JP3220819B2 - ストライプ状フイルムコーテイング方法とそのノズル組立体 - Google Patents

ストライプ状フイルムコーテイング方法とそのノズル組立体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極小幅カーテンコータ
用液体吐出ノズルによるストライプ状フイルムコーテイ
ング方法とそのノズル組立体に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックフイルムのコーティ
ングは、紙などを対象とし、広幅のものが多かった。し
かるに、最近では電子基板など小物を対象とするもの、
即ち狭幅のものに対するコーティングが急増してきたの
である。それらのコーティングに当たっては、従来のT
ダイ型ノズルなどではなく、極小幅カーテンコータ用小
型液体吐出ノズルが用いられている。同ノズルは小型で
あるので、エアレススプレイ用ノズルに酷似しており、
そのノズル孔は横幅2〜3mmのスリット型又は目型状
をなしているものである。同ノズルより、低粘度(10
cps/20℃前後)k液状樹脂を、低圧(1kg/c
2 前後)の下で、笹の葉状の液膜に吐出し、その幅も
比較的狭く(10〜30mm)、それを被塗物面上に当
ててコーティングするものである。ところが、そのコー
ティングにおいて、諸問題が発生していた。それは図1
1−(C)及び(D)に見られるように、塗布されたス
トライプの両側縁(Fe3 a,Fe4 a)の外方に飛沫
即ち小液滴(Ld)が多数塗着(Lda)して境界線が
ぼけること、もう一つは塗布されたストライプ状フイル
ムの両側縁部が不規則状に肉厚となり、又それらの内側
には厚薄のひだ(Ff)が発生することである。
【0003】前者の理由は、ノズル孔から吐出される液
膜吐出と同時に小液滴(Ld)が飛沫となって飛び散る
(図11−(A),(B))ためであり、また、後者の
肉厚化は次の理由による。即ち横幅の狭いスリット型の
ノズル孔から液体が吐出する際には、該ノズル孔の両端
部(72e)はその中央部(72c)よりも流れに対す
る抵抗が大であるため、吐出される液膜(Fl)の両側
縁部(Fe3 ,Fe4)の流速(v2 )はその中央部の
流速(v1 )よりも小となるので、中央部よりも厚くな
るのである。そして、流速の大なる中央部の液膜はより
薄くなって続々と被塗物面上に達し、折り重なって塗着
するのでひだ(Ff)が生じ、上記両側縁上の肉厚と重
なってコーテイング膜即ちストライプ状フイルムの厚さ
が不均一となるのである。以上のようにストライプ状フ
イルムのコーテイングに当たっては、種々の難問題があ
ったのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】極小幅カーテンコータ
用液体吐出ノズルによる液体のストライプコーテイング
において、コートされたストライプ状フイルムの両側縁
外方部に小液滴が塗着してそれらの境界線が不鮮明とな
ることと、そのコーテイング膜の厚さが不均一となるこ
とであり、これらを解決しようとすることが本発明の課
題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は極小幅カ
ーテンコータ用液体吐出ノズルによるのコーテイングに
おいて、コートされたストライプ状フイルムの両側縁の
境界線を鮮明にすると共に、該ストライプ状フイルムの
厚さを均一化する方法とそのノズル組立体とを提供する
ことであめ。
【0006】本発明の要旨は、極小幅カーテンコータ用
液体吐出ノズルより吐出される笹の葉状液膜の両側縁の
肉厚部に対し、該液膜の両側の斜め上方よりエア流を対
向して吹付け、該肉厚部の両面を挟圧して薄肉化せし
め、かつ上記ノズル孔から噴出して飛散する小液滴を、
上記両側方よりのエア降下流によって囲み、外方への飛
散を遮蔽しつつ、ストライプ状フイルムをコートする方
法とそのノズル組立体とである。
【0007】本発明の方法を図面によって説明する。先
ず図1−(A)及び(B)を参照されたい。挟幅のスリ
ット型(又は目型)ノズル(1)より、5cps/20
