JP3223645B2 - データべースアクセス方法および装置 - Google Patents

データべースアクセス方法および装置

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JP3223645B2
JP3223645B2 JP16845693A JP16845693A JP3223645B2 JP 3223645 B2 JP3223645 B2 JP 3223645B2 JP 16845693 A JP16845693 A JP 16845693A JP 16845693 A JP16845693 A JP 16845693A JP 3223645 B2 JP3223645 B2 JP 3223645B2
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正武 岩田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データベースアクセス
方法および装置に関し、更に詳しくは、データベースに
対するアクセス処理を行う場合に、ワークステーション
やパーソナルコンピュータ等においてソフトウェアの動
作環境として提供されているグラフィカル・ユーザ・イ
ンタフェース(GUI)を通じて、データベースのデー
タに対してアクセスを行う場合に、効率が良く、しかも
正確なデータ入出力が行えるデータベースアクセス方法
およびデータベースアクセス装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、データベースに対するデータ
の入出力操作(データアクセス操作)は、基本的には、
SQL(Structured Query Language)というデータベー
スアクセス言語を用いて行なわれている。SQLによる
データベースの操作により、データの基本的なデータベ
ースの操作であるデータの検索,入力,更新,テーブル
の作成,追加,削除などは一括して実行できるが、SQ
Lは、初心者にとっては非常にわかりにくく、SQLを
利用する場合でも、記述ミスにより誤ったデータをデー
タベースに入力してしまうという問題がある。
【0003】このような問題を解決するため、例えば、
キャラクタ端末装置を用いて、帳票イメージによるデー
タ入出力を行うためのデータベース入出力装置が開発さ
れている。しかし、この種の文字入力によるデータベー
ス入出力装置を用いて、データの入出力を行う場合にお
いては、キーボードを用いてデータ入力を行うので、前
述の場合と同様に、データ入力のタイプミス、効率の悪
さなど、未だ改善されるベき問題が残っている。
【0004】また、アクセスするデータベースのデータ
構造が複数のテーブルに分けられたリレーショナルデー
タベースとなっている場合には、データベースを構成す
る複数の関連ある各テーブルにデータ入力を行なわなけ
ればならない。テーブルのカラムに対するデータの入出
力に関しては、データベースにおけるデータがID番号
など人間にとってわかりにくいコードデータであって
も、データベースのデータ構造の特性からは、そのカラ
ムの属性に従ったコードデータによる入出力処理を行な
わなければならない。このため、入力ミスが生じる可能
性が多いなど、基本的な問題解決となっていない。
【0005】なお、一般的な人間の手操作による入力ミ
スを防ぎ、データ入力を効率よく行うための入力方式と
して、例えば、特開昭61−52727号公報,特開平
1−251225号公報などで提案されている選択入力
方式,定形の画面フォームを利用した入出力制御システ
ムなどがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
データベースアクセス装置は、膨大なデータを扱い、し
かも適切に所望のデータをアクセスするためには、デー
タベース固有のデータ構造から起因する問題とは言え、
カラムの属性に対応してコードデータ自体を多く扱わな
ければならない。このため、データベースのデータ入力
には多くの時間がかかり、また、タイプミスを起こしや
すい等の問題を抱えている。
【0007】本発明の目的は、データベース固有のデー
タ構造からコードデータでの入出力を行なわなければな
らないデータベースシステムにおいて、グラフィカル・
ユーザ・インタフェースを用いてデータ入出力を行うこ
とができ、更に、データベースに対してはデータ構造上
で効率のよいコードデータで入出力を行うことができる
データベースアクセス方法および装置を提供することに
ある。
【0008】本発明の他の目的は、データベースのテー
ブルのカラムに対するコードデータの入出力に関して、
ID番号など人間にとって分かりにくいコードデータで
ある場合に対して、可読性のあるデータで入出力を行な
うことができるデータベースアクセス方法および装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の第1の特徴とするデータベースアクセス方
法は、データベースに対するデータの入出力を行うため
のデータベースをアクセスする場合にあって、所定のカ
ラムに対しデータの入出力を行う際、該カラムを別テー
ブルのカラムとリンクさせ、リンク先のカラムデータを
使用して、元のカラムのデータ入出力を行うことを特徴
とする。
【0010】また、本発明の第2の特徴とするデータベ
ースアクセス装置は、データベースの元テーブルのカラ
ムと別テーブルのカラムとリンクするリンク情報を設定
するリンク設定手段(11;図1)と、前記別テーブル
のカラムデータを使用したデータ入出力の指示によ
り、前記リンク情報に従いリンク先の元テーブルのカラ
ムの入出力を行うデータベースアクセス処理手段(1
4;図1)とを備えることを特徴とする。
【0011】また、本発明の第3の特徴とするデータベ
ースアクセス装置は、複数のテーブルにデータが格納さ
れているデータベースに対するデータの入出力を行うデ
ータベースアクセス装置において、データベースの元テ
ーブルのカラムと別テーブルのカラムとリンクするリン
ク情報を含み、テーブルのカラムの属性を論理的に規定
する論理定義情報を設定し格納する定義保持手段(1
0,11;図1)と、前記別テーブルのカラムデータ
を使用したデータ入出力の指示により、前記論理定義情
報を用いてカラムの属性に従いデータベースに対するデ
ータ入出力を行うデータアクセス処理手段(14;図
1)とを備えることを特徴とする。
【0012】また、本発明の第4の特徴とするデータベ
ースアクセス装置は、複数のテーブルにデータが格納さ
れているデータベースに対するデータの入出力を行うデ
ータベースアクセス装置において、データベースのデー
タ構造を論理的に構築したスキーマを管理し表示するブ
ラウザ手段(71;図12)と、前記ブラウザ手段によ
る表示を参照し所定形式の入力画面を設計する帳票設計
手段(72;図12)と、前記入力画面の動作を記述す
るスクリプト設定手段(78;図12)と、前記入力画
面でデータを入力および出力するデータ入出力手段(7
4;図12)と、データベース操作言語コマンド文を含
むスクリプトを実行し、スクリプト中に記述されたデー
タベース操作言語コマンド文の実行の際、前記ブラウザ
手段によるスキーマの参照データからテーブルのカラ
報を参照し、データベース操作言語コマンド文を解釈
して実行するスクリプト実行手段(77;図12)と、
前記スクリプト実行手段の指示によりデータベースにア
クセスするデータベースアクセス手段(75;図12)
とを備えることを特徴とする。
【0013】また、本発明の第5の特徴とするデータベ
ースアクセス装置は、複数のテーブルにデータが格納さ
れているデータベースに対するデータの入出力を行うデ
ータベースアクセス装置において、所定形式の入力画面
を設計する帳票設計手段(162;図16)と、前記入
力画面の動作を記述するスクリプト設定手段(161;
図16)と、前記入力画面でデータを入力および出力す
るデータ入出力手段(164;図16)と、データベー
スにアクセスするためのデータベースアクセス手段(1
65;図16)と、データベースの検索結果をメニュー
情報に変換して管理するメニュー情報管理手段(16
3;図16)と、設定されたスクリプトを実行し、前記
メニュー情報管理手段のメニュー情報により表示された
メニュー形式のデータベースの内容指示に対して、メニ
ュー選択時に選択値に応じて処理を指定してデータベー
スの操作を行うスクリプト実行手段(166;図16)
とを備えることを特徴とする。
【0014】また、本発明の第6の特徴とするデータベ
ースアクセス装置は、複数のテーブルにデータが格納さ
れているデータベースに対するデータの入出力を行うデ
ータベースアクセス装置において、データベースの複数
のテーブルのカラムの属性を論理的に規定する論理定義
情報を設定して格納する定義保持手段(71,73;図
