JP3223528U - レンチ用ソケット - Google Patents
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Abstract
【課題】外観の多様化が実現でき、良好な耐用性および識別性を有するレンチ用ソケットを提供する。【解決手段】レンチ用ソケットはソケット本体20および管状部材30を備える。ソケット本体20はヘッド部21および円筒部24を有する。ヘッド部21はレンチに連結される。円筒部24はヘッド部21に連結され、ボルトまたはナットに被さる多角形孔26を有する。ソケットレンチはソケット本体20によってボルトまたはナットを締め付けたり取り外したりする。管状部材30は複合材料から製作され、ソケット本体20の円筒部24に着脱可能に装着される。実際のニーズに応じてパターン、模様、色彩または文字などを管状部材30の表面に設計する。【選択図】図2
Description
本考案はレンチに関し、詳しくはレンチ用ソケットに関するものである。
ボルトおよびナットは日常生活によく使用される固定用部品である。レンチはボルトおよびナットを締め付けたり緩めたりする工具であり、作動方式が電気方式または空気圧方式を採用できる。一方、ソケットレンチはソケットによってナットまたはボルトの頭を嵌めてナットまたはボルトを回す工具である。
ボルトおよびナットはそれぞれ規格が異なるため、規格の異なるソケット一式を工具箱に揃えれば現場の状況にソケットを使用することができる。しかしながら、規格の異なるソケット一式は種類が多く、見た目だけで大きさを識別できる物と識別しにくい物があるため、ソケットを取り間違えることがよくある。上述した問題点を解消するために、方法の一つはソケットの表面にサイズを標記して識別度を増加させることであるが、コストが掛かるだけでなく、表現した識別効果が相当に限られるため、広範囲に応用されることは難しい。
本考案は製造上の利便性および外観の多様化が実現でき、良好な耐用性および識別性を有するレンチ用ソケットを提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決するため、ソケットはソケット本体および管状部材を備える。ソケット本体はヘッド部および円筒部を有する。ヘッド部はレンチに連結される。円筒部は一端がヘッド部に連結され、ボルトまたはナットに被さる多角形孔を有する。管状部材は複合材料から製作され、ソケット本体の円筒部に着脱可能に装着される。
複合材料で製作された管状部材は製造上の利便性、軽量化および高強度が特性である。様々なパターン、模様、色彩または文字などを管状部材の表面に設計すれば識別しやすくなる。言い換えれば、本考案によるソケットは外観の多様化が実現でき、良好な耐用性および識別性を有する。
比較的好ましい場合、ソケット本体はヘッド部の外径が円筒部の外径より大きいため、ヘッド部と円筒部の連結箇所が肩部になる。管状部材は一端が肩部に当接することによって位置決め効果を生じる。
比較好ましい場合、肩部は嵌合溝を有する。管状部材は一端に嵌合部を有する。管状部材は嵌合部が嵌合溝に嵌まり込むことによって位置決め効果を向上させる。
比較的好ましい場合、ソケット本体は円筒部の外周面に並列する複数のリブを有する。複数のリブは肩部に隣接し、管状部材の内周面に当接することによって管状部材の位置決め効果を向上させる。
比較的好ましい場合、管状部材の外周面とソケット本体のヘッド部の外周面とは揃うか、高低差がある。
本考案によるレンチ用ソケットの詳細な構造、特徴、組み立てまたは使用方法は、以下の実施形態の詳細な説明を通して明確にする。また、以下の詳細な説明および本考案により提示された実施形態は本考案を説明するための一例に過ぎず、本考案の請求範囲を限定できないことは、本考案にかかわる領域において常識がある人ならば理解できるはずである。
以下、本考案によるソケットを図面に基づいて説明する。なお、明細書において方向性用語は図面に示した方向に基づいて表現される。図中の同じ符号は同じ部品または類似した部品の構造特徴を示す。
(第1実施形態)
図1および図2に示すように、本考案の第1実施形態によるソケット10はソケット本体20および管状部材30を備える。
図1および図2に示すように、本考案の第1実施形態によるソケット10はソケット本体20および管状部材30を備える。
ソケット本体20は金属材料から製作され、ヘッド部21および円筒部24を有する。円筒部24は一端がヘッド部21に連結され、他端が自由端25になる。ヘッド部21は外径が円筒部24の外径より大きいため、ヘッド部21と円筒部24の連結箇所が肩部28になる。ヘッド部21はレンチと連結するための伝動孔22と、一対の径方向に沿って伝動孔22に繋がる穿孔23とを有する。円筒部24はボルトまたはナットに被さる多角形孔26(例えば六角形穴)を有する。図2に示すように、本実施形態において、ソケット本体20は円筒部24の外周面に複数のリブ27を有する。複数のリブ27は肩部28に隣接して並列するように配置される。上述した構造特徴により、レンチはソケット本体20によってボルトまたはナットを締め付けたり、取り外したりする作業を行うことができる。
管状部材30は炭素繊維またはガラス繊維などの複合材料から製作され、ソケット本体20の円筒部24に装着され、長さが円筒部24の長さより大きい。管状部材30は図1に示すように一端がソケット本体20の肩部28に当接し、他端がソケット本体20の円筒部24の自由端25に突出し、図3に示すように内周面がソケット本体20の円筒部24のリブ27に当接することによって位置決め効果を生じる。管状部材30は外周面に識別層32を有する。本考案は実際のニーズに応じて識別層32にパターン、模様、色彩、文字またはいずれかの一つの組み合わせを設計することができる。本実施形態において、管状部材30は外径がソケット本体20のヘッド部21の外径より小さいため、管状部材30の外周面とソケット本体20のヘッド部21の外周面との間に高低差がある。
