JP3225958U - 給水ポンプシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ボイラ水を封止する封止機構へ供給される水を冷却する冷却機器の設置を不要とし、封止機構のスケールの付着や腐食を防止する給水ポンプシステムを提供する。【解決手段】外部から導入される第1の液体が供給され給水の漏出を封止するシール機構72aを有する給水ポンプ72と、外部から導入される第2の液体が供給され給水の漏出を封止するシール機構71aを有する給水ブースタポンプ71と、復水脱塩装置34から給水ブースタポンプ71の上流側へ給水を導く第4復水配管42から給水を分岐させて第1の液体としてシール機構72aへ導く第1分岐配管L1と、第1分岐配管L1の分岐位置P3から給水を分岐させて第2の液体としてシール機構71aへ導く第2分岐配管L2と、第1分岐配管L1の分岐位置P3の下流側に配置される第1開閉弁V1と、第2分岐配管L2に配置される第2開閉弁V2と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、復水脱塩装置から導かれるボイラ水を吸入して吐出する給水ポンプシステムに関するものである。
従来、ボイラへ供給されるボイラ水を昇圧する給水ポンプにおいて、昇圧されたボイラ水がポンプ軸から外部へ漏出することを防止するために、ポンプ軸にメカニカルシール等の封止機構を設置する場合がある。メカニカルシールには、例えば、昇圧されたボイラ水の外部への漏出防止、異物の侵入や停滞の防止、メカニカルシールを構成する固定環および回転環の摺動面の冷却等のために、ポンプの吸込み圧力よりも高圧の流体が供給される。
特許文献1には、ドレンポンプのシールボックスへ供給する軸封水としてドレンポンプが吐出した自己注水を用い、自圧水ラインから高圧の軸封水をシールボックスへ導くことが開示されている。また、特許文献1には、ドレンポンプが吐出した水に替えて、低圧給水加熱器の上流側からドレンポンプの吸入側へ軸封水を還流させることが開示されている。
特許文献2には、給水ポンプの端部にシール機構と水潤滑カーボン軸受を設け、シール冷却用の水を外部からシール機構に供給することで、シール機構を冷却し、ポンプ内部から漏れようとする水のシールを行い、水潤滑カーボン軸受を潤滑させることが開示されている。また、特許文献2には、シール冷却用の水として、復水系統から供給される水を用いることが開示されている。
特開昭62−242707号公報 特開2002−242881号公報
しかしながら、特許文献1のように、封止機構(シールボックス)を備えるポンプ自身が吐出した自己注水を封止機構へ導く場合、吐出する水に含まれる異物が封止機構に侵入してしまう可能性がある。また、ポンプから吐出される自己注水は吸入される水より昇温しているため、封止機構へ供給するのに適した温度まで低下させる冷却機器を設置する必要がある。また、復水器と低圧給水加熱器との間にろ過装置や復水脱塩装置が設置されていない場合に、低圧給水加熱器の上流側からドレンポンプの吸入側へ導かれる水には、スケールの発生や腐食の要因となるイオンが多く含まれる場合があるため、自己注水により封止機構を腐食させてしまう可能性がある。
また、特許文献2のように、シール冷却用の水として、復水系統から供給される水を用いる場合において、ろ過装置や復水脱塩装置が設置されていない場合の復水系統から供給される水にスケールの発生や腐食の要因となるイオンが多く含まれる場合があり、シール機構を腐食させてしまう可能性がある。特に、プラントの起動時において、給水水質管理のためのクリーンアップを行う際に、給水ポンプを起動する前に復水系統からシール機構にシール冷却用の水が供給される場合があり、プラントの起動時において特に溶出した鉄成分やイオン濃度が高い水がシール機構に供給され、シール機構のスケールの付着や腐食が促進されてしまう可能性がある。また、その他ポンプのシール機構と水を共有している場合に、その他ポンプのシール機構や、その他ポンプと接続される配管系統などもスケールの付着や腐食が促進されてしまう可能性がある。
