JP3224015U - 自己復元する携帯用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】落とされた、投げられた、または平面もしくは実質的な平面上に移動されたときに垂直方向に自己復元する携帯用具を提供する。【解決手段】自己復元する携帯用具は、概ね丸みを帯びた底側部を有する基部14、および/または基部内に配置される加重された要素16、基部から外方に延在する細長い領域12、および使用部分10を備える。加重された要素および/または基部の丸みを帯びた底部は、平面または実質的な平面上に置いたときに、使用者がいかなる外力を介入するまたは適用する必要なしに、用具が直立垂直方向にバランスをとるように、用具に対して自己復元する機能を提供する。使用者が用具を使用する前に、基部を細長い領域および使用部分から外す必要はない。また基部は外表面に美的特徴を有してもよく、基部の一部は平坦領域および複数のスパイク要素の1つを備えてもよい。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本開示は、米国特許法第35条120項に基づいて、係属中の2015年2月20日に出願された米国特許非仮出願第14/627,001号、2015年3月30日に出願された米国特許非仮出願第14/673,142号、および2015年8月4日に出願された米国特許非仮出願第14/817,713号の優先権を主張し、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は携帯用具に関し、より詳細には落とされた、投げられた、または別法として平面もしくは実質的な平面上に移動されたときに垂直方向に自己復元できる、ペンなどの携帯用具に関する。
携帯用具は人々の生活をより楽にさせるために日々使用される。フォークおよびスプーンなどのある特定の用具は、皿または鉢から人の口に食物を運ぶ役に立つ。同様に、ペンおよび鉛筆などの他の用具は、人が紙もしくは基板上に書く、描く、または別法として望むあらゆるものを記録することができる。さらになお歯ブラシなどの用具は、使用者が自身の歯および歯茎を容易に清潔にすることができる。携帯用であるという性質は、用具を使用、維持、および保管しやすくさせる。
しかし携帯用具が概して比較的小さい物であることを考えると、用具は紛失するもしくは置き場所を誤る、または別法としてより大きい物の下に埋もれやすい。例えばペンの使用者は、文を書き終わるとペンを置くことがあるが、後に多くの紙がペンの上に置かれた後、使用者が続いてペンを再度必要としたときに、紙の下のペンを見つけられないことがある。したがって携帯用具によりその使用者が短時間でそれを見つけることができる何らかの容易な手段を提供することが望ましく、さらにこのような手段は安価であり、用具の特性または操作を妨げないことが望ましい。
前述の問題を解決するための選択肢は、自己復元するまたは付勢する要素を携帯用具に導入することによる。自己復元する携帯用具を提供するための第1の解決策は、バランスをとるペンとして米国特許第6,200,052号に示されている。開示されたバランスをとるペンは、その中に重心を有し、使用しないときにペンのバランスをとるために底面が丸みを帯びた電球を含み、使用者がそれを使用する必要があるときにその電球はペンから分離する。すなわち、使用者はペンを使用していないときに電球内にペンを戻してもよく、電球はペンを概して直立方向に維持する。それにもかかわらず、この開示は、自己復元する特徴を提供する部分が用具を有効に使用中に用具自体に結合されたままである、自己復元する携帯用具を教示できない。
換言すると、万一使用者が開示された筆記用具を使用中に電球の置き場所を誤ると、この先行技術の開示は(開示された筆記用具はもはや自己復元できないという点で)意図されたように作動しないはずである。
したがって既存の解決策は多少の自己復元する特徴を示すが、上記の欠点を含む様々な欠点が残っている。
その結果として、平面または実質的な平面上に置いたときに、直立垂直方向にそれ自体が自己復元し、使用者が用具を有効に使用するために用具の使用部分から外す必要がない、自己復元する特徴を提供する基部を備える、携帯用具が必要とされている。
