JP3227281U - 新規壁面構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】通気性が良好であるとともに、内側から外側の視認性が良く外側から内側の視認性が低い半透過性、偏光遮蔽性の効果を発揮できる壁面構造を提供すること。【解決手段】台形状の断面を有する長尺状建築物構成材10を用いた壁面構造であって、長尺状建築物構成材の台形短辺部分が外側に向き、かつ台形長辺部分が内側に向いて配置され、さらに長尺状建築物構成材同士の間には隙間14があることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本考案は、新規な壁面構造(建築物の外壁、フェンスなど)に関し、より具体的には、通気性が良好であるとともに、内側から外側の視認性が良く外側から内側の視認性が低い半透過性の効果を発揮することができる壁面構造に関する。
また、本考案は、長尺状建築物構成材を横方向に構成させて縦方向に振動する光を遮断させることにより、空からの反射光を防ぐ偏光フィルターのように視界が見やすく眩しさも無くなるという効果を発揮することができる壁面構造に関する。
建築物の外壁や、私有地同士または私有地と共有地などを隔離する塀(フェンス)には、風雨に耐えうる対候性・耐衝撃性・耐久性など、様々な特性が要求される。
さらには、建造物の外壁は、屋外から建造物を視認する際、最も視認者の注意を惹く部分の一つであるといえる。たとえば、特許文献1には、意匠性を向上させるために、外壁面に沿って上下方向に延在する縦材を用いた壁面構造が開示されている(特許請求の範囲、要約)。
特開2019−154522号公報
従来の壁面構造は、建造物や塀の内側から外側への視認性が良い一方、外側から内側の視認性が低い半透過性の効果や、空からの反射光を防ぎ視界が見やすく眩しさも無くなるという偏光遮断的な効果については、詳細には検討されていなかった。
そこで、本考案者は、従来の壁面構造の問題点等を鋭意検討した結果、短辺部分、当該短辺部分よりも長い長辺部分および、これらを結ぶ斜辺部分を含む断面形状を有する長尺状建築物構成材を、所定の位置関係で使用することで、上記効果を発揮する壁面構造を提供することが見出された。
すなわち、本考案は、通気性が良好であるとともに、内側から外側の視認性が良く外側から内側の視認性が低い半透過性の効果を発揮する壁面構造を提供することを目的とする。
本考案に係る壁面構造は、断面が、短辺部分、当該短辺部分より長辺部分および、これらを結ぶ斜辺部分を含む形状を有する長尺状建築物構成材を用いた壁面構造であって、当該長尺状建築物構成材の短辺部分が外側に向きかつ、長辺部分が内側に向いて配置されており、当該長尺状建築物構成材同士の間には隙間があることを特徴とする。
本考案に係る壁面構造においては、前記長尺状建築物構成材の斜辺部分の表面に反射部材が設けられていることが好ましい。
本考案に係る壁面構造においては、前記長尺状建築物構成材が、木材、アルミニウム合金およびスチール(鋼鉄)からなる群より選択される少なくとも1種類の材料で構成されていることが好ましい。
本考案の壁面構造によれば、通気性が良好であるとともに、採光性が良好であるとともに、内側から外側の視認性が良く外側から内側の視認性が低い半透過性の効果を発揮する。
図1(A)は、本考案の壁面構造を構成する長尺状建築物構成材を示す斜視図であり、図1(B)は、長尺状建築物構成材の断面図である。 図2(A)は、本考案の壁面構造の一態様を示すための図であり、図2(B)は、図2(A)のZ−Z´断面図である。 図3は、本考案の壁面構造を構成する長尺状建築物構成材の一態様を示すための断面図である。 図4は、本考案の壁面構造の一態様を示すための断面図である。 図5は、肉薄部(切れ込み部)を有する長尺状建築物構成材を説明するため上面図((A))、断面図((B))および斜視図((C))である。 図6は、肉薄部(切れ込み部)を有する長尺状建築物構成材を用いた、本考案の壁面構造の一態様を示すための図である。
以下、適宜図面を参照しながら、本考案に係る壁面構造について詳細に説明する。
