JP3223235U - 円錐ころ軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】高モーメント剛性および長寿命を実現すると共に、軸受を装置へ組み付ける際の取付け性や位置決め性を向上した円錐ころ軸受を提供する。【解決手段】円錐ころ軸受1は、内周面に外輪軌道面2aを有する外輪2と、外周面に内輪軌道面3aを有する内輪3と、外輪軌道面2aと内輪軌道面3aとの間に転動自在に配置される複数の円錐ころ4と、を備える。円錐ころ軸受1の接触角αが37°30´〜50°であり、内輪3は、大径側端部と小径側端部のうち、該大径側端部にのみ鍔部3bが形成され、且つ、外輪2の大径側端部と内輪3の小径側端部には、軸方向に延びる軸方向延長部2b、3cが形成され、かつ、ころ長さLwと内輪幅Bの比が0.4≦Lw/B≦1.15である。【選択図】図1
Description
本考案は、円錐ころ軸受、特に、自動車、鉄道車両、建設機械、工作機械、搬送装置、
組立装置等に好適に使用可能な円錐ころ軸受に関する。
組立装置等に好適に使用可能な円錐ころ軸受に関する。
従来、モーメント剛性を必要とする場合に選定される転がり軸受としては、アンギュラ
玉軸受が考えられる。
玉軸受が考えられる。
また、円錐ころ軸受として、内輪の小鍔を不要とし、その分だけころ長さを長くするこ
とで、負荷容量を大きくしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、特
許文献1の円錐ころ軸受では、保持器のポケットの外周側および内周側の開口縁部に、突
部を設けて、ころと保持器とを一体化して、取り扱い性を向上させている。
とで、負荷容量を大きくしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、特
許文献1の円錐ころ軸受では、保持器のポケットの外周側および内周側の開口縁部に、突
部を設けて、ころと保持器とを一体化して、取り扱い性を向上させている。
しかしながら、アンギュラ玉軸受において、さらなる高モーメント剛性や長寿命の要求
に対応するには、軸受サイズが大きくなってしまい、軸受サイズの維持又は縮小という要
求に対応する為には、限界がある。
更に、最近、変速機用として使用される軸受では、高負荷容量で、かつ、変速機のコン
パクト化に対応できるもの、つまり、軸受サイズを変更することなく、従来と同等以上の
機能であることが求められる。
に対応するには、軸受サイズが大きくなってしまい、軸受サイズの維持又は縮小という要
求に対応する為には、限界がある。
更に、最近、変速機用として使用される軸受では、高負荷容量で、かつ、変速機のコン
パクト化に対応できるもの、つまり、軸受サイズを変更することなく、従来と同等以上の
機能であることが求められる。
一方、特許文献1に記載の円錐ころ軸受では、接触角について考慮されておらず、図示
された円錐ころ軸受の接触角では、ラジアル剛性は高いが、高いモーメント剛性が得られ
ないと考えられる。
また、特許文献1に記載の円錐ころ軸受では、軌道面の長さによって、外輪や内輪の軸
方向長さが決まってしまい、軸受を装置へ組み付ける際の取付け性や位置決め性について
さらなる改善が望まれる。
された円錐ころ軸受の接触角では、ラジアル剛性は高いが、高いモーメント剛性が得られ
ないと考えられる。
また、特許文献1に記載の円錐ころ軸受では、軌道面の長さによって、外輪や内輪の軸
方向長さが決まってしまい、軸受を装置へ組み付ける際の取付け性や位置決め性について
さらなる改善が望まれる。
本考案は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高モーメント剛性
および長寿命を実現すると共に、軸受を装置へ組み付ける際の取付け性や位置決め性を向
上した円錐ころ軸受を提供することにある。
および長寿命を実現すると共に、軸受を装置へ組み付ける際の取付け性や位置決め性を向
上した円錐ころ軸受を提供することにある。
本考案の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)内周面に外輪軌道面を1つのみ有する外輪と、外周面に内輪軌道面を有する内輪と
、前記外輪軌道面と前記内輪軌道面との間に転動自在に配置される複数の円錐ころと、を
備える円錐ころ軸受であって、
前記円錐ころ軸受の接触角αが37°30´〜50°であり、
前記内輪は、大径側端部と小径側端部のうち、該大径側端部にのみ鍔部が形成され、且
つ、
前記外輪の大径側端部と前記内輪の小径側端部の少なくとも一方には、軸方向に延びる
軸方向延長部が形成され、
ころ長さLwと内輪幅Bの比が0.4≦Lw/B≦1.15であることを特徴とする円