先行技術の前述の不都合を考慮して、先行技術の利点のすべてを含み、その中に固有の欠点を克服するように構成された自己復元する携帯用具が提供される。平面または実質的な平面上に置いたときに直立垂直方向に自動的に用具がバランスをとることを提供するように、すなわち、使用者がいかなる外力を介入するまたは適用する必要なしに、概ね凸状の底側部を有する加重された基部を備える、自己復元する携帯用具を提供することが本開示の目的である。さらに使用者が用具を有効に使用するために、加重された基部を用具の残余部(すなわちその使用部分)から外す必要がない、自己復元する携帯用具を提供することが本開示の目的である。
一実施形態では、自己復元する携帯用具は、上側部および底側部を有する基部であって、底側部は概ね凸状である、基部と、基部の少なくとも一部の内部に配置された加重された要素と、基部から外方に延在する細長い領域であって、細長い領域は第1の端部および第2の端部を有し、細長い領域の第1の端部の少なくとも一部は基部の少なくとも一部の内部に配置され、細長い領域は使用者によって保持されることが可能である、細長い領域と、細長い領域の第2の端部上に配置された使用部分とを備え、加重された要素は、使用者が外力を介入するまたは適用する必要なしに、用具が用具を支持する平面または実質的な平面に対して直立垂直方向にバランスをとることができ、その結果細長い領域および使用部分は、用具を支持する平面または実質的な平面に対して垂直に配向され、基部をまず細長い領域または使用部分から分離する必要なしに用具を使用できる。
さらなる代替形態および実施形態が本明細書に企図される。さらなる実施形態では、細長い領域の第1の端部は加重された要素と連通する。別の実施形態では、基部は球形および卵形の1つを備える。別の実施形態では、基部の上側部は、平面、概ね凹面、および概ね凸面の1つを備える。別の実施形態では、加重された要素は、金属、金属合金、砂、ゴム、プラスチック、液体、石、シリコン、石油、木材、ゲル、土、および上記の1つまたは複数を備える処理された材料の少なくとも1つを備える。別の実施形態では、基部はその外表面上に美的特徴をさらに備える。別の実施形態では、用具は、ペン、鉛筆、マーカー、クレヨン、消しゴム、蛍光ペン、歯ブラシ、フォーク、およびスプーンの1つである。別の実施形態では、用具は、細長い領域および使用部分の少なくとも一部の内部に配置された内部要素をさらに備え、内部要素は、インク、鉛、黒鉛、およびワックスの少なくとも1つを含有するのに適切なチャンバを含有する。別の実施形態では、細長い領域および使用部分は、ネジ山、スナップ嵌め係合部、および機械的接合部などの連結具を介して基部に可動に取り付けられる。
用具を平面または実質的な平面上に置いたときに直立垂直方向に自動的に用具がバランスをとることを提供するように、すなわち、使用者がいかなる外力を介入するまたは適用する必要なしに、概ね凸状の底端部を有する基部として加重された要素を備える、自己復元する携帯用具を提供することが本開示の別の目的である。さらに使用者が用具を有効に使用するために、加重された要素を用具の残余部(すなわちその使用部分)から外す必要がない、自己復元する携帯用具を提供することが本開示の目的である。
一実施形態では、自己復元する携帯用具は、上端部および底端部を有する加重された要素であって、底端部は概ね凸状である、加重された要素と、加重された要素から外方に延在する細長い領域であって、細長い領域は第1の端部および第2の端部を有し、第1の端部は加重された要素の上端部と連通し、細長い領域は使用者によって保持されることが可能である、細長い領域と、細長い領域の第2の端部上に配置された使用部分とを備え、加重された要素は、使用者が外力を介入するまたは適用する必要なしに、用具が用具を支持する平面または実質的な平面に対して直立垂直方向にバランスをとることができ、その結果細長い領域および使用部分は、用具を支持する平面または実質的な平面に対して垂直に配向され、加重された要素をまず細長い領域または使用部分から分離する必要なしに用具を使用できる。
さらなる代替形態および実施形態が本明細書に企図される。さらなる実施形態では、細長い領域の第1の端部の少なくとも一部は、加重された要素の上端部の少なくとも一部の内部に受領される。別の実施形態では、加重された要素の上端部の少なくとも一部は細長い領域の第1の端部の少なくとも一部の内部に受領される。別の実施形態では、加重された要素の上端部は平面、概ね凹面、および概ね凸面の1つを備える。別の実施形態では、加重された要素は、金属、金属合金、砂、ゴム、プラスチック、液体、石、シリコン、石油、木材、ゲル、土、および上記の1つまたは複数を備える処理された材料の少なくとも1つを備える。別の実施形態では、用具は、ペン、鉛筆、マーカー、クレヨン、消しゴム、蛍光ペン、歯ブラシ、フォーク、およびスプーンの1つである。別の実施形態では、用具は、細長い領域および使用部分のうちの少なくとも一部の内部に配置された内部要素を備え、内部要素は、インク、鉛、黒鉛、およびワックスの少なくとも1つを含有するのに適切なチャンバを含有する。別の実施形態では、細長い領域および使用部分は、ネジ山、スナップ嵌め係合部、および機械的接合部などの連結具を介して加重された要素に可動に取り付けられる。
