JP3225774U - 高さ調整可能な枕に用いられるエアバッグ及び高さ調整可能な枕 - Google Patents
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Abstract
【課題】高さ調整可能な枕に用いられるエアバッグ及び枕を提供する。【解決手段】高さ調整可能な枕に用いられるエアバッグは、重なり合うように設けられた複数のエアバッグユニット1を含み、該エアバッグユニット同士の対向する側には、アレイ状に配列された複数の支持接続孔11が設けられ、隣接する2つのエアバッグユニットは、該支持接続孔を介して連通しており、該エアバッグユニットを充気、或いは放気する際に、エアバッグユニットの各部分の充気速度が一致し、且つエアバッグ全体の高さが充気又は放気に伴って同期的に変化するように、気体は複数の支持接続孔を介してエアバッグに同時に入流、或いはエアバッグから同時に流出する。高さ調整可能な枕は、エアバッグを充気、或いは放気する際に、エアバッグ全体の高さが同期的に変化する。【選択図】図1
Description
本考案は、寝具に関し、特に枕に関する。
人々の生活リズムの加速に伴い、睡眠不足は現在の都市部の人々の普遍の現象になっている。専門家によると、睡眠不足は健康に大きな影響を及ぼし、留意する必要がる。睡眠不足の悪い影響は主に以下に反映される。1つ目は、脳の創造的な思考に影響を与える。2つ目は、青少年の成長及び発育に影響を与える。3つ目は、健康などに影響を与える。このように、快適な睡眠は人体に不可欠である。ベッドで休憩する際に、頭は枕で支えられて、一定の角度で上に傾く必要がある。よって、枕のフィット感は非常に重要である。選択された枕が適切でないと、頸部痛、不眠症、翌日の疲労などを引き起こし、翌日の正常な生活に影響を与える。しかし、各人の体の曲線及び睡眠姿勢などの要因により、適切な枕を選択することは非常に困難である。
人々の仰向け又は横向きの時に、適切な枕の高さが異なるため、市販の枕では、様々な睡眠姿勢に応じて高さを自動的に調整可能な枕がある。このような枕はエアバッグを充気、或いは放気することで枕の高さを変更するが、充気後のエアバッグは、中央部が偏平な周辺部よりも膨らむ形状となっている。従って、枕全体の高さが均一ではなく、各部分の高さが一致していないため、人の頭が枕の異なる位置に寄り掛かる場合、明らかな違いがあり、快適性が十分ではない。
本考案は、エアバッグを充気、或いは放気する際に、エアバッグ全体の高さが同期的に変化する、高さ調整可能な枕に用いられるエアバッグ及び枕を提供する。
上記の課題を解決するために、本考案は、高さ調整可能な枕に用いられるエアバッグであって、重なり合うように設けられた複数のエアバッグユニットを含み、前記エアバッグユニット同士の対向する側には、アレイ状に配列された複数の支持接続孔が設けられ、隣接する2つのエアバッグユニットは、前記支持接続孔を介して連通しており、前記エアバッグユニットを充気、或いは放気する際に、エアバッグユニットの各部分の充気速度が一致し、且つエアバッグ全体の高さが充気又は放気に伴って同期的に変化するように、気体は複数の支持接続孔を介してエアバッグに同時に入流、或いはエアバッグから同時に流出する、エアバッグを提供する。
1つの好ましい実施例では、前記エアバッグユニットのそれぞれは、エアバッグの長手方向に沿って延在する押圧ストリップを有し、該押圧ストリップは、エアバッグユニットが互いに連通する複数のサブエアバッグを形成するように、エアバッグユニットの上面と下面とを接合し、前記サブエアバッグは、長手方向に沿って延在し、両端が他のサブエアバッグと連通する。
1つの好ましい実施例では、前記複数のエアバッグユニットの1つには、入気口が設けられている。
1つの好ましい実施例では、前記入気口は、エアバッグユニットの側面に設けられている。
1つの好ましい実施例では、最下層に位置するエアバッグユニットの下面には、スポンジを接着するための接続テープがさらに接続され、前記接続テープは、エアバッグユニットの長手方向に沿って設けられ、その両端がエアバッグユニットにそれぞれ積層されている。
本考案は、上記のエアバッグを用いた、高さ調整可能な枕をさらに提供する。
従来技術に比べて、本考案の各態様は以下の有利な効果を有する。
本考案に係る高さ調整可能な枕に用いられるエアバッグでは、重なり合うように設けられたエアバッグユニットを組み合わせて1つのエアバッグを形成し、エアバッグユニット同士がアレイ状に配置された複数の支持接続孔を介して連通しており、エアバッグを充気、或いは放気する際に、エアバッグユニットの各位置を同時に充気、或いは放気するように、気体がアレイ状に配置された支持接続孔を介して同時に入流、或いは流出することで、エアバッグユニットの各部分の充気量が比較的に均一であり、エアバッグユニットの各部分の高さが略一致する。また、エアバッグを充気、或いは放気する際に、エアバッグユニットの各部分の充気速度又は放気速度が略同一であるため、エアバッグを充気、或いは放気する際に、エアバッグユニットの各部分の高さの変化率も一致する。
また、エアバッグユニットのそれぞれは、エアバッグの長手方向に沿って延在する押圧ストリップを有し、該押圧ストリップは、エアバッグユニットが互いに連通する複数のサブエアバッグを形成するように、エアバッグユニットの上面と下面とを接合することで、エアバッグユニットの充気の必要のある領域を低減させ、充気又は放気のプロセスを加速させると共に、エアバッグユニットの高さの一致性をさらに向上させる。
最下層に位置するエアバッグユニットの下面には、スポンジを接着するための接続テープがさらに接続されることで、接続テープにエアバッグの充気又は放気に伴ってシワが発生することがないため、それに接続されたスポンジも常に平らに維持されている。
