JP3225799U - 表面洗浄装置 - Google Patents

Abstract

【課題】複数のポンプの使用、所与のポンプの複数の流量の使用、及びそれらの組合せにより、洗浄流体を表面に送出する際に流量を調節することができ、洗浄プロセスの効率を向上できる表面洗浄装置を提供する。【解決手段】表面洗浄装置は、吸引源を備えるハウジング１１８と、ハウジングに動作可能に連結することができる複数の基部アセンブリ１２０とを備える。複数の基部アセンブリは、多種の表面を洗浄するために異なる基部アセンブリを含む。基部散布器を含む流体散布器は、複数の基部アセンブリのうちの少なくとも１つから被洗浄面に洗浄流体を供給する。【選択図】図２

Description

本考案は、表面洗浄装置に関する。

抽出洗浄機（extraction cleaner）は、カーペット及び室内装飾用品等の他の布地表面を奥まで洗浄するための、よく知られた表面洗浄装置である。大抵のカーペットエクストラクターは、洗浄流体を被洗浄面に送出する流体送出システムと、使用済み洗浄流体及びデブリ（塵、埃、汚れ、土、毛髪、及び他のデブリを含み得る）を表面から吸い取る流体回収システムとを備える。流体送出システムは、通例、供給される洗浄流体を保管するための１つ以上の流体供給タンクと、洗浄流体を被洗浄面に適用するための流体散布器と、洗浄流体を流体供給タンクから流体散布器に送達するための流体供給導管とを備える。表面上の洗浄流体を撹拌するための撹拌器を設けることができる。流体回収システムは、通例、回収タンクと、被洗浄面に近接するとともに作用空気導管を通して回収タンクと流体連通するノズルと、洗浄流体を被洗浄面からノズル及び作用空気導管を通して回収タンクまで吸い込むように作用空気導管と流体連通する吸引源とを備える。他の表面洗浄装置は、被洗浄面に近接し、収集システムと流体連通するノズルを備えることができるバキュームクリーナーを含み、表面上の洗浄流体を撹拌するための撹拌器を設けることができる。

本開示の一態様は、表面洗浄装置であって、直立アセンブリと、該直立アセンブリに枢動式に取り付けられ、被洗浄面にわたって移動するように適合された基部とを含むハウジングと、前記ハウジングを通る作用空気経路と、前記ハウジングに設けられ、前記作用空気経路の一部分を画定する回収容器と、前記ハウジングに設けられ、前記作用空気経路の一部分を画定する吸引源と、前記基部に取外し可能に取り付けられ、前記被洗浄面に隣接するように適合される吸引ノズル入口を少なくとも部分的に画定し、少なくとも部分的に撹拌器チャンバーを画定する吸引ノズルアセンブリと、前記ハウジングに設けられる流体送出システムであって、供給される洗浄流体を貯留するように構成された流体供給容器と、前記流体供給容器と流体連通し、前記被洗浄面に洗浄流体を吐出するように構成された流体散布器であって、該流体散布器は、前記吸引ノズルアセンブリの外側上部に保持され、基部ハウジングの前方に向かって噴霧するように構成される、流体散布器と、前記流体供給容器から前記流体散布器への洗浄流体の流れを制御するように構成された流量制御アクチュエーターとを備える、流体送出システムと、前記撹拌器チャンバー内に取外し可能に取り付けられる撹拌器とを備える、表面洗浄装置に関する。

本開示の別の態様は、表面洗浄装置であって、ハウジングと、前記ハウジングを通る作用空気経路と、前記ハウジングに設けられ、前記作用空気経路の一部分を画定する回収容器と、前記ハウジングに設けられ、前記作用空気経路の一部分を画定する吸引源と、前記ハウジングに設けられた流体送出システムであって、供給される洗浄流体を貯留するように構成された流体供給容器と、前記流体供給容器と流体連通し、被洗浄面に洗浄流体を吐出するように構成された流体散布器と、前記流体供給容器から前記流体散布器への洗浄流体の流れを制御するように構成された流量制御アクチュエーターとを備える、流体送出システムと、前記ハウジングに選択的に動作可能に連結される一組の取外し式ノズルであって、該一組の取外し式ノズルのうちの１つが前記ハウジングに動作可能に連結される場合、該一組の取外し式ノズルのうちの前記１つは、前記流体散布器を保持し、前記被洗浄面に隣接するように適合されるとともに、前記作用空気経路に流体連結される吸引ノズル入口を少なくとも部分的に画定し、撹拌器チャンバーを少なくとも部分的に画定する、取外し式ノズルと、前記撹拌器チャンバー内に選択的に収納可能な一組の撹拌器とを備える、表面洗浄装置に関する。

本明細書に記載の種々の態様に係る例示的な表面洗浄装置の概略図である。 本明細書に記載の種々の態様に係る、複数のノズル及び撹拌器を備える基部アセンブリを有する直立抽出洗浄機の形態の、図１の表面洗浄装置の斜視図である。 本明細書に記載の種々の態様に係る、裸床洗浄構成における図２の直立抽出洗浄機及び基部アセンブリの切欠き斜視図である。 図３の線ＩＶ−ＩＶに沿う基部アセンブリの断面図である。 図３の基部アセンブリのノズルアセンブリの正面斜視図である。 図５のノズルアセンブリの分解図である。 図５のノズルアセンブリの背面斜視図である。 本明細書に記載の種々の態様に係る、カーペット洗浄構成における図２の直立抽出洗浄機及び基部アセンブリの切欠き斜視図である。 図８の線ＩＸ−ＩＸに沿う基部アセンブリの断面図である。 図８の基部アセンブリのノズルアセンブリの分解図である。 本明細書に記載の種々の態様に係る、図２の直立抽出洗浄機において使用することができる流体送出システムの概略図である。 図２の抽出洗浄機の回収容器の一部が分解された側面斜視図である。 本明細書に記載の種々の態様に係る、フロートバルブを示す図２の抽出洗浄機の一部分の斜視図である。 本明細書に記載の種々の態様に係る、電気コンポーネントを含む図２の直立抽出洗浄機の一部分の斜視図である。 本明細書に記載の種々の態様に係る、回路基板を示す図２の直立抽出洗浄機の一部分の斜視図である。 本明細書に記載の種々の態様に係る、プッシュプッシュ（push-push）バルブを備える基部アセンブリを有する代替的な直立抽出洗浄機の形態の、図１の表面洗浄装置の一部分の部分分解図である。 第１の位置におけるプッシュプッシュバルブを示す、図１６の線ＸＶＩＩ−ＸＶＩＩに沿う表面洗浄装置の基部アセンブリの断面図である。 第２の位置におけるプッシュプッシュバルブを示す、図１７と同様の断面図である。

図１は、例示的な抽出洗浄機（extraction cleaner）１０の形態の表面洗浄装置の種々の機能システムの概略図である。例示的な抽出洗浄機１０の機能システムは、基部及び被洗浄面を横切るように該基部を方向付ける直立本体を備える直立抽出デバイス、バキュームホースによって車輪付き基部に接続される洗浄器具を備えるキャニスターデバイス、比較的小さな面積を洗浄するための、ユーザーによって手で持たれるように適合されたポータブル抽出機(エクストラクター)、又は商用抽出機(エクストラクター)等の任意の所望の形態に構成することができる。上述した抽出洗浄機はいずれも、可撓性バキュームホースを備えるように適合することができ、この可撓性バキュームホースは、ノズルと吸引源との間の作用空気導管の一部を形成することができる。

抽出洗浄機１０は、洗浄流体を保管するとともに洗浄流体を被洗浄面に送出する流体送出システム１２と、使用済み洗浄流体及びデブリを被洗浄面から除去するとともに使用済み洗浄流体及びデブリを保管する回収システム１４とを備えることができる。

回収システム１４は、吸引ノズル１６と、吸引ノズル１６と流体連通する、作用空気流を生成するための吸引源１８と、後で廃棄されるように流体及びデブリを作用空気流から分離及び収集するための回収容器２０とを備えることができる。回収容器２０の一部には、流体及び混入したデブリを作用空気流から分離するために、分離器２１を形成することができる。

吸引源１８は、任意の適した吸引源とすることができ、回収容器２０と流体連通して設けられるモーター／ファンアセンブリ１９として本明細書において示される。モーター／ファンアセンブリ１９は、バッテリー又は家庭用コンセントに差し込まれた電源コード等によって、電源２２に電気的に結合することができる。モーター／ファンアセンブリ１９と電源２２との間の吸引電源スイッチ２４は、ユーザーによって選択的に閉じられることによって、モーター／ファンアセンブリ１９を作動させることができる。電源としてバッテリーが使用される例では、抽出洗浄機１０はコードレスとみなすことができることが理解される。

