JP3221605U - 電子カルテ検索装置 - Google Patents

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宏昌 國光
宏昌 國光
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Abstract

【課題】検索の際の大きな時間ロスを低減し、医師や医療スタッフの患者に対する迅速的確な処理の助けとなる電子カルテ検索装置を提供する。【解決手段】電子カルテ検索装置は、入力手段と表示手段と制御手段とを備える。入力手段は、受診日を最初の検索条件とする受診日検索モードを有し、受診日検索モードである場合、少なくとも一人の受診者がいる受診日に印を付けて、複数月のカレンダーを表示させるとともに、印を付けた受診日を検索条件として入力すると、カレンダーの表示箇所と別の箇所に、当該受診日の検索カルテを一覧表示させ、一覧表示中の特定の検索カルテを選択すると、選択された検索カルテの詳細を表示させるように制御手段が表示手段を制御する。【選択図】図8

Description

本考案は、電子カルテ検索装置に関する。
電子カルテを構成するのは電子データであるため、紙カルテより検索しやすいが、電子カルテは増える一方であり、年々検索が難しくなってきている。
検索の改善を試みた電子カルテシステムとして、患者IDや病歴データを記憶する病歴データベースと、患者IDを含むカルテデータを記憶するカルテデータベースとを設け、検索条件として入力された病名を含む病歴を病歴データベース内で検索し、見つかった病歴データ毎にカルテデータベースを検索する電子カルテシステムがある(特開2009−80719号公報)。
このシステムでは、図11に示されるように、例えば、「インフルエンザ」で「高熱」のカルテを見たいとき、「病名」で「インフルエンザ」を検索してリストを作成した後で、「症状」で「高熱」を検索することにより、「病名」が「インフルエンザ」で、「症状」が「高熱」のカルテ一覧を作成して表示する。この表示では、「患者」三洋花子さん(患者ID等の患者を特定する情報)、病名「インフルエンザ」、症状「高熱が続き、喉が渇く」、受診日(2016/10/12、2016/10/16)、その下に、「患者」山田五郎さんについて、病名「インフルエンザ」、症状「高熱、咳が止まらない」のように表示される。
このような電子カルテシステムの電子カルテ検索は検索が比較的容易な点で優れている。
特開2009−80719号公報
しかし、受診のため医院を訪れた患者を検索するには、上記提案の電子カルテシステムは必ずしも便利だとはいえない。
受診のため、医院には多数の患者が訪れる。これらの患者のカルテを検索する場合、まず、患者の氏名等をもとに検索するが、同性の患者が多かったり、中には同性同名の患者がいる場合もある。難しい氏名であったり、外人の場合には、検索入力自体を誤ることもあり得る。
このような場合には、受診日をもとに検索することが考えられる。患者の言った「2週間程前に受診した」をもとに電子カルテを検索する。しかし、「2週間前」は医院が休診日で急患もいなかった、その前後の日で検索したがやはり休診日で受診者がいなかった、という場合、検索に手間取ってしまう。このようなケースが積み重なると、大きな時間ロスとなり、医師や医療スタッフの患者に対する迅速的確な処理の妨げとなる。
そこで、本考案は、検索の際の大きな時間ロスを低減し、医師や医療スタッフの患者に対する迅速的確な処理の助けとなる電子カルテ検索装置を提供することを目的とする。
[1]本考案の電子カルテ検索装置は、電子カルテの検索条件を入力する入力手段と、前記入力手段により検索された内容を表示する表示手段と、前記入力手段と前記表示手段を制御する制御手段と、を備えた電子カルテ検索装置であって、前記入力手段は、受診日を最初の検索条件とする受診日検索モードを有し、前記入力手段が前記受診日検索モードである場合、少なくとも一人の受診者がいる受診日に印を付けて、複数月のカレンダーを表示させるとともに、前記入力手段が、印を付けた前記受診日を検索条件として入力すると、前記カレンダーの表示箇所とは別の箇所に、当該受診日の検索カルテを一覧表示させ、前記入力手段が前記一覧表示中の特定の検索カルテを選択する入力をすると、選択された前記検索カルテの詳細を表示させる、ように前記制御手段は前記表示手段を制御することを特徴とする。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、受診日を最初の検索条件とする受診日検索モードである場合、少なくとも一人の受診者がいる受診日に印を付けて、複数月のカレンダーを表示させるとともに、入力手段が、印を付けた受診日を検索条件として入力すると、カレンダーの表示箇所と別の箇所に、当該受診日の検索カルテを一覧表示させ、入力手段が一覧表示中の特定の検索カルテを選択する入力をすると、選択された検索カルテの詳細を表示させる、ように前記制御手段は前記表示手段を制御するため、医師や医療スタッフが患者の受診日を最初の検索条件として患者を検索でき、更に、少なくとも一人の受診者がいる日に印を付けて、複数月のカレンダーが表示されるため、受診者がいない日を間違って入力してしまうことがない。このため、検索の際の大きな時間ロスを低減し、医師や医療スタッフの患者に対する迅速的確な処理の助けとなる電子カルテ検索装置を提供することができる。
[2]本考案の電子カルテ検索装置においては、前記カレンダーを、検索日を中心として、検索日の属する月、前記検索日の属する月より前の月、及び、前記検索日の属する月より後の月を、合計して3か月以上で12か月以下の複数月表示させるように、前記制御手段は前記表示手段を制御することが好ましい。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、カレンダーを、検索日を中心として、検索日の属する月、検索日の属する月より前の月、及び、検索日の属する月より後の月を、合計して3か月以上で12か月以下の複数表示させるように、制御手段は表示手段を制御するため、過去の受診日だけでなく、予約した受診日も、当月を含め、合計して3か月以上で12か月以下の複数月表示されるため、患者を検索しやすく、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。
なお、4か月以上で10か月以下とするようにしてもよい。患者の受診状況から4か月以上で10か月以下が適当な場合もあるからである。
