JP3227151U - 安全無人飛行機およびそれ用の緩衝体 - Google Patents

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【課題】飛行中に人間を含む飛行障害物と接触しても怪我や損傷を生じさせにくく、また周囲に膨張緩衝体を配した特徴的な外観から周辺の人間の注目を集めやすく、店内広告用無人飛行機として好適な安全無人飛行機およびそれ用の緩衝体を提供する。【解決手段】飛行機本体11に、プロペラ13をモータ14により回転させる推進ユニット15を設けた安全無人飛行機10において、安全無人飛行機10の外周に、顧客と衝突した際の衝撃を吸収する多孔質状のハニカルボール19を配した。【選択図】図1

Description

この考案は、例えば、店内を飛行しながら商品や催し物等の広告を行うものとして好適な、安全無人飛行機およびそれ用の緩衝ボールに関する。
例えば、百貨店、スーパーマーケットの衣料品売場や生鮮食品売場等では、顧客の購買意欲を高めるため、時間を制限して特定の商品を安く売るタイムサービスを行っている。
このタイムサービスの店内広告は、顧客の目に付くように特売商品の陳列棚の傍らや、天井から吊るしたりして、商品名、価格等を書き込んだPOPシートを掲示していた。
しかしながら、このような店内広告の方法では、特売商品を並べた陳列棚の近くにいる一部の顧客だけにしかタイムサービスの開始を知らせることができず、例えば多層階建ての百貨店や売り場面積が広いスーパーマーケット等では、店内の各売場に分散している多くの顧客にタイムサービスをアピールすることができなかった。
そこで、これを解消する従来技術として、例えば、特許文献1などに開示された店内広告用の無人飛行機(飛行ドローン)が知られている。
この無人飛行機は、店内広告が表示された広告紙媒体を取り付けて店内を飛行することで、顧客に商品や催し物等の広告を行うものである。
特許第6080143号公報
しかしながら、特許文献1の無人飛行機にあっては、飛行中に顧客と衝突した際、顧客の安全を十分に確保する手段が講じられていなかった。そのため、例えば、衝突時に顧客に怪我をさせたり、顧客の衣服を傷つける等のおそれがあった。
そこで、考案者は鋭意研究の結果、無人飛行機の外周に、多孔質状または中空状の軽量な緩衝体を配すれば、上述した課題を解消できるとともに、飛行中、その特徴的な外観から、周辺にいる顧客の注目をさらに集められることを知見し、この考案を完成させた。
本考案は、このような従来の問題点に艦がみなされたもので、飛行中に人間を含む飛行障害物と接触しても安全で、また周囲に膨張緩衝体を配した特徴的な外観から周辺の人間の注目を集めやすく、店内広告用無人飛行機として好適な安全無人飛行機およびそれ用の緩衝体を提供することを目的としている。
請求項1に記載の本考案は、飛行機本体に、プロペラをモータにより回転させる推進ユニットを設けた安全無人飛行機であって、前記安全無人飛行機の外周に、人間を含む飛行障害物と衝突した際の衝撃を吸収する多孔質状または中空状の緩衝体を配したことを特徴とする安全無人飛行機である。
安全無人飛行機(飛行ドローン)としては、各種のプロペラ飛行方式のものを採用することができる。例えば、4つの推進ユニットを有して垂直な離着陸が可能なクアッドコプター方式のものを採用することができる。その他、ヘリコプター方式のものでもよい。
安全無人飛行機は、無線操縦式のものでも、自律飛行方式のものでもよい。後者の場合、安全無人飛行機の自律飛行方式は任意である。例えば、カメラ画像に基づき、店内通路を画像認識して自律飛行を行うものでもよい。
飛行機本体の素材としては、紙製素材、樹脂製素材を含む任意の素材を採用することができる。
また、飛行機本体の形状およびサイズは任意である。
推進ユニットの構造は、プロペラおよびモータを有していれば任意である。また、推進ユニットの搭載数も任意である。1つでも2つ以上でもよい。
飛行障害物とは、安全無人飛行機の飛行中に妨げとなる物(人間を含む)である。
ここでいう“安全無人飛行機の外周”とは、安全無人飛行機の外方の上下左右を含む全周をいう。
また、ここでいう「安全無人飛行機の外周に緩衝体を配した」とは、安全無人飛行機に対する緩衝体の取り付け位置に拘わりなく、緩衝体の少なくとも一部が安全無人飛行機の外周から突出していることを意味する。
緩衝体としては、多孔質状の(膨らんだ)ものでも、中空状の(膨らんだ)ものでもよい。このように、多孔質状または中空状であるため、緩衝体は軽量物である。