なお別の実施形態では、基部の底端部または加重された要素の底端部は、平坦領域、概ね平坦な端部を有する複数のスパイク要素、および概ね丸みを帯びた端部を有する複数のスパイク要素の1つを備える。
これらは本開示の他の態様とともに、本開示を特徴付ける新規の様々な特徴と併せて、具体的に本明細書に添付された実用新案登録請求の範囲とともに指摘され、本開示の一部を形成する。本開示、その作動の利点、およびその使用によって達成される特定の目的をより良く理解するために、本開示の例示的実施形態が示され、説明されている添付の図面および詳細な説明を参照されたい。
本考案の利点および特徴は、同様の要素が同様の記号で示される添付図面とともに以下の詳細な説明および実用新案登録請求の範囲を参照してより良く理解されよう。
同様の参照番号は、図面のいくつかの図の説明を通して同様の部分を指す。
本開示の例示的実施形態による、開示された自己復元する携帯用具の例示的描写図である。 本開示の例示的実施形態による、開示された自己復元する携帯用具の例示的描写図である。 本開示の例示的実施形態による、開示された自己復元する携帯用具の例示的描写図である。 本開示の例示的実施形態による、開示された自己復元する携帯用具の例示的描写図である。 本開示の例示的実施形態による、開示された自己復元する携帯用具の例示的描写図である。 本開示の例示的実施形態による、その基部から分離した、開示された自己復元する携帯用具の細長い領域および使用部分の例示的描写図である。 本開示の例示的実施形態による、その基部上の美的特徴を含む、開示された自己復元する携帯用具の例示的描写図である。 本開示の例示的実施形態による、開示された自己復元する携帯用具の別の例示的描写図である。 基部の底端部上に平坦領域を備える本開示の例示的実施形態による、開示された自己復元する携帯用具の例示的描写図である。 概ね平坦な端部を有する複数のスパイク要素を備える、本開示の例示的実施形態による、開示された自己復元する携帯用具の例示的描写図である。 概ね丸みを帯びた端部を有する複数のスパイク要素を備える、本開示の例示的実施形態による、開示された自己復元する携帯用具の例示的描写図である。
本開示を実行するための最良のモードは、本明細書で添付図面に示した好ましい実施形態に関して示されている。例示目的で本明細書に詳細に説明された好ましい実施形態は多く変形することがある。
等価物の様々な省略および置換は、状況が好都合であると示唆するまたは表すことがある際に企図されるが、本開示の精神または範囲から逸脱することなく適用または実装を網羅すると意図されることが理解される。
用語「a」および「an」は本明細書では量の制限を意味するものではなく、むしろ好ましい物品の少なくとも1つの存在を意味する。
一実施形態では、本開示は、落とされた、投げられた、または別法として移動されたときに垂直方向にそれ自体が自己復元できる携帯用具を備える。用具は、基部、基部の少なくとも一部の内部に配置された加重された要素、基部から外方に延在する細長い領域、および基部から遠位の細長い領域の端部上に配置された使用部分を備える。基部は、例えば球形または卵形のような概ね凸状の底側部を有するという条件で、あらゆる幾何形状からなってもよい。
