JP3222747U - 医療用手洗装置 - Google Patents

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雄之 寺田
好倫 長坂
好倫 長坂
達哉 伏見
達哉 伏見
宏文 今井
宏文 今井
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Abstract

【課題】医療現場でより細菌の少ない水を供給するための医療用手洗装置を提供する。【解決手段】医療用手洗装置100は、浄水カートリッジを備える浄水部、開閉弁、及び前記開閉弁の開閉を制御する制御部を備える浄水ユニット10と、吐水口21、及び逆汚染防止部22と、を備える吐水部20と、洗面ボウル31を備えるカウンター30と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、医療用手洗装置に関する。
特許文献1には、電解手段と、消毒水給水手段と、電解手段と消毒水給水手段との何れか一方の操作に連動して他方を制御する制御手段とを設けた電解消毒装置が記載されている。
特許文献2には、手洗器本体と、該手洗器本体のボール部の溢れ縁部の一部を上方に延出させて形成した延出部と、該延出部に設けて手に付着した汚れや細菌等を除去するための水石鹸等を吐出する洗浄液吐出口とを備えてなる手洗器が記載されている。
特開平9−234238号公報 特開2002−78626号公報
しかしながら、上述のような従来技術は、吐水口側から細菌が水の通過路に入り込むことにより、逆汚染が生じるという問題がある。
本考案の一態様は、医療現場でより細菌の少ない水を供給するための医療用手洗装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本考案の一態様に係る医療用手洗装置は、原水をろ過して浄水を生成する浄水カートリッジを備える浄水部、前記浄水を吐水口から出水又は止水するための開閉弁、及び前記開閉弁の開閉を制御する制御部を備える浄水ユニットと、前記浄水部で生成した浄水を出水する前記吐水口、及び前記吐水口を殺菌する逆汚染防止部と、を備える吐水部と、前記浄水を受け止める洗面ボウルを備えるカウンターと、を備える。
本考案の一態様によれば、医療現場でより細菌の少ない水を供給するための医療用手洗装置を提供できる。
本考案の実施形態1に係る医療用手洗装置の構成を示す模式図である。 本考案の実施形態1に係る医療用手洗装置の構成を示す模式図である。 本考案の実施形態2に係る医療用手洗装置の構成を示す模式図である。 本考案の実施形態3に係る医療用手洗装置の構成を示す模式図である。 本考案の実施形態4に係る医療用手洗装置の構成を示す模式図である。
〔実施形態1〕
本考案の実施形態1に係る医療用手洗装置について、図1、2を参照して以下に説明する。図1、2は、本考案の一態様に係る医療用手洗装置100の構成を示す模式図である。図1、2に示すように、医療用手洗装置100は、浄水ユニット10と、吐水部20と、カウンター30と、水道水元栓40と、湯水元栓50と、ミキシングバルブ60と、排水管70と、を備えている。医療用手洗装置100は、無菌病室用の医療用手洗装置である。
浄水ユニット10は、第1開閉弁11(開閉弁)、浄水部12、第2開閉弁13(開閉弁)、定流量弁14、制御部15、及び切替部16を備えている。浄水ユニット10は、筐体に収容されていてもよい。
浄水部12は、原水をろ過して浄水を生成する浄水カートリッジを備えている。これにより、病院内の中央部に備えられている浄水装置から各無菌病室等に浄水を供給するセントラル供給システムを備えていなくても、細菌を除去した浄水を供給可能な医療用手洗装置100を簡便に設けることができる。
浄水カートリッジは、取り付け易さの観点から、ワンタッチで着脱可能な接続構造を備えていることが好ましい。ワンタッチで着脱可能な接続構造としては、例えば、カプラ式、バヨネット式等が挙げられるが、着脱作業の容易さの観点から、カプラ式がより好ましい。また、浄水カートリッジは、細菌を除去する観点から、孔径0.1μm以下の精密ろ過膜を備えていることが好ましい。精密ろ過膜としては、例えば、中空糸膜、プリーツ型平膜等が挙げられる。
