JP3227356U - カーフハッチ - Google Patents

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望 田村
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章太 杉野
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Abstract

【課題】内部を良好な衛生環境に維持できること、屋外に設置した場合に風雨などに耐えられる強度や耐水性を有するとともに、長期間の使用に耐えられる耐久性を有すること、寒さや風雨から子牛を適切に保護できることなどの要求を満足し、且つ低コストに製造でき安価であるカーフハッチを提供する。【解決手段】組み立てられた骨組に樹脂ボード2を張り付けて構成される組み立て式のカーフハッチであって、樹脂ボード2が、コア層と、このコア層の両面を被覆するスキン層からなる3層構造を有し、好ましくは、コア層を発泡体樹脂層とし、スキン層を非発泡体樹脂層とする。【選択図】図4

Description

本考案は、主に子牛を個別飼育するために使用する組み立て式のカーフハッチ(飼育小屋)に関する。なお、本考案のカーフハッチには、屋根(天井)がないタイプのもの、いわゆるカーフペンも含まれる。
生まれたばかりの子牛は疾病に対する抵抗力が弱いため、成牛と同じ畜舎で集団飼育すると、成牛由来の細菌や成牛の病気が感染するなどのリスクが高い。
このため最近では、子牛を一定期間(例えば生後3ヶ月程度までの期間)、カーフハッチと呼ばれる子牛専用の飼育小屋で個別飼育することが行われている。
従来の市販のカーフハッチは、FRP製やプラスチック製の一体成型品が多い。また、それ以外に、組み立て式の木製のカーフハッチや、特許文献1に示されるような段ボール製のカーフハッチなども使用されている。
特開2003−310075号公報
一般に、カーフハッチに求められる条件としては、(i)屋外に設置した場合に風雨などに耐えられる強度や耐水性を有するとともに、長期間の使用に耐えられる耐久性を有すること、(ii)寒さや風雨から子牛を適切に保護できること、(iii)内部を良好な衛生環境に維持できること、(iv)子牛1頭につき1戸必要であるため安価であること、などが挙げられる。
しかし、従来の市販のカーフハッチは、FRP製やプラスチック製の一体成型品が主体であるため、総じて高価であるという難点がある。また、木製や段ボール製のものは、子牛の糞尿などの汚れが壁などに浸み込み、清掃しても除去できないため、細菌やカビが繁殖しやすいなど、不衛生になりやすい問題がある。また、段ボール製のものは強度や耐水性、さらには長期間使用する場合の耐久性にも問題がある。
したがって本考案の目的は、以上のような従来技術の課題を解決し、上述した(i)〜(iv)の条件をすべて満足できるカーフハッチを提供することにある。
上記課題を解決するための本考案の要旨は以下のとおりである。
[1]組み立てられた骨組(1)に樹脂ボード(2)を張り付けて構成される組み立て式のカーフハッチであって、
樹脂ボード(2)が、コア層(20)と、該コア層(20)の両面を被覆するスキン層(21)からなる3層構造を有することを特徴とするカーフハッチ。
[2]上記[1]のカーフハッチにおいて、コア層(20)が発泡体樹脂層であり、スキン層(21)が非発泡体樹脂層であることを特徴とするカーフハッチ。
[3]上記[2]のカーフハッチにおいて、コア層(20)を構成する発泡体樹脂層が廃プラスチックの再生品を発泡体化したものであることを特徴とするカーフハッチ。
[4]上記[2]又は[3]のカーフハッチにおいて、スキン層(21)を構成する非発泡体樹脂層がポリプロピレンを主成分とすることを特徴とするカーフハッチ。
[5]上記[2]〜[4]のいずれかのカーフハッチにおいて、スキン層(21)を構成する非発泡体樹脂層が二酸化チタン粉末を含有することを特徴とするカーフハッチ。
[6]上記[1]〜[5]のいずれかのカーフハッチにおいて、骨組(1)は、外形状が箱型であって、その前面に開閉可能な扉用枠体(10)を備え、
少なくとも、骨組(1)の両側面及び背面と、前面の扉用枠体(10)の一部又は全部に樹脂ボード(2)が張り付けされることを特徴とするカーフハッチ。
