JP3224328B2 - マイクロストリップアンテナ - Google Patents

マイクロストリップアンテナ

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JP3224328B2
JP3224328B2 JP19135994A JP19135994A JP3224328B2 JP 3224328 B2 JP3224328 B2 JP 3224328B2 JP 19135994 A JP19135994 A JP 19135994A JP 19135994 A JP19135994 A JP 19135994A JP 3224328 B2 JP3224328 B2 JP 3224328B2
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dielectric
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯無線機のアンテナ
に関し、特に携帯無線機を実際に使用するに際して、そ
の傾斜角度が変動しても、アンテナ実効利得を一定とす
ることができる携帯無線機のマイクロストリップアンテ
ナに係る。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯無線機のアンテナは、通常携
帯無線機の筐体に固定的に取り付けられていた。従っ
て、携帯無線機が傾けばアンテナも傾いた状態で使用さ
れる。
【0003】図32は携帯無線機の実際の使用状態を説
明する図であって、(a)は携帯無線機の構造を、
(b)は人がこれを使用している状態を示している。同
図において、数字符号50は携帯無線機の筐体、51は
筐体50の背面に取付けられた従来のマイクロストリッ
プアンテナの放射素子、52はマイクロストリップアン
テナ放射素子51の給電点である。同図に示すように、
このような構成の従来の携帯無線機では、無線機50が
直立状態の時にはマイクロストリップアンテナは垂直偏
波アンテナとして動作する。
【0004】しかしながら、同図(b)に示すように、
実際の通話状態においては、携帯無線機は使用者の手5
3に保持され、人体頭部54の耳部に携帯無線機の受話
器が接するようにして使われる結果、鉛直方向から約6
0°傾けられて使用される。従って、アンテナの偏波特
性は垂直偏波のみならず水平偏波に対しても指向性を持
つようになり、アンテナ実効利得が低下する。
【0005】図33は携帯無線機筐体の傾き角度に対す
るアンテナ実効利得の変化を示したものであり、(a)
は携帯無線機の傾きを、(b)は傾き角度に対するアン
テナ実効利得の関係を示している。同図から、傾き角度
が90°では実効利得は約10dBも低下することが分
かる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
携帯無線機ではアンテナの偏波特性が、実際の使用者に
よる使われ方によって、変化するから、垂直偏波を主偏
波として用いている陸上移動通信方式では、携帯無線機
の傾斜角度の変動に伴ってアンテナ実効利得が低下し、
変動するという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の課題に鑑み、
使用者の実際の使用条件によって携帯無線機の傾斜角度
が変動を受けた場合でも、アンテナの偏波特性が変動せ
ず、アンテナの実効利得を常に一定と成し得る携帯無線
機アンテナを実現して、通話品質に優れた携帯無線機を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上述の課
題は、前記特許請求の範囲に記載した手段により解決さ
れる。
【0009】すなわち、請求項1の発明は、金属被膜よ
りなる少なくとも1つの放射素子を有すると共に、その
面と直交する軸または軸受あるいは軸を貫通する孔を面
内の重心を外した位置に設けた第1の誘電体基板と、一
方の面に金属被膜より成る接地導体を有し、該接地導体
に少なくとも1つの開口部を設けると共に、
【0010】他方の面に金属被膜よりなるマイクロスト
リップ線路を設けた第2の誘電体基板とからなり、上記
第1の誘電体基板の放射素子と、上記第2の誘電体基板
のマイクロストリップ線路とが、接地導体に設けた開口
部を介して電磁的な結合を保ちつつ、第1の誘電体基板
が第2の誘電体基板上で回転し得るように軸着したマイ
クロストリップアンテナである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、第1の誘電体基板を、その両面のそれぞれに少
なくとも1つの放射素子を被着して構成したものであ
る。
