JP3227138U - 硬化層を有するゴルフクラブヘッド - Google Patents

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寶斌 李
寶斌 李
建東 馮
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Abstract

【課題】高硬度、耐摩耗性を備えるゴルフクラブヘッドを提供する。【解決手段】硬化層を有するゴルフクラブヘッドであって、ヘッド本体1と、ヘッド本体に連結されるホーゼル2とを含み、ヘッド本体が、ベース層及びベース層の外側に連結される硬化層を有し、ベース層の硬度が150〜300HVであり、硬化層の硬度が300〜600HVであり、ホーゼルの硬度が150〜300HVであることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、ゴルフクラブヘッドに関し、特に、硬化層を有するゴルフクラブヘッドに関するものである。
ゴルフクラブは、基本的にゴルフクラブヘッドとシャフトとを含み、また、ゴルフクラブヘッドは、一体に成形されるヘッド本体とホーゼルを有している。
ヘッド本体は、ゴルフクラブヘッドの打撃の際にゴルフボールと接触する部位であるフェイス部(Face)と、ゴルフクラブヘッドの打撃の際に地面と接触する部位であるソール部(Sole)とを有し、また、シャフトは、ホーゼルに結合されている。
ライ角(Lie Angle)とは、シャフト(またはホーゼル)の中心線とヘッド本体のソール部との間が成す角度であり、ライ角の調整は、ユーザーの打球の習慣によって異なり、打球の姿勢、身長、腕の長さ、シャフトを握る姿勢などに大きく関わるため、万人に適用できる特定のライ角がないので、ユーザーは、自身に適したライ角になるように専門家にゴルフクラブを調整してもらっていた。
なお、ゴルフクラブヘッドの構造強度を向上させて、打球の際にゴルフクラブヘッドとゴルフボールとの間に発生する強い力で損傷することを避けるために、従来のゴルフクラブヘッドは、硬度の高い合金(例えば、硬度がHV500以上になることの多いC300)で製造されることが多かった。
しかしながら、硬度が高い故に、従来のゴルフクラブヘッドは、そのライ角が調整し難いため、ゴルフクラブヘッドの打球パフォーマンスに影響を及ぼしていた。
よって、従来のゴルフクラブヘッドには、改善の必要がある。
中国公開103785150号
上記課題を解決するために、本考案は、損傷を防ぐに十分な硬度を有し、かつ、ユーザーの需要に基づいてライ角を調整できる、硬化層を有するゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
また、本考案は、打撃パフォーマンスに影響を及ぼさない前提でフェイス部及びソール部の硬度及び耐摩耗性を向上させることができる、硬化層を有するゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
本考案において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上(頂)」、「下(底)」、「内」、「外」、「側面」等の方向に関する用語は、図面の方向を参照するものであり、上記の各方向に関する用語は、本考案の各実施例を説明する或いは理解できるように用いられるものであり、本考案を限定するものではない。
本考案における部分或いは構造において、使用された「一」或いは「一個」等の助数詞は、都合のために使用し、本考案の実用新案登録請求の範囲について通常の意義を与えるもので、本考案において一個または少なくとも一個として解釈すべき、且つ、明確に別の意味を指していないかぎり、一つである意味は、複数の場合も含まれている。
本考案において、「結合」、「合成」、「組み立て」、「前」等の用語は、連結しても破壊せずに分離することができ、或いは、連結して分離することが不可能という形を含み、当業者には、連結しようとする部品の材質または組み立ての形により選択することができるものを指す。
本考案に係る硬化層を有するゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体と、このヘッド本体に連結されるホーゼルとを含み、前記ヘッド本体は、ベース層及びこのベース層の外側に連結される硬化層を有し、前記ベース層の硬度が150〜300HVであり、前記硬化層の硬度が300〜600HVであり、前記ホーゼルの硬度が150〜300HVであることを特徴とする。
これにより、本考案に係る硬化層を有するゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体の硬化層により、ヘッド本体の外表面の構造強度を向上させ、かつ、ホーゼルに硬化層を有しないことで、ユーザーによる角度調整のためにホーゼル2を比較的に低い硬度に維持させることができるので、本考案のゴルフクラブヘッドは、角度調整可能、高硬度、耐摩耗性などの特性を有する。
前記ヘッド本体が、フェイス部及びソール部を有し、前記硬化層は、少なくともフェイス部及びソール部に位置することを特徴とする。
これにより、ヘッド本体において衝撃、摩耗し易い部位に対して硬化を行い、フェイス部及びソール部を保護する効果を発揮することができる。
前記フェイス部に位置する前記硬化層の厚さは、0.2mm未満であることを特徴とする。
これにより、硬化層が打撃パフォーマンスに影響をもたらすことが少なく、フェイス部の保護効果及び打球パワーを維持する効果を発揮することができる。
前記ヘッド本体は、その外表面全体に前記硬化層を有していることを特徴とする。