吸引ノズル１６は、被洗浄面上を移動するように適合された基部、すなわち洗浄ヘッドに設けることができる。撹拌器２６は、デブリが吸引ノズル１６により容易に吸い込まれるように被洗浄面を撹拌するために、吸引ノズル１６に隣接して設けることができる。撹拌器２６のいくつかの例として、限定されないが、水平回転ブラシロール、二重水平回転ブラシロール、１つ以上の鉛直回転ブラシロール、又は静止ブラシが挙げられる。撹拌器（複数の場合もある）２６は、任意の好適な材料から形成することができることが理解される。これには、ハイブリッドブラシロールを使用することができることを含む。ハイブリッドブラシロールは、硬質表面及び軟質表面を含む様々なタイプの被洗浄面において、湿式バキューム洗浄及び乾式バキューム洗浄を含む様々な洗浄モードでの洗浄性能を最適化するために、複数の撹拌材料を備える。非限定的な例では、ハイブリッドブラシロールは、ダボから延在する複数の房状のブリストル又はまとまったブリストルストリップと、ブリストル間に配置されてダボ上に設けられるマイクロファイバー材料とを備えることができる。

流体送出システム１２は、供給分の流体を貯留する少なくとも１つの流体容器３４を備えることができる。流体は、限定されないが、水、組成物、濃縮洗剤、希釈洗剤等及びこれらの混合物を含む、任意の適した洗浄流体の１つ以上を含むことができる。例えば、流体は、水及び濃縮洗剤の混合物を含むことができる。

流体送出システム１２は、容器３４から流体散布器３８への流体の流量を制御する流量制御システム３６を更に備えることができる。１つの構成において、流量制御システム３６は、システム１２を加圧する少なくとも１つのポンプ４０と、散布器３８への流体の送出を制御する流量制御バルブ４３とを備えることができる。１つの例において、ポンプ４０は、電源２２と結合することができる。アクチュエーター４４は、流量制御システム３６を作動させて、散布器３８に流体を供給するように設けることができる。アクチュエーター４４は、アクチュエーター４４を押すとバルブ４３が開くように、バルブ４３に作動可能に結合することができる。バルブ４３は、バルブ４３と電源２２との間に電気スイッチ４６を設けること等によって、電気的に作動させることができ、電気スイッチ４６は、アクチュエーター４４が押されると選択的に閉じられ、それにより、バルブ４３が開位置に移動するようにバルブ４３に給電する。１つの例において、バルブ４３は、ソレノイドバルブとすることができる。

ポンプ４０は、流量制御バルブ４３にそれぞれ流体連結された第１のポンプ４１及び第２のポンプ４２を更に備えることができることが想定される。そのような場合、第１のポンプ４１の動作により、第１の体積流量を流体散布器３８に提供することができ、第１のポンプ４１及び第２のポンプ４２の同時の動作により、第２の体積流量を流体散布器３８に提供することができる。別の例において、第１のポンプ４１及び第２のポンプ４２のそれぞれは、異なる第１の体積流量及び第２の体積流量を提供することができ、ポンプ４１、４２の同時の動作により、第３の体積流量を流体散布器３８に提供することができる。更に別の例において、第１のポンプ４１及び第２のポンプ４２のいずれか又は双方は、「高流量」及び「低流量」等の複数の体積流量で動作するように構成することができる。この場合、流量の組合せを第１のポンプ４１及び第２のポンプ４２の単独又は同時の動作によって達成することができる。ポンプ４１、４２は、非限定的な例において、遠心ポンプ又はソレノイドポンプとすることができることが更に想定される。更に別の例において、流量制御システム３６内で、単一の遠心ポンプ４０又は単一のソレノイドポンプ４０等の単一のポンプ４０を使用することができる。

流体散布器３８は、被洗浄面に流体を送出する少なくとも１つの散布器出口を有することができる。少なくとも１つの散布器出口は、被洗浄面に直接流体を送出するように、又は、撹拌器２６に流体を送出することによって間接的に流体を送出するように配置することができる。少なくとも１つの散布器出口は、ノズル又はスプレーチップ等の任意の構造を含むことができる。複数の散布器出口を設けることもできる。図１に示されているように、散布器３８は、洗浄流体を被洗浄面に散布する複数の散布器出口４８を有することができる。散布器出口４８のうちの少なくとも１つは、例えばバルブ（図示せず）によって、更なる洗浄流体を散布するように選択的に動作することもできる。代替的に、散布器３８は、所望に応じて、単一の噴霧器等の単一の散布器出口を含むことができる。さらに、散布器出口４８を含む散布器３８は、抽出洗浄機１０に取外し可能に連結することができる本体３９に配置することができる。

必要に応じて、洗浄流体を被洗浄面に送出する前に洗浄流体を加熱するように、ヒーター５０を設けることができる。図１に示されている例において、容器３４の下流かつポンプ４０の上流に、インラインヒーター５０を配置することができる。他のタイプのヒーター５０を使用することもできる。更に別の例において、洗浄流体は、モーター／ファンアセンブリ１９のモーター冷却路からの排気を用いて加熱することができる。

別の選択肢として、流体送出システムには、洗浄流体を貯留する少なくとも１つの追加の容器を設けることができる。例えば、容器３４は、水を貯留することができ、追加の容器５２は、洗剤等の洗浄剤を貯留することができる。容器３４、５２は、例えば、供給タンク及び／又はコラプシブルブラダー（collapsible bladder）によって画定することができる。１つの構成において、容器３４は、回収容器２０内に設けられるブラダーとすることができる。代替的には、単一の容器３４が、異なる流体のための複数のチャンバーを画定することができる。

複数の容器３４、５２が設けられる場合、流量制御システム３６には、表面に送出される洗浄流体の組成を制御する混合システム５４を更に設けることができる。洗浄流体の組成は、混合システムによって一緒に混合される洗浄流体の比率によって決まり得る。本明細書に示されているように、混合システム５４は、容器３４、５２のうちの一方又は両方から選択的に流体を受け取る混合マニホールド５６を備える。混合バルブ５８が追加の容器５２の出口に流体的に結合されており、それにより、混合バルブ５８が開くと、第２の洗浄流体が混合マニホールド５６に流れる。混合バルブ５８のオリフィスを制御するか又は混合バルブ５８が開く時間を制御することによって、表面に送出される洗浄流体の組成を選択することができる。

必要に応じて、ポンプ４０を排除することができ、流量制御システム３６は、容器（複数の場合もある）３４、５２の出口と流体的に結合されるバルブを有し、それにより、バルブが開くと流体が重力によって散布器３８まで流れる、重力供給システムを備えることができる。バルブは、上述したように、機械的に作動させることも電気的に作動させることもできる。

以下の方法に従い、図１に示されている抽出洗浄機１０を使用して、デブリ及び流体を被洗浄面から効果的に除去することができる。論じられるステップの順序は、単に例示のためのものであり、本方法をいかようにも限定することを意図しておらず、これらのステップを異なる論理的順序において行うこともできるし、追加のステップ又は中間ステップを含むこともできるし、記載されているステップを複数のステップに分割することもできることが理解される。

動作時、抽出洗浄機１０は、抽出洗浄機１０を電源２２に結合するとともに、容器３４及び必要に応じて追加の容器５２に洗浄流体を充填することによって、使用に向けて準備される。抽出洗浄機１０を表面上で前後に移動させながら、ユーザーがアクチュエーター４４を起動することによって、洗浄流体が流体送出システム１２を介して被洗浄面に選択的に送達される。同時に、撹拌器２６は、被洗浄面に対する洗浄流体をかき回すことができる。回収システム１４の動作時、抽出洗浄機１０は、流体及びデブリを含む作用空気を、吸引ノズル１６を通して、下流の回収容器２０に吸い込み、回収容器２０において、流体デブリは、作用空気から実質的に分離される。そして、この空気流は、モーター／ファンアセンブリ１９を通過し、その後、抽出洗浄機１０から排出される。回収容器２０から、収集された流体及びデブリを定期的に排出することができる。

図２は、本明細書に記載の種々の態様に係る直立抽出洗浄機１００を示す斜視図である。図面に関連する記載では、「上」、「下」、「右」、「左」、「後方」、「前方」、「鉛直」、「水平」、「内側」、「外側」という用語及びそれらの派生語は、直立抽出洗浄機１００の後方を規定する、直立抽出洗浄機１００の後ろにいるユーザーの視点から記載されるものとする。しかしながら、本開示は、否定する記載が明記されている場合を除き、様々な代替的な向きをとることができることを理解されたい。

