JP3227532U - ヘアエクステンション構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】単純且つ強度に優れた構造を提供し、ヘアエクステンションの使用に有利なヘアエクステンション構造を提供する。
【解決手段】ヘアエクステンション構造100は、少なくとも1つの第2毛束F2を使用者の少なくとも1つの第1毛束F1の上に配置するために使用される。ヘアエクステンション構造100は、螺旋部材110と固定部材120を含む。第1毛束F1は、螺旋部材110を通り抜けるのに適しており、第2毛束F2は、螺旋部材110の上に配置され、第1毛束F1の周縁に位置するのに適している。固定部材120は、可撓性を有し、且つ螺旋部材110の一端に配置されて、螺旋部材110を当接し、第1毛束F1は、固定部材120を通り抜け、固定部材120が変形した時に挟持される。
【選択図】図1
【解決手段】ヘアエクステンション構造100は、少なくとも1つの第2毛束F2を使用者の少なくとも1つの第1毛束F1の上に配置するために使用される。ヘアエクステンション構造100は、螺旋部材110と固定部材120を含む。第1毛束F1は、螺旋部材110を通り抜けるのに適しており、第2毛束F2は、螺旋部材110の上に配置され、第1毛束F1の周縁に位置するのに適している。固定部材120は、可撓性を有し、且つ螺旋部材110の一端に配置されて、螺旋部材110を当接し、第1毛束F1は、固定部材120を通り抜け、固定部材120が変形した時に挟持される。
【選択図】図1
Description
この考案は、ヘアエクステンション構造に関するものである。
お洒落は人の本能であり、トータルスタイリングの流行を追求するにつれ、ヘアスタイルの変化も自然に美感の重要な部位となっている。しかし、髪の毛の成長速度は人によって異なり、長さを突然長くしたり短くしたりすることは不可能である。髪色も変え続けることは不可能であり、当然、ストレートにしてからすぐに巻き髪にすることも不可能である。したがって、異なる形式、色、長さ、密度のウィッグを直接的または間接的に元の髪の毛の上に接合させるヘアエクステンションの技術が登場した。流行を追及する趨勢を満足させるだけでなく、髪の量が少ない人に対する解決方法にもなる。
ただし、現在知られているヘアエクステンション構造は、材質の多くがPU基材であり、比較的柔らかく加工しやすいが、折り曲げると損傷しやすいため、使用寿命を有効に引き延ばすことができない。また、ヘアエクステンション構造は、使用者の皮膚と接触するため、いかにしてヘアエクステンション構造の構造強度を上げ、同時に、異物感によって動きが不自然にならないように、使用者の快適度を高めるかが、本分野における解決すべき課題となっている。また、いかにしてヘアエクステンション構造の美観性を向上させ、元の髪型になじませて目立たなくするかも、現有のヘアエクステンション構造の考慮すべき課題となっている。
この考案は、単純且つ強度に優れた構造を提供し、ヘアエクステンションの使用に有利なヘアエクステンション構造を提供する。
この考案のヘアエクステンション構造は、少なくとも1つの第2毛束を使用者の少なくとも1つの第1毛束の上に配置するために使用される。ヘアエクステンション構造は、螺旋部材と固定部材を含む。第1毛束は、螺旋部材を通り抜けるのに適しており、第2毛束は、螺旋部材の上に配置され、第1毛束の周縁に位置するのに適している。固定部材は、可撓性を有し、且つ螺旋部材の一端に配置されて、螺旋部材を当接し、第1毛束は、固定部材を通り抜けて、固定部材が変形した時に挟持される。
この考案の1つの実施形態において、上述した螺旋部材は、互いに接続され、且つ同軸上に配置された複数の環形コイルを有し、第2毛束が環形コイル上に配置され、第1毛束が環形コイルを通り抜ける。
この考案の1つの実施形態において、上述した固定部材は、環形コイルと同軸上に配置された開孔を有し、第1毛束が開孔を通り抜ける。