第1開閉弁11及び第2開閉弁13は、浄水を吐水口21から出水又は止水するための開閉弁である。具体的には、第1開閉弁11は、浄水ユニット10に原水を通したり止めたりするための弁であり、第2開閉弁13は、浄水ユニット10から吐水口21に向かう浄水を通したり止めたりするための弁である。なお、浄水ユニット10は、第1開閉弁11及び第2開閉弁13のうち少なくとも一方の開閉弁を備えていればよい。また、第1開閉弁11及び第2開閉弁13の配置は特に限定されず、結果的に浄水を吐水口21から出水又は止水することができればよい。第1開閉弁11及び第2開閉弁13は、例えば電磁弁であることが好ましい。
定流量弁14は通過する浄水の流量を一定に保つための弁である。定流量弁14を開くことで、吐水口21から出る浄水の量を所定の流量に保つことができる。
制御部15は、第1開閉弁11及び第2開閉弁13の開閉の等、浄水ユニット10が備える各部を統合的に制御する。制御部15は、例えば、演算部(プロセッサ、CPU(Central Processing Unit)等)及び記憶部(RAM等のメインメモリ、HDD/SDD等のストレージ、レジスタ及びキャッシュメモリ等)から構成される。制御部15は、センサー23が検知した情報及び音声認識部17が作成した音声情報の少なくとも一方に基づいて、第1開閉弁11及び第2開閉弁13の開閉を制御する。
制御部15は、滞留水を吐水して細菌の繁殖を防止する観点から、予め設定された時間間隔で、浄水を吐水口21から出水するように第1開閉弁11及び第2開閉弁13を開閉する定期ブローモード制御を行なう。例えば、夜間等の長時間、医療用手洗装置を使用しない場合に、制御部15は定期ブローモード制御を行なう。
切替部16は、制御部15に、定期ブローモード制御させるか否かを切り替えるための装置である。例えば、医療用手洗装置100の管理者は、切替部16を操作することによって、制御部15に、定期ブローモード制御させるか否かを切り替えることができる。切替部16は、例えば、押すだけで定期ブローモード制御させるか否かを切り替え可能なように、ボタンで構成してもよい。
医療用手洗装置100は、マイクから使用者の音声を取得して音声認識を行なう音声認識部17をさらに備えていてもよい。以下、使用者の音声から音声認識によって取得した情報を「音声情報」ともいう。音声認識部17は、検知した音声を認識処理し、処理した音声の言葉を認識処理して、音声情報を作成する。音声認識部17は、作成した音声情報を制御部15に供給する。
吐水部20は、吐水口21、逆汚染防止部22、及びセンサー23を備えている。
吐水口21は、浄水部12で生成した浄水を、カウンター30が備える洗面ボウル31に向けて出水する。
逆汚染防止部22は、吐水口21を殺菌する。逆汚染防止部22としては、例えば、紫外線照射装置、加熱装置等が挙げられる。逆汚染防止部22が吐水口21を殺菌することにより、逆汚染を防止することができる。具体的には、吐水口21から出水した後、使用者の手や腕、洗面ボウル31等に触れた水が吐水口21に跳ね返って付着しても、逆汚染防止部22が吐水口21を殺菌することにより、浄水の通過路及び浄水部12に細菌が浸入することを防ぐことができる。これにより、医療現場でより細菌の少ない水を供給することができる。
センサー23は、吐水口21から吐水された浄水を受ける位置における物体の有無を検知する。当該センサーとしては、例えば、赤外線センサー等が挙げられる。制御部15は、センサー23が物体の存在を検知した場合、吐水口21から出水するように第1開閉弁11及び第2開閉弁13を制御する。
カウンター30は、洗面ボウル31を備えている。洗面ボウル31は、吐水口21から吐水された浄水を受け止める。
医療用手洗装置100は、カウンター30を正面にして座した使用者の脚部を収容可能な空間90をカウンター30の下に形成している。例えば、空間90は、車椅子、椅子等に坐した使用者の膝又は腿まで収容可能な空間である。浄水ユニット10は、カウンター30の下側、かつ、使用者からみて奥側の、医療用手洗装置100が設置される部屋の壁面に沿って設けられている。カウンター30の下側には、浄水ユニット10、排水管70、及びミキシングバルブ60が設けられている。カウンター30の使用者に一番近い縁から吐水部20側を内側、当該縁から使用者側を外側とすると、カウンター30の下側において、当該縁から床面までの間に、外側の空間と内側の空間とを隔てる物が何もない。具体的には、医療用手洗装置100は、カウンター30の使用者に近い縁から下側であり、かつ、浄水ユニット10の最も使用者側の面と当該縁との間に、開閉式の扉、特許文献2に記載されているような化粧パネル等の壁状構造体は設けられていない。なお、浄水ユニット10は、カウンター30を正面にして座した使用者の脚部を収容可能な空間90を確保することができれば、壁面のみに接触して設けられていても、壁面と床面とに接触して設けられていてもよい。
