JP3223743B2 - 自動変速機のシフトレバー装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機のシフトレ
バー装置に関し、特に、シフトレバーの上端のシフトノ
ブがシフトレバーのロックを解除するボタンを備えた自
動変速機のシフトレバー装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】乗用車に搭載されている自動変速機はそ
の本体をエンジンルームに配設し、同本体に運転席側の
変速操作装置をシフトケーブルを介し機械的に連結す
る。この運転席側の変速操作装置はボディー基部に支持
された基枠上に運転者の手動操作によって回動するシフ
トレバーを備え、シフトレバーの回動量に応じた変速段
指令を自動変速機の本体に伝え、同本体内で変速段指令
に応じた変速段相当のギア列の噛み合いが達成されてい
る。このように使用される変速操作装置のシフトレバー
は、その上端にシフトノブを備え、頻繁に操作されるシ
フトレバーの把持を容易化し、操作フィーリングを良好
なものとしている。

【０００３】ところで、変速操作装置はシフトレバーを
所望のシフトポジションに切換操作できるが、前進走行
時にニュートラル段を経て誤って後退段やパーキング段
にシフトを行なうというような誤操作を防止する必要
上、シフトロック装置を備える。しかも、そのシフトロ
ック装置のシフトロックを解除するため、同シフトロッ
ク装置に連結されるリンク系に解除操作力を伝える解除
ボタンがシフトノブに装備されることが多い。このよう
な解除ボタンを備えた自動車用シフトノブの一例が、例
えば、実公平５−２４８４７号公報に開示される。とこ
ろで、図９に示すように、この種のシフトノブ１はシフ
トレバーのロッド部４の上端にボルト止めされる。

【０００４】ここでノブ本体２はその収容穴３の底部に
シフトレバーのロッド部４の上端を突入させ、その上端
に螺合するボルト５により締め付け固定される。ロッド
部４はパイプ状を成し、図示しないシフトロック機構に
接続されたロッド６を遊嵌し、ロッド６の上端は解除ボ
タン７に一体的に連結される。シフトノブ１の頭部中央
に形成された収容穴３の開口部分の周縁部には要部が収
容穴３の内壁に当接する略筒状のボタン保持部材８が装
着され、ボタン保持部材８の内側に摺動可能に解除ボタ
ン７が配備される。

【０００５】解除ボタン７は収容穴３の開口部分を塞ぐ
ような形状の頭部９と、頭部９の周縁部より下方に延出
する弾性片１０と、弾性片１０の下端に突出し形成さ
れ、ボタン保持部材８の下向き環状縁に係止される爪部
１１とが形成される。なお、ボタン保持部材８はロッド
６を介し図示しないばねで上向きに押圧付勢されるが、
爪部１１がボタン保持部材８に係止されることにより解
除ボタン７のシフトノブ１からの離脱を防止している。
このようなシフトノブ１の解除ボタン７は、シフトノブ
１のシフト操作を行なう運転者の手動操作によって、シ
フトロックを解除する際に、下方へ容易に押圧操作され
るようになっている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところで図９に示すよ
うなシフトノブ１では、その解除ボタン７の爪部１１
が、一旦ボタン保持部材８の下向き環状縁に係止される
位置に達すると、はめ殺し状態と成る。このため、解除
ボタン７をシフトノブ１より取り出す際には、ドライバ
ー等を解除ボタン７とボタン保持部材８の間の隙間に押
し込み、こじ取る必要があり、その際、解除ボタン７や
ボタン保持部材８の一部を破損させない限り、取り出す
ことはできなかった。

