JP3223669B2 - 開封されていないことを保証するスクリューキャップ - Google Patents

開封されていないことを保証するスクリューキャップ

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JP3223669B2
JP3223669B2 JP30215293A JP30215293A JP3223669B2 JP 3223669 B2 JP3223669 B2 JP 3223669B2 JP 30215293 A JP30215293 A JP 30215293A JP 30215293 A JP30215293 A JP 30215293A JP 3223669 B2 JP3223669 B2 JP 3223669B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は容器の開封されていない
ことを保証するプラスチック製スクリューキャップに関
する。
【0002】
【従来の技術】容器が開封されて再び蓋をされること
は、スクリューキャップの場合は比較的容易であるので
店頭に並べられている場合等にしばしば発生する。この
ような状態の発生は、内容物が汚染されたり変えられた
りする危険があることを示している。このような危険を
排除するため、開封されていないことを保証する種々の
手段が試みられて来た。例えばスクリューキャップの末
端部にフインや折り返し部を設けて開封の際キャップが
回転して上昇しようとするのを容器に設けた突起で防
げ、キャップの切断用の切り目で切断するようにしたキ
ャップがある。このキャップも一度開封したら元に戻ら
ないので開封したことがわかるが、切断用の切り目を切
断するためにはキャップを回転させる必要がありその時
容器内部が真空であるとキャップの切断用の切り目が切
断するまえに内部の真空が破壊されることがあり、真空
が破壊された後キャップの回転を止めると外観からは真
空が破壊されていることが解らず内容物の汚染を完全に
保証するためには問題があった。またこの機構を広口の
キャップに適用すると実際に使用する場合もキャップ末
端部が拡がりやすく、大きなフインや突起が必要となり
キャップを容器にかぶせるのに不便である欠点があっ
た。この他キャップの下端を下方に延長し、この延長部
を加熱して収縮することにより容器胴部と密着させ、キ
ャップの回転の抵抗を大きくし、開封の際キャップに設
けた切断用の切り目を切断することも試みられた。この
キャップも実用時に大きな回転トルクが必要となり開封
することが不便であることは先の例と同じである。この
他キャップの下端にラチェット機構を設置することも試
みられたが、キャップを容器につけて閉じる際に切り目
を切断することが発生したり、逆に切り目の強度を強く
すると不正開封でない実用時の開封の場合にも大きな回
転トルクが必要で開封が非常に困難であった。キャップ
と容器胴部にラベルを貼着することも試みられたがラベ
ルは剥離し易いので剥離して開封し再び貼着される危険
が大きかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は開封が容易に
行なえ、しかも一度開封したら元の状態に戻すことの出
来ない、開封されていないことを確実に保証するプラス
チック製スクリューキャップを提供する。
【0004】
【課題を解決した手段】本発明は、 「1. キャップの側面下端部に環状のバンド部を配置
し、バンド部とキャップの側面下端部の連接部に切断用
の切り目を配置し、バンド部と対向する容器壁面の間に
両者を一時的に固着する固着部を有するプスチック製ス
クリューキャップであって、バンド部には引き剥がし用
の脆弱部を配置し、固着部が容易に開封出来るトルクよ
り大きいトルクであって、固着部の容器側の剥離面のせ
ん断剥離トルクが、バンド側の剥離面のせん断剥離トル
クより小であり、かつバンド部とキャップの連接部の切
断用の切り目のせん断切断トルクが、固着部の容器側
面のトルクとバンド部側剥離面のせん断剥離トルクの
中間のトルクであることを特徴とする、開封されていな
いことを保証するスクリューキャップ。 2. 固着部の容器側の剥離面のせん断剥離トルクを次
の式を満足する値とした、1項に記載された開封されて
いないことを保証するスクリューキャップ。 D<M<8×D (式中Mは固着部のない場合のキャップの開栓トルクと
固着部の容器側の剥離面のせん断剥離トルクの合計であ
る。Dはキャップのシール部の直径である。) 3. 固着部のバンド部との剥離面の90度引き剥がし
強度が該固着部の容器側剥離面の90度引き剥がし強度