直立抽出洗浄機１００は、直立アセンブリ１１０及び基部アセンブリ１２０を有するハウジングを備えることができる。直立アセンブリ１１０は、基部アセンブリ１２０に対し枢動可能に接続し、基部アセンブリ１２０を被洗浄面に対し横断的に方向付けることができる。

直立抽出洗浄機１００は、洗浄流体を貯留し、被洗浄面に送出する流体送出システム１２、並びに吐出された洗浄流体、塵、及びデブリを被洗浄面から吸い取って貯留する回収システム１４を含む、図１に記載されている種々のシステム及びコンポーネントのうちのいずれか又は全てを備えることができることが想定される。図１に概略的に示されている、流体送出システム１２及び流体回収システム１４を含む種々のシステム及びコンポーネントは、基部アセンブリ１２０及び直立アセンブリ１１０のいずれか又は双方によって支持することができる。さらに、図２の例において、流体送出システム１２は、上述したように、第１のポンプ４１及び第２のポンプ４２を備える。

直立アセンブリ１１０は、限定はしないが、回収容器２０、流体容器３４、並びに第１のポンプ４１及び第２のポンプ４２（図１）を含む、流体送出システム１２及び回収システム１４のコンポーネントを支持する、主支持セクション又はフレーム１１１を備える。また、直立アセンブリ１１０は、フレーム１１１から上方に延在する細長いハンドル１１２を有する。ハンドル１１２は、伸縮式ハンドルの形態とすることができ、被洗浄面上で直立抽出洗浄機１００を操作するために用いることができる一端部において、ハンドグリップ１１４を設けることもできる。加えて、少なくとも１つの電子制御部１１６が、ハンドル１１２上でハンドグリップ１１４に隣接して設けられ、流体送出システム１２又は回収システム１４のコンポーネントを選択的に動作させるために電源２２（図１）に連結されている。

モーターハウジング１１８は、フレーム１１１の上端部に形成され、内部に配置されるモーター／ファンアセンブリ１９（図１）を回収容器２０と流体連通した状態で収容する。

直立抽出洗浄機１００は、一組の交換可能な吸引ノズル１６と、一組の交換可能な撹拌器２６とを備える１つの基部アセンブリ１２０を有する。本明細書において用いられる場合、「組」又は一「組」の要素という用語は、１つのみの場合も含む任意の数の要素とすることができる。図示の例において、一組の交換可能な吸引ノズル１６は、裸床洗浄ノズル１２２及びカーペット洗浄ノズル１２４の形態の複数の交換可能な吸引ノズル１６を含む。これらのノズルのいずれかを基部アセンブリ１２０のハウジング１２５に取り付けて、抽出洗浄機１００に吸引ノズル１６を設けることができる。トレイ１１９は、直立抽出洗浄機１００に対し、裸床洗浄ノズル１２２及びカーペット洗浄ノズル１２４の一方又は双方並びに交換可能な撹拌器２６のドッキング領域（docking area）を提供することができる。

抽出洗浄機１０に吸引ノズルを設けることに加えて、裸床洗浄ノズル１２２及びカーペット洗浄ノズル１２４は、基部アセンブリ１２０の少なくとも１つの流体散布器を備えることができる。裸床洗浄ノズル１２２及びカーペット洗浄ノズル１２４は、基部ハウジング１２５から１つのユニットとして取外し可能であるモジュール式又は一体型構成で、少なくとも１つの流体散布器を一緒に保持することができる。

図示の例では、基部アセンブリ１２０は、マイクロファイバーブラシロール１３０及びブリストル付きブラシロール（bristled brushroll）１３２の形態の複数の交換可能な撹拌器を備える。これらのブラシロールのいずれかを基部アセンブリ１２０のハウジングに取り付けて、抽出洗浄機１０に撹拌器を設けることができる。１つの例において、抽出洗浄機１００を裸床洗浄モードで用いるには、裸床洗浄ノズル１２２及びマイクロファイバーブラシロール１３０を基部アセンブリ１２０に設置し、抽出洗浄機１００をカーペット洗浄モードで用いるには、カーペット洗浄ノズル１２４及びブリストル付きブラシロール１３２を基部アセンブリ１２０に設置する。ノズル及びブラシロールを他の組合せで用いることができることも想定される。さらにまた、これらのノズルは記載の上で定義されているものの、カーペット洗浄ノズル１２４を裸床上で使用してもよく、裸床洗浄ノズル１２２をカーペット上で使用してもよいことが理解される。

図３は、裸床洗浄のための構成である直立抽出洗浄機１００の切欠き斜視図である。裸床洗浄ノズル１２２の切欠き図が示されている。ここで、裸床洗浄ノズル１２２は、限定はしないが、吸引ノズル１６、撹拌器２６、及び流体散布器３８を含む、流体送出システム１２及び回収システム１４のコンポーネントを支持する、基部ハウジング１２５を含む。車輪１２７は、基部ハウジング１２５の被洗浄面上での移動を少なくとも部分的に補助する。

流体散布器３８は、洗浄流体を流体容器３４（図２）から基部散布器１４４に供給する導管１４３を有することができる。基部散布器１４４は、図示のように、基部ハウジング１２５の上方に配置され、基部出口１４５として示されている基部ノズルにおいて終端する。加えて、発光ダイオード（ＬＥＤ）１２９等の光源を、直立抽出洗浄機１００の様々な動作に対するインジケーターとして、基部ハウジング１２５内に配置することができる。１つの例において、ＬＥＤ１２９は、液体が基部散布器１４４を通して散布されるときに、定常状態又は点滅パターンで発光することができる。

図示の例の撹拌器２６は、撹拌器モーター１４０の駆動シャフト１４１に伝動機構１４２を介して動作的に連結された、マイクロファイバーブラシロール１３０等の水平方向に回転する例示的なブラシロールを備える。伝動機構１４２は、１つ以上のベルト、ギア、シャフト、プーリー、又はそれらの組合せを含むことができる。また、第１のポンプ４１及び第２のポンプ４２（図１）は、伝動機構１４２を介して駆動シャフト１４１に動作的に連結することができるか、又は必要に応じて、固有の伝動機構を介して連結することができる。例示的なブラシロールは、種々のタイプのブラシロールを含むことができ、図３の図示の例において、例示的なブラシロールは、マイクロファイバーブラシロール１３０を含む。

撹拌器２６又は吸引ノズル１６のうちのいずれも、裸床洗浄ノズル１２２からユニットとして取外し可能であるように構成することができることが想定される。そのような場合、撹拌器２６又は吸引ノズル１６は、誤った組付けを防ぐため、又はコンポーネントの望ましくない組合せ（例えば、裸床洗浄吸引ノズルとカーペット洗浄ブラシロールとの組合せ）での組付けを防ぐために、キー溝等の位置決め機構を有することができる。

図４は、裸床洗浄ノズル１２２及びマイクロファイバーブラシロール１３０が基部アセンブリ１２０に設置された状態の、基部アセンブリ１２０の断面図を示している。散布器出口４８は、基部ハウジング１２５内でマイクロファイバーブラシロール１３０の正面に洗浄流体を吐出するように適合されている。基部出口１４５は、図示のように基部ハウジング１２５の正面に洗浄流体を吐出することができる。導管１４３は、直立アセンブリ１１０内で裸床洗浄ノズル１２２から流体容器３４まで延在することができ、導管１４３は、１つ以上の可撓性セクション及び／又は剛性セクションによって形成することができる。ポンプ４１、４２（図１）の一方又は双方は、導管１４３の一部分を形成することができる。

前壁１４７及び中央壁１４８は、吸引ノズル１６の一部分を形成することができる。吸引経路１４９は、前壁１４７と中央壁１４８との間に画定することができる。前壁１４７と中央壁１４８との間の開口は、被洗浄面から例えば３ｍｍ〜５ｍｍだけ離隔した第１の吸引ノズル入口１５１を形成する。吸引経路１４９は、回収容器２０に通じる回収空気流導管１５３と流体連通する。

