JP3221705B2 - 炭化水素油の水素化処理用触媒組成物の製造法 - Google Patents

炭化水素油の水素化処理用触媒組成物の製造法

Info

Publication number
JP3221705B2
JP3221705B2 JP31540291A JP31540291A JP3221705B2 JP 3221705 B2 JP3221705 B2 JP 3221705B2 JP 31540291 A JP31540291 A JP 31540291A JP 31540291 A JP31540291 A JP 31540291A JP 3221705 B2 JP3221705 B2 JP 3221705B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
metal
group
concentration
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31540291A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05123583A (ja
Inventor
一司 薄井
茂徳 中静
健太郎 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cosmo Oil Co Ltd
Original Assignee
Cosmo Oil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cosmo Oil Co Ltd filed Critical Cosmo Oil Co Ltd
Priority to JP31540291A priority Critical patent/JP3221705B2/ja
Priority to CA002079924A priority patent/CA2079924A1/en
Priority to NL9201798A priority patent/NL192725C/nl
Priority to DK127092A priority patent/DK127092A/da
Publication of JPH05123583A publication Critical patent/JPH05123583A/ja
Priority to US08/254,424 priority patent/US5444033A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3221705B2 publication Critical patent/JP3221705B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は触媒組成物の製造方法に
関する。詳しくは、本発明は微細孔を有する、ボリア、
チタニアもしくは酸化亜鉛を含むアルミナ担体に周期律
表第6B族金属及び周期律表第8族金属である活性金属
を触媒粒子最外表面部よりも中心部に、より高濃度で担
持することにより、高活性を長期間に亘って維持できる
炭化水素油の水素化処理用触媒組成物の製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】原油を常圧蒸留または減圧蒸留する事に
よって得られる常圧残油、減圧軽油、減圧残油には多く
の硫黄化合物と金属等が含有されており、その含有量は
原油の種類によって異なる。これらの重質炭化水素油成
分を燃焼に供した場合、硫黄酸化物などの有害物質を発
生し、燃焼炉を腐蝕し、大気を汚染する原因となる。ま
た、軽質化や高品質化等の高次処理時には硫黄化合物や
窒素化合物さらに金属が触媒を不活性化させ、重質炭化
水素油等を有効利用するための操作を妨げる大きな原因
となっている。このため大量の硫黄化合物や金属を含有
する重質炭化水素油から、硫黄化合物及び金属を除去す
るために、周期律表第6B族金属、例えばモリブデン、
クロム、タングステン及び周期律表第8族金属、例えば
鉄、コバルト、ニッケル、白金、の金属成分をアルミナ
あるいはアルミナ含有担体に担持させた触媒と水素加圧
下で接触させる操作が行われている。
【0003】しかし、未だ充分満足する結果は得られて
いない。すなわち、炭化水素油中に含まれる炭素質類や
金属類の分解、析出、特に金属類の析出によって触媒活
性が阻害され、脱硫活性が著しく低下し、結果として充
分な脱硫が出来ないのが現状である。そこで炭化水素油
中に含まれる炭素質類や金属類、特に金属類によって活