【0012】請求項3の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、第1の誘電体基板を、一方の面に金属被膜より
なる少なくとも1つの放射素子を有する2枚の誘電体板
を、一方の誘電体板の誘電体面と他方の誘電体板の放射
素子が存在する面とが向き合うように、重着して形成し
たものである。
【0013】請求項4の発明は、一方の面に金属被膜よ
りなる少なくとも1つの放射素子を有する第1の誘電体
基板と、一方の面に金属被膜より成る接地導体を有し、
該接地導体に少なくとも1つの開口部を設けると共に、
他方の面に金属被膜よりなるマイクロストリップ線路を
設けた第2の誘電体基板とからなり、
【0014】上記第1の誘電体基板の放射素子と、上記
第2の誘電体基板のマイクロストリップ線路とが、接地
導体に設けた開口部を介して電磁的な結合を保ちつつ、
第1の誘電体基板が第2の誘電体基板上で回転し得るよ
うに軸着し、更に、一方の面に金属被膜からなる接地導
体を有する第3の誘電体基板を、上記第2の誘電体基板
のストリップ線路と第3の誘電体基板の誘電体面とが向
き合うように係着したマイクロストリップアンテナであ
る。
【0015】請求項5の発明は請求項4記載の発明にお
いて、第2の誘電体基板の接地導体と第3の誘電体基板
の接地導体とを金属導体で接続したものである。
【0016】請求項6の発明は、一方の面に金属被膜よ
りなる少なくとも1つの放射素子を有する第1の誘電体
基板と、一方の面に金属被膜より成る接地導体を有し、
該接地導体に少なくとも1つの開口部を設けると共に、
他方の面に金属被膜よりなるマイクロストリップ線路を
設けた第2の誘電体基板とからなり、
【0017】上記第1の誘電体基板の放射素子と、上記
第2の誘電体基板のマイクロストリップ線路とが、接地
導体に設けた開口部を介して電磁的な結合を保ちつつ、
第1の誘電体基板が第2の誘電体基板上で回転し得るよ
うに軸着し、
【0018】更に、上記第2の誘電体基板の接地導体と
対向すると共に、その周囲が該接地導体に接続されてい
て該第2の誘電体基板に設けられた上記マイクロストリ
ップ線路を覆う金属導体板よりなる遮蔽構造体を、設け
たことを特徴とするマイクロストリップアンテナであ
る。
【0019】請求項7の発明は請求項1〜請求項6記載
の発明において、第1の誘電体基板の回転軸の中心を、
該第1の誘電体基板上の放射素子の中心を外した位置に
設定したものである。
【0020】請求項8の発明は請求項1〜請求項7記載
の発明において、マイクロストリップ線路の先端部を、
パッチ形状としたものである。
【0021】請求項9の発明は、請求項1〜請求項8の
発明において、放射素子にスロット、切り込みの内少な
くとも一方を設けたものである。
【0022】請求項10の発明は請求項1〜請求項9記
載の発明において、第1の誘電体基板の形状を第1の誘
電体基板の回転中心を中心として非対称形となるように
成形し、かつ、放射素子の回転半径内に誘電体基板が収
まるように構成したものである。
【0023】請求項11の発明は請求項1〜請求項10
記載の発明において、第1の誘電体基板が一定の角度範
囲内でのみ回転可能となる回転構造を備えたものであ
る。
【0024】請求項12の発明は請求項1〜請求項11
記載の発明において、第1の誘電体基板と、第2の誘電
体基板の接地導体との間に、低摩擦係数を有する誘電体
部材を配したものである。
【0025】
【作用】本発明のマイクロストリップアンテナが、携帯
無線機の筐体に実装され、実際に使用されるとき、携帯
無線機が傾けば、第2の誘電体基板も同時に傾く。しか
し、第1の誘電体基板は、その重心を外した位置に回転
軸を設けており、また、第2の誘電体基板とは独立に回
転し得るので(例えば、第1の誘電体基板に重りを設け
ることにより実現する)、第1の誘電体基板がアンテナ
回転軸を中心として回転し、常に一定の位置を保つこと
ができる。
【0026】このとき、第1の誘電体基板に設けられた
アンテナ放射素子は第2の誘電体基板に設けられたマイ
クロストリップ線路と電磁的な結合により給電されるた
め、アンテナ放射素子は常に垂直偏波に対して感度を持
つように動作し、偏波特性を常に鉛直方向にむけること
が可能となる。
【0027】請求項2および請求項3の発明では、第2
の放射素子を重ねた構成としているので2つの異なる周
波数において共振を得ることができる。また、これによ
り、周波数帯域幅を広げることも可能となる。
【0028】請求項4の発明では、接地導体を有する第
3の誘電体基板をマイクロストリップ線路に重ねた構成
としているから、マイクロストリップ線路およびスロッ