この考案の1つの実施形態において、上述した固定部材は、変形して開孔を圧縮し、第1毛束を挟持する。
この考案の1つの実施形態において、上述した固定部材は、円錐形であり、円錐形の一部が螺旋部材に挿入されると変形して、第1毛束を挟持し、且つ円錐形の最大外径は、環形コイルの内径よりも大きく、螺旋部材に挿入されない。
この考案の1つの実施形態において、上述した環形コイルは、内径が互いに等しい。
この考案の1つの実施形態において、上述した固定部材は、環形コイルと同軸上に配置された環状体であり、第1毛束が環状体を通り抜け、且つ環状体は、変形して第1毛束を挟持する。
この考案の1つの実施形態において、上述した変形後の環状体の最大外径は、環形コイルの内径よりも大きい。
この考案の1つの実施形態において、上述した螺旋部材は、螺旋バネである。
この考案の1つの実施形態において、上述した螺旋部材の少なくとも一端は、封閉端であり、第2毛束が螺旋部材から脱落するのを阻止する。
以上のように、この考案の上述した実施形態において、ヘアエクステンション構造は、第2毛束と使用者の第1毛束をそれぞれ螺旋部材と固定部材に配置する。第1毛束は、螺旋部材と固定部材を通り抜け、第2毛束は、螺旋部材の上に配置されて、第1毛束を取り囲む周縁に位置するとともに、固定部材により螺旋部材の一端に配置され、変形後に第1毛束を挟持して固定する。そのため、第1毛束と第2毛束の接続関係をスムーズに完成できるだけでなく、異なる毛束を異なる部材に適切に配置することにより、毛束が互いに邪魔になる状況を回避し、同時に、周縁位置にある第2毛束が第1毛束を遮蔽する効果を提供することもできる。また、固定部材を螺旋部材の一端に配置して螺旋部材を当接することにより、ヘアエクステンション構造を単純且つ強度に優れた部材に構成し、第1毛束と第2毛束を同時に固定する目的を達成することができる。
図1は、この考案の1つの実施形態に係るヘアエクステンション構造の使用状態図である。図2Aは、図1のヘアエクステンション構造の分解立体図である。図1および図2Aを同時に参照すると、本実施形態において、ヘアエクステンション構造100は、少なくとも1つの第2毛束F2を使用者の第1毛束F1の上に配置して、第1毛束F1、第2毛束F2を互いに接続させる効果を達成するために使用される。ここで、第1毛束F1は、例えば、使用者の元の毛束であり、第2毛束F2は、例えば、元の毛束に接続するための接続毛束(つまり、ウィッグ毛束)である。
本実施形態において、ヘアエクステンション構造100は、螺旋部材110と固定部材120を含む。第1毛束F1は、螺旋部材110を通り抜けるのに適しており、第2毛束F2は、螺旋部材110の上に配置され、第1毛束F1を取り囲む周縁位置に位置する。固定部材120は、可撓性を有し、且つ螺旋部材110の一端に配置されて、螺旋部材110を当接し、第1毛束F1は、固定部材120を通り抜けて、固定部材120が変形した時に挟持される。
さらに詳しく説明すると、本実施形態の螺旋部材110は、螺旋バネであり、互いに接続され、且つ同軸L1上に配置された複数の環形コイル112で構成される。第2毛束F2は、環形コイル112の上に配置され、第1毛束F1は、環形コイル112を通り抜ける。ここで、第2毛束F2は、結ぶ、または接着する等の物理的または化学的方法で環形コイル112に結合され、第1毛束F1をこれらの環形コイル112に取り囲まれた内部空間114に通過させることにより、周縁位置にある第2毛束F2が第1毛束F1を遮蔽する効果を提供し、ヘアエクステンション構造100を隠す美観要求を保持することができる。