錐ころ軸受。
(2)前記円錐ころ軸受の組立幅Tと径方向断面肉厚Hとの比が0.6≦T/H≦1.2
であることを特徴とする(1)に記載の円錐ころ軸受。
(3)外輪幅Sと径方向断面肉厚Hとの比が0.4≦S/H≦1.2であり、且つ、内輪
幅Bと径方向断面肉厚Hとの比が0.4≦B/H≦1.2であることを特徴とする(1)
又は(2)に記載の円錐ころ軸受。
(4)径方向断面肉厚Hと内径dの比が0.05≦H/d≦0.15であることを特徴とす
る(1)〜(3)のいずれかに記載の円錐ころ軸受。
(5)前記円錐ころのころ大径Dw1と径方向断面肉厚Hの比が0.3≦Dw1/H≦0
.6であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の円錐ころ軸受。
(6)前記円錐ころ軸受の内径をd、内輪外径をD1としたとき、内輪大鍔側高さ(D1
〜d)/2と径方向断面肉厚Hの比が0.4≦(D1〜d)/2H≦0.85であること
を特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の円錐ころ軸受。
(1)内周面に外輪軌道面を1つのみ有する外輪と、外周面に内輪軌道面を有する内輪と
、前記外輪軌道面と前記内輪軌道面との間に転動自在に配置される複数の円錐ころと、を
備える円錐ころ軸受であって、
前記円錐ころ軸受の接触角αが37°30´〜50°であり、
前記内輪は、大径側端部と小径側端部のうち、該大径側端部にのみ鍔部が形成され、且
つ、
前記外輪の大径側端部と前記内輪の小径側端部の少なくとも一方には、軸方向に延びる
軸方向延長部が形成され、
ころ長さLwと内輪幅Bの比が0.4≦Lw/B≦1.15であることを特徴とする円
錐ころ軸受。
(2)前記円錐ころ軸受の組立幅Tと径方向断面肉厚Hとの比が0.6≦T/H≦1.2
であることを特徴とする(1)に記載の円錐ころ軸受。
(3)外輪幅Sと径方向断面肉厚Hとの比が0.4≦S/H≦1.2であり、且つ、内輪
幅Bと径方向断面肉厚Hとの比が0.4≦B/H≦1.2であることを特徴とする(1)
又は(2)に記載の円錐ころ軸受。
(4)径方向断面肉厚Hと内径dの比が0.05≦H/d≦0.15であることを特徴とす
る(1)〜(3)のいずれかに記載の円錐ころ軸受。
(5)前記円錐ころのころ大径Dw1と径方向断面肉厚Hの比が0.3≦Dw1/H≦0
.6であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の円錐ころ軸受。
(6)前記円錐ころ軸受の内径をd、内輪外径をD1としたとき、内輪大鍔側高さ(D1
〜d)/2と径方向断面肉厚Hの比が0.4≦(D1〜d)/2H≦0.85であること
を特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の円錐ころ軸受。
本考案の円錐ころ軸受によれば、内輪には、大径側端部と小径側端部のうち、該大径側
端部にのみ鍔部が形成されるので、ころ長さを最大限長くすることが可能となり、負荷容
量を大きくとることができ、高モーメント剛性および長寿命化を図ることができる。また
、円錐ころ軸受の接触角αが37°30´〜50°であるので、モーメント剛性をさらに
向上することができる。特に、軸受間距離が短い、具体的には、軸受間距離が軸受の組立
幅Tの4倍以下の場合に、作用点間距離を長くすることができ、軸受のモーメント剛性を
向上する上で有効である。
また、外輪の大径側端部と内輪の小径側端部の少なくとも一方には、軸方向に延びる軸
方向延長部が形成されるので、軸受を装置へ組み付ける際の取付け性を向上することがで
きると共に、良好な位置決め性が得られ、さらに、軌道輪の軸方向長さを延長することが
できるため、軸やハウジングへの組込み性を向上することができる。
端部にのみ鍔部が形成されるので、ころ長さを最大限長くすることが可能となり、負荷容
量を大きくとることができ、高モーメント剛性および長寿命化を図ることができる。また
、円錐ころ軸受の接触角αが37°30´〜50°であるので、モーメント剛性をさらに
向上することができる。特に、軸受間距離が短い、具体的には、軸受間距離が軸受の組立
幅Tの4倍以下の場合に、作用点間距離を長くすることができ、軸受のモーメント剛性を
向上する上で有効である。
また、外輪の大径側端部と内輪の小径側端部の少なくとも一方には、軸方向に延びる軸
方向延長部が形成されるので、軸受を装置へ組み付ける際の取付け性を向上することがで
きると共に、良好な位置決め性が得られ、さらに、軌道輪の軸方向長さを延長することが
できるため、軸やハウジングへの組込み性を向上することができる。
