JP3228226U - 飛沫防止パーティション - Google Patents

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勝照 袴田
勝照 袴田
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Abstract

【課題】デスクやテーブルの天板上に簡単に設置でき、十分な高さで立設できて、且つ机上からの撤去も容易とされ、設置中における圧迫感を抑えるとともに、パーティション越しの対面時に意思疎通を可能としながら、お互いの飛沫拡散防止、或いは抑制することを可能とする飛沫防止パーティションを提供する。【解決手段】飛沫防止パーティション1は、上半部5と下半部6とが別体で構成され、上半部5が透明樹脂板よりなり、上半部5と下半部6とがプラスチックネジ4により連結固定されるパネル本体部2と、パネル本体部2の下縁に連結されてパネル本体部2を立設させる左右一対の脚部3と、を具備する。【選択図】図1

Description

本考案は、飛沫防止パーティションに関する。
室内空間やデスク,テーブルの天板に立設させ、スペースを区切る所謂パーティションについては従来より種々あり、例えば特許文献1や特許文献2のような仕切板構造や、特許文献3に示すデスクトップパーティションがある。
特開2000−64468号公報 特開2003−82796号公報 実用新案登録第3115190号公報
上記した従来の各種パーティションは、室内を区切る特許文献1,2の構成では、室内空間を区切ることから大型であり重量もあることでデスクなどの天板上に配設するには向かず、移動可能としても簡便に設置や撤去を行えるとは言えない。また、特許文献3のパーティションではデスク上のスペースを容易に区切ることができ移動が容易ではあるが、空間を仕切るほどの大きさはない。
特にこれら従来のパーティションでは、近年課題としている飛沫拡散の防止、すなわちウイルス感染リスクの低減対策を行うには向かず、すなわち、机上で容易に設置でき、この机上にて仕切って、圧迫感なく使用でき、パーティション越しの対人意志疎通も可能とする構成とは言えない。
本考案は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、デスクやテーブルの天板上に簡単に設置でき、十分な高さで立設できて、且つ机上からの撤去も容易とされ、設置中における圧迫感を抑えるとともに、パーティション越しの対面時に意思疎通を可能としながら、お互いの飛沫拡散防止、或いは抑制することができる飛沫防止パーティションを提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本考案の請求項1記載の飛沫防止パーティション1(12,31)は、少なくとも半部が透明樹脂で構成される樹脂板よりなるパネル本体部2(13,32)と、
該パネル本体部2(13,32)の下縁に連結されて該パネル本体部2(13,32)を立設させる少なくとも左右一対の脚部3(14,33)と、
を具備することを特徴とする。
本考案の請求項2記載の飛沫防止パーティションは、請求項1記載の飛沫防止パーティションであって、
前記透明樹脂とされる前記パネル本体部の半部が、上半部5であることを特徴とする。
本考案の請求項3記載の飛沫防止パーティションは、請求項1記載の飛沫防止パーティションであって、
前記パネル本体部2は、上半部5と下半部6の別体で構成され、いずれか一方の半部が透明樹脂よりなり、前記上半部5と下半部6とが固定手段4により連結固定されることを特徴とする。
本考案の請求項4記載の飛沫防止パーティションは、請求項1〜3のいずれか1つに記載の飛沫防止パーティションであって、
前記パネル本体部13の下縁に沿う一方の面には、棒状に形成される補強材16が水平に固定されることを特徴とする。
本考案の請求項5記載の飛沫防止パーティションは、請求項1〜4のいずれか1つに記載の飛沫防止パーティションであって、
前記パネル本体部13の下縁部分には、所定幅長および所定高さのスリット状に貫通した切欠部23が形成されることを特徴とする。
本考案の請求項6記載の飛沫防止パーティションは、請求項1〜5のいずれか1つに記載の飛沫防止パーティションであって、