本明細書において、「壁面構造」とは、建造物の外壁、内壁のみならず、建造物の外側に置かれる、私有地同士または私有地と共有地を隔離する塀(フェンス)を含む概念である。
本考案に係る壁面構造は、後述するように、特定の構成を採用していることで、通気性が良好であるとともに、内側から外側の視認性が良く外側から内側の視認性が低い半透過性の効果を発揮する。そのため、塀(フェンス)として使用されことが好ましい。
本考案にかかる壁面構造は、図1(A)および(B)の付番10に示されるような、長尺状建築物構成材から構成されている。ここで、長尺状建築物構成材は、壁面構造において、ルーバーとして機能する。
長尺状建築物構成材は、図1(A)に示されるように、長尺状(角材状)の形状を有しており、その断面の形状は、図1(B)に示されるように、台形状である。すなわち、長尺状建築物構成材は、短辺部分(上辺部分)11と、当該短辺部分よりも長い長辺部分(下辺部分)12、さらには、これらを結ぶ2つの斜辺部分13からなる断面構造を有する。
また、図3は、長尺状建築物構成材の断面図を示しているが、短辺部分11、長辺部分12および斜辺部分13の他に、付番15で示されるような、長辺部分12に対して垂直である辺(垂直部分)を有していてもよい。さらには、図5に示されるように、長尺状建築物構成材10の一部に(たとえば、端部または端部近傍に)肉薄部(切れ込み部)18を有していてもよい。
このような構成を採用することで、2つの長尺状建築物構成材が肉薄部(切れ込み部)でかみ合わせて(篏合して)交差しながら、壁面構造を構成する場合に、肉薄部同士のかみ合わせ部分(篏合部分)で密着する面積が増し固定しやすくなる効果を発揮する。
また、短辺部分の長さ(L)と長辺部分の長さ(L)との比率((L)/(L))は、適宜調整することができるが、たとえば、0.3〜0.4程度であることが通常である。
なお、図3における長尺状建築物構成材の断面図では、上記比率は、42/125(約0.34)となっている。
また、通気性、半透過性、偏光遮断性の観点から、短辺部分と長辺部分とは、略平行であることが望ましい。
なお、本明細書において、「偏光遮断性」とは、壁面構造の外側から内側へ入射する光は、様々な振動方向を有することになるが、そのうち、縦方向の光を遮断し、結果として、縦方向の光のみを透過させる特性をいう。
さらに、図1(B)の付番Xで示される、短辺部分と斜辺部分とがなす角度(断面内側部分の角度)は、特に限定されるものではないが、通気性、半透過性、偏光遮断性の観点から、108.5度〜116.5度であることが好ましい。すなわち、図1(B)に示されるように、長辺部分と斜辺部分とがなす角度(断面内側部分の角度)をθとし、短辺部分の末端から長辺部分に垂線(図中では破線で示す。)を引き、垂線と長辺部分との交点(垂線の足)をHとした場合、以下の数式の値が1/3〜1/2であることが好ましい。
なお、図1(B)の前記角度Xは、116.5度である。
なお、長尺状建築物構成材の内部構造は特に限定されるものではない。たとえば、特に補強構造が含まれないような中空であってもよいし、図3に示されるように、内部に補強構造16が含まれるものであってもよい。なお、長尺状建築物構成材の内部構造が中空である場合、長尺状建築物構成材の強度が高い材料が適宜選択されることになる。また、長尺状建築物構成材が木材などで構成されており、特に重量などの観点から軽量化しなくてもよい場合、中空構造にしたり、内部に補強構造を含めたりする必要はない。
長尺状建築物構成材の材質は特に限定されるものではないが、木材、アルミニウム合金およびスチール(鋼鉄)が単独で構成されていることが好ましい。これらの材料で構成されると、低コストであり、重量も軽く、壁面構造を容易に構成することができるというメリットがある。
さらに、長尺状建築物構成材の斜辺部分の表面に反射部材が設けられていることが好ましい。ここで、反射部材とは、光を反射する一般的な部材、たとえば、アルミ光輝板やステンレス鏡面板などの高反射性金属板(塗装されたものも含む。)があげられる。