性が阻害されにくい水素化処理用触媒の開発が求められ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、本発明の目
的は、炭化水素油中に含まれる金属類によって触媒が被
毒されにくく、長期間に亘って脱硫活性を維持できる触
媒組成物を製造するための工業化に適する方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決するため、約1年間に亘り使用された炭化水素
油の水素化処理用触媒を分析した結果、炭化水素油中に
主に含まれている金属、すなわちバナジウムとニッケル
が触媒に堆積し活性低下の原因になっており、特に活性
金属種を被毒するバナジウムは触媒粒子表面部に堆積
し、触媒粒子の中心部に至る程、その堆積濃度が低下し
ていることを見出した。そこで、さらに鋭意検討を重ね
た結果、バナジウムの堆積濃度分布とは逆に触媒粒子中
の周期律表第6B族金属および周期律表第8族金属であ
る活性金属の濃度分布が触媒表面部に比べ触媒中心部の
方が高くなるように担持すれば活性金属の濃度分布を持
たない従来の触媒に比して長期間に亘り、脱硫活性を維
持できることを見出した。
【0006】そしてさらに、周期律表第6B族金属およ
び周期律表第8族金属の担持濃度分布に勾配を有する上
記触媒組成物は、担体としてボリア、チタニアもしくは
酸化亜鉛を含むアルミナを用い、上記金属を担持せしめ
る前に、触媒担体を特定の水素イオン濃度の酸性水溶液
で処理することにより工業的に容易に製造されうること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明の製造法により得られる
触媒組成物は、触媒粒子の周期律表第6B族金属及び周
期律表第8族金属担持濃度分布が触媒最外表面部から触
媒中心部に向けて高濃度となるような濃度勾配を有し、
かつ該濃度分布が次式で示され、そして触媒基準で該周
期律表第6B族金属担持量が酸化物換算で5〜30重量
%であり、かつ周期律表第8族金属担持量が酸化物換算
で1〜10重量%であり、触媒担体が5〜40重量%の
ボリア、チタニアもしくは酸化亜鉛を含むアルミナであ
ることを特徴とする炭化水素油の水素化処理用触媒組成
物である
【0008】周期律表第6B族金属担持濃度分布 0.9>h2/h1≧0 周期律表第8族金属担持濃度分布 0.9>h4/h3≧0 (ここで、h1は触媒粒子の中心部における周期律表第
6B族金属担持濃度であり、h2は触媒粒子最外表面部
における周期律表第6B族金属の担持濃度であり、同様
にh3は触媒粒子の中心部における周期律表第8族金属
担持濃度であり、h4は触媒粒子最外表面部における周
期律表第8族金属の担持濃度である。)。
【0009】すなわち、本発明の要旨は、5〜40重量
%のボリア、チタニアもしくは酸化亜鉛を含むアルミナ
担体に周期律表第6B族金属および周期律表第8族金属
を担持せしめる際に、予め触媒担体を水素イオン濃度p
H=1〜5.5の酸性水溶液に温度が45℃以上該酸性
水溶液が沸騰する温度未満で60分以上浸し、その後周
期律表第6B族金属および周期律表第8族金属を担持す
ることを特徴とする炭化水素油の水素化処理用触媒組成
物の製造法に存する。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
製造法により製造される炭化水素油の水素化処理用触媒
組成物は、電子プローブマイクロアナライザー(以下、
「EPMA」と言う。)による金属分析をその粒子断面
で中心を通る直線上で行う(以下、「線分析」と言
う。)と、周期律表第6B族金属(以下、「第6B族金
属」と言う。)の担持濃度分布が触媒最外表面部から触
媒中心部に向けて、高濃度となるような濃度勾配を有
し、かつ触媒粒子最外表面部の濃度をh2、触媒粒子中
心部の濃度をh1としたとき、h2/h1が0または0か
ら約0.9、好ましくは約0から約0.76までのもの
である。また、触媒粒子の中心部における周期律表第8
族金属(以下、「第8族金属と言う。)担持濃度をh3
とし、触媒粒子最外表面部における第8族金属担持濃度
をh4とした時、h4/h3が0または0から約0.9好
ましくは約0から約0.71までのものであり、h4
3=0とは第8族金属の濃度が触媒最外表面部から触
媒中心部に向けて高濃度となり、かつその最外表面部の
濃度が0であるものを言う。
【0011】同様に、h2/h1=0とは、第6B族金属
の濃度が触媒最外表面部から触媒中心部に向けて高濃度
となり、かつその最外表面部の濃度が0であるものを言