以下は図面及び具体的な実施例を参照しながら本考案を説明する。
図1〜図4に示すように、高さ調整可能な枕に用いられるエアバッグは、重なり合うように設けられた複数のエアバッグユニット1を含み、エアバッグユニット1同士の対向する側には、アレイ状に配列された複数の支持接続孔11が設けられ、隣接する2つのエアバッグユニット1は、支持接続孔11を介して連通している。
エアバッグユニット1を充気、或いは放気する際に、エアバッグユニット1の各部分の充気速度が一致し、且つエアバッグ全体の高さが充気又は放気に伴って同期的に変化するように、気体は複数の支持接続孔11を介してエアバッグに同時に入流、或いはエアバッグから同時に流出する。
重なり合うように設けられたエアバッグユニット1を組み合わせて1つのエアバッグを形成し、エアバッグユニット1同士がアレイ状に配置された複数の支持接続孔11を介して連通しており、エアバッグを充気、或いは放気する際に、エアバッグユニット1の各位置を同時に充気、或いは放気するように、気体がアレイ状に配置された支持接続孔11を介して同時に入流、或いは流出することで、エアバッグユニット1の各部分の充気量が比較的に均一であり、エアバッグユニット1の各部分の高さが略一致する。また、エアバッグを充気、或いは放気する際に、エアバッグユニット1の各部分の充気速度又は放気速度が略同一であるため、エアバッグを充気、或いは放気する際に、エアバッグユニット1の各部分の高さの変化率も一致する。
本実施例では、エアバッグユニット1のそれぞれは、エアバッグの長手方向に沿って延在する押圧ストリップを有し、該押圧ストリップは、エアバッグユニット1が互いに連通する複数のサブエアバッグ12を形成するように、エアバッグユニット1の上面と下面とを接合している。サブエアバッグ12は、長手方向に沿って延在し、両端が他のサブエアバッグ12と連通する。本考案では、サブエアバッグ12の数は3つであり、各サブエアバッグ12は長手方向に沿って2つの支持接続孔11を設けているため、1つのエアバッグユニット1は2×3個の支持接続孔11を有する。この構成によれば、エアバッグユニット1の充気の必要のある領域を低減させ、充気又は放気のプロセスを加速させると共に、エアバッグユニット1の高さの一致性をさらに向上させる。
エアバッグユニット1同士が互いに連通しているため、そのうちの1つのエアバッグユニット1に入気口13を設けることで、全てのエアバッグユニット1の充気を実現することができる。
入気口13は、エアバッグユニット1の側面に設けられている。構造設計の必要性に応じて、入気口13は他の任意の位置に設けられてもよく、これは本実施例の簡単な変形に属する。
最下層に位置するエアバッグユニット1の下面には、スポンジを接着するための接続テープ2がさらに接続され、接続テープ2は、エアバッグユニット1の長手方向に沿って設けられ、その両端がエアバッグユニット1にそれぞれ積層されている。接続テープ2にエアバッグの充気又は放気に伴ってシワが発生することがないため、それに接続されたスポンジも常に平らに維持されている。これによって、接続テープ2とスポンジとの接合は比較的に安定しており、脱落することはない。
テストを行ったところ、このような設計を有するエアバッグでは、偏平面積が50×23cmのエアバッグを所定のエアポンプで充気する場合、約1分10秒で7.5cmの高さに調整することができる。一方、単層のエアバッグでは、同様なエアポンプで充気する場合、同一の高さに達するまでに少なくとも8分がかかる。従って、このような設計を有するエアバッグによれば、待ち時間を大幅に短縮され、消耗電力が削減された。
本考案は、上述したエアバッグを用いた高さ調整可能な枕をさらに提供する。
以上は本考案の好ましい実施例を説明しているが、本考案の範囲はこれに限定されず、当業者が本考案の変形又は技術的範囲を容易に想到することができる。変形例も本考案の範囲内のものである。よって、本考案の保護範囲は実用新案登録請求の範囲により決定されるべきである。
Claims (6)
- 高さ調整可能な枕に用いられるエアバッグであって、
重なり合うように設けられた複数のエアバッグユニットを含み、
前記エアバッグユニット同士の対向する側には、アレイ状に配列された複数の支持接続孔が設けられ、
隣接する2つのエアバッグユニットは、前記支持接続孔を介して連通しており、
前記エアバッグユニットを充気、或いは放気する際に、エアバッグユニットの各部分の充気速度が一致し、且つエアバッグ全体の高さが充気又は放気に伴って同期的に変化するように、気体は複数の支持接続孔を介してエアバッグに同時に入流、或いはエアバッグから同時に流出する、エアバッグ。 - 前記エアバッグユニットのそれぞれは、エアバッグの長手方向に沿って延在する押圧ストリップを有し、
該押圧ストリップは、エアバッグユニットが互いに連通する複数のサブエアバッグを形成するように、エアバッグユニットの上面と下面とを接合し、
前記サブエアバッグは、長手方向に沿って延在し、両端が他のサブエアバッグと連通する、請求項1に記載のエアバッグ。 - 前記複数のエアバッグユニットの1つには、入気口が設けられている、請求項2に記載のエアバッグ。
- 前記入気口は、エアバッグユニットの側面に設けられている、請求項3に記載のエアバッグ。
- 最下層に位置するエアバッグユニットの下面には、スポンジを接着するための接続テープがさらに接続され、
前記接続テープは、エアバッグユニットの長手方向に沿って設けられ、その両端がエアバッグユニットにそれぞれ積層されている、請求項4に記載のエアバッグ。 - 請求項1乃至5の何れかに記載のエアバッグを用いた、高さ調整可能な枕。
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