以下、本考案の一実施形態に係る円錐ころ軸受について、図面に基づき詳細に説明する
。
。
図1及び図2に示すように、本実施形態の円錐ころ軸受1は、内周面に外輪軌道面2a
を有する外輪2と、外周面に内輪軌道面3aを有する内輪3と、外輪軌道面2aと内輪軌
道面3aとの間に転動自在に配置される複数の円錐ころ4と、複数の円錐ころ4を所定の
間隔で収容保持する複数のポケットPを画成する樹脂製保持器10と、を有する。
を有する外輪2と、外周面に内輪軌道面3aを有する内輪3と、外輪軌道面2aと内輪軌
道面3aとの間に転動自在に配置される複数の円錐ころ4と、複数の円錐ころ4を所定の
間隔で収容保持する複数のポケットPを画成する樹脂製保持器10と、を有する。
外輪2に形成された外輪軌道面2aは、外輪2の内周面に小径側から大径側に向かうに
従って内径が次第に大きくなるように設けられている。
従って内径が次第に大きくなるように設けられている。
また、内輪3は、大径側端部に半径方向外方に突出して形成された大鍔3bを備え、小
径側端部には鍔を備えていない。内輪軌道面3aは、小径側から大径側に向かうに従って
外径が次第に大きくなるように設けられている。大鍔3bは、円錐ころ4の大径側端面4
aと対向する外周縁から円弧状の面取り部を介して軸方向に延びる外周面を備え、この大
鍔外周面が内輪外径D1を規定している。
さらに、外輪軌道面2a、内輪軌道面3a、及び円錐ころ4の転動面の少なくとも一つ
は、面圧を低減するように、クラウニング形状を有することが好ましい。
径側端部には鍔を備えていない。内輪軌道面3aは、小径側から大径側に向かうに従って
外径が次第に大きくなるように設けられている。大鍔3bは、円錐ころ4の大径側端面4
aと対向する外周縁から円弧状の面取り部を介して軸方向に延びる外周面を備え、この大
鍔外周面が内輪外径D1を規定している。
さらに、外輪軌道面2a、内輪軌道面3a、及び円錐ころ4の転動面の少なくとも一つ
は、面圧を低減するように、クラウニング形状を有することが好ましい。
図1に示すように、本実施形態の円錐ころ軸受1では、外輪軌道面2aの接線と円錐こ
ろ軸受1の回転軸線とのなす角度である接触角αが45°に設定されており、モーメント
剛性を向上している。
なお、接触角αは、37°30´〜50°の範囲とすることでモーメント剛性を向上す
ることができ、軸受間距離が短い、具体的には、軸受間距離が軸受の組立幅Tの4倍以下
の場合に、接触角αを37°30´〜50°の範囲とすると、作用点間距離を長くするこ
とができ、軸受のモーメント剛性を向上する上で特に有効である。
ろ軸受1の回転軸線とのなす角度である接触角αが45°に設定されており、モーメント
剛性を向上している。
なお、接触角αは、37°30´〜50°の範囲とすることでモーメント剛性を向上す
ることができ、軸受間距離が短い、具体的には、軸受間距離が軸受の組立幅Tの4倍以下
の場合に、接触角αを37°30´〜50°の範囲とすると、作用点間距離を長くするこ
とができ、軸受のモーメント剛性を向上する上で特に有効である。
また、図2に示すように、内輪3の正面側(小径側)端部には、軸方向に延びる軸方向
延長部3cが設けられており、内輪軌道面3aと軸方向延長部3cの外周面との間には、
逃げ溝3dが形成されている。また、外輪2の正面側(大径側)端部にも、軸方向に延び
る軸方向延長部2bが設けられており、外輪軌道面2aと軸方向延長部2bの内周面との
間には、逃げ溝2cが形成されている。これら軸方向延長部2b、3cを設けることで、
軸受を装置へ組み付ける際の取付け性や位置決め性を向上させ、また、軌道輪の軸方向長
さを延長することができるため、軸やハウジングへの組込み性を向上することができる。
延長部3cが設けられており、内輪軌道面3aと軸方向延長部3cの外周面との間には、
逃げ溝3dが形成されている。また、外輪2の正面側(大径側)端部にも、軸方向に延び
る軸方向延長部2bが設けられており、外輪軌道面2aと軸方向延長部2bの内周面との
間には、逃げ溝2cが形成されている。これら軸方向延長部2b、3cを設けることで、
軸受を装置へ組み付ける際の取付け性や位置決め性を向上させ、また、軌道輪の軸方向長
さを延長することができるため、軸やハウジングへの組込み性を向上することができる。
さらに、モーメント剛性及び長寿命と、取付け性及び位置決め性との観点から、ころ長
さLwと内輪幅Bの比は、0.4≦Lw/B≦1.15に設定される。Lw/Bが0.4
未満の場合には、所定の内輪幅Bに対してころ長さLwが小さく、モーメント剛性や寿命
が低下する可能性がある。また、Lw/Bが1.15を超えると、所定のころ長さLwに
