JP3226269U - 鳥類飛来防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で設置が容易であると共に、鳥類の生物磁石を混乱させて飛来防止効果を広範囲に作用させることができる鳥類飛来防止装置を提供する。【解決手段】鳥類飛来防止装置は、前部にプロペラ羽根42を備える回転自在なプロペラ体40を有し、後部に尾翼61を備える尾翼体60を有する水平軸20を、支柱10の上端部に連結体30を介して回動自在に垂設し、プロペラ体に、地磁場と異なる異常磁場を発生させる磁石体50を取り付けて構成される。【選択図】図1

Description

本考案は、磁力を利用して鳥類の飛来を防止することができる鳥類飛来防止装置に関する。
鳥類、特に鳩やカラスが人間の生活環境(例えば、建物のベランダ、駅構内、神社、工場、高架下、広告塔、電柱等)に住み着いた場合の弊害が種々指摘されている。例えば、排泄した糞による異臭や美観の低下、撤去作業の煩雑さに加えて、各種病原菌(オウム病、クリプトコッカス症等)の感染源となるリスクや、糞が酸性であることに伴う金属の腐食、鳴き声による騒音被害等である。そこで、従来、鳥類、特に鳩やカラスが人間の生活環境に住み着くことを防止するための手段として、例えば、疑似目玉や、屋根や床面等に載置する針付き敷物等、各種手段が開発されている。
このような鳥類の飛来を防止するための装置として、例えば、下記特許文献1、2がある。
特開2016−158517号公報 実用新案登録第3222880号公報
上記特許文献1に示す従来技術は、鳥類飛来防止具に関する発明で、カラスや鳩等の大型鳥類防止用の複数本の樹脂製の長針1と、スズメやツバメ等の小型鳥類防止用の複数本の樹脂製の短針2とを混在させて樹脂製の取付用基板部3から突設させる技術が開示されている。このような構成とすることで、様々な大きさの鳥類の飛来を防止できると共に、樹脂で一体成形できるというメリットがある。
しかしながら、飛来防止具に接近或いは接触することではじめて鳥類の飛来防止効果を発揮できるものであることから、広範囲に設置することが必要であり、設置作業が煩雑になるという問題があった。
そこで、出願人は、上記特許文献2に示すように、地球磁場(わが国では約0.45乃至0.5ガウス程度)を局部的に変動させることができる磁力を有する磁石体を張架用糸線に適宜間隔をもって多数配列させてなる鳥類飛来防止装置を開発した。しかしながら、上記特許文献2に示す鳥類飛来防止装置は、所望の設置場所に固定式に取り付けて使用するものであり、変動磁場を広範囲に発生させることがやや難しいと共に、設置にそれなりの労力が必要であるという課題があった。
そこで本考案は上記従来技術の問題を解消し、簡易な構成で設置が容易であると共に、鳥類の飛来防止効果を広範囲に作用させることができる鳥類飛来防止装置の提供を課題とする。
本考案の鳥類飛来防止装置は、前部にプロペラ羽根を備える回転自在なプロペラ体を有し、後部に尾翼を備える尾翼体を有する水平軸を、支柱上端部に回動自在に垂設し、前記プロペラ体に、地磁場と異なる異常磁場を発生させる磁石体を取り付けてあることを第1の特徴としている。
また、本考案の鳥類飛来防止装置は、上記第1の特徴に加えて、水平軸は、前方部分を構成する前方水平軸と、後方部分を構成する後方水平軸とからなる分割体で構成されると共に、前記前方水平軸と、前記後方水平軸とは、支柱上端部に回動自在に取り付けられる連結体を介して連結され、且つ、プロペラ体は、前記前方水平軸の端部に回転自在に取り付けられる支持軸と、前記支持軸の両端に固設される一対の平板状のプロペラ羽根とで構成されると共に、前記一対の平板状のプロペラ羽根を、前記水平軸を対称軸として線対称な向きに傾斜させて配置してあることを第2の特徴としている。
請求項1に記載の鳥類飛来防止装置によれば、鳥の被害を受ける場所に支柱を固定させるだけで鳥類飛来防止装置を容易に設置することができる。また、水平軸は、後部の尾翼を備える尾翼体により最も風を受けやすい状態となり、前部のプロペラ羽根を備えるプロペラ体が自然風を受けて自動的に回転する。よって、自然風を動力源として磁石体を回転させることができ、磁石体を固定して設置した状態では得られない異常磁場の変動性を効果的に高めることができる。また、自然風の強弱によってプロペラ体の回転速度、移動速度が変化するので、一定の移動速度でなく、常に磁石体がつくる異常磁場を変化させることができ、磁場の乱れを大きくさせ、鳥類の飛来防止効果を一段と効果的に高めることができる。