前記脚部14の下面には粘着部28を具備し、設置面11に対して該粘着部28にて前記脚部14を接着固定し、前記パネル本体部13を立設させることを特徴とする。
本考案の請求項7記載の飛沫防止パーティションは、請求項1〜6のいずれか1つに記載の飛沫防止パーティションであって、
前記パネル本体部13は、中央パネル部17と、該中央パネル部17の右側縁に接続される右側パネル部18と、前記中央パネル部17の左側縁に接続される左側パネル部19とで構成される3面構成で、前記中央パネル部17と前記右側パネル部18および前記左側パネル部19の各接続部分20,21で折り曲げ自在とされ、折り畳めることを特徴とする。
本考案の請求項8記載の飛沫防止パーティションは、請求項7記載の飛沫防止パーティションであって、
前記中央パネル部17、右側パネル部18、左側パネル部19の前記接続部分20,21近傍の上縁部を挟持するクリップ部29を有し、該クリップ部29を対で備え、両クリップ部29,29が所定角度で連結固定されるブラケット15を一対具備し、
該ブラケット15が、前記接続部分20,21の上縁部における、前記中央パネル部17と前記右側パネル部18、及び、前記中央パネル部17と前記左側パネル部19の開き角度を前記所定角度で保持することを特徴とする。
本考案に係る請求項1記載の飛沫防止パーティションによれば、少なくとも半部を透明としたので、表裏方向での透過が可能であり、圧迫感を抑え、対面時のお互いの顔を見ることができ、接客時の仕切りを構成できて、しかも飛沫による感染リスクを低減することができる。
本考案に係る請求項2記載の飛沫防止パーティションによれば、上半部を透明としたことで、立設状態のパネル越しにおいて、上半部にて対面・接客対応が容易となり、お互いの飛沫感染のリスクを低減させながら安全性の確保を行え、そして下半部を例えば半透明とすることで、お互いの手元を隠して対面作業を行うことを可能とする。
本考案に係る請求項3記載の飛沫防止パーティションによれば、パネル本体部の上下各半部で別体構成とすることで、一枚のパネル板が分解可能となり、設置時や撤去時の可搬性を容易にし、また、分解状態での保管時にスペースの確保を小さくできる。
本考案に係る請求項4記載の飛沫防止パーティションによれば、補強材を備えることで、樹脂製のパネル本体部の撓みを抑制し、立設状態を維持することが可能となる。
本考案に係る請求項5記載の飛沫防止パーティションによれば、切欠部によって、パネル本体部で仕切られる空間を貫通してケーブル等の配線を可能とする。また、対面用途の場合には書類などの受け渡しの可能な窓口を構成できる。
本考案に係る請求項6記載の飛沫防止パーティションによれば、脚部を粘着部でデスク天板などに接着固定でき、このことからパネル本体部の安定性が増し、パネル本体部の転倒を防ぐ。さらには風による煽りにも耐える。
本考案に係る請求項7記載の飛沫防止パーティションによれば、パネル本体部を3面構成とすることで、正面だけでなく、左右側面などを仕切り、作業空間の構成を可能としながら、透明板による圧迫感を抑制し、そして飛沫の飛散防止となる。また、折り畳みを可能とし、設置や撤去を簡便なものとするとともに、折り畳み状態であれば保管が楽なものとなる。
本考案に係る請求項8記載の飛沫防止パーティションによれば、ブラケットによって、正面となる中央パネル部に対する左右のパネル部のそれぞれの開き角度を維持でき、区画スペースを構成して倒れ防止やぐらつきを防ぎ、作業の妨げにならない。
本考案の第1実施形態に係る飛沫防止パーティションの斜視図である。 同飛沫防止パーティションの分解斜視図である。 同飛沫防止パーティションの使用状態を示す斜視図である。 本考案の第2実施形態に係る飛沫防止パーティションの斜視図である。 同飛沫防止パーティションの分解斜視図である。 同飛沫防止パーティションを構成するブラケットの斜視図である。 同飛沫防止パーティションを構成する脚部の斜視図である。 同飛沫防止パーティションの使用状態を示す斜視図である。 本考案の第3実施形態に係る飛沫防止パーティションの分解斜視図である。