使用者が着座する車椅子の幅がカウンター30の幅よりも大きい場合、カウンター30の使用者からみて右側又は左側に側板が設けられていないことが好ましい。浄水ユニット10自体は筐体に収容されていてもよい。浄水ユニット10が収容されている筐体は、空間90の大きさより十分小さいことが好ましい。例えば、奥側の壁面に沿って浄水ユニット10を設置している形態においては、浄水ユニット10が収容されている筐体の使用者に対向する面が、カウンターの使用者側の縁から40〜50cm程度離れていることが好ましい。つまり、空間90の奥行は、40cm以上が好ましく、50cm以下であることが好ましい。また、空間90の高さは、60cm以上であることが好ましく、また、80cm以下であることが好ましい。これにより、車椅子に座した使用者の脚部を空間90に収容することができる。
無菌病室用の医療用手洗装置100において、カウンター30の下側に空間90があることにより、無菌病室を使用する患者が車椅子に座していても、快適に医療用手洗装置100を使用することができる。
また、特許文献1のように、カウンター30よりも上に浄水ユニット10が設けられている配置である場合、厚さを有する浄水ユニット10が使用者の目線の先にあるため、使用者に圧迫感を与えるという問題があった。これに対して、本実施形態においては、浄水ユニット10が、カウンター30の下側、かつ、使用者からみて奥側に設けられていることにより、使用者の目線の先の圧迫感を低減することができる。そのため、家庭の日常空間とは異なる無菌病室内であっても、使用者に違和感を与えることなく、安心感を与えることができる。
水道水元栓40は、水道水供給路(図示せず)から供給される水道水を出水又は止水するための栓である。
湯水元栓50は、湯水供給路(図示せず)から供給される湯水を出水又は止水するための栓である。
ミキシングバルブ60は、水道水、湯水、又は水道水と湯水との混合水を出水又は止水するための栓である。
排水管70は、吐水口21から出水した浄水及び使用者が使用した水を排出するための管である。
ミキシングバルブ60及び排水管70は、カウンター30を正面にして座した使用者の脚部を収容可能な空間90をカウンター30の下に確保することができるように設けられればよい。
次に、医療用手洗装置100の動作を説明する。例えば、車椅子に坐した者が使用者である場合について説明する。まず、使用者はカウンター30を正面とする位置に移動する。このとき、使用者の脚は空間90に収容できるので、センサー23が物体を検知可能な範囲内に手を配置させやすい。例えば、使用者は吐水口21に向けて手を伸ばす。センサー23が手を検知したことに応じて、制御部15は、吐水口21から出水するように第1開閉弁11及び第2開閉弁13を制御する。これにより、使用者は手を洗浄等することができる。
また、逆汚染防止部22によって吐水口21が殺菌されているので、使用者は清潔な水を利用することができる。逆汚染防止部22による殺菌機能は、常時有効とされていてもよく、使用者、管理者等が有効とするか否かを切り替えてもよい。切り替えを行なう場合は、制御部15に所望の切り替え方に基づいて制御させてもよい。例えば、制御部15は、所定時間ごとに紫外線照射を行なうように逆汚染防止部22を制御してもよい。
また、制御部15に定期ブローモード制御を行なわせる場合、管理者は定期ブローモードを有効にするように切替部16を操作する。定期ブローモードが有効である場合、制御部15は予め設定されているタイミングで、第1開閉弁11、第2開閉弁13及び定流量弁14を開閉して、一定の流量の水が吐水口21から流出するようにする。浄水カートリッジを長持ちさせる観点から、例えば、浄水カートリッジを介さない通水管を別途用意して、定期ブローモードで流出させる水を原水としてもよい。また、例えば、無菌病室に入院中の使用者が、夜間驚かないようにする場合には、管理者が切替部16を操作することによって、夜間は制御部15に定期ブローモード制御させないようにすればよい。また、無菌病室が空室状態の場合である場合には、管理者が切替部16を操作することによって、制御部15に、定期ブローモード制御させるように切り替えればよい。また、医療用手洗装置100は、切替部16とは別に、ブローモード制御させるか否かを切り替えるための手動用の切替部をさらに備えていてもよい。管理者がブローモードを有効にするように当該切替部を操作した場合、制御部15は、時間を置かずに、浄水を吐水口21から出水するように第1開閉弁11及び第2開閉弁13を開閉するブローモード制御を行なう。これにより、長時間定期ブローモード制御を無効にするように切替部16を操作されていた場合であっても、ブローモード制御させることにより、使用者が医療用手洗装置100を即座に使用可能な状態にすることができる。
