JP3221757B2 - 不斉識別能を有する吸着体を用いた光学活性体の製造方法 - Google Patents

不斉識別能を有する吸着体を用いた光学活性体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシート状に加工された不
斉識別能を有する物質への選択的吸着を利用した光学活
性体の製造方法に関するものである。特に、最近の新規
医薬品の開発は光学活性体の方向で進められており、工
業的規模での効率的な光学活性体製造方法が求められて
いる。本発明はこれらの光学活性体製造のための方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】医農
薬、香料、調味料、液晶などの分野で研究開発の進展に
伴い、益々、光学活性体の重要性が高まっている。特に
生命現象において光学活性体が特異な働きをし、生理活
性上、光学活性体の一方(D体又はL体あるいは+体又
は−体)を得ることが非常に有用な場合が多いことが知
られている。厚生省は1986年版医薬品製造指針におい
て、「当該薬物がラセミ体である場合にはそれぞれの異
性体について吸収、分布、代謝、排泄動態を検討してお
くことが望ましい」と記載している。
【0003】光学活性体をラセミ体から得る工業的手段
としては、現在、ジアステレオマー法、優先晶出法、酵
素法、液体クロマトグラフィー法などがあり、最近では
膜を用いた分離についても注目され、研究が進められて
いる。ジアステレオマー法はラセミ体に光学活性な酸又
は塩基(分割剤)を作用させ、生成したジアステレオマ
ー塩の溶解度の差を利用して分別結晶を行い、再結晶を
行うことにより精製した後、化学的処理により分割する
ことによって光学活性体を得る方法である。この方法に
おいては分割剤がラセミ体と容易に塩又は誘導体を形成
するものでなければならないことによる分割剤選択の困
難さが付随する。更に、溶解度差が小さい場合には光学
分割が困難である。また高純度の光学活性体を得るのも
困難である等の問題点を有している。
【0004】優先晶出法はラセミ体の過飽和溶液に一方
の対掌体の純粋な結晶を種として加え、これと同種の対
掌体の結晶のみを選択的に成長させ、析出させる方法で
ある。非常に優れた方法であるにもかかわらず、次のよ
うな問題点があるために広範囲に活用されているとは言
い難いのが現状である。即ち、あるラセミ体を優先晶出
法で分割しようとするには、まずラセミ体と両活性体の
溶解度を測定し、ラセミ体>活性体であること、また融
点は活性体の方がラセミ体よりも高いこと、更にラセミ
体の飽和溶液には活性体が溶解しないこと、などを事前
に確認しておく必要がある(山中宏, 田代泰久, 季刊化
学総説,No.6,1989年,4〜5ページ)。
【0005】酵素を用いる光学分割法は「醗酵法」と
「酵素法」に分別できるが、酵素はL−アミノ酸がペプ
チド結合してできた一種の不斉分子であるため多くの場
合、反応は不斉反応として進行する。即ち、酵素自身が
触媒として高度な選択性を持つため、光学活性体の生産
の場において利用され、光学活性体を大量に得る方法と
して適しており、例えば、ヒダントイナーゼ反応と化学
的脱カルバミル化反応を組み合わせた酵素法によるD−
アミノ酸の工業的生産技術が確立している〔 S.TAKAHAS
HI,“Biotechnology of Aminoacid Production", H. YA
MADA et al(eds),Kodansha Ltd. (1986), p.269 〕。ま
た米国特許第4,800,162 号ではポリアクリロニトリル系
中空糸膜内に酵素を固定化し、光学活性体を得る方法が
記載されている。しかし、酵素法における問題点は光学
分割したいラセミ化合物に適合する酵素を見つけるのが
非常に困難なことである。
【0006】液体クロマトグラフィー法はキラルな化合
物を固定相として用い、移動相中の光学異性体との相互
作用による移動相の分布の差を利用して分離する方法で
ある。最近のHPLC(高速液体クロマトグラフィー)用充
填剤の開発はめざましいものがあり、光学分割用カラム
が多数上市されるとともにかなり大量の分取も行われる
状況に至っているが、工業的規模で経済的に行われる域
には今一歩というところである。
【0007】膜分離法は膜材料にキラルな化合物を導入
した膜を用い、溶液中のラセミ体の一方を透過させ、他
方を排除することにより光学分割する方法である。しか