12)と、データベース操作言語により記述したデータ
ベースアクセス部分およびグラフィック・ユーザ・イン
タフェース操作命令により記述した表示画面での入出力
操作部分を含むデータベースアクセスプログラムを入力
する入力手段(78;図12)と、前記データベース操
作言語で記述したデータベースアクセス部分を解析し、
前記論定義情報を参照して、テーブルおよびカラムの
論理名/物理名変換とデータ型変換とを行い、データベ
ース操作言語によるデータベース操作命令列を作成する
解釈実行手段(77;図12)と、前記データベース操
作命令列を送出してデータベースアクセス結果を受け取
るデータベースアクセス手段(75;図12)と、デー
タベースアクセス結果を前記表示画面での入出力操作部
分における処理により表示画面上の所定形式のアクセス
領域に表示する表示処理手段(74;図12)とを備え
ることを特徴とする。
【0015】更に、また、本発明の第7の特徴とするデ
ータベースアクセス装置は、データベースアクセス装置
において、表示処理手段(74;図12)が、データベ
ースアクセス結果を、表示画面上の所定形式のアクセス
領域の内容の関連するメニューの内容として表示するこ
とを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明の第1の特徴とするデータベースアクセ
ス方法においては、データベースに対するデータの入出
力を行う場合、特に、コードデータ,ID番号など人間
にとって分かりにくいデータ入力を行う場合に、データ
ベースのテーブルの所定のカラムに対しデータの入出力
処理を行う際のデータベースのデータ構造に応じて、当
該カラムを別テーブルのカラムとリンクさせる。この別
テーブルのカラムには人間にとって分かりやすい内容の
データが対応付けされており、入力すべきコードデータ
との対応の設定によって、リンク先のカラムデータを使
用して元のカラムデータの入出力を行う。
【0017】データベースのデータ構造自体に従った形
式でのデータアクセスを行う場合、通常の場合には、ソ
フトウェア動作環境のグラフィカル・ユーザ・インタフ
ェース(GUI)を用いることはできないが、本発明に
よるリンク先のカラムデータに対する入力操作を行うこ
とにより、グラフィカル・ユーザ・インタフェースを用
いることが可能となる。これにより、データのタイプミ
スを軽減し、データベースに対するデータ入力効率の向
上されたデータ入出力が可能となる。
【0018】このようなデータベースアクセス方法を実
現する装置構成の1つの本発明の第2の特徴とするデー
タベースアクセス装置においては、リンク設定手段(1
1;図1)が、データベースの元テーブルのカラムと別
テーブルのカラムとリンクするリンク情報を設定する
と、データベースアクセス処理手段(14;図1)が、
前記別テーブルのカラムデータを使用したデータ入出
力の指示により、前記リンク情報に従いリンク先の元テ
ーブルのカラムの入出力を行う。
【0019】また、本発明の第3の特徴とするデータベ
ースアクセス装置においては、定義保持手段(10,1
1;図1)に、データベースの元テーブルのカラムと別
テーブルのカラムとリンクするリンク情報を含み、テー
ブルのカラムの属性を論理的に規定する論理定義情報を
設定して格納しておく。そして、複数のテーブルにデー
タが格納されているデータベースに対するデータの入出
力を行う場合、この定義保持手段に格納されているリン
ク情報および論理定義情報を用いてデータアクセス処理
を行う。すなわち、データアクセス処理手段(14;図
1)が、前記別テーブルのカラムデータを使用したデ
ータ入出力の指示により、前記論理定義情報を用いてカ
ラムの属性に従いデータベースに対するデータ入出力を
行う。これにより、具体的には、前記論理定義情報のリ
ンク情報に従って、リンク先の元テーブルのカラムの入
出力が行なわれ、データベースの目的のテーブルのカラ
ムに対するデータ入出力が行なわれる。その場合、カラ
ムの属性が参照されて、カラムの属性に従って、例え
ば、データ型変換がなどが行なわれて、データ入出力が
行なわれる。
【0020】また、本発明の第4の特徴とするデータベ
ースアクセス装置においては、複数のテーブルにデータ
が格納されているデータベースに対するデータの入出力
を行う場合に、ブラウザ手段(71;図12)が、デー
タベースのデータ構造を論理的に構築したスキーマを管
理し表示しているので、このスキーマをブラウジング
し、帳票設計手段(72;図12)が、前記ブラウザ手
段による表示を参照し所定形式の入力画面(帳票イメー
ジ)を設計する。ここで設計された所定形式の入力画面
には、スクリプト設定手段(78;図12)がスクリプ
トによりその入力画面の動作を記述する。そして、デー
タ入出力手段(74;図12)が、前記入力画面でデー
タを入力および出力する。その際、スクリプト実行手段
(77;図12)が、データベース操作言語コマンド文
を含むスクリプトを実行し、スクリプト中に記述された
データベース操作言語コマンド文の実行の際、前記ブラ
ウザ手段によるスキーマの参照データからテーブルのカ
ム情報を参照し、データベース操作言語コマンド文を
解釈して実行する。そして、データベースアクセス手段
(75;図12)が、前記スクリプト実行手段の指示に
よりデータベースにアクセスする。
【0021】これにより、スクリプトに含まれるデータ
ベース操作言語コマンド文およびそのパラメータは、前
記ブラウザ手段によるスキーマの参照データからテーブ
ルのカラム属性情報を参照して解釈されるので、特に、
各々のデータベース固有のテーブル名,カラム名,デー
タタイプなど、カラム属性を正確に一致させて記述しな
くても良く、データベースに対してアクセスを行う場合
に、効率よく、しかも正確なデータ入出力が行える。
【0022】また、本発明の第5の特徴とするデータベ
ースアクセス装置においては、複数のテーブルにデータ
が格納されているデータベースに対するデータの入出力
を行う場合、帳票設計手段(162;図16)が、所定
形式の入力画面を設計し、スクリプト設定手段(16
1;図16)が、前記入力画面の動作を記述する。デー
タ入出力手段(164;図16)が、前記入力画面でデ
ータを入力および出力すると、データベースアクセス手
段(165;図16)が、データベースにアクセスす
る。この場合、メニュー情報管理手段(163;図1
6)が、データベースの検索結果をメニュー情報に変換
して管理しているので、スクリプト実行手段(166;
図16)が、前記入力画面に設定されたスクリプトを実
行し、前記メニュー情報管理手段のメニュー情報により
表示されたメニュー形式のデータベースの内容指示に対
して、メニュー選択時に選択値に応じて処理を指定して
データベースの操作を行う。これにより、メニューの中
から選択値を指定することにより、アクセスを行うデー
タベースの情報に対して、そのデータ型属性も含めて、
検索・更新・登録・削除などのデータベース操作が、正
確に容易に行える。
【0023】本発明の第6の特徴とするデータベースア
クセス装置においては、前述の場合と同じく、定義保持
手段(70,71;図12)には、データベースの複数
のカラムの属性を論理的に規定する論理定義情報が設定
されて格納されている。これにより、複数のテーブルに
データが格納されているデータベースに対するデータの
入出力を行う場合、この定義保持手段に格納されている
リンク情報および論理定義情報を用いてデータアクセス
処理を行う。
【0024】データベースに対するアクセス処理を行う
ため、入力手段(78;図12)がデータベース操作言
語により記述したデータベースアクセス部分およびグラ
フィック・ユーザ・インタフェース操作命令により記述
した表示画面での入出力操作部分を含むデータベースア
クセスプログラムを入力しておくと、解釈実行手段(7
7;図12)が、前記データベース操作言語で記述した
データベースアクセス部分を解析し、前記論定義情報
を参照して、テーブルおよびカラムの論理名/物理名変
換とデータ型変換とを行って、データベース操作言語に
よるデータベース操作命令列を作成する。これにより、
データベースアクセス手段(75;図12)が、前記デ
ータベース操作命令列を送出してデータベースアクセ
を行いその結果を受け取ると、表示処理手段(74;
図12)が、データベースアクセス結果を前記表示画面
での入出力操作部分における処理により表示画面上の所
定形式のアクセス領域に表示する。
【0025】更に、また、この場合、本発明の第7の特
徴とするデータベースアクセス装置においては、表示処
理手段が、データベースアクセス結果を、表示画面上の
所定形式のアクセス領域の内容の関連するメニューの内
容として表示する。これにより、メニューの内から選択
値を指定することで、所望する情報をそのデータ型属性
をも含めて、検索・更新・登録・削除などのデータベー