以下、本考案に係る実施形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本考案の第1実施形態に係る飛沫防止パーティションの斜視図、図2は、同飛沫防止パーティションの分解斜視図である。
第1実施形態に係る飛沫防止パーティション1は、パネル本体部2と脚部3と固定手段4とを主要な構成として有する。
パネル本体部2は、矩形状であり、上半部5と下半部6とで構成される。
パネル本体部2の上半部5は、透明樹脂板よりなり、例えば厚さ1mmのPET(ポリエチレンテレフタレート)、好ましくはA−PET(非晶性ポリエチレンテレフタレート)とされ、透明性が高く、耐油性、成形加工性、耐薬品性に優れた樹脂製板材である。
この上半部5には、真直な下縁に沿って、複数の貫通孔7が穿設されている。
パネル本体部2の下半部6は、ポリプロピレン製のプラスチックダンボールよりなる。本実施形態では、この下半部6は、上半部5と略同等の大きさで構成されて、乳白色などの半透明であり、厚さ4mm、目付量700g/m2 のプラスチックダンボールとされ、目の向き(空洞の形成される方向)を垂直縦方向とされる。
この下半部6には、真直な上縁に沿って、複数の固定用貫通孔8が穿設されている。この固定用貫通孔8は、上記した上半部5の貫通孔7に対応している。
固定手段4は、本実施形態では、プラスチックネジよりなる。このプラスチックネジ4は、ポリエチレンやポリスチレンなどの樹脂よりなり、オスメス一対で構成される。このプラスチックネジ4により、上記した上半部5と下半部6に穿設されている貫通孔7と固定用貫通孔8に連通させて締結により互いを固定する。なお、この固定手段4としては、プラスチック製ボルト・ナットや、樹脂製のワンタッチ鋲で構成しても良い。プラスチックネジ4は、貫通孔7及び固定用貫通孔8に対して脱着が容易とされ、すなわち、上半部5と下半部6とは組み立てることでパネル本体部2となり、また、分解が可能となっている。
脚部3は、水平部9と垂直部10とを備えた逆T字状に形成される。本実施形態では、直径3mmのスチールワイヤーよりなり、メラミン焼き付け塗装で白色に施されている。
垂直部10は、表側垂直部と裏側垂直部とで一対で構成されており、これら表側垂直部と裏側垂直部とは、上述したパネル本体部2の下半部6の厚みと略同一、好ましくは下半部6の厚みである4mmよりもやや小さい間隔長で設定され、水平部9の略中央から垂直上向きに設けられている。
次に、上記した構成の作用を説明する。
本実施形態に係る飛沫防止パーティション1では、上半部5を透明に、下半部6を半透明にパネル本体部2を構成する。上半部5と下半部6とは、プラスチックネジ4を貫通孔7と固定用貫通孔8とに連通し、上半部5の下縁と下半部6の上縁とが連結され固定され、これにより1枚のパネル本体部2となる。
パネル本体部2の下縁における左右両端近傍には、脚部3がそれぞれ取り付けられる。脚部3は表側垂直部と裏側垂直部との間隙にパネル本体2の下半部6下縁が圧入され、この下半部6を挟持する。左右脚部3,3が取り付けられることで、パネル本体部2は立設状態とされる。なお、上半部5と下半部6の固定状態では、下半部6のプラスチックダンボールの目の向き(空洞の形成される方向)を垂直縦方向とすることで縦方向での撓みを無くし、立設状態を維持でき、また、これに連結固定される透明樹脂の上半部5が支持され、パネル本体部2として撓まないようになる。
また、パネル本体部2をPET樹脂板とプラスチックダンボールとで構成していることから、アクリル樹脂に比べて軽量に構成でき、持ち運びを容易なものとすることができ、また設置時の作業負担が少なくなり、さらに脚部3がスチール製であることから、重心を下方に設定でき、パネル本体部2を倒れにくくすることが可能である。
