JP3225253U - 電気スタンド式ネイル装置 - Google Patents

Abstract

【課題】手や足の爪に塗ったＵＶ液状接着剤を硬化させるための電気スタンド式ネイル装置を提供する。
【解決手段】台座１０と、底端が台座に設けられる支持部２１と前記支持部の頂端に設けられる発光部２２とを含む電気スタンド本体２０と、発光部の内部に設けられる基板と、基板に設けられ、かつ基板の同一側に位置する紫外線ＬＥＤ及び赤外線センサとを含む。制御モジュールは、台座の内部に設けられ、かつ紫外線ＬＥＤ及び赤外線センサと電気的接続される。これにより、本考案は、電気スタンド状であり、蓋体がなく、手や足の指の出入りを感知することによって紫外線ＬＥＤをオン／オフにすることにより、ネイリストが使用者の手や足の指を発光部の下方に容易に移動して微硬化を行うことができ、ネイルチップ、ストーン、及び装飾品のズレ又は落ちることを防げる。
【選択図】図１

Description

本考案は、ネイル装置に関し、特に、手や足の爪に塗ったＵＶ液状接着剤を硬化させるための電気スタンド式ネイル装置に関するものである。

美を追求する人は、美を表現するために、服装やアクセサリーだけでなく、手や足の爪を飾って美化することまで行っている。そのために、ネイルアートを生み出した。

従来のネイルアートは、手や足の爪にマニキュア液を塗ることによって行うが、その自然乾燥の時間が１時間以上というように
長くなってしまう。時代の進化につれて、ネイルアート技術はさらに多様化が進み、その中の一種の技術としては、手や足の爪にＵＶ液状接着剤と呼ばれる紫外線硬化樹脂を塗って手又は足をネイル装置内部のチャンバーに入れて紫外線を照射する技術がある。紫外線の照射によってＵＶ液状接着剤が僅か数分内に素早く硬化され、そして、２週間〜１ヶ月間維持できる。

最近、ネイル業界では、ネイリストが使用者の手の爪にネイルチップを貼って手の爪を延長する、いわゆる「付け爪」が非常に流行っている。

また、ネイリストが忙しい場合は、使用者を待たせずに、手や足の指をネイル装置内部のチャンバーに入れ、かつスイッチを押し、紫外線ＬＥＤを起動して硬化を行うことが多い。

しかしながら、従来のネイル装置内部のチャンバーは、通常、蓋体及び台座で囲まれて構成される。使用者が手や足の指をネイル装置内部のチャンバーに入れる途中に、ネイルチップ、ストーン、及び装飾品が蓋体に当たってズレ又は落ちてしまうことが生じやすく、ネイリストの作品を損壊することが多い。このような状況は、付け爪作業中にはさらによく発生してしまう。

さらに、従来のネイル装置は、蓋体が「コ」形であるため、全体の体積が比較的に大きく、収納や携帯に不便であり、取りににくく、また、移動がしづらいものであり、かつ足の爪のネイルを行う場合に非常に不便である。

なお、従来のネイル装置は、日光又は白色光の環境を提供することができない。よって、手や足の爪に塗ったＵＶ液状接着剤に対して微硬化を行う途中に、ネイリスト及び使用者が手や足の爪の装飾及び美化結果を観察するためには、ネイリストが作業台の上で白色光の電気スタンドを別途用意しなければならないものである。

本考案は、電気スタンド状であり、蓋体がなく、かつ手や足の指が検知範囲に出入りすることを自動感知し、紫外線ＬＥＤをオン／オフにする電気スタンド式ネイル装置を提供することを主な目的とする。前記電気スタンド式ネイル装置によれば、ネイリストがネイルチップ、ストーン又は装飾品を貼る時に、使用者の手や足の指を紫外線ＬＥＤの下方に容易に移動し、自動で微硬化を行うことができ、ネイルチップ、ストーン、及び装飾品のズレ又は落ちてしまうことを防げる。

本考案の他の目的としては、電気スタンド状に展開でき、かつ折り畳んで体積を小さくすることもでき、収納や携帯に便利である電気スタンド式ネイル装置を提供することにある。