緩衝体の素材は任意である。例えば、紙、合成樹脂などを採用することができる。その他、金属(薄い金属シート(金属箔を含む))でもよい。
緩衝体の形状も任意である。例えば、球、回転楕円体、三角形以上の多面体、環状体でもよい。
緩衝体の使用数は、1つでも2つ以上でもよい。
緩衝体の安全無人飛行機への取り付け構造は任意である。例えば、両面テープによる貼着でも、接着剤による接着でもよい。その他、連結部材を介した連結、掛止部材を介した掛止または嵌合部材を介した嵌合でもよい。
なお、緩衝体をカラフルにすることで、人間(店舗の顧客等)の注目度をより高めることができる。
「多孔質状の緩衝体」としては、例えば、各種の紙(薄葉紙を含む)からなるハニカムボール、各種の軟質発泡合成樹脂(軟質発砲ウレタン樹脂を含む)からなるスポンジボールなどを採用することができる。
「中空状の緩衝体」としては、例えば、発泡スチロールボール、各種の天然ゴムまたは合成ゴムからなるゴムボール(風船ボールを含む)などを採用することができる。その他、各種の硬質合成樹脂からなるプラスチックボールでもよい。
請求項2に記載の本考案は、前記安全無人飛行機は、4つの前記推進ユニットを有して垂直に離陸および着陸するクアッドコプター方式のもので、前記緩衝体は、前記安全無人飛行機の外周に90°ピッチで4つ配したことを特徴とする請求項1に記載の安全無人飛行機である。
請求項3に記載の本考案は、前記安全無人飛行機は、店内広告が表示された店内広告用無人飛行機であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の安全無人飛行機である。
安全無人飛行機に表示される店内広告は任意である。また、安全無人飛行機への店内広告の方法も任意である。例えば、安全無人飛行機の胴部に店内広告を直接または間接的に表示(記載)してもよいし、安全無人飛行機に各種の広告媒体を連結してもよい。
広告紙媒体としては、例えば、POPシート、ポスター、チラシ、ビラ、ラベルなどを採用することができる。
安全無人飛行機が適用される店舗は限定されない。例えば、百貨店、スーパーマーケット、総合スーパー(ショッピングセンター)などが挙げられる。店舗は平屋建てでも、複層階建てでもよい。
飛行ルートは、予め設定してもよい。その場合には、店舗の店内通路に従って設定される。店内通路の全域にわたるルートでもよいし、その一部のみのルートでもよい。また、安全無人飛行機は、飛行ルートを1回のみ飛行してもよいし、そのルートを複数回飛行してもよい。
請求項4に記載の本考案は、前記安全無人飛行機は、重量が200g未満のものであることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載の安全無人飛行機である。
安全無人飛行機の重量を200g未満とすれば、模型飛行機に該当するため、改正航空法(平成27年12月10日施行)の規制がない。
請求項5に記載の本考案は、飛行機本体に、プロペラをモータにより回転させる推進ユニットを設けた安全無人飛行機の外周に配されて、該安全無人飛行機が人間を含む飛行障害物と衝突した際に、その衝撃を吸収するための安全無人飛行機用の緩衝体であって、前記緩衝体は、多孔質状または中空状のものであることを特徴とする安全無人飛行機用の緩衝体である。
請求項6に記載の本考案は、前記緩衝体は、折り紙からなるハニカムボール、スポンジボール、発泡スチロールボール、ゴムボール、風船ボールのうちの何れか1つであることを特徴とする請求項1〜請求項4に記載の安全無人飛行機または請求項5に記載の安全無人飛行機用の緩衝体である。
ハニカムボールおよびスポンジボールは、多孔質の緩衝体に該当する。
また、発泡スチロールボール、ゴムボールは、中空状の緩衝体に該当する。
請求項1に記載の考案の安全無人飛行機(および請求項5に記載の安全無人飛行機用の緩衝体)によれば、安全無人飛行機の外周に多孔質状または中空状の緩衝体を配したため、人間を含む飛行障害物と衝突した際、緩衝体が変形してその衝撃が吸収される。
これにより、飛行中に人間と接触しても怪我がしにくく、また衣服を傷つけるおそれもほとんどなく、安全な無人飛行機となる。
また、安全無人飛行機の周囲に緩衝体を配した特徴的な外観から、周囲の人間の注目を集めやすく、店内広告用無人飛行機として好適なものでもある。
また、請求項2に記載の考案の安全無人飛行機によれば、クアッドコプター方式の安全無人飛行機の外周に90°ピッチで緩衝体を4つ配したため、安全無人飛行機が前後左右のどの方向に飛行したときに人間を含む飛行障害物と衝突しても、何れかの緩衝体が変形してその衝撃を吸収することができる。