し、開発段階である現時点での膜分離法における問題点
は製造量増加のために操作圧力を上昇させると膜の不斉
識別能が低下し、光学純度の高い光学活性体を得難く、
逆に不斉識別能を維持しようとすると生産性が極端に低
下するという点にある。
【0008】本発明は不斉識別能を有する吸着体を用い
ることにより、吸着・脱着という極めて基本的な物理的
特性を利用して簡便に、且つ工業的規模で光学活性体の
製造が可能な手段を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決すべく鋭意研究の結果、すでに光学異性体の分析や分
取において液体クロマトグラフィー用のカラム充填剤に
多用されている光学活性ポリマー、特に多糖類誘導体等
の不斉識別能を有する物質に着目し、これをシート状に
加工したものをラセミ体原液に接触させると、一方の光
学活性体を選択的に吸着し、容易に光学活性体を製造で
きることを見出し、本発明を完成した。即ち、本発明
は、多糖類誘導体又はこれを担体に担持させたものから
なる不斉識別能を有する物質をシート状に加工し、これ
を吸着体としてラセミ体原液と接触させ、光学異性体の
一方を選択的に吸着させた後、洗浄液で洗浄して洗浄液
中に光学活性体を回収することにより光学分割を行うこ
とを特徴とする光学活性体の製造方法を提供するもので
ある。
【0010】本発明において、不斉識別能を有する物質
をシート状に加工する方法としては、不斉識別能を有す
る物質を加熱溶解後、押し出しによりシート状にしても
よいし、また不斉識別能を有する物質を有機溶媒に溶解
後、不織布などでできた支持体上にコーティングする方
法でもよい。さらに、これらの支持体を不斉識別能を有
する物質を溶解した溶液に浸漬することにより得られる
シートでもよい。ここでいう支持体とは特に材質、形
状、製法に制限されるものではなく、不斉識別能を有す
る物質からなるシートの強度を確保できるものであれば
よい。またシート状加工物の表面は平滑であってもある
いは多孔性であっても良い。
【0011】本発明において、不斉識別能を有する物質
としては、多糖類誘導体又はこれを担体に担持させたも
のである。本発明に用いられる多糖類誘導体を構成する
多糖類としては、合成多糖類、天然多糖類および天然変
成多糖類の何れかを問わず、光学活性であればいかなる
ものでも良い。例示すれば、β−1,4 −グルカン(セル
ロース)、α−1,4 −グルカン(アミロース、アミロペ
クチン)、α−1,6 −グルカン(デキストラン)、β−
1,6 −グルカン(ブスツラン)、β−1,3 −グルカン、
α−1,3 −グルカン、β−1,2 −グルカン、β−1,4 −
ガラクタン、β−1,4 −マンナン、α−1,6−マンナ
ン、β−1,2 −フラクタン(イヌリン)、β−1,4 −キ
シラン、β−1,3 −キシラン、β−1,4 −キトサン、キ
チン、アガロース等が挙げられる。特に好ましいのは、
高純度の多糖類が容易に得られるセルロース、アミロー
ス等である。これら多糖類の数平均重合度(一分子中に
含まれるピラノース環又はフラノース環の平均数)は5
以上、好ましくは10以上であり、特に上限はないが 500
以下であることが取り扱いの容易さにおいて好ましい。
本発明に用いられる多糖類誘導体としては、上記の多糖
類の水酸基の一部または全部が、式
【0012】
【化1】
【0013】(式中、R1はメチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、t−ブチル等のアルキル基又は
これらをハロゲン等で置換した置換アルキル基、フェニ
ル等の芳香族基又はこれらを炭素数1〜8のアルキル
基、ハロゲン等で置換した置換芳香族基、ベンジル、フ
ェネチル等の芳香族アルキル基を示す。)で表される置
換基で置換されたエステル誘導体、式
【0014】
【化2】
【0015】(式中、R2はメチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、t−ブチル等のアルキル基又は
これらをハロゲン等で置換した置換アルキル基、フェニ
ル等の芳香族基又はこれらを炭素数1〜8のアルキル
基、ハロゲン等で置換した置換芳香族基、ベンジル、フ
ェネチル等の芳香族アルキル基を示す。)で表される置
換基で置換されたカルバメート誘導体、式 −OR3 (式中、R3はメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、t−ブチル等のアルキル基又はこれら