このように立設状態となる飛沫防止パーティション1は、デスク正面での衝立をデスク天板上で構成でき、また、図3に示すようにこの飛沫防止パーティション1を3組用いることで、デスク天板11上にて隣席との区画も行えて、着座時正面の衝立に加え、自席の机上における周囲を囲繞するよう構成でき、着座している本人の飛沫拡散防止、他者からの飛沫防止を行うことができ、すなわち飛沫によるウイルス感染のリスク低減となる。また、上半部5が透明であることで暗くならずに圧迫感が緩和され、さらに立ち居状態で周囲を見渡すことも可能である。さらに、このように上半部5が透明であり、下半部6が乳白色などの半透明とされることで、受付などの対面時、顔を見合わせ、お互いの顔を確認しての応対を行うことができ、意思疎通を図ることを可能とするとともに、手元を見せず、その作業等を相手に見えないよう応対が可能となって、飛沫が防止されることでマスクによる顔や表情が隠れてしまうことを緩和できるとともに、下半部が直接目視不可能となり、手元を見られなくする効果がある。また着座状態において、パーティション越しの視線を遮り、プライバシーの確保ができ、作業に集中しやすくなる。
また、この飛沫防止パーティション1を撤去する、或いは移動させる場合には、パネル本体部2から脚部3を取り外し、プラスチックネジ4を抜き取って上半部5と下半部6との連結を解除して、それぞれを分解させることでコンパクトにして、撤去、搬出する。なお、この分解状態であれば、収納が容易であり、保管場所の確保を容易とする。
なお、上述した固定手段4は、上半部5と下半部6とを脱着する必要が無ければ、ハトメなどを用いて互いを固定することとしても良い。また、この固定手段4は、上記ネジなどを用いずに、面ファスナーや粘着テープなどの帯状固定手段や、接着剤で互いを固定する構成としても良い。このような構成とすれば、面ファスナーであれば脱着自在で構成でき、脱着が不要であれば粘着テープ等による固定で構成でき、いずれも上記した貫通孔7,8を穿設する必要がなくなる。
また、上述した脚部3は、スチールワイヤーにて構成されるが、この脚部3の水平部9に下面を備える構成、例えば水平部9に板材等を設けて、その板材下面に粘着部を設ける構成としてもよい。この粘着部は、例えば低粘着面や弱粘着面として構成することで、デスク天板11にパネル本体部2を立設させた際に、デスクに仮固定状態となり、倒れにくくなるとともに、机上で移動してしまわず、区画状態、すなわち飛沫防止状態を維持することが可能となる。
なお、この第1実施形態の飛沫防止パーティション1では、上半部5と下半部6とで別体の構成とし、それぞれを固定手段4で連結固定してパネル本体部2に構成していることから、これら上半部5と下半部6の樹脂素材については上述の例に限定されることなく、種々の樹脂素材、例えば塩ビやPET、アクリルやポリプロピレン、ポリエチレン等で組み合わせて構成しても良い。また、下半部6を構成したプラスチックダンボールの他に、塩ビ板や波板など他の素材、形状の板材で構成してもよく、さらには樹脂素材としての色や着色,塗装,貼着による色、或いは表面をすりガラス調やフロスト調に加工したもので構成することとしても良い。さらには、パネル本体部2を1枚の板材とし、上半部5を透明に、下半部6を半透明や着色して構成するものとしても良い。
[第2実施形態]
次に、本考案に係る第2実施形態を説明する。
図4は、本考案の第2実施形態に係る飛沫防止パーティションの斜視図、図5は、同飛沫防止パーティションの分解斜視図である。
第2実施形態に係る飛沫防止パーティション12は、パネル本体部13と脚部14とブラケット15と補強材16とを主要な構成として有する。
パネル本体部13は、それぞれが矩形状に形成される中央パネル部17と右側パネル部18と左側パネル部19とで構成される3面構成とされる。各パネル部17,18,19は、厚さ2mmの透明なPET樹脂(ポリエチレンテレフタレート)で構成され、中央パネル部17に対し、左右のパネル部19,18の幅長がやや短い幅長に設定され、例えば中央パネル部17の幅長が約900〜1200mmに対し、左右のパネル部19,18の幅長が550mm程度に設定される。
各パネル部17,18,19の接続部分20,21、すなわち中央パネル部17と、この中央パネル部17の右側縁に接続される右側パネル部18との接続部分20と、中央パネル部17と、この中央パネル部17の左側縁に接続される左側パネル部19との接続部分21には、ヒンジを構成する可撓性帯体22が設けられている。この可撓性帯体22は、ポリエステル繊維等の繊維で補強されたポリプロピレン等の樹脂基材のテープ材であるフィラメントテープで構成され、高接着力の粘着材によって中央パネル部17と左右のパネル部19,18とにおける隣り合う両縁部分に亘って貼付固定されている。このフィラメントテープをヒンジとして、中央パネル部17と右側パネル部18及び左側パネル部19は、折り曲げ自在となり、すなわち3面構成の各パネル部17,18,19が折り畳み自在なパネル本体部13を構成することとなっている。