対して内輪幅Bが小さい、即ち、軸方向延長部3cが短すぎて、良好な取付け性と位置決
め性が得られない可能性があり、軸への組込みが困難となる可能性がある。
さLwと内輪幅Bの比は、0.4≦Lw/B≦1.15に設定される。Lw/Bが0.4
未満の場合には、所定の内輪幅Bに対してころ長さLwが小さく、モーメント剛性や寿命
が低下する可能性がある。また、Lw/Bが1.15を超えると、所定のころ長さLwに
対して内輪幅Bが小さい、即ち、軸方向延長部3cが短すぎて、良好な取付け性と位置決
め性が得られない可能性があり、軸への組込みが困難となる可能性がある。
また、上述した接触角αが急勾配である仕様において、軸方向と径方向のコンパクト化
、特に、軸方向のコンパクト化を考慮して、円錐ころ軸受1の組立幅Tと径方向断面肉厚
Hとの比は、0.6≦T/H≦1.2となるように設定することが好ましい。T/Hが0
.6未満の場合には、モーメント剛性や寿命が低下する可能性がある。また、T/Hが1
.2を超えると、軸方向のコンパクト化が得られない。
、特に、軸方向のコンパクト化を考慮して、円錐ころ軸受1の組立幅Tと径方向断面肉厚
Hとの比は、0.6≦T/H≦1.2となるように設定することが好ましい。T/Hが0
.6未満の場合には、モーメント剛性や寿命が低下する可能性がある。また、T/Hが1
.2を超えると、軸方向のコンパクト化が得られない。
さらに、外輪幅Sと径方向断面肉厚Hとの比が0.4≦S/H≦1.2であり、且つ、
内輪幅Bと径方向断面肉厚Hとの比が0.4≦B/H≦1.2となるように設定されるこ
とが好ましい。これにより、接触角αが急勾配で、組立幅Tを狭くした仕様において、軸
受の外輪幅S及び内輪幅Bをなるべく広く設定することで、軸受を装置へ組みこむ際の取
付け性や位置決め性を向上させる。S/HやB/Hが0.4未満の場合には、軸方向延長
部2b、3cの長さが不十分となる可能性があるので、取付け性や位置決め性が低下する
虞がある。S/HやB/Hが0.4よりかなり小さくなる場合には、モーメント剛性や寿
命が不足となる虞がある。また、S/HやB/Hが1.2を超えると、組立幅Tと同様に
、軸方向のコンパクト化が得られない。
内輪幅Bと径方向断面肉厚Hとの比が0.4≦B/H≦1.2となるように設定されるこ
とが好ましい。これにより、接触角αが急勾配で、組立幅Tを狭くした仕様において、軸
受の外輪幅S及び内輪幅Bをなるべく広く設定することで、軸受を装置へ組みこむ際の取
付け性や位置決め性を向上させる。S/HやB/Hが0.4未満の場合には、軸方向延長
部2b、3cの長さが不十分となる可能性があるので、取付け性や位置決め性が低下する
虞がある。S/HやB/Hが0.4よりかなり小さくなる場合には、モーメント剛性や寿
命が不足となる虞がある。また、S/HやB/Hが1.2を超えると、組立幅Tと同様に
、軸方向のコンパクト化が得られない。
また、円錐ころ軸受1では、径方向断面肉厚Hと内径dの比が0.05≦H/d≦0.1
5となるように設定され、接触角αを45°と大きく設定される場合、径方向に薄肉とさ
れてコンパクトな構成となる。
5となるように設定され、接触角αを45°と大きく設定される場合、径方向に薄肉とさ
れてコンパクトな構成となる。
さらに、ころ大径Dw1と径方向断面肉厚Hの比が0.3≦Dw1/H≦0.6に設定
されることが好ましい。これにより、コンパクト化が図られ、負荷容量を大きくすること
ができ、高モーメント剛性、長寿命化を図ることができる。
されることが好ましい。これにより、コンパクト化が図られ、負荷容量を大きくすること
ができ、高モーメント剛性、長寿命化を図ることができる。
また、内輪外径をD1としたとき、内輪大鍔側高さ(D1〜d)/2と径方向断面肉厚
Hの比が0.4≦(D1〜d)/2H≦0.85に設定されることが好ましい。これによ
り、大鍔3bをバックアップすることができ、大鍔3bの強度を大幅に向上することがで
きる。
ここで、(D1〜d)/2H≧1とすると、外輪外径より大鍔外径のほうが大きくなる
ため、大鍔がハウジングと接触してしまう。このため、ハウジングとの干渉を考慮すると
、大鍔の高さは、(D1〜d)/2<H、即ち、(D1〜d)/2H<1とする必要があ
る。そして、軸受の傾き、変形、動き量等の余裕分を考慮すると、(D1〜d)/2H≦
0.85とすることが好ましい。また、(D1〜d)/2H<0.4とすると、大鍔の強
度が足りなくなる可能性があるため、(D1〜d)/2H≧0.4とすることが好ましい
。
Hの比が0.4≦(D1〜d)/2H≦0.85に設定されることが好ましい。これによ
り、大鍔3bをバックアップすることができ、大鍔3bの強度を大幅に向上することがで
きる。