トから放射されるアンテナ後方への不要放射を抑圧する
ことができるので、アンテナ利得を向上させることがで
きる。
【0029】請求項5の発明では、スロットを有する接
地導体とマイクロストリップ線路をシールドしている接
地導体をスルーホール等により端絡した構成とすること
により両接地導体を流れる電流をスロットの手前で合流
させ、両接地導体間を伝搬するTEM波を抑圧し、良好
な共振特性が得られる。
【0030】請求項6の発明では、接地導体を用いてマ
イクロストリップ線路を遮蔽することによりマイクロス
トリップ線路およびスロットから放射されるアンテナ後
方への不要放射を抑圧することができるので、アンテナ
利得を向上させることができる。
【0031】請求項7の発明では、アンテナ回転軸を放
射素子の中心から外れた位置に設けているので、帯域幅
を広げることができる。
【0032】請求項8の発明によれば、マイクロストリ
ップ線路の先端部をパッチ形状とすることで、共振器を
構成し、接地導体間を伝搬するTEM波を抑圧し、良好
な共振特性が得られる。
【0033】請求項9の発明によれば、アンテナ放射素
子へスロット、切り込みを設けることにより、放射素子
の寸法を変更することなしに共振周波数の低減、即ちア
ンテナの小形化を図ることができる。
【0034】請求項10の発明は、第1の誘電体基板の
形状をアンテナ回転軸を中心として非対称形となるよう
に成形しているので、第1の誘電体基板自身に重りを設
けた場合と同等の機能を持つように作用する。
【0035】請求項11の発明は、第1の誘電体基板が
一定の角度範囲内でのみ回転可能となるようなストッパ
ーを設けているので放射素子の回転可能角度範囲を限定
し、所望の周波数帯域幅を満足する回転角度範囲でのみ
動作させることができる。
【0036】請求項12の発明によれば、低摩擦係数を
有する誘電体基板を、アンテナ放射素子を有する第1の
誘電体基板と第2の誘電体基板との間に挿入しているの
で、放射素子回転時の安定性が増加するとともに、接地
導体とアンテナ放射素子の距離が一定となり、良好な共
振特性が得られる。
【0037】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示す図であっ
て、(a)は正面図、(b)はA−A線断面図、(c)
はB−B線断面図を示している。同図(a)において
は、内部を明示するため、アンテナカバー9は一部を残
して欠切した状態で示している。
【0038】なお、上記、分図(a)〜(c)の関係、
および、アンテナカバーの描画については、以降の各実
施例の図面についても、特に断ることなく本図と同様の
表現としている。
【0039】図1において、数字符号1は第1の誘電体
基板、2は第2の誘電体基板、3は第1の誘電体基板の
表面に被着せしめた金属被膜からなるアンテナ放射素
子、4は第2の誘電体基板の表面に被着せしめた金属被
膜よりなるストリップ導体、5は第2の誘電体基板の表
面に被着せしめた金属被膜よりなる接地導体を表わして
いる。
【0040】また、6はアンテナ接栓、7は第1の誘電
体基板に設けた重り、8はアンテナ素子の中心となる位
置に設けたアンテナ回転軸、9は誘電体材料からなるア
ンテナカバー、10は第2の誘電体基板の表面に設けた
アンテナ回転軸支持部であり、11はアンテナカバー9
の背面に設けたアンテナ回転軸支持部、12は第2の誘
電体基板2の表面に被着せしめた接地導体5に設けたス
ロットである。
【0041】図1に示すように、第1の誘電体基板1に
設けたアンテナ回転軸8と第2の誘電体基板2に設けた
アンテナ回転軸支持部10が互いに合うように、第2の
誘電体基板2の上に第1の誘電体基板1を重ね、さらに
第1の誘電体基板1の上にアンテナカバー9を重ね、誘
電体基板1が自由に回転できる構成としている。
【0042】アンテナ放射素子3は誘電体基板1および
2の誘電率を勘案した共振波長のおよそ1/2の電気長
となるように素子長が設定され、接地導体5に設けたス
ロット12を介してマイクロストリップ線路4から電磁
結合により給電され、所望の周波数帯域において共振が
得られる。
【0043】図2は本実施例のアンテナのリターンロス
を示すものであり、良好な共振特性が得られていること
がわかる。図3はアンテナ放射素子3がアンテナ回転軸
8を中心として回転したとき、VSWRが2以下となる
周波数帯域幅の変化を示すものである。アンテナの回転
角度が60°でも約15MHzの帯域幅が得られている
ことがわかる。
【0044】図4はアンテナ放射素子3がアンテナ回転
軸8を中心として回転したときの水平面内での垂直・水
平両偏波の放射指向性の変化を示すものである。同図
(b)に示すように、回転角度が60°でも最大約2.