う。そして本発明触媒においては、その濃度の総和が第
6B族金属をXとしたとき、XO3で示される酸化物換
算で触媒の約5〜30重量%となるものが好ましい。
【0012】また、0.9>h2/h1とは、触媒中心部
の濃度が触媒最外表面部の濃度の約1.1倍以上のもの
を意味する。触媒中心部の濃度が触媒最外表面部の濃度
の1.1倍以下になると優れた効果が得られない。
【0013】本発明方法により製造される触媒組成物の
分析に用いたEPMAは日本電子製JXA−8600M
Xで、加速電圧20kV、加速電流0.1mAで測定を行っ
た。EPMA線分析のグラフの横軸は触媒中の位置を表
し、縦軸は単位容積中の原子の数を表すが、測定する元
素が異なると値が変わるので、異なった元素間での比較
はグラフから直接行うことは出来ない。
【0014】第6B族金属担持濃度分布は、上記要件を
満足していれば良く、濃度分布の変化する形は放物線
型、直線型、鉤型等種々の形状を採りうる。
【0015】第8族金属は、第6B族金属と同様、その
濃度が触媒最外表面部から触媒中心部に向けて高濃度と
なる。そして本発明方法により製造される触媒において
は、その濃度の総和が第8族金属をMとた時、MxOy
で示される酸化物換算で触媒の約1〜10重量%となる
ものが好ましい。
【0016】ここで、触媒粒子は種々の形状を採りえ
て、例えば円柱状のもの、柱状成型で断面が小円を二つ
連ねたダンベル型のもの、小円を三つ葉状に重ねたも
の、小円を四つ葉状に重ねたものが好都合であるが、こ
れらの小円は真円である必要はなく、長円形のもの、あ
るいは長方形、正方形、ひし形に近くても差し支えな
い。
【0017】また、断面が中空円柱状のもの、断面が
T、I、C、E、口型のような文字型の柱状のものでも
よい。また、断面が3角、4角、5角、6角、8角状の
ハニカム、柱状成型でもかまわない。勿論、触媒粒子は
球状でも良い。触媒粒子の寸法は特に規制されないが、
一般には0.5〜20mmの範囲である。
【0018】触媒粒子の断面は、長手方向に直角な断面
を言い、触媒中心部とは、その断面が真円、長円形、長
方形、正方形、ひし形等の対称形のものは、その対称中
心部分をいい、断面が中空円柱状、T、I、C、E、口
型のような文字型のものは、その断面で互いに面する触
媒最外表面を最短で結んだその線上の中点を言う。
【0019】次に、本発明の触媒組成物の製法について
述べる。前記触媒組成物を得るためには、前記発明の要
旨に示したとおり、第6B族金属および第8族金属を担
持する前に予め担体を特定の水素イオン濃度、特定の温
度ならびに特定の時間と言う特定された条件下で処理す
ることが必要である。
【0020】触媒担体としては、アルミナに5〜40重
量%のボリア、チタニアもしくは酸化亜鉛またはこれら
を複数種含む担体を用いる。ボリア、チタニアもしくは
酸化亜鉛のアルミナへの混合方法は、混練方法や共沈法
等いずれの方法でも良い。アルミナとしては、γ−アル
ミナ、χ−アルミナまたはη−アルミナのいずれか1種
またはこれらの混合物が好適である。
【0021】触媒担体にはボリア、チタニアもしくは酸
化亜鉛が上記配合量であれば、それ以外にアルミナ、シ
リカもしくはゼオライトおよびボリア、チタニアもしく
は酸化亜鉛以外の成分が配合されても良く、例えばマグ
ネニア、酸化カルシウム、ジルコニア、ハフニア等の耐
火性無機酸化物の1種又は2種以上を配合することもで
きる。
【0022】担体に前処理を施す酸性水溶液はリン酸お
よびフッ化水素酸を除く全ての無機酸、例えば硝酸、塩
酸、硫酸等、を用いることができるが、好ましくは硝酸
が用いられる。フッ化水素酸はアルミナの結晶構造を崩
壊させるため使用出来ない。
【0023】担体に前処理を施す酸性水溶液はその水素
イオン濃度をpH=1〜5.5とし、好ましくはpH=
2〜4である。pH=1以下では酸によりアルミナの結
晶構造が崩壊し、pH=5.5以上では充分な効果が得
られない。
【0024】一つの好ましい実施態様を示せば、ボリア
含有アルミナ担体を精製水に加え、硝酸で水素イオン濃
度をpH2.0に調整し、60℃で24時間含浸させ、
24時間後速やかに乾燥する。その後、通常の含浸法に
よりモリブデン、ニッケル、コバルトを担持する。すな
わち、上記で得た前処理済みの担体を第6B族金属、例
えばモリブデンの水溶性化合物および/または第8族金
属、例えばコバルトおよびニッケルの水溶性化合物を溶
解した水溶液に浸漬することにより行い得る。
【0025】担体に前処理を施す酸性水溶液の温度は約
45℃から酸性水溶液が沸騰する温度未満である。した