図2Bは、図2Aのヘアエクステンション構造を組み立てた後の部分的概略図である。図2Aおよび図2Bを同時に参照すると、本実施形態において、螺旋部材110は、互いに相対する第1端E1と第2端E2を有し、且つ少なくともその中の一端は、封閉端であり(ここで、第1端E1を例に挙げると、本実施形態の第2端E2は、開放端である)、環形コイル112の上に配置した第2毛束F2が螺旋部材110から脱落するのを阻止するために使用される。さらに詳しく説明すると、本実施形態は、螺旋部材110を第1端E1の部分の環形コイル112に按圧し変形させ、環形コイル112を端部で互いに結合させることにより、上述した封閉構造を形成する。一方、第1端E1の部分に開放構造(第2端E2のように)を採用する場合、環形コイル112が端部で互いに結合しないため、環形コイル112上の第2毛束F2が毛束間の相互摩擦により動かされて、環形コイル112に沿って移動し、それにより、上述した開放構造から環形コイル112を外すことができる。ここで、封閉端を形成する形式は限定されず、物理的変形により環形コイル112を互いに結合する他に、接着または溶接等の方法を採用して、必要な構造を達成してもよい。説明すべきこととして、第1端E1と第2端E2は、いずれも封閉端であってもよい。
本実施形態において、固定部材120は、環形コイル112と同軸L1上に配置された開孔122を有し、第1毛束F1は、環形コイル112の内部空間と開孔122を順番に通り抜け、且つ固定部材120が変形した時、開孔122を圧縮して第1毛束F1を挟持する。
詳しく説明すると、本実施形態の環形コイル112は、内径が互いに等しく、固定部材120は、本体121とその中の開孔122を含む円錐形であり、且つ円錐形の一部が螺旋部材110の環形コイル112内に挿入されると変形し、これにより、円錐形とその中の開孔122を圧縮する。ここで、図2Bの本体121aと開孔122aは、既に変形した(圧縮された)状態を示している。このように、最初に本体121を通り抜けた第1毛束F1は、図2Bにおいて本体121aに挟持される。また、本実施形態において、円錐形の最大外径d2は、環形コイル112の内径d1よりも大きく、螺旋部材110に挿入されないため、固定部材120は、螺旋部材110を当接する効果を提供することができ、固定部材120を螺旋部材110の止め部材として使用し、螺旋部材110が第1毛束F1から滑落する状況が発生するのを回避することもできる。さらに言及すべきこととして、固定部材120は、螺旋部材110の第2端E2から挿入されるため、環形コイル112に配置された第2毛束F2が脱落する可能性を有効に阻止することができる。したがって、本実施形態の第2端E2は、封閉端を形成する必要がない。
図3Aは、この考案の別の実施形態に係るヘアエクステンション構造の使用状態図である。図3Bは、図3Aのヘアエクステンション構造の部分的概略図である。図3Aおよび図3Bを同時に参照すると、本実施形態のヘアエクステンション構造200において、螺旋部材210は、上述した螺旋部材110とほぼ同じで、等径(内径d1)の環形コイルを有し、且つ第1端E3も封閉端を形成する。異なる点は、螺旋部材210の第2端E4も封閉端であることである。また、本実施形態の固定部材220は、環形コイル112と同軸L1上に配置された環状体であり、第1毛束F1が環状体を通り抜け、且つ環状体は、変形して第1毛束F1を挟持する。図3Bは、既に変形した固定部材220を示したものであり、変形後の固定部材220の最大外径d3は、螺旋部材210の内径d1よりも大きいため、固定部材220は、螺旋部材210を当接することができ、上述した実施形態と同様に、螺旋部材210の止め部材として使用して、螺旋部材210が第1毛束F1から滑落する状況が発生するのを回避することができる。言及すべきこととして、本実施形態の固定部材220は、工具(例えば、クランプ)で挟んで円環形から楕円形に押しつぶし、所望の第1毛束F1を挟持する効果を達成する。
以上のように、この考案の上述した実施形態において、ヘアエクステンション構造は、第2毛束と使用者の第1毛束をそれぞれ螺旋部材と固定部材に配置する。第1毛束は、螺旋部材と固定部材を通り抜け、第2毛束は、螺旋部材の上に配置されて、第1毛束を取り囲む周縁に位置するとともに、固定部材により螺旋部材の一端に配置され、変形後に第1毛束を挟持して固定する。