細長い領域は、使用者によって保持されることが可能であり、用具自体が一体化された用具のハンドルまたは別法として把持できる部分を備えてもよい。使用部分は、そこからインクが引き出されるペンの部分、収集された食物を保持するフォークのスポーク、または使用者の歯および歯茎と接触し、使用者の歯および歯茎を清潔にする歯ブラシの毛などの、使用者によって、または使用者のために操作される用具の特定の部分を備える。細長い領域は、例えばインクカートリッジのように、その中に配置された内部要素をさらに含む。一実施形態では、内部要素は細長い領域内に可動に配置される。さらなる実施形態では、用具の細長い領域および使用部分は、基部に可動に取り付けられる。本開示の特定の実施形態にもかかわらず、細長い領域および使用部分を組み合わせて、基部に開示された自己復元効果を起こすために加重された要素の質量より少ない質量を備えなければならない。使用者が開示された用具の使用を終えたときはいつも、使用者は用具を特定の置き場所に置く必要なしに、用具を単に放り上げる、投げる、落とす、または別法として自身から離して動かしてもよい。すなわち、そのように平面または実質的な平面上に配置されたとき、また使用者が用具を動かすときの用具の配向にかかわらず、その中の加重された要素は基部の概ね凸状の底側部と併せて、使用者がいかなる外力を介入するまたは適用する必要なしに用具を直立垂直方向に方向付ける。さらなる利点として、本開示は、使用者がまず基部を取り除く必要なしに開示された用具を操作できる(すなわち用具を有効に使用している間に基部は取り付けられたままであってもよい)ことを教示し、基部は用具の残余部から分離している間に使用者が基部の置き場所を誤るまたは紛失するのを防止する。本開示は、あらゆる比較的軽い携帯用具、とりわけペン、同様の筆記用具、または歯ブラシ(本明細書に論じた実施形態は非包括的であることを意図することに留意されたい)に関連することが考えられる。
別の実施形態では、落とされた、投げられた、または別法として移動されたときに垂直方向にそれ自体が自己復元できる携帯用具。用具は、加重された要素、加重された要素から外方に延在する細長い領域、および加重された要素から遠位の細長い領域の端部上に配置された使用部分を備える。加重された要素は、概ね凸状の底端部を有するという条件で、あらゆる幾何形状からなってもよい。
一実施形態では、基部の底端部は、平坦領域、概ね平坦な端部を有する複数のスパイク要素、および概ね丸みを帯びた端部を有する複数のスパイク要素の1つを備える。
次に図1を参照すると、一実施形態では、自己復元する携帯用具はペンに関連するものを100で示されている。用具の使用部分10(例えばそこからインクが引き出されるペンの端部)は、使用者による所望通りに用具100の使用を妨げないことが可能であるように、用具100の終端部に示されている。細長い領域12は、用具100の残余部に対して使用部分10から横方向に延在し、用具100の細長い領域12はその1つまたは複数の部分を使用者によって保持されることが可能である。
基部14はその使用部分10から遠位の用具100の端部に配置され、細長い領域12の少なくとも一部に結合され、細長い領域12の少なくとも一部を受領する。加えて加重された要素16は基部14内に配置され、その加重された要素は用具100の細長い領域12および使用部分10を組み合わせた質量より大きい質量からならなければならない。加重された要素は、金属、金属合金、砂、ゴム、プラスチック、液体、石、シリコン、石油、木材、ゲル、土、上記の1つもしくは複数を備える処理された材料、またはそれらのあらゆる他の組み合わせを備えてもよいことが明らかになろう。一実施形態では、基部14内に受領された細長い領域12の一部は、加重された要素16と連通する。代替実施形態では、細長い領域12および加重された要素16は互いに接触しない。それにもかかわらず好ましい実施形態では、基部14内に受領された細長い領域12の一部および基部14内に配置された加重された要素16を除いて、基部14は別法として中空である。
図2A、図2B、図2C、および図2Dは開示された用具100に対する代替実施形態を示す。図2Aでは、用具100は歯ブラシとして示され、基部14は概ね凹状の上側部18を有するように示され、加重された要素16は砂または砂を備える処理された材料を備える。図2Bでは、用具100はスプーンとして示され、基部14は平坦な上側部18を有するように示され、加重された要素16は金属もしくは金属合金または金属もしくは金属合金を備える処理された材料を備える。図2Cでは、用具100は蛍光ペンとして示され、基部14は卵形であるように示され、加重された要素16は液体もしくはゲルまたは液体もしくはゲルを備える処理された材料を備える。図2Dでは、用具100の細長い領域12は加重された要素16と連通する第1の端部22を有するように示され、加重された要素16はプラスチックまたはプラスチックを備える処理された材料を備える。図2Dは第1の端部22が加重された要素16の一部の内部に受領されるように示すが、細長い領域12の第1の端部22と加重された要素16との間の連通は、それらの構成要素がわずかに接触している、またはそうではなくその交点として画定されてもよい(例えばそのような一方の構成要素が図に示されているように他方によって一部が受領される)ことが企図され理解される。
