JP3221057U - 開閉型手元供養具 - Google Patents

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Abstract

【課題】故人や死んだペットの遺影と遺骨の一部を一緒に祭ることにより故人や死んだペットを自宅に居ても墓参と同様に供養できる開閉型手元供養具を提供する。
【解決手段】開閉型手元供養具10は、表紙カバー体12と、表紙カバー体の内側に配設される遺影飾り台体14及び遺骨飾り台体16と、を備える。表紙カバー体の表表紙カバープレート20の内側面20Aに遺影飾り台体が接着される。遺影飾り台体には遺影収容凹部30が形成され、遺影収容凹部には遺影が収容される。表紙カバー体の裏表紙カバープレート22の内側面22Aには遺骨飾り台体が接着され、遺骨飾り台体には遺骨収容凹部34が形成される。遺骨収容凹部には遺骨の一部が納められた遺骨収容小袋が収容される。
【選択図】図1

Description

本考案は、故人や死んだペットの遺影と遺骨を一緒に飾って祭ることにより故人や死んだペットを家庭に居ても墓参と同様に供養することができる開閉型手元供養具に関する。
人が亡くなったりペットが死んだ場合、死体を火葬して遺骨は墓地に埋葬される。
しかし、首都圏等の大都市圏においては自宅から近くの墓地の価格は高額であるため経済的金銭的な理由により自宅から離れた場所にある墓地を購入する人が多い。
このため、故人や死んだペットの墓参に頻繁に行くことができない場合が多く、供養をする人が高齢化するとその傾向が強くなるのが現状である。
また、一般に人が亡くなったりペットが死んだりすると自宅に仏壇を備えて故人や死んだペットを供養しているが、マンションやアパートでは部屋の間取りや部屋のスペースの関係から仏壇を備え難いという場合も多い。
さらに、家族の核家族化や就職等の関係に伴い、家族が別々に住んでいる場合に、別々に住んでいる者がそれぞれ故人や死んだペットを供養したいと考える場合がある。
そこで、容易に故人等の供養ができるように供養用アルバムが提案されている(例えば、特許文献1)。
実用新案登録第3183889号公報
しかし、前記供養用アルバムは故人等の遺影を飾ることはできるが故人等の遺骨の一部を収容する機能は有していない。
このため、故人等を偲ぶことはできるが墓に行って供養をするような雰囲気、気持ちで供養することが難しい。
本考案は、上記事実に鑑みなされたものであり、故人や死んだペットの遺影と遺骨の一部を一緒に飾って祭ることにより、故人や死んだペットを自宅に居ても墓に行って供養するのと同じ雰囲気、気持ちで供養することができる開閉型手元供養具を提供するものである。
請求項1の考案は、表表紙カバープレートと裏表紙カバープレートを設けると共に開閉可能な表紙カバー体と、この表紙カバー体の内側に配設された遺影飾り台体と、前記表紙カバー体の内側に配設された遺骨飾り台体と、前記遺影飾り台体に形成された遺影収容凹部と、前記遺骨飾り台体に形成された遺骨収容凹部と、を有してなることを特徴としている。
請求項2の考案は、表表紙カバープレートと裏表紙カバープレートと背表紙カバープレートを設けると共に背表紙カバープレートを中心に開閉可能な表紙カバー体と、この表紙カバー体の内側に配設されると共に背面が前記表表紙カバープレートの内側面と固定された遺影飾り台体と、前記表紙カバー体の内側に配設されると共に背面が前記裏表紙カバープレートの内側面と固定された遺骨飾り台体と、前記遺影飾り台体の正面に形成された遺影収容凹部と、前記遺骨飾り台体の正面に形成された遺骨収容凹部と、を有してなることを特徴としている。
請求項3の考案は、前記遺影飾り台体と前記遺骨飾り台体を直方体形状に形成すると共に前記遺影飾り台体の厚み寸法より前記遺骨飾り台体の厚み寸法を大きく設定したことを特徴としている。
請求項4の考案は、前記遺影収容凹部に着脱可能に取り付けられた遺影カバープレートと、前記遺骨収容凹部に着脱可能に取り付けられた遺骨カバープレートと、を設けたことを特徴としている。