このような反射部材が設けられていることで、内側から外側の視認性が良く外側から内側の視認性が低い半透過性をさらに向上させることができる。
本考案にかかる壁面構造は、上述の長尺状建築物構成材を用いて構成される。
図2(B)は、図2(A)のZ−Z´断面図であるが、かかる図に示されるように、本考案にかかる壁面構造1において、長尺状建築物構成材10の短辺部分が外側Aに向きかつ、長辺部分が内側Bに配置されている。
さらには、当該長尺状建築物構成材10同士の間には隙間14がある。ここで、隙間14の大きさは特に限定されないが、通気性、半透過性、偏光遮断性を考慮して適宜調整される。
図4に示されるように、通常、内側(図2の付番B側)に、縦材に設けられたストリンガー17(さらにはストリンガーカバー)などを用いて長尺状建築物構成材10を固定することで、一定間隔の隙間14を容易に形成することができる。
ストリンガー17などへの長尺状建築物構成材10の固定方法は、十分に固定することができる方法であれば、ネジ、ボルトとナット、溶接によるものなど特に限定されない。
また、図5で示すように、図5に示されるように、長尺状建築物構成材10の一部に肉薄部(切れ込み部)18を有している場合、長尺状建築物構成材同士を肉薄部(切れ込み部)でかみ合わせて(篏合して)交差させながら、壁面構造を構成することもできる。
また、この場合、図6に示されるように、長尺状建築物構成材10の端部で二面がかみ合わさることで、装飾性(意匠性)を向上させることができる。
この場合、垂直辺は、ボルト止め接地面を作る機能を有することになる。また、図6に示されるように、本考案にかかる壁面構造は、長尺状建築物構成材間で隙間があるため半透過性や偏光遮蔽性を発揮するとともに、上述のようにより装飾性(意匠性)を向上させることができる。なお、たとえば、東大寺正倉院のように長尺状建築物構成材間が密閉している状態では、採光性が殆どないことになり、本考案にかかる壁面構造のように半透過性や偏光遮蔽性を発揮することができない。
図2および図4に示されるように、本考案にかかる壁面構造は、長尺状建築物構成材10が、横方向に構成されて地面に対して略平行になるように、壁面構造が構成されている。このように構成されることで、偏光遮蔽性を向上させることができる。一方、長尺状建築物構成材10が、縦方向に構成されて地面に対して略垂直になるように、壁面構造が構成されている場合、空からの反射光を遮蔽せず眩しさを有効に減じることができない。
本考案によれば、本考案によれば、通気性が良好であるとともに、内側から外側の視認性が良く外側から内側の視認性が低い半透過性、偏光遮蔽性の効果のある壁面構造を提供することができる。
1:本考案にかかる壁面構造
10:長尺状建築物構成材
11:短辺部分(上辺)
12:長辺部分(下辺)
13:斜辺部分
14:隙間
15:垂直部分
16:補強構造
17:ストリンガー
18:肉薄部(切れ込み部)
A:外側
B:内側
X:短辺部分と斜辺部分とがなす角度(断面内側部分の角度)
θ:長辺部分と斜辺部分とがなす角度(断面内側部分の角度)
H:垂線と長辺部分との交点(垂線の足)
a:長辺部分端部からHまでの長さ
b:垂線の長さ


Claims (3)

  1. 断面が、短辺部分、当該短辺部分より長辺部分および、これらを結ぶ斜辺部分を含む形状を有する長尺状建築物構成材を用いた壁面構造であって、
    当該長尺状建築物構成材の短辺部分が外側に向きかつ、長辺部分が内側に向いて配置されており、
    当該長尺状建築物構成材同士の間には隙間があることを特徴とする壁面構造。
  2. 前記長尺状建築物構成材の斜辺部の表面に反射部材が設けられていることを特徴とする請求項1の壁面構造。
  3. 前記長尺状建築物構成材が、木材、アルミニウム合金およびスチール(鋼鉄)からなる群より選択される少なくとも1種類の材料で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の壁面構造。
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