本考案は、骨組に特定の樹脂ボードを張り付けて構成される組み立て式のカーフハッチであり、壁などを構成する部材が撥水性、耐水性、耐摩耗性(耐傷付き性)、断熱性及び耐久性を有する3層構造の樹脂ボードであるため、(1)壁などの表面に水滴や子牛の糞尿などが付着しにくく、また付着しても容易に洗い流すことができ、付着した水分の乾燥も速いため、細菌やカビが繁殖しにくく、このため内部を良好な衛生環境に維持できる、(2)屋外に設置した場合に風雨などに耐えられる強度や耐水性を有するとともに、長期間の使用に耐えられる耐久性を有する、(3)寒さや風雨から子牛を適切に保護できる、という性能を有し、しかも、低コストに製造できるため安価であるという利点がある。また、そのなかでも、コア層が発泡体樹脂からなり、スキン層が非発泡体樹脂(特に二酸化チタンを添加したポリプロピレン)からなる樹脂ボードを用いたカーフハッチは、上記(1)〜(3)の点でより優れた性能を有する。さらに、コア層が廃プラスチックの再生品を発泡体化した発泡体樹脂からなる樹脂ボードを用いたカーフハッチは、より低コストで製造できるので、より安価なカーフハッチを提供することができる。
また、本考案のカーフハッチは、牛以外に、豚、ヤギ、羊などの他の動物の人工繁殖、人工飼育にも上記と同様の環境を提供できる。
本考案のカーフハッチの一実施形態における骨組を示す斜視図 図1に示す骨組を、扉用枠体を半開放した状態で示す平面図 図1に示す骨組の側面図 図1に示す骨組に樹脂ボードを内張りした完成状態を示す斜視図 本考案のカーフハッチを構成する樹脂ボードの一例について、その板厚方向断面を模式的に示す説明図 図1に示す骨組に樹脂ボードを太鼓張りした完成状態を示す斜視図 本考案のカーフハッチの他の実施形態における骨組を示す斜視図 図7に示す骨組に樹脂ボードを内張りした完成状態を示す斜視図 図7に示す骨組に樹脂ボードを太鼓張りした完成状態を示す斜視図
図1〜図4は、本考案のカーフハッチ(屋根付きのカーフハッチ)の一実施形態を示すものである。図1〜図3は、カーフハッチの骨組のみを示しており、図1は斜視図、図2は扉用枠体を半開放した状態で示す平面図、図3は側面図である。図4は、図1〜図3に示す骨組に樹脂ボードを内張りした完成状態を示す斜視図である。
このカーフハッチは、組み立てられた骨組1に樹脂ボード2を張り付けて構成される組み立て式のカーフハッチであって、樹脂ボード2が、コア層20と、このコア層20の両面を被覆するスキン層21からなる3層構造を有する。
カーフハッチの外形状は特に制限はないが、通常は本実施形態のように間口に対して奥行きが長い箱型であり、その前面(正面)に子牛の入口が設けられ、この入口に開閉可能な扉3が設けられる。カーフハッチの大きさは、子牛をどのくらいの期間飼育するかにもよるが、本実施形態のような屋根があるタイプのカーフハッチでは、例えば、幅(間口)1200mm、高さ1200mm、長さ(奥行き)2400mm程度の大きさである。
骨組1は、複数の構成部材を組み付けることにより構成される。この構成部材には、木材、プラスチック材、金属材などの1種以上が用いられるが、樹脂ボード2をビス止めなどで骨組1に張り付けする場合には、木材が好ましい。骨組1が木材で構成される場合、各構成部材は、木組み、ビス又は釘止め、連結金具などのうちの1種以上の手段で組み付けされる。
本考案のカーフハッチは、主として組み立てキットとして販売されることを前提としており、購入者が骨組1を組み立てやすいように、骨組1をいくつかの枠体(パーツ)で構成し、これらの枠体を組み立てることで骨組1が構築されるようにしてもよい。
骨組1は外形状が箱型であって、その前面(正面)に開閉可能な扉用枠体10を備えている。本実施形態のカーフハッチは、屋根に雨水が溜まらないようにするために、入口(前面)から奥(背面)に向かって屋根に下向きの傾斜がつけられている。このため骨組1も前面から背面に向かって高さが低くなっている。
骨組1の基本構造は、土台16と、この土台16の四隅に立設される柱11と、これら柱11間に架け渡される梁13からなる。なお、子牛が出入りする際につまずかないようにするために、扉3(扉用枠体10)が設けられる入口部分には、土台16を構成する部材は設けられていない。