℃前後の低粘度の液体は0.3kg/cm2 前後の低吐
出圧力の下に笹の葉状液膜となって吐出される。同笹の
葉状液膜(Fl)の両側縁(Fe1 ,Fe2 )上には従
来の技術の項にても述べたように、肉厚部が生じ(図2
参照)るので、同部上のそれぞれの一個所のスポット
(As1,As2 )を目掛けて、該液膜の両側方の斜め上
方よりのエアノズル孔(3a1 ,3a2 ;4a1 ,4a
2 )より2本づつのエア流(A1 a,A1 b;A2 a,
2 b)を、約1kg/cm2 の圧力をもって吹き出
し、上記二個所のスポット(As1 ,As2 )に向けて
互いに鋭角(α)的に打ち当てて挟み打ちするる。その
際の断面C−Cは図3の如くなる。即ち液膜の両側縁上
の肉厚部(Fe1 ,Fe2 )は上記それぞれ2つのエア
流(A1 a,A1 b;A2 a,A2 b)により挟圧され
て薄くなる(Fe1 a,Fe2b)。
【0008】上記二対のエア流は上記スポット(As
,As )の位置にて合流し、上記液膜の両側縁部を
囲みつつ降下する。そのエア降下流(A1 f,A2 f)
は該液膜(Fl)の両側縁上の肉厚部(Fe1 ,Fe
2 )の両面上に接触して流れるが、それらの速度分布図
は図4−(B)の如くなる。即ち両側縁部は大(v
2)となり、中央部は小(va1 )となる。
【0009】これは前述の従来の技術の項にて説明した
所の図11−(A)図上の液膜の流れの速度分布図(v
1 >v2 )とは全く逆となる。即ちエア降下流(A1
f,A2 f)は、吐出流下してくる液膜(Fl)の両側
縁部にたいして、その中央部におけるよりも大なる速度
(va2 >va1 )をもって降下するので、同エア降下
流(A1 f,A2 f)と液膜(Fl)との接触摩擦力に
より、液膜両側の厚肉部の流下速度の増大を促し、より
薄肉化を助長せしめる。そして又、被塗物(O)面上に
塗布された液膜(図1−(A)上のFc)面上には、更
に上記エア降下流が更に肉厚の不均一部を加圧するの
で、全面的にコートされた液膜即ちストライプ状フイル
ム(Fc)の厚さは均一化されるのである。
【0010】なお、上記エア降下流(A1 f,A2 f)
は、その裾を広げて液膜の両側を囲むのでエア流によ
り、液膜と同時に飛び散った小液滴をも捕捉して周辺へ
の飛散も防ぎコートされたストライプ状フイルムの両側
縁即ち境界縁のぼけるのを防ぐのである。
【0011】以上の如く、本方法によると、コートされ
たストライプの厚さは均一となり、またその両側外方へ
の小液滴の飛散も少なく、両側縁の鮮明なストライプ塗
布が得られるのである。なお、上述した液体の低粘度の
5cps/20℃前後は、実験によれば1ないし10c
ps/20℃の範囲内が、またその液体の吐出圧力の
0.3kg/cm2 前後は、0.1ないし0.5kg/
cm2 の範囲内が望ましい。
【0012】更にまた、上述したエア流の噴出圧力の約
1kg/cm2 は0.7〜1.3kg/cm2 の範囲内
が望ましい。それ以上であると、液膜が損傷され、又、
それ以下であると、エア流の肉厚部に対する加圧力が減
少するからである。
【0013】また、上記エア流の交叉するスポットの中
心点(As1 p)における両側よりのエア流(A1 a,
1 b;A2 a,A2 b)の互いに交わる角度は鋭角
(α)の50度ないし70度の範囲内であることが望ま
しく、また、その位置は、ノズル孔(2)よりその中心
線上にて7ないし15mmの範囲内の距離(H)とする
ことが望ましい。その理由は、もし、その距離即ち高さ
を、より低くすると、例えば図5に示すように、その高
さを5mm位(H1 )にすると、該ノズル組立体の機械
的構造上、両側よりのエア流(A3 a,A3 b)の交叉
する点(As1 pa)における角度は鈍角(α1 )とな
る。すると、両エアの衝突力がより大となり、液膜がま
た損傷され易くなると共に、また、両エアの合流がスム
ースに降下しなくなり、肉厚部への薄肉化作用も減少す
るからである。
【0014】更にまた、その距離をより大となした場合
には、図6に見られるように、ノズル孔(2)よりスポ