前述にもかかわらず、好ましい実施形態では、細長い領域12を受領するためのあらゆる開口を除いて、基部は球形を備える。しかし別法として、また図によって概して示されたように、基部14は、その底側部20が概ね凸面を有するという条件で、あらゆる幾何形状を備えてもよい。
すなわち、また以下に論じるように、意図したように作動するために、基部14は概ね丸みを帯びた底側部を有する必要があることが明らかになろう。これとは別に、基部14の上側部18は、平面、概ね凹面、および概ね凸面のうちのいずれを備えてもよい。基部14は実際にあらゆる適切な幾何形状を備えてもよく、基部14の上側部18および細長い領域12(用具100の使用部分10を含む)を組み合わせた質量が基部14の底側部20の質量より小さいままであるという条件で、その底側部20は概ね丸みを帯びることが理解される。
図3に示されたように、細長い領域12はその中に配置された内部要素24をさらに含んでもよく、この内部要素は用具100の作動、または用具100の最適な作動に対する利益に必要であることがあることが明らかになろう。例えば用具100がペンである場合に、内部要素24はインクカートリッジを備えてもよい。細長い領域12が内部要素を備える一実施形態では、内部要素24は細長い領域12内に可動に配置される。例えば内部要素24が空になったインクカートリッジを備える場合、使用者は内部要素24を交換したいと望むことがある。さらなるこのような実施形態では、内部要素24は細長い領域12から分離できない。
用具100は、細長い領域12の第1の端部22に、または第1の端部22付近に連結具26をさらに含んでもよく、細長い領域12は、例えば用具100が損傷し、交換が必要な場合に使用するために用具100を基部14に可動に固定する。連結具26は用具100および基部14を可動に係合するためのあらゆる構造機構であってもよいが、好ましくは、連結具26はネジ山、スナップ嵌め係合部、または機械的接合部の1つである。前述にもかかわらず、連結具26がこの開示に従って作動するという条件であらゆる構造を利用してもよいことが明らかになろう。
図4は、基部14の外表面上に配置された美的特徴28を有するように開示された用具100を示す。例示的一実施形態では、図に示されたような美的特徴28は、野球ボールとして基部14の外観を表す。しかし実際にはあらゆる美的特徴28を使用して基部14に対する独自の外観を提供してもよいことが明らかになろう。特定のタイプの美的特徴28、およびさらにあらゆるこのような美的特徴28の存在がその意図した目的に対して開示された用具100の作動または使用に影響を与えてはならないことがさらに明らかになろう。
使用するとき、使用者は、基部14を細長い領域12および使用部分10から外すことなどにより、まずそのあらゆる構成要素を分離する必要なしに、要望通りに用具100を操作できる。このようにして、あらゆる分離された構成要素の置き場所を誤る危険性は取り除かれる。使用者が用具100の使用を一旦終了すると、使用者は用具100を特定の置き場所に置く必要なしに、放り上げる、投げる、落とす、または別法として自身から離して動かしてもよい。開示された用具100は平面または実質的な平面上にそのように置かれると、直立垂直方向に方向付けられ、自己復元する機構の結果として、使用部分10は該平面に対して直立に向き、これにより使用者が将来使用するためにより用具100を容易に利用でき特定できるようになる。まず用具100の細長い領域12またはあらゆる他の部分を基部14から分離する必要なしに、用具100の使用部分10を使用できるという点において、用具100を有効に使用している間に使用者が基部14を紛失するまたは置き場所を誤る危険性は、完全に取り除かれる。