[3]本考案の電子カルテ検索装置においては、前記カレンダーを、前記検索日の属する月より前の月の数が、前記検索日の属する月より後の月の数以上となるように表示させるように、前記制御手段は前記表示手段を制御することが好ましい。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、カレンダーを、検索日の属する月より前の月の数が、検索日の属する月より後の月の数以上となるように表示させるように、制御手段は表示手段を制御するため、一般的に、既に受診した日の方が予約の受診日より多く、患者数も多いので、患者の検索が容易であり、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。
[4]本考案の電子カルテ検索装置においては、前記カレンダーを、前記検索日の属する月を含め、6か月以上で9か月以下となるように表示させるように、前記制御手段は前記表示手段を制御することが好ましい。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、カレンダーを、検索日の属する月を含め、6か月以上で9か月以下となるように、制御手段は表示手段を制御するため、カレンダー表示領域が広すぎも狭すぎもせず、検索しやすく、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。6か月は半年で、9か月は6か月(半年)と12か月(1年)の中間の月数だからである。
[5]本考案の電子カルテ検索装置においては、少なくとも一人の受診者がいる前記受診日の印を、受診の種類により、少なくとも2つの異なる印で表示させるように、前記制御手段は前記表示手段を制御することが好ましい。
ここで、「受診の種類」とは、例えば、過去の既に受診した受診日と将来の受診日(予約日)を異なる種類とする場合、本来は休診日であるけれども受診患者のある日を、稼働日における受診日と異なる種類の受診とする場合、予約日(将来の受診日)であるが通常の予約日と、来院後にまず検査をする場合の受診日(予約日)とを異なる種類の受診とする場合、将来の受診日(予約日)であるが往診と来院とを異なる種類の受診とする場合、往診で診療後に患者宅で会計する受診と往診前に会計処理を済ませる受診とを異なる種類とする場合等をいう。
「異なる印」とは、受診日に対する異なる色のマーキング、受診日に対する丸、四角、三角等の異なる囲み等をいう。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、少なくとも一人の受診者がいる受診日の印を、受診の種類により、少なくとも2つの異なる印で表示させるように、制御手段が表示手段を制御するため、受診の種類別の状況が分かり便利であり、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。
[6]本考案の電子カルテ検索装置においては、検索した当日については他の日と異なる印を付けて表示させるように、前記制御手段は前記表示手段を制御することが好ましい。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、検索した当日については他の日と異なる印を付けて表示させるように制御手段が表示手段を制御するため、検索した当日を基準に他の受診日を一目で認識でき、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。
[7]本考案の電子カルテ検索装置においては、前記入力手段は、前記カレンダー上で表示された特定の受診日を指定することにより、印を付けた前記受診日を検索条件として入力することが好ましい。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、入力手段は、カレンダー上で表示された特定の受診日を指定することにより、印を付けた受診日を検索条件として入力すればよいため、検索しやすい。例えば、カレンダー上で表示された特定の受診日を、マウスを重ねて指定すること等により、印を付けた前記受診日を検索条件として入力すればよく、受診日を入力しやすいため、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。
[8]本考案の電子カルテ検索装置においては、前記入力手段は、検索日欄に検索日を入力することにより、印を付けた前記受診日を検索条件として入力することが好ましい。
「検索日欄に検索日を入力する」とは、例えば、入力手段は、検索日欄に、例えばキーボードから直接、検索日(〇〇月〇〇日)を入力することにより、印を付けた前記受診日を検索条件として入力することをいう。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、入力手段は、検索日欄に検索日を入力することにより、印を付けた前記受診日を検索条件として入力すればよいため、検索日の確かな入力が可能で、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。
[9]本考案の電子カルテ検索装置においては、前記入力手段は、少なくとも「本日」、「前日」及び「翌日」の表示箇所を指定することにより、印を付けた前記受診日を検索条件として入力することが好ましい。
ここで、「本日」、「前日」及び「翌日」の表示箇所を指定するとは、例えば、「本日」、「前日」、「翌日」の表示箇所(例えばタブ等)を例えばマウスのクリック等で指定することをいう。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、入力手段は、少なくとも「本日」、「前日」及び「翌日」の表示箇所を指定することにより、印を付けた受診日を検索条件として入力すればよいため、検索しやすく、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。「本日」、「前日」、「翌日」は、患者検索する場合によく使われる日だからである。
[10]本考案の電子カルテ検索装置においては、前記入力手段が、前記受診日の検索カルテの一覧表示中から、更に検索条件を追加して入力すると、前記一覧表示を追加検索した一覧表示に変更させ、前記入力手段が、追加検索した前記一覧表示中の特定の検索カルテを選択する入力をすると、選択された前記検索カルテの詳細を表示させる、ように前記制御手段は前記表示手段を制御することが好ましい。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、上記のように制御手段が表示手段を制御することで、絞り込んだ一覧表示中から検索カルテを選択して詳細表示できるため検索しやすく、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。