このように、本考案の一態様であるカウンターを正面にして座した使用者の脚部を収容可能な空間を前記カウンターの下に形成している医療用手洗装置は、無菌病室用手洗装置として特に好適である。無菌病室では、細菌の繁殖を防ぐ観点から、吐水口から出水した浄水が使用者の手、腕、及び洗面ボウル等に当たって飛び散ることを可能な限り防ぐ必要があるためである。飛び散った水が残存した場所に菌が繁殖する可能性があるからである。従来の無菌病室用手洗装置は、特許文献1のように、カウンターよりも上に浄水ユニットが設けられ、吐水口が使用者の手元よりも高い位置に設けられている配置であった。従来の無菌病室用手洗装置は、高い位置にある吐水口から浄水が使用者の手元及び洗面ボウルに向かって出水するため、使用者の手、腕、及び洗面ボウル等に当たって飛び散る水の量が多いという問題があった。本考案の一態様に係る医療用手洗装置を無菌病室内で用いることにより、従来の無菌病室用手洗装置に比べて吐水口を使用者の手元に近い位置に配置することができるため、飛び散る水の量をより低減することができる。また、上述したように、浄水ユニットがカウンターの下側に設けられているため、吐水口を使用者の手元に近い位置に配置しても、使用者の目線の先の圧迫感を低減することができる。なお、本明細書において「無菌病室」とは、無菌病室内での療養が必要な患者が入院する病室を意味する。また、カウンターを正面にして座した使用者の脚部を収容可能な空間を前記カウンターの下に形成している医療用手洗装置を備える無菌病室も本考案の範疇である。
〔実施形態2〕
本考案の他の実施形態について、図3を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図3は、本考案の一態様に係る医療用手洗装置200の構成を示す模式図である。図3に示すように、医療用手洗装置200は、浄水ユニット10がカウンター30の下側、かつ、使用者からみて左側に壁面に沿って設けられている点で医療用手洗装置100と異なる。なお、浄水ユニット10は、使用者からみて右側に設けられていてもよい。
浄水ユニット10がカウンター30の下側、かつ、使用者からみて左側又は右側に壁面に沿って設けられていることにより、使用者の脚部をより奥まで収容できる。
〔実施形態3〕
本考案の他の実施形態について、図4を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図4は、本考案の一態様に係る医療用手洗装置300の構成を示す模式図である。図4に示すように、医療用手洗装置300は、浄水ユニット10が、医療用手洗装置300が設置される部屋の壁内に設けられている点で医療用手洗装置100と異なる。
浄水ユニット10が壁内に設けられていることにより、使用者の脚部を収容可能な空間90をより広くすることができる。
〔実施形態4〕
本考案の他の実施形態について、図5を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図5は、本考案の一態様に係る医療用手洗装置400の構成を示す模式図である。図5に示すように、医療用手洗装置400は、手術用手洗装置であり、電波時計80を備えている。本考案の一態様において手術用手洗装置とは、手術に携わる者が手術のために用いる手洗い装置であり、例えば、手術室、手術準備室に設置される手洗い装置を意図する。また、医療用手洗装置400は、洗面ボウル31を備えるカウンター30の代わりに、洗面ボウル31よりも深くかつ容積が大きい洗面ボウル331を備えるカウンター330を備えている。また、医療用手洗装置400は、浄水ユニット10がカウンター330よりも上に壁内に埋め込まれている。医療用手洗装置400は、これらの点で、医療用手洗装置100と異なる。