本考案のもう１つの目的としては、グースネックのような形状を有し、取りやすく、移動が便利で、かつ足の爪のネイルにも非常に便利である電気スタンド式ネイル装置を提供することにある。

本考案のもう１つの目的としては、紫外線及び白色光を同時に提供でき、手や足の爪に塗ったＵＶ液状接着剤に対して微硬化を行うと共に、ネイリスト及び使用者が手や足の爪の装飾及び美化結果を観察できる電気スタンド式ネイル装置を提供することにある。

上記目的を達成するために、本考案は、台座と、底端が台座に設けられる支持部と前記支持部の頂端に設けられる発光部とを含む電気スタンド本体と、発光部の内部に設けられる基板と、基板に設けられる少なくとも１つの紫外線ＬＥＤと、基板に設けられ、少なくとも１つの紫外線ＬＥＤと基板の同一側に位置し、かつ特定の検知範囲を有する赤外線センサと、台座の内部に設けられ、少なくとも１つの紫外線ＬＥＤ及び赤外線センサと電気的接続される制御モジュールとを含む、電気スタンド式ネイル装置を提供する。

赤外線センサは、使用者の手や足の指が検知範囲に入ったことを検知した場合、オン信号を制御モジュールに伝送し、制御モジュールは、オン信号に基づいて少なくとも１つの紫外線ＬＥＤをオンにする。

赤外線センサは、使用者の手や足の指が検知範囲から出たことを検知した場合、オフ信号を制御モジュールに伝送し、制御モジュールは、オフ信号に基づいて少なくとも１つの紫外線ＬＥＤをオフにする。

これにより、本考案の電気スタンド式ネイル装置は、電気スタンド状であり、蓋体がなく、手や足の指が検知範囲に出入りすることを自動感知して、紫外線ＬＥＤをオン／オフにする。そのため、ネイリストがネイルチップ、ストーン又は装飾品を貼る時に、使用者の手や足の指を紫外線ＬＥＤの下方に容易に移動させ、自動で微硬化を行うことができ、ネイルチップ、ストーン、及び装飾品のズレ又は落ちてしまうことを防げる。

本考案の実施例において、台座、支持部、及び発光部は、いずれも板状である。支持部の底端は台座の一端にピン接続される。発光部は支持部の頂端にピン接続される。発光部の底面には複数の穴が開けられる。少なくとも１つの紫外線ＬＥＤ及び赤外線センサは、それぞれ前記複数の穴に対応する。これにより、本考案の電気スタンド式ネイル装置は、電気スタンド状に展開でき、かつ折り畳んで体積を小さくすることもでき、収納及び携帯に便利である。

好ましくは、台座の一端に２つの第１開孔が、支持部の底端に２つの第１ピボット用穴が、支持部の頂端に２つの第２ピボット用穴が、及び発光部の一端に２つの第２開孔が開けられる。電気スタンド式ネイル装置は、第１ピン接合部と４つの第１ピボットとをさらに含む。第１ピン接合部の両端にそれぞれ４つの第１挿入孔が開けられ、２つの第１ピボットの両端はそれぞれ台座の２つの第１開孔及び第１ピン接合部の２つの第１挿入孔に設置され、他の２つの第１ピボットの両端はそれぞれ第１ピン接合部の他の２つの第１挿入孔及び支持部の２つの前記第１ピボット用穴に設置される。また、電気スタンド式ネイル装置は、第２ピン接合部及と４つの第２ピボットとをさらに含む。第２ピン接合部の両端にそれぞれ４つの第２挿入孔が開けられ、２つの第２ピボットの両端はそれぞれ支持部の２つの前記第２ピボット用穴及び第２ピン接合部の２つの第２挿入孔に設置され、他の２つの第２ピボットの両端はそれぞれ第２ピン接合部の他の２つの第２挿入孔及び発光部の２つの前記第２開孔に設置される。