[11]本考案の電子カルテ検索装置においては、前記入力手段は、患者を最初の検索条件とする患者検索モードを有し、前記入力手段が、前記受診日検索モードである場合、前記入力手段が患者を特定する患者情報を検索条件として入力すると、当該患者の検索カルテを一覧表示させ、前記入力手段が前記一覧表示中の特定の検索カルテを選択する入力をすると、選択された前記検索カルテの詳細を表示させる、ように前記制御手段は前記表示手段を制御することが好ましい。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、受診日を最初の検索条件とする受診日検索モードの他に、患者を最初の検索条件とする患者検索モードを有し、入力手段が受診日検索モードである場合、入力手段が、患者を特定する患者情報を検索条件として入力すると、当該患者の検索カルテを一覧表示させ、入力手段が、一覧表示中の特定の検索カルテを選択する入力をすると、選択された検索カルテの詳細を表示させる、ように制御手段が表示手段を制御すると、複数の検索モードでの検索ができ便利であり、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。
[12]本考案の電子カルテ検索装置においては、前記一覧表示が、各検索カルテの内容を行方向に表示し、複数の検索カルテを列方向に並べる表示となるように、前記制御手段は前記表示手段を制御することが好ましい。
ここで、「検索カルテの内容」とは、検索カルテの内容の全部または一部の意味である。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、上記のように制御手段が表示手段を制御するため、一覧が見やすく検索しやすく、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。
[13]本考案の電子カルテ検索装置においては、前記一覧表示が、各検索カルテの患者の受診状況を表示するように、前記制御手段は前記表示手段を制御することが好ましい。
ここで、「患者の受診状況」とは、例えば、診療待ち、診療中、会計待ち、会計終了等の状況をいう。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、一覧表示が、各検索カルテの患者の受診状況を表示するように、制御手段が表示手段を制御するため、一覧表示された患者の受診状況を把握でき便利であり、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。
[14]本考案の電子カルテ検索装置においては、前記一覧表示される検索カルテの受診状況別の件数を表示させるように、前記制御手段は前記表示手段を制御することが好ましい。
ここで、「受診状況別の件数」とは、例えば、診療待ち、診療中、会計待ち、会計終了等の件数をいう。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、一覧表示される検索カルテの受診状況別の件数を表示させるように、制御手段が表示手段を制御するため、便利であり、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。
例えば、診療の前、診療中、会計前、診療中、会計の会計待ち、会計終了等の所定受診状況の時間的関連の件数が分かり便利であり、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。
また、例えば、一覧表示された検索カルテをスクロールして見る場合、数百件であればもっと件数を絞る方が患者を検索しやすく、数十件であれば件数を絞る必要性は少ない、等の判断も可能となり、便利であり、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。
[15]本考案の電子カルテ検索装置においては、検索カルテを一覧表示させる際、少なくとも、患者番号、患者名、生年月日、年齢、性別表示を含めて表示させるように、前記制御手段は前記表示手段を制御することが好ましい。
ここで、患者番号、患者名、生年月日、年齢、性別は、患者を特定する情報(の少なくとも一部)である。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、一覧表示中に患者名等が表示されるため、検索しやすく、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。
[16]
本考案の電子カルテ検索装置においては、前記の少なくとも一人の受診者がいる日に印を付ける表示を、少なくとも一人の受診者がいる日の表示と一人の受診者もいない日の表示とを異なる表示とすることでおこなうよう、前記制御手段は前記表示手段を制御することが好ましい。
ここで、「異なる表示」とは、例えば、字体を変えた表示という。例えば、明朝体の字体による表示とゴシック体の字体による表示、標準の太さの字体による表示と標準より太い字体による表示、及び、通常の傾きの字体による表示と斜めに傾けた字体による表示等をいう。「印」を付ける、の一態様である。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、上記のように制御手段が表示手段を制御するため、検査しやすく、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。
[17]
本考案の電子カルテ検索装置においては、前記制御手段は、前記入力手段が、印を付けた以外の日を検索条件として入力した場合の入力受付を制限するよう制御することが好ましい。
ここで、入力受付を「制限」するとは、入力手段が、印を付けた以外の日を検索条件として入力しようとすると、警告したり、入力の受付ができないようにすることをいう。
本考案の電子カルテ検索装置によれば、制御手段は、印を付けた以外の日を検索条件として入力した場合の入力受付を制限するよう制御するため、効率よく検索でき、検索の際の大きな時間ロスを更に低減することが可能となる。
実施形態1に係る電子カルテ検索装置の概要を説明するための図である。 実施形態1に係る電子カルテ検索装置のハードウエア構成を説明するための図である。 実施形態1に係る電子カルテ検索装置の、電子カルテデータベースへのアクセス手順を説明するためのフローチャートである。 実施形態1に係る電子カルテ検索装置で、検索モードを選択する場合の画面を説明するための図である。 「受診日検索モード」の場合の手順を説明するためのフローチャートである。 「受診日検索モード」の場合の表示手段2上の表示(「受診日検索モード」としたときの最初の表示)を説明するための図である。 「受診日検索モード」の場合の表示手段2上の表示(特定の受診日を指定したときの表示)を説明するための図である。 「受診日検索モード」の場合の表示手段2上の表示(一覧表示の中で特定の検索カルテを選択した場合の表示)を説明するための図である。 「患者検索モード」の場合の手順を説明するためのフローチャートである。 「患者検索モード」の場合の表示手段2上の表示を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。