骨組1の側面には、骨組コーナー部を構成する柱11間に、カーフハッチ長手方向で適当な間隔をおいて複数本の間柱12a(補強部材)が設けられ、また、骨組1の背面にも、柱11間の中央位置に間柱12b(補強部材)が設けられている。また、骨組1の上面には、カーフハッチ幅方向で対向する梁13間に、カーフハッチ長手方向で適当な間隔をおいて複数本の小梁14a(補強部材)が渡され、さらに、カーフハッチ長手方向で対向する梁13間(梁13の中央位置間)に、上記小梁14aと直交するように小梁14b(補強部材)が渡されている。
骨組1の前面では、一方の柱11(11x)寄りの位置に間柱12c(補強部材)が設けられ、この間柱12cと他方の柱11(11y)との間の下側領域(ほぼ下半分の領域)に扉用枠体10が設けられ、ヒンジ15を介して間柱12cに開閉可能に取り付けられている。扉用枠体10の内側には、補強部材17が取り付けられている。その他図面において、18は補強金具である。
なお、間柱12a〜12c、小梁14a,14bの太さは、それぞれ柱11、梁13と同程度でもよいし、それよりも細くてもよい(図7〜図9の実施形態も同様)。
以上のような骨組1に対して、図4に示されるように、樹脂ボード2が張り付け固定される。樹脂ボード2は、例えば、骨組1の側面及び背面であれば隣り合う柱(柱11、間柱12a,12b)間に1枚ずつ張り付けられ、骨組1の上面(屋根)であればカーフハッチ長手方向で隣り合う梁(梁13、小梁14a)間に1枚ずつ張り付けられる。また、骨組1の前面では、柱11xと間柱12c間と、扉用枠体10にそれぞれ樹脂ボード2が張り付けられる。本実施形態では、樹脂ボード2は骨組1に内張りされ、ビス止めなどで骨組1に固定される。
図4に示す完成状態のカーフハッチでは、骨組1の両側面、背面及び上面の全体が樹脂ボード2で覆われ、両側面と背面の柱(柱11、間柱12a,12b)とこれらに張り付けられた樹脂ボード2が壁を構成し、上面の梁(梁13、小梁14a,14b)とこれらに張り付けられた樹脂ボード2が屋根を構成する。一方、骨組1の前面は、幅方向の一部領域が樹脂ボード2で覆われ、この部分の柱(柱11x、間柱12c)とこれらに張り付けられた樹脂ボード2が壁を構成するとともに、残りの領域の下部に扉3(扉用枠体10とこれに張り付けされた樹脂ボード2からなる扉)が設けられ、この扉3の上の領域は、換気などを考慮して開口部4となっている。また、カーフハッチの底部は開放型であり、カーフハッチは地面に置いて使用するため、地面が底部となる。
樹脂ボード2(プラスチックボード)は、コア層20(主層)と、このコア層20の両面を被覆するスキン層21(被覆層)からなる3層構造を有するものであればよく、このような樹脂ボード2は、所定レベルの撥水性、耐水性、耐摩耗性(耐傷付き性)、断熱性及び耐久性を有するものであるため、カーフハッチの壁などの主材として好適なものである。樹脂ボード2の厚さは特に制限はないが、一般的には3〜15mm程度である。
スキン層21は、樹脂ボード全体の強度を確保するとともに、耐摩耗性(耐傷付き性)を高めるために、コア層20よりも硬質(硬質プラスチック)であり、且つ高剛性であることが好ましい。
また、撥水性、耐摩耗性(耐傷付き性)、断熱性などに優れ、軽量且つ高剛性で取り扱いも容易であるという点から、樹脂ボード2としては、コア層20が発泡体樹脂層であり、スキン層21が非発泡体樹脂層であるものが好ましい。
図5は、そのような樹脂ボード2の板厚方向断面を示しており、発泡体樹脂層であるコア層20にはガスにより形成された気泡pが分散している。
図5に示すような樹脂ボード2は、例えば、コア層用の樹脂とスキン層用の樹脂をそれぞれ溶融して、押し出し機のダイスから別々に押し出し、この押し出された樹脂どうしを圧着させて一体化することで製造することができ、この製造工程において、ダイスから押し出す前のコア層用の樹脂(溶融状態の樹脂)に窒素ガスなどのガスを注入することにより発泡体樹脂とすることができる。
また、このような樹脂ボード2において、コア層20を構成する樹脂として廃プラスチックの再生品(例えば、ポリエチレンとポリプロピレンを主体とした廃プラスチックから得られた再生プラスチック)を用いることができ、これにより特に安価な樹脂ボード2を得ることができる。廃プラスチックの再生品としては、例えば、一般廃棄物であるプラスチックを減容化した後、溶融してペレット化したものが挙げられ、これをコア層20の原料樹脂として用いる。