【０００７】このため、変速操作装置のメンテナンス時
にシフトレバーよりシフトノブ１を取り外す必要がある
場合、まず、ボタン保持部材８よりはめ殺し状態で取り
付けられる解除ボタン７を取り外すことと成るが、この
際、解除ボタン７等を破損させない限りシフトノブ１を
シフトレバーより取り出すことはできず、メンテナンス
性が悪いものと成っていた。本発明の目的は、シフトノ
ブ内のシフト用ボタンの着脱を容易化し、メンテナンス
性を改良した自動変速機のシフトレバー装置を提供する
ことにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項１の発明は、シフトレバー先端に配置され
たシフトノブと、運転者により押圧操作されるシフトボ
タンと、同シフトボタンの押圧操作に対して反力を与え
るばね部材と、上記シフトボタンに取り付けられると共
に上記シフトボタンが摺動自在に収納保持されるボタン
保持部材と、を備えた自動変速機のシフトレバー装置に
おいて、上記シフトボタンは、ボタン本体と、同ボタン
本体から上記ボタン押圧方向へ延出形成された弾性片
と、同弾性片に形成され、上記ボタン保持部材に当接さ
れる爪部と、上記弾性片に突設され、上記爪部に向かう
ほどその突設量が増大されるガイド部材と、を有し、上
記ボタン保持部材は、上記ボタン押圧方向へ延出形成さ
れた延出部と、同延出部に形成され、上記ガイド部材の
みが摺動自在に嵌合される切欠部と、を有することを特
徴とする。

【０００９】請求項２の発明は、請求項１記載の自動変
速機のシフトレバー装置において、上記切欠部の幅は上
記ガイド部材の厚さと同等の幅に形成されたことを特徴
とする。

【００１０】

【作用】請求項１の発明は、シフトレバー先端に配置さ
れたシフトノブと 、 運転者により押圧操作されるシフト
ボタンと、同ボタンをその押圧操作に対して反力を与え
るばね部材と、シフトボタンを摺動自在に保持するボタ
ン保持部材とを備え 、 上記シフトボタンは、ボタン本体
と、同ボタン本体から上記シフトボタン押圧方向へ延出
形成された弾性片と、同弾性片に形成され、上記ボタン
保持部材に当接される爪部と、上記弾性片に突設され 、
上記爪部に向かうほどその突設量が増大されるガイド部
材とを備え、しかも、ボタン保持部材は上記ボタン押圧
方向へ延出形成された延出部と、同延出部に形成され、
上記ガイド部材のみが摺動自在に嵌合される切欠部とを
備えるので、ボタン本体とボタン保持部材との間から挿
入された治具がガイド部材の傾斜面に当接可能なので、
治具の押し込みにより、ガイド部材及びこれと連動する
弾性片や爪部がボタン保持部材より離脱する方向に移動
でき、爪部をボタン保持部材に係止される状態より解除
できる。

【００１１】請求項２の発明は、請求項１の切欠部の幅
が、特に、ガイド部材の厚さと同等の幅に形成されたの
で、ガイド部材と切欠部との間の隙間を排除でき、ガイ
ド部材と一体のシフト用ボタンをボタン保持部材に対し
て相対的にずれるのを阻止できる。

【００１２】

【実施例】図１に示す自動変速機のシフトレバー装置
は、図示しない乗用車のエンジンルームに配備される自
動変速機を運転席で遠隔操作する変速操作装置上に配設
される。図示しない変速操作装置はその本体上部にシフ
ト溝１５（図８参照）を形成された操作パネル１６を備
え、その操作パネル１６にはシフト溝に沿ってＰ（パー
キング）、Ｒ（リバース）、Ｎ（ニュートラル）、Ｄ
（ドライブ）といった自動変速の各ポジションを規定す
るシフトポジションの表示部１７が形成され、シフトレ
バー２０のシフト操作によって各シフトポジションに切
り替え移動される。

【００１３】ここでシフトレバー２０は図示しない自動
変速機本体側にシフトケーブル（図示しない）を介し機
械的に連結され、図示しないディテント機構により各シ
フトポジションへの切り替え移動の節度感を与えること
ができるという周知の機構を備える。シフトレバー２０
の先端のシフトノブ２１には、特に、ニュートラル段よ
りリバース段への操作時にシフトロックを解除すべく押
圧操作されるシフト用ボタン２２が配設される。