とバンドの切断用の切れ目の90度引き剥がし強度の合
計よりも大である、1項または2項に記載された開封さ
れていないことを保証するスクリューキャップ。 4. 固着部が単一材料あるいは複数の材料の混合物か
らなり、固着部の容器側剥離面が容器壁面または固着部
の内部である、1項ないし3項のいずれか1項に記載さ
れた開封されていないことを保証するスクリューキャッ
プ。 5. 固着部が複数の材料の多層構造物からなり、固着
部の容器側剥離面が容器壁面または多層構造の層間ある
いはいずれかの層の内部にある、1項ないし3項のいず
れか1項に記載された開封されていないことを保証する
スクリューキャップ。 6. 固着部がバンド部の1箇所または複数箇所に配置
してある、1項ないし5項のいずれか1項に記載された
開封されていないことを保証するスクリューキャップ。 7. 固着部がバンド部に設けた1箇所または複数箇所
の突起あるいは溝状部分に配置してある、6項に記載さ
れた開封されていないことを保証するスクリューキャッ
プ。 8. 固着部が容器壁面に設けた1箇所または複数箇所
の突起あるいは溝状部分に接合する、6項に記載された
開封されていないことを保証するスクリューキャップ。 9. 該切断用の切り目が連結部を薄肉状とした切込み
である、1項ないし8項のいずれか1項に記載された開
封されていないことを保証するスクリューキャップ。 10. 該切断用の切り目が連結部を細幅の連結点と切
断点で形成したミシン目状切り目である、1項ないし8
項のいずれか1項に記載された開封されていないことを
保証するスクリューキャップ。 11. 該引き剥がし用の脆弱部がバンド部とキャップ
の側面下端部の連結部に設けた切断用の切り目と交差す
る方向に設けた切り目である、1項ないし10項のいず
れか1項に記載された開封されていないことを保証する
スクリューキャップ。」に関する。
【0005】
【作用】本発明のスクリューキャップはスクリューキャ
ップの下端に切断除去しなければキャップを回転するこ
との出来ないバンド部を設置し、このバンド部を切断除
去すると、再び連結出来ず開封したことが明らかとなる
キャップであり、バンド部が存在することにより、容器
が開封されていないことを保証するものである。したが
ってバンド部はスクリューキャップとは切断可能で、且
つスクリューキャップの回転を阻止しなければならな
い。
【0006】そのため本発明においてはスクリューキャ
ップの下端部に特別の関係にあるせん断剥離トルクの固
着部を有するバンド部を連接し、キャップとの連結部に
切断用の切り目を配置して開封時にバンド部をキャップ
から切り離すことが出来るようにした。切り目としては
種々の構造の切り部が採用されるが例えば薄肉の切り込
みを全周もしくは局部的に配置してもよく、切断点と連
結点を配列したミシン目状の切り目でもよい。バンド部
はキャップの開封時の回転を阻止しなければならないの
で固着部を設け、固着部と対向した容器の壁面に固着さ
せる必要がある。
【0007】この状態でスクリューキャップを回転させ
ると、バンド部の固着部と容器壁面との剥離面のせん断
剥離トルクがバンド部とキャップ下端の連結部の切断用
切り目のせん断切断トルクより小さければ、バンド部と
キャップは切り離されずにキャップは回転して開封され
るてしまう。そして再びキャップをしめれば開封前の状
態になってしまう。したがってバンド部の固着部と容器
壁側剥離面とのせん断剥離トルクは、バンド部とキャッ
プ下端の連結部の切断用切り目の切断せん断トルクより
大きくなくてはならない。しかし、バンド部とキャップ
の間の切断用切り目のせん断切断トルクが小さすぎる
と、不正開封時にバンド部の容器壁面との固着部は剥離
しないが切断用切り目が切断し、キャップは回転して開
封されてしまう。そして再びキャップをしめると切断用
切り目が合ってしまうため一見しただけでは切断されて
いるか否かがわかり難い。そして、固着部と容器壁面の
剥離面とのせん断剥離トルクを人の手で容易に回転出来
ない開封トルクにしておけば、バンドを何等かの手段で
切断しない限り開封出来ないことになる。そのため不正
開封を防止出来ず、開封されていないことを保証するこ
とが出来ない。そのためにはバンド部の固着部と容器壁
面の剥離面とのせん断剥離トルクは、バンド側の剥離
のせん断剥離トルクより小さく、しかも人が手で容易に
開封することが出来るトルクより大きくかつ切り目のせ
ん断切断トルクを、両剥離面のせん断剥離トルクの中間
とする必要がある。しかしながら不法の開封でなく実際
に使用するために開封する場合は、連結部の切断用切り
