JP3227004B2 - 音速ノズル交換装置 - Google Patents
音速ノズル交換装置Info
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- JP3227004B2 JP3227004B2 JP03262993A JP3262993A JP3227004B2 JP 3227004 B2 JP3227004 B2 JP 3227004B2 JP 03262993 A JP03262993 A JP 03262993A JP 3262993 A JP3262993 A JP 3262993A JP 3227004 B2 JP3227004 B2 JP 3227004B2
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- Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
Description
【０００１】
【技術分野】本発明は、音速ノズルに関し、より詳細に
は音速ノズルを交換可能にする音速ノズル交換装置に関
する。
は音速ノズルを交換可能にする音速ノズル交換装置に関
する。
【０００２】
【従来技術】周知のように、音速ノズルの基本的な形状
は、流れ方向の断面が円弧状の流入部と、スロート部お
よび拡大部とが連続的に形成されたノズルで、所定条件
のもとで該音速ノズルに定められた気体の基準流量が流
れる気体流量の基準器となるものである。すなわち、音
速ノズルのスロート部上流側の気体の圧力および温度を
一定に保っておき、スロート部下流の圧力を臨界圧力比
以下に保つことによって一定の質量流量がスロート部を
流れる。この関係は、下流側の圧力が臨界圧力比以下で
あれば、下流側圧力の大きさに関係なく一定に保たれる
ので、臨界圧力を保つため通常下流側に真空ポンプが接
続されて試験が行われる。
は、流れ方向の断面が円弧状の流入部と、スロート部お
よび拡大部とが連続的に形成されたノズルで、所定条件
のもとで該音速ノズルに定められた気体の基準流量が流
れる気体流量の基準器となるものである。すなわち、音
速ノズルのスロート部上流側の気体の圧力および温度を
一定に保っておき、スロート部下流の圧力を臨界圧力比
以下に保つことによって一定の質量流量がスロート部を
流れる。この関係は、下流側の圧力が臨界圧力比以下で
あれば、下流側圧力の大きさに関係なく一定に保たれる
ので、臨界圧力を保つため通常下流側に真空ポンプが接
続されて試験が行われる。
【０００３】図３は、従来の音速ノズルの取り付け構造
を示す図で、音速ノズル４３は、一体成形されたフラン
ジ４４を有する筒状体で、内部に流入部４３ａ，スロー
ト部４３ｂおよび拡大部４３Ｃからなる流通路が穿孔さ
れている。該音速ノズル４３は、気体が流れる下流側流
管４２内に挿入され、Ｏリング４５でシールされる。上
流側配管４１は、音速ノズル４３が取り付けられた下流
側配管４２にフランジ４１ｂ，４２ｂで取り付けられ
る。
を示す図で、音速ノズル４３は、一体成形されたフラン
ジ４４を有する筒状体で、内部に流入部４３ａ，スロー
ト部４３ｂおよび拡大部４３Ｃからなる流通路が穿孔さ
れている。該音速ノズル４３は、気体が流れる下流側流
管４２内に挿入され、Ｏリング４５でシールされる。上
流側配管４１は、音速ノズル４３が取り付けられた下流
側配管４２にフランジ４１ｂ，４２ｂで取り付けられ
る。
【０００４】音速ノズル４３は、前述の如く、上流側圧
力および温度が一定であり、下流側圧力が臨界圧力以下
であれば一定の質量流量が流れるので、被試験流量計の
流量観測ポイントが複数の場合は、該流量観測ポイント
の数に応じた基準流量の異なる音速ノズル，又は同一基
準流量の音速ノズルを複数組み合せ可能に取り付ける必
要がある。下流側配管４２は、臨界圧力を保つため通常
真空ポンプに接続され真空吸引されながら試験が行われ
る。
力および温度が一定であり、下流側圧力が臨界圧力以下
であれば一定の質量流量が流れるので、被試験流量計の
流量観測ポイントが複数の場合は、該流量観測ポイント
の数に応じた基準流量の異なる音速ノズル，又は同一基
準流量の音速ノズルを複数組み合せ可能に取り付ける必
要がある。下流側配管４２は、臨界圧力を保つため通常
真空ポンプに接続され真空吸引されながら試験が行われ
る。
【０００５】音速ノズル４３を交換するためには、ボル
ト締めにより接合された配管４１と４２とを取り外して
試験完了した音速ノズル４３と新規な音速ノズル４３を
交換し取り付けるが、この取り換えは、試験するうえに
おいて繁雑な作業であり、更に真空ポンプによる気体吸
引して真空に達するまでの試験立上げにも多くの時間を
要し、非能率であった。
ト締めにより接合された配管４１と４２とを取り外して