0dBd(ダイポール比)の指向性利得が得られてり、
誘電体基板2が傾いて、放射素子3が回転しても(a)
に示すような回転角度が0°のときの偏波特性が維持さ
れ、良好な放射特性が実現されていることが分かる。
【0045】図5は携帯無線機が実際に使用される状態
を示す図であって、(a)は携帯無線機の例を、(b)
は人が携帯無線機を使用している状態を示している。本
発明のアンテナは、同図(a)に示すように携帯無線機
に実装され使用される場合、アンテナ放射素子は重りに
よって回転せしめられる。図5において、3はアンテナ
放射素子、4はストリップ線路、5は接地導体、27は
無線機筐体であり、携帯無線機筐体27が直立している
状態を示している。
【0046】このとき、携帯無線機は直立しているの
で、重り7は重力によりアンテナ下端に位置し、これに
よりアンテナ放射素子3は垂直偏波に対して感度を持つ
ようになる。同図(b)は携帯無線機が実際に使用され
ている状態を示したものであり、31は使用者の人体頭
部、30は使用者の手である。
【0047】このとき、携帯無線機筐体27は使用者の
頭部31の横で約60°の角度に傾けられているが、ア
ンテナ放射素子3は重り7によりアンテナ回転軸8を中
心として回転せしめられ、(b)に示すように垂直偏波
に感度を有する方向に動く。
【0048】即ち、本実施例では、携帯無線機の傾斜角
度が使用者により人為的に変動しても、アンテナ放射素
子は常に垂直偏波に対して感度を持つように動き、偏波
特性が維持されるので、アンテナ実効利得が一定で、通
話品質に優れた携帯無線機を実現することが可能とな
る。
【0049】図6は本発明の第2の実施例を示す図であ
る。同図において、1は第1の誘電体基板、2は第2の
誘電体基板、3は第1の誘電体基板の表面に被着せしめ
た金属被膜からなるアンテナ放射素子、4は第2の誘電
体基板の表面に被着せしめた金属被膜よりなるストリッ
プ導体、5は第2の誘電体基板の表面に被着せしめた金
属被膜よりなる接地導体、6はアンテナ接栓を表してい
る。
【0050】また、7は第1の誘電体基板に設けた重
り、8はアンテナ放射素子の中心からはずれた位置に設
けたアンテナ回転軸、9は誘電体材料からなるアンテナ
カバー、10は第2の誘電体基板の表面に設けたアンテ
ナ回転軸支持部であり、11はアンテナカバー9の背面
に設けたアンテナ回転軸支持部、12は第2の誘電体基
板2の表面に被着せしめた接地導体5に設けたスロット
である。
【0051】同図に示すように、第1の誘電体基板1に
設けたアンテナ回転軸8と第2の誘電体基板2に設けた
アンテナ回転軸支持部10が互いに合うように、第2の
誘電体基板2の上に第1の誘電体基板1を重ね、さらに
第1の誘電体基板1の上にアンテナカバー9を重ね、誘
電体基板1が自由に回転できる構成としている。
【0052】アンテナ放射素子3は誘電体基板1および
2の誘電率を勘案した共振波長のおよそ1/2の電気長
となるように素子長が設定されている。アンテナ接栓6
より入力された高周波電流はマイクロストリップ線路4
を伝搬し、接地導体5に設けたスロット12を介して電
磁結合により給電され、所望の周波数帯域において共振
が得られる。
【0053】図7はアンテナ放射素子3がアンテナ回転
軸8を中心として回転したとき、VSWRが2以下とな
る周波数帯域の変化を示すものである。アンテナ放射素
子の回転角度が80°でも約15MHzの帯域幅が得ら
れており、アンテナ回転軸を放射素子の中心に設けた前
記第1の実施例にくらべて、VSWRが2以下となる回
転角度範囲、帯域幅とも格段に広がっていることが分か
る。
【0054】図8はアンテナ放射素子3がアンテナ回転
軸8を中心として回転したときの水平面内での垂直・水
平両偏波の放射指向性の変化を示すものである。(b)
に示すように、回転角度が60°でも最大約2.0dB
d(ダイポール比)の指向性利得が得られており、誘電
体基板2が傾いて、放射素子3が回転しても(a)に示
すような回転角度が0°のときの偏波特性が維持され、
良好な放射特性が実現されていることが分かる。
【0055】更に、本発明のアンテナは、携帯無線機に
実装され使用される場合、誘電体基板1は重り7によっ
てアンテナ回転軸8を回転中心として回転せしめられる
ので、前記第1の実施例で説明したと同様に、常に垂直
偏波に対して感度を持つように動き、偏波特性が維持さ
れる。
【0056】即ち、本実施例では、携帯無線機の傾斜角
度が使用者により人為的に変動しても、アンテナ放射素
子は常に垂直偏波に対して感度を持つように動き、偏波
特性が維持されるので、アンテナ実効利得が一定で、通
話品質に優れた携帯無線機を実現することが可能とな
る。
【0057】図9は本発明の第3の実施例を示す図であ