1つの実施形態において、固定部材は、円錐形であり、一部を螺旋部材に挿入して変形させ、第1毛束を挟持する効果を提供するために使用される。また、螺旋部材に挿入されなかった部分の最大外径は、円形コイルの内径よりも大きいため、螺旋部材を止めることができる。別の実施形態において、固定部材は、工具で挟んで変形させる環状体であり、変形後の最大外径は、円形コイルの内径よりも大きいため、この場合も螺旋部材を止めることができる。
したがって、第1毛束と第2毛束の接続関係をスムーズに完成できるだけでなく、異なる毛束を異なる部材に適切に配置することにより、毛束が互いに邪魔になる状況を回避し、同時に、周縁位置にある第2毛束が第1毛束を遮蔽する効果を提供することもできる。また、固定部材を螺旋部材の一端に配置して螺旋部材を当接することにより、ヘアエクステンション構造を単純且つ強度に優れた部材に構成し、第1毛束と第2毛束を同時に固定する目的を達成することができる。
100、200 ヘアエクステンション構造
110、210 螺旋部材
112 環形コイル
114 内部空間
120、220 固定部材
121、121a 本体
122、122a 開孔
d1 内径
d2、d3 最大外径
E1、E3 第一端
E2、E4 第二端
F1 第1毛束
F2 第2毛束
L1 軸
110、210 螺旋部材
112 環形コイル
114 内部空間
120、220 固定部材
121、121a 本体
122、122a 開孔
d1 内径
d2、d3 最大外径
E1、E3 第一端
E2、E4 第二端
F1 第1毛束
F2 第2毛束
L1 軸
Claims (10)
- 少なくとも1つの第2毛束を使用者の少なくとも1つの第1毛束の上に配置するために使用されるヘアエクステンション構造であって、
前記第1毛束が通り抜けるのに適し、前記第2毛束がその上に配置されて、前記第1毛束の周縁に位置するのに適した螺旋部材と、
可撓性を有し、且つ前記螺旋部材の一端に配置されて、前記螺旋部材を当接し、前記第1毛束が通り抜け、変形した時に挟持される固定部材と、
を含むヘアエクステンション構造。 - 前記螺旋部材が、互いに接続され、且つ同軸上に配置された複数の環形コイルを有し、前記第2毛束が前記環形コイル上に配置され、前記第1毛束が前記環形コイルを通り抜ける請求項1に記載のヘアエクステンション構造。
- 前記固定部材が、前記環形コイルと同軸上に配置された開孔を有し、前記第1毛束が、前記開孔を通り抜ける請求項2に記載のヘアエクステンション構造。
- 前記固定部材が、変形して開孔を圧縮し、前記第1毛束を挟持する請求項3に記載のヘアエクステンション構造。
- 前記固定部材が、円錐形であり、前記円錐形の一部が前記螺旋部材に挿入されると変形して、前記第1毛束を挟持し、且つ前記円錐形の最大外径が、前記環形コイルの内径よりも大きく、前記螺旋部材に挿入されない請求項2に記載のヘアエクステンション構造。
- 前記環形コイルが、互いに等しい内径を有する請求項2に記載のヘアエクステンション構造。
- 前記固定部材が、前記環形コイルと同軸上に配置された環状体であり、前記第1毛束が、前記環状体を通り抜け、且つ前記環状体が、変形して前記第1毛束を挟持する請求項2に記載のヘアエクステンション構造。
- 変形後の前記環状体の最大外径が、前記環形コイルの内径よりも大きい請求項7に記載のヘアエクステンション構造。
- 前記螺旋部材が、螺旋バネである請求項1に記載のヘアエクステンション構造。
- 前記螺旋部材の少なくとも一端が、封閉端であり、前記第2毛束が前記螺旋部材から脱落するのを阻止する請求項1に記載のヘアエクステンション構造。
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