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ボイラ水の漏出を封止する封止機構へ供給される水を冷却する冷却機器の設置を不要とし、かつ封止機構のスケールの付着や腐食を防止することが可能な給水ポンプシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る給水ポンプシステムは、復水脱塩装置を通過するボイラ水を供給する給水ポンプシステムであって、前記ボイラ水を吸入して下流側へ吐出するとともに外部から導入される第1の液体が供給され前記ボイラ水の漏出を封止する第1封止機構を有する主給水ポンプと、前記ボイラ水を吸入して前記主給水ポンプの上流側へ吐出するとともに外部から導入される第2の液体が供給され前記ボイラ水の漏出を封止する第2封止機構を有する副給水ポンプと、前記復水脱塩装置から前記副給水ポンプの上流側へ前記ボイラ水を導く主配管から前記ボイラ水を分岐させて、前記第1の液体として前記第1封止機構へ導く第1分岐配管と、前記第1分岐配管の所定分岐位置から前記ボイラ水を分岐させて、前記第2の液体として前記第2封止機構へ導く第2分岐配管と、前記第1分岐配管の前記所定分岐位置の下流側に配置される第1開閉弁と、前記第2分岐配管に配置される第2開閉弁と、を備える。
本開示によれば、ボイラ水の漏出を封止する封止機構へ供給される水を冷却する冷却機器の設置を不要とし、かつ封止機構のスケールの付着や腐食を防止することが可能な給水ポンプシステムを提供することができる。
本開示の一実施形態に係る発電プラントを示した概略構成図である。 給水ブースタポンプの部分断面図図である。
本開示に係る好適な実施形態について、以下に図面を参照して説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1には、本実施形態に係る発電プラント1が示されている。発電プラント1は、例えば石炭を燃料とするボイラ10と、ボイラ10で発生した蒸気によって回転駆動される蒸気タービン111,113と、発電機80とを備えている。
ボイラ10は、貫流ボイラとされており、石炭を粉砕した微粉炭を微粉燃料として用い、この微粉燃料を燃焼バーナにより燃焼させ、この燃焼により発生した熱を給水や蒸気と熱交換して過熱蒸気を生成する。以下の説明では、上や上方とは鉛直方向上側を示し、下や下方とは鉛直方向下側を示すものであり、鉛直方向は厳密ではなく誤差を含むものである。
ボイラ10は、火炉11と燃焼装置12とを有している。火炉11は、四角筒の中空形状をなして鉛直方向に沿って設置されている。火炉11を構成する火炉壁は、複数の伝熱管とこれらを接続するフィンとで構成され、微粉燃料の燃焼により発生した熱を伝熱管の内部を流通する給水や蒸気と熱交換することで火炉壁の温度上昇を抑制している。
燃焼装置12は、火炉11を構成する火炉壁の下部側に設けられている。燃焼装置12は、火炉壁に装着された複数の燃焼バーナを有している。例えば燃焼バーナは、火炉11の周方向に沿って均等間隔で配設されたものが1セットとして、鉛直方向に沿って複数段配置されている。但し、火炉11の形状や一つの段における燃焼バーナの数、段数はこれに限定されるものではない。
各燃焼バーナは、微粉炭供給管を介して複数の粉砕機(図示せず)に連結されている。この粉砕機は、図示しないが、例えば粉砕機のハウジング内に回転テーブルが駆動回転可能に支持され、この回転テーブルの上方に複数のローラが回転テーブルの回転に連動して回転可能に支持されて構成されている。石炭が複数のローラと回転テーブルとの間に投入されると、ここで所定の微粉炭の大きさに粉砕され、搬送用ガス(一次空気、酸化性ガス)により図示しない粉砕機のハウジング内の分級機に搬送されて所定のサイズ範囲内に分級された微粉燃料を微粉炭供給管から燃焼バーナに供給することができる。
また、火炉11は、各燃焼バーナの装着位置に風箱(図示せず)が設けられており、この風箱に空気ダクトの一端部が連結されている。空気ダクトの他端部には、押込通風機(FDF:Forced Draft Fan)が設けられている。