スアクセス処理が行える。
【0026】このように、このデータベースアクセス方
法によれば、データベースに対するデータの入出力を行
う場合、特に、コードデータ,ID番号など人間にとっ
て分かりにくいデータ入力を行う場合に対しては、デー
タベースのデータ構造を論理的に構築したスキーマの中
で、データベースのテーブルの所定のカラムに対しデー
タの入出力処理を行う際のデータベースのデータ構造に
応じて、当該カラムを別テーブルのカラムとリンクさせ
ておくことにより、スキーマを用いてデータベースに対
するデータの入出力処理を行う。このため、この別テー
ブルのカラムには人間にとって分かりやすい内容のデー
タとしておくことにより、分かり易いデータべースのデ
ータ入出力操作が可能となり、データ入出力を容易に、
しかも誤操作を少なくして行うことができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して具
体的に説明する。図1は本発明の一実施例にかかるデー
タべースアクセス方法を一態様で用いるデータアクセス
装置の要部の構成を示すブロック図である。図1におい
て、10はデータベーススキーマ、11はスキーマブラ
ウザ処理部、12は帳票イメージ設計処理部、13はデ
ータ検索条件設定処理部、14はデータ入出力処理部、
15はデータベースアクセス処理部、16はデータベー
ス管理システム(DBMS)、17はデータベース本体
部をそれぞれ示している。
【0028】データベースアクセス処理部15は、デー
タベース管理システム16に対してデータベース本体部
17におけるテーブルのデータにアクセスするためのデ
ータベースアクセス機構を提供する。データ入出力処理
部14は、帳票形式および一覧形式でデータ入力のおよ
び出力を行う処理機構である。このような帳票イメージ
の形式でデータ入出力を行うため、帳票イメージ設計処
理部12が設けられている。帳票イメージ設計処理部1
2は、ユーザがデータ入出力の操作を行い易いような形
式の帳票イメージを設計する。データ検索条件設定処理
部13では、データベースに対するデータアクセスを行
う場合に、帳票イメージでのデータの検索条件を設定す
る。また、スキーマブラウザ処理部11は、データベー
ススキーマ10を参照して、データベース内に構築され
たデータベースのデータ構造を論理的に構築しているス
キーマおよびカラム情報をブラウジングする機能を提供
しており、帳票イメージ設計処理部12が帳票イメージ
を設計する場合に、参照データを与え、データベースの
構造(データ構造)を分かり易いように表示する。
【0029】ここでのデータベースアクセス装置は、上
述したように、スキーマブラウザ処理部11,帳票イメ
ージ設計処理部12,データ検索条件設定処理部13,
データ入出力処理部14,およびデータベースアクセス
処理部15を備えていることを前提としている。各々の
処理部は、それぞれの処理要求を受け付けるためのイン
タフェース部として各々に固有のウィンドウ画面を備
え、各々の処理を行う。例えば、スキーマブラウザ処理
部11における処理では、図2に示すようなビューセッ
トブラウザのウィンドウ画面20が表示され、このよう
な入出力画面により、データベーススキーマ10の参照
によるデータベース内に構築されたデータベーススキー
マをブラウジングする機能が提供される。
【0030】ここでのデータベースアクセス装置におい
ては、帳票イメージの設計を支援するため、スキーマブ
ラウザ処理部11の処理により、ウィンドウ画面にデー
タベーススキーマをグラフィカルに表示するので、デー
タベースのデータ構造を視覚的に理解し、帳票イメージ
設計処理部12によりウィンドウ画面で帳票イメージを
ラフィカルに設計する。また、このように設計された
帳票イメージをウィンドウ画面に表示して、データ検索
条件設定処理部13は、色々な検索条件を視覚的に設定
する。そして、データ入出力処理部14がグラフィカル
ユーザインタフェースを用いたデータ入出力を行い、デ
ータベーススキーマ10の参照により、リンク先のカラ
ムデータを使用して元のカラムデータの入出力を行い、
データベースアクセス処理部15が、データベース本体
部17との間のアクセス処理をデータベース管理システ
ム16を介して行う。
【0031】このようにして、データベースに対するデ
ータの入出力を行う場合、データ入出力処理部14は、
コードデータ,ID番号など人間にとって分かりにくい
カラムのデータ入力に対しては、データベーススキーマ
10のリンク情報により、データベースのデータ構造に
応じて当該カラムとリンクしている別テーブルのカラム
に対して入出力を行う。この別テーブルのカラムには人
間にとって分かりやすい内容のデータが対応付けされて
おり、入力すべきコードデータとの対応の設定によっ
て、リンク先のカラムデータを使用して元のカラムデー
タの入出力を行うことが可能となる。
【0032】データベースのデータ構造自体に従った形
式でのデータアクセスを行う場合、通常の場合には、ソ
フトウェア動作環境のグラフィカル・ユーザ・インタフ
ェース(GUI)を有効に用いることはできないが、こ
こでのデータベーススキーマにおけるリンク情報による
リンク先のカラムデータに対する入力操作を行うことに
より、データ入出力処理部14の処理では、グラフィカ
ル・ユーザ・インタフェースを用いることが可能とな
る。
【0033】図2はデータベースアクセス装置における
データベースの各テーブル情報を表示するビューセット
ブラウザ画面の一例を示す図である。ビューセットブラ
ウザ画面20は、スキーマブラウザ処理部11によりデ
ータベースの構造をグラフィック表示により具体的なイ
メージとして捉える場合に利用される。
【0034】図2に示すビューセットブラウザ画面20
のウィンドウ画面では、このデータベースのデータ構造
がデータベーススキーマの参照により、「商品リスト」
テーブル21,「販売情報」テーブル22,「販売エリ
アリスト」テーブル23および「月度」テーブル24が
それぞれのキーコードで関係付けられた関係データベー
スのデータ構造となっていることを表示している。ま
た、このウィンドウ画面の左上部の「リスト表示」ボタ
ン25をマウスでクリックすると、データベース構造が
リスト表示に変わる。このようなスキーマ情報の表示を
参照することにより、帳票イメージ設計処理部12によ
り帳票イメージを設計する場合の参考データが視覚的な
構造イメージで与えられる。
【0035】データ入出力の操作を行い易いようにする
ため、前述したように、ここでのデータベースアクセス
装置においては、帳票イメージ設計処理部12,スキー
マブラウザ処理部11,データ入出力処理部14,デー
タ検索件設定処理部13などの各処理部が、その処理内
容に対応して、グラフィカル・ユーザ・インタフェース
機能を用いた各々のウィンドウ画面による処理を行う。
これにより、データの入出力,帳票イメージ設計,検索
条件設定,データベーススキーマのブラウジングの各機
能の操作が非常に行い易くなっている。また、ここでの
データベースアクセス装置において、データエントリの
形式としては、帳票形式(カード形式)および一覧表形
式(テーブル形式)の2つの形式により行うことが可能
となっている。オペレータは状況に応じてこれらのいず
れかの形式を選択して、データエントリ操作を行う。
【0036】図3はデータベースアクセス装置における
カード形式でデータエントリを行う場合のウィンドウ画
面の一例を示す図である。図3に示すカード形式のデー
タエントリウィンドウ30には、スロットと呼ばれるデ
ータを入力するためのデータ入力領域が設けられる。オ
ペレータは、エントリするデータを各スロットの領域に
入力した後、エントリボタン33を押す(マウスでクリ
ックする)ことによりデータベースにデータをエントリ
する。また、エントリ時には各々のスロットの領域に入
力されたデータの妥当性がチェックされる。もし、間違
ったデータが入力された場合には、オペレータに対して
警告のメッセージが表示され、データベースにはエント
リされない。
【0037】また、データエントリウィンドウ30に
は、操作対象のデータベースに対する操作コマンドを与
えるインタフェース部品のボタンが設けられている。メ
ニュー形式のプルダウンメニューボタンでは、そのボタ
ンを押すことにより、複数のコマンドメニューが、例え
ば、プルダウンメュー31のように表示される。このプ
ルダウンメュー31のコマンドにより、オペレータは、
ビューセット表示,ログオン,ログオフ,ブラウザの表
示,SQLの表示などのコマンドを発行できる。SQL
の表示では、この帳票に対して設定されたデータベース
に対して各操作を行うデータベース操作言語コマンド文
のプログラムが表示される。また、モード切リ替えボタ
ンのプルダウンメュー32に示すように、ここでのデー