以下、本考案の電子カルテ検索装置について、図に示す実施形態に基づいて説明する。なお、各図面は模式図であり、必ずしも実際の手順、画面、構造、外観等を厳密に反映するものではない。
[実施形態1]
[電子カルテ検索装置の概要]
図1は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置の概要を説明するための図であり、図2は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置のハードウエア構成を説明するための図である。
図1及び図2に示すように、本考案の電子カルテ検索装置1は、入力手段3、表示手段2及び制御手段4を備える。入力手段3は、キーボード31やマウス32等で構成される。表示手段2は液晶表示装置、エレクトロルミネセンス表示装置等で構成される。制御手段4は、内部共通バスで接続されたCPU(Central Prosessing Unit、中央制御装置)と、ROM(Read Only Memory、読み出し専用のメモリー)と、RAM(Random Access Memory、任意に読み書きできるメモリー)とを有する。ROMには電子カルテ検索装置1を制御するためのプログラム(電子カルテ検索装置1を制御するために組まれた一連の命令)が格納されている。制御手段4では、CPUがROMからプログラムを読み出し、RAMに処理データを一時的にRAMに読み書きする等して電子カルテの検索処理を行う。
電子カルテ検索装置1の制御手段4の内部バスは、電子カルテ検索装置1のバス6に接続されている。電子カルテ検索装置1は通信手段(インターフェース)7により、有線又は無線の通信回線8を介して電子カルテを集めた電子カルテデータ記憶装置(電子カルテの情報を格納するメモリー、電子カルテデータベース)5に接続されている(以下、「電子カルテ記憶装置」を「電子カルテデータベース」と記載する場合がある。「電子カルテデータベース」は「電子カルテ記憶装置」を意味する)。インターネットで接続されていてもよい。電子カルテデータ記憶装置5は、電子カルテの情報(データ)を格納するメモリーであり、ハードディスク装置、光ディスク装置、半導体メモリー装置等である。サーバーやクラウドストーリッジであってもよい。
[電子カルテデータベースへのアクセス]
図3は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置の、電子カルテデータベース5へのアクセス手順を説明するためのフローチャートである。
図3のフローチャートで、入力は入力手段3が行う。表示は表示手段2が行う。入力手段3での入力の判断や、表示手段2への表示指示、手順等は、制御手段4が行う(図以降のフローチャートでも同様)。
電子カルテ検索装置1が電子カルテの検索をするには、まず、電子カルテデータベース5へアクセスする必要がある。制御手段4は、入力手段3の入力で、電子カルテデータベース5へのアクセス(あるいはアクセス要求)入力があるか否かを判断する(ステップS101)。アクセス要求が一定時間内になかった場合は、アクセス要求処理を終了する(S102)。あるいは、アクセス(あるいはアクセス要求)があるまで待機するようにしてもよい。
アクセス(あるいはアクセス要求)があった場合には、ID、パスワードを要求し、ID、パスワードが入力される(S103)と、入力されたID、パスワードにより電子カルテデータベース5へアクセス権限を有する者からのアクセス要求かを判断する(S104)。セキュリティを高めるためである。なお、ID、パスワードによる認証の代わりに、指紋認証、虹彩認証等の認証であってもよい。
ID、パスワードによる認証で電子カルテデータベース5へのアクセスが認められない場合(ID、パスワードがNOの場合)にはステップS103に戻る。
ID、パスワードによる認証で電子カルテデータベース5へのアクセスが認められる場合(OK場合)には、電子カルテデータベース5にアクセスして電子カルテデータベース5の検索をおこなう指令があるか否かを判断する(S105)。
電子カルテデータベース5の検索以外の指令の場合(検索指令でない、NOの場合)には、検索以外の作業フローに移行する(S106)。
電子カルテデータベース5の検索指令の場合(検索指令である、YESの場合)には、検索をする場合の検索モードを判断する(S107)。表示手段2の表示画面上の検索(モード)タブのいずれが選択されたかで検索モードが何であるかを判断する。
受診日(モード)タブが選択された場合には、受診日で検索する受診日検索モードとなる(S108)。
患者(モード)タブが選択された場合には、患者で検索する患者検索モードとなる(S109)。
図4は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1で、検索モードを選択する場合の画面を説明するための図である。検索指令があると(S105)、表示手段2は表示画面上に図4に示す画像を表示する。受診日検索モードタブ「(日付で調べる)」21と、患者検索モードタブ「(患者で調べる)」22とを有する検索モードタブ23が表示され、検索モードタブ23中の受診日検索モードタブ「(日付で調べる)」21をマウス32で指定(選択)すると、受診日検索モードとなる(S108、図3参照)。患者検索モードタブ「(患者で調べる)」22をマウス32で指定(選択)すると、患者検索モードとなる(S109、図3参照)。
[受診日検索モード]
図5〜図8を使って受診日検索モードについて説明する。
図5は、「受診日検索モード」の場合の手順を説明するためのフローチャートである。図6は、「受診日検索モード」の場合の表示手段2上の表示(「受診日検索モード」としたときの最初の表示)を説明するための図である。図7は、「受診日検索モード」の場合の表示手段2上の表示(特定の受診日を指定したときの表示)を説明するための図である。図8は、「受診日検索モード」の場合の表示手段2上の表示(一覧表示の中で特定の検索カルテを選択した場合の表示)を説明するための図である。
カレンダー上に受診者がいる日に印を付けて表示
受診日検索モードになると(S108、図3)、制御手段4は、表示手段2に、「本日」(検索した日)の属する月を含む複数月をカレンダーで表示し、少なくとも一人の受診者がいる日(受診日)に印を付けて、表示させるように制御する(S201、図5)。「本日」にも本日であることを示す印を付けて表示する。
図6に具体的な画像を示す。
検索した日が2019年2月20である場合、検索した日時は、現在日時表示部24に、「2019年2月20日(・・時・・分)」と表示する。
2018年10月〜2019年3月までの6か月のカレンダー(「本日」が属する2019年2月を含む)を横に並べ、カレンダー表示部25にそれぞれの月について、曜日(日〜土)を横方向にしてその下に日(1〜30日等)を示す数字を表示する。