【００１４】図１に示すように、シフトレバー２０はそ
の上部がパイプ状のロッド部２０１とその内部に摺動自
在に嵌挿された中実のロッド２０２とで形成され、ロッ
ド部２０１の上端にはシフトノブ２１がボルト止めさ
れ、中実のロッド２０２の上端にはシフト用ボタン２２
の芯部２２１が一体結合されている。なお、ロッド２０
２の下端側には同ロッド２０２を上方に、即ち、ボタン
の押圧操作に対して反力としての弾性力を与えるばね３
５が配備される。しかも、ロッド２０２の下端には図示
しないシフトロック機構が接続され、ばね３５の弾性力
に抗してロッド２０２が下方に押圧操作された際に、ロ
ック解除するよう構成されている。

【００１５】シフトノブ２１のノブ本体２３はその中央
に収容穴２４を備え、その底部にロッド部２０１の上端
のねじ部を突出し、同ねじ部にボルト２５を螺合し、ロ
ッド部２０１と一体結合される。収容穴２４は下穴部２
４１と上穴部２４２から成り、下穴部２４１にシフト用
ボタン２２のガイド片２６が摺動自在に嵌挿され、上穴
部２４２にボタン保持部材としての略筒状のベゼル２７
及びそれに内嵌合するシフト用ボタン２２が摺動自在に
嵌挿される。

【００１６】ボタン保持部材としての略筒状のベゼル２
７は合成樹脂で成形される。このベゼル２７は、図２に
示すように、収容穴２４の開口部を囲繞するフランジ部
２７１と、フランジ部２７１より下方、即ち、開口部か
ら後述の弾性片３０に沿って延出形成された筒状の延出
部２７２と、後述するガイド部材３３が延出部２７２に
対して接触しないよう延出部２７２に切欠形成された切
欠部３４と、延出部２７２の前後端（図７においてＹ方
向）側より延出する係止爪２７３及び止め板２７４とを
備える。

【００１７】係止爪２７３は図３に示すように上穴部２
４２の内壁に形成される凹部２８に係止可能に形成さ
れ、止め板２７４は収容穴２４の壁面にビス止めされ
る。図５に示すように、切欠部３４の幅Ｔはガイド部材
３３の厚さ方向の幅と同等か、わずかに大きな幅に形成
される。これにより、両者間の隙間ｔはほとんど排除さ
れ、ガイド部材３３と一体のシフト用ボタン２２側とベ
ゼル２７との前後方向Ｙ（図８参照）の相対的なずれを
確実に阻止できる。

【００１８】シフト用ボタン２２は合成樹脂で成形され
る。このシフト用ボタン２２は収容穴２４の開口部分を
塞ぐような形状のボタン本体２９と、ボタン本体２９の
周縁部の内、左右相反する位置である図１での左右端部
よりそれぞれボタン押圧方向に延出する一対の弾性片３
０と、各弾性片３０の下端に突出し形成され、ベゼル２
７の延出部２７２の下向き環状縁に係止される爪部３１
と、各弾性片３０のほぼ中央より外側の爪部の方向であ
る車幅方向Ｘ（図８参照）に向かって突出するガイド部
材３３とが形成される。

【００１９】ここで、ガイド部材３３は厚板の突起状を
成す。このガイド部材３３はその突出端に傾斜面３３１
を形成され、この傾斜面３３１は下側ほど突出し量を増
加させた形状を呈する。特に、傾斜面３３１の一部は、
図１、図４に示すように、シフト用ボタン２２とベゼル
２７との間の環状隙間ａと対向し、これによって、傾斜
面３３１が環状隙間ａの上部から挿入された薄板状の治
具３２に当接可能に形成される。なお、傾斜面３３１は
略直線状に形成されているが、図７に示すように、突出
し状の円弧面３３１’、或いは凹状の円弧面３３１”の
ように形成してもよい。

