JP3223689U - 医療用剪刀 - Google Patents

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Abstract

【課題】脳神経外科におけるマイクロ手術のように高度な安定性と正確性が求められる外科手術において、手ぶれを生じにくい医療用剪刀を提供する。【解決手段】下刃12とホルダー51を有する固定アーム21と、上刃11とサム52を有する可動アーム22を有する医療用剪刀であって、上刃と下刃は支点において回動可能に交差して組み合わされ、かつ、可動アームと固定アームとが弾性力を有するリング状のスプリングを介して接続されている。【選択図】図1

Description

本考案は、医療用剪刀、特に脳神経外科手術等に好適な医療用剪刀に関する。
剪刀は、通常2枚の刃物を回転可能な軸を通し、刃部を擦り合わせ、対象物を刃の間に置き、刃を閉じることにより対象物を切断するものである。刃元から刃先まで1点が確実に擦り合う構造をつくりあげ、擦り合う部分で間に挟んだものを切断可能としている。 大きなものも小さなものも、この仕組みは変わらない。
医療用剪刀は、手術の対象部位によって構造、材料、寸法が様々である。今日、脳外科手術等においては手術用顕微鏡を用いたマイクロ手術が広く行われている。脳外科手術等に使用される剪刀は小型であり、画像を監視しながら施術するために、鉛筆を持つように把持を行うのが一般的である。
しかしながら、手術野が拡大される顕微鏡下の手術操作においては、術者に生じる、微細な運動の手ぶれが大きな問題となる。肉眼レベルの手術では問題にならないような些細なぶれ等であっても、手術野が拡大される顕微鏡下では手術の安定性と正確性に大きく影響する。手術用剪刀の操作は、親指と人差し指で一対の把持部に均等の力を加えて刃の開閉を行う必要があり、術者が熟練していない場合、手ぶれによって刃の位置や方向がぶれて、正確な切断を行えないおそれがあった。
例えば、特開2018−99306号の図1に記載の医療用剪刀は、一対の棒状部材の一方の各先端が上刃および下刃を形成し、一対の棒状部材の各他端が把持部を形成している。そして一対の把持部に両側から力を加えて把持部を開閉することにより、柄部が交差する支点を中心に上刃および下刃が開閉する。しかし、この従来の医療用剪刀の使用状況では、一対の把持部の両方を動かす必要があるため、手ぶれが生じやすく、手術の正確性と安全性が低下するおそれがあった。
特開2018−99306
そこで、考案者は、一方の把持部を動かさずに固定し、もう一方の把持部だけに力を加えることによって組織を切断できる、ぶれの少ない手術用剪刀を創作した。
本考案は、上記の問題を解決するために、以下の考案を提供するものである。
(1)下刃とホルダーを有する固定アームと、上刃とサムを有する可動アームを有する医療用剪刀であって、
上刃と下刃は支点において回動可能に交差して組み合わされ、かつ、可動アームと固定アームとが弾性力を有するリング状のスプリングを介して接続されている、医療用剪刀。
(2)可動アームの上刃側の端部は弾性を有する素材からなる、上記(1)に記載の医療用剪刀。
(3)固定アームの下刃側の端部は、くの字型のスプリング(あご)を有する、上記(1)または(2)に記載の医療用剪刀。
(4)脳神経外科手術用、眼科手術用、心臓血管外科手術用、形成外科手術用、耳鼻咽喉科手術用の剪刀である、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の医療用剪刀。
(5)固定アームのホルダーを人差し指で固定するように把持し、可動アームのサムに親指で力を加えることにより、固定アームを動かすことなく、可動アームに備えられた上刃部を開閉させ、組織を切断することができる、上記(1)〜(4)いずれかに記載の医療用剪刀。
本考案によれば、特に顕微鏡下で行う手術において、手ぶれの発生を防ぎ、正確で安定した組織の切断を行うことができる剪刀を提供することができる。
本考案の医療用剪刀の実施態様例を示す図。 本考案の実施態様例を示す刃側の端部の拡大図
以下、本考案の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は本考案の医療用剪刀の実施態様例を示す図、図2は本考案の医療用剪刀の他の実施態様例を示す拡大図である。
図1に示す本考案の医療用剪刀は、下刃12とホルダー51を有する固定アーム21と、上刃11とサム52を有する可動アーム22を有し、上刃11と下刃12は支点13において回動可能に交差して組み合わされ、かつ、可動アーム22と固定アーム21とが弾性力を有するリング状のスプリング60を介して接続されている、医療用剪刀である。
本考案の医療用剪刀は、ペンホールド式に把持して用いる。具体的には、ホルダー51に人差し指を添え、サム52に親指を添えるように把持する。ホルダー51およびサム52は、凹凸部を設けることにより、持ちやすく滑りにくい構造にすることができる。図1に示したホルダー51およびサム52の形状はその一例であり、ホルダー51およびサム52の形状は図示のものに限定されない。図示のものに限定されない
本考案の医療用剪刀を使用する際には、人差し指をホルダー51に添えて動かさず固定したまま、親指でサム52に力を加えて、可動アーム22を固定アーム21に近づけることによって、上刃11が下刃12に向かって閉じ、組織を切断することができる。この時、人差し指は固定されているので、固定アーム21は動かず、ぶれやずれが生じにくい。その後、サム52に加えた力を弱めると、可動アーム22と固定アーム21はスプリング60によって連結されているため、可動アーム22はスプリング60の弾性力で元の位置に復帰する。
本考案の医療用剪刀の好適な実施態様例として、可動アーム22の上刃側の端部22aは弾性を有する素材で構成することができる。
本考案の医療用剪刀の実施態様例として、図2に示すように、固定アーム21の下刃側の端部は、くの字型のスプリング構造であるあご21aを有することができる。可動アーム22のサム52に力を加えると、上刃11は閉じる(矢印A)とともに先端方向(矢印B)へと押し出され、支点13を介して上刃11と連結している下刃12にも先端方向へと押し出す力が加わる。したがって、サム52に力を加えるとあご21aは先端方向へ伸ばされ、その後、サム52加えた力を弱めると、あご21aは弾性力で元の位置に復帰する。
本考案は、外科手術における組織の切断等の医療用途に好適に使用される。特に、脳神経外科手術、眼科手術、心臓血管外科手術、形成外科手術、耳鼻咽喉科手術において、手術用顕微鏡を用いたマイクロ手術を行う際に好適に使用される。
11 上刃
12 下刃
13 支点
21 固定アーム
21a あご
22 可動アーム
22a 弾性部
51 ホルダー
52 サム
60 スプリング

Claims (5)

  1. 下刃とホルダーを有する固定アームと、上刃とサムを有する可動アームを有する医療用剪刀であって、
    上刃と下刃は支点において回動可能に交差して組み合わされ、かつ、可動アームと固定アームとが弾性力を有するリング状のスプリングを介して接続されている、医療用剪刀。
  2. 可動アームの上刃側の端部は弾性を有する素材からなる、請求項1に記載の医療用剪刀。
  3. 固定アームの下刃側の端部は、くの字型のスプリング(あご)を有する、請求項1または2に記載の医療用剪刀。
  4. 脳神経外科手術用、眼科手術用、心臓血管外科手術用、形成外科手術用、耳鼻咽喉科手術用の剪刀である、請求項1〜3のいずれかに記載の医療用剪刀。
  5. 固定アームのホルダーを人差し指で固定するように把持し、可動アームのサムに親指で力を加えることにより、固定アームを動かすことなく、可動アームに備えられた上刃部を開閉させて、組織を切断することができる、請求項1〜4のいずれかに記載の医療用剪刀。
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