パネル本体部13を構成する中央パネル部17には、下縁の略中央に、所定の幅長で所定の高さよりなる長方形状、例えば中央パネル部17の大きさが高さ約700mm、幅長約900〜1200mmであれば、幅長500mm、高さ50mmの切欠部23が形成される。
また、この中央パネル部17には、補強材16が設けられる。
補強材16は略棒状に形成され、本実施形態では、透明なABS樹脂や塩ビ等、成形の容易な剛性のある樹脂素材よりなり、真直なL字状の所謂アングル材のような形状部材とされる。この補強材16は、中央パネル部17の幅長と略同等の長さを有するとともに、垂直な平滑面24を具備しており、この平滑面24に粘着材が設けられている。そして、この補強材16は、中央パネル部17の一方の面における上記切欠部23の上縁近傍に、水平に粘着材にて貼り付け固定されている。
脚部14は、図6に示すように、垂直部25と水平部26とを備えたL字形状に形成され、上記各パネル部17,18,19と同等の素材である厚さ2mmのPET樹脂よりなる。垂直部25には、外側面に接着固定面27を具備し、水平部26には、下面に粘着部28を具備している。この脚部14は、左右一対で構成され、上記した右側パネル部18と左側パネル部19にそれぞれ固定される。本実施形態では、右側パネル部18の内側面における下縁の角部近傍と、左側パネル部19の内側面における下縁の角部近傍に、それぞれが左右パネル部19,18の下縁に沿ってヒレ状に延出して、垂直部25の接着固定面27にて固定される。
ブラケット15は、図7に示すように、厚さ2mmのPET樹脂板を成形して得られ、一対のクリップ部29,29を具備し、本実施の形態では左右一対で構成されている。
ブラケット15の各クリップ部29,29は、上述した中央パネル部17や左右パネル部19,18の縁部分を厚み方向で挟持できる略U字状に屈曲形成された板状部材とされており、これらクリップ部29,29が対となり、両クリップ部29,29が所定角度、本実施形態では90°で連結固定されたL字状構成となっている。
そして、このブラケット15は、上述のパネル本体部13における中央パネル部17、右側パネル部18、左側パネル部19のそれぞれの接続部分20,21近傍の上縁部に、対となってるクリップ部29,29を差し込み挟持させ、中央パネル部17と右側パネル部18、および中央パネル部17と左側パネル部19の各開き角度を上記連結角度である90°にて保持させるようになっている。このブラケット15によって、図4に示すように、各パネル部17,18,19のなす角度が90°となり、パネル本体部13がコ字状に配置構成される。
この第2実施形態の飛沫防止パーティション12は、さらにエッジガード30を具備している。エッジガード30は左右一対で構成され、左右パネル部19,18における垂直な最外側縁18a,19aに設けられる。このエッジガード30は、塩ビ等を素材とし、例えばU字状に形成される長尺体よりなり、右側パネル部18と左側パネル部19の垂直な端縁である最外側縁18a,19aを挟持するように設けられる。このエッジガード30は、左右パネル材19,18の板材自体の端縁が剥き出しになることを防止している。
エッジガード30は、無色透明や半透明で構成されることとしても良く、また、例えば着色素材とすることで各パネル部18,19の縁位置を容易に目視可能なものとしたり、透明素材であるパネル部18,19に対する衝突防止の効果を得ることができる。また、着色することで、色による座席の区別,区分を行うこともでき、座席の色分け管理なども可能となる。
次に、上記した構成の作用を説明する。
この第2実施形態に係る飛沫防止パーティション12では、パネル本体部13が、中央パネル部17に対し、左右の各パネル部19,18がヒンジとなる接続部分20,21にて三つ折りとなって折り畳まれた状態とされる。机上などでの設置時に、左右の各パネル部18,19を中央パネル部17に対してそれぞれ開き、略コ字状に配置した状態とする。そして、互いに対向する左右のパネル部19,18の内側面となるパネル部下縁に脚部14をそれぞれ接着固定する。