また、請求項2に記載の鳥類飛来防止装置によれば、上記請求項1に記載の構成による作用効果に加えて、水平軸を、前方水平軸と後方水平軸とからなる分割体で構成すると共に、支柱上端部に回動自在に取り付けられる連結体を介して前方水平軸と後方水平軸とを連結させる構成とすることで、設置前における鳥類飛来防止装置の小型化を図ることができる。また、支持軸の両端に平板状のプロペラ羽根を一対設けると共に、一対の平板状のプロペラ羽根を、水平軸を対称軸として線対称な向きに傾斜させて配置する構成とすることで、自然風を一段と効率的に受けて回転可能なプロペラ羽根とすることができる。
本考案の第1の実施形態に係る鳥類飛来防止装置を示す全体斜視図である。 本考案の第1の実施形態に係る鳥類飛来防止装置を示す全体側面図である。 本考案の第1の実施形態に係る鳥類飛来防止装置の分解斜視図である。 本考案の第1の実施形態に係る鳥類飛来防止装置をベランダに設置した状態を示す模式図である。 本考案の第2、第3の実施形態に係る鳥類飛来防止装置を示す全体斜視図である。
以下の図面を参照して、本考案の実施形態に係る鳥類飛来防止装置を説明し、本考案の理解に供する。しかし、以下の説明は本考案の実用新案登録請求の範囲に記載の考案を限定するものではない。
図1〜図4を参照して、本考案の第1の実施形態に係る鳥類飛来防止装置1を説明する。
本考案の第1の実施形態に係る鳥類飛来防止装置1は、地球磁場とは全く異なる異常変動磁場を所望の場所に発生させ、これによって、飛行方向を決定するために鳥類が頭部に備える生物磁石(磁鉄鉱)を効果的に混乱させて、設置場所に鳥類が近づくことを確実に防止することができるものである。
この鳥類飛来防止装置1は、支柱10と、水平軸20と、連結体30と、プロペラ体40と、磁石体50と、尾翼体60とで構成される。
前記支柱10は、水平軸20を回動自在に支持すると共に、鳥類飛来防止装置1を所望の設置箇所に設置するための支持台となるものである。本実施形態においては、支柱10として、金属製のパイプ管を用いる構成としてある。
また、支柱10の上端には、ボルトBを挿通させるための貫通孔Kを設けてある。
なお、支柱10の材質や形状などはこのようなものに限るものではなく、一定の強度を備えるものであれば、如何なるものを用いてもよい。好適には、鳥類飛来防止装置1は屋外に設置することが多いものであることから、耐久性、防錆性に優れた材質とすることが望ましい。
前記水平軸20は、前部にプロペラ体40を取り付けると共に、後部に尾翼体60を取り付け、支柱10の上端部に回動自在に垂設されるものである。
本実施形態においては図1〜図3に示すように、この水平軸10は、前方部分を構成する前方水平軸21と、後方部分を構成する後方水平軸22とからなる分割体で構成されると共に、連結体30を介して支柱10の上端部に回動自在に垂設される。
前記前方水平軸21は、プロペラ体40を支持するためのもので、前側端部にプロペラ体40が回転自在に取り付けられ、後側端部が連結体30と連結される。なお、前方水平軸21の後側端部には、ボルトBを挿通させるための貫通孔Kを設けてある。
また、前記後方水平軸22は、尾翼体60を支持するためのもので、前側端部が連結体30と連結され、後側端部に尾翼体60が取り付けられる。なお、後方水平軸22の前側端部には、ボルトBを挿通させるための貫通孔Kを設けてある。
また、本実施形態においては、この水平軸20は、支柱10と同じ金属製のパイプ管で形成されている。勿論、水平軸20の材質や形状などはこのようなものに限るものではなく、一定の強度を備えるものであれば、如何なるものを用いてもよい。好適には、耐久性、防錆性に優れた材質とすることが望ましい。
前記連結体30は、支柱10の上端部に水平軸20を回動自在に垂設させるためのものである。
本実施形態においては、この連結体30は、支柱連結部31と水平軸連結部32とで構成される。
