JP3226619B2 - 拡張スワップ機能を有する記憶システム - Google Patents

拡張スワップ機能を有する記憶システム

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JP3226619B2
JP3226619B2 JP23946192A JP23946192A JP3226619B2 JP 3226619 B2 JP3226619 B2 JP 3226619B2 JP 23946192 A JP23946192 A JP 23946192A JP 23946192 A JP23946192 A JP 23946192A JP 3226619 B2 JP3226619 B2 JP 3226619B2
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裕一郎 岩田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記憶システムに関
し、特に記憶データを高速通信回線を通じて、他の処理
装置の記憶領域にスワップする拡張スワップ機能を有す
る記憶システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の記憶システムは処理速度の遅い補
助記憶装置と主記憶装置との間で記憶データを入れ換え
るスワップ動作を行うか、あるいは、ネットワークで接
続されている別の特定の処理装置の補助記憶装置との間
でスワップ動作を行うか、の手法があるが、どちらの手
法もスワップ先は要求元に対して一意に決められてい
る。そのため、記憶データのスワップ動作では、補助記
憶装置と主記憶装置の記憶データをスワップする場合、
補助記憶装置の処理速度が主記憶装置に比べて非常に遅
い為、スワップ動作に時間がかかり、処理能力の隘路に
なることがある。また、ネットワークで接続されている
別の処理装置の主記憶装置あるいは補助記憶装置にスワ
ップする場合、主記憶装置は容量が少く、かつ補助記憶
装置は遅いため、スワップ領域の容量がすぐに足りなく
なるし、またスワップ動作に時間がかかる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、オフィス環境で
利用されるネットワークシステムでは多数の処理装置が
高速データ通信回線に接続され、それぞれ個別の業務を
行っている。したがって、処理装置の中には主記憶装置
および補助記憶装置に空領域を多く有する場合がある。
これらの主記憶装置および補助記憶装置の空領域をスワ
ップ動作の対象に利用することは空記憶領域の有効な利
用手法である。
【0004】この発明の目的は処理装置のスワップ動作
の対象記憶領域を高速通信回線に接続する全処理装置の
記憶装置も含めて構成し、スワップ対象記憶領域の大容
量化ならびにスワップ動作の高速化と柔軟性を向上する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の拡張スワップ
機能を有する記憶システムは、記憶部と、スワップ可能
量問合せ部と、スワップ先アドレス決定部と、スワップ
情報送受部と、スワップ可能量通知部と、スワップ情報
保管部と、スワップ先変更部と、スワップアドレス変更
部とを有する複数の処理装置が高速データ通信回線を介
して接続されてなる記憶システムであって、前記スワッ
プ可能量問合せ部は、自装置の記憶部に記憶されたデー
タを他の処理装置にスワップするとき、他の全ての処理
装置に対して、スワップ可能なデータ量を問合せ、前記
スワップ可能量通知部は、スワップ元の処理装置からス
ワップ可能なデータ量の問合せを受理し、前記スワップ
元の処理装置にスワップ可能量の応答を送付し、前記ス
ワップ先アドレス決定部は、他の全ての処理装置からス
ワップ可能量の応答を受理し、該スワップ可能量に基づ
いてスワップ先の処理装置を決定し、前記スワップ情報
送受・保管部は、スワップ先の処理装置にスワップする
データを送付して該スワップするデータについての自装