火炉11を出た燃焼ガスは、蒸発器(図示せず)、過熱器102、再熱器103、節炭器(図示せず)を通り、給水や蒸気との間で熱交換を行う。
熱交換を行った燃焼ガスは、煙道を通り、脱硝装置で燃焼ガス中の窒素酸化物が除去された後にエアヒータへ導かれ、燃焼用空気と熱交換する。そして、燃焼ガスは、電気集塵機などの集塵装置や脱硫装置を通り、煙突から排出される。
一方、複数の粉砕機が駆動すると、生成された微粉燃料が搬送用ガスと共に微粉炭供給管を通して燃焼バーナに供給される。また、ボイラ10の煙道から排出された排ガスとエアヒータで熱交換することで、加熱された燃焼用空気(二次空気、酸化性ガス)が空気ダクトから風箱を介して燃焼装置12の各燃焼バーナに供給される。すると、燃焼バーナは、微粉燃料と搬送用ガスとが混合した微粉燃料混合気を火炉11に吹き込むと共に燃焼用空気を火炉11に吹き込み、このときに微粉燃料混合気が着火することで火炎を形成することができる。火炉11内の下部で火炎が生じ、高温の燃焼ガスがこの火炉11内を上昇し、過熱器102等に向けて排出される。
その後、燃焼ガスは、蒸発器(図示せず)、過熱器102、再熱器103、節炭器(図示せず)で熱交換した後、脱硝装置により窒素酸化物が還元除去され、集塵装置で粒子状物質が除去され、脱硫装置にて硫黄酸化物が除去された後、煙突から大気中に排出される。なお、各熱交換器は燃焼ガス流れに対して、必ずしも上述の順番に配置されなくともよい。
ボイラ10が生成した蒸気によって、蒸気タービン111,113が回転駆動され、これら蒸気タービン111,113によって発電機80が回転駆動され発電が行われる。
蒸気タービン111は、高中圧蒸気タービンとされ、過熱器102で過熱された過熱蒸気(主蒸気)が蒸気タービン111の高圧蒸気タービン部分に導かれる。蒸気タービン111から排出された蒸気は、再熱器103で再過熱された過熱蒸気(再熱蒸気)となり、蒸気タービン111の中圧蒸気タービン部分に導かれる。蒸気タービン113は、低圧蒸気タービンとされ、高中圧蒸気タービン111の中圧蒸気タービン部分から排出された蒸気が導かれる。
低圧蒸気タービン113の下流側には、復水器20が接続されている。復水器20では、低圧蒸気タービン113を回転駆動した蒸気が冷却水(例えば、海水)によって冷却され、復水(凝縮水)となる。
復水器20には、復水を供給する第1復水配管21が設けられている。第1復水配管21の下流端には、ろ過装置22が設けられている。ろ過装置22は、水(復水やドレン水)中に存在する鉄分等の異物を除去する。第1復水配管21には、ろ過装置22の上流側に復水ポンプ24が設けられている。
第2復水配管32の下流端は、復水脱塩装置34に接続されている。復水脱塩装置34は、例えばイオン交換樹脂が用いられ、ナトリウムイオン等のボイラの給水、蒸気および復水の各系統において、スケールの付着や腐食の要因となる鉄成分やイオンを除去する。復水脱塩装置34は、例えば4塔が並列に接続するよう設けられており、3塔を通水用とし、残りの1塔を再生と待機の予備用として用いる。予備用の塔は、順次切り替えて運用される。
復水脱塩装置34には、第3復水配管36が接続されている。第3復水配管36には、復水を送水するための復水ブースタポンプ40が設けられている。なお、図における矢印A1は、復水の流れ方向を示す。
復水ブースタポンプ40の下流側には、第4復水配管(主配管)42が接続されている。第4復水配管42の下流端には、低圧給水ヒータ(給水ヒータ)44が接続されている。第4復水配管42の復水ブースタポンプ40と低圧給水ヒータ44の間には、復水循環配管43が接続されている。復水循環配管43の下流端は、復水器20に接続されている。復水循環配管43は、発電プラント起動時における復水のクリーンアップ時などに用いられる。
低圧給水ヒータ44は、本実施形態では例えば3つの低圧給水ヒータ44を備えていて、復水の流れ方向に順に、第1低圧給水ヒータ44a、第2低圧給水ヒータ44b及び第3低圧給水ヒータ44cを備えている。各低圧給水ヒータ44a,44b,44cには、それぞれ、低圧蒸気タービン113から蒸気を抽気する抽気配管45a,45b,45cが接続されている。各低圧給水ヒータ44a,44b,44cに供給される抽気蒸気の圧力は、第1低圧給水ヒータ44a、第2低圧給水ヒータ44b、第3低圧給水ヒータ44cの順に高くなっている。