前記支柱連結部31は、水平軸連結部32を回動自在に保持すると共に、支柱10を連結させるためのものである。本実施形態においては、図3に一部を示すように、支柱連結部31として、細長い略円柱状部材を用いる構成としてある。より具体的には、円柱状部材で形成される本体31aの下端に本体31aよりも小径且つ支柱10の内径未満の外径を備える円柱状の差し込み用凸部31bを突設させて設け、本体31aの上端に本体31aよりも大径の外径を備える円柱状の嵌合用凸部31cを突設させて設ける略円柱状部材を用いる構成としてある。また、差し込み用凸部31bには、ボルトBを挿通させる貫通孔Kを設けてある。
このような構成からなる支柱連結部31においては、差し込み用凸部31bを支柱10に差し込んだ状態でボルトBとナットNとで固定することで、支柱連結部31と支柱10とを連結させることができる。また、嵌合用凸部31cを水平軸連結部32に設けるベアリング(図示しない。)に嵌合させることで、支柱連結部31に水平軸連結部32を回動自在に保持することができる。
また、本実施形態においては、本体31a、差し込み用凸部31b、嵌合用凸部31cを樹脂で一体成形する構成としてある。勿論、支柱連結部31の形成方法や、支柱連結部31を形成する材質などは本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
前記水平軸連結部32は、前方水平軸21と後方水平軸22とを、それぞれ支柱10と直交する方向に連結させた状態(水平軸20を支柱10の上端部に垂設させた状態)で、支柱連結部31の上端に回動自在に固定させるためのものである。本実施形態においては、図3に示すように、水平軸連結部32として、略T字状部材を用いる構成としてある。より具体的には、嵌合用凸部31cを嵌合可能なベアリング(図示しない。)を内部に有する筒状の本体32aと、本体32aの外周における水平方向の対向する位置に設ける一対の筒状からなる水平軸嵌合用アーム32bとで構成される略T字状部材を用いる構成としてある。また、一対の水平軸嵌合用アーム32bには、ボルトBを挿通させる貫通孔Kをそれぞれ設けてある。
このような構成からなる水平軸連結部32においては、本体32aに内蔵させるベアリングに嵌合用凸部31cを嵌合させることで、支柱連結部31の上端に水平軸連結部32を回動自在に固定することができる。また、一対の水平軸嵌合用アーム32bに、前方水平軸21と後方水平軸22とをそれぞれ嵌合させた状態で、ボルトBとナットNを用いて固定することで、前方水平軸21と後方水平軸22とを支柱10の上端部に回動自在に垂設することができる。
また、本実施形態においては、本体32a、水平軸嵌合用アーム32bを、支柱連結部31を形成する樹脂と同じ樹脂で一体成形する構成としてある。勿論、水平軸連結部32を形成する材質などは本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
前記プロペラ体40は、自然風を受けて回転することで、異常磁場の変動性を生み出すためのものである。
このプロペラ体40は、図1〜図3に示すように、支持軸41と、プロペラ羽根42とで構成される。
前記支持軸41は、プロペラ羽根42を支持すると共に、プロペラ体40を前方水平軸21に回動自在に固定するための土台となるものである。
この支持軸41は、主軸41aと、連結部41bと、磁石体保持部41cとで構成される。
前記主軸41aは、支持軸41の骨格を構成するものである。本実施形態においては、図1〜図3に示すように、樹脂製の細長い円柱状部材で主軸41aを形成してある。勿論、主軸41aを形成する材質、形状などは本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。なお、本実施形態においては、主軸41aを形成する樹脂として、連結体30を形成する樹脂と同じ樹脂を用いる構成としてある。
前記連結部41bは、プロペラ体40を前方水平軸21に回動自在に固定するためのものである。本実施形態においては、図1〜図3に一部を示すように、樹脂製の筒状部材で連結部41bを形成する構成としてある。更に、連結部41bを、主軸41aを形成する樹脂と同じ樹脂で一体成形する構成としてある。