タベースアクセス装置には、エントリ,検索,更新,設
計という各モードを有している。用途に応じてモード切
り替えを行って、データベースに対するデータ操作が行
なえる。
【0038】ここで、データをエントリするためのスロ
ットとしては、テキストフィールドスロット,チョイス
フィールドスロット,メニューフィールドスロット,リ
ストフィールドスロット,および数値テキストフィール
ドスロットの5種類のスロットが装備されている。テキ
ストフィールドスロット35は、オペレータが直接に文
字列を入力するスロットである。チョイスフィールドス
ロット34では、入力データの選択肢が予じめ表示され
ており、オペレータがそれらの内の一つを選択すること
により、データを入力する。メニューフィールドスロッ
ト36は、選択肢をプルダウンメニューでメュー表示
し、メニュー項目を選択することによって、データ入力
を行うスロットとなっている。
【0039】リストフィールドスロットは、選択肢をリ
スト形式で表示して、リストの項目を選択することによ
り、データ入力を行うスロットである。また、数値テキ
ストフィールドスロットは、数値入力専用のスロットで
あり、ボタンを用いて入力する数値を選ぶことが可能で
ある。
【0040】このようにデータベースに対するデータ入
力は、例えば、カード形式のデータエントリウィンドウ
(図3)における所定位置の各スロットを用いて、入力
操作が行なわれる。また、この場合、データベースのカ
ラムに対するデータの入出力に関しては、カラムが他の
テーブルのカラムとリンクされており、このリンク先の
カラムデータを用いて、元のカラムデータの入出力が行
なわれる。
【0041】この結果、データベースのアクセス操作に
おいて、グラフィカル・ユーザ・インタフェースを用い
ることが可能となる。このため、データ入力のタイプミ
スを軽減でき、データ入力の作業効率を向上させること
が可能となる。また、カラムを他のカラムとリンクする
ことにより、リンク先のカラムでのデータ入力が行なえ
るので、人間にとって分かりやすいデータ入出力が可能
となる。次に、カラムのリンクを用いてデータの入出力
を行う場合の処理例を説明する。
【0042】図4は別テーブルのカラムのリンクを用い
てデータの入出力を行う場合の処理方法の処理フローを
示すブロック図であり、図5は、このカラムのリンクを
用いたデータ入出力を行う対象のデータベースのデータ
ベーススキーマの一例を示す図である。図4および図5
を参照して、カラムのリンクを用いて別テーブルのカラ
ムでデータ入出力を行う場合の処理を順を追って説明す
る。
【0043】図5に示すデータベーススキーマによるデ
ータ構造は、「商品リスト」テーブル51と「販売情
報」テーブル52とがカラムPROD_IDでリンクさ
れており、「販売情報」テーブル52と「販売エリアリ
スト」テーブル53とがカラムAREA_IDでリンク
されており、更には、「販売情報」テーブル52と「月
度」テーブル54とがカラムMNTH_IDでリンクさ
れていることを示している。このような4つのテーブル
によりデータが格納されるデータ構造のデータベースで
あることを示している。
【0044】このようなデータ構造を有しているデータ
ベースの「販売情報」テーブル52に対して、データを
エントリする場合には、図4(a)の処理フローに示す
ように、まず、処理ブロック41において最初にカラム
のリンク状態をチェックし、次に、処理ブロック42に
おいて、リンク先のデータの取り出しを行う。すなわ
ち、チェックしたリンク状態から「販売情報」テーブル
52のカラムPROD_IDのリンク先を辿り、このデ
ータエントリに必要なデータを「商品リスト」テーブル
51から取り出してくる。データエントリのための必要
なデータが揃ったら、それらのデータを用いて、次の処
理ブロック43において、データエントリ処理を行い、
「販売情報」テーブル52におけるデータのエントリを
行う。
【0045】具体的なデータ入力の例で説明すると、こ
こでのカラムPROD_IDに対応した入力フィールド
(前述のスロット)に、例えば、商品名の“WorkStatio
n”というテキストデータが入力されたとすると、図5
に示すようなスキーマのリンク関係を参照し、当該カラ
ムのリンク情報に従って、入力された“WorkStation”
のテキストデータから「商品リスト」テーブル51に登
録されている「WorkStation」に対応するコードデータ
である「11121」を取り出してくる。次に「販売情報」
テーブル52にデータをエントリする操作を行うと、そ
の際、カラムPROD_IDには「WorkStation」のコ
ードデータである「11121」が入力される。
【0046】また、このようなデータ構造の「販売情
報」テーブル52から、データを検索して表示する場合
の処理では、図4(b)の処理フローに示すように、ま
ず、処理ブロック44のリンク状態のチェック処理にお
いて、前述した先の処理ブロック41の処理と同様に、
カラムのリンク状態をチェックする。そして、次の処理
ブロック45において、チェックしたリンク状態からカ
ラムPROD_IDのリンク状態を辿り、リンク先の例
えばコードデータを得てデータ検索処理を行う。
【0047】この結果、最初に処理ブロック44で、カ
ラムのリンク状態をチェックし、次の処理ブロック45
でのデータ検索処理を行い、「WorkStation」のコード
データである「11121」を読み出すと、表示に必要なデ
ータをカラムPROD_IDのリンク状態を辿り、リン
ク先の「販売情報」テーブル52と「商品リスト」テー
ブル51から(検索して)取り出してくる。そして、処
理ブロック46における検索結果のデータ表示処理で
は、カラムのリンクが設定されているデータに関して
は、リンク先のデータに変換して表示する。
【0048】以上、説明したように、このデータベース
アクセス方法によれば、データベースに対するデータの
入出力を行う場合、特に、コードデータ,ID番号など
人間にとって分かりにくいデータ入力を行う場合に、デ
ータベースのテーブルの所定のカラムに対しデータの入
出力処理を行う際のデータベースのデータ構造に応じ
て、当該カラムを別テーブルのカラムとリンクさせて、
データの入出力処理を行うので、データ入出力を容易
に、しかも誤操作を少なくして行うことができる。この
別テーブルのカラムには人間にとって分かりやすい内容
のデータとしておくことにより、分かり易いデータべー
スのデータ入出力操作が可能となる。
【0049】次に、本発明の第2の実施例にかかるデー
タベースアクセス装置を具体的に説明する。まず、シス
テム構成の説明を行う前に、ここで用いるデータベース
のデータ構造を論理的に構築するスキーマを格納してい
る論理定義情報ファイルについて説明する。ここでの論
理定議情報ファイルには、データベースのテーブル間の
リンク関係を規定するデータベーススキーマのスキーマ
情報に加えて、データベースにおける各テーブルおよ
カラムの属性を論理的に規定する論理定義情報が格納さ
れる。この論理定義情報により、データベースに対する
アクセス処理を行う場合に、カラムの属性情報に対応し
て、正しくデータ入出力処理を行う。
【0050】図6は論理定義情報ファイルの全体の構成
例を説明する説明図であり、図7は論理定義情報ファイ
ルにおけるテーブル情報リストとカラム情報リストの関
係を説明する図である。図6に示すように、ここで例と
する論理的にデータ構造を規定するデータベースは、図
6(A)のデータベース情報テーブル61にその属性を
定義している第1番目のデータベースである。DBMS
が「ORACLE」のデータベースであり、所在場所の
サーバーは「PEKO」で、そのデータベースの名前は
「REL」で、ユーザは「SUMI」であり、また、自
動ログオンを「許す」と設定されている。
【0051】また、ここでのデータベースを論理的に規
定するデータ構造の要素とする各データのカラムは、そ
のカラムを有するテーブルが、図6(B)に示すよう
に、テーブル情報リスト62に登録される。この例で
は、このテーブル情報リスト62に、論理テーブル名を
それぞれ「商品リスト」,「販売情報」,「販売エリア
リスト」,「月度」とする4つのテーブルが登録されて
いることを示している。また、テーブル情報リスト62
には、各テーブルの論理定義情報として定義するテーブ
ルの属性データの論理テーブル名に対する物理テーブル
名,選択値一覧の使用を許か否かの情報,および制約式
による制約テストの情報が登録される。
【0052】更に、テーブル情報リスト62において
は、テーブル情報リスト62における各テーブル情報の
カラム情報フィールド62aのポインタにより、後述す
る図7に示すように、各テーブルのそれぞれのカラム情
報リスト65〜68とリンクされる。これらのカラム情
報リスト65〜68において、各々のカラムに対して、
その論理定義情報として定義するカラムの属性データの