請求項3に記載の考案の安全無人飛行機によれば、店内広告が表示された店内広告用無人飛行機である。そのため、飛行する安全無人飛行機が店内の顧客の注目を集め、安全無人飛行機に表示された店内広告を顧客が見ることで、各売場に分散している多数の顧客に、商品や催し物等の広告を報知することができる。
請求項4に記載の考案の安全無人飛行機によれば、その重量を200g未満としたため、安全無人飛行機が模型飛行機に該当し、改正航空法(平成27年12月10日施行)の規制がない。
請求項6に記載の考案の安全無人飛行機用の緩衝体によれば、緩衝体として、ハニカムボール、スポンジボール、発泡スチロールボール、ゴムボール(風船ボールを含む)といったボール状のものを採用している。そのため、どの方向から緩衝体が人間を含む飛行障害物に衝突したとしても、緩衝体の変形を略同じにして、その衝撃吸収を略均一にすることができる。このうち、ハニカムボールは、ハニカム構造体の座屈によって衝撃を吸収する。
また、安全無人飛行機の周囲には、従来に無いボール状の緩衝体が存在するため、飛行中の安全無人飛行機の周辺にいる人間(例えば、店舗の顧客)の注目をより集めやすい。
本考案の実施例1に係る安全無人飛行機の上方向からの斜視図である。 本考案の実施例1に係る安全無人飛行機用の緩衝体であるハニカムボールの梱包状態から組み立て状態を示すフロー図である。 本考案の実施例1に係る別形態の安全無人飛行機用の緩衝体であるスポンジボールを搭載した安全無人飛行機の上方向からの斜視図である。 本考案の実施例1に係る安全無人飛行機の使用状態を示す斜視図である。 本考案の実施例2に係る安全無人飛行機の上方向からの斜視図である。 本考案の実施例3に係る安全無人飛行機の上方向からの斜視図である。
以下、この考案の実施例を具体的に説明する。ここでは、自律飛行方式の安全無人飛行機を採用しているが、無線操縦式の安全無人飛行機でもよい。
図1において、10はこの考案の実施例1に係る安全無人飛行機で、この安全無人飛行機10は、縦横の長さ約19cm、最大高さ12cm、総重量190gの小型で、かつ垂直に離陸および着陸が可能なクアッドコプター方式の自律飛行ドローンである。
安全無人飛行機10は、中央に配置された飛行機本体11を有し、飛行機本体11から90°間隔で4本の支持アーム12が放射状に延出している。
各支持アーム12の先端部には、プロペラ13と、これを回転させるモータ14とを有した合計4つの推進ユニット15が配設されている。
各推進ユニット15の下部には、着地用の支脚16が配設されている。
また、飛行機本体11の左右の側方には、飛行機本体11を中心にして線対称に配置された左右一対の側方バンパ17が配置されている。これらの側方バンパ17は、細長い枠体であって、なだらかな2つ山の湾曲形状(2連円弧状)を有し、水平面内で、プロペラ13の回転の領域を越えて延在している。
各側方バンパ17は、対応する支持アーム12の先端から放射状に延びた2本の細長い支持枠18を介して、飛行機本体11に連結されている。
左右一対の側方バンパ17のうち、最も外方へ膨出した部分(平面視して飛行機本体11を中心として90°ピッチの部分)には、顧客(人間)を含む飛行障害物と衝突した際の衝撃を吸収する、合計4つの多孔質状のハニカルボール(緩衝体)19が着脱自在に配設されている。
図1および図2に示すように、各ハニカルボール19は、直径7cmの薄葉紙製の軽量な折り紙で、梱包時には、半円形に折り畳まれて圧縮袋aに圧縮梱包されている。そのため、1台の安全無人飛行機10に対して4個のハニカルボール19が使用されているにも拘わらず、安全無人飛行機10の梱包箱(図示せず)のコンパクト化が可能となる。
各ハニカルボール19と、対応する側方バンパ17との連結には、それぞれプラスチック製の連結板片20が使用されている。具体的には、まず各連結板片20の長さ方向の中間部を、対応する側方バンパ17の各膨出部分にそれぞれ巻き掛ける。その後、各連結板片20の先部を重ね合わせた状態で、折り畳み状態のハニカルボール19の両端紙片19aに配された両面テープTの一部に貼着して固定する。
なお、図3に示すように、ハニカルボール19に代えて、圧縮梱包が可能な軟質発泡ウレタン樹脂からなるスポンジボール(緩衝体)19Aを採用してもよい。
図4に示すように、各安全無人飛行機10の飛行機本体の下部には、店内広告が表示された広告紙シート(広告紙媒体)21を吊り下げ状態で掛止する一対の吊下掛止具22が設けられている。吊下掛止具22は、安全無人飛行機10の所定箇所の下面に着脱自在に上端部が連結された短尺な連結細板片23と、この連結細板片23の下端部に取り付けられたクリップ24とを有している。