図5を参照すると、別の実施形態では、自己復元する携帯用具がペンに関連するものが200で示されている。用具の使用部分210(例えばそこからインクが引き出されるペンの端部)は、使用者による所望通りに用具200の使用を妨げないことが可能であるように、用具200の終端部に示されている。細長い領域212は、用具200の残余部に対して使用部分210から横方向に延在し、用具200の細長い領域212はその1つまたは複数の部分を使用者によって保持されることが可能である。加重された要素216は、その使用部分210から遠位の用具200の端部に配置される。加重された要素216の上端部218は、細長い領域212の第1の端部214の少なくとも一部と連通する。図は第1の端部214を加重された要素216の上端部218の一部の内部に受領されるように示すが、細長い領域212の第1の端部214と加重された要素216の上端部218との間の連通は、それらの構成要素がわずかに接触している、またはそうではなくその交点として画定されてもよい(例えばそのような一方の構成要素が図に示されているように他方によって一部が受領される)ことが企図され理解される。
開示されたバランスをとる機能を意図したように作動するために、加重された要素216は、用具200の細長い領域212および使用部分210を組み合わせた質量より大きい質量からならなければならないことが明らかになろう。図は加重された要素216がプラスチック、またはプラスチックを備える処理された材料を備えるように示しているにもかかわらず、加重された要素216は、金属、金属合金、砂、ゴム、プラスチック、液体、石、シリコン、石油、木材、ゲル、土、上記の1つもしくは複数を備える処理された材料、またはそれらのあらゆる他の組み合わせを備えてもよいことが理解され企図される。
加重された要素216は、その底端部220が概ね凸面を有するという条件で、あらゆる幾何形状を備えてもよい。すなわち、また他の場所に論じたように、意図したように作動するために、加重された要素216は概ね丸みを帯びた底端部220を有さなければならないことが明らかになろう。これとは別に、加重された要素216の上端部218は、平面、概ね凹面、および概ね凸面のうちのいずれを備えてもよい。加重された要素216は実際にあらゆる適切な幾何形状を備えてもよく、細長い領域212(用具200の使用部分210を含む)の質量が加重された要素216の質量より小さいままであるという条件で、その底側部220は概ね丸みを帯びることが理解される。さらなる実施形態では、加重された要素216の底端部220は、例えば図6に示されたような平坦領域、図7Aに示されたような概ね平坦な端部を有するスパイク要素、および図7Bに示されたような概ね丸みを帯びた端部を有するスパイク要素などの、平坦領域、概ね平坦な端部を有する複数のスパイク要素、および概ね丸みを帯びた端部を有する複数のスパイク要素の1つを含んでもよい。
一実施形態では、また図6に示されたように、用具100の基部14の底端部22は、平坦領域34がその終点に配置されることを除いて、概ね凸状の丸みを帯びた形状を備える。基部14の底端部22の丸みを平たんにするまたは制限する平坦領域34の存在は、用具100の自己復元する機能に悪影響を及ぼさず、むしろ自己復元する機能が一端完了すると、用具100を該直立位置により安定して保持する支持をすることができることが明らかになろう。すなわち、基部14の底端部22の終点上に平坦領域34が存在することにより、用具100が置かれると、概ね平坦面と接触する基部の一部の表面積が最大になることができ、これにより自己復元する機能を実行した後に用具100の望ましくない揺動運動またはぐらつく動きが最小になる。
さらなる例示的実施形態では、また図7Aに示されたように、基部14の底側部22は、別法として複数の個々のスパイク要素36を備えてもよく、スパイク要素36は、用具100の自己復元する機能を提供するために、概ね球構造に形成される。スパイク要素36は分離され(すなわちスパイク要素36は連続した構造を形成せず)、用具100の自己復元する機能が充分に維持されている限り、スパイク要素36がどの程度離間しているかは問題にならないことが明らかになろう。図7Aのスパイク要素36はその底端部が概ね平坦である一方で、図7Bはスパイク要素36が概ね丸みを帯びている別の例示的実施形態を示す。
本開示の特定の実施形態の前述の説明は、例示および説明目的で表されている。それらの説明は網羅的であること、または本開示を開示された厳密な形に限定することを意図するものではなく、上記の教示を考慮すれば明らかに多くの修正形態および変形形態が可能である。例示的実施形態は、本開示の原理およびその実際の適用を最良に説明するために選択され記載されており、それによって当業者は本開示および様々な実施形態を企図された特定使用に適するように様々に修正して最良に利用できる。

Claims (12)

  1. 自己復元する携帯用具であって、