論理カラム名に対する物理カラム名,表示幅,表示精
度,制約テスト,カラムの記入ルール,デフォルト値,
データ型などの定義情報の登録が行われる。
【0053】また、各テーブル間のリンク関係は、図6
(C)に示すように、論理定義情報の結合情報リスト6
3により、そのカラムの間のリンク関係として定義され
ている。この例の場合の各々のテーブルのリンク関係
は、例えば結合条件「=」により物理テーブル名“Syou
hin”のテーブルの物理カラム名“M-Code”のカラムと
物理テーブル名“Hanbai-Info”のテーブルの物理カラ
ム名“M-Code”とが結合されている。この結合条件
は、前述の図5に示すデータベーススキーマにおいて
は、「商品リスト」テーブル51と「販売情報」テーブ
ル52とがカラムPROD_IDによりリンクされてい
ることに対応している。
【0054】同様に、結合情報リスト63においては、
また、結合条件「=」により物理テーブル名“Hanbai-I
nfo”のテーブルの物理カラム名“Area-Code”のカラム
と物理テーブル名“Hanbai-Info”のテーブルの物理カ
ラム名“Area-Code”とが結合されている。この結合条
件は、前述の図5に示すデータベーススキーマにおいて
は、「販売情報」テーブル52と「販売エリアリスト」
テーブル53とがカラムAREA_IDでリンクされて
いることに対応している。
【0055】同様に、結合情報リスト63においては、
更に、結合条件「=」により物理テーブル名“Hanbai-I
nfo”のテーブルの物理カラム名“Month”のカラムと物
理テーブル名“Getsudo”のテーブルの物理カラム名“M
onth”とが結合されている。この結合条件は、前述した
図5に示すデータベーススキーマにおいては、「販売情
報」テーブル52と「月度」テーブル54とがカラムM
NTH_IDでリンクされていることことに対応してい
る。
【0056】前述した図5に示すデータベーススキーマ
においては、複数のテーブルの間のリンク関係をテーブ
ルにおけるカラムデータを一致させることにより、デー
タ構造を構築しているが、同じく、図6に示すような結
合情報リスト63によるリンク関係でも同様にデータ構
造を構築できる。したがって、この図6に示される論理
定義情報によると、4つのテーブルにおける特定のカラ
ムが3つの結合情報により結合されたデータ構造となる
データベーススキーマが構築されていることになる。各
々のテーブルのカラムの属性は、それぞれ個別にカラム
情報リストにおいて定義されて格納される。
【0057】図8は「商品リスト」テーブルのカラム情
報リストの構成を詳細に説明する図である。図8に示す
ように、このカラム情報リスト65には、「商品リス
ト」テーブル(51:図5)のカラムの機種コード(P
ROD_ID),商品名,商品分類,機種固有情報A,
機種固有情報B,機種固有情報Cのカラム属性情報が、
論理定義情報の定義として、論理カラム名,物理カラム
名,表示幅,表示精度,制約テスト,記入ルール,デフ
ォルト値,データ型の各フィールドにその属性情報が設
定される。
【0058】図9は「販売情報」テーブルのカラム情報
リストの構成を詳細に説明する図である。同様に、図9
に示すように、このカラム情報リスト66には、「販売
情報」テーブル(52:図5)のカラムの機種コード
(PROD_ID),エリアコード(AREA_I
D),月度(MNTH_ID),販売台数,売上げ金額
の各カラム属性情報が、論理定義情報の定義として、論
理カラム名,物理カラム名,表示幅,表示精度,制約テ
スト,記入ルール,デフォルト値,データ型の各フィー
ルドにその属性情報が設定される。
【0059】図10は「販売エリアリスト」テーブルの
カラム情報リストの構成を詳細に説明する図である。前
述の場合と同様に、図10に示すように、このカラム情
報リスト67には、「販売エリアリスト」テーブルのカ
ラムのエリアコード,エリア名,エリア情報A,エリア
情報Bの各カラム属性情報が、論理定義情報の定義とし
て、論理カラム名,物理カラム名,表示幅,表示精度,
制約テスト,記入ルール,デフォルト値,データ型の各
フィールドにその属性情報が設定される。
【0060】また、図11は「月度」テーブルのカラム
情報リストの構成を詳細に説明する図である。前述の場
合と同様に、このカラム情報リスト68には、図11に
示すように、「月度」テーブルのカラムの月度,予算年
度,月度順序の各カラム属性情報が、その論理定義情報
の定義として、論理カラム名,物理カラム名,表示幅,
表示精度,制約テスト,記入ルール,デフォルト値,デ
ータ型の各フィールドにその属性情報が設定される。
【0061】ところで、前述したように、これまでは、
データベースに対するデータ入出力は、SQLというデ
ータベースアクセス言語を用いて行なわれていたが、S
QLは初心者にぱ解かりにくく、また、記述ミスによる
誤ったデータ入力を行ってしまう。これに対しては、帳
票イメージによるデータ入出力を行えるキャラクタ端末
装置を用いる手法があるが、しかし、このキャラクタ端
末装置による手法によっても、キーボードを用いてデー
タ入力を行うので、データのタイプミスなどが発生し、
その効率が悪い。帳票イメージに対応して、帳票の動作
を記述するスクリプトに関しては、SQL文を基にした
ものが多く、理解しにくく、帳票の設計者による大きな
負担となっている。
【0062】また、SQL文による検索処理には、カラ
ムに対する付加情報を持たせることができないので、最
大検索幅やカラムのデータ型の変更などに対応できな
い。そのため、SQL文による検索処理では、特定のデ
ータベースにしか対応できない。このため、従来のデー
タベースアクセス装置は、データの入力に時間がかか
り、タイプミスを起こし易い。
【0063】これに対しては、前述したように、データ
ベースに対するデータの入出力を行う場合、特に、コー
ドデータ,ID番号など人間にとって分かりにくいデー
タ入力を行う場合に、データベースのテーブルの所定の
カラムに対しデータの入出力処理を行う際のデータベー
スのデータ構造に応じて、当該カラムを別テーブルのカ
ラムとリンクさせて、データの入出力処理を行うことに
より、データ入出力を容易に、しかも誤操作を少なくし
て行うことができる。
【0064】リンク関係を有する別テーブルのカラムの
操作により、効率の良いデータの入力を行うことが可能
となるが、これらの操作をグラフィカル・ユーザ・イン
タフェースを用いることにより、更に、効率の良いデー
タの入力を行うことが可能となる。このため、本発明の
第2の実施例のデータベースアクセス装置では、グラフ
ィカル・ユーザ・インタフェースを用いることにより、
効率の良いデータの入力を行う。
【0065】したがって、第2の実施例のデータベース
アクセス装置では、データ入出力を行う帳票イメージの
入出力画面を制御するスクリプトにオブジェクト指向の
考え方を取り入れ、かつ、そのスクリプトの中でSQL
文の記述も可能にする。これにより、従来の機能を損な
わずに、容易にデータ入出力を行う帳標の動作を記述で
きるようになる。
【0066】また、スクリプト中のSQL文による検索
処理の際に、データベーススキーマによるリンク関係の
参照と共に、論理定義情報ファイルに共に格納されてい
るカラムの属性情報を参照することにより、ブラウザの
検索対象となるカラムの付加情報(属性情報)に従っ
て、データ検索処理を実行することが可能となる。この
ため、最大検索幅やカラムのデータ型の変更などに対応
できる。これによって、1つの帳票イメージ画面の処理
で、いろいろな種類のデータベースにアクセスできるよ
うになり、汎用性が増す。
【0067】図12は、本発明の第2の実施例にかかる
データベースアクセス装置の要部の構成を示すブロック
図である。図12において、16はデータベース管理シ
ステム(DBMS)、17はデータベース本体部をそれ
ぞれ示しており、71はスキーマブラウザ処理部、72
は帳票イメージ設計処理部、73は論理定義情報ファイ
ル、74はデータ入出力処理部、75はデータベースア
クセス処理部、77はスクリプト実行部、78はスクリ
プト設定処理部である。
【0068】スキーマブラウザ処理部71は、帳票の設
計を支援するため、データベーススキーマをグラフィカ
ルに表示するので、帳票イメージ設計部72ではデータ
入出力画面の帳票イメージを視覚的に設定する。論理定
義情報ファイル73には、複数のテーブルの間のリンク
関係を規定してデータベースを構築するデータベースス
キーマと共に、そのテーブルのカラムの属性情報が論理
的に定義されて格納されており、データベースとして定
義されたデータ構造のスキーマに関して、そのテーブル
のカラム情報を管理する。
【0069】データ入出力処理部74は、前記帳票イメ
ージ設計部72によって設計された帳票イメージのデー