本考案の実施例において、支持部はロッド状であり、かつ前記台座と垂直である。発光部は湾曲ロッドであり、かつ支持部と一体成形する。少なくとも１つの紫外線ＬＥＤ及び前記赤外線センサは、発光部の自由端に設けられる。これにより、本考案の電気スタンド式ネイル装置は、グースネックのような形状を有し、取りやすく、移動が便利で、かつ足の爪のネイルにも非常に便利である。

本考案の実施例において、支持部及び発光部は、いずれも長尺状である。電気スタンド式ネイル装置は、基板に設けられ、かつ少なくとも１つの紫外線ＬＥＤ及び赤外線センサと基板の同一側に位置する、少なくとも１つの白色光ＬＥＤをさらに含む。発光部の底面に複数の穴が開けられる。少なくとも１つの紫外線ＬＥＤ、赤外線センサ、及び少なくとも１つの白色光ＬＥＤは、それぞれ前記複数の穴を通り抜ける。これにより、本考案の電気スタンド式ネイル装置は、紫外線及び白色光を同時に提供でき、手や足の爪に塗ったＵＶ液状接着剤に対して微硬化を行うと共に、ネイリスト及び使用者が手や足の爪の装飾及び美化結果を観察できる。

好ましくは、少なくとも１つの白色光ＬＥＤは、少なくとも１つの紫外線ＬＥＤと発光部の後端との間に位置する。

好ましくは、前記電気スタンド式ネイル装置は、台座の内部に設けられ、かつ制御モジュールと電気的接続される少なくとも１つの電池をさらに含む。前記台座は、制御モジュールと電気的接続される少なくとも１つのＵＳＢソケットを含む。

好ましくは、台座は、タイプが異なる２つのＵＳＢソケットを含む。

好ましくは、台座は、制御モジュールと電気的接続される電源ソケットを含む。

好ましくは、赤外線センサは、発光部の前端と少なくとも１つの紫外線ＬＥＤとの間に位置する。

本考案の電気スタンド式ネイル装置は、紫外線及び白色光を同時に提供でき、手や足の爪に塗ったＵＶ液状接着剤に対して微硬化を行うと共に、ネイリスト及び使用者が手や足の爪の装飾及び美化結果を観察できるという利点がある。

本考案の第１実施例の展開状態を示す模式図である。 本考案の第１実施例を示す分解図である。 本考案の第１実施例を他の角度で示す分解図である。 本考案の第１実施例を机に置き、使用者の手を入れてＵＶ液状接着剤を硬化させる状況を示す模式図である。 本考案の第１実施例の折り畳んだ状態を示す模式図である。 本考案の第２実施例を示す側面図である。 本考案の第２実施例を机に置き、使用者の手を入れてＵＶ液状接着剤を硬化させる状況を示す模式図である。 本考案の第３実施例を示す側面図である。 本考案の第３実施例を机に置き、使用者の手を入れてＵＶ液状接着剤を硬化させる状況を示す模式図である。

以下、当業者が明細書に基づいて本考案を理解して実施できるように、図面及び符号を参照しながら、本考案の実施の形態をより詳しく説明する。

図１〜図４は、それぞれ本考案の第１実施例の展開状態を示す模式図、分解図、他の角度での分解図、及び折り畳んだ状態の模式図である。本考案の電気スタンド式ネイル装置１は、台座１０と、底端が台座１０に設けられる支持部２１と支持部２１の頂端に設けられる発光部２２とを含む電気スタンド本体２０と、発光部２２の内部に設けられる基板３０と、基板３０に設けられる複数の紫外線ＬＥＤ４０と、基板３０に設けられ、前記複数の紫外線ＬＥＤ４０と基板３０の同一側に位置し、かつ特定の検知範囲を有する赤外線センサ５０と、台座１０の内部に設けられ、かつ前記複数の紫外線ＬＥＤ４０及び赤外線センサ５０と電気的接続される制御モジュール６０と、を含む。

本考案の第１実施例において、台座１０、支持部２１、及び発光部２２はいずれも板状である。支持部２１の底端は、台座１０の一端にピン接続される。発光部２２は、支持部２１の頂端にピン接続される。より詳しく説明すると、台座１０の一端に２つの第１開孔１１が、支持部２１の底端に２つの第１ピボット用穴２１１が、支持部２１の頂端に２つの第２ピボット用穴２１２が、及び発光部２２の一端に２つの第２開孔２２１が開けられる。電気スタンド式ネイル装置１は、第１ピン接合部７０と４つの第１ピボット７１とをさらに含む。第１ピン接合部７０の両端にそれぞれ４つの第１挿入孔７０１が開けられ、２つの第１ピボット７１の両端は、それぞれ台座１０の２つの第１開孔１１及び第１ピン接合部７０の２つの第１挿入孔７０１に設置され、また、他の２つの第１ピボット７１の両端は、それぞれ第１ピン接合部７０の他の２つの第１挿入孔７０１及び支持部２１の２つの前記第１ピボット用穴２１１に設置される。電気スタンド式ネイル装置１は、第２ピン接合部７２と４つの第２ピボット７３とをさらに含む。第２ピン接合部７２の両端にそれぞれ２つの第２挿入孔７２１が開けられ、２つの第２ピン接合部７２の両端は、それぞれ支持部２１の２つの前記第２ピボット用穴２１２及び第２ピン接合部７２の２つの第２挿入孔７２１に設置され、また、他の２つの第２ピボット７３の両端は、それぞれ第２ピン接合部７２の他の２つの第２挿入孔７２１及び発光部２２の２つの前記第２開孔２２１に設置される。支持部２１は、台座１０に対して、第１ピン接合部７０及び前記複数の第１ピボット７１によって展開位置と折り畳み位置との間で回転する。発光部２２は、支持部２１に対して、第２ピン接合部７２及び前記複数の第２ピボット７３によって展開位置と折り畳み位置との間で回転する。

本考案の第１実施例において、発光部２２の底面には、複数の穴２２２が開けられる。前記複数の紫外線ＬＥＤ４０及び赤外線センサ５０は、それぞれ前記複数の穴２２２に対応する。より詳しく説明すると、赤外線センサ５０は、発光部２２の中央に近い位置にある。赤外線センサ５０から射出された赤外線は、対応する穴２２２を通り抜けて外へ射出することができる。前記複数の紫外線ＬＥＤ４０から射出した紫外線は、対応する穴２２２を通り抜けて外へ射出する。

以下、図面を参照しながら、本考案の第１実施例における手や足の爪に塗ったＵＶ液状接着剤を硬化させる手段を説明する。

まず、図１に示すように、支持部２１は、台座１０に対して、第１ピン接合部７０及び前記複数の第１ピボット７１によって展開位置まで回転する。発光部２２は、支持部２１に対して、第２ピン接合部７２及び前記複数の第２ピボット７３によって展開位置まで回転する。これにより、本考案の第１実施例は電気スタンド状に展開する。

次に、図４に示すように、台座１０を机に置き、使用者の手や足の指を発光部２２の下方に移動する。赤外線センサ５０は、使用者の手や足が検知範囲に入ったことを検知した場合、オン信号を制御モジュール６０に転送し、そして、制御モジュール６０は、オン信号に基づいて前記複数の紫外線ＬＥＤ４０をオンにする。その時、前記複数の紫外線ＬＥＤ４０から射出した紫外線が手や足の爪の上のＵＶ液状接着剤に照射することで、ＵＶ液状接着剤を素早く硬化させる。

ＵＶ液状接着剤を完全に硬化させた後、使用者の手や足を発光部２２の下方から出す。赤外線センサ５０は、使用者の手や足が検知範囲から出たことを検知した場合、オフ信号を制御モジュール６０に転送し、そして、制御モジュール６０は、オフ信号に基づいて前記複数の紫外線ＬＥＤ４０をオフにする。

上記から分かるように、本考案の第１実施例は、展開した場合に電気スタンド状となり、蓋体がなく、かつ赤外線センサ５０によって使用者の手や足の指が検知範囲に出入りすることを感知し、前記複数の紫外線ＬＥＤ４０をオン／オフにすることができる。よって、ネイリストがネイルチップ、ストーン又は装飾品を貼る時に、使用者の手や足の指を発光部２２の下方に容易に移動し、自動で微硬化を行うことができ、ネイルチップ、ストーン、及び装飾品のズレ又は落ちることを防げる。

