JP3228590U - ユニバーサル骨プレート - Google Patents

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惠平 黄
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Abstract

【課題】骨格または近位関節の骨折の治療に適しており、骨ネイルのねじ込み方向を斜めに調整することが可能なユニバーサル骨プレートを提供する。【解決手段】ユニバーサル骨プレートは、骨プレート本体10が設けられており、骨プレート本体10には、上面12と、底面とが形成されており、上面12と底面とを貫通する板穴Aが複数設けられており、これらの板穴Aは、複数のユニバーサルロック穴20を備え、各ユニバーサルロック穴20の内周面には、周方向に沿って同じ距離で離隔され内側へ突出する柱が五つ設けられており、隣接する柱同士の間に溝がそれぞれ形成されており、各柱の内面にメネジ段が形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、整形外科用の固定物に関し、特に、骨格または近位関節の骨折の治療に適しており、骨ネイルのねじ込み方向を斜めに調整可能なユニバーサル骨プレートに関するものである。
患者の骨格または近位関節の骨折を治療する場合には、骨プレートに骨ネイルを合わせて利用することにより、このような骨折を治療する。従来の骨プレートには、複数の加圧穴またはねじ穴などの板穴が設けられている。骨プレートに骨ネイルを合わせて骨の断裂箇所を固定する場合には、まず、骨ネイルを加圧して両側の加圧穴および骨に偏心的にロックして、骨を横方向に沿って断裂方向へ加圧することにより、骨の断裂箇所を密着した後、骨プレートの両側にあるねじ穴に、ヘッド部にネジが設けられている骨ネイルをねじ込んで、断裂された骨に骨プレートを強固にロックして固定する。
しかし、従来の骨プレートに骨ネイルを合わせることにより、断裂した骨を固定することは可能であるが、骨ネイル、又はヘッド部にネジが設けられている骨ネイルを加圧して骨プレートにねじ込むときに、骨プレートに垂直するようにねじ込むことが必要である。このため、骨プレートを設置する位置が人工関節に近接し、又はねじ込まれた骨ネイルが患者の骨粗鬆や粉砕骨折の箇所を回避することが必要な場合には、骨ネイルの差込角度をずらして上記のような位置を回避することができないため、骨プレートを固定する位置の選択が困難となり、良い治療効果を得ることができない。
本考案の主な目的は、その内側に五段のメネジ段が形成されているユニバーサルロック穴が複数設けられていることにより、ヘッド部にネジが設けられている骨ネイルを斜めにねじ込むことを可能にして、良い治療効果を得ることができるユニバーサル骨プレートを提供することにある。
本考案の一実施形態に係るユニバーサル骨プレートによると、骨プレート本体が設けられており、骨プレート本体には、上面と、底面とが形成されており、上面と底面とを貫通する複数の板穴が設けられており、これらの板穴は、複数のユニバーサルロック穴を備え、各ユニバーサルロック穴の内周面には、周方向に沿って同じ距離で離隔され内側へ突出する柱が五つ設けられており、隣接する柱同士の間に溝がそれぞれ形成されており、各柱の内面にメネジ段が形成されていることを特徴とする。
本考案の一実施形態に係るユニバーサル骨プレートによると、各ユニバーサルロック穴の上部にボール形状円弧面が形成されており、各ボール形状円弧面の底側は、各柱と各溝との上縁と連結することを特徴とする。
本考案の一実施形態に係るユニバーサル骨プレートによると、板穴は、更に、一つ以上のユニバーサル加圧ロック穴を備え、各ユニバーサル加圧ロック穴の両側には、ユニバーサルロック穴部と、加圧穴部とがそれぞれ形成されており、各ユニバーサルロック穴部と各加圧穴部とは、部分的に重なり合って、両方を連通する開口が形成されており、各ユニバーサルロック穴部の内周面には、周方向に沿って同じ距離で離隔され内側へ突出する第2柱が五つ設けられており、隣接する第2柱同士の間に第2溝がそれぞれ形成されており、各第2柱の内面に第2メネジ段が形成されており、加圧穴部は、穿孔であり、その上部に加圧テーパー面が形成されていることを特徴とする。