がって、加圧容器を用いてこの前処理を行う場合には1
00℃以上の温度を用いることもできる。しかし、一般
には大気圧下100℃未満で十分であり、好ましくは約
50〜約80℃である。前処理時間は約60分以上、好
ましくは80分以上である。温度が高い程より短時間で
この前処理が完了する。前処理温度が45℃以下では充
分な効果が得られない。また、前処理時間はあまり長く
とってもそれ程効果はない。
【0026】水素化活性金属成分を担体に担持させる方
法は、特に上記含浸法に限定されるものではなく、種々
の方法が採用され得る。例えば、水素化活性金属成分を
溶解した溶液を担体粒子に噴霧する噴霧含浸法も用いる
ことができる。
【0027】前処理前の触媒担体は、通常の方法により
得ることが出来る。使用するアルミナ原料としては、ア
ルミニウムの水溶性化合物、具体的にはアルミニウムの
硫酸塩、塩化物、アルカリ金属アルミン酸塩、アルミニ
ウムアルコキシド、その他の無機酸塩及び有機酸塩等が
使用できる。また、ここでホウ素、チタンや亜鉛の水溶
性化合物あるいはボリア、チタニアもしくは酸化亜鉛を
上記の様な原料溶液中に加えても良い。
【0028】具体例を示せば、酸性アルミニウム水溶液
(濃度約0.3〜2mol/l)及びアルミン酸アルカリ溶
液に水酸化アルカリ溶液を添加し、pH約6.0〜1
1.0好ましくは約8.0〜10.5の範囲でヒドロゲ
ル又はヒドロゾルを生成させるか、あるいはアンモニア
水、硝酸又は酢酸等を適宜添加し、pHを調整しなが
ら、この懸濁液を約50〜90℃に加熱して少なくとも
2時間保持する。次いで沈澱をフィルターでロ別し、炭
酸アンモニウム及び水で洗浄して不純物イオンを除去す
る。この後、混練法によりボリア、チタニアもしくは酸
化亜鉛を添加するが、先に記載したように上記の原料溶
液に添加して混合することも出来る。
【0029】アルミナゲルの調製は、アルミナ又はアル
ミナ含有物が水素化処理用触媒として必要な平均細孔径
及び細孔分布を得るように、アルミナあるいはアルミナ
含有物の水和物の沈澱及び熟成における温度、時間等の
調製条件を調節しながら行う。
【0030】次にアルミナゲルを押し出し成型機にて所
望の形状に成型する。成型は、所望の平均細孔径と細孔
分布を得るため、成型圧力を調整しつつ行う。成型物
は、約100〜140℃で数時間乾燥し、更に約200
〜700℃で数時間焼成して担体に仕上げる。
【0031】水素化活性金属成分を担持する順序は、第
6B族金属と第8族金属のどちらが先でも良いし、また
同時でも良いが、第6B族金属を先にするのが好まし
い。
【0032】担持させる第6B族金属は、クロム、モリ
ブデン、タングステン等の第6B族金属の中から選ばれ
る1種または2種以上が選択して使用される。好ましく
はモリブデンである。これら金属の化合物のうち特に適
当な化合物の例としては、パラモリブデン酸アンモニウ
ム、タングステン酸、重クロム酸アンモニウム等を挙げ
ることができる。
【0033】また、担持させる第8族金属は、鉄、コバ
ルト、ニッケル、パラジウム、白金、オスミウム、イリ
ジウム、ルテニウム、ロジウム等の第8族金属の群の中
の1種又は2種以上が選択して使用される。好ましく
は、ニッケル又はコバルトの単独又は両者の組み合わせ
である。ニッケルおよびコバルトの化合物としては、そ
れぞれの硝酸塩を用いるのが好ましい。
【0034】また、所望に応じて、本発明触媒に第3の
金属を添加することも可能である。
【0035】上記第6B族及び第8族の水素化活性金属
成分は、酸化物および/または硫化物として担持させる
ことが好適である。
【0036】このような水素化活性金属成分の担持量
は、酸化物として触媒基準で、第6B族金属はXO3
して通常約5〜30重量%、好ましくは約7〜25重量
%、より好ましくは約10〜20重量%であり、第8族
金属は該金属をMとしたときMxOyとして通常約1〜
10重量%、より好ましくは約2〜8重量%である。
【0037】第6B族金属が5重量%未満では好ましい
活性が得られず、また30重量%を超えると分散性が低
下すると同時に、第8族金属の助触媒効果が発揮されに
くい。
【0038】一方、第8族金属が1重量%未満であると
充分な効果が得られず、また10重量%を超えると担体
と結合しない遊離の水素化活性金属成分が増加する。
【0039】水素化活性金属成分を担持した担体は、含
浸溶液から分離した後、水洗、乾燥及び焼成を行う。乾
燥及び焼成条件は、上記した担体の場合の条件と同一で
よい。
【0040】また、本発明の製造法による触媒は、比表
面積が約200〜400m2/g、全細孔容積が約0.
