完了した状態を示す斜視図である。 本考案に係る鉢植え植物の包装箱の第1実施形態の展開図である 本考案に係る鉢植え植物の包装箱の第1実施形態の使用状態を示す正面図である。 本考案に係る鉢植え植物の包装箱の第1実施形態における鉢植えの配列位置を示す模式図である。 本考案に係る鉢植え植物の包装箱の第2実施形態において、組み立てが完了した状態を示す斜視図である。 本考案に係る鉢植え植物の包装箱の第2実施形態の展開図である 本考案に係る鉢植え植物の包装箱の第2実施形態の使用状態を示す正面図である。 本考案に係る鉢植え植物の包装箱の第2実施形態における鉢植え配列位置を示す模式図である。
本考案の技術特徴及び実用的な効果を深く理解できるように、且つ考案の内容に従って実現できるように、図面に示す好適な実施形態によって、以下のとおり詳細に説明する。
図1、図4、図5及び図8に示すように、本考案は鉢植え植物の包装箱であって、複数の鉢植え70を収容するために用いられると共に、載置板10、複数の側壁板20、20A、及び少なくとも一つの保持板30を備え、該複数の側壁板20、20Aは、間隔をおいて、該載置板10に対して折り曲げられるように、該載置板10上に立設され、この構成によると、該複数の側壁板20、20Aは載置板10と組み合わせることにより箱体を形成する。また、前記少なくとも一つの保持板30は、前記複数の側壁板20のうちの一つにおける前記載置板10から遠ざかる側に連結され、前記複数の鉢植え70がぎっしりと配列されると共に、該各鉢植え70の鉢本体71が前記側壁板20の裏表面に当接し、さらに、前記少なくとも一つの保持板30が、該複数の鉢植え70に当接するように、該複数の鉢植え70の配列位置を固定する。尚、図3及び図7に示すように、本考案の第1及び第2実施例においては、前記少なくとも一つの保持板30が、前記複数の鉢植え70上に押し付けられ、粘着テープ40を介して固定される。
図1〜図4に示すように、本考案の第1実施例においては、前記載置板10が矩形であり、前記複数の側壁板20、20Aの数が四つであり、該四つの側壁板20、20Aがそれぞれ、該載置板10の四辺に連結される。図2に示すように、前記一方の一対の側壁板20Aは、各両側にそれぞれ折込片が設けられることにより、該四つの側壁板20、20Aを折り曲げて前記載置板10上に立設させるように箱体を形成する時に、他方の一対の側壁板20と組み合わされる。また、前記鉢植え植物の包装箱は、二つの保持板30を備え、該二つの保持板30はそれぞれ、前記対向する二つの側壁板20における前記載置板10から遠ざかる側に連結される。
図3及び図4に示すように、本考案の第1実施例において、前記各鉢植え70は、直径2.5インチの鉢植えであって、左右に並ぶように配列されると共に、前記載置板10の両側にそれぞれ8鉢、合計16鉢が配列され、前記各保持板30が該各鉢植え70の鉢本体71に押し付けられる。さらに、前記鉢植え植物の包装箱には、少なくとも一つの緩衝材充填空間50が設けられており、該少なくとも一つの緩衝材充填空間50は、前記各鉢植え70の鉢本体71から遠ざかる位置に設けられる。具体的に述べると、図3に示すように、本考案の第1実施例における前記鉢植え植物の包装箱の緩衝材充填空間50は、前記二つの保持板30が連結する二つの側壁板20の中間に位置し、つまり、前記複数の鉢植え70の花の位置と対応するように、該各鉢植え70の鉢本体71から遠ざかる位置に配置されており、花の損傷を防止するための緩衝材が充填されており、該緩衝材が綿及び不織布であってもよい。
図5〜図8に示すように、本考案の第2実施例と第1実施例との相違点について、第2実施例における前記鉢植え植物の包装箱は、四つの保持板30、30Aを備え、該四つの保持板30、30Aはそれぞれ、前記四つの側壁板20、20Aにおける前記載置板10から遠ざかる側に連結される。また、図5、図7及び図8に示すように、本考案に係る鉢植え植物の包装箱の組み立て方法は、前記一方の対向する一対の保持板30を折り畳んで、その後、該他方の対向する一対の保持板30を、折り畳み済みの保持板30と部分的に重ねるように折り畳み、最後に、該各保持板30、30Aをそれぞれ粘着テープ40、40Aを介して固定する。