本考案の一実施形態に係るユニバーサル骨プレートによると、ユニバーサルロック穴部の上部に第2ボール形状円弧面が形成されており、第2ボール形状円弧面の底側は、第2メネジ段と第2溝との上縁と連結することを特徴とする。
本考案の一実施形態に係るユニバーサル骨プレートによると、骨プレート本体は、前後方向に沿って延びる長形なプレートであり、骨プレート本体の前端と後端とには、骨削り部がそれぞれ形成されており、骨削り部の上側に傾斜面が形成されていることを特徴とする。
本考案の一実施形態に係るユニバーサル骨プレートによると、骨プレート本体の底面は、中央がより高くて左右側がより低い凹状の円弧面であり、底面には、前後方向に沿って距離を置いて配列された複数対の減圧溝が形成されていることを特徴とする。
本考案の一実施形態に係るユニバーサル骨プレートによると、骨プレート本体は、前後方向に沿って伸びる長形な板体であり、板穴は二つのユニバーサル加圧ロック穴を備え、二つのユニバーサル加圧ロック穴は、それぞれ骨プレート本体の前半部と後半部とに位置し、二つのユニバーサル加圧ロック穴の二つの加圧穴部は、骨プレート本体の中央から遠く離れた位置に位置し、二つのユニバーサル加圧ロック穴の二つのユニバーサルロック穴部は、骨プレート本体の中央に近接する位置に位置することを特徴とする。
本考案の一実施形態に係るユニバーサル骨プレートによると、骨プレート本体は、前後方向に沿って伸びる長形な板体であり、複数の板穴は、一直線に沿って骨プレート本体に配列されており、三つのユニバーサルロック穴と、二つのユニバーサル加圧ロック穴と、から構成され、三つのユニバーサルロック穴は、骨プレート本体の中央と、前端部と、後端部とに形成されており、二つのユニバーサル加圧ロック穴は、それぞれ前後に隣接するユニバーサルロック穴同士の間に位置することを特徴とする。
本考案の一実施形態に係るユニバーサル骨プレートによると、二つのユニバーサル加圧ロック穴の二つの加圧穴部は、骨プレート本体の中央から遠く離れた位置に位置し、二つのユニバーサル加圧ロック穴の二つのユニバーサルロック穴部は、骨プレート本体の中央に近接する位置に位置することを特徴とする。
本考案の一実施形態に係るユニバーサル骨プレートによると、骨プレート本体は、前後方向に沿って伸びる長形な板体であり、板穴は、複数のユニバーサルロック穴と、複数のユニバーサル加圧ロック穴と、から構成され、複数のユニバーサルロック穴と複数のユニバーサル加圧ロック穴とは、各ユニバーサルロック穴と各ユニバーサル加圧ロック穴が前後方向に沿って交錯するように、一直線に沿って配列されていることを特徴とする
本考案に係るユニバーサル骨プレートによれば、次のような効果がある。
(1)ユニバーサル骨プレートの内側に五段のメネジ段が形成されているユニバーサルロック穴が複数設けられていることにより、ヘッド部にネジが設けられている骨ネイルを斜めにねじ込むことを可能にして、良い治療効果を得ることができる。
(2)骨プレート本体に設けられている各ユニバーサルロック穴は、ヘッド部にネジが設けられているユニバーサルロックネイルをねじ込んで固定するためのものであるため、各ユニバーサルロック穴の内側は、五段のメネジ段に分けられ、ユニバーサルロックネイルのヘッド部のネジをメネジ段にねじ込む場合には、垂直方向に沿い、又は垂直線に対して一定の角度で傾斜する方式でねじ込むことができる。ユニバーサルロックネイルを斜めにねじ込む場合に、ヘッド部のネジは、周面の異なる部分で、各メネジ段の異なる部分にねじ込む。歯をジャンプさせる方式で、異なるメネジ段にねじ込むことにより、ユニバーサルロックネイルは、ヘッド部を、ユニバーサルロック穴にねじ込むと同時に、骨にねじ込むこともでき、骨に骨プレート本体を強固に固定することができる。