4〜0.9ml/g、かさ密度が約0.5〜1.0g/m
l、側面破壊強度が約0.8〜3.5Kg/mmであるのが
殊に好ましい。このような本発明製造法による触媒組成
物は、炭化水素油の良好な水素化処理用触媒である。
【0041】本発明の製造法による触媒は、水素化処理
を行うにあたり、固定床、流動床又は移動床のいずれの
形式でも使用できるが、装置面または操作上からは固定
床反応塔を使用することが好ましい。
【0042】本発明の製造法による触媒は、水素化反応
に使用するに先立ち、予備硫化を行うことが好ましい。
予備硫化は、反応塔のその場において行うことができ
る。すなわち、本発明触媒を、含硫炭化水素油(例え
ば、含硫留出油)と、温度約150〜400℃、圧力
(全圧)約15〜150Kg/cm2、液空間速度約0.3〜
8.0hr-1で、約50〜1500l/l油比の水素含有ガ
スの存在下において接触させ、この処理の終了後、上記
の含硫留出油を原料油(含硫炭化水素油)に切替え、該
原料油の脱硫に適当な運転条件に設定して、運転を開始
する。
【0043】本発明の製造法による触媒の硫化処理の方
法としては、上記のような方法の他に、硫化水素、その
他の硫黄化合物を直接触媒と接触させるか、あるいはこ
れらの硫黄化合物を適当な留出油に添加したものを触媒
と接触させる方法等も適用できる。
【0044】本発明における炭化水素油とは、原油の常
圧蒸留あるいは減圧蒸留で得られる軽質留分や常圧蒸留
残渣及び減圧蒸留残渣を意味し、勿論、コーカー軽油、
溶剤脱瀝油、タールサンド油、シェールオイル、石炭液
化油をも包含するものである。
【0045】また、本発明の製造法による触媒を用いる
炭化水素油の水素化処理条件は、原料油の種類、脱硫率
等により適宜選択することができるが、温度約300〜
500℃、水素圧力約20〜200Kg/cm2、水素含有
ガス/油比約50〜10,000l/l、液空間速度約
0.1〜10hr-1とすることが好ましい。なお、水素含
有ガス中の水素濃度は、約60〜100%の範囲が好ま
しい。
【0046】なお、本発明における「水素化処理」と
は、上記したように、炭化水素油と水素との接触による
処理を総称し、比較的反応条件の苛酷度の低い水素化精
製、比較的苛酷度の高い若干の分解反応を伴う水素化精
製、水添異性化、水素化脱アルキル化、その他の水素の
存在下における炭化水素油の反応を包含するものであ
る。
【0047】例えば、常圧蒸留または減圧蒸留の留出液
および残渣油の水素化脱硫、水素化脱窒素、水素化脱金
属、水素化分解を含み、また灯油留分、軽油留分、ワッ
クス、潤滑油留分の水素化精製等をも包含する。
【0048】本発明の製造法による水素化処理用触媒組
成物において、担持されているNi等の第8族金属は助
触媒として有効に機能しているが、炭化水素油の水素化
処理に際して、Vと共に除去されるNiは担持されてい
るNiとは異なり、助触媒効果を有さない。これは炭化
水素油から除去されたNiは担持されているNiとは異
なった状態で触媒中に存在するためであり、助触媒効果
を示さないのみならず、触媒中の細孔を閉塞して炭化水
素油の触媒中への進行を阻害し、触媒活性を低下せしめ
る一因となる。
【0049】
【作用】本発明では、酸性水溶液を用い、触媒担体に前
処理を施す際、該水溶液の水素イオン濃度をpH=1〜
5.5で、硝酸等の無機酸を用いたため、その酸により
担体粒子外表面部の性質が変化し、第6B族金属イオン
あるいは第6B族金属を含むイオンの吸着のしやすさに
差が生じ、触媒粒子中心部に向けて第6B族金属の担持
濃度が高くなる分布を示したものと思われる。すなわ
ち、担体中でのボリア、チタニアもしくは酸化亜鉛の分
布は、実施例1、8及び9において得られた担体のEP
MA線分析(図1)から明らかなように、担体粒子最外
表面部でそれらの成分が溶解し、それらの濃度が減少し
ている。そのため、担体表面の性質に何等かの変化が生
じ、第6B族金属を含むイオンの吸着しにくいサイトが
増加したために、触媒外表面部から触媒粒子中心部に向