加えて、水平ワイパー１５５を、マイクロファイバーブラシロール１３０に隣接してマイクロファイバーブラシロール１３０の正面に配置し、吸引経路１４９への第２の吸引ノズル入口１５２を画定することができる。図示の例において、水平ワイパー１５５は、マイクロファイバーブラシロール１３０に向かって延在し、マイクロファイバーブラシロール１３０に接触するのに十分な長さを有する。水平ワイパー１５５は、マイクロファイバーブラシロール１３０から離隔することができることも想定される。そのような場合、マイクロファイバーブラシロール１３０は、直立抽出洗浄機１００の動作中に遠心力によって広がり、その広がった状態で水平ワイパー１５５に接触することができる。このようにして、マイクロファイバーブラシロール１３０からの余剰の液体又はデブリを、ワイパー１５５によって収集し、第２の吸引ノズル入口１５２に向け、回収容器２０（図１）内に堆積させることができる。スクイージーブレード１５６は、裸床洗浄ノズル１２２内に含むこともできる。スクイージーブレード１５６は、被洗浄面から余剰の液体を更に除去するために、マイクロファイバーブラシロール１３０の後方に位置するものとして示されている。

撹拌器ハウジング１５７は、中央壁１４８によって少なくとも部分的に画定することができ、また、撹拌器２６のための撹拌器チャンバー１５８を画定することができる。加えて、前壁１４７は、基部出口１４５への流体経路１６０に対する囲い部１５９を形成することができる。

回収空気流導管１５３は、裸床洗浄ノズル１２２から直立アセンブリ１１０へと通過するホース導管１６１を備える、１つ以上の可撓性セクション及び／又は剛性セクションを形成することができる。ホース導管１６１は、直立アセンブリ１１０の裸床洗浄ノズル１２２に対する枢動を容易にするように可撓性とすることができる。

撹拌器ハウジング１５７の一部分は、回収空気流導管１５３の一部分を形成するように成形することができる。ここでは、撹拌器ハウジング１５７は、ハウジング１５７の後部において、撹拌器チャンバー１５８の後方に、剛性ダクト１６２を有する。撹拌器モーター１４０等の周囲のコンポーネントから回収空気流導管１５３を流体的に隔離するために、剛性ダクト１６２と吸引経路１４９との間にシール１６５を配置することができる。矢印１５４は、第１の吸引ノズル入口１５１及び第２の吸引ノズル入口１５２を通って回収空気流導管１５３に移動する空気、デブリ、及び吸い取られた流体の流れを示している。加えて、裸床洗浄ノズル１２２は、直立抽出洗浄機１００から取外し可能であるように構成することができる。図示の例において、裸床洗浄ノズル１２２は、直立抽出洗浄機１００上のキャッチ１６４と連結するように構成されたラッチ１６３を更に有することができる。

図５は、裸床洗浄ノズル１２２を示している。裸床吸引ノズル１２２は、内側ノズルハウジング１２８に連結される外側ノズルハウジング１２６を備えることができることが想定される。水平ワイパー１５５、基部散布器１４４、及び基部出口１４５は、内側ノズルハウジング１２８に連結することができる。

裸床吸引ノズル１２２の更なる細部は、図６の部分分解図に示されている。水平ワイパー１５５は、ワイパーハウジング１６６によって保持することができ、ワイパーハウジング１６６における第１の連結部１６７と、内側ノズルハウジング１２８における第２の連結部１６８とを介して内側ノズルハウジング１２８に連結することができる。導管１４３は、基部散布器の流体カップリング１４６と基部出口１４５とに流体連結し、流体容器３４（図１）から基部出口１４５に洗浄流体を供給することができる。導管１４３の一部分は、外側ノズルハウジング１２６内のチャネル１６９に沿って配置されるとともに、カバー１７１の下に収容され、基部散布器１４４を少なくとも部分的に画定することができる。加えて、ラッチ１６３は、内側ノズルハウジング１２８に連結し、直立抽出洗浄機１００（図４）との選択的な連結をもたらすことができる。

組み立てられた裸床吸引ノズル１２２の背面図が、図７に明確に示されている。ここでは、第１の吸引ノズル入口１５１及び第２の吸引ノズル入口１５２が、水平ワイパー１５５に隣接して示されている。導管１４３は、内側ノズルハウジング１２８の孔１７０を通して基部散布器の流体カップリング１４６から延在し、カバー１７１の下のチャネル１６９を通って延在することができる。外側ノズルハウジング１２６の前壁１４７及び内側ノズルハウジング１２８の中央壁１４８は、ともに吸引経路１４９（図４）への第１の吸引ノズル入口１５１を画定することができる。第２の吸引ノズル入口１５２は、水平ワイパー１５５に隣接していることも見て取れる。

図８は、カーペット洗浄のための構成である直立抽出洗浄機１００の切欠き図を示している。カーペット洗浄ノズル１２４は、裸床洗浄ノズル１２２と同様のものであり、ユーザーによって容易に交換可能であることが理解される。１つの相違点は、カーペット洗浄ノズル１２４が、カーペット敷き表面からデブリを浮き上がらせるブリストル付きブラシロール１３２を備えることである。

図９は、カーペット洗浄ノズル１２４及びブリストル付きブラシロール１３２が基部アセンブリ１２０に設置された状態の、基部アセンブリ１２０の断面図を示している。カーペット洗浄ノズル１２４は、回収空気流導管１５３を介して回収容器２０（図１）に連結される単一の吸引ノズル入口１８０を有する。矢印１８２は、単一の吸引ノズル入口１８０を通って回収空気流導管１５３に移動する空気、デブリ、及び吸い取られた流体の流れを示している。吸引ノズル入口１８０は、動作中にカーペット敷き表面に係合するように構成することができる。そのような係合により、カーペット敷き表面にわたってカーペット繊維からデブリ又は余剰の液体を吸い取ることができる。必要に応じて、カーペット洗浄構成において、基部アセンブリ１２０内にあるスクイージーブレード１５６を使用することもできる。加えて、ラッチ１７５を、基部アセンブリ１２０におけるキャッチ１６４と選択的に連結するように、カーペット洗浄ノズル１２４に連結させることができる。

カーペット洗浄ノズル１２４は、撹拌器ハウジング１８７によって画定される撹拌器チャンバー内、撹拌器２６の正面、及び吸引ノズル入口１８０の前方の基部ハウジング１２５の正面を含む複数の位置において、洗浄流体を選択的に吐出するように適合される。カーペット洗浄ノズル１２４は、図示のように、撹拌器ハウジング１８７の前方部分内に取り付けられるとともに、複数の散布器出口４８を有するスプレーバー１８３と、撹拌器ハウジング１８７の上方かつ正面に位置する基部出口１８６を有する基部散布器１８５とを備えることができる。１つ以上の導管により、洗浄流体を流量制御システム３６から、スプレーバー１８３及び散布器出口４８に、また基部散布器１８５及び基部出口１８６に供給することができる。スプレーバー１８３は、撹拌器ハウジング１８７内に取り付けることができる。撹拌器ハウジング１８７の一部分は、流体容器３４からスプレーバー１８３又は基部出口１８６に洗浄流体を供給する導管の一部分を形成することができる。図示の例において、少なくとも１つのスプレーバー導管１８８（図１１）により、洗浄流体をスプレーバー１８３に供給することができ、導管１８４により、洗浄流体が基部出口１８６に供給される。

図１０は、カーペット洗浄ノズル１２４の分解図を示している。カーペット吸引ノズル１２４は、外側ノズルハウジング１９０に連結される内側ノズルハウジング１９２を備えることができる。ラッチ１７５は、内側ノズルハウジング１９２に連結することができ、導管１８４は、外側ノズルハウジング１９０におけるチャネル１８９内に位置することができる。

スプレーバー１８３への流体は、２つのスプレーバー導管１８８によって供給することができ、このスプレーバー導管１８８は、内側ノズルハウジング１９２の下側に密接して取り付けられ、スプレーバー１８３へのシールされた供給導管を形成する。１つの例において、スプレーバー導管１８８は、ノズルハウジング１９２の下面に超音波溶接し、スプレーバー導管１８８とノズルハウジング１９２との間に密封シールを形成することができる。スプレーバー導管１８８は、流体送出システム１２の上流部分にスプレーバーの流体カップリング１９５を介して流体連結される。加えて、スプレーバー１８３は、スプレーバーリザーバー１９６に密接して取り付けられるスプレーバーカバー１９８を備えることができ、散布器出口４８は、スプレーバーリザーバー１９６の底壁に形成することができる。１つの例において、スプレーバーカバー１９８は、リザーバー１９６に超音波溶接し、スプレーバーカバー１９８とリザーバー１９６との間に密封シールを形成することができる。基部散布器１８５及び基部出口１８６に供給を行う導管１８４は、基部散布器の流体カップリング１９７に流体連結することができる。このようにして、導管１８４及びスプレーバー導管１８８は、散布器出口４８又は基部出口１８６に洗浄流体を選択的に送出するために、流体供給容器３４（図１）に流体連結することができる。