少なくとも一人の受診者がいる日(受診日)には、受診者がある旨を示す印(数字を囲んだ四角形)を付けて表示する。
図6の例では、制御手段4は、表示手段2に、「受診者のいる受診日」を、過去の既に「受診した患者のいた日」(過去の日)252と、将来の日で、「受診者のいる日」(予約日)253とに印を付けて表示させている。検索した日(2019年2月20日、「本日」)より前の日(〜2019年2月19日)が過去の日で、それより後の日(2019年2月21日〜)が将来の日(予約日)である。過去の日を見ると,2019年2月4日〜8日・・28日〜19日に印が付いている。医院の一人でも受診者がいた日である。2月1日〜3日・・15日〜17日には印が付いていない。一人の受診者もいなかった日である。将来の日で見ると、2月21日〜27日には印がないが、28日には印がある。28日の予約があり受診者(受診予約者)がいることを示す。
過去の日の印と、詳細の日の印を異ならせると、「受診日」が過去なのか(既に受診したか)、これから受診するか(受診は終了しておらず、予約にあるか)がわかる。
カレンダー上には、検索日である「本日」(2019年2月20日)に本日であることを示す印251(〇印)をつける。これにより、カレンダー上でどの日が「本日」であるかが一目でわかる。
カレンダーには、このように、「本日」(検索日である2019年2月20日)を中心として、「本日」(2019年2月20日)の属する月(2019年2月)、「本日」の属する月より前の月(2019年1月、2018年12月、11月、・・)、及び、「本日」の属する月より後の月(2019年3月、4月、・・)を、合計して3か月以上で12か月以下の複数月をカレンダー表示部25に表示させるように、制御手段4が表示手段2を制御することが好ましい。
過去の受診日だけでなく、予約した受診日も、当月(2019年2月)を含め、合計して3か月以上で12か月以下の複数月表示させるように制御するため、受診日から患者を検索しやすい。
3か月以上とするのは、少なくとも、本月、前月、翌月とすると、検索しやすいためである。12か月以下とするのは、12か月も表示させれば検索するのに充分だからである。
また、制御手段4は、表示手段2に、「本日」の属する月(2019年2月)より前の月(2019年1月、2018年12月、11月、10月)の数(4つ)が、「本日」の属する月より後の月(2019年3月)の数(1つ)以上となるように表示させるよう制御することが好ましい。
このようにすると、患者の検索が容易である。一般的に、既に受診した日の方が予約の受診日より多く、患者数も多いからである。
また、制御手段4は、表示手段2に、「本日」の属する月(2019年2月)を含め、3か月以上で12か月以下となるように表示させるよう制御することが更に好ましい(図6〜8の例では、6か月)。
このようにすると、カレンダー表示部(カレンダー表示領域)25が広すぎも狭すぎもせず、検索しやすい。
なお、4か月以上10か月以下とするのが更に好ましい。6か月以上9か月以下とするのが更に好ましい。6か月は半年で、9か月は6か月(半年)と12か月(1年)の中間の月数だからである。
図6の画像について更に説明する。
制御手段4は表示手段2に、画面上で、カレンダー表示部25の下に一覧表示部26を設け、検索カルテの一覧表示する項目(医院における患者番号、患者氏名、生年月日、性別、内科・小児科等の診療科、医師氏名等)を表示させるように制御する。
「日付で調べる」受診日検索モードタブ21の下には、「日」検索タグ257(255、256)が表示されている。「日」検索タグ257は、「本日」検索タグ254、「前日」検索タグ255及び「翌日」検索タグ256を有する。「日」検索タグ257と並んで検索日(直接)入力欄258が設けられている。「日」検索タグ257(255、256)については後述する。
一覧表示部26内は、一覧表示内検索部27で、患者番号、患者氏名、電話番号等から
更に検索できる。一覧表示内検索については後述する。
一覧表示部26は画面の下方にあり、検索カルテが一覧表示されると、一覧表示内の検索カルテの表示番号(NO.)、患者番号、患者氏名等の一覧表示項目に沿って表示される。
画面の右下には、表示条件表示部28が設けられ、一覧の総件数や表示件数を表示する。
(受診)状況表示部29では、検索カルテの患者の(受診)状況を表示する。診療待ち、診療中、会計待ち、会計終了等、それぞれ、何件かを表示する。
「受診日」を指定
ステップS201の後で、入力手段3が、カレンダー上の日から、印を付けた受診日を検索条件として選んで入力(指定)する(S202、図5)と、カレンダー表示部25と別の箇所の一覧表示部26に、当該受診日の検索カルテ(群)を一覧表示させる(S203、図5)よう制御手段4は表示手段2を制御する。
入力手段3が特定の日(受診日)を入力(指定)すると(S202)、表示手段2の画像は、図6から図7の画像に変わる。
受診日の指定は、画面のカレンダー上に示された受診者のいる日(受診日)を指定することで行う。受診した患者がいなければ、検索しても無駄だからである。
入力手段3が検索する受診日を指定する。
なお、制御手段4は、入力手段3が、印を付けた以外の日を検索条件として入力した場合の入力受付を制限するよう制御することが好ましい。
ここで、入力受付を「制限」するとは、入力手段が、印を付けた以外の日を検索条件として入力しようとすると、警告したり、入力の受付ができないようにすることをいう。
特定の日(受診日)の指定の方法には種々の指定の方法がある(S202)。
1つ目の方法は、マウス32をカレンダー上で受診者がいる印のついた日に合わせることで指定する方法である。このようにすると、視覚的に指定でき指定しやすい。
2つ目の方法は、キーボード31から「検索日入力欄」(検索日直接入力欄)258に日付けを入力して指定する方法である。操作者によっては、この方が入力しやすい。
3つ目の方法は、「日」検索タグ257を使い、「本日」検索タグ254、「前日」検索タグ255及び「翌日」検索タグ256のいずれかをマウス32で指定する方法である。これら「本日」検索タグ254、「前日」検索タグ255及び「翌日」検索タグ256を用意したのは、これらの日の検索が多く、検索の便宜からである。
このようにして、特定の日(受診日)を指定すると、その日に受診した患者の検索カルテ(群)一覧が表示される(S203)。なお、電子カルテは受診日毎に作成されている。
図7の例では、入力手段3は、受診者のいた印が付いている2019年1月18日を指定した。一覧表示部26に、2019年1月18日に受診した患者の検索カルテが一覧表示する。「検索順番1、患者番号59、患者氏名田中一、生年月日2011年1月10日、・・」のように、各検索カルテの内容(患者番号、患者氏名、生年月日等)を行方向に表示し、複数の検索カルテを列方向に並べる表示となるように、制御手段4は表示手段2を制御する。このように一覧表示すると、患者を検索しやすい。