けて第6B族金属の担持濃度が高くなる分布を示したも
のと思われる。また、第8族金属の担持においても、既
に担体外表面部に遷移金属イオンの吸着しにくい部分が
存在するため、第8族金属の担持濃度分布が触媒外表面
部から中心部に向けて高濃度となるように担持されたも
のと思われる。
【0050】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例によって説
明するが、これらは単に例示であって、本発明はこれら
によって制限されるものではない。
【0051】実施例1 2000ccのビーカーに蒸留水1000ccを計り取り6
0℃とした後、前処理前の触媒担体(形状:直径1.6
mm(1/16インチ)、長さ2〜3mmの円柱状物)であ
るγ−アルミナ/ボリア(9/1(重量比、以下におい
ても同じ)150gを加え、濃硝酸で水素イオン濃度を
pH=2に調整し攪拌した。24時間前処理のために含
浸させた後、含浸液をロ別した。その後速やかに120
℃で乾燥を行った。
【0052】蒸留水85ccに濃アンモニア水15ccおよ
びパラモリブデン酸アンモニウム23.0gを完全に溶
解させた含浸液に、前処理を施した上記の担体の内10
0gを含浸させ500℃で焼成しモリブデンを担持させ
た。その後、硝酸ニッケル六水和物9.4gおよび硝酸
コバルト六水和物9.4gを蒸留水100ccに完全に溶
解させた含浸液で先にモリブデンを担持させた担体の内
100gを含浸させ、500℃で2時間焼成し、ニッケ
ルおよびコバルトを担持させた。
【0053】得られた触媒の組成、物理性状およびh2
/h1、h4/h3を表1に示す。また、EPMA線分析
の結果を図2に示した。
【0054】実施例2、3、4 実施例1において、前処理時間24時間を9時間(実施
例2)、6時間(実施例3)、3時間(実施例4)にし
た以外は同様の方法により行った。
【0055】得られた触媒の組成、物理性状およびh2
/h1、h4/h3を表1に示す。また、EPMA線分析
の結果を図3(実施例2)、図4(実施例3)、図5
(実施例4)に示した。
【0056】実施例5、6 実施例1において、前処理用の酸性水溶液の水素イオン
濃度pH=2を、pH=3(実施例5)、pH=4(実
施例6)にした以外は同様の方法により行った。
【0057】得られた触媒の組成、物理性状およびh2
/h1、h4/h3を表1に示す。また、EPMA線分析
の結果を図6(実施例5)、図7(実施例6)に示し
た。
【0058】実施例7 実施例1において、前処理用の酸性水溶液の温度60℃
を80℃にした以外は同様の方法により行った。
【0059】得られた触媒の組成、物理性状およびh2
/h1、h4/h3を表1に示す。また、EPMA線分析
の結果を図8に示した。
【0060】実施例8 実施例1において、触媒担体γ−アルミナ/ボリア(9
/1)をγ−アルミナ/チタニア(9/1)にした以外
は同様の方法により行った。
【0061】得られた触媒の組成、物理性状およびh2
/h1、h4/h3を表1に示す。また、EPMA線分析
の結果を図9に示した。
【0062】実施例9 実施例1において、触媒担体γ−アルミナ/ボリア(9
/1)をγ−アルミナ/酸化亜鉛(9/1)にした以外
は同様の方法により行った。
【0063】得られた触媒の組成、物理性状およびh2
/h1、h4/h3を表1に示す。また、EPMA線分析
の結果を図10に示した。
【0064】実施例10、11 実施例1において、パラモリブデン酸アンモニウム四水
和物23.5gをタングステン酸20.2g(実施例1
0)、重クロム酸アンモニウム23.6g(実施例1
1)に変えた以外は同様の方法により行った。得られた
触媒の組成、物理性状およびh2/h1、h4/h3を表1
に示す。
【0065】比較例1 蒸留水85ccに濃アンモニア水15cc及びパラモリブデ
ン酸アンモニウム23.0gを完全に溶解させた含浸液
に、γ−アルミナ/ボリア(9/1)100gを含浸さ
せ500℃で焼成しMoを担持させた。その後、硝酸ニ
ッケル六水和物9.4g及び硝酸コバルト六水和物9.