さらに、図7及び図8に示すように、本考案の第2実施例において、前記各鉢植え70は、1.7インチの鉢植えであって、図8に示すように、上下に積み重ねるように並べられ、前記複数の保持板30、30Aによって、該複数の鉢植え70が確実に固定される。この方法によれば、上層に積層される前記鉢植え70の鉢本体71に、前記各保持板30、30Aを押し付けるように、該鉢植え70を固定することから、仕切り部材を利用しないので、前記載置板10及び四つの側壁板20、20Aで囲まれた空間を最大限活用することができる。さらに、前記鉢植え植物の包装箱は、前記各鉢植え70の鉢本体71から離れた、該複数の鉢植え70の花の部分と対応する位置に、H字状を呈する緩衝材充填空間50が形成され、該緩衝材充填空間50に、花の損傷を防止するための緩衝材が充填される。
前述した技術特徴によれば、本考案に係る鉢植え植物の包装箱は、少なくとも一つの保持板30、30Aを介して、ぎっしりと配列された複数の鉢植え70を押し付けるように保持するものであるので、少量の粘着テープ40、40Aで一度に複数の鉢植えを固定することが可能であり、また、余計な仕切りを設けずに、該鉢植え植物の包装箱内の空間を最大限活用でき、さらに、鉢植えの箱詰め作業と緩衝材の充填作業を終えた後、他の梱包資材を使わずに、該鉢植え植物の包装箱を一単位として、荷造り、段積み、運送を行うことが可能である。また、目的地に配達された後、前記各鉢植え植物の包装箱の外表面上に貼付けられた粘着テープ40、40Aを外せば、保持されている鉢植え70を簡単且つ迅速に取り出すことができ、該各鉢植え70の鉢本体71上に粘着テープの残留物が残ることもない。故に、本考案に係る鉢植え植物の包装箱によれば、包装・開封時に人力や時間を節約でき、且つ梱包資材も省くことができる。
以上の説明は、本考案の好適な実施形態に過ぎず、本考案に対して何ら限定を行うものではない。本考案について、比較的好適な実施形態をもって上記のとおり開示したが、これは本考案を限定するものではなく、すべての当業者が、本考案の技術構想を逸脱しない範囲において、本考案の技術の本質に基づいて上記の実施形態に対して行ういかなる簡単な修正、変更及び修飾も、依然としてすべて本考案の技術構想の範囲内にある。
10 載置板
20、20A 側壁板
30、30A 保持板
40、40A 粘着テープ
50 緩衝材充填空間
70 鉢植え
71 鉢本体

Claims (7)

  1. 複数の鉢植えを収容するために用いられる、鉢植え植物の包装箱であって、載置板と、複数の側壁板と、少なくとも一つの保持板を備え、
    前記複数の側壁板は、前記載置板上に間隔をおいて立設されて、該載置板と組み合わせることにより箱体を形成し、
    前記少なくとも一つの保持板は、前記複数の側壁板のうちの一つにおける前記載置板から遠い側に連結され、
    前記複数の鉢植えは、ぎっしりと配列されると共に、各鉢植えの鉢本体が前記側壁板の裏表面に当接し、さらに、前記少なくとも一つの保持板が該複数の鉢植えに当接するように、該複数の鉢植えの配列位置を固定することを特徴とする鉢植え植物の包装箱。
  2. 前記載置板が矩形であり、前記複数の側壁板の数が四つであり、該四つの側壁板がそれぞれ、該載置板の四辺に連結され、前記鉢植え植物の包装箱が、二つの前記保持板を備え、該二つの保持板がそれぞれ、該四つの側壁板のうちの対向する二つにおける該載置板から遠い側に連結されることを特徴とする請求項1に記載の鉢植え植物の包装箱。
  3. 前記複数の鉢植えが左右に並ぶように配列され、各保持板が各鉢植えの鉢本体に当接することを特徴とする請求項2に記載の鉢植え植物の包装箱。
  4. 前記載置板が矩形であり、前記複数の側壁板の数が四つであり、該四つの側壁板がそれぞれ、該載置板の四辺に連結され、前記鉢植え植物の包装箱が、四つの前記保持板を備え、該四つの保持板がそれぞれ、該四つの側壁板における該載置板から遠い側に連結されることを特徴とする請求項1に記載の鉢植え植物の包装箱。
  5. 前記複数の鉢植えが上下に並ぶように配列され、各保持板が、最上層に配列された鉢植えの鉢本体に当接することを特徴とする請求項4に記載の鉢植え植物の包装箱。
  6. 前記鉢植え植物の包装箱に、少なくとも一つの緩衝材充填空間が設けられ、該緩衝材充填空間は、各鉢植えの鉢本体の配列位置から遠い位置に設けられると共に、緩衝材を充填するために用いられることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の鉢植え植物の包装箱。
  7. 前記緩衝材が、綿あるいは不織布であることを特徴とする請求項6に記載の鉢植え植物の包装箱。
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