広告紙シート21は、1枚のA4用紙サイズの略矩形シートで、吊下掛止具22は左右の側方バンパ17の長さ方向の中間部の下面にそれぞれ1つずつ配設され、各クリップ24により略矩形状の広告紙シート21の一対の上隅部がそれぞれ掛止されている。
このように、広告がプリントされた大判の広告紙シート21を、一対の吊下掛止具22を介して、飛行機本体11に着脱自在に吊下したため、安全無人飛行機10の近くで買い物をする顧客だけでなく、安全無人飛行機10から離れた各売場にいる顧客にも、商品や催し物等の広告を報知することができる。
ここで、図示しないものの安全無人飛行機10を自立飛行させる自立飛行装置について概略説明する。
この自律飛行装置は、インターネット回線を介してパソコンから送信された店内通路の飛行ルートデータに従い、無人航空機10を飛行させる航空機飛行手段と、LEDライトと、スピーカと、無人航空機10の全体を制御する航空機側制御手段と、バッテリとを有している。
航空機飛行手段は、航空機側制御手段からの指令に基づき、4つの推進ユニットのモータ、障害物回避手段およびリニアアクチュエータをコントロールする。また、航空機飛行手段には、リニアアクチュエータによる重心移動によって空中での姿勢制御を行う姿勢制御部が設けられている。
LEDライトは、航空機側制御手段による制御の下で点灯または所定間隔で点滅するように、航空機本体11の外周部に多数配設されたフルカラー(RGB)LEDである。
スピーカは、航空機側制御手段による制御の下で音声出力を行い、その元になる情報は、航空機側通信手段によって受信したパソコンから供給される。
次に、図1および図4を参照して、本考案の実施例1に係る安全無人飛行機10による店内広告方法を説明する。
図1および図4に示すように、パソコンにおいて、例えば、タイムセール開始時間の午後2時をタイマが検知した時、パソコンのメモリに記憶された店内通路の飛行ルートデータと店内広告情報(音声データ)とが、インターネット回線を介して安全無人飛行機10へ自動的に送信される。
これらのデータ信号を安全無人飛行機10が受信すると、各データは飛行機側制御手段に送られる。その後、飛行機側制御手段からの指令に基づき、4つの推進ユニット15のモータ14がそれぞれ回転し、安全無人飛行機10が浮上して店内通路の飛行ルートデータに従って店内の通路を飛行する。このとき、安全無人飛行機10は、飛行機本体11に配置された広告紙シート21を吊下した状態で、例えば、床面から3mの高さを維持して飛行する。飛行中の姿勢は、姿勢制御部からの指令基づく、リニアアクチュエータによる重心移動によって制御される。
一方、店内広告情報は、飛行機側制御手段からスピーカへ送信され、例えば「只今、1階食料品売り場にてタイムサービスを実施しております。」というサービスタイムを報知する音声が流れる。
また、飛行機本体11の外周面に配設された多数のLEDライトを点灯または点滅させる際には、パソコンの入力操作によってLEDライトの点灯または点滅信号を、インターネット回線を利用して、安全無人飛行機10に送信する。これにより、飛行機側制御手段から各LEDライトへ指令が送られ、これらのLEDライトが点灯または点滅する。これにより、安全無人飛行機10の周辺で買い物中の顧客だけでなく、その周辺にいる顧客の注目も集めることができ、広告紙シートやスピーカからの音声による宣伝効果をさらに高めることができる。
ここで、飛行中、誤って安全無人飛行機10が顧客に衝突した際について説明する。
図4に示すように、クアッドコプター方式の安全無人飛行機10には、その外周に90°ピッチで、薄葉紙からなる直径7cmのハニカルボール19が配されている。そのため、安全無人飛行機10が顧客に衝突する前に、対応するハニカルボール19が顧客に衝突する。このとき、ハニカルボール19が容易に座屈することで、その衝撃が吸収される。
これにより、飛行中に顧客と安全無人飛行機10とが接触しても怪我がしにくく、また顧客の衣服を傷つけるおそれもほとんどなく、安全な無人飛行機10となる。
また、このように安全無人飛行機10は、その周囲に4個のハニカルボール19を配置した特徴的な外観を有しているため、周囲の顧客の注目を集めやすく、店内広告用安全無人飛行機として好適なものとなる。