また、スキン層21は剛性が高く、硬質であることに加えて、衛生面から細菌やカビが繁殖しにくいもの(抗菌性を有するもの)が好ましく、このため表面に水滴や子牛の糞尿などが付着しにくく、付着しても容易に洗い流すことができ、水分が付着しても速やかに乾燥する撥水性を有すること、子牛の糞尿などに対して化学的に安定であること、などの条件を満足することが好ましく、このためスキン層21を構成する非発泡体樹脂はポリプロピレンを主成分とすることが好ましい。
また、撥水性などをさらに高め、衛生的な性能を向上させるために、スキン層21を構成する非発泡体樹脂(好ましくはポリプロピレンを主成分とする非発泡体樹脂)には、適量の二酸化チタン(粉末)を添加することが好ましい。二酸化チタンの添加量は1〜5mass%程度が好ましい。また、スキン層21を構成する非発泡体樹脂には、さらに必要に応じて、剛性補強材などとしてマイカなどを適量(例えば5〜20mass%程度)添加してもよい。
したがって、樹脂ボード2としては、コア層20が廃プラスチックから得られた再生プラスチックを原料とする発泡体樹脂層であり、スキン層21がポリプロピレンを主成分とし、適量の二酸化チタン粉末が添加された非発泡体樹脂層であるものを使用することが特に好ましくは、このような樹脂ボード2を使用することにより、カーフハッチを低価格化できるとともに、撥水性が特に優れ、水滴や子牛の糞尿が付着しにくく、付着しても簡単に洗い流すことができ、水分の乾燥も速い壁(特に内壁面)を備えることになるため、細菌やカビの繁殖が抑えられ、内部が特に良好な衛生環境となるカーフハッチとすることができる。また、そのような樹脂ボード2は、耐水性、耐摩耗性(耐傷付き性)、化学的な安定性(耐薬品性、耐アルカリ性など)、断熱性及び耐久性にも優れ、さらには、簡単に切断や釘打ちできる加工性にも優れている。
図1〜図4の実施形態では、樹脂ボード2は骨組1に内張りされているが、図6に示すように樹脂ボード2を骨組1に太鼓張り(両面張り)してもよい。図6の実施形態の骨組1は、図1〜図3と同じであり、樹脂ボード2を骨組1の内側と外側の両面に張り付け固定したものである。
図6の実施形態のように、樹脂ボード2を骨組1に太鼓張りする構造では、図1〜図4の実施形態に較べて施工(組み立て)に要する時間は長くなるが、断熱性の高いカーフハッチとすることができる。後述する図9の実施形態のカーフハッチも同様である。
本考案のカーフハッチを組み立てる際の施工方法(施工手順)は任意であり、例えば、骨組1の全体を組み立ててから樹脂ボード2を張り付ける方法のほかに、側面、背面などの各面を構成するパネル(各面の骨組構成部材を組み立て、これに樹脂ボード2を張り付けたもの)を予め製作し、これらパネルを組み上げる方法など、適宜な施工方法を採ることができる。また、本考案のカーフハッチが組み立てキットとして提供される場合には、一定の手順で簡単に組み立てが行えるように、必要に応じて部材にマーク・符号などを付してもよい。以上は図7〜図9の実施形態においても同様である。
本考案のカーフハッチには、屋根(天井)がないタイプのもの(いわゆるカーフペン)も含まれる。図7及び図8は、その一実施形態を示すものであり、図7は、カーフハッチの骨組のみを示す斜視図、図8は、図7に示す骨組に樹脂ボードを内張りした完成状態を示す斜視図である。
本実施形態のカーフハッチの外形状も、間口に対して奥行きが長い箱型であり、その前面(正面)に子牛の入口が設けられ、この入口に開閉可能な扉3が設けられる。本実施形態のような屋根がないタイプのカーフハッチは、例えば、幅(間口)1200mm、高さ1200mm、長さ(奥行き)1800mm程度の大きさである。
この実施形態の骨組1も外形状が箱型(サークル状の枠体)であって、その前面(正面)に開閉可能な扉用枠体10を備えている。なお、骨組1の材質、組み付け手段などは、さきに述べた図1〜図4の実施形態と同様である。
骨組1の基本構造は、土台16と、この土台16の四隅に立設される柱11と、これら柱11間に架け渡される梁13からなる。なお、子牛が出入りする際につまずかないようにするために、扉3(扉用枠体10)が設けられる入口部分には、土台16を構成する部材は設けられていない。