試験完了した音速ノズル４３と新規な音速ノズル４３を
交換し取り付けるが、この取り換えは、試験するうえに
おいて繁雑な作業であり、更に真空ポンプによる気体吸
引して真空に達するまでの試験立上げにも多くの時間を
要し、非能率であった。
【０００６】
【目的】本発明は、上述の実情に鑑みてなされたもの
で、音速ノズルの交換を配管を取り外すことなく容易に
行うことを可能とし、更には、真空形成の立ち上げ時間
の無駄を省き効率よい流量試験を可能とする交換装置を
提供することを目的とする。
で、音速ノズルの交換を配管を取り外すことなく容易に
行うことを可能とし、更には、真空形成の立ち上げ時間
の無駄を省き効率よい流量試験を可能とする交換装置を
提供することを目的とする。
【０００７】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、（１）
測定流体が流れる配管のフランジ間に同軸に装着される
一対の取付フランジおよび取り出し口を有するケーシン
グと、該ケーシング内に気密に回動可能に配設され前記
配管に連通する流通路を貫通するボールと、該ボールの
前記流通路内に着脱可能に配設された音速ノズルとから
なり、前記ボールを回動し、前記取り出し口より該音速
ノズルを取り外し可能としたこと、更には、（２）前記
（１）において、ボール流通路内に気密に嵌挿された音
速ノズルを半径方向に押圧するコイルばねと、前記ボー
ルが回動され音速ノズルが前記取り出し口と同軸のと
き、該音速ノズルの他端を押圧する押し込みリングを該
取り出し口内に配設したことを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例に基づいて説明する。
測定流体が流れる配管のフランジ間に同軸に装着される
一対の取付フランジおよび取り出し口を有するケーシン
グと、該ケーシング内に気密に回動可能に配設され前記
配管に連通する流通路を貫通するボールと、該ボールの
前記流通路内に着脱可能に配設された音速ノズルとから
なり、前記ボールを回動し、前記取り出し口より該音速
ノズルを取り外し可能としたこと、更には、（２）前記
（１）において、ボール流通路内に気密に嵌挿された音
速ノズルを半径方向に押圧するコイルばねと、前記ボー
ルが回動され音速ノズルが前記取り出し口と同軸のと
き、該音速ノズルの他端を押圧する押し込みリングを該
取り出し口内に配設したことを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例に基づいて説明する。
【０００８】図１は、本発明における音速ノズル交換装
置の構成の一例を説明するための一部断面図で、図中、
１，５はケーシング、２は流入口、３，７は接合フラン
ジ、４は取り出し口、６は流出口、８は蓋、９はクラン
プ、１０はボール、１１は流通路、１２はシール部材、
１３は音速ノズル、１４は止めリング、１５は駆動軸で
ある。
置の構成の一例を説明するための一部断面図で、図中、
１，５はケーシング、２は流入口、３，７は接合フラン
ジ、４は取り出し口、６は流出口、８は蓋、９はクラン
プ、１０はボール、１１は流通路、１２はシール部材、
１３は音速ノズル、１４は止めリング、１５は駆動軸で
ある。
【０００９】ケーシング１とケーシング５とはＯリング
７ａを有する接合フランジ３と７とでボルト締めされ、
内部にボール１０がシール材１２で気密にシールされ回
動可能に収容されている。ケーシング１には流入口２と
取り出し口４とが同一面で直角に取り付けられており、
ケーシング５には流出口６が取り付けられ、両者が接合
されたとき流入口２と流出口６とが同一軸線上に配設さ
れる。取り出し口４には蓋８がＯリング１ａでシールさ
れて取り付けられクランプ９で気密に係止される。
７ａを有する接合フランジ３と７とでボルト締めされ、
内部にボール１０がシール材１２で気密にシールされ回
動可能に収容されている。ケーシング１には流入口２と
取り出し口４とが同一面で直角に取り付けられており、
ケーシング５には流出口６が取り付けられ、両者が接合
されたとき流入口２と流出口６とが同一軸線上に配設さ
れる。取り出し口４には蓋８がＯリング１ａでシールさ
れて取り付けられクランプ９で気密に係止される。
【００１０】ボール１０には、中心を貫通し流入口２と
流出口６と同一口径の流通路１１が配設されており、該
流通路１１には音速ノズル１３がＯリング１３ａにより
気密に挿入され、後流側端部で止めリング１４で係止さ
れている。また、ボール１０中央には、流入口２、取り
出し口４とが形成する面に直角な駆動軸１５が着脱可能
に気密に取り付けられ、ケーシング１の外部にハンドル
（図示せず）等により回動可能になっている。
流出口６と同一口径の流通路１１が配設されており、該
流通路１１には音速ノズル１３がＯリング１３ａにより
気密に挿入され、後流側端部で止めリング１４で係止さ
れている。また、ボール１０中央には、流入口２、取り
出し口４とが形成する面に直角な駆動軸１５が着脱可能
に気密に取り付けられ、ケーシング１の外部にハンドル
（図示せず）等により回動可能になっている。
【００１１】試験状態では、音速ノズル１３は図示の如
く、流入口２と流出口６とが一直線となるように連通し
試験気体が流れるような姿勢となっているが、音速ノズ
ル１３を交換するときは、駆動軸１５を９０°回転し、
取り出し口４と音速ノズル１３とが同一軸となり、蓋８
を外して音速ノズル１３を取り出し、他の音速ノズル１
３と交換する。このときボール１０はシールされて回転
するので流出口６側の圧力は殆んど変化しない。
く、流入口２と流出口６とが一直線となるように連通し
試験気体が流れるような姿勢となっているが、音速ノズ
ル１３を交換するときは、駆動軸１５を９０°回転し、
取り出し口４と音速ノズル１３とが同一軸となり、蓋８
を外して音速ノズル１３を取り出し、他の音速ノズル１
３と交換する。このときボール１０はシールされて回転
するので流出口６側の圧力は殆んど変化しない。
【００１２】図２は、本発明における音速ノズル交換装
置の他の実施例を説明するための図で、２１，２４はケ
ーシング、２３は接合フランジ、２２は流入口、２５は
流出口、２６は取り出し口、２７は押し込みリング、２
８は蓋、２９はクランプ、３０はボール、３１は流通
路、３２は音速ノズル、３３はシール部材、３４は止め
リング、３５はコイルばね、３６は駆動軸、３７はガイ
ドである。
置の他の実施例を説明するための図で、２１，２４はケ
ーシング、２３は接合フランジ、２２は流入口、２５は
流出口、２６は取り出し口、２７は押し込みリング、２
８は蓋、２９はクランプ、３０はボール、３１は流通
路、３２は音速ノズル、３３はシール部材、３４は止め
リング、３５はコイルばね、３６は駆動軸、３７はガイ
ドである。
【００１３】図示の音速ノズル交換装置は、主として大
流量の音速ノズル用のもので、ケーシング２１と２４と
は接合フランジ２３で接合されて、形成されたケーシン
グ２１，２４の内部に樹脂等の球面体からなるガイド３
７で案内されたボール３０がシール部材３３でシールさ
れて気密に回動可能に収容されていることは、図１の場
合と同じであるが、音速ノズル３２は、フランジ３２ａ
を有し、流通路３１内に挿入され、流通路３１内に固着
された止めリング３４との間にコイルばね３５が張設さ
れて流入口２２との間に係止されていること、取り付け
口２６の取り付け角度が直角でない点、および取り出し
口２６内に、該取り出し口２６の内径と略等しい外径の
押し込みリング２７が挿入されている点が異なる。
流量の音速ノズル用のもので、ケーシング２１と２４と
は接合フランジ２３で接合されて、形成されたケーシン
グ２１，２４の内部に樹脂等の球面体からなるガイド３
７で案内されたボール３０がシール部材３３でシールさ
れて気密に回動可能に収容されていることは、図１の場
合と同じであるが、音速ノズル３２は、フランジ３２ａ
を有し、流通路３１内に挿入され、流通路３１内に固着
された止めリング３４との間にコイルばね３５が張設さ
れて流入口２２との間に係止されていること、取り付け
口２６の取り付け角度が直角でない点、および取り出し
口２６内に、該取り出し口２６の内径と略等しい外径の
押し込みリング２７が挿入されている点が異なる。
【００１４】駆動軸３６を矢印Ｒ方向に所定角回転し、
取り出し口２６の軸と音速ノズル３２との軸が同軸とな
ったとき、該音速ノズル３２は、押し込みリング２７に
係止された状態を保つが蓋２８を開くとコイルばね３５
のばね力により押し込みリング２７とともに外部に押し
出される。押し込みリング２７は簡単に抜き出すことが
できるから音速ノズル３２も簡単に取り出すことができ
る。また新規の音速ノズル３２を取り付けるときは逆の
操作を行えばよい。
取り出し口２６の軸と音速ノズル３２との軸が同軸とな
ったとき、該音速ノズル３２は、押し込みリング２７に
係止された状態を保つが蓋２８を開くとコイルばね３５
のばね力により押し込みリング２７とともに外部に押し
出される。押し込みリング２７は簡単に抜き出すことが
できるから音速ノズル３２も簡単に取り出すことができ
る。また新規の音速ノズル３２を取り付けるときは逆の
操作を行えばよい。
【００１５】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、音速ノズルの取り出しは、配管に取り付けられたケ
ーシング内のボールを気密に所定角回転することにより
取り出し口から取り出し、この状態で新規の音速ノズル
と交換できるので、配管に手を加えることなく音速ノズ
ルを取り外しまたは取り付けが可能となり、しかもボー