ここで、(D1〜d)/2H≧1とすると、外輪外径より大鍔外径のほうが大きくなる
ため、大鍔がハウジングと接触してしまう。このため、ハウジングとの干渉を考慮すると
、大鍔の高さは、(D1〜d)/2<H、即ち、(D1〜d)/2H<1とする必要があ
る。そして、軸受の傾き、変形、動き量等の余裕分を考慮すると、(D1〜d)/2H≦
0.85とすることが好ましい。また、(D1〜d)/2H<0.4とすると、大鍔の強
度が足りなくなる可能性があるため、(D1〜d)/2H≧0.4とすることが好ましい
。
なお、図1中、Dw2は、円錐ころ4のころ小径、Dは円錐ころ軸受の外径を表わして
いる。また、本実施形態に適用される円錐ころ軸受1としては、通常、軸受内径が30〜
500mm、軸受外径が33〜650mmのものである。したがって、軸受サイズが風力
発電機主軸用のものに比べて小さいため、円錐ころのサイズも小さく、重量も軽い。この
ため、円錐ころ軸受1には、本考案のような一体型の樹脂製保持器を採用することが好適
である。
いる。また、本実施形態に適用される円錐ころ軸受1としては、通常、軸受内径が30〜
500mm、軸受外径が33〜650mmのものである。したがって、軸受サイズが風力
発電機主軸用のものに比べて小さいため、円錐ころのサイズも小さく、重量も軽い。この
ため、円錐ころ軸受1には、本考案のような一体型の樹脂製保持器を採用することが好適
である。
また、図1に示すように、樹脂製保持器10は、軸方向に離間した大径リング部11及
び小径リング部12と、大径リング部11及び小径リング部12との間を繋ぐ、円周方向
に所定の間隔で設けられた複数の柱部13と、備える。また、柱部13は、円錐ころ4の
挿入性及び保持性の観点から、大径リング部寄りの部分と小径リング部寄りの部分におい
て断面形状が異なっており、柱部13の途中で切り替わっている。
び小径リング部12と、大径リング部11及び小径リング部12との間を繋ぐ、円周方向
に所定の間隔で設けられた複数の柱部13と、備える。また、柱部13は、円錐ころ4の
挿入性及び保持性の観点から、大径リング部寄りの部分と小径リング部寄りの部分におい
て断面形状が異なっており、柱部13の途中で切り替わっている。
樹脂製保持器10は、射出成形で製作されており、特に、コスト面で有利なアキシャル
ドロー型により射出成形されることが望ましい。
保持器10で使用可能な樹脂組成物で用いるベース樹脂としては、一定以上の耐熱性を
有する熱可塑性樹脂を使用することができる。
また、保持器10として要求される耐疲労性と、低い吸水寸法変化を満足するために、
結晶性樹脂の方が好適であり、具体的には、ポリアミド46、ポリアミド66、芳香族ポ
リアミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、ポリエーテルエーテルケト
ン(PEEK)樹脂等である。芳香族ポリアミド樹脂としては、ポリアミド6T/6I等
の変性ポリアミド6T,ポリアミドMXD6,ポリアミド9T,ポリアミド4Tを使用す
ることができる。以上説明したベース樹脂の中で、吸水寸法変化がほとんど無いポリフェ
ニレンサルファイド(PPS)樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂が特
に好適である。
ドロー型により射出成形されることが望ましい。
保持器10で使用可能な樹脂組成物で用いるベース樹脂としては、一定以上の耐熱性を
有する熱可塑性樹脂を使用することができる。
また、保持器10として要求される耐疲労性と、低い吸水寸法変化を満足するために、
結晶性樹脂の方が好適であり、具体的には、ポリアミド46、ポリアミド66、芳香族ポ
リアミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、ポリエーテルエーテルケト
ン(PEEK)樹脂等である。芳香族ポリアミド樹脂としては、ポリアミド6T/6I等
の変性ポリアミド6T,ポリアミドMXD6,ポリアミド9T,ポリアミド4Tを使用す
ることができる。以上説明したベース樹脂の中で、吸水寸法変化がほとんど無いポリフェ
ニレンサルファイド(PPS)樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂が特
に好適である。
また、この樹脂組成物は、一定以上の強度を達成し、線膨張係数・吸水寸法変化を抑制
するために、強化繊維材を含有する。強化繊維材としては、ガラス繊維、炭素繊維、アラ
ミド繊維等の表面処理品(シランカップリング剤・サイジング剤で表面処理されることで
、ベース樹脂との接着性向上)を好適に使用することができる。
樹脂組成物中の強化繊維材の含有量は、樹脂組成物全体の10重量%以上40重量%以
下、より好ましくは15〜30重量%である。
するために、強化繊維材を含有する。強化繊維材としては、ガラス繊維、炭素繊維、アラ
ミド繊維等の表面処理品(シランカップリング剤・サイジング剤で表面処理されることで
、ベース樹脂との接着性向上)を好適に使用することができる。
樹脂組成物中の強化繊維材の含有量は、樹脂組成物全体の10重量%以上40重量%以
下、より好ましくは15〜30重量%である。
本実施形態の円錐ころ軸受1は、高モーメント剛性を得るためには、軸受配列として背
面組合せ(DB組合せ)で使用することが望ましい。
また、円錐ころ軸受1は、予圧荷重を高めればモーメント剛性を向上する事が可能であ
るが、その反面、軸受の寿命が低下する可能性があるため、特殊熱処理(浸炭処理又は浸
炭窒化処理)を施した長寿命鋼を使用することが好ましい。
面組合せ(DB組合せ)で使用することが望ましい。
また、円錐ころ軸受1は、予圧荷重を高めればモーメント剛性を向上する事が可能であ
るが、その反面、軸受の寿命が低下する可能性があるため、特殊熱処理(浸炭処理又は浸
炭窒化処理)を施した長寿命鋼を使用することが好ましい。
ここで、軸受基本動定格荷重(Cr)×20%以上〜60%以下の荷重条件下で、接触
角を変えながら、モーメント剛性及び寿命について比較を行った。表1で、◎は、実施可
能且つ効果が良いことを表し、○は、◎よりも性能は劣るが、実施可能であることを表し
、△は、○よりも性能は劣るが、実施可能であることを表し、×は、効果が良くないこと
を表している。この表1の結果から、接触角を37°30´〜50°とすることで、高い
モーメント剛性と長寿命が得られることがわかる。
角を変えながら、モーメント剛性及び寿命について比較を行った。表1で、◎は、実施可
能且つ効果が良いことを表し、○は、◎よりも性能は劣るが、実施可能であることを表し
、△は、○よりも性能は劣るが、実施可能であることを表し、×は、効果が良くないこと
を表している。この表1の結果から、接触角を37°30´〜50°とすることで、高い
モーメント剛性と長寿命が得られることがわかる。
次に、接触角α、ころ長さLwと内輪幅Bの比Lw/B、ころ大径Dw1と径方向断面
肉厚Hの比Dw1/H、及び、組立幅Tと径方向断面肉厚Hとの比T/Hを変えながら、
モーメント剛性、寿命、取付け性及び位置決め性、軸受サイズのコンパクト化について評
価を行った。
なお、組立幅Tと径方向断面肉厚Hとの比T/Hは、従来、0.5〜1.8のものが一
般的であるが、上述したように、本考案の仕様では、軸受サイズのコンパクト化を図る為
に、0.6〜1.2としており、即ち、従来品と比べて軸受の断面形状(TとHで定めた
領域)が正方形に近づく。
また、参考例1、参考例2及び実施例6、並びに、参考例4、参考例5及び実施例7で
は、Dw1/Hをそれぞれ所定値としたときに、Lw/Bをそれぞれ変えて評価を行って
いる。
肉厚Hの比Dw1/H、及び、組立幅Tと径方向断面肉厚Hとの比T/Hを変えながら、
モーメント剛性、寿命、取付け性及び位置決め性、軸受サイズのコンパクト化について評
価を行った。
なお、組立幅Tと径方向断面肉厚Hとの比T/Hは、従来、0.5〜1.8のものが一
般的であるが、上述したように、本考案の仕様では、軸受サイズのコンパクト化を図る為
に、0.6〜1.2としており、即ち、従来品と比べて軸受の断面形状(TとHで定めた
領域)が正方形に近づく。
また、参考例1、参考例2及び実施例6、並びに、参考例4、参考例5及び実施例7で
は、Dw1/Hをそれぞれ所定値としたときに、Lw/Bをそれぞれ変えて評価を行って
いる。
表2において、◎は、実施可能且つ効果が非常に良いことを表し、○は、◎よりも性能
は若干劣るが良好で、実施可能であることを表し、△は、○よりも性能は劣るが、実施可
能であることを表し、×は、効果が良くないことを表している。
は若干劣るが良好で、実施可能であることを表し、△は、○よりも性能は劣るが、実施可
能であることを表し、×は、効果が良くないことを表している。
表2の結果を総合的に判断すると、参考例1、参考例2、実施例6、参考例4、参考例
5及び実施例7のように、接触角が37°30´〜50°の要件を満たすことで、良好な
モーメント剛性と長寿命が得られ、特に、Lw/Bを0.4以上とすることで、さらに、
モーメント剛性と寿命を向上することができることがわかる。なお、参考例3、6に示す
ように、T/Hを1.3、即ち、組立幅Tを大きくすることで、高いモーメント剛性と長
寿命が得られるが、軸受サイズのコンパクト化の要求を満たしていない。
5及び実施例7のように、接触角が37°30´〜50°の要件を満たすことで、良好な