低圧給水ヒータ44の出口からは、復水を給水(ボイラ給水)として供給される。低圧給水ヒータ44の給水の流れの下流側には、脱気器70、給水ブースタポンプ(副給水ポンプ)71、給水ポンプ(主給水ポンプ)72、給水弁74、高圧給水ヒータ76が順に設けられている。高圧給水ヒータ76には、図示しないが、高中圧蒸気タービン111から抽気された蒸気が導かれる。高圧給水ヒータ76にて加熱された給水は、ボイラ10の節炭器へと導かれる。矢印A2は、給水の流れ方向を示している。
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等である。
<給水ポンプシステム>
ここで、給水ブースタポンプ71と給水ポンプ72を含む給水ポンプシステム100について、図面を参照して説明する。図2は、給水ブースタポンプ71の部分断面図である。
給水ポンプシステム100は、脱気器70から導入される給水(ボイラ水)を吸入して高圧給水ヒータ76へ向けて吐出するシステムである。給水ポンプシステム100は、復水脱塩装置34と、復水ブースタポンプ(補助ポンプ)40と、給水ブースタポンプ71と、給水ポンプ72と、第1分岐配管L1と、第2分岐配管L2と、第1開閉弁V1と、第2開閉弁V2と、ストレーナ(異物除去機構)110と、オリフィス部120と、を備える。
復水ブースタポンプ40は、復水脱塩装置34から第3復水配管36へ導かれた給水を吸入して給水ブースタポンプ71の上流側へ吐出するポンプである。復水ブースタポンプ40から第4復水配管42へ導かれた給水は、第1分岐配管L1へ流入してシール機構71aおよびシール機構72aに導かれる。
給水ブースタポンプ71は、脱気器70から給水(ボイラ水)を吸入して給水ポンプ72の上流側へ吐出するポンプである。給水ブースタポンプ71は、給水の漏出を封止するシール機構(第2封止機構)71aを有する。
図2に示すように、給水ブースタポンプ71は、モータ71bと、駆動軸71cと、軸受部71dと、ポンプ本体71eと、を備える。モータ71bは、駆動軸71cを回転させる駆動力を発生する装置である。軸受部71dは、駆動軸71cを回転自在に支持するものであり、ポンプ本体71eの両端側に一対で設けられている。ポンプ本体71eは、駆動軸71cに連結されて回転するとともにポンプ本体71eの内部に配置される羽根車(図示略)により、脱気器70から流入する給水を吸入して給水ポンプ72の上流側へ吐出する。
シール機構71aは、メカニカルシールであり、ポンプ本体71eの両端側に一対で設けられている。シール機構71aは、本体部71a1と、固定環71a2と、回転環71a3と、を有する。回転環71a3は、駆動軸71cに固定されて駆動軸71cとともに回転する円環状の部材である。固定環71a2は、本体部71a1に固定されて回転環71a3と摺動しながら接触する円環状の部材である。
シール機構71aは、スプリング等の付勢部材(図示略)の付勢力により回転環71a3を固定環71a2に押付けた状態とすることで、ポンプ本体71eから外部への給水の漏出を防止する。図2に示すように、シール機構71aには、第2分岐配管L2から、復水ブースタポンプ40により昇圧されたボイラ水が供給される。なお、固定環71a2および回転環71a3の数量、配置については、図2に示す形態に限定されない。また、ポンプ本体71e内部の流体の圧力により、回転環71a3に付勢力を付与してもよい。
第2分岐配管L2からシール機構71aへと供給されるボイラ水の圧力は、ポンプ本体71eの吸入側のボイラ水の圧力よりも高い。これは、第4復水配管42を介して給水ブースタポンプ71へ供給されるボイラ水の圧力が、脱気器70において、ほぼ大気圧まで低下するためである。そのため、第2分岐配管L2から供給されるボイラ水が、シール機構71a部に供給される。これにより、シール機構71aを構成する固定環71a2および回転環71a3の摺動面へ水が行き届くとともに、異物の侵入や停滞の防止をすることができる。