置でのアドレス情報とスワップ先の処理装置でのアドレ
ス情報との対応を記憶するとともに、スワップ元の処理
装置からスワップするデータを受理し自装置の記憶部に
記憶して該スワップするデータについてのスワップ元の
処理装置でのアドレス情報と自装置でのアドレス情報と
の対応を記憶し、初めのスワップ元の処理装置からスワ
ップされ記憶していたデータを更に新しいスワップ先の
処理装置にスワップする場合のスワップ元の処理装置に
おいて、前記スワップ先変更部は、前記新しいスワップ
先の処理装置に、スワップするデータについての前記初
めのスワップ元の処理装置でのアドレス情報を送付する
とともに、前記初めのスワップ元の処理装置に、スワッ
プするデータについての前記新しいスワップ先の処理装
置でのアドレス情報を送付し、前記更にスワップする場
合の前記新しいスワップ先の処理装置において、前記ス
ワップアドレス変更部は、前記送付された初めのスワッ
プ元の処理装置でのアドレス情報と自装置でのアドレス
情報との対応を記憶し、前記更にスワップする場合の前
記初めのスワップ元の処理装置において、前記スワップ
アドレス変更部は、前記送付された新しいスワップ先の
処理装置でのアドレス情報と自装置でのアドレス情報と
の対応を記憶することを特徴とする。
【0006】この発明の拡張スワップ機能を有する記憶
システムの一実施例の構成を示す図1を参照すると、処
理装置A1,処理装置B2の各各には、記憶領域を備え
る記憶部3および4と、記憶部3および4から記憶デー
タをスワップ動作によって掃き出すデータ量を他の処理
装置B2に問合せるスワップ可能量問合せ部5,6と、
記憶データのスワップ先を決定するスワップ先アドレス
決定部7,8と、記憶部3,4で発生するスワップ動作
に関するスワップ情報を送受するスワップ情報送受信部
9,10と、スワップ可能量の問合せに応答するスワッ
プ可能量通知部11,12と、スワップ情報を記憶部
3,4に格納するスワップ情報保管部13,14と、ス
ワップされている記憶データを再スワップするとき、再
スワップ先(図示せず)を最初にデータの所在する処理
装置A1に変更通知するスワップ先変更部15,16
と、最初にデータの所在する処理装置A1で、スワップ
先変更通知を受理しするスワップ先変更通知受信部1
7,18と、処理装置A1,B2を接続する高速データ
通信回線(LAN)19と、を備え、拡張スワップ機能
を有する記憶システム20を構成する。
【0007】次に、更に、この実施例の機能構成を示す
図2乃至図8と構成図1とを併用し説明する。
【0008】スワップ可能量問合せ部5の機能構成を示
す図2を参照すると、処理装置A1が記憶部3に対し、
データの読み書きを行うとき、記憶部3に読み出すデー
タがない場合、あるいはデータを書き込む領域がない場
合、記憶領域管理部(図示せず)は記憶部3の記憶デー
タのスワップを要求し、スワップ検出部51を起動す
る。スワップ検出部51は問合せ先決定部52を動作さ
せ、他の処理装置B2にスワップ可能量を問い合せる。
問合せ先決定部52は問合せ先管理テーブル53を参照
し、LAN19に接続している他の処理装置のネットワ
ークアドレスを入手する。問合せ先管理テーブル53は
スワップ可能な全処理装置のネットワークアドレス23
1と、テーブルの終りを示すストッパレコード532と
を含んで構成する。そして、問合せ先決定部52は問合
せ可能な処理装置を問合せ管理テーブル53によって認
識し、問合せ要求部54にスワップ可能量の問合せを行
わせる。また、このテーブル53には処理装置の起動時
にLANに接続する全処理装置のネットワークアドレス
のレコードが初期値として設定される。
【0009】スワップ先アドレス決定部7の機能構成を
示す図3を参照すると、処理装置A1のスワップ可能量
受理部71は問合せ要求送付部54の問合せに対する処
理装置B2のスワップ可能量通知部12からの応答を受
ける。そして、スワップ可能量受信部71のスワップ可
能量記憶部72はスワップ先情報テーブル73にその応
答を記憶させる。スワップ先情報テーブル73は、スワ
ップ先の処理装置のネットワークアドレス731と問合
せの応答を受理したか否かを識別する受理識別子732
とスワップできるデータ量を示すスワップ可能量733
と記憶領域の先頭アドレス734と、を1レコードとし
て、スワップ可能な全処理装置数のレコードで構成し、
このテーブル73の終りはストッパレコード735で認
識される。次に、スワップ先決定部74が動作し、スワ
ップ先情報テーブルを参照して、最もスワップ可能量の
大きい処理装置をスワップ先に決定し、スワップ要求部
75を動作させる。スワップ要求部75はスワップ先を
スワップ情報送受部9に通知する。なお、スワップ先情
報テーブル73はシステム起動時にスワップできる全て
の処理装置に対するレコードが初期値として設定され
る。
【0010】スワップ情報送受部9の機能構成を示す図
4を参照すると、処理装置A1のスワップ管理部91は
スワップ要求に対し記憶部3のスワップする記憶データ
のアドレスと、スワップ先の処理装置B2のネットワー
クアドレスと、スワップ先の記憶部4の記憶領域アドレ
スと、をスワップ可能量の応答に基づいて決定し、スワ
ップアドレス管理テーブル94に記憶する。そして、ス
ワップ情報送付部92はスワップ先の処理装置B2に記
憶部3のスワップする記憶データの記憶領域アドレス
と、スワップ先の処理装置B2のネットワークアドレス
と、スワップ先の記憶部4の記憶領域の先頭アドレスと
をスワップ情報として送付する。スワップアドレス管理
テーブル94には、テーブルに登録されているレコード
数941とスワップ元の処理装置A1の記憶部3の記憶
領域のアドレス942とスワップ先の処理装置B2のネ
ットワークアドレス943と記憶部4の記憶領域のスワ
ップアドレス944とを1レコードとして、スワップが
発生する度に追加して記憶され、他の処理装置B2ある
いは自身のスワップによって、スワップされている元の
データが戻されると、そのデータに対応したレコードは
スワップ管理部91によって削除される。
【0011】スワップ可能量通知部12の機能構成を示
す図5を参照すると、スワップ可能量通知部12は処理
装置A1のスワップ可能量問合せ部5からのスワップ可
能量の問合せを受理し、スワップ可能量獲得部122に
よって記憶領域管理部(図示せず)を参照し、スワップ
可能量データを入手し、スワップ可能量送付部123に
スワップ可能量データおよび記憶領域アドレスとを応答
としてスワップ情報送受部10に送付する。
【0012】スワップ情報保管部13の機能構成を示す
図6を参照すると、スワップ元の処理装置A1からスワ
ップする記憶領域データを含むスワップ情報を受理する
処理装置B2のスワップ情報受理部131と、スワップ
元からスワップされる記憶データを記憶部4に格納する
記憶制御部132と、記憶制御部132がスワップアド
レス管理テーブル134から読み出すデータをスワップ
元に送付するメモリ情報送付部133と、記憶制御部1
32によって書き込まれるスワップ情報に基づくスワッ
プアドレス管理データを格納するスワップアドレス管理
テーブル134とを備える。スワップアドレス管理テー
ブル134には、受理されるスワップ情報に基づいて登
録されるレコード数1341とスワップ先の処理装置B
2の記憶部4の記憶領域アドレス1342とスワップ元
の処理装置A1のネットワークアドレス1343とスワ
ップ元の処理装置A1の記憶部3のスワップする記憶領
域アドレス1344と、を1レコードとして、スワップ
される記憶データのスワップ情報が入手する毎に追加さ
れ、再び同じデータがスワップによってスワップ元に戻
る場合、あるいは、他の処理装置に再スワップされる場
合、そのデータに対応するレコードは削除される。
【0013】スワップ先変更部16の機能構成を示す図
7を参照すると、処理装置A1から処理装置B2にスワ
ップされて記憶部4の記憶領域にある記憶データを更に
スワップするとき、スワップ領域変更管理部161に
は、新なスワップ先にスワップ管理情報を送付するスワ
ップ先スワップ管理情報送信部162と、スワップする
記憶データの送付元にあるスワップアドレス管理テーブ
ル94を更新するスワップ管理情報を送付するスワップ
元スワップ管理情報送信部163と、スワップする記憶
領域のデータをスワップ先に送付するスワップ管理情報
送付部164と、処理装置B2自身のスワップ情報管理
テーブル134にあるスワップ元のレコードを消去する
自スワップ管理情報リセット部165と、を備える。
【0014】スワップアドレス変更部17の機能構成を
示す図8を参照すると、スワップ先の処理装置B2か
ら、更にスワップされる場合、新たなスワップ先の変更
通知を受理するスワップ先変更通知受理部171は、ス
ワップアドレス管理テーブル94を更新するスワップア
ドレス管理テーブル変更部172を備える。そして、ス
ワップアドレス管理テーブ94のネットワークアドレス
943および記憶部の領域アドレスを新しいスワップ先
の処理装置のスワップ情報に基づいて更新する。
【0015】次に、この実施例の動作を図1乃至図8を
併用して説明する。
【0016】処理装置A1が、自身の記憶部3に存在し
ないデータの読み出しを行うとき、そのデータを他の処
理装置から入手するためにスワップインする記憶領域が
ないか、あるいは足りない場合、記憶領域管理部(図示
せず)はスワップを発生させる。スワップ可能量問合せ
部2はスワップ検出部51によってスワップの発生を検
出すると、問合せ先決定部52に通知する。問合せ先決
定部52は、問合せ先管理テーブル53に登録されてい
る全処理装置に対して、問合せ要求送付部54によって
スワップ可能量通知要求をLAN19を通して送付す
る。処理装置B2は処理装置A1の問合せ先管理テーブ
ル53に登録されている処理装置の1つである。スワッ
プ可能量通知要求は処理装置B2のスワップ可能量通知
部12の問合せ要求受理部121によって受理される。
問合せ要求受理部121はスワップ可能量獲得部122
にスワップ可能量通知要求を受理したことを通知する。
スワップ可能量獲得部122は自処理装置B2内の記憶
部4のスワップ可能な残り容量を、下記の計算式で算出
し入手する。 スワップ可能量 = 全空容量 −現在使用中のスワッ
プ容量 スワップ可能量は、スワップ可能量送付部123により
スワップ可能量通知として処理装置A1にLAN19を
通して送付される。スワップ可能量通知は処理装置A1
のスワップ先アドレス決定部7のスワップ可能量受理部
71により受理される。スワップ可能量受理部71はス
ワップ可能量記憶部72に処理装置B2のスワップ可能
量と格納する記憶領域の先頭アドレスとを通知する。ス
ワップ可能量記憶部72は、処理装置B2のスワップ可
能量733と格納する記憶領域の先頭アドレス734と
をスワップ先情報テーブル73に記憶し、受信識別子7
32にスワップ可能量通知を受信したことを記憶する。
スワップ先情報テーブル73に全処理装置のスワップ可
能量通知を登録した時、つまり、全レコードの受理識別
子732が受理完了の状態になった時、スワップ可能量
記憶部72はスワップ先決定部74に通知する。スワッ
プ先決定部74はスワップ先情報テーブル73に登録さ
れている全処理装置の中で、スワップ可能量733が最
も多いい処理装置B2をスワップ先処理装置B2として
決定し、スワップ要求部75によって、スワップ情報送
受部9に、ネットワークで唯一に定められているスワッ
プ先処理装置B2のネットワークアドレス731を通知
する。ここで、スワップ先処理装置として処理装置B2
がスワップ先決定部74によって選択される。スワップ
情報送受部9は、スワップ管理部91によって記憶領域
管理部(図示せず)を参照し、記憶部1のどの領域をス
ワップさせるか決定し、その記憶領域アドレスと、スワ
ップ要求部75によって通知されたスワップ先処理装置
B2のネットワークアドレス943を対応づけてスワッ
プアドレス管理テーブル94に記憶し、スワップ情報送
付部92により記憶部3のスワップ対象記憶領域の記憶
データをLAN19を通して処理装置B2に送付する。
【0017】処理装置B2では、スワップ情報送受部1
0のスワップ情報受理部93が処理装置A1からスワッ
プした記憶部3の記憶データを含むスワップ情報を受理
する。スワップした記憶データは、処理装置B2のスワ
ップ情報送受部9のスワップ情報受理部93から記憶制
御部132によって記憶部4に書き込まれる。
【0018】また、記憶制御部132はスワップ元の処
理装置A1のネットワークアドレスと記憶部3の記憶領
域のアドレスをスワップ情報管理テーブル134に記憶
する。
【0019】次に、処理装置A1からスワップした記憶
データを処理装置B2の記憶部4に格納されていると
き、処理装置A1が処理装置B2からその記憶データを
戻すためスワップする場合、処理装置A1のスワップ管
理部91は、スワップ情報送信部92によって処理装置
B2のスワップ情報保管部14のスワップ情報受理部1
31にスワップの対象となる記憶データの記憶領域のア
ドレスを送付する。スワップ情報受理部131は記憶制
御部132に処理装置A1から通知されたスワップ対象
記憶領域アドレスを通知する。記憶制御部132はスワ
ップ情報管理テーブル134から、どの処理装置からの
スワップ要求であるか、また、記憶部4のどの領域を取
り出せばよいかを判断し、記憶部4から記憶データを入
手した後、メモリ情報送付部133によって処理装置B
2のスワップ情報送受部9のスワップ情報送付部92を
介して、処理装置A1のスワップ情報受理部93へ送付
する。スワップ情報受理部93により受理した記憶デー
タは、スワップ管理部91がスワップアドレス管理テー
ブル94から、スワップすべき記憶部3の記憶領域のア
ドレス942を求めて記憶部3に格納される。そして、
処理装置2Bのスワップ管理テーブル94およびスワッ
プ情報管理テーブル134の該当するレコードは消去さ
れる。また、処理装置B2において、スワップが発生し
た場合は処理装置A1でスワップが発生した場合と同じ
動作が処理装置B2および処理装置A1において、行う
ことができる。そのため、処理装置A1および2は同一
の構成と機能を採用している。
【0020】更に、処理装置A1からスワップされて、
処理装置B2の記憶部4にある記憶データが更にスワッ
プされて、他の第3の処理装置(図示せず)にスワップ
される場合の動作を説明すると、まず、スワップ要求に
よって、処理装置B2のスワップ先アドレス決定部7で
新しいスワップ先が決定すると、処理装置B2のスワッ
プ領域変更管理部161のスワップ先スワップ管理情報
部162が起動される。スワップ管理情報送信部162
は新しいスワップ先である第3の処理装置に、初めのス
ワップ元である処理装置A1のネットワークアドレス1
343および記憶部3の記憶領域のアドレス1344と
を含むスワップ先変更通知をスワップ情報として送付す
る。第3の処理装置は自身のスワップ情報送受部9で受
理し、自身のスワップアドレス変更部17のスワップア
ドレス管理テーブル変更部172によって、自身のスワ
ップ管理情報テーブルにスワップ情報に関するレコード
を作成し、格納する。
【0021】更に、次に、処理装置B2のスワップ先変
更部16は、自身のスワップ情報保管部13の記憶制御
部132によってスワップ管理情報テーブルを更新し、
スワップ動作を完了した後、起動される。そして、起動
されたスワップ先変更部16のスワップ領域変更管理部
161は更新されているスワップ管理情報テーブル13
4を初めスワップ元である処理装置A1に、スワップ元
の処理装置A1にスワップ管理情報送付部164によっ
て送付する。処理装置A1はスワップ情報送受部9を介
してスワップ先変更通知受理部171で受理したスワッ
プ情報をもとに、スワップアドレス管理テーブル変更部
172によって、自身のスワップ管理情報テーブルに新
しいスワップ先である第3の処理装置の記憶部の記憶領
域のアドレス1342およびネットワークアドレスと自
身の記憶部3の記憶領域のアドレスとを格納する。
【0022】更に、また、処理装置B2のスワップ先変
更部16は自スワップ管理情報リセット部165を起動
し、自身のスワップ管理情報テーブル134から処理装