図１１は、カーペット洗浄ノズル１２４及び裸床洗浄ノズル１２２の双方とともに使用することができる直立抽出洗浄機１００（図２）の流体送出システム１２の概略図である。わかりやすくするために、流体送出システム１２は、カーペット洗浄ノズル１２４に関連して述べる。

第１のポンプ４１及び第２のポンプ４２のそれぞれは、それぞれの入口２０２、２０４及びそれぞれの出口２０６、２０８を有する。流体容器３４の出口２０９は、第１のポンプ４１の入口２０２及び第２のポンプ４２の入口２０４に、例えばＹ字形バルブ（図示せず）を介して流体連結される。図示の例において、第１のポンプ４１の出口２０６は、スプレーバー１８３に通じる導管に連結される。より具体的には、バルブ２１０及び流量制御装置２１２は、スプレーバー１８３に対する、出口４８を通って被洗浄面上に至る洗浄流体の流量を変化させるように構成される。加えて、第２のポンプ４２の出口２０８は、基部散布器１８５に通じる導管に連結することができる。また、第２のバルブ２１１及び第２の流量制御装置２１３は、基部散布器１８５に対する、基部出口１８６を通って被洗浄面上に至る洗浄流体の流量を変化させるように構成することができる。流量制御装置２１２は、所与の流量が一定の体積流量でもたらされるか又は所与の散布器を通る流れがもたらされないという流量の「オン／オフ」を可能にし得ることが更に想定される。したがって、直立抽出洗浄機１００の空気流及び流体送出システムは、直立抽出洗浄機１００のユーザーによって、吸引ノズル１６（図３）又は流体散布器３８と選択的に連通させることができることが理解され得る。加えて、スプレーバー１８３及び基部散布器１８５を含む散布器３８は、図示のように、取外し可能な本体３９に配置することができる。

１つの非限定的な例において、第１のポンプ４１は、スプレーバー１８３に対して、第１の「高流量」の体積流量及び第２の「低流量」の体積流量の洗浄流体を提供するように構成することができる。第２のポンプ４２は、第３の体積流量の洗浄流体を基部散布器１８５に提供するように構成することができ、「オン」又は「オフ」モードで動作することができる。非限定的な例において、第２のポンプ４２が「オフ」の状態で、第１のポンプ４１を「高流量」モードで動作させることで、第１の全体流量をもたらすことができる。第２のポンプ４２が「オフ」の状態で、第１のポンプ４１を「低流量」モードにすることで、第２の流量をもたらすことができる。第２のポンプ４２を「オフ」にしながら、第１のポンプ４１を「低流量」モードにすることで、第３の流量をもたらすことができる。第２のポンプ４２を「オン」にしながら第１のポンプを「低流量」モードにすることで、第４の流量をもたらすことができる。このようにして、ポンプ４１、４２は、流体送出システム１２内に少なくとも３つの流量を提供することができる。

別の非限定的な例において、第２のポンプ４２は、スプレーバー１８３及び基部散布器１８５の双方に流体連結することができる。この例では、第１のポンプ４１及び第２のポンプ４２のそれぞれは、第１の「高流量」の体積流量及び第２の「低流量」の体積流量を提供するように構成することができることが更に想定される。第１のポンプ４１は、動作時、スプレーバー１８３に洗浄流体を「高流量」又は「低流量」で供給することができる。第２のポンプ４２は、動作時、スプレーバー１８３及び基部散布器１８５の双方に更なる洗浄流体を、例えば流量切替バルブ（図示せず）を介して「高流量」又は「低流量」で供給することができる。このようにして、ポンプ４１、４２は、スプレーバー１８３及び基部散布器１８５のそれぞれに複数の流量を提供することができる。

図１２は、部分的に分解された回収容器２０の側面図である。回収容器２０は、回収チャンバーを画定する回収タンク２１４と、回収チャンバー内の空気／液体分離器（アセンブリ）２１５とを備えることができる。回収タンク２１４の少なくとも一部分は、透明又は着色された半透明の材料で形成することができ、それにより、ユーザーが回収タンク２１４の中身を見ることが可能である。ハンドル２１６は、回収タンク２１４に設けるか、又は回収タンク２１４に選択的に動作可能に連結することができる。ハンドル２１６により、回収タンク２１４の取外し及び持ち運びが容易になる。ハンドル２１６は、回収タンク２１４に枢動式に連結することができ、タンク２１４の頂部付近に設けることができるが、他の位置も可能である。

回収タンク２１４は、開口２１８を有し、この開口２１８を通して、空気／液体分離器２１５が回収チャンバーに挿入される及び回収チャンバーから取り外される。開口２１８は、回収タンク２１４の上部に設けることができ、空気／液体分離器２１５が、開口２１８を通して挿入されるようになっている。回収タンク２１４には、排出のための別個の開口を設けることができ、したがって、回収タンク２１４を空にするたびに空気／液体分離器２１５を取り外す必要がない。

空気／液体分離器２１５は、ユーザーが回収タンク２１４から容易に取り外せるように構成される。これにより、必要に応じて、空気／液体分離器２１５を取り外し、より徹底的に清掃することが可能になる。シール２２６は、空気／液体分離器２１５が回収チャンバー内に取り付けられると、回収タンク２１４と空気／液体分離器２１５との間の流体密封接点をもたらし、また、直立アセンブリ１１０から取り外されたときの回収タンク２１４の漏れを防止する。

空気／液体分離器２１５は、回収タンク２１４を通して空気及び液体を導くスタック２２８と、回収タンク２１４を通る吸引経路を選択的に閉鎖するフロートアセンブリ２３０とを備える。スタック２２８は、吸引ノズル１６から回収された空気及び液体を受け取り、液体及びデブリを作用空気から分離し、モーター／ファンアセンブリ１９（図１）に実質的に清浄な空気を通過させるが実質的に全く液体を通過させないようにすることができる。空気入口ポート２４０は、スタック２２８の上端部に設けることができる。動作中にデブリがポート２４０に入ることを防ぐために、空気入口ポート２４０の上にスクリーン２４１を配置することができる。スクリーン２４１は、毛髪、綿埃等のデブリを、後にタンク２１４を空にする際に廃棄するために、作用空気流から濾過して収集することができる。

図１３は、回収タンク２１４内に組み付けられたフロートアセンブリ２３０を示している。フロートアセンブリ２３０は、フロートシャッター２４２と、フロートシャッター２４２に連結される浮揚性フロート体２４４とを更に備えることができる。フロートシャッター２４２は、空気入口ポート２４０を閉鎖することができる閉鎖体部分２３２を有する。フロートシャッター２４２は、スタック２２８におけるガイド通路２３４に摺動式に連結し、フロート体２４４は、回収タンク２１４内に浮遊する。回収タンク２１４内の液体レベルが上昇すると、フロート体２４４は、フロートシャッター２４２を上方に持ち上げることができる。液体レベルが所定の最大レベルに達すると、フロートシャッター２４２の閉鎖体部分２３２が空気入口ポート２４０を閉鎖し、それにより、液体が回収タンク２１４（図７）から出ること及びモーター／ファンアセンブリ１９（図１）に入ることが防止される。

直立抽出洗浄機１００は、明示されていない洗浄動作用の他のコンポーネントを含むことができ、そのようなコンポーネントは、本開示の完全な理解のために必要な場合を除き、本明細書には記載されないことが理解される。例えば、直立抽出洗浄機１００は、２０１７年３月１６日に公開された米国特許出願公開第２０１７／００７１４３４号に記載されているものと同様の特徴を有することができる。上記文献は、引用することによりその全体が本明細書の一部をなす。

図１４は、伸縮式ハンドル１１２が、直立アセンブリ１１０の内部に収容されたコイル状の電気ケーブル２５０を備えることができることがより明確に示されている。この場合、コイル状のケーブル２５０は、ハンドル１１２の上方への伸長動作の際、コイルが引き伸ばされ、長さが延びるようになっていることができる。コイル状のケーブル２５０は、図２に記載されている少なくとも１つの電子制御部１１６に延在する、ハンドル１１２内の配線２５２に接続することができる。加えて、直立アセンブリ１１０内の回路基板２６０は、コイル状のケーブル２５０に電気的に接続することができ、電源２２（図１）にも電気的に接続することができる。必要に応じて、配線２５２は、回路基板２６０に直接接続することができる。

