JP3226296U - 攪拌工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】攪拌部材を折り畳んで収納することができ、攪拌効果が良く、構造が簡単であり、量産しやすい攪拌工具を提供する。【解決手段】回転工具に組付けられている回転部材1と、回転部材に枢着されており、回転部材に対して一直線に配列される第1位置と、回転部材に対してほぼ垂直になる第2位置との間に旋回可能な少なくとも一つの攪拌部材2と、を備える。攪拌部材は、枢着軸3により、回転部材に枢着されている。【選択図】図1
Description
本考案は、攪拌工具に関するものである。
一般的に、液体を攪拌するときに、攪拌効率の向上及び省力化のために、回転工具(例えばモータを有する回転工具)に攪拌装置を組付けて回転工具を回転することにより、液体を攪拌することができる。台湾特許TWM544285号およびTWM580939号に提案された攪拌工具は、上記のようなものである。
しかし、このような攪拌工具の攪拌用の羽根の径方向の寸法は大きすぎるため、収納が極めて不便であり、且つ液体を収容する容器に伸ばし入れて組付けることが難しい。そして攪拌用の羽根の径方向の寸法が大きすぎると、攪拌の効率が低下しやすい。
本考案の主な目的は、攪拌部材を折り畳んで収納することができ、攪拌効果が良く、構造が簡単であり、量産しやすい攪拌工具を提供することにある。
本考案に係る攪拌工具によると、回転工具に組付けられている回転部材と、
回転部材に枢着されており、第1位置と第2位置との間に旋回可能な少なくとも一つの攪拌部材と、
を備えることを特徴とする。
回転部材に枢着されており、第1位置と第2位置との間に旋回可能な少なくとも一つの攪拌部材と、
を備えることを特徴とする。
本考案に係る攪拌工具によれば、攪拌部材を折り畳んで収納することができ、攪拌効果が良く、構造が簡単であり、量産しやすいという効果を有する。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1から図6を参照する。本考案の一実施形態に係る攪拌工具は、回転部材1と、少なくとも一つの攪拌部材2と、を備える。
回転部材1は、回転工具9に連結されており、例えば、本実施形態に係る回転工具9が電動工具である。攪拌部材2には、前記回転工具9に連結するための連接端13が設けられている。連接端13は、断面形状が多角形を呈するロッドである。
攪拌部材2は、回転部材1に枢着されており、第1位置と第2位置との間に旋回することができる。平常時に、回転部材1に設けられている攪拌部材2の一端が下方に向くときに、重力により、攪拌部材2がぶら下がって前記第1位置に位置する。攪拌部材2と回転部材1とは、一直線に配列される。回転工具9が回転部材1を駆動して回転するときには、回転部材1が攪拌部材2を駆動して前記第2位置に旋回する。攪拌部材2は回転部材1にほぼ垂直であるため、流体を攪拌することができる。これにより、本考案に係る攪拌工具の攪拌部材2は、回転部材1に対して旋回して、回転部材1と一直線になって収納することができ、又は回転部材1に垂直であるようになって攪拌することができ、攪拌効果が良く、構造が簡単であり、量産しやすい。
具体的には、枢着軸3により、攪拌部材2は回転部材1に枢着されている。本実施形態に係る攪拌部材2は、二つあり、互いに重なって枢着軸3に枢着されている。
本実施形態に係る回転工具9は、軸線11を中心として回転部材1を回転する。枢着軸3の挿通方向は軸線11に垂直である。
また、回転部材1は、軸線11に沿い、回転工具9から遠く離れた一端にスロット12が設けられている。スロット12は、回転部材1の径方向の両側を貫通する。枢着軸3はスロット12内に挿通されている。二つの攪拌部材2はスロット12内に枢着されている。これにより、前記攪拌工具の全体の径方向の体積の増加を回避することができる。
二つの攪拌部材は、板状を呈することが好ましい。本実施形態に係る攪拌部材2は、長方形を呈するプレートである。攪拌部材2は、より長い辺の方向を長手方向とし、より短い辺の方向を幅方向とする。攪拌部材2は、前記長手方向に沿ってヘッド段21および尾段22を順に有する。ヘッド段21と尾段22との間に枢着穴23が貫通されている。枢着軸3は枢着穴23に挿通されている。ヘッド段21の長さは、尾段22の長さより小さい。尾段22は、流体を攪拌するためのものである。
また、ヘッド段21の前記幅方向に沿う一方の側に面取り24が設けられており、他方の側に押付端25が設けられていることが好ましい。攪拌部材2が前記第1位置に位置するときに、押付端25はスロット12の底面に押し付け、攪拌部材2と回転部材1とは、ほぼ同じ直線に位置する。攪拌部材2が前記第2位置に旋回したと、攪拌部材2は回転部材1に垂直である。攪拌部材2の面取り24により、攪拌部材2が回転部材1に接触して前記第2位置に旋回不能となることを回避することができる。
枢着軸3の回転方向に沿って見ると、攪拌部材2が前記第2位置に旋回した後、回転部材1の径方向の寸法と攪拌部材2のスロット12から伸び出す長さとの比は、1:3〜1:4である。本実施形態では、1:3.5である。これにより、攪拌効果はより良い。回転部材1の径方向の寸法と攪拌部材2の幅の寸法との比は、11:10〜11:16である。本実施形態では、11:13である。これにより、攪拌部材2が前記第1位置に位置するときに、攪拌部材2の径方向の寸法は回転部材1の径方向の寸法よりやや大きくすればよい。そうすると、前記攪拌工具の収納は便利となる。
本実施形態に係る枢着穴23は、前記幅方向に沿ってオフセットするように攪拌部材2に設けられている。回転部材1の連接端13が上方に向くときに、重力により、二つの攪拌部材2は前記第1位置に旋回しやすい。枢着軸3から押付端25までの距離は、枢着軸3からスロット12の底面の前記幅方向に沿う一端までの距離とほぼ同じである。これにより、攪拌部材2が前記第1位置に位置するときに、押付端25はスロット12の底面に押し付ける。
