JP3225154U - 衣服 - Google Patents
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Abstract
【課題】袖又は肩に形成されるポケット入り口に対して、衣服の外観に大きな影響を与えないフラップを設けた衣服を提供する。【解決手段】ポケット3の幅方向に延びる切り返し線を境に、袖山側の袖表面を形成する袖山側生地6と、袖口側の袖表面を形成し、かつ、切り返し線から袖山側では袖山側生地6の裏側に配置される袖口側生地7とを有する。ポケット3は袖口側生地7の裏側に設けられ、かつ、ポケット3の入り口30は切り返し線に沿って若しくは袖山側生地6に隠れるように設けられている。袖山側生地6は、ポケット3の入り口30の左右近くまでは、切り返し線に沿って袖口側生地7に縫い付けられ、ポケット3の入り口30付近では入り口30を迂回するように袖口側生地7に縫い付けられている。【選択図】図4
Description
本考案は、袖に設けたポケットにフラップを付けた衣服に関する。
万年筆、ボールペン、サインペン等の筆記具を衣服のポケットに差し込んで携帯することが多い。筆記具をポケットに差し込んで携帯する場合、筆記具の頭の部分をポケットから覗かせておくと、筆記具の頭を掴んで直ぐにポケットから取り出せるので都合がよい。一方で、筆記具の頭の部分が服から出ているので、何かの拍子に引っ掛けて外に飛び出してしまうことがある。この対策のために、例えば、特許文献1においては、胸部若しくは下側両サイドのポケット内側生地の上端口部寄りにペン差し穴を形成した衣服が開示されている。同文献によれば、筆記具の全体がポケット内に収容されることにより、ペンの紛失を防止することができる。一方、衣服には、袖又は肩にポケットが形成されることがある。袖又は肩においては、ポケットの長さ、容量が物理的に制限され、胸部若しくは下側両サイドのポケット内側生地にペン差し穴を設けるような構成は難しい。
特許文献2には、肩にポケットが形成された作業服が示されている。同文献の図1には、肩のポケットの入り口にフラップ片が付けられた衣服が開示されている。同文献には、収容物として筆記具は明示されてはいないが、ポケットから収容物が落下しないようになっている。ポケットにフラップを設ける場合、短冊状の別生地をポケットの上方に縫着し、ボタン留めできるようにする構成が、特許文献3の図7に開示されている。
袖又は肩のポケットは、腕を持ち上げると天地が入れ替わり、また、腕を回すと収容物に遠心力が加わる。よって、一般的にフラップが取り付けられ、かつボタン等の留め具により、入り口が保護されている。このようなフラップは、短冊型のフラップ生地が袖の生地に縫着されているのであり、縫い着け部分は生地が重なる。袖の生地とフラップの生地に段差ができている。この段差は、明らかにフラップが取り付けられていることが分かるため、衣服の外観に影響を与えている。
そこで、本考案は、袖又は肩に形成されるポケット入り口に対して、衣服の外観に大きな影響を与えないフラップを設けた衣服を提供することを目的とする。
そこで、本考案は、袖又は肩に形成されるポケット入り口に対して、衣服の外観に大きな影響を与えないフラップを設けた衣服を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の袖にポケットが設けられた衣服は、
前記ポケットの幅方向に延びる切り返し線を境に、袖山側の袖表面を形成する袖山側生地と、袖口側の袖表面を形成し、かつ、前記切り返し線から袖山側では前記袖山側生地の裏側に配置される袖口側生地とを有し、
前記ポケットは袖口側生地の裏側に設けられ、かつ、前記ポケットの入り口は前記切り返し線に沿って若しくは袖山側生地に隠れるように設けられ、
前記袖山側生地は、前記ポケットの入り口の左右近くまでは、前記切り返し線に沿って袖口側生地に縫い付けられ、前記ポケットの入り口では当該入り口を迂回するように袖口側生地に縫い付けられていることを特徴とする。
前記ポケットの幅方向に延びる切り返し線を境に、袖山側の袖表面を形成する袖山側生地と、袖口側の袖表面を形成し、かつ、前記切り返し線から袖山側では前記袖山側生地の裏側に配置される袖口側生地とを有し、
前記ポケットは袖口側生地の裏側に設けられ、かつ、前記ポケットの入り口は前記切り返し線に沿って若しくは袖山側生地に隠れるように設けられ、
前記袖山側生地は、前記ポケットの入り口の左右近くまでは、前記切り返し線に沿って袖口側生地に縫い付けられ、前記ポケットの入り口では当該入り口を迂回するように袖口側生地に縫い付けられていることを特徴とする。