ット(As1 ,As2 )の中心点までの空間が大となる
(H2 )ので、ノズル孔より飛び散る小液滴に対する防
壁が小さくなることになり、従来のごとく、それらが塗
布されたストライプの周辺に付着して、その両側縁の境
界線をぼけさせることになるのである。また、距離の長
いため、その間大気冷却により液膜の両側縁の肉厚部の
粘度が大となって、エアによる加圧効果も小となり、液
膜の均一化も難しくなるのである。
【0015】次に上述の方法に基く本発明のノズル組立
体の構造について説明する。図7−(A)及び(B)並
びに図8を参照されたい。ガン(11)上のノズル取付
用頸軸(13)上の両側面は互いに平行面とし、該面上
には液体吐出ノズル(1)の軸線(CL)を中心として
それぞれ同一構造より成るエアノズル取付体(10,1
0A)がエアノズル取付ヶボデイ(15,15A)を介
して取付けられる。これらエアノズル取付けボデイの内
側は、互いに必要とする角度(β)をもって対向するフ
ラット面(20,20A)とし、該面上にはそれぞれ横
長溝(19)が設けられ、該溝は上記エアノズル取付け
ボデイ(15,15A)内部に設けられたエア通路(1
8,17)と連通してエア供給口(16)に連なる。
【0016】次に、上記両フラット面(20,20A)
上には、それぞれ傾斜板(21,21A)及びシーリン
グシート(22,22A)更にノズルプレート(21.
21A)が重ねられてボルト(25)等により緊締取付
けられる。なおこれら傾斜板(21,21A)上には、
上記エアノズル取付けボデイ(15,15A)のフラッ
ト面(20,20A)上の横長溝(19)に沿って横長
孔(24)があけられる。また上記ノズルプレート(2
3,23A)上には、上記横長孔(24)に沿って複数
個のエアノズル孔(28a,28b,28c…;29
a,29b,29c…/28Aa,28Ab,28Ac
…;29Aa,29Ab,29Ac…)があけられ、こ
れらは該プレートの縦方向の中心面(CF)を中心とし
た対称的にかつ複数対のものとする。上記ノズルプレー
ト(23,23A)と上記傾斜板(21,21A)との
間には、シーリングシート(22,22A)が挟設さ
れ、該シート上には、上記傾斜板(21,21A)上の
横長溝(24)と同じく、上記ノズルプレート(23,
23A)上の複数個のエアノズル孔(28a,28b,
28c…;29a,29b,29c…/28Aa,28
Ab,28Ac…;29Aa,29Ab,29Ac…)
の中の、対称する1対のみの、エアノズル孔に対応する
孔(26,27)があけられるものとする。
【0017】なお、上記エアノズル孔(28a…;29
a…/28Aa…;29Aa…)の各軸線は、該ノズル
プレート(23,23A)面に対して直角であることが
原則であるが、前記傾斜板(21,21A)におけるが
ごとく、エア流の吹付け角度(α)を変えるために、上
記のごとくに傾斜板の角度を変えずに、これらノズル孔
の軸線を傾斜させて孔明けしたものを用いても、上記角
度(α)を変えたものとも同じ結果が得られる。
【0018】また、上記シーリングシート(22,22
A)上の一対の孔は、各対ごとに準備することを要す
る。
【0019】
【作用】上記の発明のノズル組立体の作用について説明
する。図7−(A)及び(B)並びに図8を参照された
い。本作用は前記課題を解決するための手段の項の方法
の部にて詳しく説明したものとほとんど同様であるの
で、その要領のみを説明する。液体吐出ノズル(1)か
ら吐出した笹の葉状液膜(Fl)の両側縁の肉厚部は、
両側方の各エアノズル孔(例えば28b,29b)から
斜め下方の各エアスポット(As1 ,As2 )に向けて
吹き付けられる各エア流(A1 a,A1 b;A2 a,A
2 b)の挟圧により薄肉化され、また上記液膜(Fl)
と同時に飛び散る小液滴を上記両側のエア降下流(A1
f,A2 f)により囲んでそれらを封じ込め、上記両作
用によって被塗物(O)面上には厚さの均一化された、
かつその両側縁の境界線の鮮明な液膜(Fc)すなわち
ストライプコーテイングが得られるのである。
【0020】また、上記スポット(As1 ,As2 )の