4gを蒸留水100ccに完全に溶解させた含浸液で含浸
させ500℃で焼成しNi及びCoを担持した。得られ
た触媒の組成、物理性状およびh2/h1、h4/h3を表
1に示す。
【0066】比較例2 比較例1において、触媒担体をγ−アルミナ/ボリア
(9/1)からγ−アルミナ/チタニア(9/1)にし
た以外は同様の方法により行った。得られた触媒の組
成、物理性状およびh2/h1、h4/h3を表1に示す。
【0067】比較例3 比較例1において、触媒担体をγ−アルミナ/ボリア
(9/1)からγ−アルミナ/酸化亜鉛(9/1)にし
た以外は同様の方法により行った。得られた触媒の組
成、物理性状およびh2/h1、h4/h3を表1に示す。
【0068】
【表1】
【0069】実施例及び比較例で得られた触媒組成物を
下記条件の水素化脱硫及び脱金属相対活性評価試験で評
価した。結果を表2〜表4に示した。
【0070】(水素化脱硫及び脱金属の相対活性評価試
験) 供試油:常圧残油(イラニアンヘビー)の性状 硫黄濃度 (重量%); 3.24 バナジウム (ppm); 119 ニッケル (ppm); 39 試験条件 反応温度 (℃); 390 反応圧力(Kg/cm2・G); 105 液空間速度 (hr-1); 1.0 水素/原料油 (Nl/l); 1068 (scf/bbl); 6000 装置;固定床方式による高圧流通式反応装置 評価方法;上記運転条件下、20日目及び90日目の反
応成生物の残留硫黄分(重量%)、バナジウム(ppm)
及びニッケル(ppm)分を求め、次式に示す計算式によ
り求めた。
【0071】 90日後の脱硫活性相対値=(K90/Kr90)x100 K90;90日後の脱硫活性
【0072】
【数1】
【0073】Kr90;比較例における90日後の脱硫活
【0074】
【数2】
【0075】20日後の脱硫活性相対値も上記と同様に
して20日後の結果を用いて求めた。
【0076】脱金属活性相対値も上記と同様にして求め
たものであるが、上式において硫黄の替わりに金属(V
とNiとの合計値)を用い、かつ単位も重量%の替わり
にppmを用いた。
【0077】
【表2】
【0078】
【表3】
【0079】
【表4】
【0080】実施例1〜11の触媒は、特定温度、特定
の水素イオン濃度の前処理液を触媒担体の最高容積に比
べて大過剰用いて特定時間前処理を行った担体を用いた
ため、第6B族金属である活性金属担持濃度が触媒最外
表面部から触媒中心部に向けて高くなる濃度分布が形成
された。これに対して、比較例1〜3は、中性で細孔容
積相当量の含浸液を用いて含浸したため、濃度分布は平
坦な形を示した。
【0081】水素化処理の触媒活性評価において、20
日目の脱硫活性は実施例と比較例で変化しないものの、
脱金属活性は実施例の方が比較例より優れ、またh2
1、h4/h3が小さい程、すなわち触媒中心部の濃度
が高い程90日目の脱硫活性及び脱金属活性は共に優れ
ている。また、h2/h1が大きい触媒(実施例4)にお
いても、比較例に比して90日目の脱硫・脱金属活性に
優れた。
【0082】
【発明の効果】本発明により製造される触媒組成物は、
予め触媒担体を特定温度、特定の水素イオン濃度の含浸
液を用いて特定時間前処理を行ったため、担体外表面部
のボリア、チタニアや酸化亜鉛が溶出した。その後活性
金属を担持させた際に、第6B族金属である活性金属担
持濃度が、触媒外表面部から触媒中心部に向けて高くな
る濃度分布が形成された。このため、必要最小限の活性
金属量で充分な脱硫活性、脱金属活性が得られるため、
触媒コストの低減を図ることができる。
【0083】すなわち、本発明製造方法による触媒は、
従来触媒に比して少量の活性金属量で同等の脱硫及び脱
金属活性を持った触媒を提供することができる。重質炭
化水素油中に存在する触媒毒となるニッケル、バナジウ
ム等は表面部に付着するため、活性金属は被毒されるこ
となく、長期間に亘り脱硫活性に寄与することが出来
る。
【0084】すなわち、本発明方法による触媒組成物
は、従来触媒に比して長期間に亘り脱硫活性および脱金
属活性を維持できる。
【0085】具体的には、例えば同じ使用年数で触媒を
交換する場合、従来の触媒に比して反応温度を高く維持
することができ脱硫率の高い生成物を得ることが出来
る。
【0086】更に、反応温度一定の場合には、従来触媒
に比して長期間に亘り脱硫・脱金属活性を維持すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1、実施例8および実施例9におけるボ
リア、チタニアおよび酸化亜鉛の触媒中での濃度分布を
EPMA線分析の結果で示したグラフであり、縦軸は金
属の濃度そして横軸は触媒断面での位置を示す。
【図2】実施例1で得られた触媒における担持された第
6B族金属および第8族金属の濃度分布を示す第1図と
同様のグラフである。
【図3】実施例2で得られた触媒についての図2と同様
なグラフである。
【図4】実施例3で得られた触媒についての図2と同様
なグラフである。
【図5】実施例4で得られた触媒についての図2と同様
なグラフである。
【図6】実施例5で得られた触媒についての図2と同様
なグラフである。
【図7】実施例6で得られた触媒についての図2と同様
なグラフである。
【図8】実施例7で得られた触媒についての図2と同様
なグラフである。
【図9】実施例8で得られた触媒についての図2と同様
なグラフである。
【図10】実施例9で得られた触媒についての図2と同
様なグラフである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−112049(JP,A) 特開 平2−14818(JP,A) 特開 昭48−38884(JP,A) 特開 昭48−15784(JP,A) 特開 昭63−123445(JP,A) 特開 平1−164440(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 38/74 C10G 45/04 C10G 45/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5〜40重量%のボリア、チタニアもし
    くは酸化亜鉛を含むアルミナ担体に周期律表第6B族金
    属および周期律表第8族金属を担持せしめる際に、予め
    触媒担体を水素イオン濃度pH=1〜5.5の酸性水溶
    液に温度が45℃以上該酸性水溶液が沸騰する温度未満
    で60分以上浸し、その後周期律表第6B族金属および
    周期律表第8族金属を担持することを特徴とする炭化水
    素油の水素化処理用触媒組成物の製造法。
JP31540291A 1991-10-18 1991-11-01 炭化水素油の水素化処理用触媒組成物の製造法 Expired - Fee Related JP3221705B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31540291A JP3221705B2 (ja) 1991-11-01 1991-11-01 炭化水素油の水素化処理用触媒組成物の製造法
CA002079924A CA2079924A1 (en) 1991-10-18 1992-10-06 Catalyst composition for hydrotreating of hydrocarbon oils and process for manufacturing the same
NL9201798A NL192725C (nl) 1991-10-18 1992-10-16 Katalysatorsamenstelling voor de hydrobehandeling van een koolwaterstofolie en werkwijzen voor het bereiden van de katalysatorsamenstelling.