置A1からのスワップしたスワップ情報に関するレコー
ドを消去する。
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の拡張スワ
ップ機能を有する記憶システムによれば、記憶部の記憶
領域アドレスに処理装置のネットワークアドレスを付加
してスワップアドレスとすることによって、LANに接
続されている任意の処理装置の記憶部との間でスワップ
動作ができるため、スワップ先処理装置のスワップ可能
量が足りなくなってもネットワークで接続されている別
処理装置の記憶部とスワップ動作ができることによっ
て、スワップ可能量をLANで接続している全処理装置
の記憶部の空記憶領域容量がなくなるまでスワップ可能
領域を拡張でき、記憶領域の効果的利用とスワップ領域
の不足を補うことができる。また、高速なLANを通し
て記憶部間でスワップ動作を行うことにより、スワップ
動作の処理速度が高速になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施例の構成を示す図である。
【図2】図1のスワップ可能量問合せ部の機能構成を示
す図である。
【図3】図1のスワップ先アドレス決定部の機能構成を
示す図である。
【図4】図1のスワップ情報送受部の機能構成を示す図
である。
【図5】図1のスワップ可能量通知部の機能構成を示す
図である。
【図6】図1のスワップ情報保管部の機能構成を示す図
である。
【図7】図1のスワップ先変更部の機能構成を示す図で
ある。
【図8】図1のスワップアドレス変更部の機能構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 処理装置A 2 処理装置B 3 処理装置Aの記憶部 4 処理装置Bの記憶部 5 処理装置Aのスワップ可能量問合せ部 6 処理装置Bのスワップ可能量問合せ部 7 処理装置Aのスワップ先アドレス決定部 8 処理装置Bのスワップ先アドレス決定部 9 処理装置Aのスワップ情報送受部 10 処理装置Bのスワップ情報送受部 11 処理装置Aのスワップ可能量通知部 12 処理装置Bのスワップ可能量通知部 13 処理装置Aのスワップ情報保管部 14 処理装置Bのスワップ情報保管部 15 処理装置Aのスワップ先変更部 16 処理装置Bのスワップ先変更部 17 処理装置Aのスワップアドレス変更部 18 処理装置Bのスワップアドレス変更部 19 LAN 20 拡張スワップ機能を有する記憶システム 51 処理装置A,Bのスワップ検出部 52 処理装置A,Bの問合せ先決定部 53 処理装置A,Bの問合せ先管理テーブル 54 処理装置A,Bの問合せ要求送付部 71 処理装置A,Bのスワップ可能量受理部 72 処理装置A,Bのスワップ可能量記憶部 73 処理装置A,Bのスワップ先情報テーブル 74 処理装置A,Bのスワップ先決定部 75 処理装置A,Bのスワップ要求部 91 処理装置A,Bのスワップ管理部 92 処理装置A,Bのスワップ情報送付部 93 処理装置A,Bのスワップ情報受理部 94 処理装置A,Bのスワップアドレス管理テーブ
ル 121 処理装置A,Bの問合せ要求受理部 122 処理装置A,Bのスワップ可能量獲得部 123 処理装置A,Bのスワップ可能量送付部 131 処理装置A,Bのスワップ情報受理部 132 処理装置A,Bの記憶制御部 133 処理装置A,Bのスワップ情報送付部 134 処理装置A,Bのスワップアドレス管理テー
ブル 161 処理装置A,Bのスワップ領域変更管理部 162 処理装置A,Bのスワップ先スワップ管理情
報送付部 163 処理装置A,Bのスワップ元スワップ管理情
報送付部 164 処理装置A,Bのスワップ管理情報送付部 165 処理装置A,Bの自スワップ管理情報リセッ
ト部 171 処理装置A,Bのスワップ先変更通知受理部 172 処理装置A,Bのスワップアドレス管理テー
ブル変更部 531 問合せ先管理テーブルのネットワークアドレ
ス 532 問合せ先管理テーブルのストッパレコード 731 スワップ先情報テーブルのネットワークアド