中心点への進入角度(α/2)の設定は、上記傾斜板
(21,21A)の傾斜角度の異なる各種のものの選択
によって得られ、同時にスポットの位置の高さの調整も
得られる。また上記スポット(As1 ,As2 )の位置
の各対のスパンの設定は、上記シーリングシート(2
2,22A)上の各対ごとにあけられた孔(例えば2
6,27)のものを予め揃えておき、それらの選択によ
って段階的に設定することが出来るのである。
【0021】更に、エアノズル孔の軸心方向は原則とし
てノズルプレート(23,23A)面上に直角にあけら
れるものであるが、それを予め傾けてあけたものを用い
ることによって、各種の方向に向きを変えることもでき
る。
【0022】
【実施例】
(第1実施例)課題を解決するための手段の項の方法の
部にて説明した吹付け用のエア流において、作業雰囲気
が特に寒冷の場合、又は取り扱う液体の粘度が特に大で
ある場合などにおいて、それを適切な小なる粘度とする
ために、該エア流を適当な温度に加熱してそれを行い、
肉厚部の薄肉化を、より効果的に行うものである。
【0023】(第2実施例)課題を解決するための手段
の項のノズル組立体の構造の部にて説明した構造は、エ
アノズル取付体(30,30A)はガン(11)上のノ
ズル組立体用頸軸(43)上に取付られ固定されたもの
であるが、本実施例においては、図9−(A)及び
(B)に示すように、それらの間にスライデイングブロ
ック(44)を介在させ、該ブロック(44)を上記頸
軸(43)上に滑合させ、上下に移動させるものであ
る。それによって、エアノズル孔(28a,28b,…
;29a,29b,…)の各位置を上下に移動し、液
体吐出ノズル(1)の先端よりの両スポット(As1
As2 )の位置即ち両エア流の交点(As1 p,As2
p)までの高さ(H4 ,H5 )を無段階に調整するもの
である。
【0024】(第3実施例)上記第2実施例において
は、スライデイングブロック(44)の上下移動によ
り、エアノズル孔の位置を上下に調整するものである
が、本実施例においては、図9−(A)に示すように、
エアノズル取付けボデイ(35,35A)上に、ノズル
プレートと一体となって組み合わされている傾斜板を、
その取り付けられているエアノズル取付けボデイ(3
5,35A)上の、フラット面(40,40A)に沿っ
て斜め上下に移動(s又はt方向)させて、ノズル孔の
位置即ち両側よりのエア流の交点の位置(Asp1 又は
Asp1 a)を変えるものである。そのために、これら
傾斜板及びノズルプレート、シーリングシート上にあけ
られているボルト穴は、長円形(図8上の31,32,
33)となしたものである。
【0025】(第4実施例)上記二つの実施例において
は、ノズル孔の上下に対する調整は無段階式であった
が、これらノズル孔のスパンに対しては段階式であっ
た。これらは勿論、各対のノズル孔のスパン及び角度等
すべてを無段階式としたものが本実施例である。先ずそ
の構造を説明する。図10−(A)及び(B)を参照さ
れたい。液体吐出用ガン上のノズル取付用頸軸(53)
上を滑動する、スライドブロック(54)が取り付けら
れることは、上記第2実施例と同様であるが、該スライ
ドブロック(54)の両側上には、2対の方向自在取付
具(55a,55b;56a,56b)が、各対ごと上
記ノズル頸軸(53)の軸線を中心として対称的に取り
付けられ、かつ該方向自在取付具には、それぞれチュー
ブ状エアノズル(59a,59b;60a,60b)が
各対、対向してとりつけられたものである。
【0026】次に上記ノズル組立体の作用を説明する。
上記各エアノズルの方向は、全方向に対してセットされ
る。よってそれらエアノズルの合流する角度(α)及び
液体吐出用ノズル先端部からエア流のスポット(As
1 ,As2 )の中心点(As1p又はAs1 pa)まで
の高さ(H6又はH7)をも無段階に容易に設定するこ
とができるのである。また上記2つの合流点のスパン
(例えば図10−(B)に示すW1 又はW2 )も、それ
らノズルの向きを変えることによって、無段階に変える