ルは気密に回動されるので下流側の圧力変化は殆んどな
く、次回の試験の立ち上がり時間は短かくてすみ、試験
の合理化がなされる。
ば、音速ノズルの取り出しは、配管に取り付けられたケ
ーシング内のボールを気密に所定角回転することにより
取り出し口から取り出し、この状態で新規の音速ノズル
と交換できるので、配管に手を加えることなく音速ノズ
ルを取り外しまたは取り付けが可能となり、しかもボー
ルは気密に回動されるので下流側の圧力変化は殆んどな
く、次回の試験の立ち上がり時間は短かくてすみ、試験
の合理化がなされる。
【図１】 本発明における音速ノズル交換装置の構成の
一例を説明するための一部断面図である。
一例を説明するための一部断面図である。
【図２】 本発明における音速ノズル交換装置の他の実
施例を説明するための図である。
施例を説明するための図である。
【図３】 従来の音速ノズルの取り付け構造を示す図で
ある。
ある。
１，５…ケーシング、２…流入口、３，７…接合フラン
ジ、４…取り出し口、６…流出口、８…蓋、９…クラン
プ、１０…ボール、１１…流通路、１２…シール部材、
１３…音速ノズル、１４…止めリング、１５…駆動軸、
２１，２４…ケーシング、２３…接合フランジ、２２…
流入口、２５…流出口、２６…取り出し口、２７…押し
込みリング、２８…蓋、２９…クランプ、３０…ボー
ル、３１…流通路、３２…音速ノズル、３３…シール部
材、３４…止めリング、３５…コイルばね、３６…駆動
軸。
ジ、４…取り出し口、６…流出口、８…蓋、９…クラン
プ、１０…ボール、１１…流通路、１２…シール部材、
１３…音速ノズル、１４…止めリング、１５…駆動軸、
２１，２４…ケーシング、２３…接合フランジ、２２…
流入口、２５…流出口、２６…取り出し口、２７…押し
込みリング、２８…蓋、２９…クランプ、３０…ボー
ル、３１…流通路、３２…音速ノズル、３３…シール部
材、３４…止めリング、３５…コイルばね、３６…駆動
軸。
Claims (2)
- 【請求項１】 測定流体が流れる配管のフランジ間に同
軸に装着される一対の取付フランジおよび取り出し口を
有するケーシングと、該ケーシング内に気密に回動可能
に配設され前記配管に連通する流通路を貫通するボール
と、該ボールの前記流通路内に着脱可能に配設された音
速ノズルとからなり、前記ボールを回動し、前記取り出
し口より該音速ノズルを取り外し可能としたことを特徴
とする音速ノズル交換装置。 - 【請求項２】 ボール流通路内に気密に嵌挿された音速
ノズルを半径方向に押圧するコイルばねと、前記ボール
が回動され音速ノズルが前記取り出し口と同軸のとき、
該音速ノズルの他端を押圧する押し込みリングを該取り
出し口内に配設したことを特徴とする請求項１記載の音
速ノズル交換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03262993A JP3227004B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 音速ノズル交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03262993A JP3227004B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 音速ノズル交換装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06221899A JPH06221899A (ja) | 1994-08-12 |
| JP3227004B2 true JP3227004B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=12364148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03262993A Expired - Fee Related JP3227004B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 音速ノズル交換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3227004B2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP03262993A patent/JP3227004B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06221899A (ja) | 1994-08-12 |
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