タ入出力画面を用いて、データベースに対するデータ入
出力を行うと、スクリプト実行部77が、帳票イメージ
のウィンドウ画面に埋め込まれた帳票のボタン動作を制
御して、データベースアクセス処理部75に対して指示
を与え、データベース管理システム16を介してデータ
ベース本体部17とのデータの受け渡しを行う。
【0070】スクリプト設定処理部78は、前記帳票イ
メージ設計部72によって設計された帳票イメージのウ
ィンドウ画面に対して、帳票の動作を記述するスクリプ
トを設定するが、この際、記述されたスクリプトを解析
し、解析木を生成して設定する。これにより、スクリプ
ト実行部77は、前記スクリプト設定処理部78で解析
された結果を参照して、帳票の動作を制御する。
【0071】このように、複数のテーブルにデータが格
納されているデータベースに対するデータの入出力を行
う場合、スキーマブラウザ処理部71が、データベース
のデータ構造を論理的に構築したスキーマをブラウジン
グし、データベーススキーマをグラフィカルに表示する
ので、これを見て、帳票イメージ設計処理部72が、帳
票イメージを設計する。ここで設計された帳票イメージ
には、スクリプト設定処理部78により帳票の動作を記
述したスクリプトが解析されたものが、解析木として設
定される。
【0072】このように作成された帳票イメージのデー
タ入出力画面を用いて、データ入出力処理部74が、帳
票および一覧表形式でデータを入力および出力すると、
スクリプト実行部77が、SQL文(データベース操作
言語コマンド文)を含むスクリプトを実行し、データベ
ースアクセス処理部75を制御して、データベースアク
セス処理部75がデータベース管理システム16を介し
てデータベース本体部にアクセスする。
【0073】なお、この場合、スクリプト実行部77
は、スクリプト中に記述されたSQL文の実行の際、S
QL文のパラメータとして与えられた論理テーブル名,
論理カラム名などは、スキーマブラウザ処理部71によ
るスキーマの参照データからテーブルのカラム情報を参
照して、テーブルおよびカラムの論理名/物理名の変換
を行い、データ型などの変換を行い、SQL文を解釈し
て実行する。
【0074】これにより、スクリプトに含まれるSQL
文およびそのパラメータは、データベーススキーマの参
照データからテーブルのカラム情報を参照して解釈され
るので、特に、各々のデータベース固有のテーブル名,
カラム名,データタイプなど、カラム属性を正確に一致
させて記述しなくても良く、データベースに対してアク
セスを行う場合に、効率よく、しかも正確なデータ入出
力が行える。
【0075】図13は、スクリプト内に記述されたSQ
L文を実行する場合の処理方法の処理フローを示すブロ
ック図である。図14は、スクリプト内に記述されたS
QL文をスクリプト設定処理部により解析された解析木
を示している。また、図15は、SQL文が組込まれた
スクリプトの一例を示す図である。
【0076】次に、スクリプト内に記述されたSQL文
を実行する場合の処理を、図13,図14,および図1
5を参照して順に追って説明する。この処理例では、商
品リストというテーブル内にある商品コードというカラ
ムのデータを検索する。この場合、図15に示すよう
に、スクリプト151の中に、SQL文が記述され、こ
のSQL文の処理により、商品リストというテーブル内
にある商品コードというカラムを検索し、その検索結果
のレコード数よりも1つ多い値を、index_fieldという
ID(識別子)を持ったデータ入出力用フィールドにセ
ットする。
【0077】スクリプト151中のSQL(…)と書か
れた部分が、組み込まれたSQL文である。このSQL
文中の“[商品リスト.商品コード]”という表記は、
テーブル名およびカラム名を指定しているが、ここに論
理テーブル名および論理カラム名が記述された場合、こ
のSQL文の実行時には、論理定義情報ファイル73に
おけるテーブル情報リストおよびカラム情報リストを参
照し、論理名/物理名の変換を行い、SQL文によるデ
ータベースの検索処理を行う。
【0078】また、この場合、スクリプト中のSQL文
の論理テーブル名および論理カラム名から、テーブル情
報リストおよびカラム情報リストを参照し、論理名/物
理名の変換を行う場合に、該当するカラムの属性情報を
得て、検索処理の後のデータ型変換を行う。
【0079】次に、このようなスクリプト151を実行
する処理を処理フローに従って説明する。このスクリプ
ト処理では、図13の処理フローに示すように、まず、
最初に、処理ブロック81において、スクリプト設定部
78で解析された解析木を実行する。この解析木は、ス
クリプト設定処理部78が帳票の動作を記述したスクリ
プトの設定時に生成されて、例えば帳票イメージのデー
タ入出力画面にボタンとして設定されているものであ
る。
【0080】スクリプトの中でSQL(…)と記述され
た部分は、解析木の中ではSQLノード(141;図1
4)というノード表現で記憶されている。次に、処理ブ
ロック82において、SQLノードの処理を行う。この
処理において、解析木のSQLノード141を実行する
場合、このノードにリンクされたノードを順次に辿る処
理を実行し、SQLノード141の内部データを参照し
て発行すベきSQL文を生成する。すなわち、SQLノ
ード141に、リンクノード142により結合された文
字列ノード143,カラムノード144,文字列ノード
145,テーブルノード146,文字列ノード147な
どを順次に辿り、“SELECT[商品リスト.商品コ
ード]FROM[商品リスト]ORDER…”というS
QL文を生成することになる。
【0081】次に、処理ブロック83に進み、スキーマ
情報を参照する。このスキーマ情報の参照により、この
時、カラムノード144の[商品リスト.商品コード]
を基に、論理定義情報ファイル73からのこのカラムに
対する付加情報(カラム属性情報)を入手する。また、
同時に、カラムの論理テーブル名および論理カラム名か
ら物理テーブル名および物理カラム名への変換を行い、
データベース管理システムに対して発行できるSQL文
を生成する。
【0082】次に、処理ブロック84において、生成し
たSQL文により、データベースアクセス部に対して生
成したSQL文を渡し、実際に、データベース管理シス
テム対してSQLを発行する。その後、処理ステップ8
5に進み、SQLコマンド発行後の処理を行う。この処
理では、データベース管理システムから検索結果が返っ
てきた場合に、先に入手したスキーマ情報の参照による
カラムの付加情報に従って、それぞれのテーブルのカラ
ム毎にデータ型の変換を行い、帳票イメージの画面中に
取り込む。
【0083】このように、帳票イメージのデータ入出力
画面において、帳票の動作を記述するスクリプト中にS
QL文を記述できるので、データベースのアクセスを行
い、データ変更などに伴い、メニュー項目の変更など動
的に行うことが可能となる。次に、メニュー項目を動的
に変更する本発明の第3の実施例のデータベースアクセ
ス装置を説明する。この第3の実施例のデータベースア
クセス装置では、帳票および一覧表形式のデータ入力画
面のレイアウトを用いて、検索・更新・登録・削除を進
めていく場合において、検索結果からメニューの選択値
一覧を動的に生成する。
【0084】ところで、上述したような帳票型および一
覧表型のデータ入力画面のレイアウトを用いて検索・更
新・登録・削除を進めていくデータベースシステムにお
いては、従来、選択値一覧となるメニューを生成する場
合、データ属性・表示内容・選択肢番号などを予めシス
テムで定義し、この静的なメニューの中から指定された
選択肢から定義済みデータを求めることで対応してい
る。
【0085】しかし、このような方法で選択値一覧とな
るメニューを生成すると、選択値一覧メニューは、選択
値一覧の該当データベースのデータ変更・追加がない場
合は有効であるが、該当データベースのデータが変更さ
れた場合には、プログラム修正によるメニューの再構成
が必要となり、そのデータ変更に対してその選択値一メ
ニューに効率よく反映されない。
【0086】すなわち、このように静的なメニュー生成
方法では、選択値一覧となる該当データベースのデータ
が変更された場合、即座に選択値一覧のメニューに反映
させることが困難であり、また、選択値一覧の構成と、
選択肢処理をオペレータの検索条件指定などで変更する
ことができない。
【0087】このため、本発明の第3の実施例のデータ
ベースアクセス装置では、データベースの検索結果をメ
ニューに変換して、このメニュー選択時に選択値に応じ
た処理を指定し実行するスクリプトには、オブジェクト
指向の考え方を取り入れて、メニューの更新が必要な場
合には自動的にメニューを生成できるようにする。
【0088】図16は、本発明の第3の実施例にかかる
データベースアクセス装置の要部の構成を示すブロック