この考案によれば、フラップは、袖の表面を形成する袖山側生地の一部となり、袖山側生地との間では段差が生じていない。よって、フラップは、袖又は肩に形成されるポケットのポケット入り口に対して、衣服の外観に大きな影響を与えることがないという効果を有する。ポケットの入り口が、袖山側生地と袖口側生地の境界とほぼ重なるため、布の切り換えという意匠の中に、ポケットの入り口の存在が埋没するデザインになる。
以下、本考案に係る作業服の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1において、本考案に係るポケット付きの衣服1は、袖2、ポケット3(図では、ポケット3の入り口30の外側に付けられた片玉縁31のみ現れている。図4参照)、フラップ4、片玉縁31を有する。ポケット3は、袖2に設けられている。袖2は、ポケット3の周辺は、肩の付け根の袖山側と、袖口側の2つの生地6、7からなるような外観を有している。フラップ4は、生地6の一部である。
図1において、本考案に係るポケット付きの衣服1は、袖2、ポケット3(図では、ポケット3の入り口30の外側に付けられた片玉縁31のみ現れている。図4参照)、フラップ4、片玉縁31を有する。ポケット3は、袖2に設けられている。袖2は、ポケット3の周辺は、肩の付け根の袖山側と、袖口側の2つの生地6、7からなるような外観を有している。フラップ4は、生地6の一部である。
図2は袖2の展開図で、図2Aは表側、図2Bは裏側である。図において、2aは袖山、2bは前袖下線、2cは後袖下線、2dは袖口を示している。図2Aにおいて、生地6は袖山2a側に、生地7は袖口2d側において、袖2の表面に現れている。以降、生地6を袖山側生地6と、生地7を袖口側生地7と称する。袖山側生地6、袖口側生地7は同一色、若しくは同一柄の生地である。袖山側生地6と袖口側生地7との切り返し線BDはほぼ直線状であり、切り返し線BDに沿ってポケット3の入り口30が設けられている。切り返し線BDはポケット3の幅方向wに沿っており、必ずしも入り口30と完全に平行である必要はない。図4を用いて後で説明するように、ポケット3の入り口30は切り返し線BDの袖山側に設けられ、図2Aにおいては袖山側生地6の下側に隠れている。ポケット3の入り口30に設けられた片玉縁31は、その下側が、表面に袖山側生地6に重なって見えている。
図2Bにおいて、ポケット3のポケット袋32が袖口側生地7に縫着されている。切り返し線BDは、袖口側生地7の裏側で見えないが、図2Bでは、一点鎖線にて示している。図中、破線は、袖山側生地6が袖口側生地7に縫い付けられている縫い線SLを示している。縫い線SLは、切り返し線BDに沿った縫い線SL1、SL2とポケット3の入り口を迂回するように設けられた縫い線SL3を有しており、縫い線SL3と一点鎖線で囲われた範囲において、袖口側生地7に対して被さるフラップ4を形成している。また、フラップ4はポケット袋32と一部重なる位置に形成されている。
図3は袖のフラップ部分の構造の説明図である。図3Aにおいて、袖山側生地6は、袖2の袖山側の表面に現れる生地である。袖口側生地7は、袖2の袖口側の表面に現れる生地であり、片玉縁31を有するポケット3(図示せず)が設けられている。袖山側生地6は、図示の一点鎖線(この線が、袖2の完成時に切り返し線BDになる)の上側では袖山2aと袖山側の前袖下線2bの一部、切り返し線BDより下側では袖山側の前袖下線2bの一部、袖山2aの一部、そして、フラップ4を作るのに十分な代を確保する線分CTで囲まれている。
図3Bにおいて、袖山側生地6と袖口側生地7の袖山2aを合わせて袖山側生地6を切り返し線BDの位置に沿って縫い線SL(SL1、SL2、SL3)において縫着するが、このとき、切り返し線BDがポケット3の入り口30に重なる左右の範囲EXについては、切り返し線BDに沿っては袖山側生地6と袖口側生地7は縫着されない。この結果、縫い線SLのうち、範囲EXの除く部分の縫い線SL1、SL2が形成される。
図3Cにおいて、袖山側生地6を切り返し線BDで折り返し、重なった袖山側生地6の部分及び袖口側生地7を貫通するように縫着して、縫い線SLのポケット3の入り口30を迂回するような縫い線SL3が形成される。縫い線SL3で囲まれた袖山側生地6の部分が、フラップ4である。
図4Aは、ポケット部分の一部破断拡大説明図である。切り返し線BDに沿って縫い線SL1、SL2で袖山側生地6が袖口側生地7に縫い合わせされたことにより、フラップ4はポケット3の入り口30を覆っている。また、切り返し線BDから袖口側生地7は、袖山側生地6の裏側に配置される。フラップ4の裏側は、袖口側生地7に対面しており、かつ縫い線SL3で閉じられるため、ポケットに収納するペンの上部を収める部分を形成している。