モーメント剛性と長寿命が得られ、特に、Lw/Bを0.4以上とすることで、さらに、
モーメント剛性と寿命を向上することができることがわかる。なお、参考例3、6に示す
ように、T/Hを1.3、即ち、組立幅Tを大きくすることで、高いモーメント剛性と長
寿命が得られるが、軸受サイズのコンパクト化の要求を満たしていない。
一方、参考例1、参考例2及び実施例6、参考例4、参考例5及び実施例7での比較か
らわかるように、Lw/Bが1.15を超えると、軸受の取付け性及び位置決め性が低下
することがわかる。
らわかるように、Lw/Bが1.15を超えると、軸受の取付け性及び位置決め性が低下
することがわかる。
以上説明したように、本実施形態の円錐ころ軸受1によれば、内輪3には、大径側端部
と小径側端部のうち、該大径側端部にのみ鍔部3bが形成されるので、ころ長さを最大限
長くすることが可能となり、負荷容量を大きくとることができ、高モーメント剛性および
長寿命化を図ることができる。また、円錐ころ軸受の接触角αが37°30´〜50°で
あるので、モーメント剛性をさらに向上することができる。特に、軸受間距離が短い、具
体的には、軸受間距離が軸受の組立幅Tの4倍以下の場合に、作用点間距離を長くするこ
とができ、軸受のモーメント剛性を向上する上で有効である。
また、外輪2の大径側端部と内輪の小径側端部には、軸方向に延びる軸方向延長部2b
、3cが形成されるので、軸受の取付け性を向上することができると共に、良好な位置決
め性が得られ、さらに、軌道輪の軸方向長さを延長することができるため、軸とハウジン
グへの組込み性を向上することができる。
と小径側端部のうち、該大径側端部にのみ鍔部3bが形成されるので、ころ長さを最大限
長くすることが可能となり、負荷容量を大きくとることができ、高モーメント剛性および
長寿命化を図ることができる。また、円錐ころ軸受の接触角αが37°30´〜50°で
あるので、モーメント剛性をさらに向上することができる。特に、軸受間距離が短い、具
体的には、軸受間距離が軸受の組立幅Tの4倍以下の場合に、作用点間距離を長くするこ
とができ、軸受のモーメント剛性を向上する上で有効である。
また、外輪2の大径側端部と内輪の小径側端部には、軸方向に延びる軸方向延長部2b
、3cが形成されるので、軸受の取付け性を向上することができると共に、良好な位置決
め性が得られ、さらに、軌道輪の軸方向長さを延長することができるため、軸とハウジン
グへの組込み性を向上することができる。
さらに、ころ長さLwと内輪幅Bの比が0.4≦Lw/B≦1.15に設定されるので
、高いモーメント剛性と長寿命を実現し、且つ、取付け性、位置決め性を向上することが
できる。
、高いモーメント剛性と長寿命を実現し、且つ、取付け性、位置決め性を向上することが
できる。
また、円錐ころ軸受の組立幅Tと径方向断面肉厚Hとの比が0.6≦T/H≦1.2に
設定されるので、接触角が急勾配である仕様において、軸方向と径方向のコンパクト化、
特に、軸方向のコンパクト化を図ることができる。
設定されるので、接触角が急勾配である仕様において、軸方向と径方向のコンパクト化、
特に、軸方向のコンパクト化を図ることができる。
さらに、外輪幅Sと径方向断面肉厚Hとの比が0.4≦S/H≦1.2であり、且つ、
内輪幅Bと径方向断面肉厚Hとの比が0.4≦B/H≦1.2となるように設定されてい
るので、接触角が急勾配で、組立幅Tを狭くした仕様において、軸受の外輪幅S及び内輪
幅Bをなるべく広く設定することで、軸受の取付け性、位置決め性を向上させる。
内輪幅Bと径方向断面肉厚Hとの比が0.4≦B/H≦1.2となるように設定されてい
るので、接触角が急勾配で、組立幅Tを狭くした仕様において、軸受の外輪幅S及び内輪
幅Bをなるべく広く設定することで、軸受の取付け性、位置決め性を向上させる。
また、径方向断面肉厚Hと内径dの比が0.05≦H/d≦0.15に設定されるので、
径方向に薄肉で、コンパクトな構成とすることができる。
径方向に薄肉で、コンパクトな構成とすることができる。
加えて、円錐ころのころ大径Dw1と径方向断面肉厚Hの比が0.3≦Dw1/H≦0
.6であることで、コンパクト化が図られ、負荷容量を大きくすることができ、高モーメ
ント剛性、長寿命化を図ることができる。
.6であることで、コンパクト化が図られ、負荷容量を大きくすることができ、高モーメ
ント剛性、長寿命化を図ることができる。
また、円錐ころ軸受1の内径をd、内輪外径をD1としたとき、内輪大鍔側高さ(D1
〜d)/2と径方向断面肉厚Hの比が0.4≦(D1〜d)/2H≦0.85に設定され
るので、大鍔をバックアップすることができ、大鍔3bの強度を大幅に向上することがで