左右に位置する各脚部14,14は、下面の粘着部28から剥離紙が剥がされ、粘着面を表出させて、この粘着面にてデスク天板11に被着させる。これにより、パネル本体部13が、コ字状となって立設状態となる。
そして、中央パネル部17に対して90°の位置にある左右パネル部19,18との接続部分20,21の上縁部に、ブラケット15のクリップ部29,29を挟持させ、各パネル部17,18,19の開き角度を保持し、設置完了となる(図4参照)。
このような飛沫防止パーティション12によれば、中央パネル部17と右側パネル部18と左側パネル部19との3枚構成によって、パネル本体部13がコ字状になることでパネル本体部13のみで自立可能であるが、左右に脚部14,14を設け、これら一対の脚部14,14にてデスク天板11に接着固定することで、安定し、倒れにくく、デスク上での区画の形成を維持可能となる。また、各ブラケット15,15によって、各パネル部17,18,19同士の開き角度を維持することになり、不用意に閉じてしまう、或いはさらに開いてしまうなどの不具合を防止できる。さらに、補強材16によって、パネル本体部13の撓みを抑制し、平滑な板面を保持し立設状態を維持する。
また、この飛沫防止パーティション12では、設置状態でデスク天板11面との間でスリット状の貫通穴となる切欠部23が、中央パネル部17の下縁に、所定幅長,所定高さで形成される。この切欠部23にて、ノートPCの電源ケーブルや電話線などを通す配線用のゲートとして構成することができる。
そして、この飛沫防止パーティション12では、正面と左右の側部にそれぞれパネル部17,18,19が隙間無く連続してコ字状に立設され、飛沫の三方向への拡散を防ぐことができ、また、三方向からの飛沫の侵入を防ぐことが可能となる。すなわち、飛沫によるウイルス感染のリスク低減となる。
また、飛沫防止パーティション12は、透明樹脂製であることで、机上が暗くならず、且つ作業環境の視界を妨げることなく、閉鎖空間にならずに、室内を見渡すことが可能である。
飛沫防止パーティション12を撤去する際には、ブラケット15を取り外し、脚部14を剥がし取り、中央パネル部17に対して左右のパネル部19,18を接続部分20,21にて折り畳む。これにより持ち運びを容易なものとし、また収納が容易となり、コンパクトであることで保管場所の確保を容易とする。特に各パネル部17,18,19の素材をPETとしてことで、アクリル樹脂に比べて軽量に構成でき、このことからも持ち運びを容易なものとすることができ、また設置時の負担が少ないものとなる。
なお、上述の例では、左右のブラケット15,15の各クリップ部のなす角度が90°で構成された例とし、各パネル部17,18,19が90°に開く例を示したが、図8に示すように、中央パネル部17に対して左右のパネル板19,18が90°よりも広角な120°程度で構成されることとしても良く、このような構成とすることで、左右がやや広がった構成になり、机上作業面を広く構成させることができる。この場合、ブラケット15のクリップ部29のなす角度を120°で構成し、パネル部上縁部に挟持固定させる。
また、粘着部28は再接着可能な粘着材にて構成することで、デスク天板11から脚部14を剥がし取った後も、再利用可能となる。
さらに、上述の例では、切欠部23を中央パネル部17の下縁に沿って形成して、デスク天板(設置面)11とで貫通口とする例であるが、中央パネル部17の板面に長方形状の穴を貫通形成することで、同様の貫通口としてもよい。このような構成とすると、デスク天板(設置面)11に触れずに、パネルの表裏で書類等の受け渡しが可能な窓口を構成でき、そのような業務用のパーティションに構成することができる。
また、補強材16の形状については、上記したL字状に限らず、断面矩形などとして構成してもよく、パネル本体部13の板面に対して容易に固定可能とされるように平面(平滑面24)を備える形状が好ましい。
さらに、上述した例においては、3面構成のパネル本体部13を透明なPET樹脂よりなる構成で説明したが、前述の第1実施形態と同様に、上半部を透明に、下半部を半透明に、それぞれ構成することとしてもよく、また、中央パネル部17を透明に、左右のパネル部19,18をそれぞれ半透明に構成するなど、組合せを替えて構成することとしてもよい。