なお、図示していないが、連結部41bには、前方水平軸21の前側端部を嵌合可能なベアリングが内蔵されており、このベアリングに前方水平軸21の前側端部を嵌合させることで、前方水平軸21の前側端部に支持軸41が回動自在に固定される。
前記磁石体保持部41cは、支持軸41に磁石体50を固定するためのものである。本実施形態においては、図1〜図3に示すように、中央に凹みを有する樹脂製の半球状部材で磁石体保持部41cを形成する構成としてある。更に、主軸41aの前方側端面に一定間隔を空けて磁石体保持部41cを4つ設ける構成としてある。
更に、主軸41aを形成する樹脂を用いて、磁石体保持部41cと主軸41aとを一体成形する構成としてある。
勿論、磁石体保持部41cの材質、形状、数、配置位置などは本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
前記プロペラ羽根42は、自然風を受けて回転する羽根を構成するものである。本実施形態においては、図1〜図3に示すように、支持軸41の両端に、一対のプロペラ羽根42を固設して設ける構成としてある。更に、プロペラ羽根42を、樹脂製の平板状部材で形成すると共に、一対の平板状のプロペラ羽根42を、水平軸20を対称軸として線対称な向きに傾斜させて配置する構成としてある。
更に、主軸41aを形成する樹脂を用いて、プロペラ羽根42と主軸41aとを一体成形する構成としてある。
勿論、プロペラ羽根42の材質、形状、数、配置位置などは本実施形態のものに限るものではなく、自然風を受けて回転可能な構成であれば、如何なる構成としてもよい。
前記磁石体50は、地球磁場とは全く異なる異常変動磁場を所望の場所に発生させるための磁力源となるものである。本実施形態においては、磁石体50として、磁石体保持部41cに嵌合可能な半球状の磁石を用いる構成としてある。
なお、磁石体50としては、鳥類の生物磁石がマグネタイトであることから、マグネタイトを原料とし、異方性に優れたフェライト磁石を用いることが望ましい。また、磁力については、複数個の磁石体50を磁石体保持部41cに保持させた状態において、0.5ガウス程度の磁力線Gが図2に示すように横方向に連続的に分布される表面磁力(表面が1000ガウス強)を有するものを用いることが望ましい。勿論、このような磁力に限るものではなく、設置場所や用いる磁石体50の形状、個数に合わせて発生させる磁力の大きさは適宜変更可能である。
なお、複数個の磁石体50を用いる場合には、図2に示すように、隣接する磁石体50が発生する磁力線Gが広がる分布となるような間隔をもって複数個の磁石体50を磁石体保持部41cに保持させることが望ましい。
前記尾翼体60は、自然風を受けてプロペラ体40を自然風の向きに向かせるためのものである。
この尾翼体60は、図1〜図3に示すように、尾翼61と、連結部62とで構成される。
前記尾翼61は、尾翼体61の羽根部を構成するものである。本実施形態においては、略扇形状の樹脂製の尾翼とする構成としてある。勿論、尾翼61の素材、形状、大きさ、厚みなどは本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
前記連結部62は、尾翼体60と後方水平軸22とを連結させるためのものである。
本実施形態においては、細長い筒状部材で連結部62を形成する構成としてある。具体的には、内径が後方水平軸22の外径よりもやや大きい樹脂製の筒状部材で連結部62を形成してある。そして、後方水平軸22を連結部62に差し込むことで、尾翼体60と後方水平軸22とを連結可能な構成としてある。
また、本実施形態においては、連結体30を形成する樹脂と同じ樹脂を用いて、連結部62と尾翼61とを一体成形する構成としてある。
なお、連結部62の材質、形状、長さ、厚みなどは本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
