JP3228454U - 透明マスク - Google Patents

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英敏 迫田
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株式会社 サラ
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Abstract

【課題】 口元を相手に見せることができるとともに、通気性の点では息苦しくなく飛沫感染の点では予防を確実に行える透明マスクを提供する。【解決手段】 透光性を有するフィルム3を用いた透ける透明マスク1では、フィルム3は、気体は透過し、液体は非透過な素材であり、フィルム3が、装着時に口を覆う位置に設けられる。【選択図】 図1

Description

本考案は、透明マスクに関し、特に、透光性を有するフィルムを用いた透ける透明マスクに関する。
現在、多くの方に新型コロナウイルスの対応のために、マスクを装着する日々が必要になっている。このようなマスクの必要性にあたって、夏になると、涼しく感じる素材などを用いたものもでてきている。
一方、マスク以外にも、フェイスシールドというような透明樹脂のシールドもあるが、マスク形態の透明マスクへのニーズが、大きくなっている。このニーズは、サービス業などにおいて、口元を見せて笑顔での接客を可能にできることから生じている。
透明マスクとして、過去に提案されているものとしては、例えば、特許文献1がある。
特開2017−222947号公報
しかしながら、特許文献1のものは、透光性を有する透過繊維からなる布状体を用いており、基本的には布という位置付けの素材であるため、投光繊維間に形成された気孔がある。そのため、透明性と通気性を向上させて、さらに微小異物に対するフィルタ性を高くしているが、開示されている気孔のサイズからすると、水分の透過が基本的に生じるものであった。そのため、飛沫感染を予防することからすれば、咳、くしゃみの場合はもちろんのこと、通常の会話においても、唾液や鼻水が外部に広がらないようにすべき点で不十分なものであった。なお、特許文献1の従来の技術では、透明樹脂シートを用いたマスク(特開2009−11475号公報)についての問題が記載されているが、殆ど通気性がない点が問題になっている
ゆえに、本考案は、口元を相手に見せることができるとともに、通気性の点では息苦しくなく飛沫感染の点では予防を確実に行える透明マスクを提供することを目的とする。
本考案の第1の観点は、透光性を有するフィルムを用いた透ける透明マスクであって、前記フィルムは、呼吸に伴う気体を透過し、唾液を非透過な素材であり、前記フィルムが、装着時に口を覆う位置に設けられるものである。
本考案の第2の観点は、第1の観点において、前記フィルムが、装着時に鼻孔も覆う位置に設けられ、鼻水を非透過な素材であるものである。
本考案の第3の観点では、第1又は第2の観点において、前記フィルムは、熱可塑性エーテル系ポリウレタンフィルムである。
本考案によれば、気体は透過する素材のフィルムが用いられることにより、従来の透明樹脂シートのような通気性がないものと異なり、息苦しくないものとできる。また、唾液のような液体は非透過な素材のフィルムが用いられることにより、従来の透過繊維からなる布状体のような飛沫予防の点で不十分なものではなく、予防を確実なものとできる。さらに、透光性を有するフィルムが装着時に口を覆う位置に設けられるものであることから、相手に口元を見せてコミュニケーションをとることができる。
本考案の実施の形態にかかる透明マスクを示す図である。 図1の透明マスクのフィルムが透光性を有することを示す図である。
マスク1は、内側にシート状の略長方形のフィルム3が設けられ、フィルム3の3辺は布製の縁取り部5a、5b、5cで囲まれて縫い付けられている。縁取り部5dとフィルム3の残りの1辺との間には三角エリア9(図2参照)が設けられている。縁取り部5aと縁取り部5bとが繋がった部分からは紐部7aが外に出ており、縁取り部5bと縁取り部5cとが繋がった部分からは紐部7bが外に出ており、縁取り部5cと縁取り部5dとが繋がった部分からは紐部7cが外に出ており、縁取り部5dと縁取り部5aとが繋がった部分からは紐部7dが外に出ている。紐部7aと紐部7dとは、縁取り部5aが袋体になっていて、伸縮する一本の繋がったものになっており、紐部7bと紐部7cとは、縁取り部5cが袋体になっていて、伸縮する一本の繋がったものになっている。紐部7aと紐部7dとが長さが調整されて結ばれて一方の耳に掛けられ、紐部7bと紐部7cとが長さが調整されて結ばれて他方の耳に掛けられて、装着が可能になっている。装着時には、フィルム3は、口を覆うだけでなく、鼻孔も覆う位置になっている。
ここで、マスク1は、図2に示すように、三角エリア9が設けられており、立体感が出るデザインになっている。この三角エリア9と下部のタック11との相乗効果により立体感を出して呼吸時にフィルム3が口や肌に吸い付くことを防止するようにしている。
また、図2に示すように、フィルム3は、透光性を有する熱可塑性エーテル系ポリウレタンフィルムである。このフィルム3は、このような素材の特性として、空気のような気体は透過するが唾や鼻水のような液体は非透過なものにできている。具体的には、このフィルム3は、日清紡のモビロン(登録商標)フィルムで、必要な厚みのものを選択することにより、日常的な使用の環境下において支障がないものとして実現できる。そのため、まず、従来の透明樹脂シートのような通気性がないものと異なり、息苦しくないものになっている。また、液体は非透過な素材のフィルムが用いられることにより、従来の透過繊維からなる布状体のような飛沫予防の点で不十分なものではなく、予防を確実なものにできている。さらに透過性があるため口元が透けて見えるものであり、相手に口元を見せてコミュニケーションをとることができるものになっている。
このような透明マスクの必要性は、飲食業(レストラン・外食チェーン・ファーストフードなど)、食品小売店(ベーカリーショップ・生鮮・惣菜など)、百貨店・食品スーパー・ホテル、給食・学生食堂・社員食堂、理容美容室・エステサロン・ビューティーサロン、医療機関(歯科・小児科・病院)、福祉施設・介護施設、工場などのバックヤード(食品工場・先端技術開発セクションなど)などにおいて高いと思われる。
1・・・マスク、3・・・フィルム

Claims (3)

  1. 透光性を有するフィルムを用いた透ける透明マスクであって、
    前記フィルムは、呼吸に伴う気体を透過し、唾液を非透過な素材であり、
    前記フィルムが、装着時に口を覆う位置に設けられる、透明マスク。
  2. 前記フィルムが、装着時に鼻孔を覆う位置に設けられ、鼻水を非透過な素材である、請求項1記載の透明マスク。
  3. 前記フィルムは、熱可塑性エーテル系ポリウレタンフィルムである、請求項1又は2記載の透明マスク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022230585A1 (ja) * 2021-04-27 2022-11-03 ユニ・チャーム株式会社 マスク

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