図である。図16において、16はデータベース管理シ
ステム(DBMS)、17はデータベース本体部、16
1はスクリプト設定処理部、162は帳票(一覧表)設
計処理部、163はメニュー情報管理部、164はデー
タ入出力処理部、165はデータベースアクセス処理
部、166はスクリプト実行部である。
【0089】帳票(一覧表)設計処理部162が、帳票
および一覧表形式の帳票イメージを設計し、スクリプト
設定処理部161が、帳票の動作を記述して、帳票イメ
ージのデータ入出力画面を構成する。このデータ入出力
画面を用いて、データ入出力処理部164が、帳票およ
び一覧表形式でデータを入力および出力すると、スクリ
プト実行部166を介して、データベースアクセス処理
部165が、データベース管理システム16のデータベ
ース本体部17に対して、データのアクセス処理を行
う。この場合、メニュー情報管理部163が、データベ
ースの検索結果をメニュー情報に変換して管理している
ので、このメニュー情報により、例えば選択値一覧メニ
ューの選択による指示で、データベース操作を簡易に行
うことができる。
【0090】スクリプト実行部166の動作では、帳票
に設定されたスクリプトを実行する際、メニュー情報管
理部163からのメニュー情報によりデータベースのア
クセス操作をメニュー形式で表示し、メニュー選択時に
選択値に応じて処理を指定してデータベースの操作を行
う。このため、メニューの中から選択値を指定する操作
だけなので、データ入力ミスがなく、アクセスを行うデ
ータベースの情報に対して、そのデータ型の属性をも含
めた検索・更新・登録・削除などのデータベース操作が
正確に容易に行えることになる。ここでのメニュー情報
管理部163のメニュー情報は、スクリプトの実行によ
るデータベースアクセス処理が行なわれると、その処理
に応じて更新されるので、データベースのデータ変更な
どに常に対応できる。
【0091】このようなデータべースアクセス装置で
は、帳票の動作を記述するスクリプト中にSQL文を含
められるので、データベースのデータ変更に対応してメ
ニュー項目を変更する処理内容が記述されて、メニュー
のボタン機能などに埋め込まれる。すなわち、帳票の各
動作を記述したスクリプト設定部161で設定したメニ
ューの構成を、帳票の動作を設定した帳票(一覧表)設
計部162のメニュー生成タイミングで、スクリプト実
行部166が、データベースアクセス部から得た検索結
果をメニュー情報に変換してメニュー情報管理部163
に格納する。
【0092】また、スクリプト設定処理部161で設定
したメニューの選択肢処理は、スクリプト実行部166
が、メニュー情報管理部163のメュー情報とデータ入
出力処理部164の入出力データを参照して、このメニ
ュー選択時に選択値に応じた処理を実行する。
【0093】更に、具体的に、ここでのメニュー生成処
理を説明する。図17はメニュー生成処理の流れをデー
タの流れで説明するブロック図である。図17を参照し
て説明する。データベースの情報利用する利用者のデ
ータ操作を受けたデータ入出力処理部173が、スクリ
プト設定部171と、帳票(一覧表)設定部172から
読み出したスクリプトの内容と実行順序に従って順次に
スクリプト実行部174にデータ操作にかかるデータを
渡して行く。
【0094】このデータ操作のスクリプトがメニュー生
成要求の場合、スクリプト実行部174が、データベー
スアクセス処理部176に対して検索要求を発行する。
具体的には、SQL文のSELECT句を発行し、その
結果、データベースの側から検索結果を得て、メニュー
情報管理部17に渡す。メニュー情報管理部17
は、渡された検索結果から、そのデータ型を把握して、
メニーの表示内容を生成する。
【0095】情報利用者の操作などで該当メニューが選
択された場合、これを受けたデータ入出力処理部173
が、スクリプト設定処理部171と帳票(一覧表)設計
処理部172から該当メニューのセレクトスクリプトを
読み出し、スクリプト実行部174に渡す。スクリプト
実行部174は、メニュー情報管理部175から該当メ
ニューの選択肢データを読み出し、データ入出力処理部
173から渡されたセレクトスクリプトを実行する。
【0096】具体的な帳票(一覧表)設定の設計例を説
明する。図18はデータベースに対して帳票(一覧表)
でデータ入出力処理を行う帳票イメージ画面の一例を示
す図である。この帳票イメージ画面180におけるメニ
ューボタン181には、メニューを表示して選択された
メニュー項目を実行するボタン機能と共に、このアプリ
ケーションが起動された場合と、商品分類182がデー
タ更新された場合に、メニューを生成するように、その
動作記述がメニュー生成スクリプト(191:図19)
が記述されている。
【0097】すなわち、ここでは、メニューボタン18
1が押された時に動作する処理機能の一部として、図1
9に示すように、メニュー生成スクリプト191が設定
されている。このスクリプトの記述によると、メニュー
項目の生成の際の、メニュー項目のパラメータとして、
SQL文がそのまま記述されている。このSQL文の
“SELECT DISTINCT[商品リスト.商品
分類]FROM[商品リスト]”が実行されることによ
り、データベースのアクセスを行った検索結果のデータ
項目がメニュー項目として表示される。
【0098】また、同じく、メニューボタン183に
は、当該メニューボタン183が選択された場合、本来
のメニューを表示して選択されたメニュー項目を実行す
るメニューボタンの機能と共に、データベースにデータ
更新などをする際の該当データを求めて設定するメニュ
ーセレクトスクリプト(201:図20)が記述されて
いる。図20に示すように、このメニューセレクトスク
リプト201が実行されると、選択された販売エリアテ
ーブルのエリア名からエリアコードを求めて、販売情報
テーブルの登録項目に設定する処理を行う。
【0099】次に、このうなメニュー生成スクリプトお
よびメニューセレクトスクリプトが設定された帳票イメ
ージ画面によるデータ入出力処理について、具体例を説
明する。図21は、データベースに対して帳票(一覧
表)でのデータ入出力処理を行う初期画面を示してい
る。また、図22および図23は、データベースへの追
加登録時に、該当するメニューを自動再構成している様
子を示している。
【0100】帳票イメージ画面211において、検索条
件として商品分類を指示し、そのメニューボタン212
が押された場合、メニューボタン212のボタン機能が
働いて、図22に示すように、プルダウンメニュー21
3が表示されるので、通常の場合には、このプルダウン
メニュー213の項目の中の1つを選択して、検索処理
を行う。このようなデータベースに対して、データの追
加登録を行う場合、カード形式の領域220の各々のデ
ータ項目のスロットにデータを入力し、このデータをデ
ータベースに追加登録する場合、その登録の機能ボタン
221を押下する。これにより、データベースに、“機
種コード:1099”,“商品分類:テレビ”,“商品
名:TV100”,“機種固有情報:OEM”のデータ
が登録される。
【0101】前述した静的なメニュー方式では、新たに
追加された“商品分類:テレビ”のデータは、プルダウ
ンメニュー213には反映されていないが、この第2の
実施例では、上述したように、追加登録の機能ボタン2
21を押し、追加登録完了後に、プルダウンメニューが
表示される時に、前述の図19で示したようなメニュー
生成スクリプトが実行されて、商品分類の検索結果によ
りメニューが再構成される。その結果、図23に示すよ
うに、プルダウンメニュー232が再構成されて表示さ
れ、選択値一覧のメニュー内容が、データベースの更新
されて内容に応じて対応した帳票イメージ画面231と
なる。このように、データベースへの登録・更新・削除
に対して、メニューが即時に自動追従することで最適化
が図かれる。
【0102】図24は、再構成されたメニューの用途の
使用例を説明する図である。図24に示すように、メニ
ューボタンを押し、プルダウンメニュー242を表示
し、メニューの選択肢を検索条件として特定のデータ群
の1次検索を行い、次項ボタン243または前項ボタン
244の操作により、所望するデータを特定できる。
【0103】また、図25は、メニューボタンの用途の
別の使用例を説明する図である。図25に示すように、
ここでのメニューボタン252に、前述したように、メ
ニューセレクトスクリプト(201:図20)が設定さ
れている場合、このメニューボタン252を押下する
と、そのメニューセレクトスクリプトが実行され、選択
された販売エリアリストテーブルのエリア名からエリア
コードが求められて、販売情報テーブルの登録項目に設
定する処理が行われる。これにより、メニュー項目の
“エリア名”選択肢から、これに関連する“エリアコー