って、誘電体基板2および誘電体基板1を円形状に成形
したものである。図10は本発明の第4の実施例を示す
図で、誘電体基板2をアンテナ回転軸支持部を中心とす
る円形状に成形し、誘電体基板1と放射素子3は方形状
にしたものである。このような構成としているため、本
アンテナは必要な機能を保持したまま、重量を軽量化し
て構成することができる。
【0058】図11は本発明の第5の実施例を示す図で
あって、接地導体14を有する誘電体基板13をマイク
ロストリップ線路4に重ね、トリプレート線路としたも
のである。このような構成としているため、マイクロス
トリップ線路およびスロットから放射されるアンテナ後
方への不要放射を抑圧することができるので、アンテナ
利得を向上させることができる。
【0059】例えば、文献「大室、倉本、遠藤:“ミリ
波帯スロット結合形マイクロストリップアレーアンテ
ナ”(1992年電子情報通信学会春季全国大会、B−
57)」には、「アンテナ裏面のパターンは給電回路か
らの放射によるもので、シールド板の無いとき、F/B
比は約10dBである。シールド板の付加により後方へ
の放射は抑圧され、0.5dBの利得向上が見られ
る。」ことが、述べられている。
【0060】図12は本発明の第6の実施例を示すもの
で、接地導体板によりマイクロストリップ線路をシール
ドし、トリプレート構造としたものであり、上記実施例
と同様、マイクロストリップ線路およびスロットから放
射されるアンテナ後方への不要放射を抑圧することがで
きるので、アンテナ利得を向上させることができる。
【0061】図13は本発明の第7の実施例を示す図で
あり、接地導体14と接地導体5をスルーホール15に
より端絡した構成としたものである。このような構成と
することにより接地導体14と接地導体5を流れる電流
をスロットの手前で合流させるので、両接地導体の間を
伝搬するTEM波を抑圧し、良好な共振特性が得られ
る。
【0062】図14は本発明の第8の実施例を示す図で
あり、トリプレート構造のマイクロストリップ線路の先
端部をパッチ形状とすることで、共振器を構成したもの
である。図14において、16はマイクロストリップ線
路の先端部のパッチである。このような構成とすること
で、スルーホールを用いなくても両接地導体板間を伝搬
するTEM波を抑圧することができる。
【0063】図15は本発明の第9の実施例を示す図で
あって、アンテナ放射素子に切り込み17、スロット1
8を設けることにより、共振周波数の低減、即ちアンテ
ナの小形化を図ったものである。このような構成として
いるため、アンテナ放射素子の寸法を大きくすることな
しに共振周波数を低減できるので、携帯無線機のように
筐体寸法が小さい無線機であっても本アンテナの実装が
可能となる。
【0064】図16は本発明の第10の実施例を示す図
であって、第2の放射素子を重ねた構成としたものであ
る。図16において、19は第2の放射素子、20は誘
電体基板である。このような構成としているため、2つ
の異なる周波数において共振を得ることができる。ま
た、これにより、周波数帯域幅を広げることも可能とな
る。
【0065】図17は本発明の第11の実施例を示す図
である。この実施例はアンテナ放射素子と同一の誘電体
基板1上に第2、第3の放射素子を付加した構成とした
ものである。図17において、21は放射素子3と同一
の誘電体基板1上に付加された放射素子である。このよ
うな構成としても3つの異なる周波数において共振が得
られ、周波数帯域幅を拡大することが可能となる。
【0066】図18は本発明において、可能なスロット
の形状の例を示すものである。同図(a)は長方形の角
を円形としたもの、(b)は楕円形、(c)はスロット
の先端部に縦にスロットを入れ、H形としたもの、
(d)はスロット先端を円形とし全体をダンベル形状と
したもの、(e)はH形のスロットの角を円形としたも
のである。なお、本図のスロットおよびマイクロストリ
ップ線路は、本来なら破線で示すべきであるが、形状を
明確に表示するため実線で描いている。
【0067】これらのスロットは形状により、スロット
上の電界強度分布が変化する。例えば、図18(c)の
形状のスロットでは、同一の長さの長方形のスロットに
比べて、3倍以上の入力インピーダンスの増加が可能で
あり、スロット先端部に縦に設けたスロットにより、同
一の長さのスロットに比べて、電界分布がより一様とな
り、強い結合が得られる。
【0068】「文献(D.M.Pozar,S.D.T
argonski:“improved coupli
ng for aperture coupled m
icrostrip antennas”,Elect
ronics Letters,vol.27,No.