ことができ、更に、上記高さ(H5)は、上記スライデ
イングブロック(54)の上下調整によって無段階に設
定することができるのである。
【0027】
【発明の効果】本発明の方法とそれに基づくノズル組立
体の使用によれば、極小幅カーテンコータ用液体吐出ノ
ズルによるフイルムコーテイングにおいて、そのコート
されたストライプ状フイルムの両側縁の境界線は鮮明な
ものとなり、かつ同フイルムの厚さは均一となり、高品
質のストライプ状フイルムコーテイングが得られるので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の方法におけるノズルよりの成
膜状態の中心断面の説明図であり、(B)は同図上の
“A”矢視図である。
【図2】図1−(A)上のB−B断面図である。
【図3】図1−(A)上のC−C断面図である。
【図4】(A)は図1−(A)上のD−D断面説明図で
あり、(B)は左記断面上における液膜の速度分布図で
ある。
【図5】スポット中心点の位置の高低を説明するための
図である。
【図6】スポットの位置の低い場合の液膜に対する作用
説明図である。
【図7】(A)は本発明のノズル組立図の側断面図であ
り、(B)はそのE−E断面図である
【図8】上記発明におけるノズルプレート及びシーリン
グシート、傾斜板等の取付け順序説明図である。
【図9】(A)は第2実施例における縦断面図であり、
(B)はそのF−F側断面図である。
【図10】(A)は本発明の第4実施例におけるノズル
組立体の側面図であり、(B)はその正面図である。
【図11】(A)は従来の低粘度液体の低吐出圧におけ
る笹の葉状液膜の成膜状態説明図である。(B)は上記
図上G−G断面図、(C)は同液膜の塗布断面図、
(D)は上図(C)の平面図である。
【符号の説明】
2 液体吐出ノズル孔 3a1 ,3a2 ,4a1 ,4a2 エアノズル孔 10,10A エアノズル取付体 13,43,53 ガン上のノズル取付け用頸軸 14,54 スライデイングブロック 15,15A,35,35A エアノズル取付けボデイ 19 横長溝 20,20A フラット面 21,21A 傾斜板 22,22A シーリングシート 23,23 ノズルプレート 24 横長孔 26,27 選択されたある1対の孔 28a,28b,28c…;29a,29b,29c…
それぞれの対の各ノズル孔 30,30A エアノズル取付体 50,50A 自在式エアノズル取付体 55a,55b,56a,56b 自在方向設定具 59a,59b,60a,60b チューブ状エアノズ
ル A1 a,A1 b,A2 a,A2 b エア流 A1 f,A2 f エア降下流 As1 ,As2 スポット As1 p,As2 p 上記スポットの中心点 Fl 液膜 Fe1 ,Fe2 液膜の両側縁 H,H1 ,H2 ,H3 ,H4 ,H5 ,H6 ,H7 液体
吐出用ノズル孔先端よりエア流中心線の交わる中心点ま
での距離 以上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08J 5/18 C08J 5/18

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極小幅カーテンコータ用液体吐出ノズル
    (1)より吐出される笹の葉状の液膜(Fl)上に対
    し、その上部の両側縁(Fe1 ,Fe2 )上の肉厚部の
    2個所のスポット(As1 ,As2 )に向けて、該液膜
    の両面側方の斜め上方より対向した2対のエアノズル孔
    (3a1 ,3a2 ;4a1 ,4a2 )よりそれぞれエア
    流(A1 a,A1 b;A2 a,A2 b)を打ち当て、上
    記肉厚部を挟圧してそれらをより薄くし(Fe1 a,F
    2 b)、かつ上記エア流の合流した両側のエア降下流
    (A1 f,A2 f)によって、上記吐出する液膜と共に
    発生し飛び散る小液滴(Ld)を内側に封じ込め、両側
    の境界線縁の鮮明化された、かつ、厚さの均一化された
    ストライプ状フイルムをコーテイングするストライプ状