一覧表示の仕方であるが、制御手段4は、表示手段2に表示させる一覧表示で、検索カルテの患者の受診状況を表示するように、表示手段2を制御する。
一覧表示の検索カルテの患者が、診療待ち、診療中、会計待ち、会計終了等のいずれの受診状況にあるか、各検索カルテ毎に、色別表示する。なお、色別の代わりに各検索カルテ毎に「(受診)状況」項目欄を設け、受診状況を表示するようにしてもよい。
表示条件表示部28には、指定した受診日(2019年1月18日)の検索カルテの総件数(2019年1月18日の電子カルテの総数)を表示する(30件と表示)。
一覧表示内の検索カルテ(群)を更に検索することもできる。一覧表示内検索部27で、医院独自の患者番号、患者氏名、生年月日等を入力して検索できる。前方一致、後方一致、部分一致、完全一致等で検索できる。このように更に検索すると、一覧表示は、更に検索した検索カルテ一覧表示となる。表示条件表示部28の総件数は30件で変わりないが、その下の表示件数は、更に検索して絞り込まれた件数が表示される。
このようにすると、最初の一覧表示された検索カルテ群から更に絞り込んだ一覧表示に変更でき、検索しやすい。
制御手段4は、一覧表示内検索部27に入力があるか否かで、一覧表示中の検索カルテ(群)内で更に検索するかしないかを判断する(S204)。
カルテを選択
更に検索しない場合(NOの場合)、一覧表示中の検索カルテ(群)から、詳細を見たい検索のカルテが選択される(S206)と、選択された検索カルテの詳細を表示する(S207)。図8では、一覧表示中の検索カルテ(群)から「(NO.)2 (患者番号)301 (氏名)高橋勇 ・・」の検索カルテが選択された。選択は、キーボード31やマウス32で選択する。一覧表示中の特定の検索カルテを選んでキーボード31のエンターキーを押す、あるいはマウス32で2回クリックする等して選択を確定するようにしてもよい。
制御手段4は、表示手段2に、選択したカルテ(電子カルテ)の詳細を電子カルテ詳細示部30に表示させるように制御する。電子カルテ詳細示部30は、一覧表示部26と同じ画面上の別の箇所に表示する。
あるいは、一覧表示部26と別の頁に表示し、一覧表示部26を表示する頁と、電子化カルテの詳細を表示する頁とは、一部が重なるようにして、どちらかの頁を前面に出すとき、他方の頁はその裏にして一部が見えているようにしてもよい。裏の頁のどこかにマウス32を置いてクリックすると裏の頁が前面に出るようにする。
ステップ204で一覧表示中の検索カルテ(群)内を更に検索する(絞り込みをする)場合(YESの場合)、一覧表示内検索部27で、「患者番号」「患者氏名」「電話番号」等を、入力手段3から入力して検索する(S205)。そして、絞り込んだ一覧表示中の検索カルテ(群)から詳細を見たい検索カルテを選択する(S206)。次のステップS207については上述した。
受診日検索モードの終了
制御手段4は、入力手段3により患者検索モードタブ22が選択されたか否かを検出して受診日検索モードの終了か否かを判断する(S208)。入力手段3により患者検索モードタブ22が選択された場合(YESの場合)、受診日検索モードは終了する。そうでない場合(NOの場合)は、受診日検索モードは継続し、ステップS204に戻る。
なお、以上の受診日検索モードでは図6〜図8で、カレンダーを6か月表示させたが、3か月以上で12か月以下、あるいは4か月以上で10か月以下、更には6か月以上で9か月以下(6か月は、図6〜図8と同じ)、例えば7か月あるいは9か月、表示させるように制御してもよい。
[患者検索モード]
図9と図10を使って患者検索モードについて説明する。
図9は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1で患者検索モードの場合の手順を説明するためのフローチャートである。図10は、実施形態1に係る電子カルテ検索装置1で患者モードの場合の表示手段2による表示を説明するための図である。
図3のステップS107で患者検索モードが指定されると患者検索モードとなる。
患者検索モードの場合、表示手段2には、図10に示す画像が出る。
入力手段3が、患者を特定する患者情報を検索条件として入力する(S301)と制御手段4は表示手段2(の患者検索条件表示部261)に入力された検索条件を表示させる。例えば、入力手段3が患者を特定する患者情報(例えば、患者氏名、生年月日、電話番号、カルテ番号・・等)を入力すると、制御手段は、患者検索条件表示部261に、入力された検索条件を表示させる。マウス32により、画面上の「検索開始」ボタン(図面上では省略)が選択されると、制御手段4は患者検索モードでの検索を開始する(S302でYESの場合)。「検索開始」ボタンが選択されない(S302でNOの場合)と、ステップS301に戻る。なお、患者検索方法表示部262には、患者検索条件表示部261で設定された検索条件を、前方一致で検索するか、後方一致で検索するか、部分一致で検索するか、完全一致で検索するか、等の検索方法が表示され、いずれかを選択すると、選択された方法での検索を行う。
検索を開始する場合(S302でYESの場合)、制御手段4は、表示手段2に、検索した患者カルテ(群)を一覧表示させるように制御する。
図10に示す例では、「患者氏名」欄に「高橋」を入力し、検索方法「前方一致」で検索した(S301、S302)。制御手段4は患者の氏が「高橋」のカルテを検索した。
制御手段4は表示手段2に、検索結果である患者の氏が「高橋」の検索カルテ(群)を、一覧表示部26に、「高橋一郎」「高橋洋子」「高橋勇」・・のように一覧表示させるように制御する。一覧表示項目等、一覧表示の方法は、診日検索モードの場合と同様である。
一覧表示内の検索カルテ(群)を更に検索することもできる(S304)。
更に検索(絞り込み)する場合(S304でYESの場合)、例えば、入力手段3より、患者検索条件表示部261に、「患者氏名」欄の「高橋」、検索方法「前方一致」はそのままで、「電話番号」欄に電話番号が入力されると、制御手段4は一覧表示中の検索カルテ内で、電話番号が検索条件として追加された「高橋」さんを検索(絞り込み)する(S305)。
一覧表示中の検索カルテ(群)から、詳細を見たい検索のカルテを選択する(S306)と、選択されたカルテの詳細が表示される(S307)。この表示の仕方は、上述した受診日検索モードの場合と同様であり、記載を省略する。
患者検索モードでの検索を終了するか否かが判断され(S308)、YESの場合には患者検索モードでの検索は終了する。ステップS308のやり方は、受診日検索モードの場合(S208の場合)と同様である。
患者検索モードでの検索を終了しない場合、ステップS304に戻る。このやり方も受診日検索モードの場合と同様である。