13,1991,pp.1129−1131)参照」
【0069】これらのスロットを用いて、スロット形状
を選択することによりアンテナ構造に応じた最適な整合
を得ることが可能となる。図19〜図23は本発明の第
12〜第16の実施例を示す図であって、本発明におい
て可能なアンテナ回転軸およびアンテナ回転軸支持部の
構成例を示すものである。
【0070】図19において、22はアンテナ回転軸の
軸受け、23はアンテナ回転軸であり、このような構成
としても、アンテナ放射素子は誘電体基板2から離脱す
ることなく誘電体基板2から一定距離を保ちつつ360
°自由に回転することができる。
【0071】図20はアンテナ回転軸の軸受け22をア
ンテナカバー9に設けた場合の構成例であり、このよう
な構成としているため、アンテナ回転軸の軸受けおよび
アンテナ回転軸が、スロットとアンテナ放射素子との電
磁結合の妨げにならず、より良好な共振特性が得られ
る。
【0072】図21はアンテナ回転軸の軸受け22をア
ンテナ放射素子の誘電体基板1に設けた場合の構成例で
あり、上記実施例と同様、アンテナ回転軸の軸受けおよ
びアンテナ回転軸が、スロットとアンテナ放射素子との
電磁結合の妨げにならず、より良好な共振特性が得られ
る。
【0073】図22はアンテナ回転軸の軸受け22をア
ンテナ放射素子の誘電体基板1に設けた構成としたもの
であり、アンテナ回転軸はアンテナカバー9および誘電
体基板2に固定されている点が他の実施例と異なる。
【0074】図23はアンテナ回転軸支持部を金属キャ
ップまたは低摩擦係数を有する誘電体材料により構成し
た場合の実施例である。同図において、24は低摩擦係
数を有する誘電体材料アンテナ回転軸支持部を金属キャ
ップまたはこのような構成とすることによりアンテナ回
転軸およびアンテナ回転軸支持部の磨耗を軽減し、アン
テナの長寿命化を図ることができる。
【0075】また、アンテナ回転軸支持部、およびアン
テナ回転軸がアンテナ回転軸支持部と接触する部分を金
属とすることにより、アンテナ回転軸およびアンテナ回
転軸支持部の磨耗が軽減できる。また、同様に、アンテ
ナ回転軸支持部およびアンテナ回転軸を低摩擦係数を有
する誘電体材料により構成した場合でもアンテナ回転軸
およびアンテナ回転軸支持部の磨耗を軽減し、アンテナ
の長寿命化を図ることが可能となる。
【0076】図24は本発明の第17の実施例を示す図
であって、2つのスロットを交差させた場合の構成例を
示すものである。図24は2つのスロットを直交させ、
十字形としたものである。図25は本発明の第18の実
施例を示すもので前記図18(c)で示したH形スロッ
トを交差させたものである。
【0077】これにより、単一のスロットを用いた場合
に比べて、放射素子の回転に伴う共振周波数の変動が低
減し、均一な共振特性を実現することができる。本実施
例で示した以外にも、前記図18で説明したスロットを
組み合わせることも可能である。
【0078】図26〜図28は本発明の第19〜21の
実施例を示す図であって、誘電体基板1と接地導体5の
間に、低い摩擦係数を有する誘電体25を挿入した構成
としたものである。図27は低摩擦係数を有する誘電体
をリング状に成形したものである。このような構成とす
ることにより、アンテナ放射素子の回転が滑らかとな
り、回転の安定性が増加するとともに、誘電体基板1と
誘電体基板2の距離が一定となり、良好な共振特性を得
ることができる。
【0079】図29は本発明の第22の実施例を示す図
であって、第1の誘電体基板が一定の角度範囲内でのみ
回転可能となるように誘電体材料からなる棒を接地導体
上に設けたものである。図21において26は誘電体材
料からなる棒であり、第1の誘電体基板が±45°の回
転角度範囲で回転可能とした場合の構成例である。この
ような構成とすることにより、放射素子の回転可能角度
範囲を限定し、所望の周波数帯域幅が得られる回転角度
範囲でのみ動作させることができる。
【0080】図30および図31は本発明の第23,2
4の実施例を示す図であって、誘電体基板2の形状をア
ンテナ回転軸8を中心として非対称形となるように成形
し、かつ、放射素子3の回転半径内に誘電体基板2が収
まるように構成したものである。
【0081】図30では、誘電体基板2を円形に成形
し、放射素子以外の半円部分を取り除いている。このよ
うな構成とすることにより、誘電体基板2は重りと同等
に機能し、新たに重りを設ける必要がない。また、重り
を放射素子上に設置した前記実施例に比べアンテナを薄
形にでき、しかも、放射素子の回転半径内に収まるよう
に誘電体基板を成形しているため、放射素子が回転する
のに必要なスペースの増加を招くこともなく簡易にアン
テナを構成できる。
【0082】図31は誘電体材料からなる棒26、およ
び誘電体基板1の一部に突起部を設けることにより誘電
体基板1の回転角度範囲を任意の角度βの範囲に限定し
た場合の例であり、前記実施例と同様、所望の周波数帯