最後、図５に示すように、支持部２１は、台座１０に対して、第１ピン接合部７０及び前記複数の第１ピボット７１によって折り畳み位置まで回転する。発光部２２は、支持部２１に対して、第２ピン接合部７２及び前記複数の第２ピボット７３によって折り畳み位置まで回転する。これにより、本考案の第１実施例は、折り畳んで体積を小さくすることができ、収納や携帯に便利となる。

図３に示すように、本考案の第１実施例において、電気スタンド式ネイル装置１は、台座１０の内部に設けられ、かつ制御モジュール６０と電気的接続される電池８０をさらに含む。電池８０は、一次電池であってもよく、二次電池であってもよい。台座１０は、制御モジュール６０と電気的接続され、かつタイプが異なる２つのＵＳＢソケット８１、８２を含む。図１に示すように、ＵＳＢソケット８１のタイプはＴｙｐｅ Ａであり、Ｔｙｐｅ ＡのＵＳＢプラグ（図示せず）の挿入に用いられる。他の１つのＵＳＢソケット８２のタイプはＭｉｃｒｏ−Ｂであり、Ｍｉｃｒｏ−ＢのＵＳＢプラグ（図示せず）の挿入に用いられる。他の実施例において、前記２つのＵＳＢソケット８１、８２は他のタイプであってもよい。ＵＳＢ伝送ライン（図示せず）は、その一端のＵＳＢプラグを同じタイプのＵＳＢソケット８１、８２に差し込み、かつ、他の一端のＵＳＢプラグを変圧器（図示せず）のＵＳＢソケット、モバイルバッテリー（図示せず）のＵＳＢソケット、又はパソコン（図示せず）のＵＳＢソケットに差し込み、さらに変圧器のプラグを商用電源のソケットに差し込むことにより、商用電源、モバイルバッテリー、又はパソコンは、ＵＳＢ伝送ラインを介して電力を二次電池に伝送し、二次電池を充電することができる。ＵＳＢ伝送ラインの他の一端のＵＳＢプラグをＵＳＢ電気スタンド（図示せず）に差し込んでもよく、これにより、白色光を提供し、ネイリスト及び使用者が手や足の爪の装飾及び美化結果を観察できる。ＵＳＢ伝送ラインの他の一端のＵＳＢプラグをＵＳＢネイルマシン（図示せず）に差し込んでもよく、これにより、ネイリストがＵＳＢネイルマシンを使用して使用者の手や足の爪をファイリングできる。

本考案の第１実施例において、台座１０は、制御モジュール６０と電気的接続される電源ソケット８３を含む。電源コード（図示せず）は、その一端の電源コネクタが電源ソケット８３に差し込まれ、かつ、他の一端の電源プラグが商用電源のソケット（図示せず）に差し込まれる。これにより、商用電源は、電源コードを介して、電力を二次電池に伝送して二次電池を充電してもよく、制御モジュール６０に直接電力を供給してもよい。

図６は、本考案の第２実施例を示す側面図である。本考案の第２実施例の電気スタンド式ネイル装置１Ａと本考案の第１実施例の電気スタンド式ネイル装置１との相違点は、電気スタンド本体２０Ａの形状が電気スタンド本体２０の形状と異なることである。より詳しく説明すると、支持部２１Ａはロッド状であり、かつ台座１０Ａと垂直である。発光部２２Ａは湾曲ロッドであり、かつ支持部２１Ａと一体成形する。紫外線ＬＥＤ４０Ａ及び赤外線センサ５０Ａは、発光部２２Ａの自由端２２３に設けられる。言い換えると、電気スタンド本体２０Ａは、グースネックのような形状を有する。さらに、発光部２２Ａは湾曲ロッドであるため、発光部２２Ａの自由端２２３の面積が限られて２つの穴しか開けられない。そのため、紫外線ＬＥＤ４０Ａの数は１つだけである。赤外線センサ５０Ａは、その中の１つの穴を通り抜け、かつ紫外線ＬＥＤ４０Ａは他の１つの穴を通り抜ける。なお、赤外線センサ５０Ａは、発光部２２Ａの前端と紫外線ＬＥＤ４０Ａとの間に位置する。