また、第2分岐配管L2から供給されるボイラ水の温度は、ポンプ本体71eの吸入側のボイラ水の温度よりも低い。これは、第2分岐配管L2から供給されるボイラ水が、低圧給水ヒータ44および脱気器70を通過することなくこの上流側からバイパスして、シール機構71a部に供給されるためである。そのため、第2分岐配管L2から供給されるボイラ水が、固定環71a2と回転環71a3の摺動により発生する熱を冷却することができる。
給水ポンプ72は、給水ブースタポンプ71から吐出される給水を吸入して下流側へ吐出するポンプである。給水ポンプ72は、外部から導入される液体により、例えばグランドカバー(図示略)と駆動軸(図示略)の隙間をシールするシール機構(第1封止機構)72aを有する。図1に示すように、シール機構72aには、第1分岐配管L1から、復水ブースタポンプ40により昇圧されたボイラ水が供給される。
シール機構72aは、例えば、グランドカバー(図示略)と駆動軸(図示略)の摺動による摩耗防止やボイラ水の漏出を防止するものである。
第1分岐配管L1は、第4復水配管42の分岐位置P1から給水を分岐させてシール機構72aへ導く配管である。第4復水配管42は、復水脱塩装置34から復水ブースタポンプ40を介して給水ブースタポンプ71の上流側へ給水を導く。分岐位置P1は、第4復水配管42から復水循環配管43への分岐位置P2よりも給水の流通方向の上流側に配置されている。
第2分岐配管L2は、第1分岐配管L1の分岐位置P3からボイラ水を分岐させてシール機構71aへ導く配管である。
第1開閉弁V1は、第1分岐配管L1の分岐位置P3の下流側に配置され、制御部30から伝達される制御信号により開閉状態を切り替えるバルブである。第1開閉弁V1は、開状態においては第1分岐配管L1を介して給水をシール機構72aへ導き、閉状態においてはシール機構72aへの給水の供給を遮断する。
制御部30は、給水ポンプ72を起動していない場合に閉状態となるように第1開閉弁V1を制御する。このようにしているのは、発電プラント1の起動時などに実施される復水のクリーンアップ時に、第4復水配管42の分岐位置P2から復水循環配管43へ給水が導かれる状態となり、この時に分岐位置P2よりも上流の分岐位置P1から第1分岐配管L1へクリーンアップ実施時に溶出した鉄成分などで水質が低下した給水が流入するからである。
第1分岐配管L1へ流入した給水は、発電プラント1の起動時など鉄成分やイオン濃度が高い場合があるため、起動していない給水ポンプ72のシール機構72aへ供給されてスケールの付着や腐食が発生する可能性がある。そこで、制御部30は、第1分岐配管L1へ流入した給水がシール機構72aへ供給されないように第1開閉弁V1を閉状態としている。また、復水のクリーンアップ時は、溶出した鉄成分などで水質の低下した給水は、例えば復水循環配管43などを経由して復水器出口から系外へブロー排出される。
第2開閉弁V2は、第2分岐配管L2に配置され、制御部30から伝達される制御信号により開閉状態を切り替えるバルブである。第2開閉弁V2は、開状態においては第2分岐配管L2を介して給水をシール機構71aへ導き、閉状態においてはシール機構71aへの給水の供給を遮断する。
制御部30は、給水ブースタポンプ71を起動していない場合に閉状態となるように第2開閉弁V2を制御する。このようにしているのは、発電プラント1の起動時などに実施される復水のクリーンアップ時に、第4復水配管42の分岐位置P2から復水循環配管43へ給水が導かれる状態となり、この時に分岐位置P2よりも上流の分岐位置P1から第1分岐配管L1へ水質の低下した給水が流入するからである。
第1分岐配管L1へ流入した水質の低下した給水は、発電プラント1の起動時など溶出した鉄成分やイオン濃度が高い場合があるため、第2分岐配管L2を介して、起動していない給水ブースタポンプ71のシール機構71aへ供給されてスケールの付着や腐食が発生する可能性がある。そこで、制御部30は、第2分岐配管L2へ流入した給水がシール機構71aへ供給されないように第2開閉弁V2を閉状態としている。