これにより、ヘッド全体に対する保護性能を向上させる効果を発揮することができる。
本考案に係る実施例の拡大図。 図1におけるA区域の局部拡大断面図。
本考案の実施例について、以下、図面を参照して説明する。
図1、図2に示されるように、本考案に係る硬化層を有するゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体1と、ヘッド本体1に連結されるホーゼル2とを含む。
ヘッド本体1は、ベース層1a及び硬化層1bを有し、硬化層1bは、ベース層1aの外側に接し、かつ、硬化層1bの硬度は、ベース層1aの硬度より高い。
これにより、ヘッド本体1において硬化層1bを有する外表面Sでは衝突や摩擦によって損傷することが発生しにくくなる。
例えば、本実施例の硬化層1bは、ヘッド本体1の半製品の外表面Sに対して硬化処理を行ったものであっても良いが、本考案は、これに限定されない。
詳しく述べると、ヘッド本体1がゴルフボールを打撃できる構造強度を有するように、ヘッド本体1のベース層1aは、例えば、ステンレス鋼、炭素鋼またはマルテンサイト鋼などの少なくとも1種以上の材料で製造されることができ、炭素含有量は、0.28重量%以下であることが好ましい。
例えば、ヘッド本体1のベース層1aは、表1に示されるような8260材料、或いは、表2に示されるようなS25C材料で製造されることができ、これにより、ヘッド本体1のベース層1aの硬度を150〜300HVにする。
また、ヘッド本体1は、ゴルフクラブヘッドの打撃の際にゴルフボールと接触する部位であるフェイス部(Face)11と、ゴルフクラブヘッドの打撃の際に地面と接触する部位であるソール部(Sole)12とを有し、これは、当業者が理解できるものであるため、ここではその説明を省略する。
硬化層1bは、少なくともフェイス部11及びソール部12に形成することで、衝撃、摩耗し易い部位に対して硬化を行うことができる。
特に、フェイス部11にある硬化層1bの厚さD1は、0.2mm未満であることが好ましく、これにより、硬化層1bが打撃パフォーマンスにもたらす影響を低減する。
また、ヘッド本体1の外表面S全体に硬化層1bを形成することが好ましく、これにより、ヘッド全体に対する保護性能を向上させることができる。
ホーゼル2をヘッド本体1に組み立てることで連結させることができ、あるいは、ホーゼル2とヘッド本体1とを一体成形することもできる。
ホーゼル2は、ヘッド本体1と同じ材料で製造されても良いので、ホーゼル2の硬度は、約150〜300HVである。
上記硬化処理工程において、ホーゼル2の硬度を向上させないように、硬化処理前に浸炭防止剤をホーゼル2に塗布することで、浸炭窒化作業の際にホーゼル2も硬化させてしまうことを防ぐことができる。
これにより、ゴルフクラブヘッドにおいてヘッド本体1の所定箇所にのみ硬化層1bを形成させ、角度調整のためにホーゼル2を比較的に低い硬度に維持させることができる。
上記構成により、硬化層1bがヘッド本体1の外表面Sにのみ形成されるので、ヘッド本体1とホーゼル2とは、硬度の差があり、かつ、その硬度の差によって、ホーゼル2を高温または高圧で折り曲げることでライ角を調整することができる。
特筆すべきことは、ゴルフクラブヘッドは、基本的にウッドヘッド及びアイアンヘッドに分かれ、本考案の図面は、例としてアイアンヘッドを挙げたが、本考案の構成の特徴は、ウッドヘッドやその他の形態のゴルフクラブヘッドに適用でき、アイアンヘッドに限定されない。
以上により、本考案に係る硬化層を有するゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体の硬化層により、ヘッド本体の外表面の構造強度を向上させ、かつ、ホーゼルに硬化層を有しないことで、ユーザーによる角度調整のためにホーゼル2を比較的に低い硬度に維持させることができるので、本考案のゴルフクラブヘッドは、角度調整可能、高硬度、耐摩耗性などの特性を発揮することができる。
また、硬化層は、打撃パフォーマンスに影響を及ぼさない前提でフェイス部及びソール部の外表面に形成されることで、フェイス部及びソール部の硬度を向上させるという効果を発揮することができる。
1 ・・・ ヘッド本体
11 ・・・ フェイス部
12 ・・・ ソール部
1a ・・・ ベース層
1b ・・・ 硬化層
2 ・・・ ホーゼル
D1 ・・・ 厚さ
D2 ・・・ 厚さ
S ・・・ 外表面

Claims (4)

  1. ヘッド本体と、前記ヘッド本体に連結されるホーゼルとを含み、前記ヘッド本体は、ベース層及び前記ベース層の外側に連結される硬化層を有し、前記ベース層の硬度が、150〜300HVであり、前記硬化層の硬度が、300〜600HVであり、前記ホーゼルの硬度が、150〜300HVであることを特徴とする、硬化層を有するゴルフクラブヘッド。
  2. 前記ヘッド本体が、フェイス部及びソール部を有し、前記硬化層は、少なくとも前記フェイス部及び前記ソール部に位置していることを特徴とする請求項1に記載の硬化層を有するゴルフクラブヘッド。
  3. 前記フェイス部に位置する前記硬化層の厚さが、0.2mm未満であることを特徴とする請求項2に記載の硬化層を有するゴルフクラブヘッド。
  4. 前記ヘッド本体が、その外表面全体に前記硬化層を有していることを特徴とする請求項1に記載の硬化層を有するゴルフクラブヘッド。
JP2020001560U 2019-06-04 2020-04-28 硬化層を有するゴルフクラブヘッド Active JP3227138U (ja)

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