本考案は、遺影と遺骨が一緒に祭られているので自宅に居ながら墓に行って供養をするのと同様な雰囲気、気持ちで故人や死んだペットを供養することができるという優れた効果を有する。
本考案は、開閉型であるので供養する時は表紙カバー体を開くことにより遺影と遺骨が向かい合うように現れた状態で供養することができるという優れた効果を有する。
本考案は、開閉型であるので供養しない時は閉じておくことができると共に閉じることによりコンパクトにできるので保管スペースが小さくて済み保管が容易であるという優れた効果を有する。
本考案は、開閉型であるので閉じることによりコンパクトにでき携帯に便利であるという優れた効果を有する。
第1実施例の開閉型手元供養具を開いた状態の全体斜視図である。 第1実施例の開閉型手元供養具を閉じた状態の全体斜視図である。 第1実施例の開閉型手元供養具の横断面図である。 第1実施例の開閉型手元供養具の使用状態を示す全体斜視図である。 第2実施例の開閉型手元供養具を開いた状態の全体斜視図である。
考案を実施するために最良の形態の例として以下のような実施例を示す。
図1〜図4には本考案に係る開閉型手元供養具の第1実施例が示されている。なお、この実施例では死んだペットの犬を供養する場合を一例にして本考案の開閉型手元供養具を説明する。
図1に示されるように、実施例の開閉型手元供養具10は、表紙カバー体12と、この表紙カバー体12の内側に配設される遺影飾り台体14と、前記表紙カバー体12の内側に遺影飾り台体14と共に配設される遺骨飾り台体16と、を備えている。
前記表紙カバー体12は、適宜素材で形成されたプレート体に布地をカバーして形成されている。
前記遺影飾り台体14と前記遺骨飾り台体16は直方体形状に形成されている。なお、前記遺影飾り台体14の厚み寸法N1より前記遺骨飾り台体16の厚み寸法N2の方が大きく設定されている。
前記遺影飾り台体14の一端面14Aと前記遺骨飾り台体16の一端面16Aは布地で形成された接続シート18と接着されている。これにより、前記遺影飾り台体14と前記遺骨飾り台体16は接続シート18を中心に開閉できるが遺影飾り台体14と遺骨飾り台体16は分離しないようになっている。
前記表紙カバー体12は、表表紙カバープレート20と裏表紙カバープレート22と、表表紙カバープレート20と裏表紙カバープレート22の間に位置する背表紙カバープレート24を連続形成することによりなっている。
前記表表紙カバープレート20と前記背表紙カバープレート24の間には第1折曲線部26が形成され、前記裏表紙カバープレート22と前記背表紙カバープレート24の間には第2折曲線部28が形成されている。
従って、 前記表紙カバー体12は、前記表表紙カバープレート20と前記裏表紙カバープレート22を対向させることができる(図2参照)と共に前記背表紙カバープレート24を介して前記表表紙カバープレート20と前記裏表紙カバープレート22を開閉することができるようになっている。
図1に示されるように、前記表表紙カバープレート20の内側面20Aには前記遺影飾り台体14の背面14Bが接着され、前記表表紙カバープレート20と前記遺影飾り台体14は固定されている。この遺影飾り台体14の正面14Cには正面視矩形状の遺影収容凹部30が形成されている。
図4に示されるように、この遺影収容凹部30には死んだペットの犬の遺影1が収容されている。
また、遺影収容凹部30には遺影をカバーする矩形状の遺影カバープレート32が着脱可能に嵌入されている。なお、この遺影カバープレート32は透明な合成樹脂材を矩形板状にして形成している。
図1に示されるように、前記裏表紙カバープレート22の内側面22Aには前記遺骨飾り台体16の背面16Bが接着され、前記裏表紙カバープレート22と前記遺骨飾り台体16は固定されている。この遺骨飾り台体16の正面16Cには正面視矩形状の遺骨収容凹部34が形成されている。
図4に示されるように、この遺骨収容凹部34には死んだペットの犬の遺骨の一部(図示せず)が納められた遺骨収容小袋2が収容されている。
図3に示されるように、前記遺骨収容凹部34の四辺にはプレート嵌入段部34Aが形成されている。