[実施形態2]
実施形態2に係る電子カルテ検索装置(図面を省略)では、図5のステップS201の「患者受診のある日に印を付けて表示」を、カレンダー上で患者受診のない日の背景を暗くして(薄い灰色にして)、患者受診のある日が患者のない日に対して相対的に明るくなるようにし、カレンダー上で患者受診のある日が目立つようにした。患者受診のある日に積極的に印を付けるのではなく、患者受診のない日の背景を暗くすることで、いわば消極的に患者受診のある日に印を付けた。
このように患者受診のない日の表示を加工し、患者受診のある日がわかるようにすることで「患者受診のある日に印を付けて表示」した。
実施形態2のようにしても、患者受診のある日を容易に判別できる。
実施形態2に係る電子カルテ検索装置(図面を省略)は、基本的には図1〜図10に示す実施形態1に係る電子カルテ検索装置1と同様であるが、実施形態2の電子カルテ検索装置は、「患者受診のある日に印を付けて表示」を患者受診のない日の表示を患者受診のある日の表示と変えることで、消極的に「患者受診のある日に印を付けて表示」する点で実施形態1の電子カルテ検索装置1と異なる。
実施形態1に係る電子カルテ検索装置1が有する効果のうち、実施形態2に係る電子カルテ検索装置に該当する効果については同様の効果を有する。
[実施形態3]
実施形態3に係る電子カルテ検索装置(図面を省略)では、図5のステップS201の「患者受診のある日に印を付けて表示」を、カレンダー上で患者受診のある日の背景を黄色にする一方、カレンダー上で患者受診のない日の背景を暗くして(薄い灰色にして)、患者受診のある日が患者のない日に対して相対的に明るくなるようにした。
このように患者受診のある日の表示を目立つように加工すると同時に、患者受診のない日の表示を目立たないように加工することにより「患者受診のある日に印を付けて表示」した。
実施形態3のようにすると、患者受診のある日をより容易に判別できる。
実施形態3に係る電子カルテ検索装置(図面を省略)は、基本的には図1〜図10に示す実施形態1に係る電子カルテ検索装置1と同様であるが、実施形態3の電子カルテ検索装置は、「患者受診のある日に印を付けて表示」を、患者受診のある日の表示を目立つように加工すると同時に、患者受診のない日の表示を目立たないように加工する点で実施形態1の電子カルテ検索装置1と異なる。
実施形態1に係る電子カルテ検索装置1が有する効果のうち、実施形態3に係る電子カルテ検索装置に該当する効果については同様の効果を有する。
[実施形態4]
実施形態4に係る電子カルテ検索装置(図面を省略)では、図5のステップS202の「特定の日(受診日)を指定」する際、「患者受診のない日」を指定すると、ブザー、音楽、警告アナウンス、あるいは警告メッセージ表示が出るようにした。
このようにすると、「患者受診のない日」を誤って指定すると警告されるため、誤りに気付き検索ロスを低減できる。
実施形態4に係る電子カルテ検索装置(図面を省略)は、基本的には図1〜図10に示す実施形態1に係る電子カルテ検索装置1と同様であるが、実施形態4の電子カルテ検索装置は、「患者受診のない日」を指定すると、ブザー、音楽、警告アナウンス、あるいは警告メッセージ表示が出るようにした点で実施形態1の電子カルテ検索装置1と異なる。
実施形態1に係る電子カルテ検索装置1が有する効果のうち、実施形態4に係る電子カルテ検索装置に該当する効果については同様の効果を有する。
[実施形態5]
実施形態5に係る電子カルテ検索装置(図面を省略)では、図5のステップS202の「特定の日(受診日)を指定」する際、「患者受診のない日」を指定しようとしても指定できないように指定禁止にした。
具体的には、「患者受診のない日」をカレンダー上で指定しようとしても指定できないようにした。また、「日」を入力しようとしても入力できないようにした。また、「本日」「前日」「翌日」タブを使用して、患者受診のない日を指定しようとしても指定できないようにした。
このようにすると、「患者受診のない日」を指定してしまうことがないたけ、検索ロスが低減できる。
実施形態5に係る電子カルテ検索装置(図面を省略)は、基本的には図1〜図10に示す実施形態1に係る電子カルテ検索装置1と同様であるが、実施形態5の電子カルテ検索装置は、「特定の日(受診日)を指定」する際、「患者受診のない日」を指定しようとしても指定できないようにした(指定禁止にした)点で実施形態1の電子カルテ検索装置1と異なる。
実施形態1に係る電子カルテ検索装置1が有する効果のうち、実施形態5に係る電子カルテ検索装置に該当する効果については同様の効果を有する。
以上、本考案を上記の実施形態に基づいて説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものではない。その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態において実施することが可能である。
例えば、下記に示すような変形実施も可能である。
(1)カレンダー表示部25のカレンダーで、「本日」251、「受診者のいる受診日」(過去)252及び「受診者のいる受診日」(予約日)253を「日」を表す数字の色を変えて、それらを示す印とする。例えば、「本日」は黄色の数字、「受診者のいる受診日(過去)」は赤色の数字、「受診者のいる受診日(予約日)」は青色の数字で、それらを示す印とする。
(2)カレンダー表示部25のカレンダーで、「本日」251、「受診者のいる受診日」(過去)252及び「受診者のいる受診日」(予約日)253を日を表す数字の字体を変えて、それらの示す印とする。例えば、「本日」は斜体の数字、「受診者のいる受診日」(過去)と、「受診者のいる受診日」(予約日)とは太字の数字で、それらを示す印とする。
1…電子カルテ検索装置、2…表示手段、3…入力手段、31…キーボード、32…マウス、4…制御手段、5…電子カルテデータ記憶装置(電子カルテデータベース)、6…バス、7…通信手段(インターフェース)、8…通信回線、21…受診日検索モードタブ、22…患者検索モードタブ、23…検索モードタブ、24…現在日時表示部、25…カレンダー表示部、26…一覧表示部、27…一覧表示内検索部、28…表示条件表示部、29…(受診)状況表示部、30…電子カルテ詳細示部、251…「本日」、252…「受診者のいる受診日」(過去)、253…「受診者のいる受診日」(予約日)、254…「本日」検索タグ、255…「前日」検索タグ、256…「翌日」検索タグ、257…「日」検索タグ、258…検索日(直接)入力欄、261…患者検索条件表示部、262…患者検索方法表示部

Claims (17)

  1. 電子カルテの検索条件を入力する入力手段と、
    前記入力手段により検索された内容を表示する表示手段と、
    前記入力手段と前記表示手段を制御する制御手段と、