ハンドル１１２の電子制御部１１６は、配線２５２に接続するとともに、第１の電子制御部１１６Ｘ、第２の電子制御部１１６Ｙ、及び第３の電子制御部１１６Ｚを更に含むことができることが更に想定される。直立抽出洗浄機１００の動作中、ユーザーは、少なくとも１つの電子制御部１１６を選択し、流体送出システム１２又は回収システム１４（図１）内の種々のコンポーネントを選択的に動作させることができる。非限定的な例において、第１の電子制御部１１６Ｘは、直立抽出洗浄機１００の一般的な「電源オン／電源オフ」スイッチの形態とすることができる。第２の電子制御部１１６Ｙは、上述したように第１のポンプ４１の「高流量」状態と「低流量」状態とを切り替えることができ、第３の電子制御部１１６Ｚは、上述したように第２のポンプ４２（図１）の「流れオン」状態と「流れオフ」状態とを切り替えることができる。他の非限定的な例において、少なくとも１つの電子制御部１１６は、撹拌器２６（図２）の撹拌速度を変化させることができ、又はモーター／ファンアセンブリ１９のファン速度を変化させ、吸引ノズル１６の吸引レベルを調整することができる。少なくとも１つの電子制御部１１６は、非限定的な例としてトグルスイッチ、ロッカースイッチ、押しボタン、又はタッチスクリーン若しくはタッチパッドを含む様々な形態とすることができることを理解すべきである。ＬＥＤ又は「高（HI）」若しくは「低（LO）」等の照明される文字等のインジケーターライトを、少なくとも１つの電子制御部１１６とともに又は隣接して設けることもできることが更に想定される。

図１５は、直立抽出洗浄機１００の後部を更に示しており、ここでは、回路基板２６０が、直立アセンブリ１１０内で第１のポンプ４１及び第２のポンプ４２と並んでより明確に見て取れる。回路基板２６０は、点検又は修理に便利なように、直立アセンブリ１１０内で、例えば取外し式カバー２６２の後ろに取り外し可能に取り付けることができることが更に想定される。例えば、回路基板２６０及び取外し式カバー２６２の双方は、ねじ又はボルト等の締結具によって取り付けることができ、この場合、カバー２６２を取り外すことにより、回路基板２６０の一部分を点検のために露出させることができる。回路基板２６０に対する全ての電気接続部は、回路基板に対する電気接続部の従来の結線接続配線とは異なり、取外し式プラグ等の「迅速接続（quick connect）」タイプのものとすることができることが更に想定される。回路基板２６０のより徹底した点検が所望される場合、全ての電気接続部のプラグを外すことができ、そして回路基板２６０を取り外すことができる。

図１６は、本明細書に記載の種々の態様に係る別の直立抽出洗浄機１００Ｂの基部アセンブリ１２０Ｂを示している。直立抽出洗浄機１００Ｂは、直立抽出洗浄機１００と同様のものであり、したがって、同様の部分は、文字「Ｂ」を付した同様の数字で示されている。ここで、直立抽出洗浄機１００の同様の部分に関する記載は、特筆されない限り、直立抽出洗浄機１００Ｂにも当てはまる。直立抽出洗浄機１００Ｂは、洗浄流体を貯留し、被洗浄面に送達する流体送出システム１２、並びに吐出された洗浄流体、塵、及びデブリを被洗浄面から吸い取って貯留する回収システム１４を含む、図１に記載の種々のシステム及びコンポーネントのいずれか又は全てを含むことができることも想定される。１つの相違点は、流体送出システム１２が、単一のソレノイドポンプ等の単一のポンプ４０（図１）を備えることである。基部アセンブリ１２０Ｂも、上述したような複数の交換可能な洗浄ノズル及び撹拌器を備えることができることが更に想定される。

直立抽出洗浄機１００Ｂは、流体散布器３８を備える基部アセンブリ１２０Ｂを有する。矢印２７０は、基部アセンブリ１２０Ｂ内の出口ポート２７２からスプレーバー１８３Ｂ等の流体散布器３８の入口ポート２７４への流体接続を概略的に示している。必要に応じて、基部アセンブリ１２０Ｂは、基部散布器１４４（図２）と同様の基部散布器（図示せず）を備えることができる。

１つの相違点は、基部アセンブリ１２０Ｂが、機械的に作動されるプッシュプッシュバルブ３００として示されている、プッシュプッシュ流量制御機構を作動させるように構成された制御ペダル２９０を更に備えることである。プッシュプッシュバルブ３００は、バルブ入口３０２と、第１のバルブ出口３０４と、第２のバルブ出口３０６とを有することができる。プッシュプッシュ流量制御バルブ３００は、制御ペダル２９０を押すと、バルブ３００を通る第１の流体流が始動し、その後、再び制御ペダル２９０を押すと、バルブ３００を通る第２の流体流が始動するという、「１回押し／２回押し」構成を有する。１つの例において、第１の流体流を「オン」にすることができ、第２の流体を「オフ」、例えば、バルブ３００を通る流体流をゼロにすることができる。別の例において、第１の流体流を「高流量」状態にすることができ、第２の流体流を「低流量」状態にすることができる。加えて、制御ペダル２９０に状態インジケーター（図示せず）を設け、例えば、プッシュプッシュバルブ３００が現在いずれの位置にあるかをユーザーに示すことができる。

プッシュプッシュバルブ３００は、ペダル２９０に連結され、位置が固定された状態のバルブ本体３１０と、バルブ３００の中心軸３１４を上下させるバルブピストン３１２とを備える。プランジャー（図示せず）は、上下に動くとともに中心軸３１４に対して回転し、続けてバルブ３００を押すと、異なる状態をもたらすことができる。ペダル２９０は、ユーザーとバルブ３００との間のインターフェースとして機能する。ペダル２９０及びバルブピストン３１２は、それぞれ個別に（例えば、取り付けられているばね（図示せず）によって）上方に付勢することができることが想定される。

加えて、バルブ入口３０２は、単一のポンプ４０と流体連通し、第１のバルブ出口３０４及び第２のバルブ出口３０６は、スプレーバー１８３Ｂ等の散布器３８とそれぞれ流体連通する。より具体的には、第１のバルブ出口３０４及び第２のバルブ出口３０６は、スプレーバー１８３Ｂにそれぞれ連結される。プッシュプッシュバルブ３００が「上」位置及び「下」位置にある場合、洗浄流体は、ポンプ４０（図１）によってそれぞれ第１の体積流量及び第２の体積流量で供給することができる。

図１７は、プッシュプッシュバルブ３００が「下」構成にある場合の基部アセンブリ１２０Ｂの断面図を示している。バルブ本体３１０を通る通路又は流体経路は、バルブ入口３０２及びバルブ出口３０４、３０６に接続する。洗浄流体は、ポンプ４０（図１）からバルブ入口３０２を通してバルブ本体３１０へと供給される。図示の「下」位置において、バルブピストン３１２は、バルブ本体３１０内に位置し、そのため、第１のバルブ出口３０４又は第２のバルブ出口３０６のいずれも封鎖しない。したがって、洗浄流体は、出口３０４、３０６の双方を介してスプレーバー１８３Ｂに供給することができ、したがって、ポンプ４０によって供給される「高」体積流量を形成する。

図１８は、プッシュプッシュバルブ３００が「上」位置にある場合の基部アセンブリ１２０Ｂの断面図を示している。「上」位置では、バルブピストン３１２は、第１のバルブ出口３０４を封鎖するが、第２のバルブ出口３０６は開いたままである。バルブ入口３０２を通って流れる洗浄流体は、第２のバルブ出口３０６のみを介してスプレーバー１８３Ｂに流れ、それにより、ポンプ４０（図１）によって供給される「低」体積流量を形成することができる。単一のポンプがプッシュプッシュバルブ３００の使用によって複数の流量を提供することができることが理解され得る。

図示されていないが、バルブ出口３０４、３０６の一方又は双方が基部散布器（図示せず）に供給を行うこともできることが更に想定される。例えば、プッシュプッシュバルブ３００の「下」構成（図１７）は、スプレーバー１８３Ｂ及び基部散布器の双方に洗浄流体を供給することができるが、「上」構成（図１８）は、スプレーバー１８３Ｂのみに洗浄流体を供給することができる。プッシュプッシュバルブ３００の他の組合せ又は構成、及び散布器３８のコンポーネントに供給される他の流量の使用も想定されることが理解される。

別の例において、プッシュプッシュ制御バルブ３００は、ばね付勢モーメンタリバルブ等のモーメンタリ型（自己復帰型）の流量制御機構に置き換えることができる。そのような場合、制御ペダル２９０を押すと、バルブ３００を通る第１の流体流が始動することができ、制御ペダル２９０を離すと、（例えば、バルブ３００を閉じることによって）バルブ３００を通る第２の流体流が始動することができる。これは、制御ペダルが最初に押された後、第２の流体流を始動させるために２度目に制御ペダル２９０が押されるまで第１の流体流が継続するプッシュプッシュ流量制御機構とは異なる。

