JP3225275U - ハーバリウムを備えたカトラリー - Google Patents

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真紀 共田
真紀 共田
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Abstract

【課題】ハーバリウムのオリジナリティの高い美観を、食卓などにおいても提供することができる各種のカトラリーを提供する。
【解決手段】使用者が手に持って使う食器本体13と、食器本体13に設けられた収容部21と、収容部21に密封された植物及び保存用液体を備えたハーバリウム31とを有することを特徴とするハーバリウムを備えたカトラリー。カトラリーとしては、箸、フォーク、ナイフ、スプーン、バターナイフを例示することができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、箸、フォーク、ナイフ、スプーン、バターナイフなどの食器に関するものである。
従来、和洋の食器には特許文献1や2に示すように、様々な装飾が施されている。他方、ハーバリウムは、従来の押し花やドライフラワーやプリザーブドフラワーとは異なる独特な美感を奏するものではあるが、これに関しては、特許文献3や4に示すように、置物に関する提案がなされているに止まるものである。
登録実用新案第3184642号公報 実開昭61−19368号公報 登録実用新案第3214664号公報 登録実用新案第3215468号公報
本考案は、ハーバリウムの独特な美観を、食卓などにおいても提供することができる各種のカトラリーを提供することを課題とする。
本考案は、使用者が手に持って使う食器本体と、前記食器本体に設けられた収容部と、前記収容部に密封された植物及び保存用液体を備えたハーバリウムとを有することを特徴とするハーバリウムを備えたカトラリーを提供することにより上記の課題を解決する。
前記食器本体は、箸、フォーク、ナイフ、スプーン及びバターナイフから選択された一種であり、食器本体の基部に前記収容部が配置されたものとして実施することができる。
本考案は、ハーバリウムのオリジナリティの高い美観を、食卓などにおいても提供することができる各種のカトラリーを提供することができたものであり、これによって、食事やデザートやコーヒータイムなどの時間に潤いをもたらすことができるものである。
本考案の実施の形態に係るハーバリウムを備えたカトラリーの斜視図。 同ハーバリウムを備えたカトラリーの分解斜視図。 (A)同ハーバリウムを備えたカトラリーの要部断面図。(B)本考案の他の実施の形態に係るハーバリウムを備えたカトラリーの要部断面図。 本考案のさらに他の実施の形態に係るハーバリウムを備えたカトラリーの要部断面図。
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。
図1〜図3は、本考案の実施の形態に係るハーバリウムを備えたカトラリーを示すものであって、この実施の形態ではカトラリーとして箸11が採用されている。この箸11は、食器本体13の基部に収容部21を備えている。この収容部21は、全体が透明部23となった中空筒状をなしている。収容部21の内部には、ハーバリウム31が密閉状に収納されている。
図2に示すように、収容部21は、その基端が開口しており、この開口端に対して蓋22が液密状に一体化されている。この例では、図3(A)に示すように、収容部21の開口端を嵌合凹部25として、蓋22の先端に設けられた嵌合凸部24が嵌合され、熱溶着や接着剤によって固定されている。
ハーバリウム31は、乾燥状態の花などの植物32が、シリコンオイル、流動性パラフィン、ミネラルオイルなどの透明性の高い保存用液体33と共に収容部21の内部に封入されているものである。植物32は、保存用液体33及び収容部21の透明部23を通して外部から視認して鑑賞することができるものであり、箸11に今までにはない装飾性を付与することができるものである。なおこの例では透明部23を透明な収容部21の全体で構成しているが、収容部21を不透明なものとしてその一部に透明部23を設けても構わない。また、保存用液体33や透明部23に、微粒子や小片などの装飾体を混入させることもできる。
また、図3(B)に示すように、収容部21を食器本体13とは別体に形成して、両者を接合一体化して実施することもできる。これによって、食器本体13を透明な合成樹脂製とする必要がなくなり、不透明な合成樹脂製や、木製とすることもできるし、漆などの装飾を施すことも可能となる。この例では、収容部21の先端側に接続凸部26を突出させ、食器本体13の基端に接続凹部27を設けて、接着剤や熱溶着などで接合一体化しているため、食器本体13を不透明なものとした場合には、接続凸部26が外部から見えなくなるため、装飾性の低下を抑制する点から有利である。
同様にこの例では、蓋22との接合部分においても、収容部21の基端に嵌合凸部24を設けて、これを蓋22の先端に環状に設けた嵌合凹部25に嵌め入れて一体化していることによって、蓋22を不透明なものとして、嵌合凹部25が外部から見えなくしている。なお、金属管などで、これらの接合部分を隠すこともできる。
次に、図4は、カトラリーとしてスプーン12を採用した例である。この例では、食器本体13の柄の基端を接続凸部26として、収容部21の先端の接続凹部27に挿入して一体化したものである。したがってこの例では収容部21がスプーン12の柄の一部となる。収容部21やハーバリウム31については、先の例で説明した内容を適用することができる。
カトラリーとしては、箸やスプーンの他、フォーク、ナイフ、バターナイフなどを明示することができる他、基端側を人が持って先端側で食べ物を挟んだり掬ったり切ったりするなどの操作をするための各種食器として実施することができる。
ハーバリウム31は自然の花などの植物32を用いるため、二つとして同じものがないオリジナリティの高いカトラリーを提供することができるものである。
11 箸(カトラリー)
12 スプーン(カトラリー)
13 食器本体
21 収容部
22 蓋
23 透明部
24 嵌合凸部
25 嵌合凹部
26 接続凸部
27 接続凹部
31 ハーバリウム
32 植物
33 保存用液体

Claims (2)

  1. 使用者が手に持って使う食器本体と、前記食器本体に設けられた収容部と、前記収容部に密封された植物及び保存用液体を備えたハーバリウムとを有することを特徴とするハーバリウムを備えたカトラリー。
  2. 前記食器本体は、箸、フォーク、ナイフ、スプーン及びバターナイフから選択された一種であり、食器本体の基部に前記収容部が配置されたことを特徴とする請求項1記載のハーバリウムを備えたカトラリー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022084526A (ja) * 2020-11-26 2022-06-07 有限会社アムズ 空洞構造を備えた箸
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