(3)ユニバーサルロックネイルをユニバーサルロック穴に斜めにねじ込むことができることにより、医者は必要によって適切な角度でユニバーサルロックネイルをねじ込むことができる。これにより、人工関節の位置を回避することができ、ユニバーサルロックネイルの骨ネイルが人工関節と互いに干渉することを回避することができる。一方、ユニバーサルロックネイルをねじ込むときに、ねじ込み角度を調整することもできることにより、ねじ込むときに、骨粗鬆の区域または骨粉砕の部分を回避することができる。これにより、ユニバーサルロックネイルを骨プレート本体にねじ込むと、もっと強固となり、良い治療効果を得ることが可能である。
本考案の一実施の形態に係るユニバーサル骨プレートを示す斜視図である。 本考案の一実施の形態に係るユニバーサル骨プレートを示す上面図である。 本考案の一実施の形態に係るユニバーサル骨プレートを示す下面図である。 本考案の一実施の形態に係るユニバーサル骨プレートを示す断面図である。 本考案の一実施の形態に係るユニバーサル骨プレートを示す別の断面図である。 本考案の一実施の形態に係るユニバーサル骨プレートとガイドスリーブとを示す分解斜視図である。 本考案の一実施の形態に係るユニバーサル骨プレートにガイドスリーブを結合した状態を示す断面図である。 本考案の一実施の形態に係るユニバーサル骨プレートにユニバーサルロックネイルを合わせた状態を示す断面図である。 本考案の一実施の形態に係るユニバーサル骨プレートにユニバーサルロックネイルを合わせた状態を示す別の断面図である。 本考案の一実施の形態に係るユニバーサル骨プレートが骨を固定する手術に適用されることを示す図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1から図5を参照する。本考案に係るユニバーサル骨プレートは、骨プレート本体10を備える。骨プレート本体10は、前後方向に沿って伸びる長形な板体である。本実施の形態に係る骨プレート本体10は、左右の幅がより狭い形態にされるため、骨がより細い女性に適合する。その他の実施の形態に係る骨プレート本体10は、その幅および具体的な形状が、欧米やアジアの人種の体型または男女の体型によって、骨に合う人間工学で設計することができ、もちろん、本考案はこれに限定されない。
骨プレート本体10の前端と後端とには、骨削り部11がそれぞれ形成されている。骨削り部11の上側に傾斜面111が形成されている。これにより、骨削り部11の末端は、厚さが徐々に減少する形状を呈する。手術を行っているときに、骨プレート本体10を入れる場合には、骨削り部11で骨膜をこすり、血液循環を改善し、骨折の治癒過程を改善することができる。骨プレート本体10の上側と底側とには、上面12と、底面13とがそれぞれ形成されている。上面12と底面13とは、それぞれ中央がより高くて左右側がより低い、凸曲面と凹曲面とである。底面13には、前後方向に沿って距離を置くように排列される六対の減圧溝131が形成されている。各減圧溝131により、手術時に底面13が骨と接触する表面積を減少することができ、骨を圧迫する圧力を減少することができ、血液循環を改善し、手術による治癒効果を改善することもできる。
上面12と底面13とを貫通する五つの板穴Aは、三つのユニバーサルロック穴20及び二つのユニバーサル加圧ロック穴30である。三つのユニバーサルロック穴20は、それぞれ骨プレート本体10の中央および前後端部に形成されている。二つのユニバーサル加圧ロック穴30は、それぞれ前後に隣接するユニバーサルロック穴20同士の間に位置する。これにより、二つのユニバーサル加圧ロック穴30は、それぞれ骨プレート本体10の前半部と後半部とに位置する。三つのユニバーサルロック穴20と二つのユニバーサル加圧ロック穴30とは、各ユニバーサルロック穴20と各ユニバーサル加圧ロック穴30とが前後方向に沿って交錯する方式で一直線に沿って配列されている。
各ユニバーサルロック穴20は、その内周面に、周方向に沿って同じ距離を置いて配列され内側へ突出する柱21が五つ設けられている。隣接する柱21同士の間には、鉛直方向に沿って延びる溝22が形成されている。各柱21の内面にメネジ段211が形成されている。各メネジ段211の上端の高さは、上面12の高さより低い。各ユニバーサルロック穴20の上部の周面には、ボール形状円弧面23が形成されている。各ボール形状円弧面23の底側は、各柱21と各溝22との上縁と連結する。