目を切断するような大きな回転トルクを必要とすること
は好ましくない。
【0008】そのため本発明は開封に当ってまずバンド
部を切断する構造とし、バンド部をキャップから引き剥
がして切り離し、ついでスクリューキャップを回転する
ことにした。すなわち、バンド部に引き剥がし用の脆弱
部例えば切り目を入れておきここでバンド部を切断し一
端を引っ張って容器胴部から引き剥がすと、バンド部は
連結部の切断用切り目でキャップ下端部からも切り離さ
れてキャップから分離する。その際バンド部に設けた固
着部は引き剥がしによって容器側剥離面から容易に分離
する。バンド部がキャップから分離されればキャップは
簡単に開封することが出来るのである。そして再びキャ
ップをしても元の状態に戻らないから開封されたことは
明らかとなる。
【0009】バンド部の脆弱部はキャップを開封する前
にあらかじめバンド部を切断するための機能を有するも
のであるから連結部と交差する方向つまりバンド部の巾
方向に切断するものでなければならない。このようにし
て本発明は、バンド部と容器壁面との剥離面のせん断剥
離トルクを手で容易に開封出来ないトルクとして、バン
ド部を切り離さなければ開封出来ないようにしたので確
実に未開封を保証することが出来るところに大きい特徴
がある。
【0010】本発明者は種々研究の結果、スクリューキ
ャップの回転トルクはスクリューキャップのシール部の
直径D(cmで測定した値)と密接な関係を有してお
り、通常の成人男子がスクリューキャップを手で容器に
開封することが出来る開封トルクM′(Kg・cmで測
定した値)は、次の式の(1)式を満足するM′の範囲
にあることがわかった。 0.4×D<M′<D (1) また通常の成人男子がキャップを手で容易に回転させる
ことが出来ないトルクMは次の式(2)を満足するMで
あることを実験により確認した。 D<M<8×D (2) したがって、固着部の容器壁面の剥離面のせん断剥離ト
ルクが、この式(2)を満足すると、このトルクより固
着部とバンドのせん断剥離トルクが大きく、バンド部の
切り目のせん断切断トルクが、両剥離トルクの中間にあ
れば、不正開封は出来ない。実際に容器に本発明のスク
リューキャップを開ける時の開封トルクMは、固着部の
ない場合のスクリューキャップの開封トルクも加算され
るのである。
【0011】本発明で言う固着部とはバンド部に設けら
れた容器壁面とバンド部とを結合する部材であり、この
部材は前述の通り容器壁面の剥離面とのせん断剥離トル
クが、バンド側の剥離面のせん断剥離トルクより小さ
く、しかも人が手で容易に開封出来るトルクより大きい
必要がある。固着部としてはこのような条件を満たせば
よいので、粘着層、接着層、容器壁面との摩擦係数が
0.08以上である摩擦層等がバンド部に配設される。
【0012】また、単一の材料また複数の材料で形成し
た単一層からなる場合も、複数の材料を用いた層からな
る固着部も含まれる。単一層の場合は固着部と容器壁面
との剥離面を容器の壁面とすることも出来るし、単一層
の内部とすることも出来る。多層とした場合は、固着部
の容器壁面との剥離面を容器壁面とすることも出来、ま
た多層の層間とすることも一つの層の内部とすることも
出来る。いずれの場合もせん断剥離は剥離面で発生す
る。
【0013】固着部はバンド部を一時的に容器壁面に固
着するものであるがせん断剥離剥離面を固着部内部とす
るときは容器壁との固着は強固な接着としてもよい。こ
の場合もバンド部は一時的に固着されている。固着部と
容器壁面との剥離面を固着部の層内とした場合、開封し
たとき容器壁面に固着部の一部が固着して残る場合もあ
るが、外観にも格別悪影響が生じないので問題はない。
【0014】固着部はバンド部の全面に配置しても良
く、1箇所または複数箇所に部分的に配置しても良い。
またバンド部の容器壁面と固着する面に、1箇所あるい
は複数箇所に突起や溝状部を設けこの部分に配置しても
良い。また容器壁面に配置した1箇所または複数箇所、
突起や溝に固着部を形成し、バンド部と固着することも
出来る。
【0015】バンド部と容器壁面との固着部はせん断剥
離する剥離面を容器壁面とした場合は、粘着剤を用いて
一時的に固着させることが好ましい。強力な接着剤を用
いて永久接着を行なうとバンド部が容器胴部から離れな
いため引き剥しによるキャップとの連結部の切断も出来
なくなるからである。粘着剤は容器胴部とは一時的に粘
着しバンド部とは強固に接着するものが好ましい。この
ような粘着剤を用いると開封後、粘着剤がバンド部とと
もに除去され容器に残らないので、外観的にも容器に汚
い感じを与えない利点がある。このような粘着層を形成