きる。
〜d)/2と径方向断面肉厚Hの比が0.4≦(D1〜d)/2H≦0.85に設定され
るので、大鍔をバックアップすることができ、大鍔3bの強度を大幅に向上することがで
きる。
なお、本考案は、上述した実施形態に限定されるものでなく、適宜、変形、改良などが
可能である。
例えば、図3に示す変形例のように、円錐ころ軸受1aでは、外輪2及び内輪3の軸方
向延長部2b、3cを軸方向にさらに伸ばして、外輪2及び内輪3の軸方向長さを軸受幅
Tと同じ長さになるように設定してもよい。これにより、軸受を装置へ組み付ける際の取
付け性や位置決め性、及び軸やハウジングへの組込み性をさらに向上することができる。
可能である。
例えば、図3に示す変形例のように、円錐ころ軸受1aでは、外輪2及び内輪3の軸方
向延長部2b、3cを軸方向にさらに伸ばして、外輪2及び内輪3の軸方向長さを軸受幅
Tと同じ長さになるように設定してもよい。これにより、軸受を装置へ組み付ける際の取
付け性や位置決め性、及び軸やハウジングへの組込み性をさらに向上することができる。
また、本考案の軸方向延長部は、外輪の大径側端部と前記内輪の小径側端部の少なくと
も一方に形成されればよく、外輪の大径側端部と前記内輪の小径側端部のいずれか一方に
形成されてもよい。
も一方に形成されればよく、外輪の大径側端部と前記内輪の小径側端部のいずれか一方に
形成されてもよい。
さらに、外輪2の軸方向延長部2bの内周面や内輪3の軸方向延長部3cの外周面は、
円筒面に限らず、傾斜面や段差面であってもよい。
円筒面に限らず、傾斜面や段差面であってもよい。
1,1a 円錐ころ軸受
2 外輪
2a 外輪軌道面
2b 軸方向延長部
3 内輪
3a 内輪軌道面
3b 大鍔
3c 軸方向延長部
4 円錐ころ
4a 大径側端面
10 円錐ころ軸受用樹脂製保持器
11 大径リング部
12 小径リング部
13 柱部
B 内輪幅
D 外径
D1 内輪外径
Dw1 ころ大径
H 径方向断面肉厚
Lw ころ長さ
P ポケット
S 外輪幅
T 組立幅
d 内径
α 接触角
2 外輪
2a 外輪軌道面
2b 軸方向延長部
3 内輪
3a 内輪軌道面
3b 大鍔
3c 軸方向延長部
4 円錐ころ
4a 大径側端面
10 円錐ころ軸受用樹脂製保持器
11 大径リング部
12 小径リング部
13 柱部
B 内輪幅
D 外径
D1 内輪外径
Dw1 ころ大径
H 径方向断面肉厚
Lw ころ長さ
P ポケット
S 外輪幅
T 組立幅
d 内径
α 接触角
Claims (1)
- 内周面に外輪軌道面を1つのみ有する外輪と、外周面に内輪軌道面を有する内輪と、前
記外輪軌道面と前記内輪軌道面との間に転動自在に配置される複数の円錐ころと、を備え
る円錐ころ軸受であって、
前記円錐ころ軸受の接触角αが37°30´〜50°であり、
前記内輪は、大径側端部と小径側端部のうち、該大径側端部にのみ鍔部が形成され、且
つ、
前記外輪の大径側端部と前記内輪の小径側端部の少なくとも一方には、軸方向に延びる
軸方向延長部が形成され、
ころ長さLwと内輪幅Bの比が0.4≦Lw/B≦1.15であることを特徴とする円
錐ころ軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002593U JP3223235U (ja) | 2019-07-15 | 2019-07-15 | 円錐ころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002593U JP3223235U (ja) | 2019-07-15 | 2019-07-15 | 円錐ころ軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3223235U true JP3223235U (ja) | 2019-09-26 |
Family
ID=68052118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019002593U Expired - Fee Related JP3223235U (ja) | 2019-07-15 | 2019-07-15 | 円錐ころ軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3223235U (ja) |
-
2019
- 2019-07-15 JP JP2019002593U patent/JP3223235U/ja not_active Expired - Fee Related
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