    上側部および底側部を有する基部であって、前記底側部は概ね凸面を備える、基部と、
    前記基部の少なくとも一部の内部に配置された加重された要素と、
    前記基部から外方に延在する細長い領域であって、前記細長い領域は、第1の端部および第2の端部を有し、前記細長い領域の前記第1の端部の少なくとも一部は、前記基部の少なくとも一部の内部に配置され、前記細長い領域は使用者によって保持されることが可能である、細長い領域と、
    前記細長い領域の前記第2の端部上に配置された使用部分、を備え、
    前記加重された要素は、使用者が外力を介入するまたは適用する必要なしに、前記用具が前記用具を支持する平面または実質的な平面に対して直立垂直方向にバランスをとることができ、その結果前記細長い領域および前記使用部分は、前記用具を支持する前記平面または実質的な平面に対して垂直に配向され、
    前記基部をまず前記細長い領域から分離する必要なしに前記用具を使用可能であり、
    前記用具は、前記基部の前記上側部および前記細長い領域の前記第1の端部と可動に係合する連結具をさらに備え、かつ
    前記細長い領域は、前記基部に可動に取り付けられ、
    前記細長い領域の前記第1の端部は、前記加重された要素と連通する、
    用具。
  2. 前記基部は球形および卵形の1つを備える、請求項1に記載の用具。
  3. 前記基部の前記底側部は、平坦領域、概ね平坦な端部を有する複数のスパイク要素、および概ね丸みを帯びた端部を有する複数のスパイク要素の1つを備える、請求項1に記載の用具。
  4. 前記用具は内部要素をさらに備え、前記内部要素は、インク、鉛、黒鉛、およびワックスの少なくとも1つを保持するのに適切なチャンバを含有する、請求項1に記載の用具。
  5. 前記連結具は、ネジ山、スナップ嵌め係合部、および機械的接合部の1つを備える、請求項1に記載の用具。
  6. 自己復元する携帯用具であって、
    上端部および底端部を有する加重された要素であって、前記底端部は概ね凸面を備える、加重された要素と、
    前記加重された要素から外方に延在する細長い領域であって、前記細長い領域は第1の端部および第2の端部を有し、前記第1の端部は前記加重された要素の前記上端部と連通し、前記細長い領域は使用者によって保持されることが可能である、細長い領域と、
    前記細長い領域の前記第2の端部上に配置された使用部分、を備え、
    前記加重された要素は、使用者が外力を介入するまたは適用する必要なしに、前記用具が前記用具を支持する平面または実質的な平面に対して直立垂直方向にバランスをとることができ、その結果前記細長い領域および前記使用部分は、前記用具を支持する前記平面または実質的な平面に対して垂直に方向付けられ、
    前記加重された要素をまず前記細長い領域から分離する必要なしに前記用具を使用可能であり、
    前記用具は、前記加重された要素の前記上端部および前記細長い領域の前記第1の端部と可動に係合する連結具をさらに備え、前記細長い領域は、前記加重された要素に可動に取り付けられ、かつ
    前記細長い領域の前記第1の端部の少なくとも一部は、前記加重された要素の前記上端部の少なくとも一部の内部に受領される、
    用具。
  7. 前記加重された要素の前記上端部の少なくとも一部は、前記細長い領域の前記第1の端部の少なくとも一部の内部に受領される、請求項6に記載の用具。
  8. 前記用具は内部要素をさらに備え、前記内部要素は、インク、鉛、黒鉛、およびワックスの少なくとも1つを保持するのに適切なチャンバを含有する、請求項6に記載の用具。
  9. 前記連結具は、ネジ山、スナップ嵌め係合部、および機械的接合部の1つを備える、請求項6に記載の用具。
  10. 前記底端部は、平坦領域、概ね平坦な端部を有する複数のスパイク要素、および概ね丸みを帯びた端部を有する複数のスパイク要素の1つをさらに備える、請求項6に記載の用具。
  11. 前記加重された要素の前記上端部は、平面、概ね凹面、および概ね凸面の1つを備える、請求項1または6に記載の用具。
  12. 前記加重された要素は、金属、金属合金、砂、ゴム、プラスチック、液体、石、シリコン、石油、木材、ゲル、土、および上記の1つまたは複数を備える処理された材料の少なくとも1つを備える、請求項1または6に記載の用具。
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