このような構成からなる鳥類飛来防止装置1は、本実施形態においては、数種類のパーツに予め組み立てられた状態で包装袋に収納されて商品として販売され、購入者が組み立てて完成させる構成とされている。具体的には図3に示すように、前方水平軸21の前側端部が連結部41bに内蔵されるベアリングに嵌合された状態で1つのパーツが構成されている。また、支柱連結部31の嵌合用凸部31cを水平軸連結部32の本体32aに内蔵させるベアリングに嵌合させた状態で1つのパーツが構成されている。また、後方水平軸22を尾翼体60の連結部62に差し込んだ状態で後方水平軸22と尾翼体60とが連結された状態で1つのパーツが構成されている。更に、支柱10単独で1つのパーツが構成されている。このように、本実施形態に係る鳥類飛来防止装置1においては、4つのパーツが予め組み立てられた状態となっている。
そして、このような状態な状態にある各パーツは、使用時においては、まず支柱10の上端に差し込み用凸部31bを差し込み、ボルトBとナットNとをスパナ90とL型レンチ100とを用いて固定し、支柱10と連結体30とを一体化させる。その後、一対の水平軸嵌合用アーム32bの一方に前方水平軸21の後側端部を差し込むと共に、ボルトBとナットNとをスパナ90とL型レンチ100とを用いて固定する。また、他方の水平軸嵌合用アーム32bに後方水平軸22の前側端部を差し込むと共に、ボルトBとナットNとをスパナ90とL型レンチ100とを用いて固定する。これによって、本考案の実施形態に係る鳥類飛来防止装置1が組み立てられる。
そして、このように組み立てられた鳥類飛来防止装置1は、図2、図4に示すように、固定用紐80を介してベランダ柵70の所望の位置にくくりつけることで使用する。
このような構成からなる本考案の第1の実施形態に係る鳥類飛来防止装置1は、以下の効果を奏する。
鳥の被害を受ける場所に支柱10を固定させるだけで鳥類飛来防止装置1を容易に設置することができる。また、水平軸20は、後部の尾翼61を備える尾翼体60によって最も風を受けやすい状態となり、前部のプロペラ羽根42を備えるプロペラ体40が自然風を受けて自動的に回転する。よって、自然風を動力源として磁石体50を回転させることができ、磁石体50を固定して設置した状態では得られない異常磁場の変動性を効果的に高めることができる。また、自然風の強弱によってプロペラ体40の回転速度、移動速度が変化するので、一定の移動速度でなく、常に磁石体50がつくる異常磁場を変化させることができ、磁場の乱れを大きくさせ、鳥類の飛来防止効果を一段と効果的に高めることができる。
また、水平軸20を、前方水平軸21と後方水平軸22とからなる分割体で構成すると共に、連結体30を介して前方水平軸21と後方水平軸22とを連結させる構成とすることで、設置前における鳥類飛来防止装置1の小型化を図ることができる。
また、支持軸41の両端に平板状のプロペラ羽根42を一対設けると共に、一対の平板状のプロペラ羽根42を、水平軸20を対称軸として線対称な向きに傾斜させて配置する構成とすることで、自然風を一段と効率的に受けて回転可能なプロペラ羽根42とすることができる。
また、数種類(本実施形態においては4種類)のパーツに予め組み立てられていると共に、数種類のパーツを所定箇所に差し込んだ状態で、ボルトBとナットNとをスパナ90とL型レンチ100とを用いて固定することで、組み立てが完了する構成とすることで、極めて設置が容易な鳥類飛来防止装置1とすることができる。
更に、連結体30、プロペラ体40、尾翼体60を構成する各構成要素を一体成形を用いて製造すると共に、連結体30、プロペラ体40、尾翼体60を形成する材質として同じ樹脂を用いる構成とすることで、製造効率が良く、省コスト化が可能な装置とすることができる。
次に図5を参照して、本考案の第2、第3の実施形態に係る鳥類飛来防止装置2、3を説明する。なお、図5においては、既述した本考案の第1の実施形態に係る鳥類飛来防止装置1と同一機能を果たすものには同一番号を付し、以下詳細な説明は省略するものとする。
まず図5(a)を参照して、本考案の第2の実施形態に係る鳥類飛来防止装置2は、支柱10の上端部に回動自在に垂設される水平軸20を細長い樹脂製の1本の棒状部材で形成すると共に、水平軸20の後部に樹脂製の台形形状からなる尾翼61を水平軸20と一体成形する構成としてある。よって、本実施形態においては、水平軸20を分割体とせず、また、尾翼61のみで尾翼体60を形成する構成としてある。