一方、二つの攪拌部材2は、同じ方向に沿って15〜30度に捩じられている。上方から下方へ見ると、回転部材1が時計方向に回転して、二つの攪拌部材2が流体を攪拌しているときに、流体の反力により、二つの攪拌部材2は前記第2位置に旋回しやすい。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本考案はこれらの内容に限定されるものではない。本考案の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本考案の範囲内に含まれる。
1 回転部材
2 攪拌部材
3 枢着軸
9 回転工具
11 軸線
12 スロット
13 連接端
21 ヘッド段
22 尾段
23 枢着穴
24 面取り
25 押付端
2 攪拌部材
3 枢着軸
9 回転工具
11 軸線
12 スロット
13 連接端
21 ヘッド段
22 尾段
23 枢着穴
24 面取り
25 押付端
Claims (10)
- 回転工具に連結される回転部材と、
前記回転部材に枢着されており、第1位置と第2位置との間に旋回可能な少なくとも一つの攪拌部材と、
を備えることを特徴とする攪拌工具。 - 枢着軸により、前記攪拌部材は前記回転部材に枢着されていることを特徴とする、請求項1に記載の攪拌工具。
- 前記回転工具は、軸線を中心として前記回転部材を回転し、前記枢着軸の挿通方向は前記軸線に垂直であることを特徴とする、請求項2に記載の攪拌工具。
- 前記回転部材は、前記軸線に沿い、前記回転工具から遠く離れた一端にスロットが設けられており、前記スロットは、前記回転部材の径方向の両側を貫通し、前記枢着軸は前記スロット内に挿通されており、前記攪拌部材は前記スロット内に枢着されていることを特徴とする、請求項3に記載の攪拌工具。
- 前記攪拌部材は、板状を呈し、より長い辺の方向を長手方向とし、より短い辺の方向を幅方向とし、前記長手方向に沿ってヘッド段および尾段を順に有し、前記ヘッド段と前記尾段との間に枢着穴が貫通されており、前記枢着軸は前記枢着穴に挿通されており、前記ヘッド段の長さは前記尾段の長さより小さいことを特徴とする、請求項4に記載の攪拌工具。
- 前記ヘッド段の前記幅方向に沿う一方の側に面取りが設けられており、他方の側に押付端が設けられており、前記攪拌部材が前記第1位置に位置するときに、前記押付端は前記スロットの底面に押し付け、前記攪拌部材と前記回転部材とは、一直線に配列され、前記攪拌部材が前記第2位置に旋回したと、前記攪拌部材は前記回転部材に垂直であることを特徴とする、請求項5に記載の攪拌工具。
- 前記枢着軸の回転方向に沿って見ると、前記攪拌部材が前記第2位置に旋回した後、前記回転部材の径方向の寸法と前記攪拌部材の前記スロットから伸び出す長さとの比は、1:3〜1:4であることを特徴とする、請求項6に記載の攪拌工具。
- 前記枢着穴は、前記幅方向に沿ってオフセットするように前記攪拌部材に設けられており、前記枢着軸から前記押付端までの距離は、前記枢着軸から前記スロットの底面の前記幅方向に沿う一端までの距離とほぼ同じであることを特徴とする、請求項5から7のいずれか1項に記載の攪拌工具。
- 前記回転部材の径方向の寸法と前記攪拌部材の幅の寸法との比は、11:10〜11:16であることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の攪拌工具。
- 前記枢着穴は、前記幅方向に沿ってオフセットするように前記攪拌部材に設けられており、前記枢着軸から前記押付端までの距離は、前記枢着軸から前記スロットの底面の前記幅方向に沿う一端までの距離とほぼ同じ、前記回転部材の径方向の寸法と前記攪拌部材の幅の寸法との比は、11:10〜11:16であり、前記攪拌部材は二つあり、前記二つの攪拌部材は、互いに重なるように前記枢着軸に枢着されており、前記二つの攪拌部材は、同じ方向に沿って15〜30度に捩じられ、前記攪拌部材は、長方形を呈するプレートであり、前記攪拌部材には、前記回転工具に連結される連接端が設けられており、前記連接端は、断面形状が多角形を呈するロッドであることを特徴とする、請求項7に記載の攪拌工具。
Priority Applications (1)
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JP2019004857U JP3226296U (ja) | 2019-12-23 | 2019-12-23 | 攪拌工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019004857U JP3226296U (ja) | 2019-12-23 | 2019-12-23 | 攪拌工具 |
Publications (1)
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JP3226296U true JP3226296U (ja) | 2020-06-18 |
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Family Applications (1)
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JP2019004857U Expired - Fee Related JP3226296U (ja) | 2019-12-23 | 2019-12-23 | 攪拌工具 |
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JP (1) | JP3226296U (ja) |
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2019
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