[第3実施形態]
次に、本考案に係る第3実施形態を説明する。
図8は、本考案の第3実施形態に係る飛沫防止パーティションの分解斜視図である。
第3実施形態に係る飛沫防止パーティション31は、パネル本体部32と脚部33とを主要な構成として有する。
パネル本体部32は、矩形状に形成される透明な厚さ4mmのアクリル製樹脂板よりなる。パネル本体部32の下縁34には、本実施形態では左右一対となるスリット35が形成される。各スリット35,35は、後述する脚部33の厚さと同等の間隔幅で形成され、下縁34から垂直上方向に真直となって所定の長さで形成される。
また、各スリット35の終端部分には、スリット幅長より大径な略円形の端部36がそれぞれ形成される。
脚部33は、左右一対で構成され、透明な厚さ4mmのアクリル製樹脂板よりなり、末広がり状の略台形状に形成される。各脚部33,33の幅狭な上端中央にはスリット37が形成される。スリット37は、上記パネル本体部32のスリット35と同様で、パネル本体部32の厚さと同等の間隔幅で形成され、上端から垂直下方向に真直となって所定の長さに形成される。
また、各スリット37,37の終端部分には、前記パネル本体部32のスリット35,35と同様に、スリット幅長より大径な略円形の端部38がそれぞれ形成される。
本実施形態では、上述した各スリット35,37の長さを、脚部33の高さの約1/3の長さに設定され形成される。
次に、上記した構成の作用を説明する。
この第3実施形態に係る飛沫防止パーティション31では、パネル本体部32の下縁34に、対となる脚部33,33を左右のそれぞれのスリット35,35にて組み付ける。パネル本体部32の各スリット35,35と各脚部33,33のそれぞれのスリット37,37は、それぞれ板厚と同等であることで、互いに直交状態で組み付けられる。また、スリット35,37は脚部33のおよそ1/3の長さであることから、各スリット35,37の奥まで組み付けた状態においては、脚部33の上部2/3がパネル本体部32と組み合わされ、脚部32の下部1/3がパネル本体部32の下縁34から突出するようになる。
このように構成された飛沫防止パーティション31は、左右一対の脚部33,33によってパネル本体部32が垂直に立設状態となる。パネル本体部32に一対の脚部33,33のみを組み付けることで構成されることから、簡便にパーティションをデスク天板11上に立設でき、デスク上に容易に飛沫防止の衝立を構築できる。また、上述した第1実施形態と同様に、正面と左右の3面で配置構成することでデスク上を囲繞するように配置構成でき、飛沫拡散の防止、他者からの飛沫防止を行うことができる。すなわち、飛沫によるウイルス感染のリスク低減を図れる。また、パネル本体部32をアクリル樹脂で構成したことで、透明性が高いパーティションを構成でき、窓口業務やカウンターテーブル、打合せ机などの対面テーブルで視界を妨げることなく使用することができ、しかも飛沫を防止し、感染を防ぐことができる。
また、一対の脚部33,33によって、パネル本体部32の下縁34とデスク面11との間に間隙を有することとなることで、上述した第2実施形態の切欠部23と同様に、ケーブル配線用のゲート等を構成できる。なお、この間隙部分は、パネル本体部32と脚部33との組み付け長さで変更が可能であり、スリット35,37の形成長さで設定可能となる。
なお、この第3実施形態の飛沫防止パーティション31では、パネル本体部32の素材をアクリル樹脂板として述べたが、PET樹脂板や塩ビ板で構成させることとしても良く、さらには第1実施形態に示したプラスチックダンボールのように剛性を有する素材、波板などで構成しても良い。さらに、脚部33の素材についても、アクリル樹脂に限定されるものではなく、アルミ等の金属板やスチール製のフレーム体であっても良い。また、この脚部33をパネル本体部32の厚みよりも大きい厚みの部材で構成し、重量を増す構成とすることで、転倒の防止効果を期待でき、さらには脚部33の下面に水平な面を構成させて、その下面にデスク天板11に接着可能な粘着材を設ける構成とすることも可能である。