図1に示されるように、前記プレート嵌入段部34Aには遺骨をカバーする矩形状の遺骨カバープレート36が着脱可能に嵌入されている。なお、この遺骨カバープレート36は前記遺影カバープレート32と同様に透明な合成樹脂材を矩形板状にして形成している。
なお、この実施例では前記遺影飾り台体14と前記遺骨飾り台体16は直方形状のコルク材を矩形状にカットして形成されている。
前記遺影飾り台体14と前記遺骨飾り台体16をコルク材で形成したことにより、開閉型手元供養具10の重量を軽くすることができる。
また、前記遺骨飾り台体16の厚み寸法N2を前記遺影飾り台体14の厚み寸法N1より大きく設定したことにより、前記遺骨飾り台体16に遺骨収容凹部34を形成し易くしている。
次に、第1実施例の開閉型手元供養具10の作用を説明する。
開閉型手元供養具10に遺影1を飾る場合は、遺影カバープレート32を遺影収容凹部30から取り外して遺影収容凹部30に遺影1を収容し、遺影収容凹部30に遺影カバープレート32を嵌入する。
この遺影収容凹部30に遺影カバープレート32を嵌入することにより、不用意に遺影収容凹部30から遺影1が脱落するのを防止することができる。
開閉型手元供養具10に遺骨を飾る場合は、遺骨カバープレート36を遺骨収容凹部34から取り外して遺骨の一部が納められた遺骨収容小袋2を遺骨収容凹部34に収容し、遺骨収容凹部34に遺骨カバープレート36を嵌入する。
この遺骨収容凹部34に遺骨カバープレート36を嵌入することにより、不用意に遺骨収容凹部34から遺骨が納められた遺骨収容小袋2が脱落するのを防止することができる。
遺影1と遺骨を飾った開閉型手元供養具10を使用して死んだペットの犬を供養する場合は、表表紙カバープレート20と裏表紙カバープレート22が離間するように表紙カバー体12を開く。
これにより、図4に示されるように遺影1と遺骨が収容された遺骨収容小袋2が互いに向かい合って現れた状態にできるので、供養する者は遺影1と遺骨収容小袋2を同時に見ながらペットの犬の供養ができる。
この結果、供養をする者は、自宅に居ながらペットの犬が埋葬されている墓に行って供養をするのと同じような雰囲気、気持ちで供養をすることができる。
また、家族が別々に住んでいても本考案の開閉型手元供養具10を各自がそれぞれ持っていれば家族が別々の場所で各自毎にペットの供養をすることができる。
なお、供養しない時は表表紙カバープレート20と裏表紙カバープレート22を閉じておく。これにより、図2に示されるように、前記開閉型手元供養具10をコンパクトにすることができる。
従って、開閉型手元供養具10はコンパクトにすることができるので、開閉型手元供養具10の保管場所は小さいスペースで済むので部屋の間取りや部屋の大きさに関係なく保管することができる。しかも、開閉型手元供養具10は仏壇等に比べて安価に提供でき経済的である。
また、前記開閉型手元供養具10はコンパクトにすることができるので携帯する場合も携帯し易く便利である。また、実施例の開閉型手元供養具10の遺影飾り台体14と遺骨飾り台体16はコルク材で形成したので開閉型手元供養品10の重量が軽く携帯に便利である。
なお、図4に示されるように、表紙カバー体12を開いた状態にした開閉型手元供養具10を机やテーブル等の上に置いて仏壇の代わりに使用してもよい。
図5には第2実施例の開閉型手元供養具の第2実施例が示されている。なお、第1実施例の開閉型手元供養具10と同一の構成は開閉型手元供養具10と同一の符号を用いてその説明を省略する。
図5に示されるように、第2実施例の開閉型手元供養具40の遺影飾り台体14の一端面14Aと遺骨飾り台体16の一端面16Aが接着された接続シート18の一側部は表表紙カバープレート20と接続され、続シート18の他側部は裏表紙カバープレート22と接続されている。
また、図5に示されるように、第2実施例の開閉型手元供養具40の表表紙カバープレート20の内側面20Aは前記遺影飾り台体14の背面14Bと接着されていない。
また、裏表紙カバープレート22の内側面22Aは遺骨飾り台体16の背面16Bと接着されていない。