ド”情報を検索し、この検索条件が設定される。そし
て、検索条件を設定を完了した後に、検索ボタン253
を押すと、所望する検索結果の一覧が得られる。
【0104】このように、この第3の実施例のデータベ
ースアクセス装置においては、データベースの検索結果
をメニューに変換し、このメニュー選択時に選択値に応
じた処理を指定し、メニューを生成するので、選択値一
覧と選択肢処理を兼ね備え、かつこれらを自動的にまた
は容易に変更できるメニュー生成が可能となる。
【0105】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のデータ
ベースアクセス方法によれば、データベースに対するデ
ータの入出力を行う場合、特に、コードデータ,ID番
号など人間にとって分かりにくいデータ入力を行う場合
に、データベースのテーブルの所定のカラムに対しデー
タの入出力処理を行う際のデータベースのデータ構造に
応じて、当該カラムを別テーブルのカラムとリンクさせ
て、データの入出力処理を行うので、データ入出力を容
易に、しかも誤操作を少なくして行うことができる。こ
の別テーブルのカラムには人間にとって分かりやすい内
容のデータとしておくことにより、分かり易いデータべ
ースのデータ入出力操作が可能となる。
【0106】これにより、ワークステーションやパーソ
ナルコンピュータ等の環境に提供されたグラフィカル・
ユーザインタフェースを通じて、データベースに対して
効率の良い、しかも正確なデータ入出力が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例にかかるデータべー
スアクセス方法を一態様で用いるデータアクセス装置の
要部の構成を示すブロック図、
【図2】 図2はデータベースアクセス装置におけるデ
ータベースの各テーブル情報を表示するビューセットブ
ラウザ画面の一例を示す図、同じくシステムのソフトウ
エアを示す説明図、
【図3】 図3はデータベースアクセス装置におけるカ
ード形式でデータエントリを行う場合のウィンドウ画面
の一例を示す図、
【図4】 図4(a)および図4(b)は別テーブルの
カラムのリンクを用いてデータの入出力を行う場合の処
理方法の処理フローを示すブロック図、
【図5】 図5はカラムのリンクを用いたデータ入出力
を行う対象のデータベースのデータベーススキーマの一
例を示す図である。
【図6】 図6は論理定義情報ファイルの全体の構成例
を説明する説明図、
【図7】 図7は論理定義情報ファイルにおけるテーブ
ル情報リストとカラム情報リストの関係を説明する図、
【図8】 図8は「商品リスト」テーブルのカラム情報
リストの構成を詳細に説明する図、
【図9】 図9は「販売情報」テーブルのカラム情報リ
ストの構成を詳細に説明する図、
【図10】 図10は「販売エリアリスト」テーブルの
カラム情報リストの構成を詳細に説明する図、
【図11】 図11は「月度」テーブルのカラム情報リ
ストの構成を詳細に説明する図、
【図12】 図12は本発明の第2の実施例にかかるデ
ータベースアクセス装置の要部の構成を示すブロック
図、
【図13】 図13はスクリプト内に記述されたSQL
文を実行する場合の処理方法の処理フローを示すブロッ
ク図、
【図14】 図14はスクリプト内に記述されたSQL
文をスクリプト設定処理部により解析された解析木を示
す図、
【図15】 図15はSQL文が組込まれたスクリプト
の一例を示す図、
【図16】 図16は本発明の第3の実施例にかかるデ
ータベースアクセス装置の要部の構成を示すブロック
図、
【図17】 図17はメニュー生成処理の流れをデータ
の流れで説明するブロック図、
【図18】 図18はデータベースに対して帳票(一覧
表)でデータ入出力処理を行う帳票イメージ画面の一例
を示す図、
【図19】 図19はメニューボタンのボタン機能の一
部に設定されたメニュー生成スクリプトの一例を示す
図、
【図20】 同じく図20はメニューボタンのボタン機
能の一部に設定されたメニューセレクトスクリプトの一
例を示す図、
【図21】 図21はデータベースに対して帳票(一覧
表)でのデータ入出力処理を行う初期画面を示す図、
【図22】 図22はデータベースへの追加登録時に該
当するメニューを自動再構成している様子を説明する第
1の図、
【図23】 図23はデータベースへの追加登録時に該
当するメニューを自動再構成している様子を説明する第
2の図、
【図24】 図24は再構成されたメニューの用途の使
用例を説明する図、
【図25】 図25はメニューボタンの用途の別の使用
例を説明する図である。
【符号の説明】
11…スキーマブラウザ部、12…帳票イメージ設計処
理部、13…データ検索条件設定処理部、14…データ
入出力処理部、15…データベースアクセス処理部、1
6…データベース管理システム、17…データベース本
体部、20…ビューセットブラウザのウィンドウ画面、
21〜24…データベースの各データテーブル、25…
リスト表示ボタン、30…データエントリウィンドウ、
31〜32…プルダウンルニュー、33…エントリボタ
ン、34…チョイスフィールドスロット、35…テキス
トフィールドスロット、36…メニューフィールドスロ
ット、51〜54…データベースの各データテーブル、
71…スキーマブラウザ処理部、72…帳票イメージ設
計処理部、73…論理定義情報ファイル、74…データ
入出力処理部、75…データベースアクセス処理部、7
7…スクリプト実行部、78…スクリプト設定処理部、
161…スクリプト設定処理部、162…帳票(一覧
表)設計処理部、163…メニュー情報管理部、164
…データ入出力処理部、165…データベースアクセス
処理部、166…スクリプト実行部、
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−232427(JP,A) 日経バイト第56号(1989年3月1日発 行),pp.149−187 HITACHI HI−UX/WE2 ACCELL/SQL 第1版 デベ ロッパーズチュートリアル,平成5年6 月1日,pp.185−201 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のテーブルにデータが格納されている
    データベースに対するデータの入出力を行うデータベー
    スアクセス装置において、 データベースのデータ構造を論理的に構築したスキーマ
    を管理し表示するブラウザ手段と、 前記ブラウザ手段による表示を参照し所定形式の入力画
    面を設計する帳票設計手段と、 前記入力画面の動作を記述するスクリプト設定手段と、 前記入力画面でデータを入力および出力するデータ入出
    力手段と、 データベース操作言語コマンド文を含むスクリプトを実
    行し、スクリプト中に記述されたデータベース操作言語
    コマンド文の実行の際、前記ブラウザ手段によるスキー
    マの参照データからテーブルのカラム情報を参照し、デ
    ータベース操作言語コマンド文を解釈して実行するスク
    リプト実行手段と、 前記スクリプト実行手段の指示によりデータベースにア
    クセスするデータベースアクセス手段とを備えることを
    特徴とするデータベースアクセス装置。
  2. 【請求項2】複数のテーブルにデータが格納されている
    データベースに対するデータの入出力を行うデータベー
    スアクセス方法であって、 データベースのデータ構造を論理的に構築したスキーマ
    を管理し表示する第1ステップと、 前記第1ステップによる表示を参照し所定形式の入力画
    面を設計する第2ステップと、 前記入力画面の動作をスクリプトにより記述する第3ス
    テップと、 前記入力画面の動作によりデータを入力する第4ステッ
    プと、 第4ステップでデータ入力が行われた場合、データベー
    ス操作言語コマンド文を含むスクリプトを実行し、スク
    リプト中に記述されたデータベース操作言語コマンド文
    を実行し、スキーマの参照データからテーブルのカラム
    情報を参照し、データベース操作言語コマンド文を解釈
    して実行する第5ステップと、 前記データベース操作言語コマンド文の実行によりデー
    タベースにアクセスする第6ステップと、 データベースから出力されたデータを前記入力画面に出
    力する第7ステップと、 を備えることを特徴とするデータベースアクセス方法。
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HITACHI HI−UX/WE2 ACCELL/SQL 第1版 デベロッパーズチュートリアル,平成5年6月1日,pp.185−201
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