本開示の態様は、様々な利点を提供する。複数のポンプの使用、所与のポンプの複数の流量の使用、及びそれらの組合せにより、洗浄流体を表面に送出する際に流体の流量を調節することができる。例えば硬質表面であるかカーペットであるかといった異なる表面タイプでも、所与の被洗浄面に存在する汚れの度合いが一定でない場合でも、表面に送出される洗浄流体の流量が可変であることから利益を得ることができることが理解され得る。所望に応じて、ひどく汚れた表面上で洗浄流体の流量を増加させるか、又はそれほど汚れていない表面に対する洗浄流体の流量を減少させることにより、洗浄プロセスの効率が向上し、表面洗浄装置の動作時間を低減することができる。加えて、交換可能なノズル及びブラシロールの使用により、様々なタイプの床に対する洗浄プロセスを更にカスタマイズすることができる。ポンプ又はプッシュプッシュバルブによって可変の流量が提供されることに加えて、マイクロファイバー及びブリストル付きブラシロールにより、様々なレベルの汚れを有する硬質表面及び軟質表面の吸取り及び洗浄を最適化することができる。交換可能なノズル又はブラシロールにおけるキー溝機構又は位置決め機構により、ユーザーが不慮に組付けを誤ることを防止することができることも理解され得る。

加えて、回路基板の取外し式カバーは、表面洗浄装置の電子コンポーネントへの向上したアクセスを提供するとともに、最もコスト効率の良い点検プロセスを提供することが理解され得る。取外し式でない回路基板を備える従来の抽出洗浄機では、顧客は、抽出洗浄機全体を点検のために持ち込むように求められる場合がある。本明細書に記載の改良された回路基板は、抽出洗浄機内の種々の電子コンポーネントに取り外し可能に連結することができるため、点検プロセスは簡略化される。さらに、伸縮式ハンドルの内側のコイル状の配線は、電子的な配線の簡略的な収容と、抽出洗浄機に対するコンパクト化できる形態とを提供する。

さらに、改善された２部品フロートアセンブリにより、洗浄の容易さも向上する。フロート部分が回収タンク内にあることで、使用中に塵及びデブリがフロート機構に取り込まれることを防止することができる。

本開示の態様は、限定はしないが、バキュームホースによって車輪付き基部に接続される洗浄器具を備えるキャニスターデバイス、比較的小さな面積を洗浄するための、ユーザーが手で持つように適合されたポータブル抽出機、又は商用抽出機を含む他のタイプの抽出洗浄機において用いることができる。例えば、例のうちの任意のものを、図１に関連して概説した抽出洗浄機と組み合わせることができる。さらにまた、本開示の態様は、抽出洗浄機以外の表面洗浄装置、例えば、バキュームクリーナー又はスチームクリーナーにおいても用いることができる。バキュームクリーナーは、通常、液体を送出又は吸い取ることをせず、表面から比較的乾いたデブリ（塵、埃、汚れ、土、毛髪、及び他のデブリを含み得る）を収集するのに用いられる。スチームクリーナーは、直接又は洗浄パッドを介して被洗浄面に送出される蒸気を発生させる。いくつかのスチームクリーナーは、パッドに液体を収集するか、又は吸引力を用いて液体を吸い取ることができる。

開示の実施形態は、好ましい形態を代表するものであり、本開示を規定するのではなく例示として意図される。種々の実施形態の異なる特徴及び構造を、上述していない範囲まで、所望に応じて互いに組み合わせて用いることができる。或る特徴が実施形態の全てには示されていない場合があっても、それは、存在しない場合として解釈されることは意図されず、記載を簡潔にするために行われているものである。したがって、異なる実施形態の種々の特徴は、所望に応じて、新たな実施形態を形成するために合体及び適合させることができるが、その新たな実施形態が明示的に記載されているとは限らない。本開示の範囲から逸脱することなく、合理的な変形形態及び変更形態が可能である。

本考案の更なる態様は、以下の項の主題によって提供される。

１．表面洗浄装置であって、直立アセンブリと、該直立アセンブリに枢動式に取り付けられ、被洗浄面にわたって移動するように適合された基部とを含むハウジングと、ハウジングを通る作用空気経路と、ハウジングに設けられ、作用空気経路の一部分を画定する回収容器と、ハウジングに設けられ、作用空気経路の一部分を画定する吸引源と、基部に取外し可能に取り付けられ、被洗浄面に隣接するように適合される吸引ノズル入口を少なくとも部分的に画定し、少なくとも部分的に撹拌器チャンバーを画定する吸引ノズルアセンブリと、ハウジングに設けられる流体送出システムであって、供給される洗浄流体を貯留するように構成された流体供給容器と、流体供給容器と流体連通し、被洗浄面に洗浄流体を吐出するように構成された流体散布器であって、該流体散布器は、吸引ノズルアセンブリの外側上部に保持され、基部ハウジングの前方に向かって噴霧するように構成される、流体散布器と、流体供給容器から流体散布器への洗浄流体の流れを制御するように構成された流量制御アクチュエーターとを備える、流体送出システムと、撹拌器チャンバー内に取外し可能に取り付けられる撹拌器とを備える、表面洗浄装置。

２．基部又は吸引ノズルアセンブリに取り付けられるワイパー又はスクイージーのうちの少なくとも一方を更に備える、前項に記載の表面洗浄装置。

３．基部又は吸引ノズルアセンブリのうちの一方に位置するキャッチと、基部又は吸引ノズルアセンブリのうちの他方に設けられるラッチとを更に備える、前項に記載の表面洗浄装置。

４．吸引ノズルアセンブリが基部に取り付けられた場合、流体散布器の少なくとも一部分が撹拌器の上方に位置する、前項に記載の表面洗浄装置。

５．表面洗浄装置は、吸引源に動作可能に連結されるバッテリー動作式電源を更に備え、表面洗浄装置は、コードレスである、前項に記載の表面洗浄装置。

６．撹拌器は、マイクロファイバーブラシロールである、前項に記載の表面洗浄装置。

７．表面洗浄装置であって、ハウジングと、ハウジングを通る作用空気経路と、ハウジングに設けられ、作用空気経路の一部分を画定する回収容器と、ハウジングに設けられ、作用空気経路の一部分を画定する吸引源と、ハウジングに設けられた流体送出システムであって、供給される洗浄流体を貯留するように構成された流体供給容器と、流体供給容器と流体連通し、被洗浄面に洗浄流体を吐出するように構成された流体散布器と、流体供給容器から流体散布器への洗浄流体の流れを制御するように構成された流量制御アクチュエーターとを備える、流体送出システムと、ハウジングに選択的に動作可能に連結される一組の取外し式ノズルであって、該一組の取外し式ノズルのうちの１つがハウジングに動作可能に連結される場合、該一組の取外し式ノズルのうちの１つは、流体散布器を保持し、被洗浄面に隣接するように適合されるとともに、作用空気経路に流体連結される吸引ノズル入口を少なくとも部分的に画定し、撹拌器チャンバーを少なくとも部分的に画定する、取外し式ノズルと、撹拌器チャンバー内に選択的に収納可能な一組の撹拌器とを備える、表面洗浄装置。

８．一組の取外し式ノズルのうちの１つは、硬質表面洗浄ノズルを含み、一組の撹拌器のうちの１つは、マイクロファイバーブラシロールを含む、前項に記載の表面洗浄装置。

９．マイクロファイバーブラシロールは、硬質表面洗浄ノズルを収納するように硬質表面洗浄ノズルに適合可能な第１のキー溝構成部を有する、前項に記載の表面洗浄装置。

１０．一組の撹拌器は、硬質表面洗浄ノズルに適合可能でない第２のキー溝構成部を有するブリストル付きブラシロール、又は硬質表面洗浄ノズルに適合可能でない第２のキー溝構成部を有するハイブリッドブラシロールのうちの少なくとも一方を更に含む、前項に記載の表面洗浄装置。

１１．硬質表面洗浄ノズルは、第１の吸引入口及び第２の吸引入口を画定するモジュール式ユニットを含む、前項に記載の表面洗浄装置。

１２．第２の吸引入口の近位に取り付けられるスクイージーを更に備える、前項に記載の表面洗浄装置。

１３．流体散布器は、硬質表面洗浄ノズルの外側上部に保持される、前項に記載の表面洗浄装置。

１４．一組の取外し式ノズルのうちの別の１つは、カーペット洗浄ノズルを含み、一組の撹拌器のうちの別の１つは、ブリストルブラシロールを含む、前項に記載の表面洗浄装置。