従って、開閉型手元供養具40においては表表紙カバープレート20と遺影飾り台体14、裏表紙カバープレート22と遺骨飾り台体16、をそれぞれ別に開くことができる。
なお、第2実施例の開閉型手元供養具40の他の構成及び作用は第1実施例の開閉型手元供養具10と同一の構成、作用であるのでその説明は省略する。
なお、実施例では遺影カバープレート32は遺影収容凹部30に嵌入することにより遺影カバープレート32を遺影飾り台体14に取り付け、遺骨カバープレート36は遺骨収容凹部34のプレート嵌入段部34Aに嵌入することにより遺骨カバープレート36を遺骨飾り台体16に取り付けたが、遺影カバープレート32と遺骨カバープレート36の取付手段は実施例に限定されるものでなく、例えば透明な接着テープ等で遺影カバープレート32を遺影飾り台体14に、遺骨カバープレート36を遺骨飾り台体16に取り付ける等他の手段で遺影カバープレート32、遺骨カバープレー36を取り付けるようにしてもよいことは勿論である。
また、実施例の開閉型手元供養具10の遺影飾り台体14と遺骨飾り台体16はコルク材で形成したが、遺影飾り台体14と遺骨飾り台体16はコルク材以外で形成してもよいことは勿論であるが、軽量な材料で形成することがより好ましい。
なお、実施例では遺骨の一部を遺骨収容小袋2に収容してから遺骨収容凹部34に収容したが、遺骨の一部は他の容器に収容して遺骨収容凹部34に収容したり、あるいは直接、遺骨収容凹部34に収容してもよい。
また、実施例では遺影カバープレート32と遺骨カバープレート36を透明な合成樹脂材で形成したが、遺影カバープレート32と遺骨カバープレート36の材料は合成樹脂材に限定されるものでなく、また、透明でなくてもよいことは勿論である。
なお、実施例では死んだペットの犬を供養する場合を例にして説明したが、供養するのはペットに限定されるものでなく、人間を供養する場合でもよいことは勿論である。
10 開閉型手元供養具
12 表紙カバー体
14 遺影飾り台体
14A 一端面
14C 正面
16 遺骨飾り台体
16A 一端面
16C 正面
18 接続シート
20 表表紙カバープレート
22 裏表紙カバープレート
24 背表紙カバープレート
26 第1折曲部
28 第2折曲部
30 遺影収容凹部
32 遺影カバープレート
34 遺骨収容凹部
34A プレート嵌入段部
36 遺骨カバープレート

Claims (4)

  1. 表表紙カバープレートと裏表紙カバープレートを設けると共に開閉可能な表紙カバー体と、この表紙カバー体の内側に配設された遺影飾り台体と、前記表紙カバー体の内側に配設された遺骨飾り台体と、前記遺影飾り台体に形成された遺影収容凹部と、前記遺骨飾り台体に形成された遺骨収容凹部と、を有してなることを特徴とする開閉型手元供養具。
  2. 表表紙カバープレートと裏表紙カバープレートと背表紙カバープレートを設けると共に背表紙カバープレートを中心に開閉可能な表紙カバー体と、この表紙カバー体の内側に配設されると共に背面が前記表表紙カバープレートの内側面と固定された遺影飾り台体と、前記表紙カバー体の内側に配設されると共に背面が前記裏表紙カバープレートの内側面と固定された遺骨飾り台体と、前記遺影飾り台体の正面に形成された遺影収容凹部と、前記遺骨飾り台体の正面に形成された遺骨収容凹部と、を有してなることを特徴とする開閉型手元供養具。
  3. 前記遺影飾り台体と前記遺骨飾り台体を直方体形状に形成すると共に前記遺影飾り台体の厚み寸法より前記遺骨飾り台体の厚み寸法を大きく設定したことを特徴とする請求項1、請求項2のいずれか1項記載の開閉型手元供養具。
  4. 前記遺影収容凹部に着脱可能に取り付けられた遺影カバープレートと、前記遺骨収容凹部に着脱可能に取り付けられた遺骨カバープレートと、を設けたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3のいずれか1項記載の開閉型手元供養具。
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