JP3224342U

JP3224342U - 出納帳機能を有する金銭等収容袋

Info

Publication number: JP3224342U
Application number: JP2019003683U
Authority: JP
Inventors: 周一遠藤
Original assignee: ワークアップ株式会社
Priority date: 2019-09-30
Filing date: 2019-09-30
Publication date: 2019-12-12
Anticipated expiration: 2029-09-30

Abstract

【課題】金銭および関連書類そのものの管理と、金銭に関連する情報の管理とを単体で達成することが可能な、出納帳としての機能を有する、金銭の収容に適した収容袋を提供する。【解決手段】３辺が封止され１辺が開口した収容部と、収容部の開口から延長した蓋部とを備え、収容部の少なくとも一方の面に、金銭の管理に用いる情報を記入可能な記入欄を有する。【選択図】図１

Description

本考案は、出納帳としての機能を有する、金銭等の収容に適した収容袋に関するものである。

銀行やコンビニエンスストア、駅などにはＡＴＭ（現金自動預払機）が設置されているが、通例、ＡＴＭには引き出した金銭を収容するための封筒が備えられている。口座から引き出したばかりの現金を、財布ではなくこの封筒に収容する利用者は多い。また、持ち帰ったこの封筒を、その後も小口現金の管理に利用する場合もある。

このような封筒を用いて小口現金を管理する場合、単に現金を収容するだけではなく、金銭の受領や支払いの日付、用途などを記載する場合がある。しかし、これらの封筒には、銀行などのＡＴＭ設置者の広告が印刷されている場合が多い。あるいは、封筒全体が着色されている場合もある。そのため、情報を書き込むことができる面積が少なく、頻繁に新しい封筒に交換しなければならない。また、封筒にイラストなどが描かれていると、その部分を避けて書き込まざるをえず、同種の情報を揃えて書くことができない場合がある。そのため、内容を理解しづらくなり、また見栄えが悪くなるという不都合がある。

かかる不都合を回避するため、市販されている無地の封筒を用いる場合もある。しかし、この場合であっても、記入するための枠が設けられているものではないため、文字が斜めになってしまう場合があるなど、書き込みに適しているとは言い難い。

上記理由から、現金そのものは封筒に収容して管理し、金銭の管理に関連する情報は別に用意した帳簿に記入することで管理する場合がある。しかし、この方法では現金を収容した封筒と、情報を記載した帳簿とを、別々に保管しなければならないという不都合がある。

特許文献１には、ファイルに綴り込むための保持穴、および金銭等を挿入できる収容ポケットを設けた、ファイリング仕分封筒が開示されている。この考案には、記入欄を設けたことを特徴とする封筒が含まれる。しかし、この考案の封筒は、ファイルに綴じ込むための保持穴を本体側部に有する。そのため、加工工程が複雑となり、安価に提供するという観点において改良の余地がある。

実用新案登録第３１２４９３１号公報

本考案は、金銭および関連書類そのものの管理と、金銭に関連する情報の管理とを単体で達成することが可能な、出納帳としての機能を有する、金銭の収容に適した収容袋を提供することを目的とする。

上記課題を解決するため、本考案は、３辺が封止され１辺が開口した収容部と、前記収容部の開口から延長した蓋部とを備え、前記収容部の少なくとも一方の面に、金銭の管理に用いる情報を記入可能な記入欄を有する収容袋を提供する。

本考案による収容袋は、金銭の管理に用いる情報を記入するための欄を設けたことにより、金銭等を収容する機能に加え、出納帳としての機能も有する。これにより、金銭の管理に用いる情報を、読みやすく記入することが容易になる。したがって、金銭および関連書類そのものと、金銭に関連する情報とを、一体的に管理することが可能となる。

図１は、本考案の収容袋を示す平面図である。

本考案による収容袋は、金銭および関連書類を収容するための収容部と、折り返して収容部の開口を覆うことができる蓋部とを備える。収容物は一般に重要なものであるが、蓋部を備えることによって、誤ってまたは運搬などの際に逆さになっても、収容物が落下することをある程度抑制できる。

本考案による収容袋は、金銭および関連書類を主な収容対象とする。金銭としては、紙幣および硬貨が挙げられる。関連書類としては、限定されるものではないが、レシート、請求書、支払い明細書、領収書などが挙げられる。

本考案による収容袋の寸法は、意図する収容物に適した寸法であってよい。例えば、主な収容物として紙幣を想定する場合は、ＡＴＭに用意されているような、収容部の幅１２０ｍｍ、高さ２１５ｍｍ、蓋部の長さ４２ｍｍ程度の寸法が好適である。硬貨の収容を対象とする場合、より小さい寸法としてもよい。あるいは、請求書や支払い明細書を収容する場合、Ａ４や角２のような、より大きい寸法が好適でありうる。

一実施形態において、金銭の管理に用いる情報は、例えば、受領または支払いの日付、購入物など金銭授受の原因、収入および支出の金額、差引残高を含む。これらの項目について、項目名および記入欄が、本考案による収容袋の片面または両面に印刷される。この他、部署や個人名などを記入する枠、確認印を捺印する欄などをさらに設けてもよい。

本考案による収容袋は、紙やプラスチックフィルムなど、好適な加工性と耐久性を有する任意の素材から作製することができる。例えば、クラフト紙、ＯＰＰ（二軸延伸ポリプロピレン）、ＣＰＰ（無延伸ポリプロピレン）、ＰＥ（ポリエチレン）、ＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレート）、ビニール、セロファン等が挙げられるが、これらに限定されない。

ただし、情報の記入を容易にするという本考案の目的から、一般的な筆記具で書き込むことが可能であることを要する。そのため、例えばプラスチックフィルムを素材とする場合、表面にマットインクで加工を施す。これにより、鉛筆やボールペンで記入することが可能となる。

なお、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本考案の範囲から排除するものではない。

Claims

３辺が封止され１辺が開口した収容部と、前記収容部の開口から延長した蓋部とを備え、前記収容部の少なくとも一方の面に、金銭の管理に用いる情報を記入可能な記入欄を有する収容袋。