をハロゲン等で置換した置換アルキル基、フェニル等の
芳香族基又はこれらを炭素数1〜8のアルキル基、ハロ
ゲン等で置換した置換芳香族基、ベンジル、フェネチル
等の芳香族アルキル基を示す。)で表される置換基で置
換されたエーテル誘導体等があり、そのいずれであって
もかまわない。
【0016】本発明による光学分割法は、上記のように
して得られた不斉識別能を有する物質をシート状に加工
したものをラセミ体原液に接触させ、光学異性体の一方
を選択的に吸着させた後、洗浄液で洗浄することにより
洗浄液中に光学活性体を回収する方法である。
【0017】本発明において、ラセミ体溶解のために用
いられる溶媒として、また吸着体に吸着した光学活性体
を回収するための洗浄液としては、使用する吸着体を膨
潤又は溶解しないものであれば、いかなる溶剤も使用可
能である。ラセミ体溶解のために用いられる溶媒として
は、例えばのn−ヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶媒
や、これと2−プロパノール、エタノール等のアルコー
ル類との混合溶媒等が望ましく、また吸着体に吸着した
光学活性体を回収するための洗浄液としては、例えば上
記の混合溶媒のうちアルコール類の混合比率を上げて溶
媒の極性を上げたものか、又はアルコール類単独、更に
はアルコール−水混合系溶媒などが挙げられる。
【0018】本発明においては、特に不斉識別能を有す
る物質からなるシート状の吸着体をラセミ体原液に接触
させ、光学異性体の一方を選択的に吸着させた後、ラセ
ミ体を溶解したのと同じ溶媒あるいは少し極性を上げた
溶液によって吸着体を1次洗浄し、少量吸着された不要
な光学活性体を洗い流すことにより光学純度を上げた
後、更に極性の高い溶剤で2次洗浄することにより、光
学純度の高い有用な光学活性体を脱着・回収することが
できる。
【0019】また、ベルト状とした支持体に光学活性ポ
リマーをコーティングすることによりベルト状の吸着体
とし、ロールを介して、「一方の光学活性体を選択的に
吸着させる工程」、「1次洗浄工程」、「2次洗浄・活
性体回収工程」の3工程を経由する形とし、モーターに
てベルトを駆動することにより連続的に吸着、1次洗
浄、2次洗浄・活性体回収を行うこともできる。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明がこれらに限定されるものでないことは言
うまでもない。尚、実施例中、光学純度(%e.e.)の決
定は高速液体クロマトグラフィー (HPLC) を用いて、次
の条件により行った。 <HPLC条件> カラム:ダイセル化学工業(株)製キラルセルOD, 10μ 移動相:n−ヘキサン90%, 2−プロパノール10% 流 量:1.0 ml/min 温 度:室温 検 出:UV 254 nm 実施例1 多糖類誘導体としてセルローストリス(3,5 −ジメチル
フェニルカルバメート)を使用し、その20gを試薬特級
アセトン80gに溶解させ、ポリマー溶液とし、これを室
温下、日本バイリーン(株)製不織布(MF-80K, ポリエ
ステル製, 重量77.6g/m2, 厚み 0.108mm, 通気度16.0
cc/cm2/sec, 幅10cm×長さ1m)上に流延し、室温、
窒素気流中で約1時間乾燥した後、真空デシケーター中
にて、1日放置・乾燥した。得られたシート状加工物の
両端を超音波接着してベルト状とし、図1に示すよう
に、このベルト状吸着体1が7個の回転ロール2を介し
て2つの槽5, 6を経由する循環系を作製した。第1槽
5には、血圧降下剤として知られるβブロッカーの一種
であるピンドロールのラセミ体6.0 gをn−ヘキサン90
%、2−プロパノール10%の混合溶媒1000mlに溶解した
溶液を入れ、第2槽6には、n−ヘキサン50%、2−プ
ロパノール50%の混合溶媒200 mlを入れた。モーターを
回転させることにより、ベルト状吸着体1を矢印の方向
に、2cm/分の速度で移動させ、120 分間運転した。第
1槽5を通過後にベルト状吸着体1の表面に付着した溶
液がそのまま第2槽6に持ち込まれないように、第1槽
5を出たところでエアーブロー3を行った。また、第2
槽6では第1槽5で吸着した光学活性なピンドロールの
脱着をより効率的に行うために超音波発信器4により超