具体的には縫い線SL3は、片玉縁31の左辺より左側へ0.5cmから3cmの位置(距離L1)から切り返し線BDを離れて斜め右上に上昇し、片玉縁31の上辺から上方へ3cmから5cmの位置(距離L2)で切り返し線BDと並行に延び、ポケット3の片玉縁31の左端より左側へ0.5cmから3cmの位置(距離L3)に向けて斜め左に向けて下降する形状をしている。図4B、図4C、図4Dにおいて、X−X断面、Y−Y断面及びZ−Z断面が示されている。各図において、右側は袖2の表側である。フラップ4が、僅かではあるがポケット3の入り口30を塞いでいる。
図5には、ペン8をポケット3に差した状態のポケット部分が示されている。フラップ4を開いてペン8をポケット3に差し、ペン8のクリップを入り口30に挟んで、ペン8の上部はフラップ4内に収められている。
本実施例によれば、フラップ4は、袖2の表面を形成する袖山側生地6の一部であり、袖山側生地6との間では段差が生じていない。よって、袖又は肩に形成されたポケット入り口30に対して、衣服の外観に大きな影響を与えることがないという効果を有する。ポケット3の入り口30が、袖山側生地6と袖口側生地7の切り返し線BDとほぼ重なるため、布の切り換えという意匠の中に、ポケット3の入り口30の存在が埋没するデザインになる。また、フラップ4に商品ロゴが記載されたワッペンを付着すれば、縫い線SL3は、ワッペンの枠のように見え、その存在感はさらに薄まる。
尚、本実施例においては、袖山側生地6、袖口側生地7は同一色、若しくは同一柄の生地を用いたが、生地の色、柄を替えても良い。また、複数の生地をつぎはぎしたパッチワークのような布でもよい。また、縫い線SL3は、台形の側辺と上底を繋げたような形状であったが、他の形状例えば、円弧形でも良い。また、本実施例では、ポケット3の入り口30は、袖山側生地6の下側に隠れているが、切り返し線BDに沿って設けても良い。この場合、袖2の外観は、入り口30と切り返し線BDとがほぼ一体的に、見えるようになる。
1 衣服
2 袖
2a 袖山
2b 前袖下線
2c 後袖下線
2d 袖口
3 ポケット
4 フラップ
6 袖山側生地
7 袖口側生地
8 ペン
30 入り口
31 片玉縁
32 ポケット袋
2 袖
2a 袖山
2b 前袖下線
2c 後袖下線
2d 袖口
3 ポケット
4 フラップ
6 袖山側生地
7 袖口側生地
8 ペン
30 入り口
31 片玉縁
32 ポケット袋
Claims (2)
- 袖にポケットが設けられた衣服であって、
前記ポケットの幅方向に延びる切り返し線を境に、袖山側の袖表面を形成する袖山側生地と、袖口側の袖表面を形成し、かつ、前記切り返し線から袖山側では前記袖山側生地の裏側に配置される袖口側生地とを有し、
前記ポケットは袖口側生地の裏側に設けられ、かつ、前記ポケットの入り口は前記切り返し線に沿って若しくは袖山側生地に隠れるように設けられ、
前記袖山側生地は、前記ポケットの入り口の左右近くまでは、前記切り返し線に沿って袖口側生地に縫い付けられ、前記ポケットの入り口では当該入り口を迂回するように袖口側生地に縫い付けられていることを特徴とする衣服。
- 請求項1に記載の衣服において、
前記袖山側生地と袖口側生地とは、同一色若しくは同一柄の生地であることを特徴とする衣服。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019004594U JP3225154U (ja) | 2019-12-04 | 2019-12-04 | 衣服 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019004594U JP3225154U (ja) | 2019-12-04 | 2019-12-04 | 衣服 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3225154U true JP3225154U (ja) | 2020-02-13 |
Family
ID=69412028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019004594U Active JP3225154U (ja) | 2019-12-04 | 2019-12-04 | 衣服 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3225154U (ja) |
-
2019
- 2019-12-04 JP JP2019004594U patent/JP3225154U/ja active Active
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