以下、図面を参照しながら、本考案の第２実施例における手や足の爪に塗ったＵＶ液状接着剤を硬化させる手段を説明する。

まず、図７に示すように、台座１０Ａを机に置き、使用者の手や足の指を発光部２２Ａの下方に移動する。赤外線センサ５０Ａは、使用者の手や足の指が検知範囲に入ったことを検知した場合、オン信号を制御モジュールに伝送し、そして、制御モジュールはオン信号に基づいて紫外線ＬＥＤ４０Ａをオンにする。その時、紫外線ＬＥＤ４０Ａから射出した紫外線が手や足の爪の上のＵＶ液状接着剤に照射することで、ＵＶ液状接着剤を素早く硬化させる。

ＵＶ液状接着剤を完全に硬化させた後、使用者の手や足の指を発光部２２Ａの下方から出す。赤外線センサ５０Ａは、使用者の手や足の指が検知範囲から出たことを検知した場合、オフ信号を制御モジュールに伝送し、そして、制御モジュールはオフ信号に基づいて紫外線ＬＥＤ４０Ａをオフにする。

上記から分かるように、本考案の第２実施例の電気スタンド式ネイル装置１Ａは、グースネックのような形状を有し、蓋体がなく、かつ赤外線センサ５０Ａによって使用者の手や足の指が検知範囲に出入りすることを自動感知し、前記複数の紫外線ＬＥＤ４０Ａをオン／オフにすることができる。よって、ネイリストがネイルチップ、ストーン又は装飾品を貼る時に、使用者の手や足の指を発光部２２Ａの下方に容易に移動し、自動で微硬化を行うことができ、ネイルチップ、ストーン、及び装飾品のズレ又は落ちることを防げる。

さらに、本考案の第２実施例の電気スタンド式ネイル装置１Ａは、グースネックのような形状を有するため、取りやすく、移動が便利で、かつ足の爪のネイルにも非常に便利である。

図８は、本考案の第３実施例を示す側面図である。本考案の第３実施例の電気スタンド式ネイル装置１Ｂと本考案の第１実施例の電気スタンド式ネイル装置１及び本考案の第２実施例の電気スタンド式ネイル装置１Ａとの相違点は、電気スタンド本体２０Ｂの形状が電気スタンド本体２０の形状及び電気スタンド本体２０Ａの形状と異なることである。より詳しく説明すると、支持部２１Ｂ及び発光部２２Ｂは、いずれも長尺状である。さらに、赤外線センサ５０Ｂは、発光部２２Ｂの前端と紫外線ＬＥＤ４０Ｂとの間に位置する。なお、電気スタンド式ネイル装置１Ｂは、複数の白色光ＬＥＤ９０を含む。前記複数の白色光ＬＥＤ９０は、基板に設けられ、紫外線ＬＥＤ４０Ｂ及び赤外線センサ５０Ｂと基板の同一側に位置し、かつ紫外線ＬＥＤ４０Ｂと発光部２２Ｂの後端との間に位置する。紫外線ＬＥＤ４０Ｂ、赤外線センサ５０Ｂ、及び前記複数の白色光ＬＥＤ９０は、それぞれ前記複数の穴を通り抜ける。言い換えると、本考案の第３実施例の電気スタンド式ネイル装置１Ｂは、一般的な白色光の電気スタンドと紫外線ＬＥＤ４０Ｂとを組み合わせたものである。

以下、図面を参照しながら、本考案の第３実施例における手や足の爪に塗ったＵＶ液状接着剤を硬化させる手段を説明する。

まず、図９に示すように、台座１０Ｂを机に置き、使用者の手や足の指を発光部２２Ｂの下方に移動する。赤外線センサ５０Ｂは、使用者の手や足の指が検知範囲に入ったことを検知した場合、オン信号を制御モジュールに伝送し、そして、制御モジュールはオン信号に基づいて紫外線ＬＥＤ４０Ｂ及び前記複数の白色光ＬＥＤ９０をオンにする。その時、紫外線ＬＥＤ４０Ｂから射出した紫外線が手や足の爪の上のＵＶ液状接着剤に照射することで、ＵＶ液状接着剤素を素早く硬化させる。また、前記複数の白色光ＬＥＤ９０から射出した白色光を手や足の爪に照射することで、ネイリスト及び使用者が手や足の爪の装飾及び美化結果を観察できる。