【００２０】このような自動変速機のシフトレバー装置
は、そのシフトノブ１の組立て時には、先ず、ノブ本体
２３の収容穴２４の底部にロッド部２０１をボルト２５
で締め付け固定する。次いで、ノブ本体２３の収容穴２
４にベゼル２７を固定し、更に、ベゼル２７内にシフト
用ボタン２２を嵌合させ、ベゼル２７の延出部２７２の
下向き環状縁に爪部３１が係止されるまで押し込み組立
てを完了する。この時、の弾性片３０上の爪部３１とガ
イド部材３３は一旦収容孔の中央側に退却変位した上
で、爪部３１が延出部２７２の下向き環状縁に係合され
ると共にガイド部材３３が切欠部３４に嵌合し、ベゼル
２７に対してシフト用ボタン２２がずれなく嵌挿され
る。

【００２１】これによって、ばね３５の上向きの弾性力
をベゼル２７の延出部２７２で受け持ち、シフト用ボタ
ン２２が収容穴２４より離脱するのを防止している。

【００２２】一方、シフトノブ１の分解時には、先ず、
図６に示す金属製の折曲板状の治具３２を用いる。ここ
での治具３２は、金属製の長板を用い、その長板の中央
部３２２を挾んだ左右端をシフト用ボタン２２とベゼル
２７との間の環状隙間ａの平面形状に湾曲する。次い
で、その長板の左右端を折曲して、左右の差し込み部３
２１を折曲形成している。なお、中央部３２２の長さ寸
法は環状隙間ａの前後方向Ｙの間隔にほぼ等しく形成さ
れる。

【００２３】このような治具３２の左右の差し込み部３
２１をシフト用ボタン２２とベゼル２７との間の環状隙
間ａに差し込むと、ガイド部材３３の突出端の傾斜面３
３１が収容孔２４の中央側に押し込む。これによりガイ
ド部材３３と一体の爪部３１を延出部２７２より離脱さ
せる。これにより、延出部２７２との係合状態より解除
されたシフト用ボタン２２はばね３５の弾性力をロッド
２０２を介し受けて、上方に移動し、収容穴２４を開放
する。この際、シフト用ボタン２２やベゼル２７には全
く傷が付かず、再度の組立て時に、そのまま再利用でき
る。なお、この後、収容穴２４よりベゼル２７を取り出
し、ボルト２５をゆるめて、ロッド部２０１よりボルト
２５を外し、自動変速機のシフトレバー装置のシフトノ
ブの分解を完了できる。

【００２４】以上のように、図１のシフトレバー装置
は、シフト用ボタン２２をその押圧操作に対して反力を
与えるばね３５と、ボタン２２を摺動自在に保持するベ
ゼル２７の延出部２７２に切欠形成された切欠部３４
と、ボタン２２より延出し、ベゼル２７に係止される弾
性片３０及びその先端の爪部３１及び傾斜面３３１の形
成されたガイド部材３３とを備え、しかも、ベゼル２７
の延出部２７２に切欠形成された切欠部３４とを備え、
ボタン本体２９と開口部との間の環状隙間ａから挿入さ
れた治具３２が切欠部３４に嵌合するガイド部材３３の
傾斜面３３１に当接可能に構成される。

【００２５】このため、治具３２が環状隙間ａに押し込
まれた際に、傾斜面３３１が押圧され、ガイド部材３３
と共に弾性片３０及び爪部３１をベゼル２７に係止され
る状態より解除でき、ベゼル２７及びシフト用ボタン２
２を破損させること無くばね３５の弾性力を用いてシフ
トノブ２３より容易に取外しでき、シフトノブ内の解除
ボタンの着脱を容易化でき、メンテナンス性を改良で
き、ベゼル２７及びシフト用ボタン２２を再利用するこ
ともできる。特に、切欠部３４の幅Ｔはガイド部材の厚
さと同等の幅に形成されたので、ガイド部材３３と一体
のシフト用ボタン２２側とベゼル２７との前後方向Ｙの
ずれを確実に阻止でき、装置の品質の向上を図れる。