(第2実施形態)
管状部材30およびソケット本体20は位置決め方式が変わってもよい。図4に示すように、本考案の第2実施形態はソケット本体20の円筒部24にリブを配置せず、肩部28に嵌合溝29を配置し、管状部材30の一端を突出させて嵌合部34を形成する。続いて、ソケット本体20の円筒部24に管状部材30を被せて嵌合部34を肩部28の嵌合溝29に嵌め込むことによって管状部材30を位置決めする。
管状部材30およびソケット本体20は位置決め方式が変わってもよい。図4に示すように、本考案の第2実施形態はソケット本体20の円筒部24にリブを配置せず、肩部28に嵌合溝29を配置し、管状部材30の一端を突出させて嵌合部34を形成する。続いて、ソケット本体20の円筒部24に管状部材30を被せて嵌合部34を肩部28の嵌合溝29に嵌め込むことによって管状部材30を位置決めする。
(第3実施形態)
図5に示すように、本考案の第3実施形態は嵌合部34を肩部28の嵌合溝29に嵌め込むことによって管状部材30を位置決めする方式を採用する。第2実施形態との違いは下記のとおりである。第3実施形態は管状部材30の厚みが比較的大きく、円筒部24に被さる管状部材30の外周面とヘッド部21の外周面とが揃うため、構造全体の外観との整合性を保つことができる。一方、図6に示すように、
別の実施形態はヘッド部21に穿孔を配置せず、外観をより滑らかに見せ、かつ使用状況に応じて円筒部24および管状部材30の長さを小さくする。
図5に示すように、本考案の第3実施形態は嵌合部34を肩部28の嵌合溝29に嵌め込むことによって管状部材30を位置決めする方式を採用する。第2実施形態との違いは下記のとおりである。第3実施形態は管状部材30の厚みが比較的大きく、円筒部24に被さる管状部材30の外周面とヘッド部21の外周面とが揃うため、構造全体の外観との整合性を保つことができる。一方、図6に示すように、
別の実施形態はヘッド部21に穿孔を配置せず、外観をより滑らかに見せ、かつ使用状況に応じて円筒部24および管状部材30の長さを小さくする。
複合材料で製作された管状部材30は製造上の利便性、軽量化および高強度が特性である。様々なパターン、模様、色彩または文字などを管状部材30の表面に設計すれば識別しやすくなる。言い換えれば、本考案によるソケット10は外観の多様化が実現でき、良好な耐用性および識別性を有する。
10:ソケット、
20:ソケット本体、
21:ヘッド部、
22:伝動孔、
23:穿孔、
24:円筒部、
25:自由端、
26:多角形孔、
27:リブ、
28:肩部、
29:嵌合溝、
30:管状部材、
32:識別層、
34:嵌合部
20:ソケット本体、
21:ヘッド部、
22:伝動孔、
23:穿孔、
24:円筒部、
25:自由端、
26:多角形孔、
27:リブ、
28:肩部、
29:嵌合溝、
30:管状部材、
32:識別層、
34:嵌合部
Claims (9)
- ソケット本体および管状部材を備え、
前記ソケット本体は、ヘッド部および円筒部を有し、前記円筒部は一端が前記ヘッド部に連結され、多角形孔を有し、
前記管状部材は、複合材料から製作され、前記ソケット本体の前記円筒部に着脱可能に装着されることを特徴とするレンチ用ソケット。 - 前記ソケット本体は前記ヘッド部の外径が前記円筒部の外径より大きいため、前記ヘッド部と前記円筒部の連結箇所が肩部になり、
前記管状部材は一端が前記肩部に当接することを特徴とする請求項1に記載のレンチ用ソケット。 - 前記ソケット本体は前記肩部に嵌合溝を有し、
前記管状部材は一端に前記嵌合溝に嵌まり込む嵌合部を有することを特徴とする請求項2に記載のレンチ用ソケット。 - 前記ソケット本体において、前記円筒部は外周面に並列する複数のリブを有し、複数の前記リブは前記肩部に隣接し、前記管状部材の内周面に当接することを特徴とする請求項2に記載のレンチ用ソケット。
- 前記管状部材は外周面に識別層を有し、前記識別層はパターン、模様、色彩、文字またはいずれかの一つの組み合わせであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のレンチ用ソケット。
- 前記管状部材の外周面と前記ソケット本体の前記ヘッド部の外周面とは揃うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のレンチ用ソケット。
- 前記管状部材は外周面に識別層を有し、前記識別層はパターン、模様、色彩、文字またはいずれかの一つの組み合わせであることを特徴とする請求項6に記載のレンチ用ソケット。
- 前記管状部材の外周面および前記ソケット本体の前記ヘッド部の外周面は高低差があることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のレンチ用ソケット。
- 前記管状部材の外周面と前記ソケット本体の前記ヘッド部の外周面とは揃うことを特徴とする請求項8に記載のレンチ用ソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002883U JP3223528U (ja) | 2019-08-02 | 2019-08-02 | レンチ用ソケット |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019002883U JP3223528U (ja) | 2019-08-02 | 2019-08-02 | レンチ用ソケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3223528U (ja) |
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2019
- 2019-08-02 JP JP2019002883U patent/JP3223528U/ja active Active
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