する材料としては、バンド部と同じ材質のホットメルト
型粘着剤が最も好適である。
【0016】バンド部の引き剥がし用脆弱部と容器壁面
の間には固着部を設けない方が引き剥がしが容易とな
る。しかしこの部分はバンド部端部が離れて立上り易い
ので脆弱部の引き剥がし端部の反対側の端部には固着部
を設けることが好ましい。次に実施例を挙げて本発明を
説明する。
【0017】
【実施例】図1は本発明のスクリューキャップを被蓋し
た容器を示す。1はスクリューキャップである。このキ
ャップの下端にはバンド部2が連設されている。バンド
部2と容器胴部3の間には固着部4が配設され、胴部と
バンド部を固着している。
【0018】図2は本発明のスクリューキャップとバン
ド部の拡大図であって、キャップ1の下端部にバンド部
2は連結点6で連結し、連結部には切断点7も配設され
ている。5はバンド部の切り離しのきっかけとなる脆弱
部である。この実施例では切断した切り目となってい
る。この切り目の一方の端部を起して引くことによりバ
ンド部を容器胴部から引き剥がし、同時にキャップ端部
の連結部で切断するのである。
【0019】図3は図2をA−A′で切断した断面を示
し、1はキャップ、2はバンド部で4は固着部である。
この例では固着部は一層となっているが、層中に剥離を
生ずる物を配置し、この物をせん断剥離を生ずる剥離
とし、そこからせん断剥離を生ずるようにしてせん断剥
離トルクを調整することも出来る。多層として層間で剥
離するようにしてもよい。
【0020】開封試験 実施例 図1に示す形状の開口部外径70mmのネジつき缶胴に
図2に示すバンド部と切り目を有し、あらかじめバンド
部の内側の一部にポリプロピレン系ホットメルト粘着剤
を塗布したポリプロピレン製キャップを巻締めた後、バ
ンド部の外側から高周波加熱により缶胴を約110度に
昇温してホットメルト接着剤をバンド部内側と缶胴の間
で溶融させた後冷却した。その後缶胴を倒立させ、金属
蓋を真空巻締め機にて真空下で2重巻締めした。缶内の
真空は約60cmHgであった。缶胴をシンポ工業製T
NK−120トルクメーターに固定し、キャップを回転
させて真空が破壊されるまでのトルクを測定した。バン
ド部を引き剥がさずに直接キャップを回転させた場合、
ホットメルト部分がせん断破壊されてキャップが回転す
る時、真空破壊トルクは約90Kg・cm以上であり通
常では開栓出来ないものであった。一方バンド部をあら
かじめ引き剥がした場合は、真空破壊トルクは30〜3
5Kg・cmであり極めて容易に開栓することが出来
た。バンド部を引き剥がすことにより開封前後ではキャ
ップの形状が大きく変わり、開封表示としては満足すべ
きものであった。
【0021】比較例 図1に示す形状の開口部外径70mm(7cm)のネジ
つき缶胴にあらかじめラチェット状の突起を加工し、図
2に示すバンド部と切り目を有し、あらかじめバンド部
内側にフィン状の突起を設けたポリプロピレン製キャッ
プを巻締めた。その後缶胴を倒立させ、金属蓋を真空巻
締め機にて真空下で2重巻締めした。缶内の真空は約6
0cmHgであった。缶胴をシンポ工業製TNK−12
0トルクメーターに固定し、キャップを回転させて真空
が破壊されるまでのトルクを測定した。真空破壊トルク
は35〜40Kg・cmであり開栓は比較的容易であっ
たが、バンド部のフィンが缶胴のラチェット状の突起に
かかり更にネジによってキャップが上方に大きく持ち上
げられる時にバンド部がキャップから切断されてはじめ
てキャップは取りはずせる。この開口時のバンド部切断
破壊トルクは約110Kg・cmであって通常では開口
出来ない。しかしながらこのキャップはバンド部がキャ
ップから切断される前に真空が破壊されており、外気が
流入しているので、この機構はキャップの開封されてい
ないことを保証するためには重大な問題がある。
【0022】
【発明の効果】本発明のスクリューキャップは開封が容
易であってしかも一度開封されたらその事実が明確に確
認されるので、開封されていないことを保証する効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスクリューキャップの説明図である。
【図2】本発明のスクリューキャップのバンド部の説明
図である。
【図3】本発明のキャップのバンド部と容器胴部との固
着部の説明図である。
【符号の説明】
1 スクリューキャップ 2 バンド部 3 容器胴部 4 粘着剤層 5 バンド部脆弱部 6 連結点 7 切断用切り目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 41/34