ストレーナ110は、第1分岐配管L1の分岐位置P3の上流側に配置されるとともに給水に含まれる異物を除去する機構である。ストレーナ110は、所定粒径以上の異物を通過させないメッシュ部材を介して給水を流通させる。なお、給水に含まれる異物は、ろ過装置22でも除去されるため、第1分岐配管L1に配置したストレーナ110は省略されてもよい。
オリフィス部120は、第2分岐配管L2の第2開閉弁V2の下流側に配置され、シール機構71aへ流入する給水の流量を適量に制限する機構である。
以上説明した本実施形態の給水ポンプシステム100が奏する作用および効果について説明する。
本実施形態に係る給水ポンプシステム100によれば、給水ポンプ72のシール機構72aと給水ブースタポンプ71のシール機構71aには、復水脱塩装置34から第4復水配管42を介して第1分岐配管L1へ導かれた給水が供給される。シール機構72aには給水ポンプ72が吐出する給水から自己供給されないため、シール機構72aへ供給される自己注水を冷却する冷却機器の設置が不要となる。シール機構71aには給水ブースタポンプ71が吐出する給水は自己供給されないため、シール機構71aへ供給される自己注水を冷却する冷却機器の設置が不要となる。
また、本実施形態に係る給水ポンプシステム100によれば、スケールの付着や腐食の要因となる鉄成分やイオンが除去された給水がシール機構72aおよびシール機構71aに供給されるため、シール機構72aおよびシール機構71aが給水によりスケールの付着や腐食することが防止される。さらに、発電プラント1の起動時など、給水ポンプ72が起動する前に第1開閉弁V1を閉じておくことにより、給水ポンプ72の上流側の機器(復水ブースタポンプ40等)が起動して第1分岐配管L1へ発電プラント1の起動時の水質の低下した給水が流入する場合であっても、その水質の低下した給水がシール機構72aへ供給されない。
同様に、発電プラント1の起動時など、給水ブースタポンプ71が起動する前に第2開閉弁V2を閉じておくことにより、給水ブースタポンプ71の上流側の機器が起動して第2分岐配管L2へ発電プラント1の起動時の水質が低下した給水が流入する場合であっても、その水質の低下した給水がシール機構71aへ供給されない。よって、発電プラント1の起動時に鉄成分やイオン濃度が高い給水がシール機構72aおよびシール機構71aへ供給されてスケールの付着や腐食が促進することを防止することができる。
また、本実施形態に係る給水ポンプシステム100によれば、第2分岐配管L2の第2開閉弁V2の下流側に配置されるオリフィス部120によりシール機構71aへ流入する給水の流量を適量に制限し、シール機構71aへ安定した流量の給水を供給することができる。
また、本実施形態に係る給水ポンプシステム100によれば、給水に含まれる異物がろ過装置22および/またはストレーナ110により除去されるため、シール機構72aおよびシール機構71aへ異物が混入することを防止することができる。また、ストレーナ110を第1分岐配管L1の分岐位置P3の上流側に配置したため、第2分岐配管L2に他のストレーナを配置する必要がない。
また、本実施形態に係る給水ポンプシステム100によれば、制御部30により、給水ポンプ72が起動していない場合に閉状態となるように第1開閉弁V1が制御され、給水ブースタポンプ71が起動していない場合に閉状態となるように第2開閉弁V2が制御される。そのため、給水ポンプ72が起動していない場合に給水がシール機構72aに供給されること、および給水ブースタポンプ71が起動していない場合に給水がシール機構71aに供給されることを確実に防止することができる。
また、本実施形態に係る給水ポンプシステム100によれば、復水ブースタポンプ40により適切に昇圧された給水を第4復水配管42から第1分岐配管L1を介してシール機構72aへ導くことができる。
〔他の変形例〕
なお、上述した実施形態では、ボイラ10を石炭焚きボイラとしたが、固体燃料としては、バイオマス燃料や石油精製時に発生するPC(石油コークス:Petroleum Coke)燃料、石油残渣などを使用するボイラであってもよい。また、燃料として固体燃料に限らず、石油、重質油、工場廃液などの液体燃料も使用することができ、更には、燃料として気体燃料(天然ガス、石油ガス、製鉄プロセスなどにおける副生ガスなど)も使用することができる。そして、これら燃料の混焼焚きボイラにも適用することができる。