ＵＶ液状接着剤を完全に硬化させた後、使用者の手や足の指を発光部２２Ｂの下方から出す。赤外線センサ５０Ｂは、使用者の手や足の指が検知範囲から出たことを検知した場合、オフ信号を制御モジュールに伝送し、そして、制御モジュールはオフ信号に基づいて紫外線ＬＥＤ４０Ｂ及び前記複数の白色光ＬＥＤ９０をオフにする。

上記から分かるように、本考案の第３実施例の電気スタンド式ネイル装置１Ｂは、一般的な白色光の電気スタンドと紫外線ＬＥＤ４０Ｂとを組み合わせたものであり、蓋体がなく、かつ赤外線センサ５０Ｂによって使用者の手や足の指が検知範囲に出入りすることを感知し、前記紫外線ＬＥＤ４０Ｂをオン／オフにすることができる。よって、ネイリストがネイルチップ、ストーン又は装飾品を貼る時に、使用者の手や足の指を発光部２２Ｂの下方に容易に移動し、自動で微硬化を行うことができ、ネイルチップ、ストーン、及び装飾品のズレ又は落ちることを防げる。

さらに、本考案の第３実施例の電気スタンド式ネイル装置１Ｂは、紫外線及び白色光を同時に提供でき、手や足の爪に塗ったＵＶ液状接着剤に対して微硬化を行うと共に、ネイリスト及び使用者が手や足の爪の装飾及び美化結果を観察できる。

上記の内容は、本考案を説明するための好ましい実施例に過ぎず、本考案を限定することを意図するものではない。したがって、本考案と同じ精神に基づいての本考案に係る任意の調整や変更は、いずれも本考案の請求の範囲に含まれる。

１、１Ａ、１Ｂ 電気スタンド式ネイル装置
１０、１０Ａ、１０Ｂ 台座
１１ 第１開孔
２０、２０Ａ、２０Ｂ 電気スタンド本体
２１、２１Ａ、２１Ｂ 支持部
２１１ 第１ピボット用穴
２１２ 第２ピボット用穴
２２、２２Ａ、２２Ｂ 発光部
２２１ 第２開孔
２２２ 穴
２２３ 自由端
３０ 基板
４０、４０Ａ、４０Ｂ 紫外線ＬＥＤ
５０、５０Ａ、５０Ｂ 赤外線センサ
６０ 制御モジュール
７０ 第１ピン接合部
７１ 第１ピボット
７２ 第２ピン接合部
７３ 第２ピボット
８０ 電池
８１、８２ ＵＳＢソケット
８３ 電源ソケット
９０ 白色光ＬＥＤ

Claims (10)