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップの側面下端部に環状のバンド部
    を配置し、バンド部とキャップの側面下端部の連接部に
    切断用の切り目を配置し、バンド部と対向する容器壁面
    の間に両者を一時的に固着する固着部を有するプスチッ
    ク製スクリューキャップであって、バンド部には引き剥
    がし用の脆弱部を配置し、固着部が容易に開封出来るト
    ルクより大きいトルクであって、固着部の容器側の剥離
    面のせん断剥離トルクが、バンド側の剥離面のせん断剥
    離トルクより小であり、かつバンド部とキャップの連接
    部の切断用の切り目のせん断切断トルクが、固着部の容
    器側剥離面のトルクとバンド部側剥離面のせん断剥離ト
    ルクの中間のトルクであることを特徴とする、開封され
    ていないことを保証するスクリューキャップ。
  2. 【請求項2】 固着部の容器側の剥離面のせん断剥離ト
    ルクを次の式を満足する値とした、請求項1に記載され
    た開封されていないことを保証するスクリューキャッ
    プ。 D<M<8×D (式中Mは固着部のない場合のキャップの開栓トルクと
    固着部の容器側の剥離面のせん断剥離トルクの合計であ
    る。Dはキャップのシール部の直径である。)
  3. 【請求項3】 固着部のバンド部との剥離面の90度引
    き剥がし強度が該固着部の容器側剥離面の90度引き剥
    がし強度とバンドの切断用の切れ目の90度引き剥がし
    強度の合計よりも大である、請求項1または2に記載さ
    れた開封されていないことを保証するスクリューキャッ
    プ。
  4. 【請求項4】 固着部が単一材料あるいは複数の材料の
    混合物からなり、固着部の容器側剥離面が容器壁面また
    は固着部の内部である、請求項1ないし3のいずれか1
    項に記載された開封されていないことを保証するスクリ
    ューキャップ。
  5. 【請求項5】 固着部が複数の材料の多層構造物からな
    り、固着部の容器側剥離面が容器壁面または多層構造の
    層間あるいはいずれかの層の内部にある、請求項1ない
    し3のいずれか1項に記載された開封されていないこと
    を保証するスクリューキャップ。
  6. 【請求項6】 固着部がバンド部の1箇所または複数箇
    所に配置してある、請求項1ないし5のいずれか1項に
    記載された開封されていないことを保証するスクリュー
    キャップ。
  7. 【請求項7】 固着部がバンド部に設けた1箇所または
    複数箇所の突起あるいは溝状部分に配置してある、請求
    項6に記載された開封されていないことを保証するスク
    リューキャップ。
  8. 【請求項8】 固着部が容器壁面に設けた1箇所または
    複数箇所の突起あるいは溝状部分に接合する、請求項6
    に記載された開封されていないことを保証するスクリュ
    ーキャップ。
  9. 【請求項9】 該切断用の切り目が連結部を薄肉状とし
    た切込みである、請求項1ないし8のいずれか1項に記
    載された開封されていないことを保証するスクリューキ
    ャップ。
  10. 【請求項10】 該切断用の切り目が連結部を細幅の連
    結点と切断点で形成したミシン目状切り目である、請求
    項1ないし8のいずれか1項に記載された開封されてい
    ないことを保証するスクリューキャップ。
  11. 【請求項11】 該引き剥がし用の脆弱部がバンド部と
    キャップの側面下端部の連結部に設けた切断用の切り目
    と交差する方向に設けた切り目である、請求項1ないし
    10のいずれか1項に記載された開封されていないこと
    を保証するスクリューキャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7330117B2 (ja) 2014-05-27 2023-08-21 フィッシャー アンド ペイケル ヘルスケア リミテッド 医療機器のためのガスの混合および測定

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7330117B2 (ja) 2014-05-27 2023-08-21 フィッシャー アンド ペイケル ヘルスケア リミテッド 医療機器のためのガスの混合および測定

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