ユニバーサル加圧ロック穴30の両側には、ユニバーサルロック穴部31と、加圧穴部32とがそれぞれ形成されている。ユニバーサルロック穴部31と加圧穴部32との内側の一部が重なって、互いに連通する開口33が形成されている。二つのユニバーサル加圧ロック穴30の二つの加圧穴部32は、骨プレート本体10の中央から遠く離れた位置に位置し、その残りの二つのユニバーサルロック穴部31は、骨プレート本体10の中央に近接する位置に位置する。
各ユニバーサルロック穴部31は、その内周面に、周方向に沿って同じ距離を置いて配列され内側へ突出する第2柱311が五つ設けられている。隣接する第2柱311同士の間には、鉛直方向に沿って延びる第2溝312が形成されている。各第2柱311の内面に第2メネジ段3111が形成されている。第2メネジ段3111の上端の高さは、上面12の高さより低い。ユニバーサルロック穴部31の上部の周面には、第2ボール形状円弧面313が形成されている。各第2ボール形状円弧面313の底側と各第2柱311と各第2溝312との上縁は互いに連結する。加圧穴部32は、穿孔であり、その上部の周面に加圧テーパー面321が形成されている。各加圧テーパー面321の内側は、各開口33まで延びる。各加圧テーパー面321のカバー角度は、270度を超える。
本考案の実施の形態に係るユニバーサル骨プレートは、さまざまな長骨部分(鎖骨、上腕骨、橈骨、大腿骨、脛骨、腓骨など)の骨格、又は骨の関節に近接する箇所の骨折の固定で使用される。外傷である骨折の治療は、一般手術と再建手術を含み、骨折偽関節の固定と安定化、骨折治癒不良、骨欠損、骨切り術、固定術にも使用できる。
手術器具が各ユニバーサルロック穴20又は各ユニバーサルロック穴部31を通過してガイド穴を穴開けるときには、図6に示すように、各ユニバーサルロック穴20又は各ユニバーサルロック穴部31にガイドスリーブ40を嵌めて、ガイドスリーブ40のテーパー穴411にガイドされて、骨にガイド穴を斜めに穴開ける。ガイドスリーブ40にスリーブ41が設けられている。テーパー穴411はスリーブ41を貫通する。スリーブ41の底縁の周面には、周方向に沿って同じ距離を置いて五つの差込ロッド42が配列されている。五つの差込ロッド42により、ガイドスリーブ40は、各ユニバーサルロック穴20の五つの溝22、又は各ユニバーサルロック穴部31の五つの第2溝312に差し込んで位置決められることができる。各ユニバーサルロック穴20と各ユニバーサルロック穴部31との上側には、ボール形状円弧面23及び第2ボール形状円弧面313がそれぞれ設けられているため、各ユニバーサルロック穴20又は各ユニバーサルロック穴部31にガイドスリーブ40を差し込むと、五つの差込ロッド42がボール形状円弧面23又は第2ボール形状円弧面313にガイドされて、五つの溝22又は五つの第2溝312に差し込まれることができる。これにより、結合時に、ガイドスリーブ40の各ユニバーサルロック穴20又は各ユニバーサルロック穴部31への位置合わせがもっと迅速となる。
図7を参照する。各ユニバーサルロック穴20又は各ユニバーサルロック穴部31にガイドスリーブ40を差し込んで位置決めするときには、テーパー穴411の周面とセンターラインの最大開き角θは15度であるため、医者は、手術器具を操作してガイドスリーブ40のテーパー穴411を挿通して穴開けるときに、骨粗鬆、骨粉砕または人工関節を回避することができ、骨プレート本体10の垂直ラインとの開き角が15度以内の任意の角度のガイド穴を骨に開けることができる。図8に示すように、本考案に係る各ユニバーサルロック穴20に、ヘッド部にネジ51が設けられているユニバーサルロックネイル50をねじ込むことができる。各ユニバーサルロック穴20の上側にボール形状円弧面23が形成されているため、図9に示すように、各ユニバーサルロック穴20に、ヘッド部に球面61が形成されている加圧ネイル60をねじ込むことができる。各ユニバーサル加圧ロック穴30は選択性があり、すなわち、各ユニバーサル加圧ロック穴30のユニバーサルロック穴部31に、ユニバーサルロックネイル50又は加圧ネイル60をねじ込むことができる。各加圧穴部32に加圧ネイル60をねじ込むことができる。これにより、医者は、異なる臨床ニーズに基づいて、異なる骨ネイルの種類および異なるねじ込み位置を選択することが可能である。
