JP3225169U - 吸盤システム - Google Patents
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Abstract
【課題】吸着力の強い吸盤システムを提供する。【解決手段】吸盤システム1は、柔軟性を有し、環状に形成される、吸盤部材2と、吸盤部材が嵌合されて、密閉可能な内部空間30を有する、ケーシング部材3と、内部空間と外部とを連通する連通孔40に設置され、内部空間の空気を抜くことができる逆止弁4と、を備える。【選択図】図3
Description
本考案は、吸着力の強い吸盤システムに関するものである。
一般に、吸盤は、家具や壁等の平滑な平面に吸着されるものであり、フック等を簡単に吸着・固定させることができる。吸盤は、例えば、家具、壁面、ガラスなどに吸着されて使用されており、フックや棚等を固定するために利用されることが多い。
しかしながら、従来の吸盤は、吸着された後に、長時間が経過したり、保持する重量が重かったりすると、脱落・落下してしまうおそれがある。そのため、吸着力の強い吸盤を開発することが望まれていた。
例えば、特許文献1には、被吸着面に対し軟質で直接吸着する構造層と硬質の構造層とを積層させて、少なくとも二層の構造を用いた吸盤構造体を提供することによって、粗い表面に対しても吸着力を維持できる、吸盤の構造が開示されている。
この特許文献1の吸盤の構造は、制御ハンドルによって吸盤を外側に引っ張ることによって真空吸着力を発生するようになっている。しかしながら、この特許文献1のように機構的に発生させる真空吸着力には限界があった。
そこで、本考案は、吸着力の強い吸盤システムを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本考案の吸盤システムは、柔軟性を有し、環状に形成される、吸盤部材と、前記吸盤部材が嵌合されて、密閉可能な内部空間を有する、ケーシング部材と、前記内部空間と外部とを連通する連通孔に設置される逆止弁であって、内部空間の空気を抜くことができるように構成される、逆止弁と、を備えている。
また、前記連通孔を通じて内部空間から空気を排出するためのピストン部材であって、前記ケーシングの前記連通孔に対して脱着自在に構成される、ピストン部材をさらに備えることができる。
さらに、前記逆止弁が設置された前記連通孔を覆うように設置されるカバー部材をさらに備えることができる。
前記ケーシングにフック部材を介して掛止される、ラック部材、棚部材、ホルダ部材、又は、タオル掛け部材のいずれかを選択可能にさらに備えることができる。
このように、本考案の吸盤システムは、柔軟性を有し、環状に形成される、吸盤部材と、盤部材が嵌合されて、密閉可能な内部空間を有する、ケーシング部材と、内部空間と外部とを連通する連通孔に設置される逆止弁であって、内部空間の空気を抜くことができるように構成される、逆止弁と、を備えている。このような構成であれば、内部空間の空気を抜くことによって、吸着力の強い吸盤システムとなる。
また、連通孔を通じて内部空間から空気を排出するためのピストン部材であって、ケーシングの連通孔に対して脱着自在に構成される、ピストン部材をさらに備えるため、このピストン部材を往復運動させることによって、真空吸着力をきわめて強力にすることができるようになる。
さらに、逆止弁が設置された連通孔を覆うように設置されるカバー部材をさらに備えることで、誤って逆止弁と接触して真空密着力が失われることを防止できるうえ、外観の意匠を向上できる。
また、ケーシングにフック部材を介して掛止される、ラック部材、棚部材、ホルダ部材、又は、タオル掛け部材のいずれかを選択可能にさらに備えることで、強大な吸着力を様々な用途に繰り返し再利用することができる。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
(構成)
まず、図1〜図3を用いて、本考案の吸盤システム1の全体構成について説明する。この吸盤システム1は、柔軟性を有し、環状に形成される、吸盤部材2と、吸盤部材2が嵌合されて、密閉可能な内部空間30を有する、ケーシング部材3と、内部空間30と外部とを連通する連通孔40に設置される逆止弁4であって、内部空間30の空気を抜くことができるように構成される、逆止弁4と、この逆止弁4が設置された連通孔40を覆うように設置されるカバー部材5と、ケーシング部材3にフック部材6を介して掛止されるラック部材80と、を主に備えている。
まず、図1〜図3を用いて、本考案の吸盤システム1の全体構成について説明する。この吸盤システム1は、柔軟性を有し、環状に形成される、吸盤部材2と、吸盤部材2が嵌合されて、密閉可能な内部空間30を有する、ケーシング部材3と、内部空間30と外部とを連通する連通孔40に設置される逆止弁4であって、内部空間30の空気を抜くことができるように構成される、逆止弁4と、この逆止弁4が設置された連通孔40を覆うように設置されるカバー部材5と、ケーシング部材3にフック部材6を介して掛止されるラック部材80と、を主に備えている。
吸盤部材2は、図2〜図3に示すように、合成ゴムやシリコンゴム等の柔軟性を有する材料によって角丸の四角形の環状に形成される。吸盤部材2は、ケーシング部材3の裏面側に設けられた溝内に嵌合するように設置される。吸盤部材2の高さは、ケーシング部材3の溝の深さよりも少し高くなるように設定されている。