また、飛行機のプロペラのような樹脂製の4枚のプロペラ羽根42のみでプロペラ体40を形成する構成としてある。また、プロペラ羽根42は、2枚の羽根を一組としてアルミ薄板で一体成形する構成とし、中央部分にボルトBを挿通させる貫通孔(図示しない。)を設けてある。そして、この貫通孔にボルトBを挿通させて、水平軸20の先端に設けたねじ溝(図示しない。)に螺合させることで、プロペラ羽根42を水平軸20の先端に回転自在に固定する構成としてある。更に、プロペラ羽根42に接着剤を介して磁石体50を貼り付ける構成としてある。
このように、プロペラ羽根42をアルミ薄板で形成することで、人の手で適宜形状に変形可能なものとすることができ、一段と効率的に風を受けることが可能な装置とすることができる。また、水平軸20を分割体とせず、プロペラ羽根42のみでプロペラ体40を形成し、且つ尾翼61のみで尾翼体60を形成する構成とすることで、部材数の低減を図ることができ、省コスト化を図ることが可能な装置とすることができる。
勿論、水平軸20、尾翼61、プロペラ羽根42の材質は本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
次に、図5(b)を参照して、本考案の第3の実施形態に係る鳥類飛来防止装置3は、既述した本考案の第2の実施形態に係る鳥類飛来防止装置2に対して、支柱10、水平軸20、プロペラ羽根42、尾翼61の形状を変形させたもので、その他の構成は既述した本考案の第2の実施形態に係る鳥類飛来防止装置2と同様な構成とするものである。よって、以下では異なる構成についてのみ説明するものとする。
具体的には、本実施形態においては、支柱10をやや太い円柱状部材で形成する構成としてある。また、水平軸20を、先端及び後端がしぼんだやや太い略円柱状部材で形成する構成としてある。更に、飛行機のプロペラのような樹脂製の3枚の独立したプロペラ羽根42のみでプロペラ体40を形成する構成としてある。
このような構成も本考案の範囲内に入るものである。
なお、既述した本考案の実施形態に係る鳥類飛来防止装置1、2、3においては、プロペラ体40に磁石体50を取り付ける構成として、磁石体保持部41cに磁石体50を嵌合させる構成と、接着剤を介してプロペラ羽根42に磁石体50を貼り付ける構成とを用いたが、プロペラ体40に磁石体50を取り付ける構成はこれらに限るものではなく、プロペラ体40に磁石体50を取り付けることが可能なものであれば、如何なる構成としてもよい。
本考案の鳥類飛来防止装置は、簡易な構成で設置が容易であると共に、飛来防止効果を広範囲に作用させることができることから、鳥類飛来防止装置の産業分野において有用であり、産業上の利用可能性が大きい。
1 鳥類飛来防止装置
2 鳥類飛来防止装置
3 鳥類飛来防止装置
10 支柱
20 水平軸
21 前方水平軸
22 後方水平軸
30 連結体
31 支柱連結部
31a 本体
31b 差し込み用凸部
31c 嵌合用凸部
32 水平軸連結部
32a 本体
32b 水平軸嵌合用アーム
40 プロペラ体
41 支持軸
41a 主軸
41b 連結部
41c 磁石体保持部
42 プロペラ羽根
50 磁石体
60 尾翼体
61 尾翼
62 連結部
70 ベランダ柵
80 固定用紐
90 スパナ
100 L型レンチ
B ボルト
K 貫通孔
N ナット

Claims (2)

  1. 前部にプロペラ羽根を備える回転自在なプロペラ体を有し、後部に尾翼を備える尾翼体を有する水平軸を、支柱上端部に回動自在に垂設し、前記プロペラ体に、地磁場と異なる異常磁場を発生させる磁石体を取り付けてあることを特徴とする鳥類飛来防止装置。
  2. 水平軸は、前方部分を構成する前方水平軸と、後方部分を構成する後方水平軸とからなる分割体で構成されると共に、前記前方水平軸と、前記後方水平軸とは、支柱上端部に回動自在に取り付けられる連結体を介して連結され、且つ、プロペラ体は、前記前方水平軸の端部に回転自在に取り付けられる支持軸と、前記支持軸の両端に固設される一対の平板状のプロペラ羽根とで構成されると共に、前記一対の平板状のプロペラ羽根を、前記水平軸を対称軸として線対称な向きに傾斜させて配置してあることを特徴とする請求項1に記載の鳥類飛来防止装置。
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