    フイルムコーテイング方法。
  2. 【請求項2】 吐出する液体の粘度が1ないし10cs
    p/20℃の範囲内である請求項1のストライプ状フイ
    ルムコーテイング方法。
  3. 【請求項3】 液体の吐出圧力が0.1ないし0.5k
    g/cm2 の範囲内である請求項1のストライプ状フイ
    ルムコーテイング方法。
  4. 【請求項4】 エア流の噴出圧力が0.7ないし1.3
    kg/cm2 の範囲内である請求項1のストライプ状フ
    イルムコーテイング方法。
  5. 【請求項5】 エア流の打ち当てる位置が、液体吐出ノ
    ズルの先端部より、その中心線上において8〜12mm
    の範囲内である請求項1のストライプ状フイルムコーテ
    イング方法。
  6. 【請求項6】 エアが加熱されたものである請求項1の
    ストライプ状フイルムコーテイング方法。
  7. 【請求項7】 液体吐出用ガン(11)上のノズル組立
    体取付用頸軸(13)の両外側の平行面上には一対の同
    一構造のエアノズル取付体(10,10A)が対称的に
    取付けられ、該エアノズル取付体のボデイ(15,15
    A)の内側に斜め下向きに対向した面をフラット面(2
    0,20A)とし、該フラット面上にはそれぞれ横長溝
    (19)が設けられ、該溝は上記エアノズル取付体(1
    0,10A)のエアノズル取付けボデイ(15,15
    A)の内部に設けられたエア通路(18,17)及びそ
    のエア供給口(16)と連通させ、かつ上記各フラット
    面(20,20A)上にはそれぞれ傾斜板(21,21
    A)及びシーリングシート(22,22A)、ノズルプ
    レート(23,23A)等を重ねてボルト(25)によ
    り結合され、また上記傾斜板(21,21A)上には上
    記横長溝(19)に沿って横長孔(24)があけられ、
    また上記ノズルプレート(23,23A)上には中心面
    (CF)を中心として両側に対称的に振分けられたノズ
    ル孔(28a,29a;28b,29b;28c,29
    c…)があけられ、更にそれらに挟設されるシーリング
    シート(22,22A)上には、上記ノズルプレート
    (23,23A)上の複数の対のエアノズル孔の中の、
    必要とされる1対のエアノズル孔のみと対応する孔(2
    6,27)があけられ、該孔は更に上記傾斜板(21,
    21A)上の横長孔(24)と連通されることを特徴と
    すストライプ状フイルムコーテイング用ノズル組立体。
  8. 【請求項8】 液体吐出用ガン上のノズル組立体取付用
    頸軸(43)は円柱状とし、該軸(13)上にはスライ
    デイングブロック(44)が滑合され、該ブロック(4
    4)の面外側の平行面上には同一構造のエアノズル取付
    体(30,30A)の取り付けられた請求項7のストラ
    イプ状フイルムコーテイング用ノズル組立体。
  9. 【請求項9】 1対の傾斜板(21,21A)及び同シ
    ーリングシート(22,22A)、同ノスルプレート
    (23,23A)上のボルト孔が長円形(31,32,
    33)である請求項7のストライプ状フイルムコーテイ
    ング用ノズル組立体。
  10. 【請求項10】 液体吐出用ノズル取付け頸軸(53)
    上にスライデイングブロック(54)が取付けられ、該
    ブロックの両外側上にはそれぞれ2対の自在方向設定具
    (55a,55b;56a56b)が上記ノズルの中心
    軸線(CL)を中心としてそれぞれ対称的に取付けら
    れ、かつこれら自在方向設定具(55a,55b,56
    a,56b)上には、それぞれチューブ状エアノズル
    (59a,59b;60a,60b)が対向して取付け
    られることを特徴とするストライプ状フイルムコーテイ
    ング用ノズル組立体。
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