JP3226601B2 - アーム装置 - Google Patents

アーム装置

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JP3226601B2
JP3226601B2 JP14286592A JP14286592A JP3226601B2 JP 3226601 B2 JP3226601 B2 JP 3226601B2 JP 14286592 A JP14286592 A JP 14286592A JP 14286592 A JP14286592 A JP 14286592A JP 3226601 B2 JP3226601 B2 JP 3226601B2
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信一郎 西田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば人工衛星等の
宇宙航行体に搭載されるマニピュレータ等に用いられる
アーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、宇宙開発の分野において
は、宇宙空間に人間が常駐可能な宇宙航行体、いわゆる
宇宙ステーションを建設する構想がある。このような宇
宙ステーション建設構想にあっては、建設物質の運搬等
を人間に変わって実行するアーム装置を用いたマニピュ
レータシステムが有効であるとされている。このマニピ
ュレータシステムに用いるアーム装置としては、例えば
6関節をブームで結合した6自由度を持つ多関節アーム
機構がある。このようなアーム装置は、把持部が多関節
アーム機構の先端部に装着され、例えば操作者が監視テ
レビを見ながら遠隔的に操作することにより、多関節ア
ーム機構が作動されて所望の作業を実行する。
【0003】ところが、上記アーム装置あっては、その
構成上、多関節アーム機構自体の剛性が曲げ方向(ブー
ム軸と略直交する方向)に低く、伸縮方向(ブーム軸方
向)に高いことにより、その作動方向及びアームの姿勢
に応じて、アーム先端における剛性の変動が大きいた
め、例えば力制御やコンプライアンス制御を高精度に実
行する場合、その制御系が非常に複雑となるという問題
を有していた。また、姿勢方向によって剛性が高くなり
すぎ、緊急停止時などに過大な荷重が生じるという問題
を有する。係る問題は、宇宙用に限ることなく、地上用
マニピュレータシステムにおいても同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のアーム装置では、制御系が非常に複雑となるという
問題を有していた。
【0005】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、構成簡易にして、高精度な動作制御を実現し得る
ようにして、構成の簡略化を図り得るようにしたアーム
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数のブー
ムを関節を介して順に連結してなる人腕に類似した多関
節アーム機構と、この多関節アーム機構の前記複数のブ
ームのうち人腕に類似したアームの肘関節に相当する関
を介して連結されたブームの少なくとも一方のブーム
の中間部に設けられるブーム軸方向に弾性伸縮自在な
ーム伸縮機構とを備えてアーム装置を構成したものであ
る。
【0007】
【作用】上記構成によれば、多関節アーム機構はブーム
軸方向にアーム伸縮機構を介して弾性力が与えられるこ
とにより、ブーム軸方向の剛性が低下されて、ブーム軸
と略直交する方向の剛性に近付けられ、剛性が均一化さ
れる。これにより、作動時における力/位置ゲインの変
動の防止が促進され、簡便な動作制御が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。
【0009】第1図はこの発明の一実施例に係るアーム
装置を示すもので、多関節アーム機構10は、6個の関
節10aを4個のブーム10bで連結されて6自由度を
持つように組合わせられ、その基部が宇宙航行体本体等
の支持構体11に固定設置される。そして、多関節アー
ム機構10の先端部には、工具取付用の把持部12が装
着される。
【0010】また、多関節アーム機構10には、例えば
基部から3個目と4個目の関節10a,10a間(例え
ば、6関節アームの場合、第3関節である肘関節)のブ
ーム10bの中間部にアーム伸縮機構13が介在され
る。このアーム伸縮機構13は、例えば図2に示すよう
に第1及び第2のスリーブ部13a,13bが軸受13
cを介してブーム軸方向(矢印A,B方向)に出入移動
自在に結合され、これら第1及び第2のスリーブ部13
a,13bの端部がそれぞれブーム10bに結合され
る。そして、この第1及び第2のスリーブ部13a,1
3b間には、弾性部材14が介在される。この弾性部材
14は、例えば図3に示すように弾性体14a及び緩衝
材14bが組合わされて所定の弾性力に設定され、第1
及び第2のスリーブ部13a,13b間に所定の間隔を
有して複数個配設される。ここで、第1及び第2のスリ
ーブ部13a,13bは、軸受13cにより、矢印A,
B方向以外の5自由度方向が剛に支持される。
【0011】上記構成において、多関節アーム機構10
は、ブーム10bが矢印A,B方向に変位されると、ア
ーム伸縮機構13の弾性部材14により中立位置に戻す
方向に弾性力が付与される。これにより、多関節アーム
機構10は、矢印A,B方向の剛が低下されてブーム軸
方向と略直交する方向の剛性と略同様に設定される。こ
の結果、多関節アーム機構10は、その作動に伴う力/
位置ゲインが、その作業姿勢に影響されることなく、一
定化されて、安定して作動される。
【0012】このように、上記アーム装置は、多関節ア
ーム機構10のブーム10bの中間部にブーム軸方向に
弾性伸縮自在なアーム伸縮機構13を介在して構成した
ことにより、ブーム10bがアーム伸縮機構13の弾性
力によりブーム軸方向の剛性が低下されて、ブーム軸と
略直交する方向の剛性との差を低減することが可能とな
るため、多関節アーム機構10の剛性が均一化される。
これによれば、作動時における力/位置ゲインの変動の
防止が促進され、例えば力制御やコンプライアンス制御
の高精度な動作制御を容易に実行することが可能とな
る。
【0013】なお、上記実施例では、弾性部材14を第
1及び第2のスリーブ部13a,13b間に所定の間隔
を有して複数個配設するように構成したが、これに限る
ことなく、例えば図4に示すようなリング状に形成した
弾性部材15を用いて構成することも可能で、略同様の
効果が期待される。また、上記実施例では、6関節で6
自由度の多関節アーム機構10に適用した場合で説明し
たが、この関節数に限ることなく、適用可能である。
【0014】さらに、上記実施例では、アーム伸縮機構
13を一つのブーム10bの中間部に配設するように構
成したが、これに限ることなく、全てのブーム10bの
中間部に介在するように構成しても良い、
【0015】また、この発明の多関節アーム機構10と
しては、宇宙用マニピュレータシステムに限ることな
く、例えば地上用マニピュレータシステムにおいても適
用可能で、略同様の効果が期待される。よって、この発
明は、上記実施例に限ることなく、その他、この発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることは
勿論のことである。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、構成簡易にして、高精度な動作制御を実現し得るよ
うにして、構成の簡略化を図り得るようにしたアーム装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るアーム装置を示した
図。
【図2】図1のアーム伸縮機構を取出して示した図。
【図3】図2の弾性部材を取出して示した図。
【図4】この発明の他の実施例の一部を取出して示した
図。
【符号の説明】
10…多関節アーム機構、10a…関節、10b…ブー
ム、11…支持構体、12…把持部、13…アーム伸縮
機構、13a,13b…第1及び第2のスリーブ部、1
3c…軸受、14,15…弾性部材、14a…弾性体、
14b…緩衝材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブームを関節を介して順に連結し
    てなる人腕に類似した多関節アーム機構と、 この多関節アーム機構の前記複数のブームのうち人腕に
    類似したアームの肘関節に相当する関節を介して連結さ
    れたブームの少なくとも一方のブームの中間部に設けら
    れるブーム軸方向に弾性伸縮自在なアーム伸縮機構とを
    具備したことを特徴とするアーム装置。
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