域幅が得られる回転角度範囲でのみ動作させることがで
きる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマイクロ
ストリップアンテナによれば、携帯無線機の傾斜角度が
使用者により人為的に変動を受けた場合でも、アンテナ
の偏波特性が変動せず、アンテナ実効利得が常に一定と
なるので、通話品質に優れた携帯無線機を実現すること
ができる利点がある。
【0084】各実施例のマイクロストリップアンテナの
得失等については、既に述べたとおりであるが、これら
の内、特に、図30、図31によって示した実施例にお
いては、第1の誘電体基板の下部は重りと同等に機能
し、新たに重りを設ける必要がない。
【0085】また、重りを放射素子上に設置した場合に
比べアンテナを薄形にでき、しかも、放射素子の回転半
径内に収まるように第1の誘電体基板を成形しているた
め、放射素子が回転するのに必要なスペースの増加を招
くこともなく簡易にアンテナを構成できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】本発明のアンテナのリターンロスを示す図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例のアンテナのアンテナ放
射素子が回転したときのVSWRが2以下となる帯域幅
の変化を示すものである。
【図4】本発明の第1の実施例のアンテナの垂直・水平
両偏波の放射指向性を示すものである。
【図5】携帯無線機が実際に使用される状態を示す図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例のアンテナのアンテナ放
射素子が回転したときのVSWRが2以下となる帯域幅
の変化を示すものである。
【図8】本発明の第2の実施例のアンテナの垂直・水平
両偏波の放射指向性を示すものである。
【図9】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図10】本発明の第4の実施例を示す図である。
【図11】本発明の第5の実施例を示す図である。
【図12】本発明の第6の実施例を示す図である。
【図13】本発明の第7の実施例を示す図である。
【図14】本発明の第8の実施例を示す図である。
【図15】本発明の第9の実施例を示す図である。
【図16】本発明の第10の実施例を示す図である。
【図17】本発明の第11の実施例を示す図である。
【図18】スロットの形状の例を示す図である。
【図19】本発明の第12の実施例を示す図である。
【図20】本発明の第13の実施例を示す図である。
【図21】本発明の第14の実施例を示す図である。
【図22】本発明の第15の実施例を示す図である。
【図23】本発明の第16の実施例を示す図である。
【図24】本発明の第17の実施例を示す図である。
【図25】本発明の第18の実施例を示す図である。
【図26】本発明の第19の実施例を示す図である。
【図27】本発明の第20の実施例を示す図である。
【図28】本発明の第21の実施例を示す図である。
【図29】本発明の第22の実施例を示す図である。
【図30】本発明の第23の実施例を示す図である。
【図31】本発明の第24の実施例を示す図である。
【図32】携帯無線機の実際の使用状態を説明する図で
ある。
【図33】アンテナの傾き角度に対する実効利得の変化
を示す図である。
【符号の説明】
1,2,13,20 誘電体基板 3,19,21 アンテナ放射素子 4 マイクロストリップ線路 5,14 接地導体 6 アンテナ接栓 7 重り 8 アンテナ回転軸 9 アンテナカバー 10,11 アンテナ回転軸支持部 12,18 スロット 15 スルーホール 16 マイクロストリップ線路先端部のパッチ 17 切り込み 22 アンテナ放射素子回転軸の軸受け 23 アンテナ放射素子回転軸 24,25 低摩擦係数を有する誘電体材料 26 誘電体材料からなる棒 27 携帯無線機筐体 28 従来のマイクロストリップアンテナ放射素子 29 従来のマイクロストリップアンテナ放射素子の
給電点 30 使用者の手 31 人体頭部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−105704(JP,A) 特開 平1−252002(JP,A) 特開 平5−259730(JP,A) 特開 平5−152824(JP,A) 特開 平3−80702(JP,A) 特開 平5−243836(JP,A) 特開 平3−101507(JP,A) 特開 平5−304413(JP,A) 特開 平2−134002(JP,A) 特開 平3−3404(JP,A) 特開 平6−6130(JP,A) 特開 平6−318814(JP,A) 実開 平6−9216(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 13/08 H01Q 1/12 H01Q 1/24 H01Q 13/10 JICSTファイル(JOIS)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属被膜よりなる少なくとも1つの放射