    を備えた電子カルテ検索装置であって、
    前記入力手段は、受診日を最初の検索条件とする受診日検索モードを有し、
    前記入力手段が前記受診日検索モードである場合、
    少なくとも一人の受診者がいる受診日に印を付けて、複数月のカレンダーを表示させるとともに、
    前記入力手段が、印を付けた前記受診日を検索条件として入力すると、前記カレンダーの表示箇所とは別の箇所に、当該受診日の検索カルテを一覧表示させ、
    前記入力手段が前記一覧表示中の特定の検索カルテを選択する入力をすると、選択された前記検索カルテの詳細を表示させる、
    ように前記制御手段は前記表示手段を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。
  2. 請求項1に記載の電子カルテ検索装置において、
    前記カレンダーを、検索日を中心として、検索日の属する月、前記検索日の属する月より前の月、及び、前記検索日の属する月より後の月を、合計して3か月以上で12か月以下の複数月表示させるように、前記制御手段は前記表示手段を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。
  3. 請求項2に記載の電子カルテ検索装置において、
    前記カレンダーを、前記検索日の属する月より前の月の数が、前記検索日の属する月より後の月の数以上となるように表示させるように、前記制御手段は前記表示手段を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。
  4. 請求項2又は3のいずれかに記載の電子カルテ検索装置において、
    前記カレンダーを、前記検索日の属する月を含め、6か月以上で9か月以下となるように表示させるように、前記制御手段は前記表示手段を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の電子カルテ検索装置において、
    少なくとも一人の受診者がいる前記受診日の印を、受診の種類により、少なくとも2つの異なる印で表示させるように、前記制御手段は前記表示手段を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の電子カルテ検索装置において、
    検索した当日については他の日と異なる印を付けて表示させるように、前記制御手段は前記表示手段を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の電子カルテ検索装置において、
    前記入力手段は、前記カレンダー上で表示された特定の受診日を指定することにより、印を付けた前記受診日を検索条件として入力することを特徴とする電子カルテ検索装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の電子カルテ検索装置において、
    前記入力手段は、検索日欄に検索日を入力することにより、印を付けた前記受診日を検索条件として入力することを特徴とする電子カルテ検索装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の電子カルテ検索装置において、
    前記入力手段は、少なくとも「本日」、「前日」及び「翌日」の表示箇所を指定することにより、印を付けた前記受診日を検索条件として入力することを特徴とする電子カルテ検索装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の電子カルテ検索装置において、
    前記入力手段が、前記受診日の検索カルテの一覧表示中から、更に検索条件を追加して入力すると、前記一覧表示を追加検索した一覧表示に変更させ、
    前記入力手段が、追加検索した前記一覧表示中の特定の検索カルテを選択する入力をすると、選択された前記検索カルテの詳細を表示させる、
    ように前記制御手段は前記表示手段を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の電子カルテ検索装置において、
    前記入力手段は、患者を最初の検索条件とする患者検索モードを有し、
    前記入力手段が、前記受診日検索モードである場合、
    前記入力手段が患者を特定する患者情報を検索条件として入力すると、当該患者の検索カルテを一覧表示させ、
    前記入力手段が、前記一覧表示中の特定の検索カルテを選択する入力をすると、選択された前記検索カルテの詳細を表示させる、
    ように前記制御手段は前記表示手段を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の電子カルテ検索装置において、
    前記一覧表示が、各検索カルテの内容を行方向に表示し、複数の検索カルテを列方向に並べる表示となるように、前記制御手段は前記表示手段を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の電子カルテ検索装置において、
    前記一覧表示が、各検索カルテの患者の受診状況を表示するように、前記制御手段は前記表示手段を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。
  14. 請求項13に記載の電子カルテ検索装置において、
    前記一覧表示される検索カルテの受診状況別の件数を表示させるように、前記制御手段は前記表示手段を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。
  15. 請求項1〜14のいずれかに記載の電子カルテ検索装置において、
    検索カルテを一覧表示させる際、少なくとも、患者番号、患者名、生年月日、年齢、性別表示を含めて表示させるように、前記制御手段は前記表示手段を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。
  16. 請求項1〜15のいずれかに記載の電子カルテ検索装置において、
    前記の少なくとも一人の受診者がいる日に印を付ける表示を、少なくとも一人の受診者がいる日の表示と一人の受診者もいない日の表示とを異なる表示とすることでおこなうよう、前記制御手段は前記表示手段を制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。
  17. 請求項1〜16のいずれかに記載の電子カルテ検索装置において、
    前記制御手段は、前記入力手段が、印を付けた以外の日を検索条件として入力した場合の入力受付を制限するよう制御することを特徴とする電子カルテ検索装置。
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