以上説明した各実施形態に記載の給水ポンプシステム(100)は、例えば以下のように把握される。
本開示の一態様に係る給水ポンプシステム(100)は、復水脱塩装置(34)を通過するボイラ水を供給し、前記ボイラ水を吸入して下流側へ吐出するとともに外部から導入される第1の液体が供給され前記ボイラ水の漏出を封止する第1封止機構(72a)を有する主給水ポンプ(72)と、前記ボイラ水を吸入して前記主給水ポンプ(72)の上流側へ吐出するとともに外部から導入される第2の液体が供給され前記ボイラ水の漏出を封止する第2封止機構(71a)を有する副給水ポンプ(71)と、前記復水脱塩装置(34)から前記副給水ポンプの上流側へ前記ボイラ水を導く主配管(42)から前記ボイラ水を分岐させて、前記第1の液体として前記第1封止機構へ導く第1分岐配管(L1)と、前記第1分岐配管の所定分岐位置(P3)から前記ボイラ水を分岐させて、前記第2の液体として前記第2封止機構へ導く第2分岐配管(L2)と、前記第1分岐配管の前記所定分岐位置の下流側に配置される第1開閉弁(V1)と、前記第2分岐配管に配置される第2開閉弁(V2)と、を備える。
本開示の一態様に係る給水ポンプシステムによれば、主給水ポンプの第1封止機構と副給水ポンプの第2封止機構には、復水脱塩装置から主配管を介して第1分岐配管へ導かれたボイラ水が供給される。第1封止機構には主給水ポンプが吐出するボイラ水を自己注水として供給されないため、第1封止機構へ供給される水を冷却する冷却機器の設置が不要となる。第2封止機構には副給水ポンプが吐出するボイラ水は自己注水として供給されないため、第2封止機構へ供給される水を冷却する冷却機器の設置が不要となる。
また、本開示の一態様に係る給水ポンプシステムによれば、スケールの付着や腐食の要因となる鉄成分やイオンが除去されたボイラ水が第1封止機構および第2封止機構に供給されるため、発電プラントの起動時などボイラ給水は鉄成分やイオンを含み水質が低下しているが、第1封止機構および第2封止機構が水質が低下したボイラ水によりスケールの付着や腐食することが防止される。さらに、発電プラントの起動時など主給水ポンプが起動する前に第1開閉弁を閉じておくことにより、主給水ポンプの上流側の機器が起動して第1分岐配管へボイラ水が流入する場合であっても、そのボイラ水が第1封止機構へ供給されない。同様に、副給水ポンプが起動する前に第2開閉弁を閉じておくことにより、副給水ポンプの上流側の機器が起動して第2分岐配管へボイラ水が流入する場合であっても、そのボイラ水が第2封止機構へ供給されない。よって、発電プラント起動時に鉄成分やイオン濃度が高いボイラ水が第1封止機構および第2封止機構へ供給されてスケールの付着や腐食が促進することを防止することができる。
本開示の一態様に係る給水ポンプシステムは、前記第2分岐配管の前記第2開閉弁の下流側に配置されるオリフィス部(120)を備える。
本開示の一態様に係る給水ポンプシステムによれば、第2分岐配管の第2開閉弁の下流側に配置されるオリフィス部により第2封止機構へ流入するボイラ水の流量を適量に制限し、第2封止機構へ安定した流量のボイラ水を供給することができる。
本開示の一態様に係る給水ポンプシステムは、前記第1分岐配管の前記所定分岐位置の上流側に配置されるとともに前記ボイラ水に含まれる異物を除去する異物除去機構(110)を備える。
本開示の一態様に係る給水ポンプシステムによれば、ボイラ水に含まれる異物が異物除去機構により除去されるため、第1封止機構および第2封止機構へ異物が混入することを防止することができる。また、異物除去機構を第1分岐配管の所定分岐位置の上流側に配置したため、第2分岐流路に他の異物除去機構を配置する必要がない。
本開示の一態様に係る給水ポンプシステムは、前記第1開閉弁および前記第2開閉弁を制御する制御部(30)を備え、前記制御部は、前記主給水ポンプが起動していない場合に閉状態となるように前記第1開閉弁を制御し、前記副給水ポンプが起動していない場合に閉状態となるように前記第2開閉弁を制御する。