手術準備室には、通常、手術関係者が時刻を把握するための時計が設けられている。近年、手術準備室における手洗方法の短時間化及び手洗時間を規定するマニュアル化が進んでいる。そのため、手術準備室に時刻を正確に把握することができる時計を設けることが求められている。
電波時計80は、無線の通信を介して時刻情報を取得する。具体的には、まず、病院内の端末が無線の通信を介して時刻情報を取得する。電波時計80は、当該端末が取得した時刻情報を電波時計用の信号として取得する。これにより、鉄筋コンクリート造である病院内で標準時刻の電波を受信し難い場所であっても、電波時計80を使用することができる。そのため、手術関係者は、手洗時に正確な時刻を把握することができる。また、無線の通信を介するため、標準時刻の電波を受信可能な場所に設けられている親時計と複数の子時計とを有線で配線する方法に比べてコストを下げることができる。無線の通信としては、例えば、Wi−Fi(登録商標)等が挙げられる。
例えば、インターネットに接続された病院内のWi−Fi等の無線LAN(Local Area Network)のネットワーク内に、中継装置を設置する。これにより、無線LANと中継装置とが無線接続可能となる。中継装置は、インターネットを介して外部のタイムサーバから時刻情報を自動取得し、当該時刻情報を電波時計用の信号として輻射する。電波時計80は、病院内の中継装置からの信号を取得して電波時計用の信号を取得して時刻を合わせる。外部のタイムサーバとしては、例えば、NTP(Network Time Protocol)サーバが挙げられる。
電波時計80は、電池交換が不要になる観点から、別体の電源から電気の供給を受ける受電部(図示せず)を備えていることが好ましい。例えば、受電部に取り付け可能な電池とACアダプタとを接続する配線を設けて、ACアダプタと接続された電池を受電部に取り付けることにより、受電部がACアダプタを介して別体の電源から電気の供給を受けられるようにしてもよい。また、例えば、受電部とACアダプタとを接続する配線を設けて、受電部がACアダプタを介して別体の電源から電気の供給を受けられるようにすればよい。一例としては、電池又は受電部と1.5VのACアダプタとを配線で接続することにより、AC100Vのコンセントに対応することができる。
電波時計80は、短針と長針とを備えるアナログ時計であることが好ましい。また、電波時計80は、手術関係者が手洗に要する秒数を正確に把握する観点から、秒針をさらに備えていることが好ましい。
電波時計80は、複数人が同時に見易い観点から、浄水ユニット10よりも高い位置に設けられていることが好ましい。
〔手洗装置の用途〕
以上の実施形態では、本考案に係る手洗装置を、無菌病室用、手術用に用いる形態について説明したが、本考案に係る手洗い装置の用途は、医療用であればよく、前述した形態に限定されない。例えば、NICU(新生児特定集中治療室)等の特定集中治療室を含むICU(集中治療室)、救急処置室、分娩室、陣痛室、新生児室、血管撮影室、血液透析室、化学療法室等の医療施設内に設置される手洗装置として好適である。
本考案は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本考案の技術的範囲に含まれる。
〔付記事項〕
以上のように本考案に係る医療用手洗装置の一態様では、前記カウンターを正面にして座した使用者の脚部を収容可能な空間を前記カウンターの下に形成していることがより好ましい。
また、本考案に係る医療用手洗装置の一態様では、前記浄水ユニットは、前記カウンターの下側、かつ、使用者からみて右側、左側、又は奥側に設けられていることがより好ましい。
また、本考案に係る医療用手洗装置の一態様では、前記浄水ユニットは、自医療用手洗装置が設置される部屋の壁内に設けられていることがより好ましい。
また、本考案に係る医療用手洗装置の一態様では、前記制御部は、予め設定された時間間隔で、前記浄水を前記吐水口から出水するように前記開閉弁を開閉する定期ブローモード制御を行なうことがより好ましい。
また、本考案に係る医療用手洗装置の一態様では、前記浄水ユニットは、前記制御部に、前記定期ブローモード制御させるか否かを切り替えるための切替部をさらに備えることがより好ましい。
また、本考案に係る医療用手洗装置の一態様では、前記浄水カートリッジは、ワンタッチで着脱可能な接続構造をさらに備えることがより好ましい。
また、本考案に係る医療用手洗装置の一態様では、使用者の音声を取得する音声認識部をさらに備え、前記制御部は、取得した前記使用者の音声に基づいて前記開閉弁の開閉を制御することがより好ましい。