図8及び図9を参照する。各ユニバーサルロック穴20と各ユニバーサルロック穴部31との内側には、五段のメネジ段211と、五段の第2メネジ段3111とがそれぞれ設けられているため、五つのメネジ段211又は五つの第2メネジ段3111に、ユニバーサルロックネイル50のヘッド部のネジ51をねじ込むと、ユニバーサルロックネイル50は、垂直にねじ込む状態から、斜めにねじ込む状態へ変更することができる。このとき、ネジ51の周面の異なる部分は、各メネジ段211又は各第2メネジ段3111の高さが異なる部分にねじ込まれる。歯をジャンプさせる方式で、五つのメネジ段211又は五つの第2メネジ段3111にねじ込むことにより、ユニバーサルロックネイル50は、骨プレート本体10の垂直ラインから、何れかの方向へ最大開き角θでずれる(本実施形態では、最大開き角θは15度である)方式で、各ユニバーサルロック穴20又は各ユニバーサルロック穴部31にねじ込むことが可能である。これにより、ねじ込まれるユニバーサルロックネイル50は、人工関節、骨粗鬆または骨粉砕の部分を回避することができ、ユニバーサルロックネイル50が人工関節と互い干渉することを回避することができ、骨プレート本体10の骨に対するねじ込みはもっと強固となる。
図10を参照する。本考案の一実施の形態に係るユニバーサル骨プレートにより、骨格または近位関節の骨折を治療する場合には、二つの加圧ネイル60がそれぞれ両側にあるユニバーサル加圧ロック穴30の加圧穴部32を挿通して骨Bにねじ込んで、各加圧ネイル60のヘッド部の球面61を各加圧テーパー面321の外側に押し付けることにより、骨Bの両側が加圧されて内側にある断裂箇所へ移動されて、骨プレート本体10の両端にあるユニバーサルロック穴20にユニバーサルロックネイル50をそれぞれねじ込むと、骨Bに骨プレート本体10を強固に固定することができる。各ユニバーサルロックネイル50の各ユニバーサルロック穴20にねじ込む角度は、骨プレート本体10に垂直である角度に限らない。
本考案の第1の実施の形態に係るユニバーサル骨プレートは、骨プレート本体10に、各ユニバーサルロック穴20と各ユニバーサル加圧ロック穴30とが一直線に沿って配列されているが、もちろん、必要によって、異なる数量のユニバーサルロック穴20とユニバーサル加圧ロック穴30とが骨プレート本体10に自由に配列されてもよい。例えば骨プレート本体10の一端により広い区域を形成して、この区域に複数のユニバーサルロック穴20を設けて、残りのより狭い部分に、ユニバーサルロック穴20及びその他の形態の板穴Aを選択的に設け、又は骨プレート本体10に複数のユニバーサルロック穴20だけを設けてもよい。一方、各ユニバーサルロック穴20と各ユニバーサルロック穴部31との上側には、ボール形状円弧面23又は第2ボール形状円弧面313が設けられていなくてもよく、或いはボール形状円弧面23又は第2ボール形状円弧面313をそれぞれテーパー面にしてもよい。板穴Aを複数設けてもよく、そしてユニバーサルロック穴20及びユニバーサル加圧ロック穴30の他に、その他の数量の加圧穴またはねじ穴の形態の板穴Aを備えてもよい。加圧穴またはねじ穴の形態の板穴Aの形態は、円孔に限らず、長孔でもよい。
10 骨プレート本体
11 骨削り部
12 上面
13 底面
20 ユニバーサルロック穴
21 柱
22 溝
23 ボール形状円弧面
30 ユニバーサル加圧ロック穴
31 ユニバーサルロック穴部
32 加圧穴部
33 開口
40 ガイドスリーブ
41 スリーブ
42 差込ロッド
50 ユニバーサルロックネイル
51 ネジ
60 加圧ネイル
61 球面
111 傾斜面
131 減圧溝
211 メネジ段
311 第2柱
312 第2溝
313 第2ボール形状円弧面
321 加圧テーパー面
411 テーパー穴
3111 第2メネジ段
A 板穴
B 骨
θ 最大開き角

Claims (10)