音波をかけた。運転後、第2槽6の溶液を蒸発・乾固し
たところ、ピンドロール39mgが得られた。光学純度を測
定したところ、38.4%e.e.であった。
【0021】実施例2 実施例1と同様に、多糖類誘導体としてセルローストリ
ス(3,5 −ジメチルフェニルカルバメート)を使用しベ
ルト状吸着体を作製した。図2に示すように、このベル
ト状吸着体1が10個の回転ロール2を介して3つの槽
7, 8及び9を経由する循環系を作製した。第1槽7に
は、血圧降下剤として知られるβブロッカーの一種であ
るピンドロールのラセミ体6.0 gをn−ヘキサン90%、
2−プロパノール10%の混合溶媒1000mlに溶解した溶液
を入れ、第2槽8には、n−ヘキサン90%、2−プロパ
ノール10%の混合溶媒100 mlを入れ、第3槽9には、n
−ヘキサン50%、2−プロパノール50%の混合溶媒100
mlを入れた。モーターを回転させることにより、ベルト
状吸着体1を矢印の方向に、2cm/分の速度で移動さ
せ、120 分間運転した。第1槽7及び第2槽8を通過後
にベルト状吸着体1の表面に付着した溶液がそのまま第
2槽8及び第3槽9に持ち込まれないように、第1槽7
及び第2槽8を出たところでエアーブロー3を行った。
また、実施例1と同様に第3槽9では超音波発信器4に
より超音波を作用させた。運転後、第3槽9の溶液を蒸
発・乾固させたところ、ピンドロール31mgが得られた。
光学純度を測定したところ、50.2%e.e.であった。
【0022】
【発明の効果】本発明の光学分割方法は、設備及び操作
が極めて簡単で、しかも連続運転が可能な技術であるこ
とから、大量の光学活性体の生産に適しており、経済的
な工業技術である。特に、近年、光学活性体化の進んで
いる医薬分野における新薬開発の現状を見た時、かかる
本発明による効率的な光学活性体の生産は画期的なこと
であり、産業上のメリットは大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で用いた光学活性体の製造装置の略示
断面図である。
【図2】実施例2で用いた光学活性体の製造装置の略示
断面図である。
【符号の説明】
1 ベルト状吸着体 2 回転ロール 3 エアーブロー 4 超音波発信器 5 第1槽 6 第2槽 7 第1槽 8 第2槽 9 第3槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07B 57/00 310 B01D 15/00 C07B 63/00 C07D 209/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多糖類誘導体又はこれを担体に担持させ
    たものからなる不斉識別能を有する物質をシート状に加
    工し、これを吸着体としてラセミ体原液と接触させ、光
    学異性体の一方を選択的に吸着させた後、洗浄液で洗浄
    して洗浄液中に光学活性体を回収することにより光学分
    割を行うことを特徴とする光学活性体の製造方法。
  2. 【請求項2】 シート状加工物の表面が平滑あるいは多
    孔性である請求項1記載の光学活性体の製造方法。
  3. 【請求項3】 不斉識別能を有する物質からなるシート
    状の吸着体をラセミ体原液に接触させ、光学異性体の一
    方を選択的に吸着させた後、ラセミ体を溶解したのと同
    じ溶媒あるいは少し極性を上げた溶液によって吸着体を
    1次洗浄し、少量吸着された不要な光学活性体を洗い流
    すことにより光学純度を上げた後、更に極性の高い溶剤
    での2次洗浄により、有用な光学活性体を脱着・回収す
    ることを特徴とする請求項1記載の光学活性体の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 ベルト状とした支持体に多糖類誘導体を
    コーティングすることによりベルト状の吸着体とし、ロ
    ールを介して、「一方の光学活性体を選択的に吸着させ
    る工程」、「1次洗浄工程」、「2次洗浄・活性体回収
    工程」の3工程を経由する形とし、モーターにてベルト
    を駆動することにより連続的に吸着、1次洗浄、2次洗
    浄・活性体回収を行うことを特徴とする請求項記載の
    光学活性体の製造方法。
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