1. 台座と、
   底端が前記台座に設けられる支持部と前記支持部の頂端に設けられる発光部とを含む電気スタンド本体と、
   前記発光部の内部に設けられる基板と、
   前記基板に設けられる少なくとも１つの紫外線ＬＥＤと、
   前記基板に設けられ、前記少なくとも１つの紫外線ＬＥＤと前記基板の同一側に位置し、かつ特定の検知範囲を有する赤外線センサと、
   前記台座の内部に設けられ、かつ前記少なくとも１つの紫外線ＬＥＤ及び前記赤外線センサと電気的接続される制御モジュールと、を含み、
   前記赤外線センサは、使用者の手や足の指が前記検知範囲に入ったことを検知した場合、オン信号を前記制御モジュールに伝送し、前記制御モジュールは、前記オン信号に基づいて前記少なくとも１つの紫外線ＬＥＤをオンにし、
   前記赤外線センサは、前記使用者の手や足の指が前記検知範囲から出たことを検知した場合、オフ信号を前記制御モジュールに伝送し、前記制御モジュールは、前記オフ信号に基づいて前記少なくとも１つの紫外線ＬＥＤをオフにすることを特徴とする、電気スタンド式ネイル装置。
2. 前記台座、前記支持部、及び前記発光部は、いずれも板状であり、
   前記支持部の底端は、前記台座の一端にピン接続され、
   前記発光部は、前記支持部の頂端にピン接続され、かつ、底面に複数の穴が開けられ、
   前記少なくとも１つの紫外線ＬＥＤ及び前記赤外線センサは、それぞれ前記複数の穴に対応することを特徴とする、請求項１に記載の電気スタンド式ネイル装置。
3. 第１ピン接合部と、４つの第１ピボットと、第２ピン接合部と、４つの第２ピボットとをさらに含み、
   前記台座の一端に２つの第１開孔が、前記支持部の底端に２つの第１ピボット用穴が、前記支持部の頂端に２つの第２ピボット用穴が、及び前記発光部の一端に２つの第２開孔が開けられており、
   前記第１ピン接合部の両端にそれぞれ４つの第１挿入孔が開けられ、２つの前記第１ピボットの両端は、それぞれ前記台座の２つの前記第１開孔及び前記第１ピン接合部の２つの前記第１挿入孔に設置され、他の２つの前記第１ピボットの両端は、それぞれ前記第１ピン接合部の他の２つの前記第１挿入孔及び前記支持部の２つの前記第１ピボット用穴に設置され、
   かつ、前記第２ピン接合部の両端にそれぞれ４つの第２挿入孔が開けられ、２つの前記第２ピボットの両端は、それぞれ前記支持部の２つの前記第２ピボット用穴、及び前記第２ピン接合部の２つの前記第２挿入孔に設置され、他の２つの前記第２ピボットの両端は、それぞれ前記第２ピン接合部の他の２つの前記第２挿入孔、及び前記発光部の２つの前記第２開孔に設置されることを特徴とする、請求項２に記載の電気スタンド式ネイル装置。
4. 前記支持部はロッド状であり、かつ前記台座と垂直であり、
   前記発光部は湾曲ロッドであり、かつ前記支持部と一体成形し、
   前記少なくとも１つの紫外線ＬＥＤ及び前記赤外線センサは、前記発光部の自由端に設けられることを特徴とする、
   請求項１に記載の電気スタンド式ネイル装置。
5. 前記基板に設けられ、かつ前記少なくとも１つの紫外線ＬＥＤ及び前記赤外線センサと前記基板の同一側に位置する、少なくとも１つの白色光ＬＥＤをさらに含み、
   前記支持部及び前記発光部は、いずれも長尺状であり、
   前記発光部の底面に複数の穴が開けられ、
   前記少なくとも１つの紫外線ＬＥＤ、前記赤外線センサ、及び前記少なくとも１つの白色光ＬＥＤは、それぞれ前記複数の穴を通り抜けることを特徴とする、請求項１に記載の電気スタンド式ネイル装置。
6. 前記少なくとも１つの白色光ＬＥＤは、前記少なくとも１つの紫外線ＬＥＤと前記発光部の後端との間に位置することを特徴とする、請求項５に記載の電気スタンド式ネイル装置
7. 前記台座の内部に設けられ、かつ前記制御モジュールと電気的接続される少なくとも１つの電池をさらに含み、
   前記台座は、前記制御モジュールと電気的接続される少なくとも１つのＵＳＢソケットを含むことを特徴とする、請求項１〜６のいずれか１項に記載の電気スタンド式ネイル装置。
8. 前記台座は、タイプが異なる２つのＵＳＢソケットを含むことを特徴とする、請求項７に記載の電気スタンド式ネイル装置。
9. 前記台座は、前記制御モジュールと電気的接続される電源ソケットを含むことを特徴とする、請求項１〜６のいずれか１項に記載の電気スタンド式ネイル装置。
10. 前記赤外線センサは、前記発光部の前端と前記少なくとも１つの紫外線ＬＥＤとの間に位置することを特徴とする、請求項１〜６のいずれか１項に記載の電気スタンド式ネイル装置。