本開示の一態様に係る給水ポンプシステムによれば、制御部により、主給水ポンプが起動していない場合に閉状態となるように第1開閉弁が制御され、副給水ポンプが起動していない場合に閉状態となるように第2開閉弁が制御される。そのため、主給水ポンプが起動していない場合にボイラ水が第1封止機構に供給されること、および副給水ポンプが起動していない場合にボイラ水が第2封止機構に供給されることを確実に防止することができる。
本開示の一態様に係る給水ポンプシステムは、前記復水脱塩装置から前記主配管へ導かれた前記ボイラ水を吸入して前記副給水ポンプの上流側へ吐出する補助ポンプを備え、前記第1分岐配管は、前記補助ポンプから前記主配管へ導かれた前記ボイラ水を分岐させて前記第1封止機構へ導く。
本開示の一態様に係る給水ポンプシステムによれば、補助ポンプにより適切に昇圧されたボイラ水を主配管から第1分岐流路を介して第1封止機構へ導くことができる。
1 発電プラント
10 ボイラ
24 復水ポンプ
30 制御部
34 復水脱塩装置
40 復水ブースタポンプ(補助ポンプ)
42 第4復水配管(主配管)
43 復水循環配管
44 低圧給水ヒータ
70 脱気器
71 給水ブースタポンプ(副給水ポンプ)
71a シール機構(第2封止機構)
72 給水ポンプ(主給水ポンプ)
72a シール機構(第1封止機構)
100 給水ポンプシステム
110 ストレーナ(異物除去機構)
120 オリフィス部
L1 第1分岐配管
L2 第2分岐配管
P1 分岐位置
P2 分岐位置
P3 分岐位置(所定分岐位置)
V1 第1開閉弁
V2 第2開閉弁

Claims (5)

  1. 復水脱塩装置を通過するボイラ水を供給する給水ポンプシステムであって、
    前記ボイラ水を吸入して下流側へ吐出するとともに外部から導入される第1の液体が供給され前記ボイラ水の漏出を封止する第1封止機構を有する主給水ポンプと、
    前記ボイラ水を吸入して前記主給水ポンプの上流側へ吐出するとともに外部から導入される第2の液体が供給され前記ボイラ水の漏出を封止する第2封止機構を有する副給水ポンプと、
    前記復水脱塩装置から前記副給水ポンプの上流側へ前記ボイラ水を導く主配管から前記ボイラ水を分岐させて、前記第1の液体として前記第1封止機構へ導く第1分岐配管と、
    前記第1分岐配管の所定分岐位置から前記ボイラ水を分岐させて、前記第2の液体として前記第2封止機構へ導く第2分岐配管と、
    前記第1分岐配管の前記所定分岐位置の下流側に配置される第1開閉弁と、
    前記第2分岐配管に配置される第2開閉弁と、を備える給水ポンプシステム。
  2. 前記第2分岐配管の前記第2開閉弁の下流側に配置されるオリフィス部を備える請求項1に記載の給水ポンプシステム。
  3. 前記第1分岐配管の前記所定分岐位置の上流側に配置されるとともに前記ボイラ水に含まれる異物を除去する異物除去機構を備える請求項1または請求項2に記載の給水ポンプシステム。
  4. 前記第1開閉弁および前記第2開閉弁を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記主給水ポンプが起動していない場合に閉状態となるように前記第1開閉弁を制御し、前記副給水ポンプが起動していない場合に閉状態となるように前記第2開閉弁を制御する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の給水ポンプシステム。
  5. 前記復水脱塩装置から前記主配管へ導かれた前記ボイラ水を吸入して前記副給水ポンプの上流側へ吐出する補助ポンプを備え、
    前記第1分岐配管は、前記補助ポンプから前記主配管へ導かれた前記ボイラ水を分岐させて前記第1封止機構へ導く請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の給水ポンプシステム。
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