【００２６】

【発明の効果】以上のように、請求項１の発明は、シフ
トレバー先端に配置されたシフトノブと 、 運転者により
押圧操作されるシフトボタンと、同ボタンをその押圧操
作に対して反力を与えるばね部材と、ボタンを摺動自在
に保持するボタン保持部材とを備え 、 上記シフトボタン
は、ボタン本体と、同ボタン本体から上記シフトボタン
押圧方向へ延出形成された弾性片と、同弾性片に形成さ
れ、上記ボタン保持部材に当接される爪部と、上記弾性
片に突設され 、 上記爪部に向かうほどその突設量が増大
されるガイド部材とを備え、しかも、ボタン保持部材は
上記ボタン押圧方向へ延出形成された延出部と、同延出
部に形成され、上記ガイド部材のみが摺動自在に嵌合さ
れる切欠部とを備える。このため、ボタン本体とボタン
保持部材との間から挿入された治具がガイド部材の傾斜
面に当接可能なので、治具の押し込みにより、ガイド部
材及びこれと連動する弾性片や爪部がボタン保持部材よ
り離脱する方向に移動でき、爪部をボタン保持部材に係
止される状態より解除できる。このため、シフト用ボタ
ンを備えたシフトノブのメンテナンス性を改良でき、ボ
タン保持部材及び取り外したボタンを再利用することも
できる。

【００２７】請求項２の発明は、特に、切欠部の幅がガ
イド部材の厚さと同等の幅に形成されたので、ガイド部
材と切欠部との間の隙間を排除でき、ガイド部材と一体
のシフトボタンをボタン保持部材に対して相対的にずれ
るのを阻止でき、装置の品質向上を図れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例としての自動変速機のシフト
レバー装置の側面図である。

【図２】図１の自動変速機のシフトレバー装置のシフト
用ボタン及びベゼルの斜視図である。

【図３】図１の自動変速機のシフトレバー装置の断面図
である

【図４】図１の自動変速機のシフトレバー装置の弾性片
の変形状態を示す部分拡大断面図である。

【図５】図１の自動変速機のシフトレバー装置の切欠部
及びガイド部材の係合関係を説明する図である。

【図６】本発明で弾性片を変形させるのに利用できる治
具の斜視図である。

【図７】図１中のガイド部材の傾斜面の形状の変形例を
説明する図である。

【図８】図１の自動変速機のシフトレバー装置の概略平
面図である。

【図９】従来装置の断面図である。 ２０ シフトレバー ２０１ ロッド部 ２０２ ロッド ２１ シフトノブ ２２ シフト用ボタン ２３ ノブ本体 ２４ 収容穴 ２７ ベゼル ２７２ 延出部 ２７３ 係止爪 ２９ ボタン本体 ３０ 弾性片 ３１ 爪部 ３２ 治具 ３３ ガイド部材 ３３１ 傾斜面 ３４ 切欠部 ３５ ばね ａ 環状隙間

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) B60K 20/00 - 20/08 F16H 59/00 - 59/12 G05G 1/00 - 25/04

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】シフトレバー先端に配置されたシフトノブ
   と、 運転者により押圧操作されるシフトボタンと、 同シフトボタンの押圧操作に対して反力を与えるばね部
   材と、 上記シフトボタンに取り付けられると共に上記シフトボ
   タンが摺動自在に収納保持されるボタン保持部材と、 を備えた自動変速機のシフトレバー装置において、 上記シフトボタンは、 ボタン本体と、 同ボタン本体から上記ボタン押圧方向へ延出形成された
   弾性片と、 同弾性片に形成され、上記ボタン保持部材に当接される
   爪部と、 上記弾性片に突設され、上記爪部に向かうほどその突設
   量が増大されるガイド部材と、 を有し、 上記ボタン保持部材は、 上記ボタン押圧方向へ延出形成された延出部と、 同延出部に形成され、上記ガイド部材のみが摺動自在に
   嵌合される切欠部と、を有することを特徴とする自動変
   速機のシフトレバー装置。
2. 【請求項２】請求項１記載の自動変速機のシフトレバー
   装置において、 上記切欠部の幅は上記ガイド部材の厚さと同等の幅に形
   成されたことを特徴とする自動変速機のシフトレバー装
   置。