また、本考案に係る医療用手洗装置の一態様では、前記吐水部は、前記吐水口から吐水された浄水を受ける位置における物体の有無を検知するセンサーをさらに備えることがより好ましい。
また、本考案に係る医療用手洗装置の一態様では、前記浄水カートリッジは、孔径0.1μm以下の精密ろ過膜を備えることがより好ましい。
また、本考案に係る医療用手洗装置の一態様では、無線の通信を介して時刻情報を取得する電波時計をさらに備えることがより好ましい。
また、本考案に係る医療用手洗装置の一態様では、前記電波時計は、別体の電源から電気の供給を受ける受電部を備えることがより好ましい。
また、本考案に係る医療用手洗装置の一態様では、無菌病室用手洗装置及び手術用手洗装置のいずれかであることがより好ましい。
本考案は、例えば無菌病室用、手術用の医療用手洗装置に利用することができる。
10 浄水ユニット
11 第1開閉弁(開閉弁)
12 浄水部
13 第2開閉弁(開閉弁)
14 定流量弁
15 制御部
16 切替部
17 音声認識部
20 吐水部
21 吐水口
22 逆汚染防止部
23 センサー
30、330 カウンター
31、331 洗面ボウル
40 水道水元栓
50 湯水元栓
60 ミキシングバルブ
70 排水管
80 電波時計
90 空間
100、200、300、400 医療用手洗装置

Claims (13)

  1. 原水をろ過して浄水を生成する浄水カートリッジを備える浄水部、前記浄水を吐水口から出水又は止水するための開閉弁、及び前記開閉弁の開閉を制御する制御部を備える浄水ユニットと、
    前記浄水部で生成した浄水を出水する前記吐水口、及び前記吐水口を殺菌する逆汚染防止部と、を備える吐水部と、
    前記浄水を受け止める洗面ボウルを備えるカウンターと、
    を備える、医療用手洗装置。
  2. 前記カウンターを正面にして座した使用者の脚部を収容可能な空間を前記カウンターの下に形成している、請求項1に記載の医療用手洗装置。
  3. 前記浄水ユニットは、前記カウンターの下側、かつ、使用者からみて右側、左側、又は奥側に設けられている、請求項1又は2に記載の医療用手洗装置。
  4. 前記浄水ユニットは、自医療用手洗装置が設置される部屋の壁内に設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療用手洗装置。
  5. 前記制御部は、予め設定された時間間隔で、前記浄水を前記吐水口から出水するように前記開閉弁を開閉する定期ブローモード制御を行なう、請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療用手洗装置。
  6. 前記浄水ユニットは、前記制御部に、前記定期ブローモード制御させるか否かを切り替えるための切替部をさらに備える、請求項5に記載の医療用手洗装置。
  7. 前記浄水カートリッジは、ワンタッチで着脱可能な接続構造をさらに備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の医療用手洗装置。
  8. 使用者の音声を取得する音声認識部をさらに備え、
    前記制御部は、取得した前記使用者の音声に基づいて前記開閉弁の開閉を制御する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の医療用手洗装置。
  9. 前記吐水部は、前記吐水口から吐水された浄水を受ける位置における物体の有無を検知するセンサーをさらに備える、請求項1〜8のいずれか1項に記載の医療用手洗装置。
  10. 前記浄水カートリッジは、孔径0.1μm以下の精密ろ過膜を備える、請求項1〜9のいずれか1項に記載の医療用手洗装置。
  11. 無線の通信を介して時刻情報を取得する電波時計をさらに備える、請求項1〜10のいずれか1項に記載の医療用手洗装置。
  12. 前記電波時計は、別体の電源から電気の供給を受ける受電部を備える、請求項11に記載の医療用手洗装置。
  13. 無菌病室用手洗装置及び手術用手洗装置のいずれかである、請求項1〜12のいずれか1項に記載の医療用手洗装置。
JP2019002097U 2019-06-11 2019-06-11 医療用手洗装置 Active JP3222747U (ja)

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