ケーシング部材3は、図1〜図3に示すように、合成樹脂等によって四角形の薄い皿状に形成されるものであり、裏面側に吸盤部材2が嵌合される四角形の溝が形成されるとともに、吸盤部材2によって囲まれるように内部空間30が形成される。さらに、ケーシング部材3には、中央近傍に連通孔40が設けられて、後述する逆止弁4が設置されるようになっている。
逆止弁4は、図2〜図3に示すように、合成ゴムやシリコンゴム等の柔軟性を有する材料によって半球状に形成される。逆止弁4は、内部空間30から外部に向かって空気を抜くと、気圧差によって内部空間30側に密着して連通孔40を塞いで空気の逆流を防止するようになっている。すなわち、後述するピストン部材7によって内部空間30から空気を抜くことはできるが、一旦空気が抜かれて内部空間30が真空状態になると、この真空状態を保持するようになっている。
カバー部材5は、図1〜図2に示すように、フック部材6が取り付けられた状態で、逆止弁4が設置されている連通孔40を覆うように設置される。これによって、フック部材6が脱落することを防止できるうえ、誤って逆止弁4に触れてしまい真空状態を解除してしまうことを防止できる。
ラック部材80は、様々な小物等を引っ掛けるために使用される。このラック部材80の他にも、ケーシング部材3には、図示しないが、フック部材6を介して、棚部材、ホルダ部材、又は、タオル掛け部材などのいずれかを選択可能に備えることができる。
そして、本実施例の吸盤システム1には、連通孔40を通じて内部空間30から空気を排出するためのピストン部材7であって、ケーシング部材3の連通孔40に対して脱着自在に構成される、ピストン部材7をさらに備えている。すなわち、ピストン部材7は、吸盤部材2の密着作業時には使用されるが、一旦密着した後は使用されることはない。以下、ピストン部材7を使用する吸盤システムの取付け方法と吸盤システムのラックの取外し方法について説明する。
(吸盤システムの取付け方法)
吸盤システム1を取付ける際には、図4に示したように、以下の(1)〜(5)の手順が実施される。
(1)使用する表面をきれいにして乾かす。
(2)蓋を開けて、吸盤(吸盤部材2)の保護シールをはがす。
(3)吸盤(吸盤部材2)にある「矢印マーク」を注意して貼る。
(4)付属の脱気筒(ピストン部材7)で空気を排出する。動作を6回繰り返し行う。
(5)フック(フック部材6)をかけて、蓋(カバー部材5)を閉める。
(6)さらに、フック(フック部材6)に、使用者の選択に応じて、ラック(ラック部材80)を掛けることができる。
吸盤システム1を取付ける際には、図4に示したように、以下の(1)〜(5)の手順が実施される。
(1)使用する表面をきれいにして乾かす。
(2)蓋を開けて、吸盤(吸盤部材2)の保護シールをはがす。
(3)吸盤(吸盤部材2)にある「矢印マーク」を注意して貼る。
(4)付属の脱気筒(ピストン部材7)で空気を排出する。動作を6回繰り返し行う。
(5)フック(フック部材6)をかけて、蓋(カバー部材5)を閉める。
(6)さらに、フック(フック部材6)に、使用者の選択に応じて、ラック(ラック部材80)を掛けることができる。
(吸盤システムのラックの取外し方法)
吸盤システム1のラックを取外す際には、図5に示したように、指先で真ん中のゴム(逆止弁4)をほじって、空気を放出することで、吸盤(吸盤部材2)を剥がす。
吸盤システム1のラックを取外す際には、図5に示したように、指先で真ん中のゴム(逆止弁4)をほじって、空気を放出することで、吸盤(吸盤部材2)を剥がす。
以上、図面を参照して、本考案の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本考案の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本考案に含まれる。
1 吸盤システム
2 吸盤部材
3 ケーシング部材
30 内部空間
4 逆止弁
40 連通孔
5 カバー部材
6 フック部材
7 ピストン部材
2 吸盤部材
3 ケーシング部材
30 内部空間
4 逆止弁
40 連通孔
5 カバー部材
6 フック部材
7 ピストン部材
Claims (4)
- 柔軟性を有し、環状に形成される、吸盤部材と、
前記吸盤部材が嵌合されて、密閉可能な内部空間を有する、ケーシング部材と、
前記内部空間と外部とを連通する連通孔に設置される逆止弁であって、内部空間の空気を抜くことができるように構成される、逆止弁と、
を備える、吸盤システム。 - 前記連通孔を通じて内部空間から空気を排出するためのピストン部材であって、前記ケーシング部材の前記連通孔に対して脱着自在に構成される、ピストン部材をさらに備える、請求項1に記載された、吸盤システム。
- 前記逆止弁が設置された前記連通孔を覆うように設置されるカバー部材をさらに備える、請求項1又は請求項2に記載された、吸盤システム。
- 前記ケーシング部材にフック部材を介して掛止される、ラック部材、棚部材、ホルダ部材、又は、タオル掛け部材のいずれかを選択可能にさらに備える、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載された、吸盤システム。
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JP2019004295U JP3225169U (ja) | 2019-11-13 | 2019-11-13 | 吸盤システム |
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2019
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