DK127092A DK127092A (da) 1991-10-18 1992-10-16 Katalysator til brug ved hydrogenering af carbonhydridolier og fremgangsmaade til fremstilling af en saadan katalysator
US08/254,424 US5444033A (en) 1991-10-18 1994-06-06 Catalyst compositions for hydrotreating of hydrocarbon oils and process for manufacturing the same.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31540291A JP3221705B2 (ja) 1991-11-01 1991-11-01 炭化水素油の水素化処理用触媒組成物の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05123583A JPH05123583A (ja) 1993-05-21
JP3221705B2 true JP3221705B2 (ja) 2001-10-22

Family

ID=18064962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31540291A Expired - Fee Related JP3221705B2 (ja) 1991-10-18 1991-11-01 炭化水素油の水素化処理用触媒組成物の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3221705B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2940143B1 (fr) * 2008-12-18 2015-12-11 Inst Francais Du Petrole Catalyseurs d'hydrodemetallation et d'hydrodesulfuration et mise en oeuvre dans un procede d'enchainement en formulation unique

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05123583A (ja) 1993-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2547115B2 (ja) 炭化水素油用水素化処理触媒組成物ならびにそれを用いる水素化処理方法
CA1249570A (en) Hydrotreating catalyst and process of manufacture
US5223472A (en) Demetallation catalyst
US4440631A (en) Process for hydrocracking heavy hydrocarbon oils and catalyst therefor
US4879265A (en) Hydroprocessing catalyst and phosphorous and citric acid containing impregnating solution
JP6506430B2 (ja) チタニアを含有する改良された残油水素化処理触媒
US5334307A (en) Resid hydroprocessing catalyst
US5277794A (en) Hydrocarbon conversion utilizing a nickel-tungsten-phosphorus catalyst
US5444033A (en) Catalyst compositions for hydrotreating of hydrocarbon oils and process for manufacturing the same.
US20040163999A1 (en) HPC process using a mixture of catalysts
CA2508630C (en) Hydro processing of hydrocarbon using a mixture of catalysts
CA2165648A1 (en) Process for hydrodearomatization of hydrocarbon oils using carbon supported metal sulfide catalysts promoted by zinc
EP0349223A1 (en) Hydroprocessing catalytic composition and the preparation and use thereof
EP1392798B1 (en) Two-stage hydroprocessing process
US4394302A (en) Hydrodesulfurization catalyst on lithium-containing support and method for its preparation
US5290429A (en) Catalytic aromatic saturation in the presence of halide
CA2155163A1 (en) Process for hydrodearomatization of hydrocarbon oils using carbon supported metal sulfide catalysts promoted by phosphat
JP3302150B2 (ja) 炭化水素油の水素化処理用触媒
JP2996423B2 (ja) 炭化水素油の水素化処理用触媒
US4940533A (en) Hydroprocessing hydrocarbon oils
JP3221705B2 (ja) 炭化水素油の水素化処理用触媒組成物の製造法
US4447317A (en) Hydroprocessing with lithium-containing catalyst
EP2723494B1 (en) Method of making a hydroprocessing catalyst
JP3221704B2 (ja) 炭化水素油の水素化処理用触媒組成物の製造法
JPH06127931A (ja) シリカ−アルミナとその製造方法及び水素化処理用触媒

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080817

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080817

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090817

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090817

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees