JP3223389B2 - 浮桟橋 - Google Patents

浮桟橋

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JP3223389B2 JP29880992A JP29880992A JP3223389B2 JP 3223389 B2 JP3223389 B2 JP 3223389B2 JP 29880992 A JP29880992 A JP 29880992A JP 29880992 A JP29880992 A JP 29880992A JP 3223389 B2 JP3223389 B2 JP 3223389B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、河口、海岸、水路、
貯木場等に配設される浮桟橋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の浮桟橋は、一般的に、ポンツー
ンと称される合成樹脂製の浮体部と、前記浮体部上に配
設された桟橋フレーム部とから構成されており、単独又
は複数を組合わせるようにして使用されている。上記浮
体部としては、例えば、重りとして機能する砂を収容さ
せた左右の砂収容室と、前記砂収容室相互間の発泡樹脂
材が収容された樹脂収容室とから構成されており、前記
砂収容室内の砂の量をかえることにより吃水を変化させ
得るようにしてある。
【0003】ところが、上記浮桟橋では、乾舷調整は組
立完成後水面に浮かした状態で、桟橋フレーム部を取外
す作業や、砂収容室への砂の投入をするために蓋を外す
作業を行わなければならず、非常に面倒である。尚、上
記浮体部には発泡樹脂材が収容された樹脂収容室のみか
ら成るものもあるが、このものでは乾舷調整が実質上で
きない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、乾舷調整が容易にできる浮桟橋を提供することを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(請求項1記載の発明) この発明の浮桟橋は、浮体部と、前記浮体部の上方に配
設された桟橋フレーム部とから構成されており、前記浮
体部の外壁を構成する縦壁外面の四隅又はその近傍に、
バラスト保持具を外付けしてあり、前記バラスト保持具
に保持させたバラストの重量調整を浮体部外で行うこと
ができるようにしてある。
【0006】(請求項2記載の発明) この発明の浮桟橋は、浮体部1と、前記浮体部の上方に
配設された桟橋フレーム部とから構成されており、桟橋
フレーム部の上面四隅又はその近傍に、出入れ口を有す
るバラスト収容室を設け、前記バラスト収容室に対して
バラストを収容させた容器を挿脱できるようにし、容器
をバラスト収容室から抜き取った状態でバラストの重量
調整できるようにしてある。
【0007】
【作用】この発明は次の作用を有する。 (請求項1記載の発明の作用) 浮体部に外付けしたバラスト保持具に保持させたバラス
トを調整することにより乾舷調整するものであるから、
前記乾舷調整が容易であり、大きな乾舷調整も短時間で
できる。また、前記バラスト保持具は浮体部の四隅又は
その近傍に配置させてあるから、四隅の各部分について
の乾舷調整ができ、又比較的大きな乾舷調整も短時間で
できる。 (請求項2記載の発明の作用) バラストが収容された容器をバラスト収容室から抜き取
った状態でバラストの重量調整できるから、乾舷調整が
非常に容易である。また、バラストが収容された容器を
バラスト収容室に挿入した状態では、バラストは浮体部
の四隅又はその近傍に位置するものとなっているから、
四隅の各部分についての乾舷調整ができ、又比較的大き
な乾舷調整も短時間でできる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の構成を実施例として示した
図面に従って説明する。 (実施例1)この実施例の浮桟橋は、図1に示すよう
に、基本的には、浮体部1と、前記浮体部1の上方にボ
ルト止めされた桟橋フレーム部2とから構成されてお
り、平面寸法を12m×2mに設定している。
【0009】浮体部1は合成樹脂により構成されてお
り、図1に示すように、重りとして機能する砂Sを収容
させる左右の砂収容室10と、前記砂収容室10,10
相互間の発泡樹脂材Hが収容された樹脂収容室11とか
ら構成されており、前記砂収容室10内の砂Sの量をか
えることにより乞水Lを変化させ得るようにしてある。
桟橋フレーム部2は、同図に示すように、型鋼や鋼板よ
り成るフレーム主体20とこれの裏面に具備させたリブ
21とから構成されており、一定の耐荷重強度を有する
ものとしてある。尚、この桟橋フレーム部2は大きな耐
荷重強度を必要としない場合には合成樹脂により構成さ
せることもでき、この場合、上記浮体部1と一体的に形
成することができる。
【0010】そして、この実施例の浮桟橋では、図2及
び図3に示すように、浮体部1の四隅近傍における縦壁
外面からそれぞれバラスト9の重量調整ができるバラス
ト吊り具30(手段の欄のバラスト保持具3と対応す
る)を具備させてある。前記バラスト吊り具30は、同
図に示す如く、バラスト9として機能する砂Sを収容さ
せる砂袋SFと、前記砂袋SFを浮体部1に吊り下げる
ためのチェーン31とから成り、前記砂袋SF内の砂S
の量を変えることにより又は重量が相違するものに変え
ることにより乾舷調整ができるようにしてある。
【0011】尚、上記バラスト吊り具30としては、図
4に示すように、浮体部1に取付けられている軸部32
と、この軸部32の下端部に螺着されている受け板33
とから構成されたものも使用でき、このものでは鋼材で
形成された環状のバラスト9を、軸部32に外挿する態
様で受け板33上に載置する。そして、バラスト9の個
数(全体重量)をかえる場合、軸部32と受け板33と
の螺合を解くことにより容易にできる。 (実施例2)この実施例の浮桟橋は、浮体部1及び桟橋
フレーム部2は上記実施例1と同様の構成としてあり、
バラスト保持具3を図5に示すように、浮体部1の縦壁
の下部外面に突設した雄ネジ34と、これに螺合される
ナット35とから構成してある。このものでは、鋼材で
形成された環状のバラスト9を前記雄ネジ34に外挿す
るようにしてネジ止めされる。 (実施例3)この実施例の浮桟橋は、浮体部1及び桟橋
フレーム部2は上記実施例1と同様の構成としてあり、
図6に示すように、前記浮体部1の四隅又はその近傍に
おける縦壁外面に、鋼板で形成されたバラスト9を収容
できるポケット4を具備させている。
【0012】尚、上記ポケット4の上開放口の高さは、
水面位置よりも高くなるように設定してあり、これによ
り、乾舷調整時に手が濡れないものとしてある。 (実施例4) この実施例の浮桟橋は、浮体部1及び桟橋フレーム部2
は上記実施例1と同様の構成としてあり、図7に示すよ
うに、前記桟橋フレーム部2の上面四隅近傍に、バラス
ト9の出入れ口50を有するバラスト収容室5を設けて
いる。
【0013】尚、この実施例では、バラスト9としては
鉄板と樹脂板とを張設したものを使用しており、磁石G
により前記バラスト9をバラスト収容室4に対して出し
入れして乾舷調整するものとしてある。 (実施例5)この実施例の浮桟橋は、上記実施例4とほ
ぼ同様の構成であるが、図8に示すように、桟橋フレー
ム部2の上面四隅近傍に、出入れ口50を有するバラス
ト収納室5を設け、前記バラスト収納室5に対してバラ
スト9となる砂Sを収容させた容器51を挿脱できる構
造としてある。
【0014】尚、上記実施例1〜5では、浮体部1は砂
収容室10と樹脂収容室11とを有するものとしてある
が、これに限定されることなく、樹脂収容室11のみを
有するものとすることもできる。
【0015】
【発明の効果】この発明は、上述の如くの構成を有する
ものであるから、次の効果を有する。作用の欄に記載し
た内容から、乾舷調整が容易にできる浮桟橋を提供でき
た。尚、請求項2記載の発明の浮桟橋では、手を濡らす
ことなく容易に乾舷調整ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の浮桟橋における浮体部と
桟橋フレーム部を示す斜視図。
【図2】この発明の実施例1の浮桟橋を示す斜視図。
【図3】前記浮桟橋のバラスト吊り具の拡大図。
【図4】前記実施例1の浮桟橋における他のバラスト吊
り具の斜視図。
【図5】この発明の実施例2の浮桟橋におけるバラスト
保持具の斜視図。
【図6】この発明の実施例3の浮桟橋におけるポケット
を示した図。
【図7】この発明の実施例4の浮桟橋におけるバラスト
収納室等を示した斜視図。
【図8】この発明の実施例5の浮桟橋におけるバラスト
収納室等を示した斜視図。
【符号の説明】
1 浮体部 2 桟橋フレーム部 3 バランス保持具 4 ポケット 50 バラスト収納室 51 出入れ口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮体部と、前記浮体部の上方に配設され
    た桟橋フレーム部とから構成されており、前記浮体部の
    外壁を構成する縦壁外面の四隅又はその近傍に、バラス
    ト保持具を外付けしてあり、前記バラスト保持具に保持
    させたバラストの重量調整を浮体部外で行うことができ
    るようにしてあることを特徴とする浮桟橋。
  2. 【請求項2】 浮体部1と、前記浮体部の上方に配設さ
    れた桟橋フレーム部とから構成されており、桟橋フレー
    ム部の上面四隅又はその近傍に、出入れ口を有するバラ
    スト収容室を設け、前記バラスト収容室に対してバラス
    トを収容させた容器を挿脱できるようにし、容器をバラ
    スト収容室から抜き取った状態でバラストの重量調整で
    きるようにしてあることを特徴とする浮桟橋。
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