さらに、このように安全無人飛行機10として、店内広告が表示された店内広告用安全無人飛行機を採用したため、飛行する安全無人飛行機10が店内の顧客の注目を集め、安全無人飛行機10に表示された店内広告を顧客が見ることで、各売場に分散している多数の顧客に、商品や催し物等の広告を報知することができる。
また、安全無人飛行機10の重量を200g未満としたため、安全無人飛行機10が模型飛行機に該当し、改正航空法(平成27年12月10日施行)の規制がない。
次に、図5を参照して、本考案の実施例2に係る安全無人飛行機について説明する。
図5に示すように、この実施例2の安全無人飛行機10Aの特徴は、実施例1の左右一対の2連円弧状の側方バンパ17に代えて、各推進ユニット15を一括収納する略半球枠状のドーム型バンパ17Aを採用するとともに、各ハニカルボール19をドーム型バンパ17Aの前後左右の下部にそれぞれ配設した点である。
さらには、実施例1の吊下式の広告紙シート21に代えて、ドーム型バンパ17Aの上部に掛止される横長で短冊状の4枚の広告紙シート21Aを採用したものである。このように、すべての広告紙シート21Aを安全無人飛行機10Aの上部に配置したため、安全無人飛行機10Aの飛行高さを設定する際に、広告紙シート21Aごとにシート長さ(高さ)を考慮する必要がない。
その他の構成、作用および効果は、実施例1から推測可能な範囲であるため、説明を省略する。
次に、図6を参照して、本考案の実施例3に係る安全無人飛行機について説明する。
図6に示すように、実施例3の安全無人飛行機10Bの特徴は、実施例1の側方バンパ17に代えて、各推進ユニット15を個別にガードする4つの円弧バンパ17Bを採用し、かつ各円弧バンパ17Bの長さ方向の中間部にそれぞれハニカルボールを配した点と、実施例1の吊下式の広告紙シート21に代えて、飛行機本体11の上部に、1枚の横長なカード状の広告紙シート21Bを傾斜状態で掛止した点である。
このように、広告紙シート21Bを飛行機本体11に直接掛止するようにしたため、広告紙シート21Bの安全無人飛行機10Bへの着脱が容易になるとともに、安全無人飛行機10Bの飛行姿勢の安定性が高まる。
その他の構成、作用および効果は、実施例1から推測可能な範囲であるため、説明を省略する。
この考案の安全無人飛行機およびそれ用の緩衝体は、例えば、店内を飛行しながら商品や催し物等の広告を行うものとして有用な技術である。
10,10A,10B 安全無人飛行機
11 飛行機本体
13 プロペラ
14 モータ
15 推進ユニット
19 ハニカルボール(緩衝体)
19A スポンジボール(緩衝体)
この考案は、例えば、店内を飛行しながら商品や催し物等の広告を行うものとして好適な、安全無人飛行機およびそれ用の緩衝に関する。

Claims (6)

  1. 飛行機本体に、プロペラをモータにより回転させる推進ユニットを設けた安全無人飛行機であって、
    前記安全無人飛行機の外周に、人間を含む飛行障害物と衝突した際の衝撃を吸収する多孔質状または中空状の緩衝体を配したことを特徴とする安全無人飛行機。
  2. 前記安全無人飛行機は、4つの前記推進ユニットを有して垂直に離陸および着陸するクアッドコプター方式のもので、
    前記緩衝体は、前記安全無人飛行機の外周に90°ピッチで4つ配したことを特徴とする請求項1に記載の安全無人飛行機。
  3. 前記安全無人飛行機は、店内広告が表示された店内広告用無人飛行機であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の安全無人飛行機。
  4. 前記安全無人飛行機は、重量が200g未満のものであることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載の安全無人飛行機。
  5. 飛行機本体に、プロペラをモータにより回転させる推進ユニットを設けた安全無人飛行機の外周に配されて、該安全無人飛行機が人間を含む飛行障害物と衝突した際に、その衝撃を吸収するための安全無人飛行機用の緩衝体であって、
    前記緩衝体は、多孔質状または中空状のものであることを特徴とする安全無人飛行機用の緩衝体。
  6. 前記緩衝体は、折り紙からなるハニカムボール、スポンジボール、発泡スチロールボール、ゴムボールのうちの何れか1つであることを特徴とする請求項1〜請求項4に記載の安全無人飛行機または請求項5に記載の安全無人飛行機用の緩衝体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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