  1. 骨プレート本体が設けられており、前記骨プレート本体には、上面と、底面とが形成されており、前記上面と前記底面とを貫通する複数の板穴が設けられており、前記複数の板穴は、複数のユニバーサルロック穴を備え、前記各ユニバーサルロック穴の内周面には、周方向に沿って同じ距離で離隔され内側へ突出する柱が五つ設けられており、隣接する前記柱同士の間に溝がそれぞれ形成されており、前記各柱の内面にメネジ段が形成されていることを特徴とするユニバーサル骨プレート。
  2. 前記各ユニバーサルロック穴の上部にボール形状円弧面が形成されており、前記各ボール形状円弧面の底側は、前記各柱と前記各溝との上縁と連結することを特徴とする、請求項1に記載のユニバーサル骨プレート。
  3. 前記板穴は、更に、一つ以上のユニバーサル加圧ロック穴を備え、前記各ユニバーサル加圧ロック穴の両側には、ユニバーサルロック穴部と、加圧穴部とがそれぞれ形成されており、前記各ユニバーサルロック穴部と前記各加圧穴部とは、部分的に重なり合って、両方を連通する開口が形成されており、前記各ユニバーサルロック穴部の内周面には、周方向に沿って同じ距離で離隔され内側へ突出する第2柱が五つ設けられており、隣接する前記第2柱同士の間に第2溝がそれぞれ形成されており、前記各第2柱の内面に第2メネジ段が形成されており、前記加圧穴部は、穿孔であり、その上部に加圧テーパー面が形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のユニバーサル骨プレート。
  4. 前記ユニバーサルロック穴部の上部に第2ボール形状円弧面が形成されており、前記第2ボール形状円弧面の底側は、前記第2メネジ段と前記第2溝との上縁と連結することを特徴とする、請求項3に記載のユニバーサル骨プレート。
  5. 前記骨プレート本体は、前後方向に沿って延びる長形なプレートであり、前記骨プレート本体の前端と後端とには、骨削り部がそれぞれ形成されており、前記骨削り部の上側に傾斜面が形成されていることを特徴とする、請求項4に記載のユニバーサル骨プレート。
  6. 前記骨プレート本体の底面は、中央がより高くて左右側がより低い凹状の円弧面であり、前記底面には、前後方向に沿って距離を置いて配列された複数対の減圧溝が形成されていることを特徴とする、請求項5に記載のユニバーサル骨プレート。
  7. 前記骨プレート本体は、前後方向に沿って伸びる長形な板体であり、前記板穴は二つのユニバーサル加圧ロック穴を備え、前記二つのユニバーサル加圧ロック穴は、それぞれ前記骨プレート本体の前半部と後半部とに位置し、前記二つのユニバーサル加圧ロック穴の二つの加圧穴部は、前記骨プレート本体の中央から遠く離れた位置に位置し、前記二つのユニバーサル加圧ロック穴の二つのユニバーサルロック穴部は、前記骨プレート本体の中央に近接する位置に位置することを特徴とする、請求項3に記載のユニバーサル骨プレート。
  8. 前記骨プレート本体は、前後方向に沿って伸びる長形な板体であり、前記複数の板穴は、一直線に沿って前記骨プレート本体に配列されており、三つのユニバーサルロック穴と、二つのユニバーサル加圧ロック穴と、から構成され、前記三つのユニバーサルロック穴は、前記骨プレート本体の中央と、前端部と、後端部とに形成されており、前記二つのユニバーサル加圧ロック穴は、それぞれ前後に隣接する前記ユニバーサルロック穴同士の間に位置することを特徴とする、請求項4に記載のユニバーサル骨プレート。
  9. 前記二つのユニバーサル加圧ロック穴の二つの加圧穴部は、前記骨プレート本体の中央から遠く離れた位置に位置し、前記二つのユニバーサル加圧ロック穴の二つのユニバーサルロック穴部は、前記骨プレート本体の中央に近接する位置に位置することを特徴とする、請求項8に記載のユニバーサル骨プレート。
  10. 前記骨プレート本体は、前後方向に沿って伸びる長形な板体であり、前記板穴は、複数のユニバーサルロック穴と、複数のユニバーサル加圧ロック穴と、から構成され、前記複数のユニバーサルロック穴と前記複数のユニバーサル加圧ロック穴とは、前記各ユニバーサルロック穴と前記各ユニバーサル加圧ロック穴が前後方向に沿って交錯するように、一直線に沿って配列されていることを特徴とする、請求項3に記載のユニバーサル骨プレート。
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