また、パネル本体部32を、上半部を透明に、下半部を半透明に構成しても良く、異種素材の組合せや一体な板材などとして構成することとしても良い。
本考案は上記の各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本考案の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
例えば上記の構成例では、パネル本体部2,13,32の構成として、上下の半部で透明とした例について述べたが、透明部分を左右の半部として構成することとしても良い。この場合、例えば第1実施形態に示したパネル本体部2を90°回して使用するなどで実現可能である。
従って、本実施形態に係る飛沫防止パーティションによれば、デスクやテーブルの天板上に簡単に設置でき、十分な高さで立設できて、且つデスク天板上からの撤去も容易とされる。また、設置中における圧迫感を抑えるとともに、パーティション越しの対面時に意思疎通を可能としながら、お互いの飛沫拡散防止、或いは抑制することができ、すなわち飛沫によるウイルス感染のリスク低減となる。
1,12,31…飛沫防止パーティション
2,13,32…パネル本体部
3,14,33…脚部
4…固定手段
5…上半部
6…下半部
11…デスク天板
15…ブラケット
16…補強材
17…中央パネル部
18…右側パネル部
19…左側パネル部
20,21…接続部分
23…切欠部
28…粘着部
29…クリップ部

Claims (8)

  1. 少なくとも半部が透明樹脂で構成される樹脂板よりなるパネル本体部と、
    該パネル本体部の下縁に連結されて該パネル本体部を立設させる少なくとも左右一対の脚部と、
    を具備することを特徴とする飛沫防止パーティション。
  2. 前記透明樹脂とされる前記パネル本体部の半部が、上半部であることを特徴とする請求項1記載の飛沫防止パーティション。
  3. 前記パネル本体部は、上半部と下半部の別体で構成され、いずれか一方の半部が透明樹脂よりなり、前記上半部と下半部とが固定手段により連結固定されることを特徴とする請求項1記載の飛沫防止パーティション。
  4. 前記パネル本体部の下縁に沿う一方の面には、棒状に形成される補強材が水平に固定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の飛沫防止パーティション。
  5. 前記パネル本体部の下縁部分には、所定幅長および所定高さのスリット状に貫通した切欠部が形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の飛沫防止パーティション。
  6. 前記脚部の下面には粘着部を具備し、設置面に対して該粘着部にて前記脚部を接着固定し、前記パネル本体部を立設させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の飛沫防止パーティション。
  7. 前記パネル本体部は、中央パネル部と、該中央パネル部の右側縁に接続される右側パネル部と、前記中央パネル部の左側縁に接続される左側パネル部とで構成される3面構成で、前記中央パネル部と前記右側パネル部および前記左側パネル部の各接続部分で折り曲げ自在とされ、折り畳めることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の飛沫防止パーティション。
  8. 前記中央パネル部、右側パネル部、左側パネル部の前記接続部分近傍の上縁部を挟持するクリップ部を有し、該クリップ部を対で備え、両クリップ部が所定角度で連結固定されるブラケットを一対具備し、
    該ブラケットが、前記接続部分の上縁部における、前記中央パネル部と前記右側パネル部、及び、前記中央パネル部と前記左側パネル部の開き角度を前記所定角度で保持することを特徴とする請求項7記載の飛沫防止パーティション。
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JP2022015766A (ja) * 2020-07-09 2022-01-21 有限会社山形工房 携帯用飛沫ガードパネル
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