１５．ブリストルブラシロールは、カーペット洗浄ノズルに収納されるように適合可能であるが、硬質表面洗浄ノズルには適合可能でない第２のキー溝構成部を有する、前項に記載の表面洗浄装置。

１６．ハウジング又は一組の取外し式ノズルのうちの１つに取り付けられる、ワイパー又はスクイージーのうちの少なくとも一方を更に備える、前項に記載の表面洗浄装置。

１７．ハウジングは、基部ハウジングを有し、一組の取外し式ノズルのうちの１つは、基部ハウジングの前方部分に取り付けられる、前項に記載の表面洗浄装置。

１８．基部ハウジング又は一組の取外し式ノズルのうちの１つのうちの一方に位置するキャッチと、基部ハウジング又は一組の取外し式ノズルのうちの１つのうちの他方に設けられるラッチとを更に備える、前項に記載の表面洗浄装置。

１９．一組の取外し式ノズルのうちの１つがハウジングに取り付けられると、流体散布器の少なくとも一部分が撹拌器チャンバーの上方に位置する、前項に記載の表面洗浄装置。

２０．表面洗浄装置は、吸引源に動作可能に連結されるバッテリー動作式電源を更に備え、表面洗浄装置は、コードレスである、前項に記載の表面洗浄装置。

この記載されている説明は、本考案を開示するために、最良の形態を含む例を用いており、また、任意の装置又はシステムを作製及び使用することと、組み込まれた方法を実行することとを含んで、当業者が本考案を実施することを可能にする。本考案の特許請求可能な範囲は、特許請求の範囲によって規定され、当業者には想到される他の例を含むことができる。そのような他の例は、特許請求の範囲の文字通りの言葉と異ならない構造要素を有する場合、又は、特許請求の範囲の文字通りの言葉と僅かにしか異ならない均等な構造要素を有する場合、特許請求の範囲の範囲内にあるものとして意図される。

本願は、２０１８年８月２９日に提出された米国仮特許出願第６２／７２４１９３号の利益を主張し、この仮特許出願は、引用することにより、その全体が本明細書の一部をなす。

Claims (16)

1. 表面洗浄装置であって、
   直立アセンブリと、該直立アセンブリに枢動式に取り付けられ、被洗浄面にわたって移動するように適合された基部とを含むハウジングと、
   前記ハウジングを通る作用空気経路と、
   前記ハウジングに設けられ、前記作用空気経路の一部分を画定する回収容器と、
   前記ハウジングに設けられ、前記作用空気経路の一部分を画定する吸引源と、
   前記基部に取外し可能に取り付けられ、前記被洗浄面に隣接するように適合される吸引ノズル入口を少なくとも部分的に画定し、少なくとも部分的に撹拌器チャンバーを画定する吸引ノズルアセンブリと、
   前記ハウジングに設けられる流体送出システムであって、
   供給される洗浄流体を貯留するように構成された流体供給容器と、
   前記流体供給容器と流体連通し、前記被洗浄面に洗浄流体を吐出するように構成された流体散布器であって、該流体散布器は、前記吸引ノズルアセンブリの外側上部に保持され、前記基部の前方に向かって噴霧するように構成される、流体散布器と、
   前記流体供給容器から前記流体散布器への洗浄流体の流れを制御するように構成された流量制御アクチュエーターと、
   を備える、流体送出システムと、
   前記撹拌器チャンバー内に取外し可能に取り付けられる撹拌器と、
   を備える、表面洗浄装置。
2. 前記基部又は前記吸引ノズルアセンブリに取り付けられるワイパー又はスクイージーのうちの少なくとも一方を更に備える、請求項１に記載の表面洗浄装置。
3. 前記基部又は前記吸引ノズルアセンブリのうちの一方に位置するキャッチと、前記基部又は前記吸引ノズルアセンブリのうちの他方に設けられるラッチとを更に備える、請求項１又は２に記載の表面洗浄装置。
4. 前記吸引ノズルアセンブリが前記基部に取り付けられた場合、前記流体散布器の少なくとも一部分が前記撹拌器の上方に位置する、請求項１〜３のいずれか１項に記載の表面洗浄装置。
5. 前記表面洗浄装置は、前記吸引源に動作可能に連結されるバッテリー動作式電源を更に備え、前記表面洗浄装置は、コードレスである、請求項１〜４のいずれか１項に記載の表面洗浄装置。
6. 表面洗浄装置であって、
   ハウジングと、
   前記ハウジングを通る作用空気経路と、
   前記ハウジングに設けられ、前記作用空気経路の一部分を画定する回収容器と、
   前記ハウジングに設けられ、前記作用空気経路の一部分を画定する吸引源と、
   前記ハウジングに設けられた流体送出システムであって、
   供給される洗浄流体を貯留するように構成された流体供給容器と、
   前記流体供給容器と流体連通し、被洗浄面に洗浄流体を吐出するように構成された流体散布器と、
   前記流体供給容器から前記流体散布器への洗浄流体の流れを制御するように構成された流量制御アクチュエーターと、
   を備える、流体送出システムと、
   前記ハウジングに選択的に動作可能に連結される一組の取外し式ノズルであって、該一組の取外し式ノズルのうちの１つが前記ハウジングに動作可能に連結される場合、該一組の取外し式ノズルのうちの前記１つは、前記流体散布器を保持し、前記被洗浄面に隣接するように適合されるとともに、前記作用空気経路に流体連結される吸引ノズル入口を少なくとも部分的に画定し、撹拌器チャンバーを少なくとも部分的に画定する、取外し式ノズルと、
   前記撹拌器チャンバー内に選択的に収納可能な一組の撹拌器と、
   を備える、表面洗浄装置。
7. 前記一組の取外し式ノズルのうちの１つは、硬質表面洗浄ノズルを含み、前記一組の撹拌器のうちの１つは、マイクロファイバーブラシロールを含む、請求項６に記載の表面洗浄装置。
8. 前記マイクロファイバーブラシロールは、前記硬質表面洗浄ノズルを収納するように前記硬質表面洗浄ノズルに適合可能な第１のキー溝構成部を有する、請求項７に記載の表面洗浄装置。
9. 前記一組の撹拌器は、前記硬質表面洗浄ノズルに適合可能でない第２のキー溝構成部を有するブリストル付きブラシロール、又は前記硬質表面洗浄ノズルに適合可能でない第２のキー溝構成部を有するハイブリッドブラシロールのうちの少なくとも一方を更に含む、請求項８に記載の表面洗浄装置。
10. 前記硬質表面洗浄ノズルは、第１の吸引入口及び第２の吸引入口を画定するモジュール式ユニットを含む、請求項７〜９のいずれか１項に記載の表面洗浄装置。
11. 前記一組の取外し式ノズルのうちの別の１つは、カーペット洗浄ノズルを含み、前記一組の撹拌器のうちの別の１つは、ブリストルブラシロールを含み、該ブリストルブラシロールは、前記カーペット洗浄ノズル内への収納に適合可能であるが、前記硬質表面洗浄ノズルには適合可能でない第２のキー溝構成部を有する、請求項７に記載の表面洗浄装置。
12. 前記ハウジング又は前記一組の取外し式ノズルのうちの前記１つに取り付けられる、ワイパー又はスクイージーのうちの少なくとも一方を更に備える、請求項６〜１１のいずれか１項に記載の表面洗浄装置。
13. 前記ハウジングは、基部ハウジングを有し、前記一組の取外し式ノズルのうちの前記１つは、前記基部ハウジングの前方部分に取り付けられる、請求項６〜１２のいずれか１項に記載の表面洗浄装置。
14. 前記基部ハウジング又は前記一組の取外し式ノズルのうちの前記１つのうちの一方に位置するキャッチと、前記基部ハウジング又は前記一組の取外し式ノズルのうちの前記１つのうちの他方に設けられるラッチとを更に備える、請求項１３に記載の表面洗浄装置。
15. 前記一組の取外し式ノズルのうちの前記１つが前記ハウジングに取り付けられると、前記流体散布器の少なくとも一部分が前記撹拌器チャンバーの上方に位置する、請求項６〜１４のいずれか１項に記載の表面洗浄装置。
16. 前記表面洗浄装置は、前記吸引源に動作可能に連結されるバッテリー動作式電源を更に備え、前記表面洗浄装置は、コードレスである、請求項６〜１５のいずれか１項に記載の表面洗浄装置。