骨組1の側面には、骨組コーナー部を構成する柱11間に、カーフハッチ長手方向で適当な間隔をおいて複数本の間柱12a(補強部材)が設けられ、また、骨組1の背面にも、柱11間の中央位置に間柱12b(補強部材)が設けられている。骨組1の上面には小梁などはなく、開放されている。
骨組1の前面では、その全体が扉3となるので、そのための扉用枠体10が設けられ、ヒンジ(図示せず)を介して一方の柱11(柱11x)に開閉可能に取り付けられている。この扉用枠体10の内側には、縦横に補強部材17が取り付けられている。その他図面において、18は補強金具である。
以上のような骨組1に対して、図8に示されるように、樹脂ボード2が張り付け固定される。樹脂ボード2は、例えば、骨組1の側面及び背面であれば隣り合う柱(柱11、間柱12a,12b)間に1枚ずつ張り付けられる。また、骨組1の前面の扉用枠体10には、その下側の部分(領域)に樹脂ボード2が張り付けられる。本実施形態では、樹脂ボード2は骨組1に内張りされ、ビス止めなどで骨組1に固定される。
図8に示す完成状態のカーフハッチでは、骨組1の両側面及び背面の全体が樹脂ボード2で覆われ、両側面と背面の柱(柱11、間柱12a,12b)とこれらに張り付けられた樹脂ボード2が壁を構成する。一方、骨組1の前面の扉用枠体10は、下側の一部領域が樹脂ボード2で覆われて扉3(扉用枠体10とこれに張り付けされた樹脂ボード2からなる扉)が構成される。この扉3の上部側の領域は、換気などを考慮して開口部30となっている。カーフハッチの上部と底部は開放型であり、カーフハッチは地面に置いて使用するため、地面が底部となる。
本実施形態では、樹脂ボード2は骨組1に内張りされているが、図9に示すように樹脂ボード2を骨組1に太鼓張り(両面張り)してもよい。図9の実施形態の骨組1は、図7と同じであり、樹脂ボード2を骨組1の内側と外側の両面に張り付け固定したものである。
なお、本考案のカーフハッチにおいて、骨組1とこれに張り付け固定される樹脂ボード2の構造・形態は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、種々の構造・形態を採り得る。
また、本考案のカーフハッチは、牛以外に、豚、ヤギ、羊などの他の動物の人工繁殖、人工飼育にも使用できる。
1 骨組
2 樹脂ボード
3 扉
4 開口部
10 扉用枠体
11,11x,11y 柱
12a,12b,12c 間柱
13 梁
14a,14b 小梁
15 ヒンジ
16 土台
17 補強部材
18 補強金具
20 コア層
21 スキン層
30 開口部
p 気泡

Claims (6)

  1. 組み立てられた骨組(1)に樹脂ボード(2)を張り付けて構成される組み立て式のカーフハッチであって、
    樹脂ボード(2)が、コア層(20)と、該コア層(20)の両面を被覆するスキン層(21)からなる3層構造を有することを特徴とするカーフハッチ。
  2. コア層(20)が発泡体樹脂層であり、スキン層(21)が非発泡体樹脂層であることを特徴とする請求項1に記載のカーフハッチ。
  3. コア層(20)を構成する発泡体樹脂層が廃プラスチックの再生品を発泡体化したものであることを特徴とする請求項2に記載のカーフハッチ。
  4. スキン層(21)を構成する非発泡体樹脂層がポリプロピレンを主成分とすることを特徴とする請求項2又は3に記載のカーフハッチ。
  5. スキン層(21)を構成する非発泡体樹脂層が二酸化チタン粉末を含有することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のカーフハッチ。
  6. 骨組(1)は、外形状が箱型であって、その前面に開閉可能な扉用枠体(10)を備え、
    少なくとも、骨組(1)の両側面及び背面と、前面の扉用枠体(10)の一部又は全部に樹脂ボード(2)が張り付けされることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のカーフハッチ。
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