レス 732 スワップ先情報テーブルの受理識別子 733 スワップ先情報テーブルのスワップ可能量 734 スワップ先情報テーブルの記憶領域アドレス 735 スワップ先情報テーブルのストッパレコード 941 スワップアドレス管理テーブルのレコード数 942 スワップアドレス管理テーブルの記憶領域ア
ドレス 943 スワップアドレス管理テーブルのネットワー
クアドレス 944 スワップアドレス管理テーブルの記憶領域ア
ドレス 1341 スワップ情報管理テーブルのレコード数 1342 スワップ情報管理テーブルの記憶領域アド
レス 1343 スワップ情報管理テーブルのネットワーク
アドレス 1344 スワップ情報管理テーブルの記憶領域アド
レス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 剛久 静岡県静岡市黒金町3番地静岡日本電気 ソフトウェア株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−29041(JP,A) 特開 平2−36458(JP,A) 特開 平3−48355(JP,A) 特開 平3−57062(JP,A) 特開 平4−281545(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶部と、スワップ可能量問合せ部と、
    スワップ先アドレス決定部と、スワップ情報送受部と、
    スワップ可能量通知部と、スワップ情報保管部と、スワ
    ップ先変更部と、スワップアドレス変更部とを有する複
    数の処理装置が高速データ通信回線を介して接続されて
    なる記憶システムであって、 前記スワップ可能量問合せ部は、自装置の記憶部に記憶
    されたデータを他の処理装置にスワップするとき、他の
    全ての処理装置に対して、スワップ可能なデータ量を問
    合せ、 前記スワップ可能量通知部は、スワップ元の処理装置か
    らスワップ可能なデータ量の問合せを受理し、前記スワ
    ップ元の処理装置にスワップ可能量の応答を送付し、 前記スワップ先アドレス決定部は、他の全ての処理装置
    からスワップ可能量の応答を受理し、該スワップ可能量
    に基づいてスワップ先の処理装置を決定し、 前記スワップ情報送受・保管部は、スワップ先の処理装
    置にスワップするデータを送付して該スワップするデー
    タについての自装置でのアドレス情報とスワップ先の処
    理装置でのアドレス情報との対応を記憶するとともに、
    スワップ元の処理装置からスワップするデータを受理し
    自装置の記憶部に記憶して該スワップするデータについ
    てのスワップ元の処理装置でのアドレス情報と自装置で
    のアドレス情報との対応を記憶し、 初めのスワップ元の処理装置からスワップされ記憶して
    いたデータを更に新しいスワップ先の処理装置にスワッ
    プする場合のスワップ元の処理装置において、 前記スワップ先変更部は、前記新しいスワップ先の処理
    装置に、スワップするデータについての前記初めのスワ
    ップ元の処理装置でのアドレス情報を送付するととも
    に、前記初めのスワップ元の処理装置に、スワップする
    データについての前記新しいスワップ先の処理装置での
    アドレス情報を送付し、 前記更にスワップする場合の前記新しいスワップ先の処
    理装置において、 前記スワップアドレス変更部は、前記送付された初めの
    スワップ元の処理装置でのアドレス情報と自装置でのア
    ドレス情報との対応を記憶し、 前記更にスワップする場合の前記初めのスワップ元の処
    理装置において、 前記スワップアドレス変更部は、前記送付された新しい
    スワップ先の処理装置でのアドレス情報と自装置でのア
    ドレス情報との対応を記憶することを特徴とする拡張ス
    ワップ機能を有する記憶システム。
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