    素子を有すると共に、その面と直交する軸または軸受あ
    るいは軸を貫通する孔を、面内の重心を外した位置に設
    けた第1の誘電体基板と、 一方の面に金属被膜より成る接地導体を有し、該接地導
    体に少なくとも1つの開口部を設けると共に、他方の面
    に金属被膜よりなるマイクロストリップ線路を設けた第
    2の誘電体基板とからなり、 上記第1の誘電体基板の放射素子と、上記第2の誘電体
    基板のマイクロストリップ線路とが、接地導体に設けた
    開口部を介して電磁的な結合を保ちつつ、第1の誘電体
    基板が第2の誘電体基板上で回転し得るように軸着した
    ことを特徴とするマイクロストリップアンテナ。
  2. 【請求項2】 第1の誘電体基板は、その両面のそれぞ
    れに少なくとも1つの放射素子を被着したものである請
    求項1記載のマイクロストリップアンテナ。
  3. 【請求項3】第1の誘電体基板は、一方の面に金属被膜
    よりなる少なくとも1つの放射素子を有する2枚の誘電
    体板を、一方の誘電体板の誘電体面と他方の誘電体板の
    放射素子が存在する面とが向き合うように、重着して形
    成したものである請求項1記載のマイクロストリップア
    ンテナ。
  4. 【請求項4】一方の面に金属被膜よりなる少なくとも1
    つの放射素子を有する第1の誘電体基板と、 一方の面に金属被膜より成る接地導体を有し、該接地導
    体に少なくとも1つの開口部を設けると共に、他方の面
    に金属被膜よりなるマイクロストリップ線路を設けた第
    2の誘電体基板とからなり、 上記第1の誘電体基板の放射素子と、上記第2の誘電体
    基板のマイクロストリップ線路とが、接地導体に設けた
    開口部を介して電磁的な結合を保ちつつ、第1の誘電体
    基板が第2の誘電体基板上で回転し得るように軸着し、 更に、一方の面に金属被膜からなる接地導体を有する第
    3の誘電体基板を、上記第2の誘電体基板のストリップ
    線路と第3の誘電体基板の誘電体面とが向き合うように
    係着したことを特徴とするマイクロストリップアンテ
    ナ。
  5. 【請求項5】 第2の誘電体基板の接地導体と第3の誘
    電体基板の接地導体とを金属導体で接続した請求項4記
    載のマイクロストリップアンテナ。
  6. 【請求項6】 一方の面に金属被膜よりなる少なくとも
    1つの放射素子を有する第1の誘電体基板と、 一方の面に金属被膜より成る接地導体を有し、該接地導
    体に少なくとも1つの開口部を設けると共に、他方の面
    に金属被膜よりなるマイクロストリップ線路を設けた第
    2の誘電体基板とからなり、 上記第1の誘電体基板の放射素子と、上記第2の誘電体
    基板のマイクロストリップ線路とが、接地導体に設けた
    開口部を介して電磁的な結合を保ちつつ、第1の誘電体
    基板が第2の誘電体基板上で回転し得るように軸着し、 更に、上記第2の誘電体基板の接地導体と対向すると共
    に、その周囲が該接地導体に接続されていて該第2の誘
    電体基板に設けられた上記マイクロストリップ線路を覆
    う金属導体板よりなる遮蔽構造体を、設けたことを特徴
    とするマイクロストリップアンテナ。
  7. 【請求項7】 第1の誘電体基板の回転軸の中心を、該
    第1の誘電体基板上の放射素子の中心を外した位置に設
    定した請求項1〜請求項6記載のマイクロストリップア
    ンテナ。
  8. 【請求項8】 マイクロストリップ線路の先端部を、パ
    ッチ形状とした請求項1〜請求項7記載のマイクロスト
    リップアンテナ。
  9. 【請求項9】 放射素子にスロット、切り込みの内少な
    くとも一方を有する請求項1〜請求項8記載のマイクロ
    ストリップアンテナ。
  10. 【請求項10】 第1の誘電体基板の形状を第1の誘電
    体基板の回転中心を中心として非対称形となるように成
    形し、かつ、放射素子の回転半径内に誘電体基板が収ま
    るように構成した請求項1〜請求項9記載のマイクロス
    トリップアンテナ。
  11. 【請求項11】 第1の誘電体基板が一定の角度範囲内
    でのみ回転可能となる回転構造を備えた請求項1〜請求
    項10記載のマイクロストリップアンテナ。
  12. 【請求項12】 第1の誘電体基板と、第2の誘電体基
    板の接地導体との間に、低摩擦係数を有する誘電体から
    なる部材を設けた請求項1〜請求項11記載のマイクロ
    ストリップアンテナ。
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